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[TOPリニューアル]平成27年度ver










■学連記録会

■法大記録会
11月22日(日)

■八王子LD・東海大記録会・平成国際大記録会
11月28日・29日

■日本体育大長距離・順天堂大記録会
12月5日6日

■国士舘大記録会
12月12日・13日



男子トラック長距離を楽しむための情報

【世界選手権標準】
   派遣設定記録  参加標準記録
1500m 3分32秒95    3分36秒20
5千  13分06秒63   13分23秒00
1万  27分31秒43   27分45秒00
3障  8分14秒86     8分28秒00

【日本選手権標準】
1500m A:3分48秒00    B:3分50秒00
5000m A:13分46秒00    B:13分55秒00
1万m   A:28分27秒00    B:28分48秒00
3障    A:8分50秒00      B:8分55秒00

【日本インカレ標準】
1500m A:3分49秒0    B:3分52秒0
5000m A:13分55秒0   B:14分05秒0
1万m  A:28分55秒0   B:29分25秒0
3障   A:8分55秒0     B:9分01秒0

【関東インカレ標準】
1部
1500m:A3分51秒5         B:3分55秒0
5000m:A14分12秒0     B:14分22秒0
1万m:A29分30秒0     B:29分50秒0
ハーフ:1万m30分15秒0
     20㎞63分00秒
     ハーフ66分00秒
3障:A9分08秒0       B:9分18秒0

2部
1500m:A3分55秒0    B:3分57秒0
5000m:A14分15秒0   B:14分35秒0
1万m:A29分30秒0    B:30分20秒0
ハーフ:1万m30分30秒0
    20㎞64分00秒
    ハーフ:67分00秒
3障:A9分18秒0      B:9分25秒0










箱根駅伝を中心とした男子長距離界を楽しむためのリンク集

日本陸連:http://www.jaaf.or.jp/

実業団チームリンク集
[東日本]
本戦2位コニカミノルタ 
http://www.konicaminolta.jp/athlete/
3位日清食品 http://sports.nissin.com/rikujo/
4位Honda http://www.honda.co.jp/sports/track.html
6位DeNA https://dena.com/running/
7位富士通 http://sports.jp.fujitsu.com/trackfield/
11位小森コーポレーション http://www.komori.co.jp/hp/athlete/
14位JR東日本 http://jreast-running.com/
15位SUBARU http://sports.fhi.co.jp/athletics/
16位ヤクルト http://www.yakult.co.jp/sports/rikujyo/
19位日立物流 http://www.hitachi-hb.co.jp/corpo/running/
21位プレス工業 http://www.presskogyo.co.jp/club/
28位八千代工業 http://www.yachiyo-athlete.jp/
34位南陽市役所 http://nansupo.ddo.jp/sys/ekiden/?p=1524
カネボウ http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/track-field/
警視庁
サンベルクス 
http://www.sunbelx.com/trackfield/
新電元工業 http://www.shindengen.co.jp/run/
コモディイイダ http://www.comodi-iida.co.jp/club/
JR日本郵政グループ東京
NDソフト
スズキ浜松AC http://www1.suzuki.co.jp/t_and_f/



[関西]
13位大塚製薬 
http://www.otsukakj.jp/1about/09sports/01truck/
20位SGホールディングスグループ http://www.sagawa-trackfield.jp/
25位住友電工 http://www.sei.co.jp/trackfield/
27位NTT西日本 https://www.ntt-west.co.jp/symbol/hp/rikujobu/
35位大阪ガス http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/sports_culture/trackfield/
山陽特殊製鋼 http://www.sanyo-steel.co.jp/rikujyo/
大阪府警









【日本学連】http://www.iuau.jp/
【関東学連】http://www.kgrr.org/

長距離を強化している関東の大学駅伝チーム全て
青山学院大学体育会陸上競技部(長距離ブロック)公式ホームページhttp://aogaku-tf.com/
駒澤大学 陸上競技部 公式HPhttp://www.geocities.jp/komazawa_tandf/
輝け鉄紺!トップページhttp://www.geocities.jp/toyogogo_tu/
明治大学体育会競走部公式ウェブサイトhttp://www.meiji-kyoso.com/
早稲田大学競走部http://www.waseda-ac.org/
東海大学陸上競技部中長距離競歩ブロックhttp://tokai-track-field.shn.u-tokai.ac.jp/
城西大学男子駅伝部http://blog.livedoor.jp/josai/
中央学院大学 | 駅伝部http://www.cgu.ac.jp/campuslife/ekiden/tabid/733/Default.aspx
山梨学院 陸上競技部 | 山梨学院カレッジスポーツ http://www.ygu.ac.jp/sports/track/
大東文化大学 陸上競技部 http://dbu-tf.com/ 

帝京大学 駅伝競走部 オフィシャルサイト http://ekiden.teikyouniv.jp/
順天堂大学陸上競技部 - iiwanet http://www.iiwanet.jp/j_trackfield/
日本大学駅伝オフィシャルホームページhttp://www.nichidai-sports.jp/nichidai-ekiden/
國學院大學陸上競技部 http://www.kokugakuin.com/
日本体育大学 駅伝応援サイト http://www.nittai.ac.jp/ekiden2014/index.html
拓大箱根駅伝いれこみページ - nifty http://homepage1.nifty.com/kenjo/
ジンダイエキデンサイト 神奈川大学 http://ekiden.kanagawa-u.ac.jp/
上武大学駅伝部ホームページ Ekiden Club of Jobu University http://www.geocities.jp/jobu_ekiden/
中央大学 駅伝応援サイト http://www.chuo-u.ac.jp/ekiden/index2_j.html
創価大学陸上競技部駅伝部公式サイト - アメーバブログ http://ameblo.jp/sokauniv-ekiden/

東京農業大学 農友会陸上競技部http://nodaiweb.university.jp/track-field/longdistance/boys/index.html
Karube BLOG法政大学陸上競技部http://skarube.blog46.fc2.com/
【駅伝部 トップページ】 Next TIU - TIU SPORTS ... - 東京国際大学 http://www.tiu.ac.jp/sports/ekiden/
平成国際大学陸上競技部 http://www2.hiu.ac.jp/~rikujo/
国士舘大学陸上競技部 https://sites.google.com/site/kokushikanrikuzyou/
麗澤大学陸上競技部 http://www.reidai-rikujoubu.info/
専修大学陸上競技部 http://www.senshu-ekiden.jp/
流通経済大学 陸上競技部 駅伝グループ http://www.rku-ekiden.com/
駿河台大学 駅伝部応援サイト|駿河台大学 http://www.surugadai.ac.jp/sports/marathon/
亜細亜大学陸上競技部オフィシャルサイトhttp://www2.asia-u.ac.jp/~ekiden/
筑波大学 陸上競技部 http://athletics.tsukubauniv.jp/
関東学院大学 陸上競技部 | KGU AthleticClub WebSite http://kgu-ac.com/
武蔵野学院大学陸上競技部 https://www.facebook.com/pages/武蔵野学院大学陸上競技部
東経大陸上部HP 
http://www.geocities.jp/toukei_rikujoubu/
松蔭大学駅伝部ブログ - アメーバブログ http://ameblo.jp/shoin-hakone/
東京情報大学 陸上競技部 http://www.edu.tuis.ac.jp/~rikujyo/
桜美林大学陸上競技部 https://www.facebook.com/obirinUniv.Athletics
明治学院大学 体育会陸上競技部 (長距離ブロック) http://mgtflong.web.fc2.com/
芝浦工業大学陸上競技部駅伝ブロック http://sittafekiden.wix.com/sittafekide








全日本出場校及び有力大学





[中四国学連] http://gold.jaic.org/icalcs




男子実業団駅伝サイト http://www.tbs.co.jp/newyearekiden/
箱根駅伝公式サイト http://www.hakone-ekiden.jp/
箱根駅伝 日テレサイト http://www.ntv.co.jp/hakone/index.html
全日本大学駅伝公式サイト http://daigaku-ekiden.com/
全日本大学駅伝 テレ朝サイト http://www.tv-asahi.co.jp/ekiden/
NHKロードレースオンライン http://www1.nhk.or.jp/rr/











箱根駅伝ファンへ~主要大会日程
5月14日~17日関東インカレ
6月21日全日本大学駅伝予選会
9月11日~13日全日本インカレ
10月体育の日出雲駅伝
10月17日箱根駅伝予選会
11月1日全日本大学駅伝
1月2日3日箱根駅伝
1月中旬都道府県対抗駅伝
3月第一日曜日?日本学生ハーフ


箱根駅伝ファンへ~主要記録会日程
日本体育大学長距離競技会 http://www.nittai-ld.com/index.php
平成国際大学長距離競技会 速報ページ http://hiukirokukai.web.fc2.com/
国士舘大学競技会 https://sites.google.com/site/kokushikanrikuzyou/kyougikai
世田谷記録会 http://www.se-sports.or.jp/taikai/
東海大長距離競技会 http://tokai-track-field.shn.u-tokai.ac.jp/access.html

記録会日程
4月
4日世田谷記録会 4日5日国士大記録会
11日平成国際大記録会 25日26日日体大記録会 29日平成国際大記録会
※他、大学対抗や、金栗杯・兵庫リレーカーニバルなどあり

5月
2日3日国士大記録会 6日法政大記録会 6日東海大記録会
23日24日日本体育大記録会 30日世田谷記録会 30日平成国際大記録会
31日東海大記録会

6月
6日7日日体大記録会 6日7日国士大記録会 
21日東海大記録会

7月
4日世田谷記録会 4日5日国士大記録会 11日12日東海大記録会
25日26日国士大記録会 
※6月下旬から7月上旬にかけてホクレンもある

9月
26日27日日体大記録会

10月
3日世田谷記録会 3日4日国士大記録会 11日東海大記録会
24日平成国際大記録会 31日国士大記録会

11月
1日国士大記録会 14日15日日体大記録会 21日学連挑戦会
29日平成国際大記録会 29日東海大記録会
※上尾ハーフや高島平20㎞など長距離ロードもあり

12月
5日6日日体大記録会 12日13日国士大記録会

※1月から3月上旬に地方駅伝やロードレースあり

3月
26日27日国士大記録会
27日東海大記録会









【新チーム始動特集】H27年度ハーフ上位10人平均ランキング




最後にハーフです。前回から卒業生を抜き、そのうえで学生ハーフの記録を反映するという
変則的なものとなっています。
 
 

ハーフ上位10人平均ランキング

順位大学名(順位変動)平均タイム【1番手~10番手のタイム】
1番の選手・・・10番目の選手
※20㎞のハーフ換算を含む
※順位、タイム変動は前回より(卒業生抜いて、学生ハーフの記録更新)
61分以内、61分前半、61分後半62分前半、後半、63分前半、後半、64分前半、後半、65分前半、後半、66分、 67分以降

1位青学(4↑)62分36秒9【6121-6337
神野4★、小椋4★、一色3★、下田2★、田村2★、久保田4、渡辺心4★、秋山3、渡辺利4★、安藤3★
38.4秒更新

2位早大(→)62分53秒9【6202-6357
高田4、中村4、井戸3、三浦4★、佐藤3、安井2★、柳4、平3、武田3★、光延2★
10.5秒ダウン

3位駒大(2↓)63分09秒9【6212-6430
工藤2★、其田4★、馬場4★、大塚3、西山3、高本2、二岡4、井上4、紺野2★、吉澤3★
42.7秒ダウン

4位東洋(1↓)63分10秒3【6231-6337
服部3、高橋4★、櫻岡3、上村4★、寺内3、小早川2、渡邊4、橋本3★、長谷川4、服部4
1.5秒更新

5位山学(1↓)63分11秒7【6108-6412
オム4、佐藤3★、谷原4★、前田拓3市谷2★、田代4、上村3★、河村2、伊藤3★、磯野4
3.2秒更新

6位東海(2↑)63分17秒1【6216-6347
白吉4★、高木4★、宮上3、林3★、廣田3・安藤3、石橋3、川端2、土屋3・春日2★
8.8秒更新

7位明大(1↓)63分20秒6【6137-6423
横手4★、牟田4★、木村4★小川4、末次2★、藪下3★、江頭3、齋田4、吉田3、江頭4
0.4秒ダウン

8位日体(1↓)63分25秒1【6209-6420】※箱根予選出場最上位
山中4、奥野4★勝亦4小泉4、富安2★、山本3★、坂本3、小野木3、小松3★、柿本2
3.2秒ダウン

9位帝京(1↑)63分39秒7【6213-6438
高橋裕4★、内田3★、堤4★、阿南4、竹本4、加藤3★、樋口4、畔上1★、瀬戸口3・山崎4★
1.0秒更新

10位中大(1↓)63分47秒7【6252-6425
町澤3★、徳永4★、藤井4、市田3、松原4、三宅4★、鈴木3、相馬3、谷3、渥美3
7.6秒更新
 箱根優勝した青学大が凄まじく更新していますね。神野選手が丸亀ハーフで学生歴代4位の61分21秒を筆頭に。小椋・一色選手、更に下田・田村選手としった新2年までが62分前半。クロカンに出た久保田選手ももっと出るでしょうし、凄まじい総合力になっていますね。どうなることやら…。
 続く2位に早大がランクイン。勢いの戻ってきた高田選手を初め、62分台~63分前半の選手の数は9人に増えて総合力は上がったでしょうか。まさかの工藤選手トップとなった駒大が3位。ただエースの中谷選手が最近走っていないですかね。東洋も服部勇選手があまりいい時にハーフ走っていないので、もっとタイムとしては伸びる筈です。こうみると、2位候補にあげたい山学大と東海大は少し下がるのかな。期待の若手はいますので彼らの伸びは大きな鍵になるか、
 次に明大と日体。この両校意外と高いですね。明大は横手・木村選手のエース以外に強さが身に付くか。日体は山中選手の復活と3番手以降の強さ次第で順位の振れ幅は大きそうですが…。やや差が開いて、ハーフの距離はやはり強い帝京大と中央大、共に学生ハーフで62分台が複数出たのが決めてですかね。


11位國學(1↑)63分55秒3【6226-6421
蜂須賀3★、稲毛3★、廣川4、磯部2★、吾妻3、畑中2、曽我部3、高橋4、渡辺2、細森3
8.8秒ダウン

12位中学(1↑)64分02秒4【6247-6446
大森2★、塩谷4、潰滝4、海老澤剛3海老澤太3★、山本4、新井2★、渡辺3、久保田3、小川4
14.1秒ダウン

13位神大(2↓)64分09秒0【6238-6507
西山4、我那覇4、鈴木健2、東3、朝倉3★、大川2、石橋3、大野2、渡辺4、永信4
24.4秒ダウン

14位城西(2↑)64分11秒4【6223-6506
菊地3★、松村3★、西岡4★、舟生4★、山本4★、菅2、佐藤3★、酒井2★、河名4、廣瀬3★
13.7秒ダウン

15位農大(→)64分16秒2【6214-6513】※前回箱根不出場最上位
戸田4★、折居2★、畠山3★、遠藤4、西村3★、木山3、高橋2★、大橋4、大澤4★、茂木2★
19秒ダウン

16位順大(3↑)64分16秒8【6319-6514
田中4、森3★、聞谷3、栃木2★、稲田4、松枝4、作田3、花澤2、山下3★、甲斐大3★
11.7秒ダウン

17位拓大(3↑)64分24秒1【6314-6513
金森4、栩山4、宇田3、東島4、日下4、平尾4★、新井3★、苅田2★、白石4★、大中3
18.4秒更新

18位上武(1↓)64分27秒7【6326-6528
坂本2★、山岸3、志塚3、田林4、森田3、河崎3、石黒4、上田3、池崎4、三好4
26.7秒ダウン

19位法大(5↓)64分29秒4【6337-6501】※箱根予選通過ボーダー
足羽3★、細川2★、中村4★、佐藤4、藤井孝4、坂田3、木村3、田辺3、有井4、城越3
36.8秒ダウン

20位日大(2↓)64分36秒3【6111-6543
キトニー4、石川2★、荻野4、木津4★新関2、荒川4、上野3、町井宏2★、畔柳3、原4
33.8秒ダウン
 國學院は全体的に高いような感じですかね。中央学院はまさかの大森選手の62分台で上の方に。また、厳しい戦力と言われた城西大が菊地・松村選手を初め選手の成長で意外と頑張ってます。順大と拓大も順位としては浮上ですかね。他、前回不出場では農大がトップ。頑張って更新してきました。すぐ復活と行きたい。ボーダー前後のうち、上武は集団走がある、法大が際どい位置、日大は今の戦力では通過できないと出ていますが、果たして?

21位東国(4↑)64分41秒4【6244-6527
スタンレイ2、小針4、照井3★、貝崎3★、関4、安藤4★、濱登2、湊4★、鈴木大3、新田2
7.9秒更新

22位専大(1↑)64分44秒1【6313-6544
丸山3★、濱野3、上手4★、渡辺3★、加藤4★、阿部4★、風岡2★、坂本3、吉田2★、松井3
16.5秒ダウン

23位国士(1↑)64分49秒4【6315-6539
堀合4★、武藤4、山田4★、石井2★、中村4★、本多2★、餅崎3★、井筒2、谷村2★、八巻2★・辻田2★
7秒ダウン

24位創価(2↓)64分50秒6【6241-6634
山口4、後沢4、セルナルド3、蟹沢2、大山2、彦坂3、山本4、新村4、前原4、大川4
23.3秒ダウン

25位大東(4↓)64分59秒6【6336-6551】※箱根シード校最下位
原2★、森橋4★、大隅4、山本2★、北村2林2★、渡辺2★、立花4、鴇沢3★、石橋3
51.7秒ダウン

26位亜大(→)65分15秒7【6359-6623
佐久間4、工藤3★、丸尾4★、石井4★、渡邊4、加藤2、田村3★、吉田3、大槻4★、今関2
1.3秒ダウン

27位平国(→)65分18秒3【6401-6707
柴田3、佐藤4★、坂野3、粕谷4、増田2★、田嶋4、村本2★、工藤3、東山2、今井2★
0.2秒更新

28位流経(1↑)65分48秒7【6441-6654
酒井4、富田4★、山本3、古屋4★、出田2、千葉4、大澤4、谷野2、會澤4、斉藤4
19.4秒ダウン

29位駿河(2↑)66分37秒8【6429-6752
松枝4、田中4★、岩嵜2、青木3★、古原4、平賀3、山重3★、藤岡2、河口2、鈴木2
8.1秒ダウン

30位東経(→)66分57秒7【6518-6904
吉村4、井上4、櫻井4、松浦2★、大蒲4、星4、中村4、下澤3、山田4★、早房4
46.7秒ダウン
 初出場を狙う東京国際はハーフでは現在は圏外。もう少し底上げがないとというところ。専大と国士大は自己ベストが久々に出始めましたが、総合力はまだまだ。創価大の連続出場も簡単な道のりではない感じですか。
 驚くのが箱根シード校で最下位の大東大が25位、やっと65分切った所。大隅選手らが中心ですが主力~10番手の選手全体的にまだまだと出ていますがこの1年でどのような戦力になっていくのか?他、27位の平成国際大までが現状出場候補でしょうか。

【緊急】亜細亜大の長距離監督に佐藤信之氏!!
 びっくりしました。10年前の優勝しながら、現在通過ボーダーにかからない戦力に低下した亜大に大物監督がやってきました。中央大時代に4年連続箱根出走(1区2位、2区3位、9区10位、10区1位)し活躍、旭化成ではNY駅伝のゴールテープを切り、1999年世界陸上マラソンで銅メダルを獲得、シドニー五輪にも出場した経歴を持つ佐藤信之氏が就任されました。最近ではトヨタ紡織の監督をされ、故郷に戻られたばかりだったので非常に驚きました。

 実績もあるし指導歴もあるので、申し分のない方が来られたのですが、懸念材料もあります。失礼ながら、亜大の今のいる選手達と佐藤監督の御本人実績や指導した選手の実績が違い過ぎるのではないかと…。コーチがうまく橋渡ししてくれればと思います。僅か10年前の優勝校が出場にも苦しんでいる現状の打破できるのか注目です。


以上、ハーフ67分以内チーム詳細
以下、10人以上出走確認チーム
※66分59秒以内最大3名、もしくは67分台最大1人の選手を記載

31位(3↓)麗澤67分09秒8(村瀬4、中尾4、石渡3★)
32位(→)筑波67分14秒9(勝谷2★、吉成3★、津田3、)
33位(3↑)東情67分22秒2(四方4★、岡田4★、国吉4★)
34位(→)関学67分30秒6(古川4、郡司3、中段4)
35位(2↑)日薬67分52秒7(高橋2★、桜庭2、中才2)
36位(3↓)武学68分20秒8(林3、帆波4、細田3)
37位(2↑)芝工69分17秒0(山口4)
38位(7↑)桜美69分32秒2(モタンヤ2、小高2)
39位(1↑)国武69分58秒8(須賀貴4)
40位(2↑)慶大70分02秒6(横松4)

41位立大70分15秒4(大西3)
42位東大70分17秒2(渥美4)
43位松蔭70分26秒9
44位埼大71分11秒95(山田3)
45位明学71分14秒5(宮岡3)
46位学習71分59秒2(杉原4)
47位高経73分00秒9
48位千葉73分27秒1
49位一橋73分30秒9(菊地4)
50位理科73分38秒4
51位東工74分00秒4(松井3)
52位防衛75分09秒2
53位農工76分00秒8
54位上智77分44秒0
 67分台平均の所に、日本薬科大や東京情報大が初めてランクインしましたね。共に学生ハーフでいい結果が出ています。桜美林大も大きく順位アップしましたね。強化校では松蔭大が急落しました。下級生が多いのでまたカムバックしてほしいですね。

【緊急】国立・筑波大が弘山勉氏をコーチに、更なる強化へ
 第1回大会に優勝したのが東京高師(現・筑波大)。ただ今はチームとして出場は25年以上遠ざかり、最近アスリート推薦で良くなってきたものの予選20位以下が続いていました。そこで、女子マラソン五輪代表の弘山晴美さんの夫であり、筑波大出身である勉氏をコーチに招へいし、更なる強化を図る事になったとか。スポーツ推薦の制度上、私立に対して厳しい戦いを強いられていますが、尽力を注いで頂ければと思います。

【新チーム始動特集】H27年度1万上位10人平均ランキング



次に1万です。

 
 

1万上位10人平均ランキング

順位大学名(順位変動)平均タイム【1番手~10番手のタイム】(16番目のタイムと順位)
1番の選手・・・10番目の選手
・順位、タイム変動は前半戦終了版より
・入退部情報は10月31日で判明分
・()は高校から未更新
27分半、28分前半、中盤、後半、29分前半、中盤、後半、30分前半、中盤、後半、31位分台

1位青学(1↑)28分53秒4【282340-291292
一色3、小椋4、久保田4、神野4、秋山3、渡邊利4、渡邊心4、中村2、安藤3、下田2
8.1秒ダウン

2位山学(2↑)29分04秒5【280033-293945
エノック4、田代4、佐藤3、上村3、上田2、市谷2、伊藤3、前田拓4、(河村2)、谷原4
13.1秒ダウン

3位早大(2↑)29分08秒3【284850-294064】※全日本予選出場校トップ
柳4、高田4、中村4、井戸3、武田3、平3、光延2、佐藤2、藤原2、三井4
11.3秒ダウン

4位東海(3↑)29分09秒3【284434-293516
廣田3、白吉4、石橋3、川端2、冨田4、高木4、土屋3、春日2、荒井3、小林4
11.1秒ダウン

5位明大(2↓)29分12秒2【283873-294146
横手4、牟田4、木村4、山田4、(坂口1)、江頭4、江頭3、吉田3、皆浦2、小川4
24.3秒ダウン

6位東洋(→)29分15秒1【282243-293633
服部4、上村4、服部3、櫻岡3、山本3、口町3、橋本3、渡邊4、野村2、長谷川4
17.8秒ダウン


7位日体(3)29分15秒9【282603-293254
山中4、勝亦4、奥野4、小町2、吉田2、(三浦1)、(富安2)、坂本3、小野木3、小泉4
2.4秒ダウン

8位駒大(7)29分16秒0【283052-295484
中谷3、二岡4、西山3、馬場4、其田4、大塚3、宮下4、井上4、紺野2、小山4
33.4秒ダウン

9位國學(8)29分28秒3【285595-293935
蜂須賀3、吾妻4、稲毛3、廣川4、坂本4、鈴木3、中嶋3、池澤4、岡部4、磯部2
5.3秒ダウン

10位帝京(2↓)29分29秒7【291524-293979
高橋裕4、竹本4、君島4、堤4、阿南4、山中4、野村4、山崎4、渡邊2、瀬戸口3
17.7秒ダウン

  今年箱根優勝し、来年度もおそらく優勝本命視されるだろう青学大が1万でトップに立っています。唯一の28分台平均で2位以下も突き放しています。一色選手らを中心にこれから更に伸びるのではないかと予想します。そして、2位には劇的シードの山学大が上がっています。最も持ちタイム程の強さというともう少しでしょうが、どこまでいけるでしょうか。エノック選手らの復活が待たれます。
 3位には5千に続き早大。卒業生は少ないですかね、東海大もぐぐっと優勝戦線に浮上してきそうな気配が漂っています。意外なのは明大が5位。持ちタイム程…という選手もいますが、割と上位に踏みとどまっているのか。そして東洋と駒大がこのランキング上で6位8位なのは驚き。最も駒大は工藤選手等が走ればもっと上がるでしょうが…。巻き返しに期待。
 それから、両校に割って入るのは日体大。卒業生の影響は確かに少ないですが、ここまであがるものか。強さを身に付ければまた上位戦線に戻ってくるはず。やや差が開きますが、國學院が8つ順位をあげて9位に浮上。1万でトップ10に入ってきたのは初なのでは?蜂須賀選手ら中心に持ちタイムはあがってきている。帝京も5千に比べると意外と減少値が低い、共に粘り強い戦いができるかどうかだろうか。


11位中学(3↑)29分28秒4【283685-295158
潰滝4、塩谷4、海老澤剛3、蘆田3、村上3、山本4、清水3、小川4、高品4、李4
8.9秒ダウン

12位日大(3↓)29分33秒2【280279-301208
キトニー4、荻野4、石川3、高野2、金子4、荒川4、金森2、町井宏2、上野3、山崎2
20秒ダウン

13位東国(9↑)29分33秒7【283112-300336
スタンレイ2、関4、鈴木大3、照井3、荒井2、上村2、小針4、石井3、安藤4、濱登2
変動なし

14位順大(1↓)29分34秒0【290663-300923
田中4、松枝4、花澤2、稲田4、聞谷3、西澤3、(馬場1)、森4、栃木3、斎藤4
14.6秒ダウン

15位専大(4↓)29分36秒2【290519-295566】※全日本予選通過ボーダー
渡辺3、森4、丸山3、濱野3、上手4、加藤4、阿部4、楠岡3、迫田4、吉田2
10.8秒ダウン

16位農大(4↓)29分36秒4【285474-295412
戸田4、佐野4、木山3、茂木2、小澤4、大橋4、遠藤4、荒木3、茂木2、西村3
18.4秒ダウン

17位神大(1↓)29分39秒4【284608-300672
我那覇4、西山4、大塚2、(大野2)、中神3、大川2、鈴木祐2、永信4、南4、朝倉3
17.5秒ダウン

18位中大(→)29分40秒4【290602-295975
徳永4、藤井4、三宅4、鈴木3、町澤3、新垣3、松原4、相馬3、新城3、市田3
16.4秒ダウン

19位創価(4↑)29分42秒0【284692-302848
山口4、後沢4、大山2、蟹沢2、セルナルド3、前原4、彦坂3、山本4、新村4、江藤2
8.2秒ダウン

20位法大(→)29分43秒7【292227-295812
中村4、足羽3、藤井翔4、佐藤4、藤井孝4、田辺3、鹿嶋2、斎藤3、有井4、城越3
18.7秒ダウン
 僅差の中ですが、ランクアップしているのは中学大。潰滝・塩谷選手らが残って若手も上がり始めてますね。驚きは東京国際大で13位へ浮上。記録の出やすい大会でのラッシュですが、一つ自信にはなるか。なお、全日本予選では平均タイムで通過圏内です。創価大も割と卒業生は少なく、20番以内に入っています。
 下がった中では日大が下げ値としては最大か。3強とその次にやや差がある状態。専大と農大は順位の下げ幅は大きいですかね。農大は記録ラッシュで思ったより踏みとどまった印象も。神大と中大は5千に比べるとやや下がっている数値だ。


