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東海大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路3位復路8位
総合4位:東海大学
(順位予想:往路4位復路15位総合6位 区間予想:1区2区3区4区5区6区8区)
 
 いいオーダー組めたなと思ってそこそこ上位に予想したつもりだったのですが、それよりも上回りましたね。村澤の作った流れが想像以上に大きかったです。区間予想は2区5区がほぼ分かっていたことや区間経験者が多かったので当てやすかった。金子選手10区にこだわり過ぎたのだけ反省

 
1区刀祢健太郎(3年)64分53秒区間20位(20)2分31秒
2区村澤明伸(2年)66分52秒区間賞☆(20→3)1分33秒
3区元村大地(1年)63分21秒区間3位(3→2)1分09秒
4区平山竜成(4年)56分14秒区間10位(2→2)2分17秒
5区早川翼(2年)80分27秒区間5位(2→3)1分57秒
6区河野晴友(4年)60分17秒区間7位(3→4)2分52秒
7区永田慎介(4年)66分45秒区間17位(4→4)5分36秒
8区赤染健(4年)67分26秒区間12位(4→4)6分22秒
9区金子太郎(4年)71分26秒区間12位(4→4)7分45秒
10区藤井勘太(4年)70分31秒区間4位(4→4)8分21秒
【優秀選手】村澤明伸…早い!強い!でMVP受賞
【敢闘賞】藤井勘太…最初で最後の学生駅伝で力走
【殊勲賞】元村大地…完全に後ろの争いから抜け出した
【技能賞】河野晴友…4年連続山担当
 
村澤、日本人史上3人目の66分代!
 2区村澤、5区早川に2本柱をどんと据え、予選会からのジャンプアップを狙った東海大。その昨年ががっちり噛み合った。
 
 1区好調が伝えられた刀祢選手がまさかの区間最下位だったが、逆に村澤選手の闘争心に火をつけたか。公言通り5㎞14分10秒のハイペースで推していき、一気に4位に浮上。更に中盤には留学生の選手も振り切り、17人抜きで3位に浮上。(本人曰く、最後はかなり落ちたということですが)最後まで走り抜き、タイムはなんとあの渡辺康幸や三代直樹選手とほとんど変わらない66分代。追い風という気象条件に恵まれたものの高いポテンシャルをみせた。今後、記録を更新するのも夢物語ではなくなったと感じる。
 
 そして、その勢いはチームにも多大な影響をもたらした。3区1年生元村選手が快走。箱根予選と全日本はやや壁に当たっていたが、今回はそれを乗り越えて区間3位の走りだった。4区はこの区間3回目の平山選手が粘り、5区早川選手が序盤から早い入りで往路を獲りに行った。さすがに東洋・柏原には交わされたものの、2本柱で当初の目標は果たしたと言えよう。
 
 
復路は苦しんだ4年生世代で
 若い力で順位を押し上げた往路とは一転して、復路は全員4年生というオーダー。この世代は割とスカウトに成功したのだが、苦しんだ選手が多かった。それが最後に勢ぞろいした。
 
 6区河野選手は今でも残る高校駅伝1区1年生記録保持者。大学では区間最下位を経験するなど中々思うような成績を残すことができなかった。だが、4年連続山となった今回が最高成績、特に残り3㎞は2番目のタイムで駆け抜けた。また、7区永田選手も一時かなり荒れていた時期から走れる状態にまで戻しての力走だった。
 
 その後、8区赤染選手が昨年ほどの成績ではなかったが終盤粘って順位キープ、9区10区には2年連続主将の金子選手と10区は学生駅伝初出場の藤井選手。それぞれ終盤で並走していた明大を突き放して、復活の4位のゴールテープを切った。
 

監督に佐久長聖高を指導された両角氏
 3年ぶりにシード権を獲得した東海大に大きなニュースが。今大会、村澤選手を始め、多くの佐久長聖高校出身の選手が活躍をしましたが、その佐久長聖高校で指導されていた両角氏が、なんと来年度から東海大の監督に就任することが決定。大変話題となっている。

 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
平山竜成4区10位、河野晴友6区7位、永田慎介7区17位、赤染健8区12位、金
子太郎9区12位、藤井勘太10区4位

○在校生出走メンバー
刀祢健太郎1区20位、村澤明伸2区1位、元村大地1区3位、早川翼5区5位、

○補欠メンバー(+α)
小松紀裕、野中徳久、小泉稜、上原将平、海老原匠(田中、松谷、中川など)

○現時点で考えるオーダー
出雲:元村-刀祢-早川-田中-中川-村澤
全日本:元村-早川-中川-刀祢-田中-小松-野中-村澤
箱根:元村-村澤-刀祢-中川-早川 小泉-野中-上原-田中-小松
 村澤・早川の2本柱に関しては、そのまま更なる飛躍をしてくれると思っています。個人的に注目なのはそれ以外のメンバー(特に今回の補欠メンバー)を両角監督がどのように育ててくるか。高校とは揃える人数も違うし、走らせる距離も変わってきます。そこをどう対応して選手を育ててくるのか、1年間気になるところです。
 

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中央学院大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路18位復路16位
総合16位:中央学院大学
(順位予想:往路11位復路13位総合12位 区間予想:1区2区3区6区)
 
 んー、往路の2区3区が個人的に誤算だったかな。ちょっと最下位に落ちるとは…。これで全体的にずれたような感じです。区間予想は序盤と元々希望していた板屋選手の6区が当たりました。5区田中選手の情報がもうちょっと早く分かれば、もう少し当てれたのですが…。
 
1区塚本千仁(3年)64分20秒区間5位(5)1分58秒
2区小林光二(4年)70分33秒区間19位(5→18)4分41秒
3区仁部幸太(4年)66分17秒区間19位(18→20)7分13秒
4区藤井啓介(2年)56分07秒区間9位(20→18)8分14秒
5区田中瑞穂(1年)82分03秒区間10位(18→18)9分30秒(3分01秒)
6区板屋祐樹(2年)60分32秒区間9位(18→17)10分40秒(2分44秒)
7区冨山莉己(3年)66分26秒区間16位(17→17)13分05秒(3分46秒)
8区日野裕也(4年)69分13秒区間18位(17→18)15分38秒(5分38秒)
9区大谷克(4年)71分21秒区間10位(18→17)16分56秒(5分34秒)
10区村田耕介(4年)72分08秒区間14位(17→16)19分09秒(5分37秒)
【優秀選手】田中瑞穂…1年生ながら堂々の山登り
【敢闘賞】藤井啓介…最下位から、一時流れを変える走り
 
4年生、仕事できず
 中央学院は毎年4年生が主力になり、彼らが意地が順位を引き上げるのだが、今年はうまくいかなかった。前哨戦で1区好走経験のある塚本選手が好スタートを切るも、2区の小林選手が2年連続で失速(9区タイプだったかな?)。
 
 そして3区は故障がちだったという仁部選手が中盤脱水症状気味になってしまい、他チームの争いからは大きく遅れてしまった。復路でも大谷選手の区間10位が最高で後は区間15位前後。主力の鈴木選手が12月に今年4度目の疲労骨折で離脱したりと、今年に関してはちょっと流れが作れなかった感じだ。

 
山・若手の好走が救い
 ただ、その代り、今回は下級生の好走が目立ちましたね。先の塚本選手もそうですが、4区5区6区を任された藤井、田中、板屋選手がいい成績を取っています。
 