21位大東(6↓)29分45秒9【285202-300210
大隅4、北村3、原2、森橋4、下尾3、石橋3、前田2、中野3、清水4、林2
25.1秒ダウン

22位城西(11↓)29分48秒8【290356-300956
松村3★、(高橋3)、菊地3、室井4、山本4、高柳4、河名4、西岡4、佐藤3、舟生4
31.7秒ダウン

23位国士(2↓)29分53秒1【285526-302356
堀合4、武藤4、餅崎3、三田2、山田4、田中4、石井3、八巻2、井筒3、中村4
24.6秒ダウン

24位上武(→)29分54秒7【293005-301316
井上2、坂本2、三好4、森田3、志塚3、(田林4)、山岸4、石黒4、上田3、東4
23.6秒ダウン

25位亜大(→)30分00秒8【290964-303748
佐久間4、渡邊4、丸尾4、関口3、加藤2、矢後3、工藤3、吉田3、渡辺4、恋塚3
16.3秒ダウン

26位平国(1↑)30分06秒9【293797-303733】※全日本予選出場ボーダー付近
坂野3、粕谷4、柴田3、佐藤4、吉田2、田嶋4、佐々木3、東山3、工藤3、佐竹4
9.1秒ダウン

27位拓大(1↓)30分08秒8【292017-305154
金森4、栩山4、宇田3、東島4、新井2、日下4、横内4、白石4、(大中3)、(苅田2)
22.1秒ダウン

28位流経(→)30分28秒0【301527-304056
酒井4、山本3、出田2、(松本3)、古屋4、冨田4、松尾3、渡邉2、福留2、(斉藤4)
11.1秒ダウン

29位駿河(3↑)30分36秒3【293712-311370
松枝4、平賀3、河口2、古原4、鈴木2、寺嶋4、百鳥4、岩嵜2、親崎2、青木3
12.1秒ダウン

30位関学(→)30分39秒6【285614-312540
古川4、米2、渡邊3、中段4、廣瀬2、郡司3、永楽3、中村4、山岸3、國友4
16.6秒ダウン
 21番目に箱根シードの大東大。さすがに卒業生の穴は大きいが28分台が1人いるか。次の城西が箱根シード校最下位へ。30分台の選手も複数だ。最も、菊地選手など伸びている選手がいるのは朗報だ。国士大と上武大もややダウン。亜大が少し追いついた格好だ。平国大も頑張って浮上し、拓大を交わす健闘だ。その後はやや差が開きますかね。駿河台大が5千に引き続き、順位上昇しています。


31位東経(→)30分44秒7【300341-312800
吉村4、井上4、中村4、星4、早房4、安藤4、山城3、大蒲4、堀田3、桜井4
21秒ダウン

32位麗澤(3↓)30分51秒8【294508-315000
中尾4、村瀬4、高越4、菅野4、三郷4、太田4、青木3、今西4、広本4、木下2
33.9秒ダウン

以上、平均31分以内チーム詳細
以下、10名以上出走確認チーム
なお、31分以内最大3名紹介、いなければ31分20秒以内を1名紹介

33位筑波(1↑)31分00秒8(勝谷3、吉成4、河野2)
34位武学(1↓)31分13秒4(細田3、小柳4、林3)
35位日薬(1↑)31分26秒8(桜庭2、高橋2、中才2)
36位松蔭(1↓)31分49秒2(新堀2)
37位立大(→)31分52秒3(大西3、皆川3、内田4)
38位国武32分18秒2
39位慶大32分31秒1(横松4)
40位芝工32分33秒7
41位東大33分00秒6(渥美4)
42位千葉34分13秒6
 麗澤大がややダウンしましたが、今年から巻き返せるかどうか。31分台では筑波と日本薬科が大健闘かなと思います。



【来年全日本予選ボーダー争い】








東国29分30秒ほど
⑱亜大29分56秒0
⑲城西29分57秒5
⑳平国30分01秒6
ボーダー
㉑拓大30分23秒7
㉒駿河30分34秒5
㉓流経30分34秒6
㉔関学30分47秒4
㉕東経30分52秒6
㉖筑波30分57秒6
 平成26年度の在校生の記録上位8人の平均です。今の所、次点拓大が平国に対して22秒ビハインドである事が分かってます(とはいえ、例年出場する12月末松戸市記録会の様子が分からないのですが…)。全日本予選出場を考えるのか否か悩む所です。他、東京国際大の全日本予選初出場がほぼ決定的になっています。



【新チーム始動特集】H27年度5千上位10人平均ランキング





さて、いよいよ卒業生を抜いて、新入生を入れたランキングとなります


チーム別5千上位10人平均ランキング

順位大学名(順位変動)平均タイム【1番手~10番手のタイム】16番手のタイムと順位
1番の選手・・・10番目の選手
※()は高校から未更新
※入退部情報は3月24日で判明分
※順位、タイム変動はH26年度最終版より
13分20秒台、30秒台、40秒台、50秒台、14分0秒台、10秒台、20秒台、30秒台、40秒台、50秒台、15分台
 
1位駒大(→)13分59秒2【133808-140727
中谷3其田4、西山3、馬場4、(下1)、(高本2)、(小山4)、浅石3、(大塚3)、工藤2
6.7秒ダウン

2位青学(2↑)13分59秒8【135616-140423
小椋4、久保田4、(梶谷1)、(富田1)、一色3、渡邊4、秋山3、中村2、田村2、大越2
0.7秒ダウン

3位早大(→)14分00秒4【134578-140897
平3、柳4、光延2、武田3、井戸3、高田4、中村信4、三浦4、(藤原2)、(清水1)
4.8秒ダウン

4位明大(3↓)14分01秒5【134563-141217
横手4、牟田4、木村4、(坂口1) 、(近藤2)、渡邊2、山田4、吉田3、(田中1)、(小川4)
11.9秒ダウン

5位山学(→)14分03秒5【133154-141637
エノック4、(市谷2)、(上田2)、佐藤3、伊藤3、(上村3)、田代4、秦3、(矢ノ倉2)、(河村2)
3.9秒ダウン

6位東洋(→)14分06秒6【135333-141554
服部4、服部3渡邊4、(櫻岡3)、(竹下2)、口町3、寺内4、上村4、橋本3、(山本1)
5.1秒ダウン

7位東海(→)14分06秒9【135480-141512
川端2、(湊谷1)、冨田4、廣田3、白吉4、石橋3、(宮上4)、(春日2)、(畔柳3)、荒井3
3秒ダウン

8位順大(1↑)14分07秒9【134918-141893
松枝4、安西3、(花澤2)、(塩尻1)、(村島2)、聞谷3、森3、(江口1)、(吉田4)、(笠井1)
1.4秒ダウン

9位日体(1↓)14分08秒7【134619-141853
山中4、(勝亦4)、(三浦1)、(辻野2)、小松3、吉田2、坂本3、(林田1)、(室伏1)、大手3
3.0秒ダウン

10位中大(→)14分11秒5【135875-141961
徳永4、三宅4、(堀尾1)、町澤3小池3、(小谷4)、(吉田4)、鈴木3、藤井4、(竹内2)
4.6秒ダウン
 13分台に乗っているのが2チーム。中谷選手ら率いる箱根2位駒大と、小椋選手らの箱根1区青学大です。青学大は抜けた選手が少ない上に13分台2人の新入生がいるので、僅かなダウンでトップに肉薄。しかも久保田・一色・神野・新2年などまだ自己ベストに伸びしろがありそうな選手が多くいるので一気にトップに立ちそうな気配があります。
 続いて平選手筆頭に13分台4人の早大。なお、上3チームがチーム10番手が14分10秒以内。戦力ダウン著しいと思われる明大が5千では横手・牟田選手に新人坂口選手で4位につけています。山学大、東洋大、東海大は順位変動なく少しずつダウン。ダウン幅は東洋大がやや大きいか。松枝選手と塩尻選手が入る順大が8位になり、予選校最高位へ。予選に回った日体・中大もまずまずの戦力ではある。


11位神大(7↑)14分12秒9【135774-142231
西山4、(山藤1)、我那覇4、(永信4)、鈴木2、浅利2、(大川2)、(大野2)、松浦3、(多和田1)
1.7秒更新

12位日大(1↓)14分13秒8【133362-142890
キトニー4、(石川3)、荻野4、(加藤1)、原4、清水目3、(稲住3)、(野田1)、金森2、(安本3)
5.4秒ダウン

13位城西(1↓)14分15秒5【140195-142751
高橋3、(松村3)、(長沼1)、山本4、(中島1)、(室井4)、平塚4、佐藤3、菅2、高柳4
5.5秒ダウン

14位国士(3↑)14分16秒9【140302-143100
武藤4、石井3、堀合4、餅崎3、(菅原3)、三田2、(住吉1)、本田2、(戸澤1)、中村4
3.2秒ダウン

15位中学(4↑)14分18秒0【135196-142453
潰滝4、塩谷4、(村上3)、(森田1)、(高品4)、(吉岡3)、(海老澤剛3)、雲類鷲3、(細谷2)、李4
3.4秒ダウン

16位農大(2↓)14分18秒7【134372-142751
戸田4、小澤4、(小山1)、佐野4、(滋野1)、大澤4、畠山3、折居3、帯津3、(瀬戸口1)
7.5秒ダウン

17位大東(1↓)14分19秒0【140781-142437
前田2★、(石田4)、(新井1)、(谷川1)、(大久保1)、大隅4、下尾3、(須田2)、(原2)、北村3
5.2秒ダウン

18位國學(2↑)14分19秒0【141231-142503
吾妻4、廣川4、(向2)、鈴木3、中瀬4、畑中3、稲毛3、(内田2)、松本3、(軸屋2)
3.9秒ダウン

19位法大(3)14分20秒5【140107-142483
樋上4、中村4、(佐藤4)、(矢嶋1)、(福田1)、足羽3、(坂東1)、(藤井孝4)、(園田2)、(齋藤3)
7.4秒ダウン

20位専大(2↑)14分21秒5【141359-142891
森4、渡辺3、上手4、(風岡2)、小澤3、丸山3、(秋山3)、加藤4、濱野3、(島田1)
3.0秒ダウン


 箱根予選トップ通過の神大がが5千一気に順位だっぷ。抜けが少ないのと西山選手と新人山藤選手が大きいだろうか。キトニー選手率いる日大と城西大の次、14位に予選落ち校最高位に国士大がランクイン。年末の国士大記録会で在校生と新入生が更新した事が大きいか。潰滝選手と森田選手が入る中学大が大きく順位アップ。卒業生に主力が多かった農大と大東大がダウン。大東大はシード校では最下位。5千似たタイムが多い國學・専大と、卒業生がほぼゼロで箱根未登場の東国大が18位~20位に浮上してきている


21位東国(3↑)14分22秒1【135088-142980
スタンレイ2、関4、山中2、小針4、荒井2、(安藤4)、(新田2)、鈴木2、鈴木3、濱登2
変動なし

22位帝京(9↓)14分24秒1【141151-143050
高橋裕4、瀬戸口3、(阿南4)、(渡辺2)、(竹下1)、堤4、竹本4、高屋敷3、山中4、内田3
14.1秒ダウン

23位上武(2↓)14分24秒1【141314-143456
三好4、坂本2、井上2、東4、河崎3、田林4、山岸4、(上田3)、志塚3、(池崎4)
7.9秒ダウン

24位創価(1↓)14分24秒8【135861-143669
大山2、山口4、小嶋4、(蟹沢2)、後沢4、セルナルド3、前原4、彦坂3、長嶋4、(石嵜1)
4.4秒ダウン

25位拓大(→)14分28秒6【140129-143845
金森4、(馬場1)、(東島4)、宇田3、新井3、栩山4、日下4、(脇本2)、(戸部1)、(米倉1)
2.2秒ダウン

26位平国(1↑)14分30秒6【141149-143763
柴田3、粕谷4、坂野3、佐藤4、(小美濃1)、工藤3、(中川3)、田嶋4、(下山4)、吉田2
1秒ダウン

27位亜大(1↓)14分32秒3【142286-143941
関口3、(加藤2)、(梅本1)、佐久間4、渡辺晋4、工藤3、(西村1)、丸尾4、(古川1)、矢後3
3.6秒ダウン

28位駿河(1↑)14分37秒9【141416-145393
松枝4、平賀3、越智3、(河口2)、古原4、(高橋1)、(藤岡2)、岩嵜2、百鳥4、(弥久保1)
1.8秒ダウン

29位流経(1↓)14分38秒1【142270-144385
冨田4、福留2(松本3)、(藤崎1)、古屋4、山本3、渡邉2、松尾3、出田2、酒井4
3.9秒ダウン

30位筑波(→)14分40秒1【142064-145734
森田2、津田4、(吉成4)、勝谷3、西浦4、(河野2)、竹内4、(田内3)、(小林1)、(才記3)
3.7秒ダウン
 21位法大は西池選手がいなくなったため(樋上選手も一応抜いておいた)避けられないダウン。びっくりしたのが帝京大が順位は13位→22位、14秒と壮絶なダウン。それだけ5千のタイムが伸びた卒業生が多かったのだろうか。上武もやや仕方ない面があるか。創価と拓大を挟んで、前回予選14位の平国大が26位に浮上。駿河もスカウトがまずまずと言える感じだ。


31位麗澤(→)14分42秒0【142818-145017
村瀬4、(西澤1)、中尾4、三郷4、藤村2、(坂詰1)、(高越4)、石渡3、(村瀬1)、(今西4)
5.1秒ダウン

32位関学(1↑)14分43秒3【140694-145364
古川4、渡邉3、米2、中段4、柿田2(安西2)、中村4、(河本1)、永楽3、(矢野2)
2.8秒ダウン

33位東経(1↓)14分46秒9【142359-145865
井上4、吉村4、大蒲4、堀田3、星4、中村4、池田3、山城3、田中2、加藤4
8.1秒ダウン

34位桜美(5↑)14分58秒5【134778-153292
ラザラス2、(田部1)、小高2、(南裕2)、(平野1)、森山2、石川2、星2、南拓2、高橋2
9.8秒アップ

35位武学(1↓)14分59秒1【142938-153058
細田3、林3、小柳3、帆波4、鈴木3、清水4、熊谷3、堀口4、矢崎2、大川4
15.8秒ダウン

36位日薬(→)14分59秒9【142903-152524
桜庭2、中才2、駒山2、高橋2、(長谷地2)、谷3、田中3、小笠原3、加藤3、安藤2
変動なし

以上、15分以内チーム詳細
以下、10人以上出走確認チーム
※入退部情報はほとんどよくわかっていません※明学・立大・東大・理科大のおそらく、という選手くらい
※◎マークは箱根予選出場決定校、(数 は予選標準切残り人数※入退部情報不明により、不正確も
※個人15分以内最大3名紹介、いない場合は15分10秒以内1名紹介
37位(2↓)松蔭15分00秒4◎(坂田4、福島2、(中山2)) 38位(→)東情15分03秒7◎(岡田4、国吉4、新井4)
39位(2↓)立大15分07秒3◎(内田4、黒崎4、大西3) 40位(2↑)明学15分09秒5◎((大谷1)、大安2、今藤2)

41位(→)芝工15分17秒3◎(中根4、山口4、中根3) 42位(1↓)国武15分22秒1◎(小林4、須賀貴4)
43位(2↑)慶大15分23秒7◎(下川2) 44位(2↑)東大15分27秒3◎(近藤1、渥美4)

45位学習15分31秒7◎(杉原4) 46位千葉15分32秒9◎ 47位埼玉15分35秒2◎(山田3、田中4)
48位首都15分36秒7①(湊3) 49位東大院15分43秒②(3(張D3) 50位東工15分43秒9◎(松井4)

51位一橋15分46秒0◎(菊地4) 52位理科15分47秒6◎(山田1) 53位茨城15分50秒4②(小野2)
54位高経15分50秒8◎(今村2) 55位学芸15分55秒1②(柘植4) 56位農工16分01秒7③

57位上智16分04秒8③ 58位群馬16分10秒1⑤ 59位防衛16分12秒2④ 60位北里16分18秒8⑦
61位文教16分21秒2④(青木3) 62位都市16分21秒2⑥((佐野2)) 63位電機16分46秒2⑧
 麗澤大は卒業生も多いが、新入生も久々に取れた(河合さんのおかげ??)、関学大が浮上、東経大が大幅ダウン。桜美林大は14分35秒を持つ田部選手が加入が判明し大幅にアップ。10人記載する15分以内に初登場となっている。
 下位では、明学大に14分25秒の大谷選手、東大に14分24秒の近藤選手の加入が判明し、注目が集まりそうだ。

桜美林大陸上部Facebookにて取り上げて頂きました。ありがとうございます!

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[ラスト]2015年度シーズンへ向けて~山梨学院大学




ラストです
山 梨 学 院 大 学
エース故障で玉突きで変わった1区は最下位 2区でも最下位 でもそこから追い上げてシード権へ

卒業生

※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
井上大仁28分19秒28≪4年:箱3区3位、全4区3位、予5位、3年:箱5区出走、全2区1位、予5位、2年:箱3区7位、全1区2位、1年:箱1区10位≫
阿部竜巳28分54秒94≪4年:箱9区14位、全7区5位、予21位、3年:箱9区出走、全7区5位、2年:箱7区13位、全4区8位、出5区7位≫
兼子侑大29分11秒74≪4年:箱10区3位、全6区8位、予37位、3年:箱3区出走、全4区5位、予59位≫
福沢潤一29分43秒35≪2年:箱10区5位≫桃沢大祐29分53秒18≪4年:箱6区5位、予148位、3年:箱6区出走、2年:箱6区18位≫
有泉潤29分59秒02≪3年:予101位≫
 印象深い世代でしたね。やはり何といっても山学大史上最強の日本人ランナーではないかと言われる井上選手。1年時に1区抜擢。当時の走力ではきついのではと思われましたが、区間10位の粘走。そこからトラックでもロードでもメキメキと力をつけてきて、押しも押されぬエースランナーに。3年時には全日本2区で区間賞を獲得しています。これだけ強くなったのは豊富な練習量でも故障をしない身体だったことが大きいそう。主将として迎えた最後の箱根はエース欠場でまさかの最下位で襷を受け取ります。そこから3区62分台の好走で順位を引き上げ、笑顔で後輩へ襷リレー。悪い流れを絶ち切ったチームは最後まで追い上げ続け、シード権を獲得しました。厳しい上田監督が思わず「ありがとう」と声をかける程の頼れる選手でした。

 他にも学年が上がるごとに台頭する選手が出てきましたね。2年時から台頭したのは阿部選手。出雲と全日本で区間一桁デビュー、3年時の箱根は参考記録ながら9区4位相当の素晴らしい走りを見せました。今年度は春故障しましたが秋に復活し予選で奮闘。2年連続出走の9区ではやや調子落としたものの、粘ってアンカーにシード権の望みを託すリレーをしました。兼子選手は駅伝デビューの3年時全日本4区が印象的でしたね。格上と思われた選手に食らいつく走りで急上昇しました。箱根は2区選手の棄権直後でしたが、しっかり力を出し切る走りでした。そして最後の箱根はシード権の命運を託されるアンカー。調子は良くないシーズンですが、冷静に自分の力を出し切る走りで11位から9位に順位浮上。阿部・兼子選手が残っていたのが良かったですね。

 桃澤選手もよく印象に残っています。2年時、全く名前を知らなかった中、驚きの出走。適性がどのくらいかと思ったのですが区間18位のブレーキ。最終的に50秒差でシード権を落とす主要因となってしまいました。しかし、その2年後はその時より3分以上良い見違える走りを見せシード権を大きく手繰り寄せました。他、福沢選手は2年時にアンカー担当。懸命に10位の大学の背中を追いました。センスあっただけに、その後故障などでほとんど試合にも出れなかったのが勿体なかった。有泉選手は箱根予選に一度登場しています。


現役選手

【1万チームトップ10】
エノック オムワンバ④28分15秒80≪3年:全8区2位、予2位、2年:箱2区棄権、全8区2位、予1位、1年:箱2区2位、全2区1位、出6区1位≫
田代一馬④28分38秒81≪3年:箱1区20位、2年:箱1区16位、予49位、1年:全5区14位≫
佐藤孝哉③28分46秒02≪2年:箱2区18位、予25位、1年:全1区11位、予50位≫
上村純也③28分59秒28≪2年:箱4区12位、予87位、1年:箱4区出走、全3区13位≫
上田健太②29分03秒75
市谷龍太郎②29分15秒14≪1年:箱7区12位、全2区12位≫
伊藤淑記③29分24秒42≪2年:予142位、1年:全5区11位、予83位≫
前田拓哉④29分28秒90≪3年:箱5区12位、予154位、2年:全8区出走、予105位、1年:箱8区13位≫
河村知樹②29分30秒12
谷原先嘉④29分39秒45≪3年:箱8区4位、全3区11位、予38位≫

1万平均:2位29分04秒5
【その他】
前田直人④29分47秒63≪2年:予119位≫
熊代拓也③29分51秒42
蔵田秀純④29分54秒02
小山祐平③29分57秒18
山本新④30分05秒50≪3年:予203位、2年:予156位≫
新野元哉④30分09秒63
秦将吾③
【新入生】
久保和馬14分22秒39≪都4区4位、高3区17位≫
稲垣竜弥14分24秒40≪高2区13位≫
藤田義貴14分30秒06
関 大樹14分30秒98
山口純平14分34秒56≪高4区34位≫
出木場風吹14分36秒31
永戸 聖14分41秒45≪都4区11位≫
【今から考える区間オーダー】
佐藤-エノック-市谷-上村-上田
秦-田代-前田-谷原-河村
 さて、山学大も優勝戦線についに浮上してくるんじゃないかと思ってるんですよね。とはいえ、まずは前提としてエノック選手がしっかり戻ってきている事ですかね。棄権以降、少しロードを怖がっているようですけど、2年時は予兆もあったことから、脚のケアがしっかりできていれば大丈夫なのかなと思ってます。2年全日本時の大幅ストライドを見たい所です。

 在校生はまずは新3年以下が中心ですかね。佐藤選手もそろそろ伸びてきていいかなと思いますし、上村選手も少しずつ距離対応して、伊藤選手も少しずつ復調しています。また、上田・市谷・河村選手も入学1年経って慣れてきたでしょうし、主力となるステップのトラックシーズンを送ってくれればと思います。最近のハーフでは熊代選手も状態がいいですね。

 また谷間と言われた新4年は谷原・前田拓選手が力をつけてきましたね。谷原選手は箱根では素晴らしい追い上げでしたね。主将としてこれからも引っ張っていければと思います。他にもスピードのある田代選手やロードに定評のある磯野・蔵田選手らがメンバー争い絡んでくれれば盛り上がりますね。新1年はじっくりかなと思います。まずは、今の主力から中堅が強くなっていけばと。そうなれば面白い駅伝シーズンになると感じます。

【10区】第91回箱根駅伝を振り返る



最後に10区

【蒲田5.9㎞】
2位安藤(青学)17分28秒①
7位黒川(駒大)17分44秒②10:12(3分00秒3)
4位淀川(東洋)17分33秒③11:34
6位江頭(明大)17分38秒③11:34
14位田口(早大)17分52秒⑤12:19
8位土屋(東海)17分45秒⑥16:18
12位兼子(山学)17分51秒⑪21:33[7]16:38
2位寺田(城西)17分28秒⑧18:50[8]17:39
9位聞谷(順大)17分46秒⑫23:19[9]17:59
19位多田(中大)18分16秒⑨19:26[10]17:59(3分05秒8)
4位堤(帝京)17分33秒⑬23:44[11]18:24
10位久保田(中学)17分47秒⑦18:24[11]18:24
1位湯川(國學)17分26秒⑱28:06[13]19:16(2分57秒3)
11位植木(大東)17分49秒⑩20:39[13]19:16
15位富安(日体)17分57秒⑮27:06[13]19:16(3分02秒5)
12位河崎(上武)17分51秒⑯27:27[16]19:30
16位大門(日大)18分00秒⑭24:27[17]20:32
OP佐久間(亜大)18分00秒(20)29:25[17]20:32
17位中神(神大)18分00秒⑲28:22[17]20:32
17位櫻井(拓大)18分00秒⑰27:42[17]20:32

20位沼口(創価)18分22秒⑳35:40[21]20:54
 青学・安藤選手が順調に通過。2位駒大・黒川選手とは10分以上の差となった。その後ろはまだ争いが続き、明大・江頭選手に東洋・淀川選手が追いついていた。5位早大・田口選手はスローな入りで少し離れて行った。

 ところで、この定点を一番早く通過していったのは意外な選手で國學・湯川選手。シード権争いの為に調子のよい選手を残しておいたそうで、9区に続く好調。ようやくひとつ総合順位をあげたが果たしてどこまでいけるか。見た目的には上武・河崎選手を交して、日体・富安選手とシード権争いで逃げる立場の大東・植木選手を引き連れている。見た目は7番で総合11位の山学・兼子選手は今は単独走。後の述懐では正直厳しいと思っていた、とにかく自分の個人記録に徹する、という事でここでは抑えている。

 他、総合9位城西・寺田選手がチャージをかけて順大・聞谷選手を付き離して、中大・多田選手を抜き去り総合8位へ。総合13位の帝京・堤選手も中学・久保田選手を追い抜いている。多田選手は脚を痛めたのが5㎞地点と言う事でこの地点ではまだ大きな影響は出ていない。


【新八ツ山橋13.5㎞-5.9㎞=7.6㎞】
4位安藤(青学)22分39秒①
7位黒川(駒大)22分44秒②10:17
2位淀川(東洋)22分28秒③11:23
7位江頭(明大)22分44秒④11:39
3位田口(早大)22分35秒⑤12:15
6位兼子(山学)22分42秒⑩21:36[6]16:41
15位土屋(東海)23分02秒⑥16:41[6]16:41
1位寺田(城西)22分27秒⑦18:38[8]17:27(2分57秒2)
5位堤(帝京)22分40秒⑫23:45[9]18:25(2分58秒9)
16位聞谷(順大)23分05秒⑫23:45[9]18:25
17位久保田(中学)23分29秒⑧19:14[11]19:14(3分05秒4)

9位湯川(國學)22分49秒⑰28:16[12]19:26
9位富安(日体)22分49秒⑮27:16[12]19:26
11位植木(大東)22分58秒⑨20:58[14]19:35(3分01秒3)
18位河崎(上武)23分47秒⑱28:35[15]20:38(3分07秒8)
11位櫻井(拓大)22分58秒⑯28:01[16]20:51
OP佐久間(亜大)22分58秒(20)29:44[16]20:51
11位中神(神大)22分58秒⑲28:41[16]20:51
11位大門(日大)22分58秒⑭24:46[16]20:51
20位多田(中大)25分49秒⑪22:36[20]21:09(3分23秒8)
19位沼口(創価)24分25秒⑳37:26[21]22:40(3分12秒8)

 3位争いは淀川選手がダッシュをかけて制した。酒井監督の「駒大まで行くぞ」の鼓舞で更にペースアップ。その駒大までは1分強の差だ。5位田口選手はこの間は良く、また差を詰めている。このあたりはまだ分からない。なお、この間一番早く走ったのは城西・寺田選手、ここまでスローな中学・久保田選手を総合で交わして7位へ。予選9位からの逆襲シード権が現実味を帯びてきている。

 シード権争いは大きな動きを見せた。脚に異常をきたした中大・多田選手が急失速。植木選手らにも交わされても全く抵抗できずにズルズル後退。拓大・櫻井選手ら繰り上げ組にも後れを取り、見た目20番目で通過。総合も11位に下げ、一気にシード権外に去っていきそうだ。植木選手は、湯川選手らの集団から後れを取ったものの総合9位へ。東海・土屋選手に追いついた兼子選手は総合10位に浮上している。


【田町16.5㎞-新八ツ山橋13.5㎞=3.0㎞】
4位安藤(青学)9分39秒①
14位黒川(駒大)9分44秒②10:22
9位淀川(東洋)9分42秒③11:26
15位江頭(明大)9分46秒④11:46(3分15秒3)
9位田口(早大)9分42秒⑤12:18
1位兼子(山学)9分27秒⑩21:24[6]16:29(3分09秒0)
3位土屋(東海)9分36秒⑥16:38[7]16:38(3分12秒0)
2位寺田(城西)9分32秒⑦18:31[8]17:20
4位堤(帝京)9分39秒⑪23:45[9]18:25
4位聞谷(順大)9分39秒⑪23:45[9]18:25
13位久保田(中学)9分43秒⑧19:18[11]19:18
12位湯川(國學)9分43秒⑰28:20[12]19:30
9位植木(大東)9分42秒⑨21:01[13]19:38
16位富安(日体)9分53秒⑮27:30[14]19:40
OP佐久間(亜大)9分30秒(20)29:35[15]20:42
16位河崎(上武)9分53秒⑲28:49[16]20:52
7位櫻井(拓大)9分40秒⑯28:02[16]20:52
7位中神(神大)9分40秒⑱28:42[16]20:52

18位大門(日大)10分16秒⑭25:23[19]21:28(3分25秒3)
20位多田(中大)11分37秒⑬24:34[20]23:07(3分52秒3)
19位沼口(創価)10分42秒⑳38:29[21]23:43(3分34秒0)

 ここで、前半抑えていた兼子選手が一気にトップのタイムになってきた。粘る土屋選手を付き離して、見た目で6番の位置に浮上してきている。中大・多田選手がさらに後退し、総合11位には順大・聞谷選手と追いついた帝京・堤選手となっている。そういえば、この2校は往路は同タイムだったか。この間4番目と早いペースだが、兼子選手が上回っているために差は2分21秒となっている。

 また、この間他にもいいペースの選手がおり、選抜・佐久間選手が繰り上げ組から抜け出してトップのタイムで走っている。残されたうち、櫻井選手と神大・中神選手は落ちてきた上武・河崎選手と並走しているが、日大・大門選手は急落、創価・沼口選手は最初の定点の段階で大きく後れを取っていた。


【御成門18.1㎞-田町16.5㎞=1.6㎞】
2位安藤(青学)5分09秒①
4位黒川(駒大)5分14秒②10:27(3分16秒3)
7位淀川(東洋)5分17秒③11:34
14位江頭(明大)5分19秒④11:56
7位田口(早大)5分17秒⑤12:26
1位兼子(山学)5分06秒⑩21:21[6]16:26(3分11秒3)
12位土屋(東海)5分18秒⑥16:47[7]16:47(3分18秒8)
3位寺田(城西)5分13秒⑦18:35[8]17:24
5位堤(帝京)5分16秒⑪23:52[9]18:32
5位聞谷(順大)5分16秒⑪23:52[9]18:32
16位久保田(中学)5分22秒⑧19:31[11]19:31(3分21秒3)
14位湯川(國學)5分19秒⑰28:30[12]19:40
12位植木(大東)5分18秒⑨21:10[13]19:47
17位富安(日体)5分34秒⑮27:55[14]20:05(3分28秒8)
OP佐久間(亜大)5分12秒(20)29:38[15]20:45
7位櫻井(拓大)5分17秒⑯28:10[16]21:00
7位中神(神大)5分17秒⑱28:50[16]21:00
7位河崎(上武)5分17秒⑲28:57[16]21:00

18位大門(日大)5分37秒⑬25:51[19]21:56
19位沼口(創価)5分46秒⑳39:06[20]24:20(3分36秒3)
20位多田(中大)6分38秒⑭26:03[21]24:36(4分08秒8)
 トップの青学・安藤選手は初駅伝だが、ポイント練習でまず外す事はなく、結構早い段階でアンカーは決まっていたらしい。練習が現れているように着実にトップに近いタイムで刻んでいく。2位駒大3位東洋もこれ以上は詰まらない様相。後は4位江頭選手に5位田口選手が追いつくかどうか。この地点で30秒差と少しずつ詰まっているが届くかどうか。

 後ろ、10位と11位はやはり兼子選手が調子よく、ジリジリ開く展開に。現在総合9位の植木選手も国学・湯川選手に離されまいと粘る。前に中学・久保田選手の姿も見える。後ろは日体・富安選手が失速気味で落ちていく。日体1年は3人とも終盤に苦しんでいる印象だ。


【馬場先門20.1㎞-御成門18.1㎞=2.0㎞】
1位安藤(青学)6分07秒①
4位黒川(駒大)6分11秒②10:31
8位淀川(東洋)6分13秒③11:40
15位江頭(明大)6分17秒④12:06
9位田口(早大)6分14秒⑤12:33(3分07秒0)
3位兼子(山学)6分08秒⑨21:16[6]16:21(3分04秒0)
15位土屋(東海)6分17秒⑥16:57[7]16:57
1位寺田(城西)6分07秒⑦18:35[8]17:24
4位堤(帝京)6分11秒⑪23:56[9]18:36
4位聞谷(順大)6分11秒⑪23:56[9]18:36
13位久保田(中学)6分15秒⑧19:39[11]19:39
4位湯川(國學)6分11秒⑰28:34[12]19:44
13位植木(大東)6分15秒⑩21:18[13]19:55
17位富安(日体)6分27秒⑮28:15[14]20:25(3分13秒5)
OP佐久間(亜大)6分03秒(20)29:34[15]20:41(3分01秒5)
9位中神(神大)6分14秒⑱28:57[16]21:07
9位櫻井(拓大)6分14秒⑯28:17[16]21:07
9位河崎(上武)6分14秒⑲29:04[16]21:07
18位大門(日大)6分45秒⑬26:29[19]22:34(3分22秒5)
19位沼口(創価)7分10秒⑳40:09[20]25:23(3分35秒0)
20位多田(中大)7分54秒⑭27:50[21]26:23(3分57秒0)
 寺田選手を中心に安藤選手と兼子選手の区間賞争いが非常に激しくなっているが、この間だけで更に上回るタイムを出したのは選抜・佐久間選手。秋になって故障から完全復活してからは順調でしたが、これは恐れ入った。落ちてきた富安選手が眼前に迫っている。

 なお、ここで9位と10位が入れ替わり、山学大の2区最下位からのシード権入りがほぼ確定となってきた。植木選手もまだ粘っており、11位との差は2分半以上。ほぼ決まっただろうか。他、14位まで後退した中大・多田選手の後ろ25秒で15位日体、それから19位上武まで1分未満、そこから30秒で連合となっており、まだまだ総合順位は入れ替わりそうだ。


【大手町23.0㎞-馬場先門20.1㎞=2.9㎞】
1位安藤(青学)9分01秒①(3分06秒6)
10位黒川(駒大)9分20秒②10:50
8位淀川(東洋)9分16秒③11:55(3分11秒7)
13位江頭(明大)9分25秒④12:30
8位田口(早大)9分16秒⑤12:48
1位兼子(山学)9分01秒⑨21:16[6]16:21
7位寺田(城西)9分14秒⑦18:48[7]17:37
17位土屋(東海)9分45秒⑥17:41[8]17:41
3位堤(帝京)9分08秒⑪24:03[9]18:43(3分09秒0)
4位聞谷(順大)9分10秒⑫24:05[10]18:45
6位久保田(中学)9分13秒⑧19:51[11]19:51
5位湯川(國學)9分12秒⑭28:45[12]19:55
14位植木(大東)9分31秒⑩21:48[13]20:25(3分16秒9)
OP佐久間(亜大)9分12秒(19)29:45[14]20:52
16位富安(日体)9分42秒⑮28:57[15]21:07
11位河崎(上武)9分23秒⑱29:26[16]21:29(3分14秒1)
12位中神(神大)9分24秒⑰29:20[17]21:30
15位櫻井(拓大)9分41秒⑯28:57[18]21:47(3分20秒3)
18位大門(日大)11分04秒⑬28:32[19]24:37(3分49秒0)
19位沼口(創価)11分05秒⑳42:13[20]27:27
20位多田(中大)12分35秒⑲31:24[21]29:57(4分20秒3)
 青学・安藤選手が最後の区間でトップのタイムで走り、そのまま総合優勝のゴールテープへ。なんと10時間49分27秒という破格のタイムで、しかも楽しそうに駆け抜けていく…記録もチームとしての在り方も新時代に突入していきそう、そう感じさせる青山学院大の総合優勝であった。

 2位には10分以上引き離されての駒大・黒川選手がゴール。全日本7区名手であるが、箱根はこれが唯一となった。続いて2年前より成長した姿を見せた淀川選手がゴール。不本意な全日本4位から何とか表彰台は取り返した。続いて半世紀ぶりの優勝を目指した明大、直後に渡辺監督勇退の錦を飾る事は出来なかった早大がゴール。今回も勝負区間で競り負けた印象だ。

 後ろはやや大きく遅れた後、山学大が見た目6番まで追い上げてゴール。久しぶりの留学生無しの箱根路でチーム力を証明した。続いてやや失速気味の土屋選手を寺田選手が猛ダッシュで交わした。この展開が幸いし、寺田選手は区間賞を獲得。3年ぶりのシード権に華を添えた。東海も4年ぶりに胸をなでおろしただろう。まさかの予選落ちまで経験する激動の4年間だったはずだ。

 続いて、20㎞地点で10位と差がある11位12位の帝京と順大。堤選手が直前にダッシュをかけて総合11位を獲得。最後の2区間で猛烈に追い上げたが、お家芸の4区で波に乗れなかったのが響いただろうか。順大も直前やレース中のアクシデントに泣く形となった。1分ほどあいて、最後にペースアップした中学・久保田選手がゴール。復路は目立たなかったが、往路の貯金から堅実なレースで2年ぶりシード権獲得した。直後にやってきた國學・湯川選手はなんと総合19位から14位に進出。ラスト3㎞だけで3つ順位を上げる。最後の最後まで激しい戦いだ。その後、最後苦しい走りとなった大東・植木選手がゴール。自分でシード権確保できたか半信半疑だったようだが、チームメイトを見てようやく安堵した。主力はいるが、決して層が厚くはない。よくぞ2年連続でシード権を獲得したと思う。

 その後、連合として復活した選抜がガッツポーズでゴール。6区がまずかったが7区以降は力出せたように思う。その後、苦しい戦いだった日体大、続いて上武、予選トップ通過ながら山の連続ブレーキに泣いた神大がゴール。続いて拓大がゴールしたが、総合タイムでは日体大と同時。最高区間順位が日体大の方が上(6区4位)だったため、日体大が15位拓大が16位という結果に。続いて、最後の3㎞が苦しい走りだった大門選手の日大。総合では13位だった。なお13位から19番目の連合まで僅か1分13秒という大接戦であった。20番目にはやはり初出場厳しい結果だった創価・沼口選手がゴール。最後にまさかの大失速となった中大・多田選手が何とか何とか大手町に襷を運びました。復活のシード権はお預けとなりました。4強の序盤の争いからの断トツの優勝、または最下位からのシードなど予選からの下剋上、まさかのブレーキなど、悲喜こもごも残して第91回箱根駅伝が終了しました。

2015年度シーズンへ向けて~上武大学




上 武 大 学
1区は1年生に未来を託しました 結果は厳しいもののその後は駅伝が出来た

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
倉田翔平28分35秒00≪4年:箱4区7位、全1区15位、予88位、3年:箱2区8位、予12位、2年:全1区3位、予34位、1年:箱4区17位≫
佐藤舜28分58秒09≪4年:箱2区15位、全8区12位、予92位、3年:箱3区10位、予96位、2年:箱2区18位、全2区12位、予22位、1年:箱1区7位≫
松元航29分47秒65≪4年:予72位、3年:箱5区20位、予54位、2年:箱8区17位、全6区6位、予90位≫
佐々木天太29分56秒96≪2年:箱1区20位、全5区5位、予47位≫
大西淳貴30分11秒20≪4年:予59位、3年:箱9区18位、予118位、2年:箱10区15位、全7区9位、予101位≫
横内佑太朗30分25秒93≪4年:箱6区17位、3年:予145位、2年:箱6区17位≫
根岸成光30分17秒24≪3年:箱8区22位、予136位≫
三田村健太30分48秒30≪3年:予164位≫
 倉田&佐藤選手に引っ張られるように多くの選手がメンバー争いに絡んできましたね。彼ら2人は入学当初から結果が出ていました。特に全日本予選4組出場でチームの初出場、そして全日本1区2区担当してシード権にも貢献しています。これは凄いことになるかも…と思ったのですが、ここからは出来不出来大きかった。佐藤選手は箱根は1年時が最高成績でしたかね。ただ、上級生になってからフルマラソンに挑戦し、2時間11分台までタイムを伸ばしたのはお見事。倉田選手は2年3年時にいい成績を出しましたね。2年時の全日1区3位はよく記憶に残っていますし、3年時に箱根2区好走をしています。彼らの活躍はチームに良い影響を与えているでしょう。

 他には2年時に伸びてきた選手たちがいます。佐々木・松元・大西選手。箱根予選で粘走、特に佐々木選手は個人47位でした。全日本では5区6区7区そのまま並べてしっかり走り切っています。ただ、箱根は区間二桁へ、佐々木選手は急遽1区に回った事もあり苦しい走りとなりました。佐々木選手はその後故障などもあり三大駅伝を走る機会は訪れませんでした。松元・大西選手は3年時も箱根を走り、4年時も予選でしっかりチーム10位以内に入る走りを見せましたが若手の台頭もあってか、本戦では10人に入る事は出来ませんでした。

 後は横内選手が6区で2度出走していますね。どちらも区間17位、走力からすると精一杯でしょうか。根岸選手は3年時に予選を走り箱根にも8区で出場にこぎつけています。三田村選手は1度だけ予選に登場しています。


現役選手

【1万チームトップ10】
井上弘也②29分30秒05≪1年:箱1区19位、全3区8位、予288位≫
坂本佳太②29分33秒26≪1年:箱3区16位、全2区20位、予65位≫
三好慎平④29分40秒31≪3年:箱7区15位、予155位、2年:箱6区17位≫
森田清貴③29分49秒22≪2年:箱5区15位、全6区10位、予61位、1年:予191位≫
志塚亮介③29分57秒73≪2年:予51位、1年:予159位≫
田林希望④29分58秒78≪3年:箱8区10位、全7区11位、予60位≫
山岸塁④30分01秒08≪3年:箱9区13位、全4区14位、予46位≫
石黒大介④30分11秒23≪2年:予252位、1年:予170位≫
上田隼平③30分12秒07≪2年:全5区15位、予77位≫
東森拓④30分13秒16≪2年:箱4区18位≫

1万平均:24位29分56秒5
【その他】
池崎元気③30分29秒61
河崎裕史③30分30秒60≪2年:箱10区17位≫
宮本和基③30分36秒96
馬本匠③30分40秒96
佐藤駿也②30分42秒06
山岸広海②
田尻亮太②
【新入生】
石井 僚14分37秒35≪高6区13位≫
田中佑弥14分39秒52≪高6区14位≫
淵 喜輝14分40秒30
岡田瑞生14分42秒62
大森 樹14分43秒96≪IH3障5位≫
太田黒卓14分44秒37
熊倉優介14分47秒03≪都4区7位≫
【今から考えるオーダー】
井上-坂本-三好-上田-田林
森田-宮本-石黒-山岸-河崎
 1万の平均タイムだけ見るとどうしても小粒に見えてきてしまいますね。それでも主力候補は何人もいます。まずは井上・坂本選手の新2年コンビ。2人とも1万までは走る走力がついています。まだまだ出来不出来が大きい印象ですが、これかrなお伸びに期待したい。新2年は佐藤・山岸・田尻選手らハーフ65分台まで来ている選手はちらほらいますね。

 そのほかは誰とあげるとなると難しいですが、やはり新4年にはしっかり引っ張ってもらいたいですね。1万の記録を持っている三好選手や、チーム最下層から這い上がり9区13位と粘った山岸選手に、ついに伸び始めた田林選手らが脇を固めていける存在だ。箱根出走した河崎・森田選手や学生ハーフ65分台の宮本選手あたりも今後が楽しみだ。

 箱根予選は今のところは心配していない。持ちタイムは低いものの、予選への戦い方は心得ているチームだ。昨年は上田・志塚選手といった失礼ながらやや予想外とも言える選手の好走があった。集団走のミスが無ければ大丈夫なはずだ。選手層はここ2年上向きにはなっているので、個人で戦える選手が少しでも出てきてほしい所だ

2015年度シーズンへ向けて~日本体育大学



日 本 体 育 大 学
1区主力が無念の失速 エース不在の今季は盛り返せず

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
加藤光29分13秒97≪4年:箱3区11位、全1区16位、出1区、3年:全5区6位、出4区4位≫
木村勇貴29分15秒39≪4年:箱4区17位、2年:箱4区5位≫
児玉瑞樹29分29秒09
富田祥平29分39秒14≪3年:全7区8位、出2区5位≫
 この世代は台頭に苦しみましたよね。最初に名前を聞いたのは児玉選手で、1年生の頃にスイスイと自己ベストを更新。2年時以降のメンバー入りに期待がかかったのですが、その後怪我等もあり中々喰い込む事ができませんでした。5千が最終てk8位にトップ10に入っていたため今回名前を載せました。

 主将を務めた加藤選手は上級生になってから1500をいきなり3分50秒を切ったのを覚えています。その勢いで駅伝メンバーにも食い込み、出雲4区で好走、全日本も走りました。ただ、スタミナに不安があり箱根は走れず。出番は最後の4年時に回ってきました。苦しいチーム状況の中、3区で懸命に順位を上げていた姿が印象的でした。富田選手も5千など短い距離でよく名前を聞き、3年時に出雲と全日本で駅伝メンバー入りを果たしています。

 さて、そんな中、2年前の総合優勝メンバーの出走者がいます。木村選手は2年時に当日変更で4区に入っています。その年度の箱根予選は走っておらず、直前の記録会で1万29分20秒を切って2年生唯一の16人入り。走る予定は無かったものの主力の4年生が前日に体調を崩し出番が回りました。そこで区間5位、順位を2位に押し上げました。5区逆転の見事なお膳立てだったと思います。4年時にそれ以来の出走をしましたが、区間17位と失速。全体的に非常に波が激しい選手で、2年時の箱根は一世一代の力走でした。


現役選手

【1万チームトップ10】

山中秀仁④28分26秒03≪2年:箱1区1位、全2区1位、出3区2位、1年:箱3区6位、全5区2位≫
勝亦祐太④29分08秒01≪3年:箱1区18位、全8区8位、2年:箱3区17位、全1区10位、1年:箱1区7位、全1区7位≫
奥野翔弥④29分15秒76≪3年:箱2区14位、出4区、2年:箱8区5位≫
小町昌矢②29分16秒03≪1年:箱5区19位、全2区16位、出3区≫
吉田亮壱②29分19秒19≪1年:箱8区17位、全3区15位、出2区≫
富安央②29分24秒16≪1年:箱10区16位、全5区10位≫
坂本新③29分27秒75≪1年:箱4区10位≫
小野木俊③29分29秒84
小泉雄輝④29分32秒54
周防俊也④29分34秒32≪3年:全6区9位≫

1万平均:8位29分17秒4
【その他】
城越勇星②29分41秒88
柿本昇忠②29分42秒99≪1年:全4区16位≫
秋山清仁③29分43秒03≪2年:箱6区4位、出5区≫
大手敬史③29分45秒80≪2年:箱7区16位≫
山本航平③29分56秒08≪2年:箱9区11位、全7区7位、1年:箱7区13位≫
松下拓磨④31分06秒59
本田瑛人②
【新入生】
三浦洋希14分06秒02≪都5区1位、高1区12位、IH5千14位≫
林田元輝14分16秒40≪都5区15位、高1区10位、国5千15位≫
室伏穂高14分18秒41≪高1区16位≫
三原卓巳14分25秒59
森崎拓海14分28秒84≪都1区33位、高2区20位、国5千20位≫
宮勇将14分32秒46≪高1区46位≫
江連 翼14分36秒19≪高3区25位≫
【今から考えるオーダー】
三浦-奥野-富安-勝亦-山中
秋山-大手-周防-山本-小野木
 とにかく、山中選手、かえってこーーーい!夏頃に故障して以降、完全に情報が途絶えたままになっている。2年次の箱根1区1位の衝撃は今でも鮮明に覚えている。いつなのか分からないが、箱根予選までに帰ってきてくれればと思っているのですが??

 そのほかの在校生ですが、今回15位とはいえ、面白いメンバーになってきているのですよね。奥野選手がハーフで62分台を2度マークするなど、逞しくなってきている。その次がやや差があるものの、山本選手や学生ハーフで63分台を出した富安選手、他にも小野木・大手・柿本選手に、もう少し安定感がほしいが主力の勝亦選手、山下りの秋山選手や小町選手らも今後黙っていないだろうと思う。

 新入生は即戦力となるだろう三浦選手が目玉。都道府県で5区区間賞を獲得している。これに高校駅伝1区10位台で走った林田選手と室伏選手らも有力選手。伸び始めている下級生が多く、チーム状況次第では面白い1年間になるかもしれない。

 そんな中、驚いたのが監督交代。2年前に優勝した監督が交代するのは厳し過ぎやしないかと感じるが、勝負の厳しさだろうか。そして、新監督の名前を見て驚いた。渡辺正昭氏は豊川工業を入賞常連に押し上げた方、とはいえ体罰も問題になった方だ。このご時世にかなり面白い人材抜擢ですが、この1年どうなるか。高校や実業団など他の長距離界から参戦した参謀は、ほぼ例外なく箱根の専門性に苦しんでいる印象です。渡辺監督はどうされるのか注目ですね。




2015年度シーズンへ向けて~日本大学




日 本 大 学
1区エースがまさかの失速 5区での巻き返しも届きませんでした

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
竹ノ内佳樹29分12秒60≪4年:箱3区9位、出2区、3年:箱3区7位、全4区11位、予35位、2年:箱10区10位、全7区7位≫
大門友也29分14秒51≪4年:箱10区18位、出2区、3年:箱7区14位≫
村越直希29分25秒08≪4年:箱9区10位、3年:箱8区14位、予261位、2年:予132位、1年:予201位≫
林慎吾29分28秒06≪4年:出4区、3年:箱9区11位、全1区14位、予45位、2年:箱8区5位、全4区10位≫
小島秀斗29分35秒40≪2年:予208位、1年:全5区9位、予200位≫
高松峻平29分45秒79≪4年:箱7区18位、出5区、3年:箱10区4位、予126位、2年:箱7区18位、全5区9位、予107位≫
渡部良太29分58秒78≪4年:箱6区13位、3年:全7区16位≫
 まさかの予選落ちやシード権獲得など色んな事がありましたね。期待されて入学したのは小島選手。持ち前のスピードで全日本5区一桁順位で走りました。が、その後は距離対応に苦しみ、かといって短い距離でもあまり名前を見ませんでした。逆に1年の頃から良かったのは竹ノ内選手で全日本にも登場。その後駅伝では1回も外さない活躍、3年時の箱根は3区に登場。もっとスタミナを要する区間ではと思われる中、区間一桁の力走を見せました。4年時も3区、チームが苦しむ中、崩れない力走でした。

 他の選手もシードを獲得した3年時に伸びましたね。2年の頃からロードで安定していた林選手だけでなく、1万のタイムがぐっと伸びてメンバーに入った大門選手や、過去の箱根予選ではうまく走れなかった村越直が7区8区で粘走、アンカーに入った高松選手は序盤スローで周囲が心配する中最終的に区間4位の好走に。シード権確保に貢献している。それぞれ最後の箱根が林選手は欠場、高松・大門選手が区間18位、村越選手は頑張ったものの繰り上げの憂き目にあったのは無念であった。他ではスピードランナーの渡部選手が4年時に6区で登場している


現役選手

【1万チームトップ10】

ダニエル ムイバ キトニー④28分02秒79≪3年:箱5区2位、出3区、2年:箱5区10位、全8区1位、予2位≫
荻野真之介④28分50秒97≪3年:箱1区17位、出1区、2年:箱1区12位、全2区10位、予30位、1年:箱1区13位、全3区9位≫
石川颯真③28分52秒83≪2年:箱2区19位、出6区、1年:箱4区12位、全3区11位、予157位≫
高野千尋②29分44秒17≪1年:箱4区20位≫
金子陽央④29分53秒58
荒川諒丞④29分55秒10
金森純丸②29分56秒14
町井宏行②29分57秒76≪1年:箱8区16位、高校3区21位≫
上野勇③30分06秒90
山崎一輝②30分12秒08

1万平均:12位29分33秒2
【その他】
清水目大貴③30分12秒62
稲住拓④30分17秒15
藤原篤史②30分27秒27
新関涼介②30分32秒41
木津晶夫④31分07秒79
畔柳揮③31分15秒70
山崎和麻③31分16秒39
【新入生】
加藤拓海14分19秒25≪国5千17位、IH5千8位≫
野田克哉14分28秒29≪都4区37位、高2区29位≫
西原圭太14分34秒04
求 大地14分36秒65≪都1区37位≫
平間裕太14分42秒80≪高2区7位≫
清水頭駿人14分46秒49
沢登 豊14分46秒60
【今から考える区間オーダー】
石川-荻野-加藤-荒川-キトニー
上野-新関-金子-木津-町井宏
 ひとまず3人の柱は来年楽しみなんですよね。2度目の山登りで78分台をだし期待に応えたキトニー選手は無論エース、箱根2区失速したものの、その後ハーフで62分台と成長を見せた石川選手と、箱根3年連続1区を務めている荻野選手まではある程度戦える力はあると思われる。

 しかし、その次が著しく下がってしまう。1万のタイムだと4番手の高野選手が29分44秒。ただ、箱根では4区最下位であった。ハーフだと学生ハーフでギリ65分を切った木津選手のタイムとなり、中堅層がほぼいないといっても過言ではないのだ。新関・町井選手ら新2年の伸びや荒川・上野選手ら上級生の意地がほしいところだ。

 新入生に関しては、インターハイ8位に入った加藤選手が期待できるでしょうかね。停滞しているムードに新風が吹けばと思うのだがどうだろうか。現状では選手層が著しく薄いのは変わりなく、キトニー選手がいても全日本予選だけでなく箱根予選も際どい位置にいると思われる。伝統校の意地をみせてほしい。


【9区】第91回箱根駅伝を振り返る



以前激しいバトルが続いた9区

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【権太坂7.8㎞】
参考:篠藤(中学)22分30秒

1位藤川(青学)22分41秒①(2分54秒5)
2位其田(駒大)22分45秒②8:39
13位寺内(東洋)23分25秒③9:50(3分00秒1)
3位木村(明大)22分48秒④10:37
5位柳(早大)22分51秒④10:37
19位松原(中大)23分41秒⑧15:29[6]14:02(3分02秒2)
12位阿部(山学)23分24秒⑪19:13[7]14:18
14位高木(東海)23分26秒⑥14:18[7]14:18
9位菅(城西)23分11秒⑨16:08[9]14:57
18位山田(中学)23分35秒⑦14:57[9]14:57
10位松村(順大)23分14秒⑫21:17[11]15:57
4位池田(大東)22分50秒⑩18:23[12]17:00
7位山岸(上武)23分06秒⑱24:57[12]17:00
8位高橋(帝京)23分08秒⑭22:20[12]17:00
11位山本(日体)23分20秒⑰24:50[12]17:00
16位井上(神大)23分32秒⑮22:47[16]17:36
6位廣川(國學)23分01秒⑲26:50[17]18:00(2分57秒1)
14位村越(日大)23分26秒⑬22:16[18]18:45
20位彦坂(創価)24分12秒⑳31:14[19]20:27(3分06秒2)
16位栩山(拓大)23分32秒⑯23:53[20]20:51
OP松井(東工)23分32秒(19)25:40[20]20:51

 2回目の9区の青学・藤川選手が順調にいく。前回も区間3位の好走だが更に力を付けた。2位の駒大・其田選手に対しても僅かに上回っている。その後ろ、3位東洋・寺内選手はゆったりした出だしで一気に差が離れた。4位争いの明大・木村選手と早大・柳選手が中々のペースでバトルしながら寺内選手を追い上げている形だ。
 その2人にこの間、割って入っているのはシード権争いで逃げる立場となっている大東・池田選手。並走していてしかもこの間一桁順位の上武・山岸、帝京・高橋、日体・山本選手らに追いつく。前回区間4位で現在11位の山学・阿部選手はここまでペース上がらず後ろの東海・高木選手に追いつかれた形で一気に差が50秒に広がっている。ただ、池田選手もハイペースと見られ、この直後に苦しそうな顔で脱落。この先が読めない展開となっている。