 4区の藤井選手は積極的に前を追い、2人抜き。5区は1年生ながら気持ちが強いということで抜擢された田中選手が区間10位。6区は以前から希望していた板屋選手が特に後半にペースを上げ区間一桁。一時、上位争いとの差を詰めてきた。ここの好走は次につながるだろう。
 
 
予想とのズレ??
 ただ、川崎監督曰く、失速した2区3区7区8区は心配していなく、好走した4区5区6区が心配だったらしいのはちょっと気になる点ですかね。自信を持って送り出した選手がことごとく失速したのはあまりいい兆候ではないかな…
 
 ここは高校時代実力の無かった選手が4年間かけて強くなるのが魅力。その4年生が結果を残してくれることが下級生の自信にも繋がります。今回がたまたま調整がうまくいかなかったというのならいいのですが、チームの士気が下がると箱根連続出場が危うくなるので、そこの対策は早めに取りたい所だろう。
 

 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
小林光二2区19位、仁部幸太3区19位、日野裕也8区18位、大谷克9区10位、村田耕介10区14位

○在校生出走メンバー
塚本千仁1区5位、藤井啓介4区9位、田中瑞穂5区10位、板屋祐樹6区9位、冨山莉己7区16位

○補欠メンバー(+α)
室田祐司、太田成紀、沖田涼太、大蔵孝典(渡邉、芝山など)
 まあ、なんだかんだで今年の箱根予選50位以内の選手が3人(塚本、藤井、田中)残り、現2年1年でハーフ64分~65分台の選手が何人もいるので、とりあえずは大丈夫かな。今の所、中学にしては珍しく新3年以下が多いチーム構成、また小林以来の5千14分10秒台の芝山選手も入ってきますので、若い勢いに期待したい所だ。
 
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福岡国際クロカン結果

福岡国際クロカンが行われました。上位結果と大学生の結果を載せます
 
詳細結果はこちら→http://mit.vc/tytle.html
 

一般10㎞

1位ビタン=カロキ(ヱスビー)27分52秒
2位ニコラス=マカウ(八千代工業)28分50秒
3位ワンジュキ=ジャコブ(愛知製鋼)28分53秒
千葉でも圧倒的な力を見せたカロキが今回もダントツ。コースレコードだそうです。2位3位もやっぱり留学生でしたが、東海・村澤らが最後まで喰らいつきました。

 
○実業団上位
5位高林祐介(トヨタ)29分00秒
6位池邉稔(Honda)29分07秒
8位宮脇千博(トヨタ)29分09秒
16位大谷康太(JFEスチール)30分04秒
20位松宮隆行(コニカ)30分13秒
 日本人トップは取れませんでしたが、高林は好調をキープしていますかね。宮脇の成長と、大谷の健闘が印象的でした。
 
○東海大学
4位村澤明伸(2年)28分58秒
9位早川翼(2年)29分12秒

○早稲田大学
7位大迫傑(1年)29分07秒
19位佐々木寛文(2年)30分09秒
 村澤は強さを見せてくれましたね。何度も外国の選手から遅れそうになってもまた追いつくという粘りを見せてくれました。早川も安定しています。早大の大迫も序盤は村澤らに付いていました。その後6位集団を積極的に引
っ張っていました。

 
○東洋大学
10位設楽悠太(1年)29分20秒
12位山本憲二(3年)29分34秒
14位柏原竜二(3年)29分46秒
17位川上遼平(3年)30分05秒
22位市川孝徳(2年)30分14秒

○日本大学
11位田村優宝(1年)29分23秒
35位津田光介(1年)30分49秒
36位吉田貴大(2年)30分52秒
38位寺田裕成(2年)30分57秒
 柏原に注目が集まりましたが、まだ不調からは脱しておらず。その他の主力が全体的に上位を占めました。設楽兄弟の弟の悠太選手もじわじわ力を付けてきた印象です。日大も田村選手は積極的でした。その他の選手もまずまずといっていいでしょうか。
 
○青山学院大学
15位出岐雄大(2年)29分52秒

○城西大学
18位山口浩勢(1年)30分07秒

○上武大学
24位長谷川裕介(4年)30分19秒
 それぞれのチームの主力が出場していましたね。出岐はもうちょっといきたかったでしょうか。山口はがんばりました
 

 
○駒澤大学
28位油布郁人(1年)30分35秒
31位上野渉(2年)30分46秒

○明治大学
30位大江啓貴(2年)30分36秒
 駒大がちょっと今回も上位にいけませんでしたね。クロカンの適性の問題?そういえば、登り非常に得意な大江もそんなには目立ちませんでしたね
 
 
○帝京大学
44位西村知修(4年)31分17秒

○亜細亜大学
47位宮川尚人(3年)31分29秒

○大東文化大学
54位田口哲(2年)32分47秒
 宮川と田口はチームの主力級なのでもう少し上位にいきたかったところでしょう。
 

 

ジュニア8㎞

まず、2年生以下の上位陣結果。現時点でトップ10に入っている選手は相当期待できるとみていいのでしょうかね。
1位ベナード=ワウエル23分11秒
2位カレミ=ズク23分31秒
4位服部勇馬23分33秒
6位久保田和真23分34
8位上村和生23分41秒
9位横手健23分44秒
 

以下、大学入学別に並べました。
○明治大学
3位有村優輝23分33秒
5位八木沢元樹23分33秒
12位前野貴行24分05秒
16位大六野秀畝24分17秒
39位山田速人24分36秒
 東海・村澤選手を目指しているという八木沢が積極的なレースを見せましたね。それを冷静に走っていた有村が刺した感じです。それにしても上位多いですね
 
○大東文化大学
7位市田宏23分39秒
10位市田孝23分49秒

○流通経済大学
11位吉村大輝24分00秒
 鹿児島実業勢がくしくも固まりました。それぞれの新天地で活躍してほしいですね
 
○中央大学
13位新庄翔太24分10秒
125位大家良介

○駒澤大学
14位村山謙太24分10秒
41位大谷卓也24分39秒
56位影日孝行24分54秒
124位若田悠之郎
 
○山梨学院大学
23位阿部竜己24分23秒
37位井上大仁24分35秒
113位田渕幸佑
284位大田眞永

○日本大学
36位林慎吾24分35秒
93位村越直希25分23秒
 
 
○創価大学
40位小島一貴24分38秒
226位山崎篤史

○城西大学
44位杵島凌太24分42秒
54位村山絋太24分53秒
85位加瀬茂樹25分17秒
92位松村元輝25分23秒
 
○法政大学
47位佐野拓馬24分45秒

○中央学院大学
52位芝山智紀24分52秒

○神奈川大学
59位赤松宏樹24分56秒
 
○麗澤大学
61位中島裕貴24分57秒

○東洋大学
63位都藤和彦25分00秒

○東海大学
65位佐藤健太25分04秒
69位山下英俊25分07秒
 
○順天堂大学
77位山下健太25分13秒
187位松隈是明26分34秒

○國學院大學
84位池田将典25分16秒
99位鮫島紋二郎25分31秒
 
○亜細亜大学
97位丸山弘文25分25秒
130位黒川城地25分51秒

○帝京大学
140位粟田嶺25分59秒
241位篠原啓輔27分26秒

○東京農業大学
190位田中優26分38秒
 
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東京農業大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路11位復路15位
総合14位:東京農業大学
(順位予想:往路14位復路7位総合11位 区間予想:1区2区3区6区7区9区10区)
 