【横浜駅前14.7㎞-権太坂7.8㎞=6.9㎞】
※篠藤(中学)19分52秒

1位藤川(青学)19分42秒①(2分51秒3)
5位其田(駒大)20分14秒②9:11
6位寺内(東洋)20分16秒③10:24

2位木村(明大)19分58秒④10:53(2分53秒6)
2位柳(早大)19分58秒④10:53
8位高木(東海)20分32秒⑥15:08[6]15:08
8位阿部(山学)20分32秒⑪20:03[6]15:08(2分58秒6)
18位松原(中大)21分06秒⑧16:53[8]15:26
11位菅(城西)20分39秒⑨17:05[9]15:54
17位山田(中学)21分02秒⑦16:17[10]16:17
10位松村(順大)20分33秒⑫22:08[11]16:48
11位山岸(上武)20分39秒⑱25:54[12]17:57
11位高橋(帝京)20分39秒⑭23:17[12]17:57
11位山本(日体)20分39秒⑰25:47[12]17:57
18位池田(大東)21分06秒⑩19:47[15]18:24
4位廣川(國學)20分11秒⑲27:19[16]18:29(2分55秒5)
11位井上(神大)20分39秒⑮23:44[17]18:33
7位村越(日大)20分20秒⑬22:54[18]19:23
20位彦坂(創価)21分09秒⑳32:41[19]21:54(3分03秒9)
OP松井(東工)20分57秒(19)26:55[20]22:06(3分02秒2)
16位栩山(拓大)20分57秒⑯25:08[20]22:06

 藤川選手の独壇場となってきた。区間記録と一気に肉薄してきている。盟友・川崎選手から力水を貰って更に加速しそうであった。次にタイムが良いのが1万28分台の選手の争いになっている木村・柳選手の対決で、肉眼ではっきり寺内選手が捉えられる距離となってきた。その次にタイムが良いのはなんとここまで総合でブービーの國學・廣川選手で、神大・井上選手を捉え、更に落ちてきた大東・池田選手の真後ろ5秒差に詰め寄ってきた。池田選手は大きく失速しており、決して動きがいいわけではない阿部選手がまた16秒差に迫っており、先が心配された。

 なお、井上選手の後ろは19分オーバーで日大・村越選手。いい走りをしているがトップの藤川選手の走りを考えると襷を繋げるか微妙に。その後ろ連続して最下位の創価・彦坂選手は22分近くとなり絶望的なタイム差に。前の中継所で繰り上げなった連合・松井選手と拓大・栩山選手が背後に迫っている。

 また、前の方でも少し動きがあり、総合7位8位の中大・松原選手と中学・山田選手が動きが悪く、その間に総合9位の1年城西・菅選手が割って入る健闘ぶりを見せている。
 

【生麦20.2㎞-横浜駅前14.7㎞=5.5㎞】
※参考:篠藤(中学)17分14秒

1位藤川(青学)17分06秒①(3分06秒5)
4位其田(駒大)17分33秒②9:38
12位寺内(東洋)17分47秒③11:05(3分14秒0)
2位木村(明大)17分19秒④11:06(3分08秒9)
6位柳(早大)17分38秒⑤11:25(3分12秒4)
10位高木(東海)17分46秒⑥15:48
10位阿部(山学)17分46秒⑪20:43[6]15:48
15位松原(中大)18分13秒⑧18:00[8]16:33(3分18秒7)
17位菅(城西)18分14秒⑨18:13[9]17:02
8位松村(順大)17分43秒⑫22:45[10]17:25
17位山田(中学)18分14秒⑦17:25[10]17:25
3位高橋(帝京)17分23秒⑭23:34[12]18:14
12位山本(日体)17分47秒⑯26:28[13]18:38
14位山岸(上武)17分58秒⑱26:46[14]18:49
5位池田(大東)17分34秒⑩20:15[15]18:52
7位廣川(國學)17分42秒⑲27:55[16]19:05
9位村越(日大)17分44秒⑬23:32[17]20:01
20位井上(神大)18分48秒⑮25:26[18]20:15(3分25秒1)
16位彦坂(創価)18分13秒⑳33:48[19]23:01
19位栩山(拓大)18分31秒⑰26:33[20]23:31(3分22秒0)
OP松井(東工)18分31秒(20)28:20[20]23:31

 表彰台を狙う3位争いがにわかに激しくなってきた。まず明大・木村選手が柳選手との4位争いに決着をつけると更に前を追い東洋・寺内選手に並びかけた。ここまで復路苦戦の明大だったが、一気に巻き返している。

 シード権争いは大東・池田選手が復活してこの間5番目。一旦引き離された解体した元集団の最後方となった上武・山岸選手に肉薄している。なお帝京・高橋選手が調子良くこの間3番目の素晴らしい走り。中々見えてこなかった前、順大・松村選手や更に落ちてきた中学・山田選手が遥か前方に見えるようになってきた。

 他、懸命に頑張る村越選手が20分01秒差に、また急遽9区を走り先ほど廣川選手についていった神大・井上選手が急失速して20分以上となった。


【鶴見中継所23.1㎞-生麦20.2㎞=2.9㎞】
※参考:篠藤(中学)8分25秒

1位藤川(青学)8分35秒①(2分57秒6)
8位其田(駒大)8分53秒②9:56
8位木村(明大)8分53秒③11:24
12位寺内(東洋)8分59秒④11:29
14位柳(早大)9分05秒⑤11:55
5位高木(東海)8分48秒⑥16:01(3分02秒1)
13位阿部(山学)9分02秒⑪21:10[7]16:15
17位松原(中大)9分13秒⑧18:38[8]17:11
15位菅(城西)9分12秒⑨[9]17:39(3分10秒3)
7位松村(順大)8分51秒⑫23:01[10]17:41
18位山田(中学)9分15秒⑦18:05[11]18:05
3位高橋(帝京)8分40秒⑬23:39[12]18:19
4位山本(日体)8分44秒⑮26:37[13]18:47
2位池田(大東)8分38秒⑩20:18[14]18:55
8位山岸(上武)8分53秒⑯27:04[15]19:07
5位廣川(國學)8分48秒⑲28:08[16]19:18
11位村越(日大)8分58秒⑭23:55[17]20:24(3分05秒5)
20位井上(神大)10分59秒⑱27:50[18]22:39(3分47秒2)
19位彦坂(創価)9分34秒⑳34:46[19]23:59(3分17秒9)

OP松井(東工)9分08秒(20)28:53[20]24:04
15位栩山(拓大)9分12秒⑰27:10[21]24:08
 藤川選手が快走見せたまま鶴見中継所へ、区間記録にはあとわずか3秒及ばなかった(篠藤選手のラストが凄まじすぎる)が、それでも歴代2位の記録だ。駒大・其田選手とて悪くないが9分56秒の大差に。往路だけで勝ったとは言わせない復路メンバーの意地を見た。3位は鶴見中継所ではやはり木村選手が先に顔を出した。僅かに振り切られて寺内選手、柳選手はややオーバーペース気味で少し到着が遅れての5位通過。アンカー次第ではまだ分からない状況だ。

 後ろは大差で見た目16分以上になってから、ラッシュとなった。終始安定した高木選手が6番目。その次に総合11位のはずの山学・阿部選手が到着。序盤から汗をかき状態が悪い中、高木選手に助けられた恰好だが、果たして??その後ろ、終始苦しかった松原、山田選手らの間に順大・松村選手や菅選手が割って入っている。アクシデントがあった順大もめげずにシードを目指している。

 このあたりで18分オーバー。更に選手が雪崩れ込んでいて、広範素晴らしい走りを見せた帝京・高橋選手が総合13位へあげて襷リレー。少しあいて、日体・山本選手と争うようにこの間2番目の走りを見せた大東・池田選手が襷リレー。結局52秒差に山学大を広げる活躍。アンカー決戦に持ち込まれたが、見た目では山学大がだいぶ前というちょっと不思議な恰好となった。

 その後ろは総合16位にあげた上武・山岸選手に、終始高レベルの走りの國學・廣川選手が入った。区間4位の快走で昨年繋がらなかった襷を繋ぐ形となった。ただ、その後他5チームは無念の繰り上げ。日大・村越選手が側道に入った直後となってしまった。その後、終盤に大ブレーキとなった神大・井上選手、初出場で襷繋がらず創価・彦坂選手、の直後にダッシュをかけた選抜・松井選手、しんがりに拓大・栩山選手となった。

2015年度シーズンへ向けて~関東学生連合




関 東 学 生 連 合

1区序盤で大いに見せ場を作りました。
卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
浅岡満憲(農大)28分29秒56≪4年:箱1区16.5位、予4位、3年:箱8区8位、予66位、2年:箱3区19位、1年:箱3区7位≫

吉村大輝(流経)28分50秒23≪4年:箱5区8.5位、予34位、3年:予29位、2年:箱5区9位、予43位、1年:箱5区8位、予23位≫
齋藤翔太(専大)29分03秒14≪4年:箱2区14.5位、予26位、3年:箱5区17位、予22位、2年:予40位、1年:予142位≫

五十嵐友也(東経)29分29秒27≪4年:予96位、3年:予92位、2年:予166位、1年:予248位≫
佐野拓馬(法大)29分58秒18≪4年:予66位、3年:箱2区16位、2年:予57位、1年:予155位≫
田中健介(松蔭)30分13秒31≪4年:予106位、3年:予199位、1年:予239位≫
 箱根前に各大学紹介した選手は簡単に。浅岡選手は実は今大会ハイペース1区を演出した選手です。序盤ずっと引っ張っていました。また、専大・齋藤選手はロードで粘りました。それと流経・吉村選手は3回とも選抜で出場し全て5区山登り出走鳴りました。区間8位か9位ということで非常に安定感がありました。箱根予選でも確実に走っていたように思います。

 東経・五十嵐選手は3年生になって一気に成績が向上しましたね。1万のタイムも伸びました。今年もうひと伸びあればメンバーに入ったかもしれません。松蔭・田中選手は箱根予選後何度も1万にトライしていた姿が印象的でした。

在校生

※連合メンバーのみ
堀合修平(国士4)28分55秒26≪3年:箱3区12.5位、予27位、2年:箱10区14位、予122位≫
古川敬祐(関学4)28分56秒14≪3年:箱6区20.5位、予57位、2年:予234位≫
佐久間祥(亜大4)29分09秒64≪3年:箱10区6.5位、予36位≫
松井将器(東工4)29分29秒13≪3年:箱9区16.5位、予43位、2年:予57位、1年:予198位≫
松枝啓太(駿河4)29分37秒12≪3年:予74位、2年:予195位、1年:315位≫
小針旭人(東国4)29分44秒17≪3年:箱8区14.5位、予56位、1年:予280位≫
村瀬圭太(麗澤4)29分56秒57≪3年:箱7区10.5位、予42位、2年:予193位、1年:予288位≫

柴田拓真(平国3)29分51秒68≪2年:箱4区14.5位、予40位、1年:予187位≫
勝谷徳仁(筑波3)29分54秒34≪2年:予152位、1年:予178位≫
山田幸輝(埼大3)30分35秒20≪2年:予171位、1年:予294位≫

【在校生1万チームトップ10平均】
13位東国29分33秒7
14位専大29分36秒2
15位農大29分36秒4
20位法大29分43秒7
23位国士29分55秒0
25位亜大30分00秒8
26位平国30分06秒9

【新入生】
農大:小山直城14分18秒96≪都4区1位≫
農大:滋野聖也14分25秒16≪IH3障3位≫
法大:矢嶋謙悟14分21秒19≪高3区15位≫
法大:福田兼士14分22秒67≪都1区18位、高3区23位≫
東国:梅本祥太14分37秒44
平国:小美濃駿14分33秒45
国士:住吉秀昭14分19秒81
国士:戸澤 奨14分24秒44≪都5区30位≫
麗澤:西澤健太14分34秒57≪高6区14位≫
専大:島田拓海14分28秒91
流経:藤崎真伍14分38秒46≪高2区9位≫
駿河:高橋将平14分39秒76≪都5区36位≫
亜大:梅本龍太14分27秒49
筑波:小林航央14分55秒91≪IH千五5位≫
桜美:田部幹也14分35秒59≪都1区42位≫
明学:大谷智希14分25秒32
東大:近藤秀一14分24秒17
 連合で走った選手としては、国士大の堀合選手と麗澤大の村瀬選手が学生ハーフで63分台の好タイムをマークしていますね。国士大と麗澤大ともにチーム状況が上向いていると思います。麗澤大はスカウトを見るとまた再スタートする感じです。他に亜大佐久間、平国柴田、東国小針選手もまずまず。亜大が今少し上向いているでしょうかね。後は東工大の松井選手はびわ湖マラソンに出場し2時間17分台でゴールしています。

 注目の東国大は現在、1万平均タイムでは通過圏内にはつけているみたいですね。とはいえ、今年予選落ちした専大農大法大が平均タイムで肉薄し、また学生ハーフでもこれらのチームの方が自己ベストが多く出ています。箱根予選の争いはまだまだ加熱しそうです。

 スカウトとしては農大法大国士が少しいいでしょうかね。農大には都道府県で4区ですが区間賞の選手が入りますね。他のチームでは強化開始してから年数が浅い桜美林と明治学院に持ちタイムがいい選手が1人入りますね。また、東大に浪人して勉強しながらベストを出した要チェックの近藤選手が入りました。連合も今後注目ですね。

2015年度シーズンへ向けて~城西大学



城 西 大 学
1区苦しくも大きく崩れなかったのが2区村山選手を活かす事ができたと思います。

※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
村山紘太28分42秒09≪4年:箱2区2位、全1区2位、予1位、3年:箱2区18位、予4位、2年:箱2区15位、出1区9位、1年:箱1区5位≫
松村元輝28分49秒29≪4年:予382位、3年:予130位、2年:箱3区9位≫
横田良輔29分08秒12≪4年:箱3区10位、全2区11位、予30位、3年:箱3区18位、予69位、1年:予99位≫
黒川遼29分13秒08≪4年:箱8区12位、予137位、3年:箱5区15位、予42位≫
寺田博英29分14秒07≪4年:箱10区1位、全4区12位、予20位、3年:箱9区20位、2年:箱7区出走≫
杵島凌太29分45秒40≪4年:予235位、3年:箱10区18位≫
二平智裕29分49秒15≪3年:予204位、2年:箱10区出走≫
加瀬茂樹29分58秒60
杵島啓太30分09秒86≪4年:予185位≫
伊藤大輔30分23秒37≪4年:予161位≫
  村山・松村選手、5千13分台の選手が2人入学した事は大いに話題になったんですよね。成績からして、名前をよく聞いたのは村山選手ですね。初の箱根は1区で5位の成績でチームに流れを作る活躍を見せました。その後トラックを中心に目覚ましい活躍を見せ4年時にはアジア大会に選出され5千で13分30秒台をマーク。その疲れも見せず箱根予選で日本人最高タイムをマークしました。

 箱根も2年生から3年連続2区でさぞかし活躍を…と思いきやそうはいきませんでした。2年時も3年時も体調不良や怪我で力を出し切れませんでした。最後の箱根も左ひざの腸脛(ちょうけい)靱帯を痛め、出走さえ危ぶまれました。しかし、襷を受け取ると全く怪我のそぶりを感じさせない走りを見せ、8人抜きの快走でチームに大手町まで続く流れを演出しました。

 苦しんだのは松村選手。中々成績が整わない時期が続きました。が、2年の箱根前に調子が上がり、3区で区間一桁で走り切りました。その後1万28分台をだし流れに乗るかと思われましたが、下降線を辿っていき、2年時の箱根が唯一の大学駅伝となってしまいました。

 さて、この学年は多くの選手がメンバー候補に上がりました。持ちタイムは横田・黒川・寺田選手が良いですね。横田選手は最終学年に3区で村山選手の流れを崩さずにつなげました。黒川選手は3年時5区で粘走、4年時は調子が上がってませんでしたが8区でチームの力に。寺田選手は4年箱根予選で2番手の走り。その後絶不調になったと言いますが、いざアンカーで走り始めると調子良く驚きの区間賞を獲得し、3年ぶりのシード権に華を添えました。他、二平選手は2年時に出走、杵島兄弟は凌太選手が3年時に経験、なお4年時の予選で同時出走を果たしています。



現役選手

【1万チームトップ10】
松村陣之助③29分03秒56≪2年:箱1区16位、全5区7位、1年:箱4区15位≫
高橋一生③29分17秒96
菊地聡之③29分47秒88≪2年:箱5区9位、全3区4位、予64位、1年:箱6区6位≫
室井勇吾④29分51秒91≪3年:箱7区6位、全6区12位≫
山本雄大④29分52秒78≪3年:箱4区18位、全7区21位、1年:箱4区9位、出5区12位≫
高柳翔④29分56秒60
河名真貴志④29分57秒86≪2年:箱8区18位、予106位≫
西岡喬介④30分02秒17≪2年:箱6区10位、予103位≫
佐藤穏空③30分07秒43
舟生翔人④30分09秒56≪3年:予129位≫

1万平均:22位29分48秒8
【その他】
菅真大②30分12秒78≪1年:箱9区15位、全8区21位、予82位、全国5区19位≫
山本竜也②30分18秒31
中舎優也②30分22秒03
廣瀬秀宣③30分30秒66
辻井三嗣④30分40秒51
佐藤孝則②
酒井雅喜②
【新入生】
長沼大智14分08秒85≪高4区5位≫
中島公平14分13秒09≪都1区11位、高6区1位、国5千11位≫
垓下拓斗14分33秒12≪都5区43位、高4区17位≫
関口拓磨14分34秒74≪都1区25位、高1区33位≫
金子元気14分35秒81
湯本舜也14分38秒00≪高6区6位≫
坂本圭輔14分39秒76
【今から考える区間オーダー】
中島-松村-高橋-山本-菊地
西岡-室井-酒井-菅-舟生
 3度目の連続シード権への挑戦となる城西大。ただ、大量に卒業生が出ますので、大きな戦力ダウンは免れません。決して楽な道のりにはならないと思われます。その中で学生ハーフで少し光明が見えましたね。箱根1区出走の松村陣選手と箱根5区健闘を見せた菊地選手が62分台をマーク。順調な成長ぶりが伺えました。これに高橋選手が復活してくれれば、往路で戦える人材が増えてくるのですが…。

 さて、1万の平均タイムは低いものの、箱根(流れに乗ったとはいえ)や学生ハーフでまずまずだった選手はいます。1年ながら9区担当の菅選手や7区6位好走の室井選手にスピードランナーの山本選手らは主力候補。最近では6区出走した西岡選手が調子いいですね。また、64分台に大きな大会未経験の酒井・舟生・佐藤穏選手が入り、底は上がってきているようです。

 また、新入生では2人いい選手が入りますね。5千14分一桁の長沼選手は魅力ですが、主要大会で好走がある中島選手は即戦力として期待ができそうか。上昇気流に乗っている今、しっかり育てていきたい。簡単ではないですが、連続シード権獲得するチームに仕上がるチャンスはありそうだと感じる。


2015年度シーズンへ向けて~帝京大学




帝 京 大 学
1区から3区にかけて上がりかけましたが、ちょくちょくあったブレーキに泣きました

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
熊崎健人28分40秒20≪3年:箱9区8位、出1区16位、2年:箱10区3位、全3区6位≫
柳原貴大28分50秒33≪4年:箱2区16位、出1区、3年:箱1区15位、全3区9位、出4区10位≫
杉山連哉29分06秒61≪4年:箱3区7位、出3区、3年:箱10区3位、全6区12位≫
早川昇平29分12秒82≪4年:箱1区15位、出2区、3年:箱4区4位、出6区10位、2年:箱4区2位、全4区11位≫
橋勝哉29分18秒27≪3年:全7区16位≫
高松伸伍29分44秒69
佐藤真路29分45秒78
嶺井雄宇29分56秒66≪2年:予114位、1年:予158位≫
 彼らが2年時に、5年ぶりのシード権&13年ぶりの4位進出を果たしているのですが、その時に出走した選手が2人います。早川選手と熊崎選手です。早川選手は4区に起用され区間2位の快走を見せています。4区に強い帝京大を受け継ぎました。強い向かい風の中、大柄な早川選手がピタリ当てはまったとか。3年時も4区好走の後、4年時は高島平20㎞優勝を受けて1区起用されています。熊崎選手は印象深いスピードランナーですね。2年時にアンカー起用。他校との4位争いをする大事な局面となりました。相手の顔色が変わらない事で最後に極端にペースが落ち、何十回いやそれ以上の回数振り返り、残り80mからの一発のスタートで4位のゴールテープを切りました。それ以降ぐんぐん成長し、5千13分台1万28分台の立派なエース級に。ただ、最後の箱根は故障でよもやのエントリー漏れ。涙をのんだファンも多かったのでは。

 3年生になってから台頭してきたのは柳原選手と杉山選手。柳原選手は1年時から監督から名前が挙がっていたのですが、3年になってから主要大会での成績がぐんと向上しだしました。2度の箱根が1区と2区のエース区間となったのは信頼の証です。杉山選手はロードでコツコツ成績を伸ばしましたね。3年時はアンカーでシード権獲得出来るかどうか瀬戸際の位置で襷を貰いました。非常にスローな入りで最後区間3位まで伸びる見事な走りで2年連続シード権確保に貢献。4年時の3区でもしっかり前を追っていましたね。

 他、惜しかったのが高橋勝選手。3年時からトラックでチーム上位になり、最終学年の箱根は7区にエントリーされましたが、無念の当日変更で後輩と変わりました。また、嶺井選手は下級生の時に箱根予選に2度出走しましたね。長い距離で安定感があったのでしょう。高松・佐藤選手は5千の記録が良く名前が載りました。



現役選手

【1万チームトップ10】
高橋裕太④29分15秒24≪3年:箱9区6位、出4区、2年:全1区18位、出5区9位≫
竹本紘希④29分19秒89≪3年:箱5区13位、2年:箱5区14位、全8区12位≫
君島亮太④29分21秒45≪3年:箱6区18位≫
堤悠生④29分24秒15≪3年:箱10区4位≫
阿南堅也④29分31秒23≪3年:箱8区14位≫
山中建人④29分33秒54
野村雄一④29分33秒68≪3年:箱4区19位、出6区≫
山崎渉④29分38秒50
渡辺貴裕②29分39秒42
瀬戸口文弥③29分39秒79

1万平均:11位29分29秒7
【その他】
原由樹人④29分45秒18
島口翔太郎③29分45秒61
加藤勇也③29分49秒75
内田直斗③29分49秒86≪2年:箱7区10位、出5区≫
岩間俊友④29分57秒19
高橋雅人④30分09秒58
田中祐次②30分11秒14
【新入生】
竹下 凱14分23秒25≪都4区4位≫
大塚瑞季14分30秒57
齋藤 槙14分32秒81
新関友基14分35秒84≪都1区27位、高4区11位≫
畔上和弥14分36秒51
幸一聖14分39秒02
平本駿椰14分40秒70≪高5区14位≫
【今から考える区間オーダー】
内田-高橋裕-君島-加藤-竹本
渡辺-畔上-阿南-堤-山崎
 残念ながら次点となり3年ぶりの予選会に回る帝京大。5千の平均タイムがガタ落ちするなど、大きく戦力ダウンするのではないかと思われましたが、日本学生ハーフでは来季の主力と期待されていた高橋裕・内田・堤選手に62分台の好タイムが出ました。いずれもシード権が厳しくなった中、復路で追い上げムードを作った選手たちですが、それからもまた成長があったという事ですね。来季は例年以上にエース不在になると思いますが、ひとまずは彼らが中心になりそう。

 それにしても新4年に1万タイム上位者が多いですね。先に挙げた3人の中では高橋裕・堤選手が新4年ですが、それ以外にも山を務めた竹本・君島選手や、阿南・野村選手も箱根走っていますし、学生ハーフでは山崎選手がまずまず走っています。帝京大らしいですが新4年にメンバー候補は多いです。とはいえ、下級生も負けてはいません。内田選手の他、加藤・瀬戸口・渡邊選手あたりがハーフタイムで上位に食い込んでいます

 新入生では、大きく目立っている選手は一見いないように見えますが、実は畔上選手が64分29秒というハーフのタイムを持っており、早い段階でメンバー入りするかもしれません。駒数という事であれば、故障などがなければ今年よりは充実しているかもしれません。ただ、エース級の選手がこれから戦う力を身に付けなければ、予選は通過できてもシード権は…という事にもなるのかも。全日本予選で3組4組でしっかり闘っていけるようになればと思います

2015年度シーズンへ向けて~國學院大學




國 學 院 大 學
1区は悪くなかったですが、できれば混戦の中で粘りたかった
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
沖守怜29分07秒24≪4年:箱2区17位、予10位、3年:箱3区21位、予71位、2年:箱1区19位、出3区9位、1年:箱4区13位≫
塚本一政29分22秒68≪4年:箱3区20位、3年:箱10区9位、予93位≫
鮫島紋二郎29分29秒13≪4年:箱7区13位、予55位、2年:箱9区14位≫
大下稔樹29分37秒16≪4年:箱5区14位、予39位、3年:箱5区16位、予99位、2年:箱5区11位、出2区7位、1年:箱7区16位≫
湯川智史29分51秒25≪4年:箱10区6位、予48位、3年:箱6区12位≫
川副智洋29分54秒04≪4年:箱8区19位、予99位≫
池田将典29分58秒00
 4年連続出走した選手が2人いますね。沖守選手と大下選手です。しかも彼らが1年時はシード権を獲得していますし、そのメンバーとなっているのですよね。先に大きな成長を見せたのは沖守選手で2年時に満を持して1区起用。しかし、直前に胃腸炎にかかった影響で区間ブービーへ。3年時も3区起用も区間ブービー。持ちタイムは向上するも毎年箱根に泣かされ続けました。最後は予選で個人トップ10に入る成長、満を持して2区に登場しました。ただ、単独走になり強いと言われる接戦に持ち込む場面は訪れませんでした。

 大下選手は2年時は故障者が出た影響で急遽5区。そこで区間11位の粘走を見せました。それまではスピードランナーのイメージでしたが、意外な適性を見せました。暫く不調に喘いでいましたが、4年時の予選で久々に好走。箱根は下位だったこともあり、2年時の区間順位には届きませんでした。箱根は厳しい成績が多かったですが、共に2年からは主要区間を担う重要な選手たちでした。

 また、2度の出走の選手が3人。鮫島選手は2年時にいきなり9区を任され崩れずに走り切りました。その後しばらく姿を見ませんでしたが4年秋に復活し7区を出走しています。湯川選手は3年時に6区で好走して注目。主将として迎えた今年はやや予想外のアンカー。序盤から果敢に攻め5人抜きで意地を見せました。塚本選手は前回アンカーで好走。好調さを買われて3区に起用された最後の箱根は非常に苦しい成績となりましたが貴重な経験ではないでしょうか。川副選手は大學まで陸上経験なしのランナー。最後に箱根の座を射止めました。途中全身痙攣に陥る洗礼を受けながらも完走しています。池田選手は出走には至りませんがトラックのタイムが下級生の頃から良かったですね。


現役選手

【1万チームトップ10】

蜂須賀源③28分55秒95≪2年:箱1区14位、予8位、1年:箱8区13位、予76位≫
吾妻佑起④29分22秒53≪3年:箱4区8位、予114位、2年:箱9区20位、予55位、1年:箱8区6位≫
稲毛悠太③29分23秒75≪2年:予75位≫
廣川倖暉④29分25秒19≪3年:箱9区5位、予31位、2年:箱7区6位、予58位、1年:箱4区14位≫
坂本航平④29分33秒88
鈴木涼太③29分34秒52
中嶋大③29分34秒97
池沢健太④29分35秒17
岡部令④29分37秒62
磯邊翔太②29分39秒35

1万平均:9位29分28秒3
【その他】
松本龍星③29分40秒06
川本博大③29分40秒47≪2年:予187位≫
内田健太②29分47秒60
渡邊貴②29分54秒53
高橋遼太④29分54秒55≪3年:予130位≫
細森大輔③29分57秒18≪2年:箱6区14位、予63位≫
向晃平②
【新入生】
江島崚太14分28秒31≪都4区10位、高3区33位≫
長谷勇汰14分29秒17≪高4区31位≫
小中駿祐14分36秒65
福田貫太14分36秒71
菅家希来14分39秒13
船井魁晟14分42秒06≪都4区31位、高2区16位≫
蜂屋瑛拡14分42秒64≪高3区46位≫
【今から考える区間オーダー】
吾妻-蜂須賀-廣川-稲毛-細森
高橋-松本-曽我部-向-磯部
 ずっと金太郎飴と言われていたチームですが、核となる選手が久々に出てきました。新3年の蜂須賀選手です。昨年秋の予選で個人一桁に入り、一気に注目株に。箱根は1区でやや遅れましたが、1万28分台&ハーフ62分台に持ちタイムを伸ばしました。今年のトラックレースから他校のエースに食って掛かる姿を見たい所。準主力には新4年の吾妻・廣川選手か。箱根でしっかり成績を残している選手たち、4年生の力を見たい所だ。