 往路が2区木下選手や4区横山選手の走りが予想以上で上回ってきました。ただ、復路に駒を残していたので、復路の方がいい成績になると思っていたのですが… 区間予想は前田監督が戦前に松原、木下、田村の3本柱を並べて使わないというコメントをされていたので、それで予想がしやすかったですね。

 
1区松原健太(3年)64分30秒区間14位(14)2分08秒
2区木下潤哉(3年)68分20秒区間8位(14→8)2分38秒
3区市川貴洋(4年)64分21秒区間11位(8→10)3分14秒
4区横山裕己(4年)55分52秒区間5位(10→7)4分00秒
5区津野浩大(1年)83分25秒区間17位(7→11)6分38秒(9秒)
6区川内涼(4年)61分26秒区間14位(11→13)8分42秒(46秒)
7区瀬山直人(3年)66分19秒区間15位(14→15)11分00秒(1分41秒)
8区大工谷秀平(3年)69分25秒区間20位(15→15)13分45秒(3分45秒)
9区田村英晃(4年)70分27秒区間3位(15→14)14分09秒(2分47秒)
10区木村翔太(2年)71分38秒区間10位(14→14)15分52秒(2分20秒)
【優秀選手】田村英晃…シードが厳しくなった中、懸命な追い上げ
【敢闘賞】木下潤哉…役目以上を果たし6人抜き
【カムバック賞】横山裕己…1年生以来の箱根で好走
 
木下、横山の好走で昨年に迫る
 4年もの間、箱根に出場できないレベルからシード権を獲得できるところまでチームを引き上げた外丸世代が抜けた中、どこまで戦えるかということに焦点が集まった東京農業大学。
 
 序盤はまずまずの滑り出し。1区松原選手がすし詰め状態の給水で転倒するアクシデントがあったものの、2区に起用された木下選手が快走。正直、スタミナ型で70分くらいでまとめてくるくらいに思っていたのが、良コンディションとはいえ68分前半で走るのは恐れ入った。本人は青が山学院の選手についていかなかったこと、もっと行ける感覚が残ったと悔やんでいたが、成長が楽しみだ。
 
 その後は4年生リレー。3区市川選手が順位は落としたが差なくつなぐと、4区横山選手が激走をみせる。1年生の秋に1万29分半ばを出し期待されていたのだが、その年の箱根では壁に跳ね返された。以後芳しい成績はほとんど無かった。が、最後の最後で調子が上がってきて区間5位の走りで順位を3つあげ、7位。昨年の成績に迫る勢いをここまでみせていた。
 

負の流れにはまり、田村の好走及ばず
 ただ、3年連続5区を走る予定だった貝塚選手が前日に脚を痛めてしまった。代わりの津野選手を責めるのは酷だが、結果的に流れが潰えたかな…。6区川内選手がじりじり引き離されると、7区瀬山選手は完全にオーバーペースだった。集団に追いつくまでは良かったが、そこで休まずに前に出てしまった。おそらく次の大工谷選手が3障が専門で長い距離の経験が浅かったので貯金を作りたかったのでしょうが、積極策が裏目に出てしまった。
 
 その大工谷選手もペースを乱してしまい、ペースダウン。いわゆる負の流れというに完全に嵌ってしまったという感じだろう。ここで4分近くボーダーから離れてしまい事実上の終戦。9区10区に強い選手を残していたが捨て駒になってしまった。ただ、9区田村選手が4年生エースとして名に恥じない区間3位、アンカーの木村選手も中盤まで区間5位ペースで走るなどして次につなげてくれたのが救いだ。

 
来年までにはチーム力は戻ってくるはず
 戦前、前田監督は「1番から10番の選手が順番にきっちり揃えば面白い戦いが出来る」とコメントされていたが、裏を返せば…という感じったのかな。貝塚選手を合わせて2人故障者が出たそうだが、ベスメンでなくてはきつくなるチーム力というのを見越されていたのかもしれないです。1年では卒業生の穴は埋まらなかったのでしょう
 

 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
市川貴洋3区11位、横山裕己4区5位、川内涼6区14位、田村英晃9区3位

○在校生出走メンバー
松原健太1区14位、木下潤哉2区8位、津野浩大5区17位、瀬山直人7区15位、大工谷秀平8区20位、木村翔太10区10位

○補欠メンバー(+α)
内藤寛人、花田昌之、佐藤達也、藤代晃司、青木優(山本、竹内、浅岡、島田など)
 ただ、次年度は面白いですよ。新4年の松原、木下選手をはじめ、各学年に主力となるランナーがいる。そして前回にシード権を獲得した影響か、スカウトが大成功。これまでを大きく越える新人が入ってきます。ひとまず、全日本予選や箱根予選でトップ通過候補に挙がっても不思議ではない、そうなる可能性は充分秘めている来年度だと思います。
 
 
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日本体育大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路10位復路10位
総合8位:日本体育大学
(順位予想:往路9位復路6位総合5位 区間予想:1区2区8区)
 
 往路が苦戦するのは正直予想通りでした。ただ、ノロウイルスなどの影響で復路も中々浮上しきれませんでしたね(いい区間と悪い区間の差が激しかった)。区間予想は最初が4年生で来るということが当たりましたが、後の区間はちょっと難しかったです。

 
1区出口和也(4年)64分19秒区間4位(4)1分57秒
2区野口拓也(4年)68分59秒区間14位(4→14)3分06秒
3区服部翔大(1年)63分13秒区間2位(14→6)2分34秒
4区本田匠(1年)55分57秒区間6位(6→6)3分25秒
5区高田翔二(2年)83分51秒区間18位(6→10)6分29秒(-9秒)
6区福士優太朗(2年)59分59秒区間4位(10→6)7分06秒(-1分20秒)
7区矢野圭吾(1年)66分09秒区間14位(6→9)9分14秒(-36秒)
8区筱嵜昌道(4年)66分34秒区間2位(9→7)9分08秒(-1分25秒)
9区谷野琢弥(4年)72分55秒区間18位(7→12)12分00秒(38秒)
10区谷永雄一(2年)71分23秒区間8位(12→8)13分28秒(-7秒)
【優秀選手】筱嵜昌道…4年生が苦しむ中、安定した走り
【敢闘賞】服部翔大…怪我で5区回避もさすがの走り
【技能賞】福士優太朗…急遽の6区ながら59分代
【殊勲賞】谷永雄一…冷静な走りでシード権内へ

苦しみながらも3区服部が何とか形に
 大変苦しいチーム状況だった。元々、野口、服部、谷野選手が故障明けで、6区候補だった松田、安藤選手も状態が思わしくなかった。その上にノロウイルスが出口選手など主力5名に襲い掛かったのだ(原因は分からないが早川選手が欠場)。悩んだ末、1区2区を4年生の主力に走らせ、服部を平地に回し、5区を補欠の選手にするという判断を下した。
 
 結果、往路は何とか形になった。最も序盤は苦戦。1区出口選手が、望んでいたというスローペースでしっかり3位集団の2番目でタスキリレーをしたが、2区野口選手は思い通りの走りはできず、68分代は出したものの大きく順位を下げてしまった。
 