 他にも面白い選手は沢山いる。稲毛選手は駅伝の出走こそないものの、攻撃的な走りが魅力の選手で爆発すれば面白い存在。新2年には入学からコツコツ力を伸ばしてきた磯部・渡邊選手や、もともと実力のある内田選手、そして都道府県5区区間賞を取ってから故障し首を長くして待っていた向選手が学生ハーフで65分切。ようやく目途が立ってきて、今後の伸びしろに期待したい。

 頭数をあげていくときりがない。新4年で主要大会の経験が少ないが、1万チームトップ10に入る選手は坂本・池澤・岡部選手と3人もいるし、この表の中に名前がない選手にもハーフ64分65分台の選手もいるし、全日本予選で組トップを取った選手もいる。実力が拮抗している選手が多く箱根予選は今の所心配はしていないが、全日本予選や大舞台でしっかり闘う選手が、数ある選手の中から出てくればと思う。

2015年度シーズンへ向けて~創価大学




創 価 大 学
初出場の1区はチームを率いたエースに任せました

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
小島一貴29分36秒60≪4年:箱6区12位、3年:予209位、2年:予252位、1年:予55位≫
小嶋大輝29分44秒51≪4年:予183位、3年:予219位、2年:予113位、1年:予167位≫
樋浦雄大30分06秒10≪3年:予224位、2年:予185位≫
沼口雅彦30分08秒82≪4年:箱10区19位、予169位、3年:予266位、2年:予109位≫
鳥海将史30分27秒49≪3年:予206位、2年:予222位≫
茂呂大輝≪1年:予229位≫
 個人的にとても嬉しかったのは下級生の時に活躍していた小島&沼口選手が最後の箱根に出走したことだ。高校時代から活躍していた小島選手の最初の予選は55位。この時同じチームにもっと良い選手がいたために選抜には入れなかったが、次年度から是非とも思っていた。しかし、2年になってパタリと走れなくなった。予選には出場するものの200位オーバー。最終学年は予選すら出走できなかった。しかし、チームの出場決定。懸命に調子を戻して、山下りに出場こぎつけた。区間12位ながら、創価大が他校に食いついた数少ない場面となった。

 もう一人の沼口選手は2年時に予選113位の力走でチーム2番手となった。トラックよりもロードで成績を残して期待が高まった。その後はそこまでのタイムは残せなかったものの、アンカーで出走。繰り上げ組から零れ落ちてかなり失速してしまったが、無事ゴールに辿り着き、公式記録を残したのであった。

 他のメンバーでは、小嶋選手が何とか出場にこぎつける事ができればなぁと感じてました。予選にはただ一人4年連続出場を果たし、4年ではチーム10番手として本戦出場を決めている。鳥海選手や樋浦選手はトラックのタイムを縮めたけど、最終的に大きく飛躍する事はできませんでしたかね。

現役選手

【1万チームトップ10】

山口修平④28分46秒92≪3年:箱1区13位、予6位、2年:予15位、1年:箱4区6位、予29位≫
後沢広大④29分08秒19≪3年:箱2区20位、予49位、2年:予112位、1年:予165位≫
大山憲明②29分23秒46≪1年:箱4区10位、予80位≫
蟹沢淳平②29分34秒73≪1年:箱3区19位、予73位≫
セルナルド祐慈③29分36秒01≪2年:箱5区20位、予71位≫
前原和輝④29分48秒32≪1年:予173位≫
彦坂一成③29分52秒80≪2年:箱9区19位、予85位、1年:予256位≫
山本真紗也④30分09秒19≪3年:予128位≫
新村健太④30分11秒44≪4年:箱8区20位、3年:予132位、2年:予235位≫
江藤光輝②30分28秒48≪1年:箱7区19位≫

1万平均:19位29分42秒0
【その他】
柴田拓人③30分34秒67
大川瞬④30分40秒05
山中福至③30分44秒48≪2年:予218位≫
山崎尚人③30分45秒72
大村弘明③30分52秒49
長嶋光一④30分54秒20
三澤匠②
【新入生】
古場京介14分31秒02≪高3区35位≫
石嵜雅也14分37秒09
郷 龍輔14分43秒21
石井幸喜14分44秒13
野田湧樹14分53秒76
秋山優樹14分55秒40≪都1区40位、高3区38位≫
棚橋建太14分57秒35≪都4区45位、高4区35位≫
【今から考える区間オーダー】
山口-後沢-大山-江藤-セルナルド
山中-山本-新村-彦坂-蟹沢
 一部有力選手の健闘はあったものの、やはり苦しい戦いになった本戦。現状では、予選での集団走がドはまりしての出場だったという事なのかと考える。ひとまず有力選手となるのが、エースの山口選手。予選個人一桁の走りは非常に印象に残っている。今は調子を落としているがインカレまでに戻してほしい。後沢選手も2番手の位置を確立しつつある。彼も単独走はある程度出来るとみる。セルナルド選手も面白いかもしれない。

 後はどうなるか。新2年で飛躍が期待される大山・蟹沢・江藤選手。それに箱根出走の彦坂・新村選手に、彼らとほぼ同じ記録の山本選手ら上級生らの名前が挙がるか。その後は大川・三澤選手らが学生ハーフで走ったものの66分台とやや心もとない成績となった。選手層は薄いのだ。

 なお、得意のトラックは19番目でギリギリ通過圏内。しかも全日本予選も持ちタイム平均では通過するかどうかのボーダーライン付近にいる。ここである程度予選がフロックだったのかどうか力試しができるのではと考える。古豪の巻き返しもあれば他に初出場を狙うところもある。来年も果たしてスタートラインに立てるかどうか要注目だ。

2015年度シーズンへ向けて~東海大学




東 海 大 学
不調の1区が何とか耐えてからこその2区でのジャンプアップがあった

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
吉川修司28分55秒26≪4年:箱4区14位、3年:箱10区21位、予43位、1年:箱8区20位、全2区8位≫
中川瞭28分57秒66≪4年:全8区7位、予41位、2年:全1区8位、予84位、1年:全3区4位、出4区5位≫
石川裕之28分58秒76≪4年:全5区4位、予62位、3年:予62位、2年:全4区12位、予78位、1年:出2区8位≫
山下英俊29分51秒24≪4年:箱6区9位、3年:箱9区19位≫
 三本川トリオ、2011年春に就任した両角監督が、当時ルーキーだった中川・石川・吉川選手へ期待を込めて作った愛称だ。石川選手は出雲2区で出走、吉川選手はいきなり全日本2区起用、中川選手は出雲全日本共に出走し区間5位以内。悪くない滑り出しだった。しかし、驚くことなかれ、3本川が揃って大学駅伝に出場する事はなく、しかも箱根に関しては吉川選手が3回出場したものの、石川・中川選手は箱根に登場する事は1回も無かった。

 3人とも故障の連続だった事、2年時はチームが箱根に駒を進められなかった事もあったり大変な4年間であった。一番強かった中川選手は2年時は1万28分台。しかも全日本予選で出したもので全日本出場権に大きく貢献した。長い故障から復帰した4年時の全日本はアンカーを走りシード権獲得に貢献している。石川選手は箱根予選で安定しており、3年時は9区出走が決まっていた。しかし、前日の故障で断念。4年時は中川・石川選手も12月に入って故障したのだ。逆に走れた吉川選手は1年時は区間最下位で繰り上げ、3年時はアンカーだったが最終ランナーとなる悔しさを味わった。4年時は快走とはいかなかったが、4区14位で何とかチームの流れを崩さずに走った。それぞれの三大駅伝挑戦であった。

 ところで、石川選手が9区断念した時、代わりに走ったのが山下選手だった。6区の補欠だったが、他に選手がいなかった事もあり、出走に至った。結果、順位をシード権内からシード圏外へ下降させ、しかも繰り上げの憂き目にあった。どこかでリベンジを…と思ったが、チーム力がさらに向上。厳しいと思ったが、6区の正選手が故障の回復が間に合わず、お鉢が回ってきた。今度は区間9位の力走。今度はチームの力になることができたのは良かったと思う。


現役選手

【1万チームトップ10】
廣田雄希③28分44秒34≪2年:箱3区12位、全3区12位、予22位、1年:予21位≫
白吉凌④28分48秒03≪3年:箱1区12位、全1区7位、予9位、2年:箱1区7位、予18位、1年:全3区12位、予120位≫
石橋安孝③28分52秒59≪2年:箱7区7位、全7区2位、予127位、1年:予23位≫
川端千都②28分53秒20≪1年:箱2区7位、全2区8位、予15位≫
富田三貴④29分03秒32≪3年:予216位、1年:予283位≫
高木登志夫④29分11秒38≪3年:箱9区12位、全6区5位、予52位≫
土屋貴幸③29分16秒88≪1年:箱10区13位、箱3区6位、予73位≫
春日千速②29分33秒34≪1年:箱8区5位、予102位≫
荒井七海③29分34秒85≪2年:1年:箱4区20位、予64位≫
小林巧④29分35秒16

1万平均:4位29分09秒3
【その他】
福村拳太③29分39秒00≪1年:箱6区8位、予94位≫
宮上翔太④29分39秒61≪3年:箱5区5位、全4区5位、予17位、2年:箱5区5位、1年:全5区12位、予154位≫
林竜之介③29分43秒44
桐原翔太③29分44秒04≪2年:予94位、1年:予74位≫
成田元一③29分47秒05≪2年:予115位≫
今井拓実④29分52秒75≪2年:箱8区19位、予61位≫
瑞慶覧伸哉③29分55秒28
【新入生】
湊谷春紀13分57秒29≪都1区7位、高1区4位、国5千3位、IH5千15位≫
茂山蓮太14分19秒76≪高5区3位≫
湯澤 舜14分19秒87≪都4区32位、高1区35位≫
三上嵩斗14分22秒90
嘉村大悟14分23秒54≪高7区4位≫
佐藤 航14分27秒52≪高4区13位≫
場中 陸14分29秒91≪高3区31位≫
【今から考える区間オーダー】
白吉-川端-湊谷-廣田-宮上
土屋-石橋-春日-高木-林
 2011年に両角監督が就任してからシード落ちや予選落ちや故障でチームが整わない等、色んな事がありましたけど、ようやく優勝争いと口に出来るような戦力が整ってきましたよ。1万在校生平均4位で1万28分台が4人います。その4人の中で、強さがあるなと感じるのが新4年白吉選手と新2年川端選手。白吉選手はハーフ62分台を複数出しており、箱根は故障明けで万全とは程遠い状況で12位ながら混戦の中でリレーした。川端選手は走るごとに成長を示しており、箱根で5人抜きの68分台には驚いた箱根ファンは多いだろう。これからが非常に楽しみだ。

 在校生は他にも選手がいる。故障にやや苦しむこともあるが、廣田・石橋選手は1年時に1万28分台を出しており、ポテンシャルは高いはず。土屋選手は長いロードは高校時代から定評がある選手だ。他にもスピードランナーの富田選手やロードでトラックのタイム以上の走りをする宮上・春日選手に、無名からコツコツ積み上げハーフ62分台を出した高木選手や同63分前半の林選手、他にも箱根や予選を経験している選手がおり、頭数は申し分ないだろう。

 新入生では主要大会でいずれも高いレベルの成績を残し続けている湊谷選手が大きな期待の星。先日のクロカンでも良かった。他にも数多くの選手が入部。いい状況の中、入部する事になりそうだ。全体的にもう少しレベルが上がれば、本戦でも面白い戦いができるようになりそうだ。


【8区】第91回箱根駅伝を振り返る






続いて8区

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【茅ヶ崎7.0㎞】

2位高橋(青学)20分16秒①
1位今井(東洋)20分10秒②8:28(2分52秒9)
5位大塚(駒大)20分23秒②(2分54秒7)8:28
15位牟田(明大)20分52秒④(2分58秒9)9:23
12位安井(早大)20分37秒⑤(2分56秒7)10:14
3位永井(中大)20分20秒⑧14:17[6]12:50
3位春日(東海)20分20秒⑥13:06[7]13:06

6位栃木(順大)20分26秒⑫18:26[7]13:06
7位谷原(山学)20分28秒⑪18:17[9]13:22
7位山本(中学)20分28秒⑦13:22[9]13:22
10位黒川(城西)20分33秒⑨14:33[9]13:22
16位吉田(日体)20分54秒⑰21:57[12]14:07
17位川副(國學)20分57秒⑲24:08[13]15:18
18位阿南(帝京)21分02秒⑭20:55[14]15:35
13位町井(日大)20分39秒⑬19:25[15]15:54
14位田林(上武)20分41秒⑱23:51[15]15:54
11位森橋(大東)20分35秒⑩17:21[17]15:58
7位大野(神大)20分28秒⑯21:11[18]16:00
18位新村(創価)21分02秒⑳27:06[19]16:19
OP小針(東国)21分00秒(18)23:46[20]19:17
20位宇田(拓大)21分09秒⑭20:55[20]19:17(3分01秒3)
 青学は2年前に区間賞を獲得をしている高橋選手を起用。このあたり盤石だ。なお、その時にチームの途中棄権により参考ながら走行タイムを上回った中大・永井選手も出走。それぞれこの間2番3番とやはりというべき力を見せている。
 その彼らを上回っているのは、東洋・今井選手。高校時代から5千13分台のスピードのある彼が、駒大・大塚選手に追いつき並走。駒大に食らいつく。永井選手の後ろも、東海・春日選手と順大・栃木選手のルーキーコンビが頑張って差があまり離れていない。その後ろでは総合で11位の山学・谷原選手が城西・黒川選手と中学・山本選手を引き連れて前へ行く。10位大東との差はついに1分を切ってきた。

【遊行寺坂15.9㎞-茅ヶ崎7.0㎞=8.9㎞】

3位高橋(青学)27分40秒①
6位今井(東洋)27分49秒②8:37(3分07秒5)
6位大塚(駒大)27分49秒②8:37
13位牟田(明大)28分07秒④9:50(3分09秒6)
5位安井(早大)27分43秒⑤10:17
3位永井(中大)27分40秒⑧14:17[6]12:50
2位春日(東海)27分39秒⑥13:05[7]13:05
1位谷原(山学)27分32秒⑪18:09[8]13:14(3分05秒6)
10位山本(中学)27分54秒⑦13:36[9]13:36
10位黒川(城西)27分54秒⑨14:47[9]13:36
14位栃木(順大)28分10秒⑫18:56[9]13:36
19位吉田(日体)29分05秒⑰23:22[12]15:32(3分16秒1)
8位大野(神大)27分51秒⑭21:22[13]16:11
9位森橋(大東)27分53秒⑩17:34[13]16:11
12位田林(上武)27分57秒⑱24:08[13]16:11
16位阿南(帝京)28分16秒⑮21:31[13]16:11
17位川副(國學)28分39秒⑲25:07[17]16:17
15位町井(日大)28分11秒⑬19:56[18]16:25

20位新村(創価)29分13秒⑳28:39[19]17:52
OP小針(東国)28分27秒(19)24:33[20]20:04(3分11秒8)
17位宇田(拓大)28分39秒⑯21:52[21]20:14

 トップ3は大きな変化はないが、少しずつ広がっていく。その後ろ明大・牟田選手がずっと低空飛行で、中盤になってペースをあげてきた早大・安井選手が詰めにかかっている。見た目6番は永井選手が保っているが、春日選手と谷原選手が離れずについている。谷原選手はこの間トップの走りでまた更に総合10位との差を詰めたか。総合12位の栃木選手はそれよりは遅れたが、まだ山本選手黒川選手らと前が見える位置にいる。
 その後ろ、日体・吉田選手がペースをつかめず大きく遅れ、調子が良い神大・大野選手が、上武・田林、帝京・阿南選手らを引き連れて前を追っている。点々を選手が続いた後、創価・新村選手が見えないくらい前で離れた。最後尾争いは連合・小針選手が拓大・宇田選手を引き離し始めている。ただ、見た目の差が20分以上開いてきている。


【影取18.4㎞-遊行寺坂15.9㎞=2.5㎞】
2位高橋(青学)8分21秒①(3分20秒4)
1位大塚(駒大)8分12秒②8:28(3分16秒8)
8位今井(東洋)8分33秒③8:49
12位牟田(明大)8分37秒④10:06
6位安井(早大)8分29秒⑤10:25
3位永井(中大)8分22秒⑧14:18[6]12:51
4位春日(東海)8分26秒⑥13:10[7]13:10
10位谷原(山学)8分35秒⑪18:23[8]13:28
11位山本(中学)8分35秒⑦13:50[9]13:50
14位黒川(城西)8分44秒⑨15:10[10]13:59(3分29秒6)
20位栃木(順大)9分25秒⑫20:00[11]14:40(3分46秒0)
16位吉田(日体)8分47秒⑰23:48[12]15:58
5位阿南(帝京)8分28秒⑮21:38[13]16:18
7位田林(上武)8分31秒⑱24:18[14]16:21(3分24秒4)
9位大野(神大)8分34秒⑭21:35[15]16:24
12位森橋(大東)8分37秒⑩17:50[16]16:27
18位町井(日大)9分06秒⑬20:41[17]17:10(3分38秒4)
19位川副(國學)9分22秒⑲26:08[18]17:18
17位新村(創価)8分51秒⑳29:09[19]18:22
OP小針(東国)8分27秒(19)24:39[20]20:10
15位宇田(拓大)8分46秒⑯22:17[21]20:39
 遊行寺坂で決着が付いた。この間、ダントツトップのタイムで走破した大塚選手が単独2位の座を取り戻した。逆に登りが苦手という今井選手はここで力尽きた。
 後方ではアクシデント。総合10位まで約1分差としていた栃木選手が、走行選手の肘がみぞおちに入り、暫く動けなくなる事態に。何とか走り出したものの、後退は免れなくなった。
 なお、遊行寺坂からペースを上げた選手と逆に失速した選手と大きな差が出ている。見た目13番争いの阿南選手が一気にペースアップ。上武・田林選手らが食らいつくが大野選手森橋選手が少しずつ離れていく。また、力不足か日大・町井選手と、全身痙攣に見舞われた國學・川副選手が大きく後退した。



【戸塚中継所21.4㎞-影取18.4㎞=3.0㎞】
1位高橋(青学)9分14秒①(3分04秒7)
3位大塚(駒大)9分21秒②8:35
9位今井(東洋)9分31秒③9:06(3分10秒3)
2位安井(早大)9分16秒④10:27
14位牟田(明大)9分38秒⑤10:30
5位永井(中大)9分25秒⑧14:29[6]13:02
12位春日(東海)9分37秒⑥13:33[7]13:33
3位谷原(山学)9分21秒⑪18:30[8]13:35
6位山本(中学)9分27秒⑦14:03[9]14:03
16位黒川(城西)9分42秒⑨15:38[10]14:27(3分14秒0)
18位栃木(順大)9分58秒⑫20:44[11]15:24
12位吉田(日体)9分37秒⑰24:11[12]16:21
8位阿南(帝京)9分29秒⑭21:53[13]16:33
7位田林(上武)9分28秒⑱24:32[14]16:35
10位大野(神大)9分35秒⑮21:56[15]16:45
14位森橋(大東)9分38秒⑩18:14[16]16:51
11位川副(國學)9分36秒⑲26:30[17]17:40
20位町井(日大)10分04秒⑬21:31[18]18:00(3分21秒3)
17位新村(創価)9分48秒⑳29:43[19]18:56
OP小針(東国)9分24秒(19)24:49[20]20:20(3分08秒0)
19位宇田(拓大)9分59秒⑯23:02[21]21:24
 トップを悠々逃げる青学・高橋選手は最後の3㎞を一番早いタイムで駆け抜け、差を広げるとともに2年ぶり2回目の区間賞を獲得。終盤あげた駒大・大塚選手の追撃を振り切り、中大・永井選手も突き放した格好だ。後ろとの差は8分半以上となった。また、4位を走っていた明大・牟田選手に、この間2番目で走っていた早大・安井選手が食って掛かった。激しいデットヒートとなったが、最終的に早大が前へ。初めて早大が4強の尻尾を掴みとった格好だ。

 永井選手を挟んで、春日選手に谷原選手が追いつく形で襷リレー。最終的に大東・森橋選手には16秒差まで迫る快走。森橋選手は自力で劣ったものの、崩れなかった為、何とか順位は保った。総合12位の順大はアクシデントもあり、2分半もの差。総合13位の日大も終盤立て直せず後退。また9位と10位の差も2分半あり、山学VS大東の様相を呈してきた。しかも、山学も大東も9区10区は4年生、どちらの最終学年が優っているだろうか。

 さて、そろそろ繰り上げが迫ってきた。創価・新村選手は何とか間に合ったが、連合と拓大は残念ながらここで繰り上げ。れんごうは8区9区とも初めて登場する大学だったが、箱根の厳しさを味わった。なお東国・小針選手は差が20分以上開いた遊行寺坂からは5番目程のタイムで走破したものの、青学・高橋選手のタイムは上回れなかった。拓大・宇田選手は前年店頭のリベンジを誓ったものの、悪い流れを止められない恰好となった。
 
 
 

2015年度シーズンへ向けて~早稲田大学







早 稲 田 大 学
1区2区混戦から、少しずつトップ3を追っていきましたが、届きませんでした

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
山本修平28分14秒49≪4年:箱5区10位、全4区2位、出3区、3年:全4区3位、出3区5位、2年:箱5区3位、全4区2位、1年:箱5区3位≫
田口大貴28分56秒70≪4年:箱10区7位、全8区11位、出6区、3年:箱9区7位、2年:箱10区4位、出5区8位≫
高橋広夢30分15秒07≪3年:箱5区12位≫
 この年は、高校生のスカウトはうまくいかなかったのですが、浪人組が大きな話題になりましたね。山本選手は浪人しながら1万28分台を出していた選手で大きな期待が集まりました。特に1年時の箱根5区3位ながら79分台は驚き、今後が期待されました。インカレでも頑張りましたが、やはり駅伝か。全日本4区と相性がよく区間3位以内が3回あります。ただ、区間賞が取れなかったのが不思議です。最後の5区が故障明けの中登る事になり区間10位に留まったのが惜しまれます。

 田口選手は2年の上尾ハーフから一気に力を戻してきましたね。その時の箱根は10区区間4位でしたが、超牽制からラスト80mのスパート合戦に敗れたのが大きく写りました。その後はハーフで62分台をマークするなど期待の選手となりました。ただ、故障などもあり、その時の記録を出し切れたかというとそうではない駅伝成績となりました。

 後は中々優勝メンバーには食い込めなかったですかね。その中で高橋選手が3年時に5区を走っています。山本選手が直前に肉離れでダウン。当時大きな実績はありませんでしたが、年間通して練習ができているという事で出走となりました。その後は3障で活躍する姿が見られましたね。


現役選手

【1万チームトップ10】
柳利幸④28分48秒50≪3年:箱9区4位、全1区8位、出1区、2年:箱7区5位、全1区15位、出1区9位、1年:箱8区14位、全1区12位≫
高田康暉④28分49秒59≪3年:箱2区6位、全2区7位、2年:箱2区1位、全6区3位、出2区4位、1年:全5区6位、出2区4位≫
中村信一郎④28分56秒00≪3年:箱1区11位、全3区15位、出2区、2年:箱10区10位、出5区8位≫
井戸浩貴③28分58秒83≪2年:箱3区8位、全6区3位、出5区、1年:箱8区9位、全7区3位≫
武田凛太郎③29分04秒20≪2年:箱7区5位、1年:箱3区5位、全5区4位、出4区5位≫
平和真③29分07秒12≪2年:箱4区9位、1年:箱4区2位、全3区7位≫
光延誠②29分14秒20≪1年:全5区11位、出4区≫
佐藤淳③29分20秒04≪2年:全7区12位≫
藤原滋記②29分24秒07
三井泰樹④29分40秒64

上位10人平均:6位29分13秒9
【その他】
三浦雅裕④29分42秒50≪3年:箱6区1位、2年:箱6区2位≫
浅川倖生③29分47秒25
鈴木洋平③29分57秒58
柄本勲明③29分58秒80
藤岡孝彰④30分57秒85
安井雄一②≪1年:箱8区7位≫
石田康幸②
【新入生】
清水歓太14分08秒97≪都5区2位≫
小澤直人14分13秒22≪都1区39位、国5千12位≫
永山博基14分16秒68≪都5区5位、高1区38位≫
車田 颯14分18秒02≪高1区11位、IH5千13位≫
岡田 望14分41秒87≪高5区7位≫
尼子風斗14分55秒71
【今から考える区間オーダー】
中村-高田-井戸-平-安井
三浦-光延-佐藤-柳-武田
 いやね、来年度は勝負する年だと思いますよ。なんだかんだいって抜けるのは2人だけです。故障から復活してきた前回2区区間賞の高田選手を中心に粒ぞろいです。その高田選手はクロカンで結果を残すなど練習を積めば強いところをみせています。また、中村選手や柳選手が箱根でまずまず粘ったのは大きな収穫でした。ようやく主力と言って良いのかなと思います。

 また、今回は故障明けで良い成績を残せない、逆に言えば伸びしろがある井戸・武田・平選手はもっと主要区間争いで凌ぎを削れるはずだ。インカレなどで他校と戦ってほしい。デビューとなった全日本失敗もその後も頑張っている佐藤・光延選手らも繋ぎならという選手にはなってきている。箱根に関して言えば、6区区間賞の三浦選手が好調で頼もしい。新入生は清水・小澤・永山・車田選手ら面白い位置にいる選手が揃っており、部内競争は激しそうだ。

 早大の問題は、戦力そのものよりも競り負けることがここ最近多い事。優勝以降4位5位4位5位だが、いずれも9区以降に一つ順位を下げる結果となっている事。今年も3位まで背中が見えながら捉えきれなかった。渡辺氏の後を受け継いだ相楽監督がそのあたりをどう見ているのか。精神的にタフなチームに変身させてほしい。さもすれば、少なくとも青学大を追う1番手まで上げられるはずだ。

※一部追記・修正しました

2015年度シーズンへ向けて~中央大学



中 央 大 学
1区から流れに乗り、9区までいきました。復活間近のはず

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
新庄翔太28分37秒92≪4年:箱2区9位、予16位、3年:箱1区14位、予37位、2年:箱2区20位、全2区6位、1年:箱4区7位≫
永井秀篤29分05秒44≪4年:箱8区3位、2年:箱8区出走≫
多田要29分29秒08≪4年:箱10区20位、予124位、3年:箱9区9位、予127位、2年:箱4区14位、全1区13位、出3区4位≫
出口遼29分41秒77
渡辺俊平29分49秒10≪4年:予134位≫

清水清輝≪4年:予195位≫
 激動の年を過ごした4年間でしたね。入った時は四半世紀続いたシード権を確保したのですが…。シードを落としたのは2年時でしたが、苦難を味わったのは新庄選手。早くから1万28分台を出して期待され2区に入ったのですが、終盤に低体温等でフラフラになって襷リレー。棄権はその後の区間ですが、この2区でシード権が大きく遠のいた状況になっていました。逆にその時にヒーローになったのが永井選手。直前で調子が上がって任された8区でまさかの本区間賞を上回るタイムで走破。巻き返しの象徴とも言われました。

 ただ、2人ともその後順調だったわけではありません。永井・新庄選手ともに故障が多く万全な走りが出来ない状態が続きました。新庄選手は4年秋に戻ってきて箱根予選そして1万もベストを出しました。最後の箱根は2区でリベンジの区間一桁。永井選手はそれよりも遅く復帰し、区間賞をめざし8区で登場。3位でしたが、当時のタイムを上回りました。

 それでもまだ苦難が襲いました。アンカーを任された多田選手が大失速してしまいました。2年時の出雲がデビュー、この時は3区で区間4位の好走。面白い選手が出てきたなという印象でした。その後は上がり下がりが多い中、3年時の箱根は復路のエース9区で9位の成績でした。その後故障明けの予選を何とか走ると10区でシード権獲得のゴールを目指しました。しかし、走る前から違和感があった脚が5㎞地点で悲鳴をあげました。8位→19位とかつてない順位ダウンをしてしまいました。

 大変な事になりましたが、悪い流れは切りかけるところまでは持っていきましたかね。他、4年生で予選を走り切った渡辺選手に清水選手。3障で結果を残したことがある出口選手の名前が見えますね。


現役選手

【1万チームトップ10】

徳永照④29分06秒02≪3年:箱7区8位、予18位、2年:箱7区7位、予189位、出3区6位、1年:箱7区出走、全5区8位、出4区4位≫
藤井寛之④29分08秒64≪3年:箱3区15位、1年:出2区4位≫
三宅一輝④29分39秒28≪2年:箱4区13位、予67位≫
鈴木修平③29分39秒29≪2年:箱4区13位、予54位、1年:出4区9位≫
町澤大雅③29分45秒06≪2年:箱1区10位、1年:箱3区16位、予270位、出1区8位≫
新垣魁都③29分47秒57
松原啓介④29分48秒47≪3年:箱9区18位、予32位、2年:出6区9位≫
相馬一生③29分53秒59≪2年:予120位≫
新城佑加③29分56秒56

1万平均:18位29分40秒4
【その他】
小池竣也③30分05秒00
小谷政宏④30分22秒03≪3年:箱5区7位、予81位、2年:箱5区13位≫
市田拓海③29分59秒75≪2年:予121位、1年:箱8区16位、予161位≫
渥美良明③30分27秒24≪2年:予67位≫
吉田匡佑④30分31秒60
谷星輝③30分31秒86
谷本拓巳③30分47秒08≪2年:箱6区6位、予159位、1年:出2区12位≫
【新入生】
堀尾謙介14分02秒99≪高1区13位、国5千24位、IH5千11位≫
石黒和寿14分24秒07≪高5区7位≫
岡本光平14分33秒22≪高3区20位≫
苗村隆広14分33秒43≪都4区14位、高3区10位≫
小林寛太14分41秒00≪高7区23位≫
神崎 裕14分46秒65≪高7区21位≫
北村 祥14分49秒98≪高7区17位、IH3障8位≫
【今から考える区間オーダー】
町澤-徳永-三宅-堀尾-小谷
谷本-相馬-渥美-鈴木-松原
 結構バラエティに富んだ選手がいる印象ですが、2人柱となってきたのは徳永・町澤選手。2人とも学生ハーフで62分台を記録して次年度チームを引っ張る期待がかかっています。町澤選手は箱根1区での頑張りが印象的でしたね。彼らが安泰なら予選落ちが心配される戦力ではなくなりつつあると思います(油断は禁物ですが…)。

 その後は横一線な印象がありますかね。復活してきた藤井選手や箱根予選でぐっと名前があがってきた鈴木・松原・渥美選手に1500の選手ながら対応してきた三宅・吉田選手、山で覚醒する小谷・谷本選手ら個性ある選手は多いです。最近では相馬・谷選手がハーフで結果を残していあしたかね。

 新人はここ数年の成績でやや厳しくなってきつつありますが、14分02秒を持つ堀尾選手の獲得がなりましたね。スピードもありますが、高校駅伝もまずまずでした。選手層は充分に厚くなってきています。全日本予選等でも結果を残し、箱根予選もしっかり突破し、箱根本戦で粘り強い戦いができるチームになっていってほしい。

2015年度シーズンへ向けて~大東文化大学




大 東 文 化 大 学
1区の後を受け継いだ4年生6人が懸命にシード権を奪い取りました

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
市田孝28分43秒93≪4年:箱2区10位、全1区3位、出3区、3年:箱2区10位、全1区5位、予8位、2年:箱3区11位、予23位≫
市田宏28分51秒43≪4年:箱5区4位、全2区6位、出1区、3年:箱1区8位、全2区7位、予9位、2年:箱1区5位、予56位≫
平塚祐三29分19秒88≪4年:箱3区13位、全6区6位、出4区、3年:予53位、2年:予146位≫
池田紀保29分26秒92≪4年:箱9区7位、全5区6位、出5区、3年:箱4区9位、全6区8位、予51位、2年:箱4区11位、予55位、1年:予187位≫
植木章文29分38秒57≪4年:箱10区11位、全8区15位、3年:箱3区14位、全8区8位、予39位、2年;箱10区12位、予66位≫
本間有純29分38秒62
船倉大輔29分48秒08
徳原宗一郎30分07秒89≪4年:箱6区15位、3年:予166位≫
上田祐貴30分19秒85≪3年:箱7区21位≫
 市田兄弟が入った時は話題になりましたね。ちょうど大東大が予選落ちの屈辱を味わった時で、名門再生なるかと騒いだ記憶があります。1年目は厳しい結果でしたが、2年目に晴れて本戦出場。弟の宏選手が1区で区間5位と好走していましたね。兄の孝選手は故障明けで3区起用でした。孝選手はその後ぐんぐん成長し2回2区担当。4年時は全カレで表彰台に立つと全日本は1区で村山兄弟とマッチレースを展開。一時抜け出したうえで区間3位と大きな見せ場を作りました。弟の宏選手は最後に山登り5区を担当。本人は不満でしたが区間4位でチームを立て直しました。箱根の成績で見ると弟の方が大会との相性が良いような感じでした。2人とも実業団も同じで旭化成にいきますが、どうなるのか楽しみです。

 ここ2年シード権獲得していますが、市田兄弟だけの力ではありません。多くの同級生の力がありました。池田・植木両選手は2年生から台頭してきました。池田選手は4区で2年連続区間中位と堅実な成績を残します。対して植木選手はロードで踏ん張る走り。3年時の全日本8区では最後までシード権を追いかける姿が大変印象に残りました。そして迎えた最後の箱根は2人が9区10区と並びました。チームは総合10位。シード権の命運を託されました。池田選手は積極的に飛ばして11位との差を広げる走りを見せました。植木選手は直前の全日本が6位で襷を貰いながら失速して以降絶不調だったのですが、何とか役割を果たしシード権でのゴールとなりました。

 また、平塚選手は2年の箱根以降伸びてきました。ただ、駅伝への登場は4年時の全日本が初登場。その後3区での登場になりました。他には上田選手と徳原選手がそれぞれ1度ずつの箱根路でしたが選手層が厚くない中メンバー争いに割って入りました。また1500mが得意な本間選手や箱根直前になって伸びてきた船倉選手らもチームを盛り立てたのではと思います。


現役選手

【1万チームトップ10】
大隅裕介④28分52秒02≪3年:箱1区9位、全4区10位、出2区、2年:箱9区17位、全7区7位、予137位≫
北村一摩③29分28秒24≪2年:箱7区17位、全3区10位、1年:全5区13位、予160位≫
原法利②29分40秒70≪1年:箱4区16位≫
森橋完介④29分50秒07≪3年:箱8区11位、2年:予155位≫
下尾一真③29分55秒18
石橋優哉③29分56秒48
前田将太②29分56秒50
中野光③29分58秒61
清水健伍④29分58秒87
林日高②30分03秒41

1万平均:21位29分45秒9
【その他】
山本翔馬②30分06秒73
立花克広④30分08秒05
鈴木太基③30分13秒08
石田政④30分16秒53≪3年:全7区15位≫
鴇沢駿介③30分17秒13
渡辺準也④30分18秒29
川野部桂③31分14秒22
【新入生】
新井康平14分14秒98≪IH千五6位≫
谷川貴俊14分18秒74≪高3区14位≫※追記
大久保隆人14分21秒16≪高3区27位≫
齋藤 諒14分26秒66≪都1区30位、国5千18位≫
中神文弘14分29秒05≪高6区12位、IH3障9位≫
副島孝輝14分30秒95
奈須智晃14分38秒27≪高6区10位≫
【今から考える区間オーダー】
原-大隅-山本-前田-林
下尾-石田-石橋-森橋-北村
 2年連続シード権を獲得しましたが、さて一気に戦力が落ちているのが正直な所。1万28分台で箱根1区耐えた大隅選手以外には繋ぎ区間で区間二ケタの選手が中心となってしまいました。大隅選手もまだまだエースと言うにはこれからというところだ。その中で期待できそうなのは、今年大きく伸びた原選手とロードでは外さない森橋選手あたりでしょうか。個人的にはちょっとくすぶっているように見える北村選手が飛躍の年になってくれればなと思いますがどうでしょうか。

 その他にも少しずつですが伸びてきている選手はいるんですよね。5千でチームトップとなった前田選手や石橋選手や林選手は箱根に区間エントリー(当日交代)されていましたし、最近では新2年の山本選手が学生ハーフで64分台の成績を残していました。トラックの持ちタイムはかなり似たような成績でこれから次第という感じだが誰が伸びてくるか。1年生は新井選手がスピードがありますが、後はじっくりという感じかな。

 後は奈良監督の育成にも期待したいところです。しばらくは苦戦していましたが、ここ2年はシード権獲得しています。選手の力は勿論あるでしょうが、中々奈良監督もやるなぁ(上から目線w)というが正直な感想です。決して選手層が厚いチームではないのですが、調整と区間配置の巧さでくぐり抜けているなという印象です。来季、苦しいと言われる戦力だからこそ、見せ場が楽しみだなとも思います。



2015年度シーズンへ向けて~拓殖大学




拓 殖 大 学
決して楽ではない戦力の中、1区から食らいつき、往路は波に乗りました。

卒業生
※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
佐護啓輔28分55秒71≪4年:箱1区8位、出1区、3年:箱4区8位、予36位、2年:予65位、1年:箱4区18位≫
櫻井一樹29分42秒29≪4年:箱10区15位、出6区、3年:箱7区17位、予240位、1年:予270位≫
尾上慎太郎29分54秒55≪4年:箱5区8位、出4区、3年:箱5区9位、予146位≫
早川和樹30分12秒03≪3年:予140位≫
大島千幸30分12秒08≪4年:箱6区20位、3年:箱6区10位≫
 1年生の頃から頭角を現し、中心の選手になったのが佐護選手ですね。高校時代は1500中心だったこともありますが、5千15分台の選手。その選手が1年時から箱根を走り、1万28分台を出したのですから驚きの成長を遂げましたね。最後の箱根はサバイバルレースとなった1区でチームを流れに乗せる走りを見せました。

 同じく1年生の頃から名前を聞き始めていたのは、櫻井・早川選手。櫻井選手は予選にも出ているのですよね。長い距離の対応にはやや時間がかかりましたが、最終学年にアンカーを任されて区間15位の成績を残しました。早川選手は三大駅伝への出場がないのはかなり意外です。1年時の学生ハーフに64分少しで走って、早い段階での主力となるか注目していました。ただ、その後は伸び悩み3年時に予選を走って140位という成績に留まってしまいました。

 昨年のシード権を獲得に大きな力になったのは尾上&大島選手の5区6区のコンビです。尾上選手が3障で、大島選手は1500が専門種目でインカレで名前を聞いていました。それでも区間エントリーで5区6区になった時は大丈夫か半信半疑でした。それがどちらも区間10位以内で走るのですからね。大きかったです。最終学年は尾上選手が実力を伸ばしましたね。大島選手が逆にブレーキになったのはかなり驚きました。


現役戦力

【1万チーム上位10人】
金森寛人④29分20秒17≪3年:箱2区13位、出3区、2年:箱3区11位、予65位、1年:予118位≫
栩山翔④29分39秒35≪3年:箱9区17位、2年:予40位、1年:予102位≫
宇田朋史③29分44秒23≪2年:箱8区18位、出2区、1年:箱8区17位、予91位≫
東島彰吾④29分47秒59≪3年:箱3区14位、2年:箱1区17位、予63位≫
新井裕祟③30分18秒55≪2年:箱7区20位、出5区、1年:予142位≫
日下粛基④30分22秒27
横内悠④30分24秒45
白石海斗④30分27秒66
大中亮矢③30分32秒00
苅田広野②30分51秒54

1万平均:27位30分08秒8
【その他】
上野雄都④30分52秒15
西智也②31分00秒76≪1年:箱4区11位≫
平尾希④31分09秒07
中原拓海④
久士目拓哉②
山本和希②
木村匡貴④
【新入生】
馬場祐輔14分24秒11
戸部凌佑14分37秒19≪高3区18位≫
米倉慎悟14分38秒45
阿久津尚紀14分44秒40
長田悠太郎14分45秒95
硴野魁星14分55秒03
【今から考える区間オーダー】
東島-金森-宇田-馬場-西
平尾-栩山-苅田-大中-新井
※修正
 いやはや試合にあまり出ない大学とはいえ、1万平均が在校生のみで27位というのは非常に驚きましたね。そういえば、現時点で全日本予選への参加も非常に怪しい状況だったり…(現在21番目)。さて、春にトラックに出て記録を狙わせるのか、全日本予選はもう考えずに箱根一本に絞っていくのか、岡田監督のタクトが気になる所です。

 さて、戦力ですが、箱根2区を走った金森選手以外は横一線な印象を持ちます。金森選手はトラックもロードもどちらもこの1年安定していて、他校のエースと張り合えつつあると感じます。彼の周囲の選手が今は不足しているのかなと感じます。東島選手や、流れが悪かったのもありますが栩山・宇田選手がいい戦果を残せませんでした。彼らがしっかり伸びる事ができれば、箱根予選を通過できる戦力となっていくと思います。

 10番手のレベルは学生ハーフを見る限りは、持ちタイム以上に引上げらていると思います。箱根出走した西・新井選手と同じくらいのハーフの成績に、平尾選手・苅田選手・白石選手・大中選手といった今まであまり聞いたことのないランナーが台頭し始めています。他にも横瀬選手ら最終学年でチャンスが訪れるかもしれない選手がいます。予選は確実に突破しなければなりませんが、立て直す可能性は充分にありそうです。

2015年度シーズンへ向けて~順天堂大学



順 天 堂 大 学
直前のチーム事情より、エースが1区を走りました

卒業生

※三大駅伝と箱根予選出走、及び5千1万ハーフいずれかがチームトップ10に入る選手
松村優樹28分44秒29≪4年:箱1区7位、全8区9位、予28位、3年:箱1区9位、全1区7位、出3区4位、2年:箱9区7位、1年:箱9区5位≫
的野遼大29分21秒85≪4年:予409位、1年:箱7区8位≫
西郷貴之29分23秒54≪3年:出6区7位、2年:箱5区5位、出6区4位、1年:箱5区15位≫
松村和樹29分23秒61≪4年:箱9区12位、全7区5位、予95位、3年:箱7区11位、全7区6位、1年:予129位≫
三宅隆友30分05秒16≪4年:箱3区17位、予173位≫
 昨年の全日本7区8区で兄弟襷リレーが話題になりましたが、松村優選手と松村和選手は最終的に順大に欠かせない存在になりました。先に頭角を現したのは兄の方で、1年から予選で3年ぶり復帰の原動力となると、任された9区でチームを10位以内に浮上させ5年ぶりシード権に貢献。2年以降は立派なエースとして活躍。チーム事情で2区を走る事はありませんでしたがロードで高い安定感を示しました。弟の和樹選手は1年時から予選こそ出走したものの、駅伝のメンバーに選ばれるようになったのは3年から。4年時に、兄が1年時に走った9区を疾走しています。
 他、有力視されながら故障に泣いた選手もいました。西郷選手は1年時から山登りに出走し、2年時に区間5位の力走を見せました。この急成長には多くの駅伝ファンが期待を寄せましたが、上級生になってから故障が重なり、それ以降箱根を走る事は叶いませんでした。的野選手も1年時に箱根出走してからは苦しい3年間になりましたが、インカレ1500m等で持ち前のスピードを見せる事が度々ありましたかね。
 最終学年になって箱根を走った三宅選手は3障でインカレに出ていた選手。11番目の選手だったのですが、レース直前に主力選手が体調不良に陥り、大役が回ってきました。結果は厳しかったですが、持っている力は出したのかなと感じます。


現役選手

【1万チーム上位10人】
田中孝貴④29分06秒63≪3年:箱2区12位、全1区14位、予24位、2年:箱9区5位、全8区9位≫
松枝博輝④29分13秒81≪3年:箱5区16位、予153位、2年:箱8区11位、全2区8位、出1区11位、1年:箱3区16位、出5区10位≫
花澤賢人②29分19秒29≪1年:全2区14位、予105位≫
稲田翔威④29分26秒67≪3年:箱4区6位、全4区11位、予35位、2年:箱3区15位、全5区7位≫
聞谷賢人③29分35秒41≪2年:箱10区9位、全6区11位、予69位、1年:箱10区8位、全6区13位≫
西澤卓弥③29分38秒64≪2年:箱7区4位、全3区14位、予117位、1年:箱4区19位≫
森湧暉③29分44秒82≪2年:箱6区11位、1年:全3区10位、出4区6位≫
栃木渡②29分45秒74≪1年:箱8区15位、全5区14位、予53位≫
斎藤 航④30分09秒23
新 涼太②30分15秒40

1万平均:16位29分37秒6

【その他】
村島 匠②30分17秒21
甲斐大貴③30分20秒84
中村陵介②30分25秒73
作田直也③30分31秒36≪2年:予98位≫
小盛玄佑④30分32秒51
城西 廉②
山下智貴③
福嶋優人②

【新入生】
塩尻和也14分04秒20≪国5千6位、IH3障1位≫
江口智耶14分15秒45≪都5区5位、高1区15位≫
笠井孝洋14分18秒93≪高2区4位≫
馬場スタン恵14分23秒80≪都5区17位、高3区9位≫
續木悠也14分27秒64≪都4区19位、高2区7位、IH3障2位≫
小林 聖14分34秒94≪高1区26位≫
吉岡幸輝14分39秒89≪都5区13位≫

【今から考える区間オーダー】
花澤-田中-松枝-森-塩尻
城西-西澤-栃木-稲田-聞谷
 大きなエースという選手はいないですが、選手自体は粒ぞろいで10人以上メンツがいるのではと思います。その中で1版なのは田中選手で、前回の箱根予選でチームトップ、その後急遽2区を走った中区間12位にまとめあげました。スピードが付けば、エースとして張れるのかなと思います。個人的にはその田中選手よりもスピードで勝るはずの松枝・花澤選手らがエースと言われるようになればと思ってますが…。松枝選手は千葉クロカン日本人トップ取るように爆発力がありますが安定感が少し足りないのと、花澤選手は学年が上がって距離に対応できればと思っています。

 さて、彼らに食っていける潜在能力がありそうな新入生が沢山います。全国区の選手で塩尻選手が入りますね。IH3障優勝していますが、それだけでなく5千でも充分な実力があります。無名校からの伸びしろには大いに期待(ところで3障と言えば一つ上に関カレ優勝の村島選手がいますね。まずはインカレが楽しみ)。また、江口選手は全国駅伝で好走していますし、馬場選手は1万29分39秒を出した事があります。良いスカウトはできていますので、ぜひとも育て上げてくれれば。

 更に在校生では年々成長をしている稲田選手、長い距離で安定している聞谷選手、今年の箱根でチーム最高区間順位で走り意外性をみせた西澤選手。さらにまだまだ未完成だと思われる森選手や栃木選手、チーム最下層から這い上がってきた作田選手、他新2年でも台頭しかけている選手がいます。一気に上昇できるメンバーになってきています。まずはしっかり予選を突破できるようチームが活性化してほしいですね。


2015年度シーズンへ向けて~神奈川大学




神 奈 川 大 学
平地は良い走りが多かったのですが…

卒業生
柿原聖哉28分33秒50≪4年:箱2区8位、全1区9位、予3位、3年:箱5区8位、予6位、2年:全3区11位、予39位、1年:予54位≫
柏部孝太郎29分18秒52≪4年:全7区9位、予50位、3年:予44位、2年:箱5区18位、全6区8位、予85位≫
高山直哉29分45秒91≪4年:箱7区9位、3年:箱7区10位、予84位≫
小泉和也29分48秒91≪4年:予113位、3年:箱1区21位、予52位、2年:箱3区10位、全4区9位、予52位≫
赤松宏樹29分53秒54≪2年:箱4区10位、予48位、1年:予53位≫
井上雄介30分11秒62≪4年:箱9区20位、予97位、3年:箱4区11位、予78位、2年:箱10区12位、全7区14位≫
菅原涼介30分22秒17≪3年:予128位≫
1年生時に箱根予選で50位前後と力走を見せた選手が2人いるんですよね。赤松・柿原選手の2人です。これは面白いと注目したのですが故障などもあり、赤松選手が2年時に4区を走るのに留まっていました。ここから一気に伸びたのが柿原選手。予選では一桁順位を記録すると、スクランブル発進となった5区で区間一桁。最終学年には予選で個人3位、1万では28分33秒を叩き出すなど名実ともにエースに成長。箱根2区での力走を見せました。

ところで、この学年は2年生時に箱根を経験した選手が多いのですよね。成績が良かったのが小泉選手。この時は全日本の準エース区間4区で区間一桁でその流れで箱根もうまくいきました。ところが、3年時は急きょ1区を任された事もあり区間21位の苦しい走りに。それ以降本来の走りを見る事はできませんでした。ある意味有名になったのは柏部選手。強風吹き荒れる5区を急に任され、フラフラに。この年は5区で2校棄権になっていますが、柏部選手も非常に危ない状況でした。リベンジを誓い、そこから持ちタイムなど上昇を見せましたが、直前の調整がうまくいかず最初で最後の箱根になりました。井上選手は3年時から主将を任された選手。3年時の箱根4区はうまくいきましたが、急きょ任された4年時の9区は区間最下位の辛い走りとなりました。

こう見ると、神大は本当に直前の調整がうまくいかず、欠場したり区間配置が当初の予定から変わる事が多いですね。箱根で苦戦する理由が見えてきます。そんな中、安定した走りを見せたのは高山選手。3年時の予選で突如中堅選手として活躍を見せ箱根で2年連続7区を任されました。区間10位、9位と外さずに走ったのは光りましたね。他、菅原選手は3障が得意な選手、箱根山下りの候補に挙がった事がありましたが、出場はなりませんでした。


現役戦力

【1万上位10人】
我那覇和真④28分46秒08≪3年:箱1区6位、全2区12位、予11位、2年:箱2区19位、予7位、1年:箱7区1位、全2区8位、予62位≫
西山凌平④29分09秒79≪3年:箱4区5位、全4区9位、予23位、2年:箱3区9位、予20位、1年:箱2区11位、全1区14位、予45位≫
大塚倭②29分22秒18
大野日暉②29分34秒28≪1年:箱8区9位、予101位、全国5区15位、高校1区8位≫
中神恒也③29分39秒27≪2年:箱10区11位、予157位、1年:予134位≫
大川一成②29分56秒41≪1年:箱3区18位、全5区8位、予68位、予全国1区17位、高校1区12位≫
鈴木祐希②29分57秒89
永信明人④29分59秒85
南俊輔④30分01秒74≪※現在マネ、1年:予168位≫
朝倉健太③30分06秒72

1万平均:17位29分39秒4

【その他】
石橋健③30分07秒74≪2年:全6区13位、予76位、1年:箱8区20位≫
枝村高輔②30分09秒57
浅利宗一郎②30分19秒74
秋澤啓尚②30分36秒36
東瑞基③30分41秒29≪2年:全8区13位、予44位、1年:箱6区20位、予77位≫
渡辺慎也④≪3年:箱5区18位、1年:予110位≫
鈴木健吾②≪1年:箱6区19位、全3区9位、予33位≫
【新入生】
山藤篤司14分03秒55≪高1区28位、国5千9位、IH5千10位≫
多和田涼介14分22秒31≪高6区3位≫
杉優一郎14分26秒22
徳川稜太14分28秒81≪高2区12位≫
阿比留和弘14分31秒33
鈴木奏太郎14分35秒67
田中翔太14分45秒96
【今から考える区間オーダー】
山藤-西山-我那覇-大塚-大野
東-鈴木健-大川-中神-朝倉
 
 柿原選手卒業でパワーダウンはするものの、我那覇&西山選手の2本柱は光りますね。1年生の頃から箱根での活躍があります。やや不安定な面が気になりますが、主要区間で十分に通用する力は持っています。まず、この2人がしっかりチームとして引っ張っていく必要があるでしょう。

 その次の選手がやや力の差があるだろうか。ただ、新3年2年に候補は多いです。箱根で好走を見せた大野・中神選手や予選では彼らを上回る走りを見せた鈴木健・石橋・大川選手や、全日アンカーの東選手もいるんですよね。スカウトが良くなってきて、主力の候補に上がる選手は明らかに増えていますので、そこから突き抜ける選手が出てくるかどうか。

 スカウトと言えば、いよいよ今年は全国区の選手が入ります。IH・国体とも5千で良い走りを見せている山藤選手が注目株ですね。高校駅伝はやや悔しい走りでしたが、これからの爆発力に期待したい。他、多和田選手ら14分20秒台の選手も入りますね。箱根予選の通過は現時点で問題は感じていないしシード権は充分にいけるはず、そこから箱根までの間にしっかり力を溜められるようなプロセスを組んでほしいと思う。




2015年度シーズンへ向けて~中央学院大学



中 央 学 院 大 学
1区から適材適所でやや予想外のシード権獲得でした。

卒業生

及川佑太28分54秒02≪4年:箱5区3位、全1区19位、予12位、3年:箱5区18位、全4区9位、出2区3位、2年:箱8区8位、予54位≫
山田侑紀29分34秒31≪4年:箱9区16位、3年:箱10区7位、2年:箱10区6位、予96位、1年:箱9区15位≫
芝山智紀29分38秒20≪1年:箱1区20位、予50位≫
松下弘大29分42秒20≪4年:全7区13位、3年:全7区11位≫
木部誠人29分50秒51≪4年:箱6区16位、予47位、3年:箱7区16位、出5区11位、2年:箱7区12位、予122位≫
1年生の頃一番期待されていたのは芝山選手だったんですよね。トラックの持ちタイムが高くスピードランナーとして期待が集まりました。初の箱根はいきなり1区最下位。その後のリベンジを期待していましたが、残念ながら怪我や不調でこれが最後の箱根に。最後の年は惜しかったのですが…。逆に4年連続出場となったのは山田選手。1年時に珍しい9区を担当すると、2年時の10区では後続の追撃を振り切りシード権のゴールテープを切りました。最終学年は年間通じて不調でしたが9区で懸命に粘り切りました。
さて、エースの及川選手は2年生から台頭してきましたね。初の箱根は8区8位のタイム以上に10位を逆転して久しぶりのシード権にチームを導いたのは大きな殊勝だ。その走りを買われて2度の5区山登り起用へ。1度目の5区は大失敗の区間18位。今度はシードを遠ざけてしまった。リベンジを期した最後の箱根は79分台の区間3位と素晴らしい走り。6年ぶりの往路高順位でゴールを果たしました。
 他の選手では、木部選手と松下選手の名前がありますね。木部選手は2年の頃からレギュラー争いを展開。区間順位の最高が2年時だったのがちょっと残念ですが、毎年メンバーの座を確保していました。松下選手は、箱根は未登場でしたが、全日本7区で2度出場しています。


現有戦力

【1万上位10人】
潰滝大記④28分38秒43≪3年:箱1区5位、全2区5位、予14位、2年:箱1区13位、全2区12位、出1区5位、1年:箱1区8位、予153位≫
塩谷桂大④28分59秒55≪3年:箱3区4位、全4区7位、予19位、2年:箱3区4位、全3区4位、出3区10位、1年:箱3区18位、予69位≫
海老澤剛③29分12秒77≪2年:箱2区11位、全3区3位、予29位、1年:箱6区12位≫
蘆田恵伍③29分21秒63
村上優輝③29分36秒40≪2年:箱4区15位、予125位、1年:箱4区15位、全5区16位≫
山本拓巳④29分42秒12≪3年:箱8区8位、全8区14位、予70位≫
清水翔太③29分46秒65≪2年:予116位≫
小川貴弘④29分48秒05
高品純也④29分51秒07
季④29分51秒58

1万平均:10位29分28秒4

【その他】
鎌田祐生②29分52秒45
久保田翼③29分53秒42≪2年:箱10区14位、全6区17位、予149位≫
藤花尚之③29分55秒28≪2年:予162位≫
海老澤太③30分08秒15≪2年:箱7区11位≫
渡辺聖矢③30分20秒85≪2年:予90位≫
大森澪②30分27秒31≪1年:全5区18位、予91位≫
新井翔理②30分48秒64

【新入生】
森田智哉14分12秒82
樋口 陸14分33秒57≪IH3障13位≫
廣 佳樹14分34秒63
實政瑛久14分38秒47
下川和樹14分42秒81
福岡海統14分45秒23
矢嶋直人14分46秒21

【今から考える区間オーダー】
潰滝-海老澤剛-塩谷-森田-山本
樋口-海老澤太-小川-大森-新井
 
 
 
 3区終了時で5強の次の位置にいた中学大ですが、支えた3人がそのまま残るのは大きいですね。4年生になる潰滝選手と塩谷選手は1年時からずっと同じ区間を担当していますが、毎年成長がみられるのがいいですね。潰滝選手は3障もありますし、トラックでの活躍も期待したいところです。そして、昨年秋から驚きの成長を見せた海老澤剛選手が現在のチームの3本柱と言えます。現時点では見事な柱と言えそう。

 驚いたのが日本学生ハーフ。現在1年の大森選手が62分台を叩き出しました。箱根予選は走りましたが、本戦は出場できませんでした。その選手がまさかの記録を出しました。目立ちませんが、新井選手もまずまずでしたね。他にも8区一桁の山本選手や海老澤太・村上・久保田選手ら箱根経験者に緊張感をもたらす様な結果になったと思います。