 それでも3区に回った服部選手がさすがの器の大きさを感じさせる走りをみせる。特に中盤は山梨学院の選手をうまくペースメイクに使ったような感じで順位を上げていき、8人抜きで6位に浮上。昨年の当時3年の野口選手のしたことを1年生でやってぬきました。4区本田選手が順位をキープするなど1年生が頑張りました。オーダーが変わった影響で5区高田選手の順位ダウンは仕方ない、彼なりに下りでまとめて大きな穴にはしなかっただけでも良かっただろう。
 

凸凹ながらも…攻めれる区間は攻めた
 まだ、駒は残っていたがいきなり難題に。2人準備して2人とも状態が良くなかった6区。それを前日に監の"ひらめき"で走ることになった福士選手が59分代の快走。ぶっつけながらスピードのあるところを見せてくれた。順位も6位に浮上しシードラインとの差も拡大した。
 
 7区1年生の矢野選手がやや苦しい走りだったが、8区に入った筱嵜選手が4人入った4年生の中で一番の走りをみせた。前回も8区で区間一桁で走ったが、それからの1年間の成長をしっかり見せ区間2位で中継した。
 
 ただ、これで一筋縄ではいかないのが日体大の状況。疲労骨折明け(ノロ明けでもあった??)の谷野選手がじりじり後退して気が付くと12位にまで順位を落とした。関係者は冷や汗をかいただろう。失敗できない中、アンカーの谷永選手が山梨学院の選手をペースメーカーにしてじっくり追い上げ、ラスト争いもガッツリ決めて8位で、どうにしかシード権だけは確保した。
 

毎年調整に課題残る
 これだけアクシデントが出てシード確保したのは底力を発揮したともいえる。ただ、どうも調整に課題が残るチーム。ノロウイルスが蔓延したのは数年前にもあった(この時は総合4位で影響なかったが)し、出雲3位全日本2位の流れでシード権を落としたこともあった。昨年も失速する区間が出たりと…。特に今年は4年生が多いチームで上位を賑わせる可能性があっただけに、調整不足は残念だった。勿論100%無くすことはできないですが、若干多い感じがするのでそこを克服したい所だろう。
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
出口和也1区4位、野口拓也2区14位、筱嵜昌道8区2位、谷野琢弥9区18位

○在校生出走メンバー
服部翔大1区2位、本田匠4区6位、高田翔二5区18位、福士優太朗6区4位、矢野圭吾7区14位、谷永雄一10
区8位

○補欠メンバー(+α)
早川智浩、岩間一輝、佐久間大知、安藤海渡

○現時点で考えるオーダー
出雲:福士-本田-服部-谷永-矢野-早川
箱根:本田-服部-福士-矢野-高田 安藤-岩間-佐久間-早川-谷永
 まあ、28分代半ばの2人が抜けるのはそれなりの穴ではあるかな。ただ、今回の駅伝シーズンは現2年1年が結構台頭してきていた。彼らが主要区間を担えるまで成長できるか。また、在校生で1万30分切りが実に17人もいる。そこから伸びてくる選手が何人も出てくれば、戦える体制は整えることができるだろう。
 
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2/20までの試合結果【青梅マラソンなど】

先週の結果です

 

2/20 青梅30㎞マラソン

○東洋大学
7位佐藤智大(2年)1時間35分05秒
10位石田和也(2年)1時間36分37秒
12位蓑和廣太朗(2年)1時間36分53秒
15位川原卓也(2年)1時間37分27秒
29位若林孝哉(2年)1時間43分11秒
32位西澤由浩(3年)1時間44分06秒

○早稲田大学
8位市川宗一朗(2年)1時間35分32秒
13位関口直人(1年)1時間37分12秒
19位安永陽(3年)1時間38分37秒
22位相原将仁(1年)1時間39分39秒
25位山下良祐(3年)1時間42分11秒
27位西城裕堯(2年)1時間42分44秒
28位神澤雄一(3年)1時間43分03秒
35位瀬和人(2年)1時間44分33秒
37位浅川祥史(1年)1時間44分56秒
 箱根で覇権を争った東洋と早稲田の2軍選手が出場(といっても早大の市川と西城選手は一次エントリーに入ってましたが)。青梅は起伏激しいですので、両校とも上位2人くらいは収穫といってもいいのではないかと思います。
 

 
○拓殖大学
11位石井健太(3年)1時間36分45秒
14位北島幸太(3年)1時間37分23秒

○亜細亜大学
21位田中裕将(2年)1時間39分16秒
36位岸本彬(4年)1時間44分50秒

○その他
24位大島一路(武蔵)1時間41分17秒
60位青柳達也(工学)1時間49分33秒
62位足立元(農工)1時間50分46秒
 他のチームも新戦力を試すような感じですね。拓大の2人も16人のエントリーには入っていなかったです。
 

 

2/20 中日浜名湖一周駅伝

※区間10位以内
1区(11.5㎞)
1位小川博之(八千代工業A)34分53秒
3位山川雄大(帝京B2)35分04秒
4位難波幸貴(帝京A1)35分04秒
6位藤井太雅(札学)35分12秒
7位覚張昌聴(帝京C1)35分59秒
8位安達大祐(西学A)36分03秒
9位小松健人(平国3)36分27秒
10位北魁道(明大1)36分28秒
2区(8.4㎞)
1位蛯名聡勝(帝京A1)25分55秒
4位松下巧臣(山学A1)26分11秒
5位山亮平(明大3)26分12秒
8位後藤郁晃(帝京B2)26分41秒
9位猪狩大樹(帝京C1)27分05秒
10位大竹淳(平国3)27分21秒
3区(13.0㎞)
1位マーティン=マサシ(スズキ浜松AC)36分23秒(新
5位田村拓眞(帝京A1)40分24秒
6位小山司(帝京C1)40分30秒
7位杉浦直(明大2)40分33秒
8位稲葉智之(帝京B3)40分56秒
9位神原龍之介(西学B)40分59秒
10位服部功太郎(山学B)41分05秒
4区(9.6㎞)
1位中川智博(スズキ浜松AC)29分29秒
3位渡邉克則(帝京A3)29分47秒
4位石間涼(明大1)30分28秒
6位小嶌裕貴(帝京C3)30分47秒
7位綾香怜(西学)30分51秒
8位名切拓也(帝京B2)31分04秒
10位大迫祥太(西学A)31分26秒
5区(11.0㎞)
1位神田純也(帝京A3)32分54秒
4位廣大貴(明大1)33分13秒
5位松山雄太朗(山学A)33分43秒
7位大野淳(西学A)33分56秒
8位三輪龍之介(帝京B2)34分06秒
9位池田圭吾(帝京C1)34分17秒
10位池田充伺(西学B)34分27秒
総合
1位スズキ浜松AC2時間41分50秒
2位八千代工業A2時間42分02秒
3位帝京大A2時間44分04秒
6位明治大2時間46分54秒
 関東では帝京大が3チーム、山梨学院2チーム、明治大学が出場。新チームの主力を揃えた帝京Aチームが明大を破って学生チームトップです。蛭名や田村選手ら箱根に出場した1年生もしっかり走りましたが、アンカーの神田選手の区間賞も驚きました。明大は1区の北選手の出遅れが響きましたかね。他、山学が松下や松山選手ら1年生世代の選手の名前がちらほら聞かれ始めました。