 新入生では森田選手が非常に面白いですね。全国区の駅伝には出ていませんが、千葉クロカン・福岡クロカンでトップ10人に入る成績を残しており、即戦力となってもおかしくありません。後は、3障のベストが9分ジャストの樋口選手でしょうか。充分に今年以上の戦力になる可能性はあります。しっかり育成していきたい。


2015年度シーズンへ向けて~明治大学



明 治 大 学
しまった…1区の順位の順だったのに…

卒業生
山田速人28分35秒76≪4年:箱6区7位、全6区6位、2年:全7区5位、出4区9位≫
文元慧28分39秒40≪4年:箱5区6位、全1区17位、3年:箱1区4位、全1区4位、出6区6位、2年:箱1区2位、全1区5位、出3区5位≫
大六野秀畝28分40秒88≪4年:箱2区5位、全8区1位、出1区、3年:箱2区5位、全8区4位、出3区12位、2年:箱2区12位、1年:箱1区6位≫
有村優樹28分41秒09≪4年:箱3区2位、全3区1位、出2区、3年:箱8区2位、全4区6位、2年:箱7区3位、全5区1位、出1区21位、1年:箱8区3位≫
前野貴行28分56秒31≪3年:箱9区14位、2年:出2区11位≫
松井智靖29分18秒75≪4年:箱4区3位、全4区6位、出4区、3年:箱7区8位、全5区2位、2年:箱9区18位、全6区4位≫
八木沢元樹30分57秒67≪3年:箱3区2位、全2区11位、出2区1位、2年:箱4区7位、1年:箱4区2位≫
すごいスカウトだったんですよね。その中で皆勤したのが大六野選手。ハイペースの1区でしっかり走っていたのは印象的でした。2年時からは完全にエース区間となり初の2区は二ケタに終わりましたが、そこからじわりじわり力はつけてきました。4年時にインカレ等でも結果を出すと全日本アンカーでまさかの区間賞獲得。一気に評価が上がった箱根は区間5位ながら67分台と堅実かつ高レベルの走りをしました。

その大六野選手がエース区間になってから1区を任されていたのは文元選手。2年時3年時と区間3位前後の好成績を残していましたが、時折他区間での好走もありました。最終学年はけがで出遅れ全日本でブレーキになった後、まさかの志願5区驚きました。

有村選手と松井選手は2年時にそれぞれ苦難のレースを味わっているのですよね。有村選手は期待されて起用した2年出雲でまさかの1区関東だけでなく全体での区間最下位。その後1か月経たない全日本5区で区間記録まであと1秒の区間賞を獲得したのはある意味話題になりました。それ以降後半区間が多かったですが、最終学年は往路へ。3区62分台で走り切りました。松井選手はロード中心に鍛え、箱根デビューは9区。ハイペースが祟ったのか終盤に脱水症状に。フラフラで順位を落としてしまった。その後のレースは堅実にまとめ、最終学年はやや予想外の往路4区で区間3位の成績であった。

最終学年怪我で出れなかった八木沢選手と前野選手はどちらも1500が得意なスピードランナー。八木沢選手は5千でも13分26秒を出すなど話題になりましたね。往路のスピード区間の登場でした。前野選手は2年時に出雲出た後、5千13分台1万28分台ハーフ62分台で秘密兵器に。3年時に箱根登場もやや消化不良の9区14位。最後に1万チームトップの山田選手。ずっと期待されながらあと一歩箱根に届かなかったですが、最後の箱根に登場。6区で59分台をマークしました。




現役世代

【1万上位10人】
横手健④28分38秒73≪3年:箱1区3位、全5区1位、出3区、2年:箱5区19位、全3区6位、出5区3位、1年:箱8区9位≫
牟田祐樹④28分43秒20≪3年:箱8区13位、2年:出4区11位≫
木村慎④28分50秒47≪3年:箱9区2位、全2区4位、出6区、2年:箱5位、全7区1位、1年:全4区7位、出5区5位≫
山田稜④28分56秒93≪3年:全7区3位≫
江頭祐輔④29分16秒14
江頭賢太郎③29分25秒78≪2年:箱10区10位≫
吉田楓③29分37秒65
皆浦巧②29分39秒31
小川誉高④29分41秒46
藪下響大③29分46秒78≪2年:出5区≫

1万平均:6位29分15秒4

【その他在校生】
櫃本隼和③29分52秒59
荒谷房之介③30分01秒56
齋田直輝④30分17秒23
渡邊智裕②30分20秒97
射場雄太朗③30分38秒08
末次慶太②≪1年:箱7区14位≫
白地慶信③

【新入生】
坂口裕之13分57秒41≪都1区3位、高1区5位、国5千5位≫
田中龍太14分10秒45≪都1区9位、高3区7位、国5千26位、IH5千16位≫
東島清純14分16秒81≪都1区34位、高1区19位、国5千16位、IH3障6位≫
角出龍哉14分17秒44≪高4区15位≫
竹山直宏14分26秒97≪高2区16位≫
山口竜矢14分27秒05≪高5区6位≫
岩本隼弥14分32秒41
【今から考える予想オーダー】
坂口-横手-木村-牟田-山田
藪下-田中-小川-末次-江頭賢
 あれだけの卒業生がいた。さすがの戦力ダウンは免れないと思われる。とはいえ、面白い選手がいるのは確か。まずは名実ともに明大のエースに成長した横手選手の名前が挙がる。箱根1区で激しいバトルを演じるとその後の上尾で61分37秒の好タイムを出した。2番手には木村選手があがる。箱根9区2位の好記録で走ると熊日30㎞で優勝する等覚醒。新4年に頼れる選手が2人いるのは大きいだろう。

 後はやや力の差があるか。故障や安定感に難があるものの、登りに強いと噂の山田稜・小川選手や、箱根区間二ケタだったものの、その後に好記録を出している牟田・末次・江頭賢選手、秘密兵器と言われつつまだ出番のない藪下選手らがあげられるか。彼らがこのまま主力となるか否かでは上位もあるが、シード権ギリギリも…というのはあるかもしれない。

 そんなチームに強力な1年生が入る。諫早高校より5千13分台の力のある坂口選手が入る。冬の駅伝は1区で安定、その後のクロカンでもしっかり見せ場を作っていた。チーム事情を思うとできれば早く大学の環境に慣れればいいなと思う。2大エースを1区に使わなくていいような存在に秋になってくれれば最高だ。後は田中選手あたりも駅伝成績を見ると面白いか。ちょっとこのところ下級生の台頭が少なくなっているので、その部分の克服をしっかり努めたい。そして上位陣に留まってチャンスをうかがえる体制に整えてほしい。

 
 
 

【7区】第91回箱根駅伝を振り返る




7区です

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【二宮11.8㎞】
参考:設楽(東洋)33分51秒※当時11.7km

1位小椋(青学)34分10秒①(2分53秒7)
17位末次(明大)35分34秒②7:06
4位服部(東洋)34分40秒③8:09
5位西山(駒大)34分44秒③8:09
6位武田(早大)34分48秒⑤9:02
15位大手(日体)35分18秒⑯19:16[6]11:26
8位徳永(中大)34分58秒⑨12:57[7]11:30
12位市谷(山学)35分13秒⑪16:25[7]11:30
12位海老澤(中学)35分13秒⑥11:36[9]11:36
3位石橋(東海)34分34秒⑥11:36[9]11:36
2位室井(城西)34分32秒⑧12:49[11]11:36(2分55秒6)

9位西澤(順大)35分05秒⑭17:44[12]12:24
16位鮫島(國學)35分26秒⑲21:50[13]13:00(3分00秒2)
7位内田(帝京)34分54秒⑮18:27[14]13:07(2分57秒5)
14位北村(大東)35分15秒⑩14:30[14]13:07
10位三好(上武)35分07秒⑱21:13[17]13:16
18位高松(日大)35分48秒⑫16:50[17]13:19(3分02秒0)
19位江藤(創価)35分57秒⑳24:14[18]13:27

11位高山(神大)35分09秒⑰19:41[19]14:30
20位新井(拓大)36分05秒⑬17:29[20]15:51(3分03秒5)
OP村瀬(麗澤)35分28秒(19)21:44[21]17:15
 3年連続3回目の7区の小椋選手は順調に歩を進める。1万28分半ものタイムを持っている選手がトップを走っているのだから当たり前と言えばそうだが快調だ。2位明大・末次選手はペースが上がらずこの間だけで1分半近く開いた。3位激しいバトルの駒大・西山選手と東洋・服部選手でもジリジリ引き話されている展開だ。
後ろは見た目相当差が詰まっているが飛ばしているのは東海・石橋選手と城西・室井選手。彼らが中学・海老澤選手を引き連れて、その前の山学・市谷、中大・徳永選手を追い、その前の日体・大手選手を追っている状況だ。
総合では11位に山学が浮上。10位は大東・北村選手で2分近く前。好走の帝京・内田選手に食らいついて、我慢の展開だ。

【大磯18.1㎞-二宮11.8㎞=6.3㎞】
参考:設楽(東洋)19分28秒

1位小椋(青学)19分26秒①(3分05秒1)
13位末次(明大)20分30秒②8:10
2位服部(東洋)19分39秒③8:22
2位西山(駒大)19分39秒③8:22
5位武田(早大)19分51秒⑤9:27(3分09秒0)
6位石橋(東海)20分08秒⑥12:18
7位徳永(中大)20分14秒⑨13:45[6]12:18
10位市谷(山学)20分18秒⑪17:17[8]12:22
8位室井(城西)20分15秒⑧13:38[9]12:27
15位大手(日体)20分34秒⑯20:24[10]12:34
13位海老澤(中学)20分30秒⑦12:40[11]12:40
4位西澤(順大)19分42秒⑫18:00[11]12:40
11位鮫島(國學)20分22秒⑲22:46[13]13:56
12位内田(帝京)20分27秒⑮19:28[14]14:08(3分14秒8)
18位北村(大東)20分49秒⑩15:53[15]14:30
16位江藤(創価)20分36秒⑳25:24[16]14:37
17位高松(日大)20分44秒⑬18:08[16]14:37(3分17秒5)
19位三好(上武)20分52秒⑱22:39[18]14:42
9位高山(神大)20分17秒⑰20:32[19]15:21
20位新井(拓大)20分55秒⑭18:58[20]17:20(3分19秒2)
OP村瀬(麗澤)20分10秒(18)22:38[21]17:59(3分12秒0)
 3位争いはずっと続いている。思えば昨年の区間賞と区間2位であり、高校駅伝1区でもバトルを展開した2人。まだ決着はつかないまま続き、2位末次選手が眼前に迫ってきている。その後ろ、同じペースで進んでいた早大・武田選手が少しずつ離れだしている。
後ろはまず見た目から大きく展開が変わってきた。東海・石橋選手と中大・徳永選手が見た目6番争いだがその22秒後ろに5選手が見渡せる。注目すべきは先ほどでは遠く離れていた順大・西澤選手が加わってきている事。総合でも12位に浮上で驚きだ。13位日大・高松選手は前回シード権の立役者の一人だが、苦しい走りになっている。
後ろでは6区出遅れ組の中で、神大・高山選手と選抜・村瀬選手が懸命に追っているが、拓大・新井選手は苦しい。拓大は連続でブレーキの様相だ。


【平塚中継所21.3㎞-大磯18.1㎞=3.2㎞】
参考:設楽(東洋)9分13秒

1位小椋(青学)9分04秒①(2分50秒0)
2位西山(駒大)9分07秒②8:21
3位服部(東洋)9分16秒③8:34(2分53秒8)
9位末次(明大)9分41秒④8:47(3分01秒6)
5位武田(早大)9分30秒⑤9:53(2分58秒1)
7位徳永(中大)9分32秒⑧14:13[6]12:46
4位西澤(順大)9分20秒⑫18:16[7]12:56
13位石橋(東海)9分48秒⑥13:02[8]13:02
10位室井(城西)9分42秒⑨14:16[9]13:05
8位海老澤(中学)9分34秒⑦13:10[10]13:10
15位市谷(山学)9分52秒⑪18:05[10]13:10
16位大手(日体)9分58秒⑰21:19[12]13:29
11位鮫島(國學)9分45秒⑲23:27[13]14:37
11位内田(帝京)9分45秒⑮20:09[14]14:49
14位三好(上武)9分51秒⑱23:26[15]15:29(3分04秒7)
16位高松(日大)9分58秒⑬19:02[16]15:31
18位江藤(創価)10分00秒⑳26:20[17]15:33(3分07秒5)
20位北村(大東)10分13秒⑩17:02[18]15:39(3分11秒6)
6位高山(神大)9分31秒⑯20:59[19]15:48
19位新井(拓大)10分08秒⑭20:02[20]18:24
OP村瀬(麗澤)9分38秒(18)23:02[21]18:33
 小椋選手の盤石な走りは最後まで崩れず、区間トップのタイムで通過。あまり触れられないが区間記録まで8秒に迫った走りはもっと評価されるべきだろう。後ろは2位争いに浮上した2人の中で、駒大・西山選手が猛スパートを決めて、2位へ浮上。差は8分20秒と開いたが盛り返してきている。

後ろは見た目6位中大・徳永選手のすぐ後ろに順大・西澤選手が追いつく展開。ラスト3㎞で一気に浮上した計算だ。序盤好走の東海・石橋選手と城西・室井選手が続き、片目失明の中総合の10位を追い上げる山学・市谷選手に最後ペースを上げた中学・海老澤選手が追い抜いた。日体大に続き、1分開き國學・鮫島選手、その後ろにまずまず走った帝京・内田選手。その後ろのはずの大東・北村選手はガクンとペースダウンし、上武・三好選手や終始ローペースだった高松選手に創価・江藤選手にも交わされてしまった。総合では何とか10位を保ったが、山学や順大ななどがじわりと迫ってきている。なお、後ろの神大と選抜は18分以上見た目と差がついている。

2015年度シーズンへ向けて~東洋大学




東 洋 大 学

卒業生

※三大駅伝及び箱根予選出場or5千1万ハーフのいずれかがチームトップ10
田口雅也28分37秒37≪4年:箱1区4位、全8区4位、3年:箱1区3位、全4区4位、出1区6位、2年:箱1区1位、1年:箱4区1位≫
高久龍28分42秒78≪4年:全4区4位、3年:箱8区1位、2年:箱7区4位、全5区3位、出5区1位≫
今井憲久28分54秒77≪4年:箱8区6位、全6区4位、3年:箱4区3位≫
淀川弦太29分04秒05≪4年:箱10区5位、3年:全7区3位、2年:箱4区11位≫
名倉啓太29分20秒64≪4年:全7区4位≫
齋藤真也29分52秒91≪4年:出5区≫
五郎谷俊29分57秒52≪4年:箱5区11位≫
何といっても田口選手の鮮烈デビューが光りましたね。中学時代はともかく高校時代以降は貧血もあり、目立たない選手でした。それが1年時の上尾で63分台。箱根4区区間賞デビューで、総合優勝に貢献しました。その後は、安定感を買われ、他の区間の事もありますが主に1区で起用される事が多く、ここ2年の高速化でも他校のエースに真正面から揺さぶりをかけていたのが印象的でした。

 高久選手は、2年時に鮮烈デビューをしましたね。出雲5区区間新でした。その後は繋ぎ区間で何度か出走。3年時に8区区間賞、力をつけてきましたが4年時は故障で出場が叶いませんでした。今井選手は高校時代の持ちタイムはこの中で断トツトップでしたが、大学で力を発揮しだすのにはちょっと時間がかかりました。3度駅伝出場で3年時の箱根4区3位が最高成績です。淀川選手は2年時に上尾63分出しましたが、その年度の箱根は今井選手の怪我で急遽出走し苦しみました。その後頑張って4年時はアンカーを走っています。

 その他は、4年時に各駅伝1つずつ。スピードのある齋藤真選手は出雲(ただ、台風で中止という何とも悔やみきれない事に…)、ロードでコツコツ力を付けた名倉選手は全日本、五郎谷選手は1年時から候補だった山登りの座を最後に射止めました。設楽兄弟の下の世代という事で、台頭が心配でしたが、最終的に7人の名前を見る事になりました。


現有戦力

【1万上位10人平均ランキング】
服部勇馬④28分22秒43≪3年:箱2区1位、全2区1位、出3区、2年:箱2区3位、全2区4位、出5区1位、1年:箱9区3位≫
上村和生④28分44秒81≪3年:箱3区6位、2年:箱9区4位≫
服部弾馬③28分55秒31≪2年:箱7区3位、全1区10位、出1区、1年:箱7区1位、出2区6位≫
櫻岡駿③29分25秒10≪2年:箱4区4位、全3区6位≫
山本采矢③29分25秒31
口町亮③29分28秒04≪2年:出2区≫
橋本澪③29分30秒23
渡辺一磨④29分31秒01≪3年:全5区5位、出4区≫
野村峻哉②29分31秒99
長谷川直輝④29分36秒33

1万平均:5位29分15秒1

【その他】
高橋尚弥④29分40秒64≪3年:箱6区8位≫
寺内将人④29分41秒98≪3年:箱9区9位≫
小早川健②29分41秒93
竹下和輝②29分47秒48
山本信二③29分56秒53
高森建吾②30分26秒56
成瀬雅俊③29分51秒95

【主な新入生】
山本修二14分15秒54≪都1区21位、高1区14位、国5千28位≫
小笹椋14分15秒72≪都5区2位、高3区6位≫
中畑亮人14分16秒97
碓井涼太14分26秒66≪13年IH千五4位≫
菅原勇聖14分28秒99≪高7区8位≫
山口健弘14分35秒36≪高7区28位≫
中村拳梧14分36秒31≪都5区39位≫

【今から考える区間オーダー予想】
櫻岡-服部勇-服部弾-山本修-成瀬
高橋-小笹-小早川-上村-寺内
 
 
 
 
 
 
 
 現時点では1強と言えば良いでしょうか。箱根2区区間賞は平地のエースです。そのエースがいるのが東洋大なんですよね。新4年の服部勇選手が箱根2区で魅せた走りは見事で、突っ込んで入って先頭に追い付いて、トップに立ちました。東京マラソンの出場は怪我により断念しましたが、来年度へリオ五輪の夢一発勝負を見守りたいです。

 その他の選手が全体的にやや苦しんだのが今回の箱根路。特に順位を落とした服部勇選手と同じ新4年の上村・高橋・寺内選手は悔しい思いをしたのではないでしょうか。前が見えながら競り負けた櫻岡・服部弾選手も同様の思いと思います。何人かは早速学生ハーフで結果を示していましたが、服部勇選手を活かせるようなチームになるにはもっと強さがいりますね。かつての粘り強さが戻ってほしい。

 それともう一つ気になるのは例年以上に選手層が薄い事。酒井監督が言われていましたが、今回は登りが苦手な選手を8区に起用する等、悪い意味で区間配置に迷ってしまったそう。一つに上級生と下級生の繋がりが弱かったという話が合った。今年は1年生が一人も走れないという東洋大にとっての事件があったそうで。外部な人間なので中の真意かは分かりませんが、新2年には竹下・高森・小早川選手や、新1年は山本・小笹・中畑選手と人材宝庫ですから、引っ張り上げるような体制を整えてほしいですね。さすれば、また上が見えてくると思います。


2015年度シーズンへ向けて~青山学院大学



青 山 学 院 大 学

見事な初優勝でした。

卒業生
藤川拓也28分20秒31≪4年:箱9区1位、全5区3位、出5区、3年:箱9区3位、出2区6位、2年:箱6区14位、出2区2位、1年:出2区7位≫
川崎友輝28分44秒11≪4年:全6区1位、出2区、2年:箱4区13位、1年:出4区11位≫
高橋宗司29分15秒42≪3年:箱8区1位、箱5区11位、全8区10位、2年:箱8区1位、1年:全4区8位、出5区6位≫
佐藤研人29分22秒57≪1年:箱1区12位、全7区12位、出6区11位≫

1年の出雲でこの4人が一気にデビューを果たしているのですよね。そのシーズン三大駅伝皆勤したのは佐藤選手。競り合いが得意という事で1区起用。ハイペースとなった中、1区12位は実績からすると好走の部類でした。その後楽しみにしていたのですが、怪我と選手争いの激化もあり2年以降の出走はありませんでした。


他の選手は三者三様でしたね。高橋選手は1年は全日本で4区8位の好走で一気に注目が集まり、駅伝で名前を連ねるように。箱根8区と相性がよく、2年時と4年時と2度の区間賞を獲得を果たしています。川崎選手はトラックで1500や5千といった短い距離で活躍。故障などで3年冬に一度腐りかけ、激太りから4年秋に帰還。全日本でチーム唯一の区間賞を獲得するなど、大きな活躍を見せました。その後故障で無念のリタイアとなりましたが、9区給水などでかなり目立っていました。その9区を走ったのが藤川選手。出雲2区に3年連続出走でスピードランナーのイメージでしたが、3年時は驚きの箱根9区出走。区間3位の好走を見せると、最終学年は区間記録まであと3秒の快走を見せる区間賞の走りを見せました。揉まれた中、最後まで生き残った選手はみな区間賞でした。
 その他、あともう一歩がどうしても届かなかった選手達もいます。三野貴史選手は全日本予選で毎度好走を見せていましたし、山田学選手は1万29分10秒台で4年時は箱根8区エントリー、三木啓貴選手は5千で14分一桁を持っています。青学大じゃなければ走っていたかもしれません。


現有戦力

【1万持ちタイムトップ10】
一色恭志③28分23秒40≪2年:箱2区3位、全1区6位、出3区、1年:箱1区6位、全1区6位、出3区7位≫
小椋裕介④28分27秒73≪3年:箱7区1位、全4区8位、出1区、2年:箱7区2位、全4区7位、出1区4位、1年:箱7区14位、出1区7位≫
久保田和真④28分30秒78≪3年:箱1区2位、全2区3位、1年:箱3区4位、出3区1位≫
神野大地④28分41秒48≪3年:箱5区1位、全8区3位、出6区、1年:箱2区6位、全2区6位、出6区4位≫
秋山雄飛③28分58秒93≪2年:全3区6位≫
渡辺利典④29分05秒71≪3年:箱3区5位≫
渡邊心④29分09秒47≪3年:全7区8位≫
中村祐紀②29分11秒21
安藤悠哉③29分12秒07≪2年:箱10区2位≫
下田裕太②29分12秒92≪全国5区19位、高校3区35位≫

【その他】
村井駿④31分12秒33≪3年:箱6区2位、2年:箱6区18位≫
田村和希②≪1年:箱4区1位≫
山村隼④29分13秒05≪2年:箱4区7位、全7区10位≫
橋本峻④29分18秒28≪2年:全6区5位≫
伊藤弘毅④29分28秒01
松島良太④29分38秒75
吉永竜聖②30分57秒61

【新入生】
梶谷瑠哉13分57秒81≪都1区26位、国5千25位、IH千五9位≫
富田浩之13分58秒17≪都4区11位、高1区27位≫
小野田勇次14分15秒70≪都4区22位、高4区16位≫
橋詰大慧14分16秒15≪都1区13位、高1区2位、国5千14位、IH千五4位≫
森田歩希14分18秒84≪都5区29位≫
山田滉介14分28秒68
松田岳大14分44秒92≪都4区40位、高3区58位、IH千五13位≫
【現時点で考えるオーダー予想】
久保田-一色-田村-渡辺心-神野
村井-下田-渡辺利-小椋-安藤
 
 10時間49分台という箱根駅伝史上かつて無い領域に踏み込んだメンバーがまだ8人も残っています。特に往路メンバーが全員残っているのですよね。箱根5区を走った神野選手は平地ハーフでも日本学生歴代3位のタイムを出しており今後がますます期待されます。マラソンの適性を買われている一色選手は、次年度の東京マラソンを見据えています。高校時代からロードの鬼と言われている久保田選手は見事に復活を遂げました。復路メンバーでは小椋選手は山以外どこでもいける力があります。

 他にも、山下り見事な走りを見せた村井選手、自分ペースで走れる渡辺利・安藤選手に、彼らと変わらない持ちタイムを持つ渡辺心・秋山選手。2年では4区記録保持者となった田村選手に、中村・下田選手が食いついています。新入生では5千13分台の梶谷・冨田選手が入りますが、駅伝の成績では橋詰選手が一枚上手でしょうか。強い上級生に彼らも刺激されるでしょう。

 一つ懸念されるのは、監督ら中心にテレビに出たり企画の開催が多いこ。バラエティに出演、バレンタイン駅伝、握手会開催などなど。個人的に試みはとても面白いと思っています。地味できついイメージしかない長距離に大いに新風を吹かせてくれる事は大いに期待しています。ただ、言っても一学生なのでいいのかな…と(^^;
 
精神的疲労や逆に天狗になったりと。

 もっとも、その辺は元々カリスマ営業マンで他人の気持ちのコントロールのうまさに長けている原監督の手腕に期待したいですかね。楽しめる選手を選んでるかもしれません。スローガン『その一瞬を楽しめ~最強への徹底~』の名に懸けて、総合記録更新しての連覇を達成してほしいと思います。
 
 
 




2015年度シーズンへ向けて~駒澤大学




さて、学生ハーフも終わりました。
次年度の展望を出来る限り行っていきます。

駒 澤 大 学


卒業生
※三大駅伝及び箱根予選出場or5千1万ハーフのいずれかがチームトップ10
村山謙太27分49秒94≪4年:箱2区4位、全1区1位、出3区、3年:箱2区2位、全4区1位、出3区1位、2年:箱5区8位、1年:箱2区9位≫
中村匠吾28分05秒79≪4年:箱1区1位、全4区1位、3年:箱1区2位、全1区1位、出1区1位、2年:箱3区3位、1年:全6区3位≫
西澤佳洋28分51秒65≪4年:箱6区3位、全3区2位、出5区、3年:箱6区5位≫
大谷卓也28分52秒26
黒川翔矢28分54秒35≪4年:箱10区8位、全7区1位、3年:全7区2位、2年:全7区2位≫
小根山泰正29分07秒85
猪浦舜29分17秒44
なんといっても村山・中村選手の成績が光りますね。村山選手は高校時代から1万28分台を出して期待されて入学。やや波がありましたが、ダイナミックなフォームから繰り出すスピードはとても魅力があります。1万27分台・ハーフ60分台は凄まじい成績です。三大駅伝は皆勤しましたが、全日本と相性が良く特に3年時は留学生の記録を破っての区間記録は衝撃的でした。箱根で爆発力が見られなかったのは少し残念ですが、今後の糧となれば。中村選手はロードで元々期待されていました。高校3年から大学2年まで故障がちでしたが、上級生となって素質が開花。3年時の出雲・全日本は1区で破壊力のあるスパートを見せつけて優勝に貢献しました。4年時はウイルス性の体調不良で苦しみましたが、最後の箱根は区間賞。2人とも、ニューイヤーやその先が楽しみです。

 卒業生は他に1万28分台のランナーやハーフ62分63分台の選手がいます。しかし、激しいレギュラー争いで中々走れない中、チャンスをものにしたのは西澤・黒川選手。西澤選手は3年時に箱根6区出場したのを皮切りにトラックでも大きく飛躍しました。黒川選手は全日本7区で2年から3年連続での出場があり連覇に貢献しているんですよね。箱根は最後の最後に出場を果たしています。

 惜しかったのは大谷・小根山・猪浦選手。大谷選手は高校時代5千13分台。大学からはずっと苦しみましたが、4年の秋から1万28分台ハーフ63分台と長い距離に一気に対応しました。小根山選手も4年秋になって大きく記録を伸ばしました。猪浦選手は1年時からトラックで名前をよく見かけ、終盤の上尾ハーフでは62分台をマークしたものの、あと一歩届きませんでした。彼らは箱根が終わってからの大会で好結果を出していますね。





現有戦力

【現有戦力1万チームトップ10】
中谷圭佑③28分30秒52≪2年:箱3区1位、全2区2位、出1区、1年:箱4区1位、全5区1位、出2区2位≫
二岡康平④28分55秒62
西山雄介③28分58秒01≪2年:箱7区2位、全6区1位、出2区、1年:箱7区3位、全2区9位、出5区2位≫
馬場翔大④29分02秒78≪3年:箱5区17位、全8区5位、出6区、2年:箱5区3位、全本6区1位≫
其田健也④29分04秒79≪3年:箱9区3位、出4区、2年:箱10区2位≫
大塚祥平③29分26秒84≪2年:箱8区2位、1年:箱8区6位≫
宮下紘一④29分29秒02
井上拳太朗④29分38秒67
紺野凌矢②29分39秒27
小山裕太④29分54秒84