 

2/20 天龍梅花駅伝

1区(7.5㎞)高野寛基(4年)22分33秒区間4位
2区(5.4㎞)畠山真弘(4年)17分37秒区間12位
3区(4.5㎞)牧野和恭(主務)16分20秒区間23位
4区(8.8㎞)伊藤和麻(4年)26分15秒区間賞☆
5区(8.7㎞)山口大輔(4年)27分36秒区間4位
6区(5.1㎞)北爪貴史(4年)15分03秒区間賞☆
総合3位早稲田大学
 昨年は彼らが新4年のメンバーとして出場していましたが、今年は卒業記念でしたね。4区の伊藤選手は長引く故障が箱根終わってから治りましたかね…。まあ、とにかく北爪選手と共に区間賞おめでとうございます。
 
 
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関東学連選抜-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路19位復路17位
総合18位:関東学連選抜
(順位予想:往路19位☆復路9位総合18位☆ 区間予想:1区6区)
 
 元々全体的に小粒かなと感じ、で区間オーダーを見て伊藤選手が万全じゃなさそうだなと思いかなり下げて予想したのが当たりました(9区終了地点で復路10位だったので、復路も当たるかハラハラしてましたw) ただ、オーダーはその伊藤が走れないなどでほとんど外れました
 
1区濱崎達紀(亜大4年)64分22秒区間7位(7)2分00秒
2区梶原有高(松蔭3年)68分50秒区間12位(7→11)3分00秒
3区近藤洋平(法大3年)64分39秒区間14位(11→13)3分54秒
4区樋口正明(創価3年)57分11秒区間15位(13→16)5分59秒
5区前田康太(流通1年)86分22秒区間20位(16→19)11分34秒(5分05秒)
6区高関伸(大東4年)60分18秒区間8位(19→18)12分30秒(4分34秒)
7区岡部寛之(順大4年)66分08秒区間12位(18→18)14分37秒(5分18秒)
8区船井慎太郎(麗澤2年)67分01秒区間6位(18→17)14分58秒(4分58秒)
9区福島法明(創価4年)72分06秒区間15位(17→18)17分01秒(5分39秒)
10区清谷匠(法大4年)74分20秒区間18位(18→18)21分26秒(7分54秒)
【優秀選手】梶原有高…華の2区をしっかり乗り切った
【敢闘賞】船井慎太郎…今回の選抜最高位
【技能賞』高関伸…2年連続山下り区間一桁
 
序盤まずまずの位置に付けるも…
 序盤の位置取りは悪くなかった。1区は選考会トップで1区を希望していた亜大・濱崎選手が区間一桁で繋ぐと、2区は国士・伊藤選手の代役だった松蔭・梶原選手が粘って総合11位に踏みとどまる。
 
 ただ、力不足か、それとも高速化レースに単独チームの気迫に劣ったか、3区法大・近藤選手と4区創価・樋口選手がじわじわ順位を落としてしまう。そして、これまで大きな実績が無かった5区流通・前田選手が区間19位より2分遅れるタイムで沈んでしまった。
 
 ちょっとオーダー編成に苦しんだかな。5区は元々近藤選手の名前などが上がっていたが、伊藤選手が走れなくなってオーダーが少し変わったようで。日大・田村選手も苦しんだのを見ると1年生のぶっつけ(に近い)5区は少し無謀だったかもしれません。
 

復路は6区高関・8区船井が好走
 復路は少し好走する選手が出てきた。6区は前回も単独チームで出場していた大東・高関が前回より早いタイムで駆け下り、山の大東を引き継ぐ。7区順大・岡部が繋ぐと、8区麗澤・船井選手が後半の遊行寺の坂からぐっとペースアップして、今回選抜最高位となる区間6位で走り切った
 
 ただ、それでもシードラインは遥か先で浮上は出来なかった。9区創価・福島は力的に上の東農大の選手についていき、10区法大・清谷選手は突っ込んで入って前を追ったが、活路は見いだせず。今回は上位に加わることが出来ず終わってしまった。
 

常連校、しっかり!
 今回は、亜大・法大・大東・順大といった常連校のチームがこの選抜に回り、調整面では経験があるかなと思われましたが、あまり発揮されなかったでしょうか。やや不完全燃焼だった印象です。
 
 少しだけ言うと、チームとしては箱根路が厳しく、何とか選抜で目指している選手もいる中で走っているわけで(そういう選手が多く入った時の方が何となく成績がいいような、国士・伊藤が走っていればおそらく走らなかった麗澤・船井が一番いい成績でした)。選抜でも走るからには、そういう選手たちの分も走ってほしいと思いました。
 

在校生1万29分代列挙+有力新人・箱根出場者
○法政大学…末山、近藤、皆川、品田、篠原+西池など
○大東文化大学…田口、平井、梅野、吉川、成田、片川+市田兄弟、吉田・鎌田など
○亜細亜大学…宮川+古館、橋本、折田
○順天堂大学…田中、的場、山崎、大池、小澤、岩崎、堀、唐川+的野、小高
○国士舘大学…藤本、伊藤、久井原、福田、西尾、鈴木、栗原、池上、中山、竹永
○松蔭大学…梶原、橋爪
○創価大学…樋口、今高、太田清
○麗澤大学…柳瀬+船井
○流通経済大学…+前田
○関東学院大学…竹内
○東京経済大学…槻澤
 今回の選抜での経験を持ち帰り、復帰を果たせるかどうかですが…国士舘・順大は大変多くの選手が29分台の選手がおり、それぞれ1万の上位10人平均が9位10位となっています。それと大きなニュースとして法大に西池選手、大東大に市田兄弟と高校トップクラスの選手が入学します。これにより1万の上位10人の平均が法大・
大東大も19位以内(16位、15位)、これで予選落ちのうち4チームが持ちタイム上ではボーダー以上となります。伝統校の逆襲となるか注目です。
 
 
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山梨学院大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路13位復路9位
総合12位:山梨学院大学
(順位予想:往路8位復路17位総合13位 区間予想:1区2区3区5区10区)
 
 個人的な予想では80回・81回大会とシードを逃した時と同じような展開になるかなと思っていたのですが、復路の方がいい順位になったのは予想外でした。区間予想はそこそこ当たったのですが、6区山口と9区赤峰は普通に予想すべきだったとちょい後悔してます
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区松枝翔(3年)64分20秒区間6位(6)1分58秒
2区高瀬無量(4年)69分11秒区間15位(6→15)3分19秒
3区オンディバ=コスマス(3年)62分19秒区間賞☆(15→4)1分53秒
4区伏島祐介(2年)57分58秒区間18位(4→9)4分45秒
5区中村悠二(3年)83分04秒区間15位(9→13)7分02秒(33秒)
6区山口大徳(4年)60分10秒区間6位(13→8)7分50秒(-36秒)
7区佐々木直弥(3年)66分08秒区間12位(8→13)9分57秒(38秒)
8区牧野俊紀(2年)67分17秒区間11位(13→12)10分34秒(34秒)
9区赤峰直樹(4年)71分31秒区間13位(12→13)12分02秒(40秒)
10区中原薫(4年)71分52秒区間12位(13→12)13分59秒(27秒)
【技能賞】オンディバ=コスマス…前回失速の経験を活かし区間賞
【殊勲賞】山口大徳…初の大学駅伝で好走、チームをシード権内へ
【敢闘賞】中原薫…最後までシードを諦めない走り
 