1万平均:7位29分16秒0

【その他】
工藤有生②≪1年:箱4区2位、全5区2位≫
高本真樹②31分17秒22
吉澤雄喜③30分33秒84
中西亮貴②
中村佳樹③
川戸拓海②
板橋賢吾②


【新入生】
下 史典≪都1区2位、高1区1位、国5千7位、IH5千6位≫
林 尚範≪高2区4位、IH千五7位≫
伊勢翔吾≪高1区8位≫
白頭徹也
片西景
堀合大輔≪都1区28位、高1区41位≫
山口優希
【次年度オーダー予想】
工藤-中谷-西山-高本-馬場
紺野-下-大塚-其田-二岡
 2大エースが抜け、仕切り直す訳ですが、主力の候補は沢山いますね。箱根3区1位の中谷選手に、7区2位西山選手、9区3位其田選手、4区2位工藤選手、更に山苦難も復活してきた馬場選手ら。大塚選手も強いですね。その中では中谷選手が中心になるでしょうかね。ただ、これまでのチーム編成上、エース区間起用が全体的に少なくなっていたり、エースの流れに乗った面はあるかなと思います。関カレなどトラックシーズンから、他校のエースに勝利をする事を意識しなければならないでしょうかね。

 選手層としては、彼らの他に、駅伝経験はないですが地道に力を付けた二岡選手に、堅実にハーフを走っている高本選手がいます。また紺野選手ら若手も力をつけてきていますね。新入生は高校駅伝トップの下選手が抜けており、層の厚い駒大でも即戦力の期待が持てます。このほかでは伊勢選手も長い距離強い。林選手は1500の力があり、スピードがありますね。彼らで総合力が高いチームは作れそう。なので、やはりエース区間で自分たちで流れを作れるようになれるかどうかでしょうか。敵は強いですが、頂点を狙っていきたい。

【全結果】2015日本学生ハーフ兼ユニバ代表選考会結果





2015日本学生ハーフ結果(http://www.iuau.jp/ev2014/18mhalf/18mhalf_results.pdf)が出ました

 
時間の都合により、何度か分けて追加。さらにのちにコメントを追加しようと思っています

関東の学生全員仕上がりました


○青山学院大学
1位一色恭志②62分11秒
8位田村和希①62分22秒 下田裕太①62分22秒 渡邊心③63分07秒
渡辺利典③63分13秒 松島良太③63分48秒 吉永竜聖①63分59秒
茂木亮太②64分01秒 村井駿③64分05秒 近藤修一郎①64分06秒

田村健人②64分08秒 池田生成②64分10秒 伊藤弘毅③64分15秒
松崎純也②64分28秒 橋本峻③64分38秒 石川優作①64分49秒
鈴木悠日②66分02秒 小関一輝②66分09秒 小野塚隆珠②67分26秒
 
 箱根優勝メンバーの中で、原監督にマラソンの適性は一番と言わしめる一色選手が貫録を見せて優勝。また今大会箱根2区67分台の中で唯一の出場でしたが、その力を見せたとも言えそうです。来年度のトラック・ロードシーズン共に注目の一人でしょう。他、箱根4区区間記録の田村選手は勿論、1年の下田選手が冬のロードシーズン好調ですね。それから全日本を走った方の渡辺心選手が箱根出走の渡辺利選手を上回ったのもチェックポイント。


○駒澤大学
2位工藤有生①62分12秒
6位其田健也③62分20秒 7位馬場翔大③62分21秒 西山雄介②62分43秒
高本真樹①63分43秒 紺野凌矢①64分05秒 吉澤雄喜②64分30秒
中西亮貴①64分31秒 中村佳樹②64分44秒 井上拳太朗③65分23秒
板橋賢吾①65分35秒 宮下紘一③66分42秒 望月俊輔②67分16秒
 昨年秋から急激に実力をつけてきた工藤選手が優勝にわずか1秒差の2位。箱根9区2位の其田選手や復活した馬場選手、更に期待の西山選手らも上回りました。これはもう中谷選手に続く柱の1人と見ていいのかもしれません?それにしてもなんだかんだ層は厚くなってきました。工藤選手以外の1年、高本・紺野・中西選手らもまずまず走れているのもポイント。


○東洋大学
高橋尚弥③62分31秒
上村和生③62分58秒 櫻岡駿②63分48秒 寺内将人③64分00秒
口町亮②65分06秒 牧浦聖士②65分35秒 吉村光司②65分44秒
山本信二②65分51秒 植田耕祐②66分24秒 橋本澪②67分22秒
成瀬雅俊②68分04秒
 箱根山下りを出走した高橋選手が62分半ばの好タイム。箱根3区で悔しい走りとなった上村選手も62分台をマークしてきました。田口選手ら卒業生の穴を埋める事はできるのでしょうか。他、箱根出走者の櫻岡・寺内選手もタイムを残しましたが、以前に比べると全体的にタイムが良くないのは気がかりなところ。

○明治大学
牟田祐樹③62分40秒
末次慶太①63分21秒 齋田直輝③64分03秒 江頭祐輔③64分37秒
藪下響大②64分39秒 皆浦巧①66分00秒 白地慶信②66分25秒
櫃本隼和②66分40秒
 長い距離で苦戦が続いていた牟田選手が62分台マーク。末次選手も63分半ばで、箱根で区間二ケタとなった2人が結果を残したのは収穫でしょう。他、新4年となる斎田選手と江頭祐選手が64分台で、懸念される戦力低下を埋めにかかっているのも良かった。


○早稲田大学
三浦雅裕③62分45秒
安井雄一①62分55秒 中村信一郎③62分57秒 武田凛太郎②63分12秒
井戸浩貴②63分19秒 光延誠①63分57秒 佐藤淳②64分26秒
藤原滋記①65分04秒 石田康幸①65分04秒 藤岡孝彰③65分38秒

前野陽光③65分43秒 浅川倖生②65分59秒 中村駿介③66分02秒
大島遼太郎②66分29秒 三井泰樹③66分30秒 河合祐哉①66分37秒
鳥山賢③66分44秒 箱田幸寛②66分57秒 藤澤怜欧③67分36秒
 箱根6区新たな区間記録保持者となった三浦選手が62分台で平地も走れるところを魅せてくれました。これに箱根8区出走した安井選手や、距離を克服してきた光延選手あたりは次年度の飛躍を楽しみにしたい。武田選手も1年時の良かった頃のタイムを更新したようで何より。まもなく監督が変わり新体制となりますが、まずまずといったところ。

○東海大学
4位白吉凌③62分16秒
高木登志夫③62分51秒 林竜之介②63分13秒 春日千速①63分47秒
宮上翔太③64分00秒 成田元一②64分01秒 石橋安孝②64分28秒
今井拓実③64分28秒 瑞慶覧伸哉②64分29秒 桐原翔太②64分42秒

下野桂輔②64分46秒 小林和弥①64分48秒 小林巧③64分56秒
國行麗生①65分08秒 垂水隆①65分22秒 新地司③65分55秒
宮本甲斐②66分03秒 阿部啓明①66分15秒 金子晃裕③66分19秒
 エースの白吉選手が見事に62分前半のタイムで4位入賞。箱根は故障明けで今一つでしたが、力を戻してきましたね。また無名から上がってきた高木選手が62分台出したのは驚き。林選手も好タイムで、箱根出走者の春日・宮上・石橋選手もうかうかできなくなってきました。他、前回8区の今井選手も復調してきています。



○城西大学
菊地聡之②62分23秒
松村陣之助②62分46秒 西岡喬介③63分48秒 酒井雅喜①64分23秒
舟生翔人③64分30秒 山本雄大③64分33秒 佐藤穏空②64分39秒
菅真大①64分53秒 廣瀬秀宣②65分06秒 中舎優也①65分09秒

山本竜也①65分43秒 佐藤孝則①66分15秒 大久保泰貴①66分36秒
室井勇吾③67分03秒 藤木政貴③67分05秒 榎本大樹②67分08秒
佐藤史弥①67分15秒 辻井三嗣③67分28秒 斎藤希①67分37秒
 箱根6区・5区と山をどちらも走っている菊地選手が急成長。62分台の好記録をマークしてきました。また、松村陣選手もいよいよ本領発揮してきた模様。また、今年箱根6区出走の西岡選手や、1年酒井選手、舟生・佐藤選手といった箱根不出場組が粘走しました。村山選手などが抜けて戦力低下が懸念されますが、連続シードへ光は見えてきたのかもしれません。


○中央学院大学
大森澪①62分47秒
塩谷桂大③63分34秒 新井翔理①64分30秒 海老澤太②64分43秒
久保田翼②64分43秒 及川佑太④64分44秒 村上優輝②64分55秒
水野優①65分02秒 山本拓巳③65分10秒 坂元大介①65分33秒

由見光道①65分40秒 大谷未來②66分10秒 川添公揮②66分30秒
正木智人③66分47秒 伊藤翼②66分59秒 吉井誠也①67分03秒
内本静也②67分14秒 鈴木賢生①67分46秒
 やや予想外、いまだ1年生の大森選手が62分台をマーク。箱根予選・全日本は走ったものの、箱根本戦は走っていなかったため驚き。他、箱根出場した塩谷・村上選手らがもう少し伸びなかった中、驚きました。他に同じ1年の新井選手も良かったですね。下級生が良かったです。また、箱根5区で素晴らしい走りを見せた及川選手は、2度転倒もあり平凡な結果に終わりました。

○山梨学院大学
前田拓哉③63分34秒
佐藤孝哉②63分50秒 熊代拓也②64分28秒 蔵田秀純③64分39秒
伊藤淑記②65分10秒 小山祐平②65分12秒 有馬昌明②65分12秒


渡辺和博②65分47秒 田中祥幸②65分50秒 谷原先嘉③65分52秒
沖見直哉③66分50秒

 前田拓選手以外の駅伝出走メンバーは伸び悩みましたが、熊代・蔵田選手ら箱根に出場していない選手の結果は良かった。

○大東文化大学
市田宏④62分25秒
原法利①63分36秒 山本翔馬①64分27秒 大隅裕介③64分30秒
森橋完介③64分51秒 北村一摩②81分04秒
 卒業する市田宏選手は過去最高の成績で卒業ですかね。兄貴と一緒に旭化成で頑張ってほしい。ここも卒業生の穴が大きいですが、箱根4区の1年の原選手が63分台、走っていない山本選手も64分半ばでまとめました。


○帝京大学
3位高橋裕太③62分13秒
5位内田直斗②62分20秒 堤悠生③62分37秒  加藤勇也②63分57秒
山崎渉③64分38秒  君島亮太③64分41秒 阿南堅也③64分44秒
原由樹人③65分09秒 高橋雅人③65分14秒 島口翔太郎②65分26秒

田中祐次①65分45秒 高屋敷光生②65分51秒 細渕大雅②65分59秒
吉富一騎③66分02秒 小手川智紀①66分05秒 佐藤諒太①66分09秒
竹本紘希③66分26秒 岩間俊友③66分52秒 山中建人③66分53秒
宇佐美聖也②66分58秒 林田真幸②67分19秒
 エース不在になると思われた帝京大ですが、3人が62分台をマーク。しかも9区出走の高橋裕選手が3位と表彰台に上がる大活躍を見せました。7区内田選手と10区堤選手もハイレベルな結果です。これに竹本選手を含めた彼らが中心となっていくのだろうか。このほかでは、加藤選手が63分台で走り切っています。後は全体的にもう少しだったかな。


○順天堂大学
森湧暉②63分35秒
栃木渡①63分56秒 稲田翔威③64分15秒 山下智貴②65分09秒
西澤卓弥②65分28秒 福嶋優人①65分42秒 斎藤航③65分56秒
小盛玄佑③66分00秒 新涼太①66分37秒 中村陵介①67分30秒
遠藤太貴①67分35秒 甲斐大貴②68分04秒
 森選手が箱根出走からようやく軌道にのってきたのは収穫ですかね。栃木選手も頑張っています。個人的に箱根7区4位の西澤選手の記録に注目していましたが、今回は僅かな更新に留まりました。他、山下選手が頑張りましたが、もう少し底上げがほしかったでしょうか。


○日本大学
木津晶夫③64分58秒
町井宏行①65分39秒 山崎和麻②65分50秒 畔柳揮②65分50秒
田中健①66分06秒 荒川諒丞③66分12秒 藤原篤史①66分15秒
田中亮太③66分28秒 山崎一輝①66分33秒 東晋②66分38秒

石井健登①67分00秒 新関涼介①67分03秒 河根翔平④67分09秒
枝吉拓③67分18秒 岡野佑輝①67分27秒 川口賢人①67分30秒
下久保勇希②67分32秒 久枝大寛②67分46秒 川崎鉄太①68分04秒
 主力はいなかったですが、木津選手が64分台だった以外は65分後半以降の成績でした。秋までに彼らの中で安定して長い距離を走れる選手が何人か出てきてほしいところ。


○國學院大學
稲毛悠太②63分57秒
磯邊翔太①64分20秒 松本龍星②64分24秒 渡邊貴①64分42秒
國澤優志①64分45秒 曽我部憲汰②64分59秒 向晃平①64分59秒
瀬川大貴③65分03秒 小林祐太①65分05秒 花沢拓己①65分21秒

高橋遼太③65分24秒 竹田澄弘③65分52秒 川本博大②66分14秒
軸屋健①66分33秒 辰野旭③66分49秒 下口千翔人③66分59秒
 稲毛選手が63分台をマーク。やや波がありますが、上級生になって力が付いて来れば楽しみな存在。磯部・松本・渡邊・国澤選手といった下級生が踏ん張った印象。また、昨年の都道府県5区区間賞の向選手が大学入学後初?の出走。65分切ったところですが、それでも今後の活躍を願ってやみません。


○日本体育大学
奥野翔弥③62分26秒
冨安央①63分33秒 小野木俊②64分05秒 大手敬史②64分21秒
山本航平②64分39秒 柿本昇忠①64分50秒 勝亦祐太③65分00秒
松下拓磨③65分14秒 小泉雄輝③65分37秒 本田瑛人①65分43秒

高林拓哉②65分53秒 徳田亮太①66分12秒 秋山清仁②66分13秒
馬場絢也①66分13秒 大崎遼①66分16秒 坂本新②66分36秒
花田太一①66分37秒 松元悠太郎②66分48秒 池田卓矢①67分11秒
佐川元太②67分32秒 重松尚志①67分50秒
 奥野選手は走るごとに強くなってきていますね。現状では彼が抜けているエースと言って過言ではないでしょう。他、箱根出走した富安選手が63分台、小野木選手らが結果を出しました。逆に勝亦・小泉選手といった次年度引っ張りたい選手がもう少しという結果でしたかね。


○拓殖大学
金森寛人③63分56秒
平尾希③64分30秒 新井裕祟②64分47秒 栩山翔③64分48秒
苅田広野①64分49秒 白石海斗③65分05秒 横瀬健吾③65分36秒
上野雄都③66分19秒 中原拓海③66分39秒 久士目拓哉①67分34秒
横内悠③67分39秒 山本和希①67分42秒 木村匡貴③67分59秒
 熊日30㎞から間もない金森選手がハーフでも63分台。安定していますね。新井・栩山選手といった復路出走者以外に、平尾・苅田・白石選手がまずまず結果を残してのが収穫でしょう。

○神奈川大学
西山凌平③62分38秒
朝倉健太②64分16秒 我那覇和真③64分45秒 大塚倭①65分09秒
秋澤啓尚①67分05秒 芝遼平②69分35秒
 
 西山選手が素晴らしい走りで62分台。駒大にいる弟さんにも勝利しました。箱根未出走の朝倉選手が64分台。昨年末1万で29分20秒を出していた大塚選手も無事走り切りました。 

○上武大学
倉田翔平④63分53秒
田林希望③64分17秒 河崎裕史②64分29秒 石黒大介③65分18秒
三好慎平③65分28秒 宮本和基②65分38秒 山岸広海①65分45秒
馬本匠②65分56秒 山岸塁③65分58秒 佐藤駿也①66分06秒
森田清貴②66分20秒 吉田貢①66分26秒 小林淳輝①66分36秒
松村修平①66分51秒 高瀬翔大①67分38秒 佐藤史弥②68分20秒
 箱根出走者は選手によって出来不出来が大きかったでしょうか。8区10区を走った田林・河崎選手が64分台で走りました。他では、石黒・宮本・塁じゃない方の山岸広海選手がレギュラー候補に名乗りをあげてきました。しっかり走れる選手が増えればと思います。


○中央大学
徳永照③62分52秒
町澤大雅②62分52秒 三宅一輝③64分06秒 鈴木修平②64分12秒
相馬一生②64分17秒 渥美良明②64分28秒 吉田匡佑③64分29秒
谷星輝②64分40秒 市田拓海②65分14秒 小池竣也②65分15秒

岸本圭一郎②65分34秒 小谷政宏③65分41秒 蛭田雄大①66分17秒
細川隆太①66分34秒 山下陽平②68分39秒
 次年度引っ張ると思われた徳永・町澤選手がしっかり62分台を出してきたのは大きな収穫ですね。また、箱根は姿を見せなかった三宅選手が64分少しで復調。箱根4区出走の鈴木選手以外にも相馬・渥美・吉田選手らがまずまずの結果。シードは落としましたが全体的に流れは良くなってきただろうか。

○創価大学
セルナルド祐慈②64分56秒
後沢広大③65分22秒 彦坂一成②66分01秒 蟹沢淳平①66分15秒
大川瞬③66分34秒 三澤匠①67分22秒 長嶋光一③67分42秒
山崎尚人②67分58秒 今村来里夫③68分16秒
 箱根予選をピークにちょっとずつ全体が落ちてきてしまったでしょうか。セルナルド選手のみが64分台なのはちょっと寂しかった。もう一度トラックシーズンから足並みをそろえていきたい。

○東京農業大学
折居卓哉②63分42秒
畠山泰成②64分08秒 戸田雅稀③64分17秒 遠藤凌平③64分19秒
西村昌悟②64分23秒 高橋悠平①64分32秒 木山雄生②64分53秒
大澤拳③65分07秒 茂木洋晃①65分13秒 大橋真弥③65分17秒

田村和基②65分25秒 関樹道①66分08秒 矢口寛大②66分12秒
帯津佳祐②66分31秒 徳永晃希①66分41秒 原由幸①66分46秒
高良綾太郎①66分57秒 内沼司①67分06秒 黒沢源奎②68分23秒
 今まで65分台だった折居選手が63分台をマークしたのは驚き。後は大きく抜けた選手はいませんが、戸田選手以外で畠山・遠藤・西村・高橋・木山選手と5人が64分台をマークしたのは収穫。戦力低下は大きいですが、1年で返り咲きを狙っています。


○法政大学
足羽純実②63分37秒
細川翔太郎①64分01秒 中村涼③64分07秒 佐藤和仁③64分14秒
藤井孝之③64分49秒 増田真也①65分08秒 田中優大③65分11秒
阿部泰久①65分15秒 磯田和也①65分16秒 木村優志②65分34秒

有井渉③65分52秒 篠村政寛②66分05秒 鹿嶋隆裕①66分10秒
須崎裕也③66分28秒 緒方喬平①66分30秒 園田憲佑①66分40秒
増田将也①66分42秒 城越洸星②66分46秒 岡田悠②67分05秒

後藤大樹①67分34秒 藤井翔太③67分52秒 柳川和史②68分19秒
 足羽選手が力を戻してきて、63分半ばで走り切りました。また、細川選手が新たに台頭してきて64分一桁で走り切り、主力候補の一人になりました。昨年の秋の頃より少しずつチーム状態は改善されましたかね。欲を言えば、新4年となる中村・佐藤・藤井選手らの63分台はほしかったかな。



○東京国際大学
照井明人②64分27秒
小針旭人③64分31秒 貝崎秀哉②64分36秒 安藤大地③64分50秒
湊太一③65分15秒 山中章弘①66分10秒 熊谷光②66分32秒 
清水健太②66分36秒 石井辰樹②66分51秒 黒澤慎③67分14秒

濱登貴也①67分14秒 尾石岳③67分32秒 高柳佳央②67分36秒
横山千寛②68分08秒 村居和典③68分19秒
 
 連合にて箱根出走した小針選手以外では照井・貝崎・安藤選手が64分台。これに湊選手までがまずまずの結果かな。少し厳しいようですが、箱根予選を考えると山中・濱登選手らが前回の箱根予選からあまり上げられなかったのが反省点か。

○平成国際大学
柴田拓真②64分27秒
佐藤玲③64分35秒 増田健司①65分12秒 田嶋亮③66分01秒
村本悠太①66分43秒 東山知弘②67分05秒 佐々木良章②67分09秒
渋谷晃輝②67分21秒 佐竹信哉③67分22秒 吉田和也①67分47秒
工藤天輝②68分24秒
 
 連合出走の柴田選手はさすがの64分台。まもなく4年になる佐藤選手が64分半ばで走り切ったのは良かった。増田選手もまずまずですかね。少しずつチーム力を押し上げて、ボーダーに迫りたい。

○国士舘大学
堀合修平③63分15秒
山田健太③64分28秒 石井秀昴②64分47秒 中村克磨③64分54秒
本多将貴①65分02秒 谷村亮太①65分33秒 辻田拓真①65分39秒
八巻雄飛①65分39秒 岩崎俊希①65分45秒 小林大地③66分56秒

近藤航①66分56秒 金児夏希①67分12秒 太田晃貴②67分29秒
齋藤将輝②67分32秒 阿部直人②67分57秒
 
 エースになる堀合選手はだいぶ安定し始めましたね。また、64分中終盤に、山田・石井・中村選手に、65分台で新2年の本田・谷村・辻田・八巻選手がまずまず走れたのは収穫。一時期より結果が出始めたでしょうか。


○麗澤大学
村瀬圭太③63分47秒
石渡雅洋②65分32秒 三郷一輝③66分33秒 木下晋司①67分51秒
広本直樹③69分03秒
 連合7区出走の村瀬選手は63分台と伸ばしてきましたね。これに石渡選手が急成長といったところか。なお、スカウトが頑張っていて、再スタートを切ります。


○専修大学
上手慶③64分17秒
丸山竜也②64分29秒 加藤平③64分40秒 阿部良平③65分10秒
風岡永吉①65分20秒 浅見眞之①65分44秒 櫻木健次朗①65分52秒

渡辺瑠偉②66分13秒 坂本竜平②66分17秒 吉田裕晟①66分44秒
迫田和也③67分33秒 森夏樹③68分39秒
 次年度最上級生に注目すると、上手選手が良かったですが、加藤・阿部・森選手らそれぞれの結果に。丸山・風岡・浅見選手ら力をつけている下級生をしっかり引っ張れるようにしたい。

○流通経済大学
富田賢也③65分13秒
古屋勝博③65分27秒 酒井真乃補③66分22秒 藤山省吾③67分42秒
稲富智希①67分51秒 中島拓哉②68分13秒 高橋健人②68分29秒
大澤靖一郎③68分33秒
 富田選手が全快の箱根予選から安定していますね。古屋選手が今回続きました。酒井選手らももっと記録を伸ばしていきたい。


○駿河台大学
田中健太③65分57秒
青木勇歩②66分40秒 山重雅矢②67分05秒 河口昂平①67分21秒
鈴木侑太郎①67分52秒 岩嵜誠①68分16秒 山本耕也②69分06秒
 田中選手が65分台で頑張りましたかね。後の下級生は66分台以降に。確か、松枝・平賀選手と言った1万29分台の選手もいるので、しっかりついていきたい。


○亜細亜大学
佐久間祥③64分11秒
工藤隼人②64分33秒 丸尾尚史③64分44秒 石井龍麻③64分58秒
田村惇②65分33秒 渡辺晋史③65分36秒 加藤風磨①65分41秒
大槻豪③66分00秒 佐々木直人①66分29秒 関根諒①66分29秒

岩崎航也③67分04秒 工藤郁也③67分07秒 吉田豊②67分22秒
有谷昭宏①67分25秒 秋山知愛①67分40秒 服部純哉①67分54秒
伊藤亮③68分02秒
 連合10区出走の佐久間選手だけでなく、工藤・丸尾・石井選手が64分台をマーク。1年の加藤選手も65分台を出すなど予選惨敗以降は少し上昇気流にある模様。このままチーム力をあげていけるかどうか。


○筑波大学
勝谷徳仁②65分16秒
吉成祐人③65分33秒 武田勇美①67分51秒 西浦孝則③69分16秒
 連合に選ばれていた勝谷選手は予選よりも良い走り。成長していますね。吉成選手もまずまずでした。


○関東学院大学
郡司真大②66分58秒
永楽造②67分26秒 柿田直輝①68分34秒 坂井進矢③68分38秒
郡司選手らが引っ張っていけるか。

○東京経済大学
井上雄一③65分49秒
松浦大輝①66分46秒 櫻井悠輔③68分21秒 星雄太朗③68分37秒
山田嶺③68分43秒 安藤雅紀③69分31秒
 次回エースとなる井上選手が65分台をマーク。

○日本薬科大学
高橋宗①66分08秒
加藤涼介②67分24秒 福光悠①68分05秒 安藤優気①68分56秒
小笠原太一②68分58秒 長谷地拓也②69分33秒
 成長著しい日本薬科大は何人もの選手が予選より良い走りをしました。

○東京情報大学
四方祥雄③65分42秒
岡田篤③65分54秒 國吉諒③66分18秒 藤本星夜③66分55秒
川上英樹③67分28秒 井上和弥②68分00秒 佐藤実②68分45秒
 こちらも一気に結果を伸ばしてきまいたね。特にもうすぐ最上級生となる四方・岡田選手が65分台となり、選抜を狙う態勢を整えてきているので密かに注目。


○その他予選30位以内
山田幸輝(埼大2)66分22秒 小高真基(桜美1)66分56秒 菊地悠人(一橋3)67分41秒
鈴木太揮(明学2)68分12秒 小松息吹(東大4)68分31秒 田中直樹(農工4)68分38秒
帆波圭斗(武蔵3)68分52秒 吉永隼人(北里M1)69分16秒 澤畠竜一朗(横国2)69分21秒

湊省吾(首都2)69分36秒 荒木啓至(群馬4)69分38秒
宮崎晃年(東工M2)69分49秒 小野隼太(茨城1)70分00秒
 67分までが関カレ標準ですが、連合メンバーの山田選手以外には、桜美林大の日本人の小高選手が切ってきました。さて、これから上がれるか。小松・田中・荒木・宮崎選手ら卒業生の他、澤畠・湊・小野選手と言った下級生の国立大の選手が70分を切っています。


○京都産業大学
中西健63分34秒
 次年度に期待。

○関西学院大学
野中優志①63分49秒
本藤光②65分20秒 松井政洋①65分21秒 乾拓馬②66分26秒
新宮洋幸②66分43秒 田村航大③66分45秒 藤原直樹②68分57秒
 全日本3区で快走をみせた野中選手がハーフでもやりましたね。

○京都大学
平井健太郎62分30秒
下迫田啓太66分53秒 高石雅貴67分47秒 松葉悠剛68分56秒
 平井選手は相変わらず元気で良かった。下迫田・高石選手らが連続本戦出場のカギを握るか。

○大阪経済大学
笠松新平65分55秒
北原俊幸66分23秒 谷和哉66分32秒 藤原悠希66分47秒
能勢浩介67分23秒 中島真也68分12秒
 上級生が多く卒業しますが、笠松選手らはまずまずまとめたか。


○その他関西地区
足垣練(龍谷大)66分39秒


○中四国地区
井野口慎之輔(広島大)67分53秒
 

○東海地区
田中雄也(皇學館大)66分59秒  矢野祥一(名古屋大)67分20秒
上地悠透(近畿大)68分18秒 山本拓音(皇學館大)68分47秒
 田中選手ら皇学館大の全日本出場はあるのか。

○信州大学
岡野耕大66分07秒
五十嵐大義67分34秒 坂野圭史68分20秒 米川昇吾69分19秒


○その他北信越地区
山田丈(新潟医療福祉大)68分29秒 水落秋里(金沢大)68分30秒
 やはり信州大が力が抜けているだろうか

○東北大学
高橋佳希66分38秒 本間涼介67分27秒


○九州地区
久間康博(長崎大)65分20秒 内海健(長崎国際大)65分24秒
渡邊智也(久留米大)67分10秒 下吹越拓也(長崎大)67分55秒
 第一・日本文理以外でも65分台で走る力のある選手がいるんですね。

○北海道地区
岸伸考(札幌学院)67分34秒







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