コスマス好走も…ちぐはぐだった往路
 松枝、高瀬、コスマスと前回と同じ3本柱を1区2区3区に並べて更なる貯金を図った山梨学院だったがうまく行かなかった。
 
 1区松枝選手は前回と違うローペースの中でも区間上位で襷を渡したものの、2区高瀬選手が秋からの故障を引きずっており、順位を落としてしまう。それでも3区のコスマス選手が前回のような失速なく62分前半のタイムで走り切り、11人抜き。一応の役割は果たす。
 
 が、後が続かなかった。4区伏島選手はペースが上がらず後ろから来た選手にも対応できず、5区中村選手は混戦の中、最後で順位をキープできず。どうもいい区間悪い区間と激しい乱降下をしてしまい駅伝がうまくできなかった印象。柱を使いながら往路13位となった。
 

4年生奮起も力及ばず
 大きな駒を使ってしまい苦しい展開が予想された復路だが4年生が懸命のリレーを見せる。6区は大学駅伝初登場の山口選手。高校のベスト15分40秒28はこの4年生の世代で最も遅いタイム。が、下りで素晴らしい走りを見せ5人抜き。チームを再びシード権内に浮上させ再度上位陣に食らいついた。
 
 ただ、7区が痛かった。佐々木選手は個人順位は悪くなかったのですが、順位もシードとのタイム差もリセットしてしまいました。8区牧野選手からはその差を詰めようとする。特に9区は2年ぶりと出場となった赤峰選手が前半から積極的に行き、10区中原選手は一時8位集団に入るとかろまで追い上げる。4年生が最後まで喰らいつこうとした姿勢は非常に評価できる。ただ、ラストの争いに余力が残っておらず、勝負には負けることとなった。
 

まだこれからのチーム
 実は持ちタイム上の平均は昨年の3位のメンバーよりも上回っていた。ただ、昨年は6人の4年生がいた。持ちタイム上はその卒業生の穴を埋めてはいたが、安定感や試合経験の差という面ではまだ及んでいなかったという感じでしょうかね(まぁ、往路が高速化のレースに対応する選手が不足していたのもあるかもしれませんが)。
 
 ただ、現2年が2人メンバーに入りました。成績は芳しくなかったですが、前回の3位のメンバーの後藤と中川の2年時の成績と同じような成績です。他にもこの世代で期待できる選手はいますので、彼らの成長次第ではまた上位争いに戻ることは充分可能に思う。
 
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
高瀬無量2区15位、山口大徳6区6位、赤峰直樹9区13位、中原薫10区12位

○在校生出走メンバー
松枝翔1区6位、オンディバ=コスマス3区1位、伏島祐介4区18位、中村悠二5区15位、佐々木直弥7
区12位、牧野俊紀8区11位

○補欠メンバー(+α)
田口恭輔、尾崎博、鳥羽和晃、篠塚春希、藤岡将大(山領など)
 メンバー的には日本人エースの高瀬が抜けるのが痛いでしょうか。その代り松枝が丸亀ハーフでしっかり走っていました。補欠メンバーにも田口、尾崎、鳥羽といった駅伝経験メンバーがいますので、彼らがしっかりと層を厚くしてほしい。そうすれば箱根予選はしっかり上位で通過できるはず。問題は初めてとなる全日本予選会、上田監督はスピードの対応を考えなければ、という趣旨に発言をされていましたが、果たしてどうしてくるか注
目である。

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明治大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路4位復路7位
総合5位:明 治 大 学
(順位予想:往路10位復路10位総合10位 区間予想:1区2区3区4区7区)
 
 ここもかなり外しましたね。まず、最初の1区で正直松本選手のスタミナ大丈夫なのかなと思っていたのがス
ローペースで差が付かず、そして何と言っても5区大江選手の走りが予想付かなかった!凄かったです。区間予想は前半が当てられたので良かったです
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区松本翔(4年)64分31秒区間15位(15)2分09秒
2区鎧坂哲哉(3年)67分36秒区間3位(15→4)1分55秒
3区菊地賢人(2年)63分23秒区間4位(4→3)1分33秒
4区北魁道(1年)56分49秒区間11位(3→4)3分16秒
5区大江啓貴(2年)79分52秒区間2位(4→4)2分21秒
6区廣瀬大貴(1年)61分44秒区間17位(4→5)4分43秒
7区渡辺真矢(2年)65分28秒区間11位(5→5)6分10秒
8区岸本大直(4年)67分01秒区間6位(5→5)6分31秒
9区細川勇介(3年)71分21秒区間10位(5→5)7分49秒
10区小林優太(4年)70分39秒区間5位(5→5)8分33秒
【優秀選手】大江啓貴…代走の5区ながら79分代!
【敢闘賞】鎧坂哲哉…11人抜きでエースの責務果たす
【殊勲賞】菊池賢人…力を発揮、鎧坂の流れをそのまま加速
【技能賞】細川&小林…明大鬼門だった9区10区を攻略
 
エース鎧坂・希望の華の2区で激走!
 明大の注目は何と言っても全日本で区間新を出した鎧坂が2区でどれほど走れるか、その貯金をどう活かして
いくかの2点に大きな焦点があてられていましたが、どちらも見事に達成したと言える。
 
 1区の松本選手が何とか僅差で繋ぐと、その鎧坂選手が爆走。序盤で前の集団を一気にかわしていき、最後に
は拓大の留学生の選手も抜いて4位に浮上。以前から箱根の2区を希望していたが、その2区でしっかりと自分の実力を出し切った。本人は、東海大の村澤選手に付いていけなかった事を悔しがっていましたが、それはまた
来年への糧となるでしょうか。
 
 そして、その流れを3区の菊地選手がしっかり引き継ぎました。菊地選手は春から記録会で大幅な自己ベスト
を出していました。ただ最初は大試合で今一つという結果が続いていました。それで色々言われていましたが
、徐々に持ちタイムに見合った結果が出せるようになってきて、大試合では今回が一番良かったでしょう。こ
れからは柱の1人として見られるのかなと感じます。
 

代走が今後の大きな材料に
 そして一番の見どころとなった5区。4区の北選手が中盤からやや失速してのたすきリレー、5区予定の選手が
脚を痛めて、6区予定だった大江選手がスライドしてということで果たしてどうなるかと思った。その大江選手
は序盤の平地からすいすい走っていくと、登りでは一時東洋の柏原選手と近いラップタイムを刻んでいく。最
後の下りはさすがに疲れたが、終わってみれば何と史上8人目の80分切りを達成した。前回の6区も登りの部分
が早かったのだが、こんなに適性があったとは…。駅伝の流れ的にも次6区の廣瀬が苦戦したのを考えると大き
かったし、何よりまだ2年生。今後が楽しみである。
 
 その後、復路は基本的に一人旅で東海大を追う展開。7区渡辺選手と8区初出場となった岸本選手が詰め寄る
と、9区細川勇選手と10区小林選手は東海大と競ってペースを落とさずに進む。明大は81回大会に復帰して以降、9区10区は全部区間二桁だったのだが、今回見事に克服。競り負けたのは今後の課題でしたが、最後までしっかりと戦えた。
 
 
"駅伝"ができるようになった
 明大はこれで3年連続シード権を獲得。今回で強豪校となるきっかけ掴めたかもしれないですね。過去2年間
はシードは獲得したものの、区間ごとの凸凹が大きく危なっかしいイメージがあった。しかも前回主力の4年生
が抜け、昨年の今頃は明大はシード権を獲得できないだろうという評価だったのだ。
 
 それが出雲の1区の失速以外は前哨戦もしっかり戦い、箱根駅伝で更に成績を向上させてきた。安定感と言う
点からも見違えるほど成長。地に足を付けて駅伝ができるようになってきた印象です。
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
松本翔1区15位、岸本大直8区6位、小林優太10区5位

○在校生出走メンバー
鎧坂哲哉2区3位、菊池賢人3区4位、北魁道4区11位、大江啓貴5区2位、廣瀬大貴6区17位、渡辺真矢7区11位、細川勇介9区10位

○補欠メンバー(+α)
田原淳平、岩崎耕三、石間涼、高城孔、杉浦直(八木沢、文元、吉岡、有村など)

○現時点で考えるオーダー
出雲:八木沢-北-鎧坂-菊地-石間-大江
全日本:北-鎧坂-八木沢-菊地-文元-細川勇-渡辺-大江
箱根:北-鎧坂-菊地-八木沢-大江 廣瀬-有村-田原-細川勇-渡辺
 その明大ですが、来年は鎧坂が最終学年になり、その点がまず注目。ただ、それ以上に新入生の素質が高い
事!順調にいけばチームとしてのピークは鎧坂卒業後になるかもしれない??まあ、ひとまず駅伝経験者が多
く残り、トラックの持ちタイムが高い選手も多い。3強を喰う事も十分可能な戦力となろう。
 
 
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國學院大學-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路6位復路13位
総合10位:國 學 院 大 學
(順位予想:往路16位復路16位総合15位 区間予想:9区)
 今回一番の大外しです(笑) で、唯一シード校を当てられなかったです。まあ、國學院の評価が一番悩んだんですよね。予選2位で通過した、でも3年ぶりだし、でも予選2位で通過したし…etc. 予選会での成績は本物でしたね。区間予想は荻野、仁科の2本柱を2区5区で使うとは予想付かず、それでほとんどぐちゃぐちゃになってしまいました
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区田中光太郎(4年)64分24秒区間9位(9)2分02秒
2区荻野皓平(3年)68分51秒区間13位(9→12)3分03秒
3区宮澤公孝(3年)64分29秒区間12位(12→12)3分46秒
4区桑原圭治(3年)56分52秒区間13位(12→12)5分33秒
5区仁科徳将(4年)80分24秒区間4位(12→6)5分10秒(-1分28秒)
6区三部将史(3年)62分38秒区間19位(6→11)8分26秒(30秒)
7区中山翔平(2年)65分25秒区間10位(11→11)9分50秒(31秒)
8区當山篤史(4年)67分31秒区間14位(11→13)10分41秒(41秒)
9区奥龍将(4年)71分05秒区間7位(13→11)11分43秒(21秒)
10区寺田夏生(1年)71分44秒区間11位(11→10)13分32秒(-3秒)
【優秀選手】寺田夏生…まあ、色んな意味でね
【敢闘賞】奥龍将…監督が高く評価した残り3㎞の走り
【殊勲賞】仁科徳将…5区山登りで区間4位の快走!
【技能賞】田中&荻野…まずチームに流れを呼び込んだ

3年連続出場の仁科快走!それを呼び込んだ前半
 若い前田監督&松下コーチ率いる國學院がどんな戦いを見せるのか注目だったが、それがピシャリと当てはまった。1区田中選手が9番目で無難に走ると、2区で1万28分台を出したばかりの荻野が出入りの激しい中、遅れずに襷を渡した。これでひとまず流れが出来たでしょう。少し不安があったらしい宮澤、桑原選手が他大学との接戦となり力を出せた感じがします。
 
 そしてその流れで繋いだ5区仁科選手が快走する。仁科選手は今回で箱根3回目、前回は裏の6区を担当していたのだが、その成果もあったか。序盤からいいペースで推移してどんどん順位を上げていく。下りで最初から併走していた城西の大の選手を振り切ると最後まで安定したペースを維持、なんと6位にまで浮上して往路を終えた。
 
 こう見ると選抜で箱根を経験していたのは大変大きかった。経験・ノウハウという点で久しぶりの出場のチームが苦しむポイントなのですが、耐えるどころか貯金を稼ぐポイントとなった。6区が準備不足だったので並の走りだったら6区でシード争いから脱落していた。そこからも仁科選手の走りは大きかったと言える。
 

箱根の"魔物"も振り払うスパート
 その6区でリセットとなり、7区からはシードラインを追いかける展開となったが、チームは粘り強く戦った。7区中山8区當山選手がシードを争う集団から引き離されないで耐えると、9区奥選手が終盤に追い上げる。前田監督がラスト3㎞を非常に評価されていたが、数値的にも奥選手ラスト3㎞はシード争いをしていたチームの中では最速のタイムだった。これで前100mに10位の選手の背中が見えるという位置にくる。
 
 そしてアンカー、シードの命運を託されたのは、10区では珍しい1年生の寺田選手。スピードのある選手なので、もしラスト勝負になった際に…という配置だったという。単独走が苦手だったというが後ろから来た日体大と山梨学院の選手と並走し前を追う。そして(本人は何位か分からなかったそうですが)いつしか8位集団に。残り200mで満を持してスパートして前に出る。が、移動中継車が曲がるのにつられて…
 
 気が付くと3人のランナーが本当のルートを駆け抜けていた。初のシード権は箱根の魔物に奪い取られてしまうのか。そう思われたが、寺田選手は態勢を立て直すと矢のようなスパートでゴール直前で城西大を交わし、10位で駆け込んだ。初のシード権は大きなドラマの中生まれた。
 
 
過去3年間は23番手以下
 國學院はここ3年間は箱根出場できていなかった。しかも、予選会で出場ラインに絡むこともままならなかった。それがどうした、この1年で急上昇で初のシード権まで獲得してしまった。09年の秋から監督に就任された前田監督と、今年度から加わった松下コーチの駒大OBの2人が見事にチームを変貌させた。それに付いて行った選手たちも立派。今回出場した仁科、田中、奥選手の3人の4年生は、1年生の時に箱根予選を走っているが3人とも200位前後という結果。そこから這い上がっての事でとても素晴らしいです。
 
 それと当日までの調整と戦略も完ぺきでしたね。だいたいのチームが1枚から2枚欠く中、ほぼ故障者は無かった。それにより適材適所の配置が出来て、しっかりと戦う事ができたとも言える。
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
田中光太郎1区9位、仁科徳将5区4位、當山篤史8区14位、奥龍将9区7位

○在校生出走メンバー
荻野皓平2区13位、宮澤公孝3区12位、桑原圭治4区13位、三部将史6区19位、中山翔平7区10位、寺田夏生10区11位

○補欠メンバー(+α)
端坂望、安曇大輔、小原大輔、内藤由隆、菅谷篤人(大下等)

○現時点で考えるオーダー
出雲:荻野-宮澤-中山-桑原-大下-寺田
箱根:宮澤-荻野-中山-桑原-寺田 三部-大下-安曇-端坂-小原
 
 さて初めて予選会が無いシーズンを迎えるが、ひとまずの目標は勿論三大駅伝すべて出場と箱根連続シード権ということになるか。仁科や奥選手らの穴は痛いですが、荻野などを中心にまとまってほしいところ。ちなみにあの寺田選手は5区希望とのこと(苦手という単独走を克服できればありそうでしょうか?)、否応が無しに注目の的となってしまいますが、飛躍をしてほしいですね。
 
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【姫路城ロード追加】2/13までの各種記録会の結果

【追記】2/18 11時17分 姫路ロードに関しての記事追記
 
1位阿宗高広(愛三工業)47分26秒
2位安田昌倫(愛知製鋼)47分34秒
3位新井広憲(中国電力)47分39秒
-----------------------------
22位住本雅仁(京産4)48分50秒
26位延藤潤(東洋1)48分59秒
32位中村研二(立命2)49分06秒
35位岩内達郎(京産4)49分17秒
37位野田一貴(京産2)49分33秒
43位佐野克斗(京産1)49分57秒
45位妹尾睦(京産2)50分01秒
その他、大阪経済大など
 箱根駅伝で4区でそれぞれ区間賞経験のある阿宗と安田選手がワンツーフィニッシュ。2人ともロードで強いですね。ちなみに3位の新井選手も旧コースの箱根4区経験者です
 学生では関西で行われた大会奈だけに京産大など関西の学生さんが多いです。その中で東洋の延藤が出場、陸マガ増刊号夏号で特集されていましたね。故障で出遅れてますが少しずつ走れる距離を長くなってきている印象です
 
 
 
 
千葉国際クロカン以外の2/13にあった大会の結果です
 

2/13 唐津10マイルロード

1位岩本雄樹(マツダ)47分20秒
2位押川裕貴(トヨタ九州)47分21秒
3位今井正人(トヨタ九州)47分25秒
-------------------------------
6位八木勇樹(早大3)47分30秒
16位安藤慎治(帝京4)47分54秒
28位山領駿(山学3)50分02秒
 順大OBの今井選手や駒大OBの内田選手らが走る中優勝したのは駒大OB三大駅伝を走れなかった岩本選手。ニューイヤーもまずまずの成績だったがやや驚く結果。
 大学生では早大の八木が10秒差の6位が最高、昨年の今頃よりはずっといい。帝京の安藤選手も健闘でしょう



2/13 かながわ駅伝

区間15位以内
2区(9.7km)
1位橋爪孝安(松蔭2)28分05秒
4位三田翔平(城西4)28分38秒
6位覚張昌聴(帝京1)28分50秒
7位川村駿吾(青学3)28分53秒
9位高梨寛隆(法大1)29分04秒
19位今枝大輔(神大)30分33秒
3区(8.2㎞)
1位松下龍治(川崎市陸協)25分32秒
3位槻澤翔(東経)25分41秒
4位八木宏平(松蔭)25分54秒
7位樗澤竜平(松蔭)26分27秒
5区(7.2㎞)
1位坂本貴則(多摩高)23分24秒
11位坂下大直(日大3)24分58秒
13位坂本渓伍(松蔭)25分43秒
6区(10.7㎞)
1位石原洸(新電元工業)33分48秒
3位権守竜也(東洋)34分23秒
4位指宿佑将(東海)34分44秒
6位田中健太(松蔭)35分08秒
14位中秀敏(関学)37分10秒
15位小島義之(國學)37分12秒
7区(10.0㎞)
1位筱嵜昌道(日体4)29分48秒
3位鈴木悠介(日体1)29分59秒
6位諸角曉(東経)31分05秒
10位吉山祥太(学習)32分38秒
12位岡田健吾(慶大)32分39秒
 ちょくちょくよく見る名前がありますね。2区の橋爪選手は奥むさし駅伝でも区間賞を獲った選手です。それからアンカーの筱嵜選手はさすがの貫録でしたね。逆に日大の坂下選手がやや厳しい結果となりました。


 

2/13 富士宮駅伝

東農大が学年別にチームを分けて出場していました。
1区(5.4㎞)
1位津野浩大(1年)17分15秒
3位花田昌之(2年)17分35秒
4位桃井聡(3年)17分36秒
2区(5.3㎞)
3位木村翔太(2年)17分22秒
4位平石哲哉(3年)17分42秒
6位大河原謙人(1年)18分05秒
3区(4.8㎞)
4位瀬山直人(3年)16分27秒
6位萩野凱斗(1年)17分15秒
12位高瀬昌俊(2年)17分41秒
4区(6.8㎞)
2位三輪晋太朗(1年)19分57秒
3位田中海都(2年)20分02秒
5位植木新(3年)20分24秒
5区(5.1㎞)
1位佐藤達也(1年)15分03秒
3位原口孝徳(2年)15分24秒
若林徹(3年)16分04秒
6区(5.4㎞)
1位大工谷秀平(3年)15分21秒
3位久保勇介(2年)15分44秒
7位謝花大介(1年)16分44秒
総合
1位滝ヶ原自衛隊1時間40分34秒
2位東京農業大3年生1時間43分34秒
3位東京農業大2年生1時間43分51秒
4位東京農業大1年生1時間44分19秒
 まあ、走る相手もありますが箱根経験者はさすがに強かったですね。いい成績を獲れなかった津野選手や大工谷選手も区間賞です。
 
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帝京大学-箱根駅伝フリーダムに評論

往路12位復路11位
総合13位:帝 京 大 学
(順位予想:往路7位復路12位総合8位 区間予想:1区2区5区7区)
 
 往路が少しずれました。シュミレーションする際に3区安藤にしてやったせいと、5区をちょっと高く見積もり過ぎました。その分、総合予想が外れました。区間予想は1年生が3人も入ったり安藤が9区だったりしてちょいと微妙な結果でした。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区大沼睦(4年)64分29秒区間11位(11)2分07秒
2区中村亮太(4年)68分22秒区間9位(11→9)2分39秒
3区難波幸貴(1年)65分52秒区間18位(9→15)4分46秒
4区西村知修(4年)54分34秒区間新★(15→8)4分14秒
5区土久岡陽祐(4年)83分12秒区間16位(8→12)6分39秒(10秒)
6区田村拓眞(1年)60分39秒区間10位(12→10)7分56秒(-30秒)
7区渡邉克則(3年)65分24秒区間9位(10→10)9分19秒(-31秒)
8区蛯名聡勝(1年)67分12秒区間9位(10→9)9分51秒(-42秒)
9区安藤慎治(4年)71分12秒区間9位(10→9)11分00秒(-43秒)
10区杉山功(4年)73分25秒区間16位(9→13)14分30秒(58秒)

4区西村区間新で巻き返し
 昨年11位で次点でシード権を逃した帝京大。今年は主力に4年生揃っており勝負の年だった。昨年と同じ配置となった1区大沼選手、2区中村選手がそれぞれ昨年の19位、11位を上回る成績で推移して今年はしっかりと戦える位置につける。
 
 元々不安があったという3区の難波選手が順位を落とすが、4区西村選手がやってくれた。序盤から1㎞2分50秒と区間記録を大幅に上回るペースで走り出すと、最後まで粘り切り区間新記録をマーク。順位も15位から8位と一気に巻き返した。元々1年生の時、7区で久々のシード権獲得に貢献していた選手だったが、最後の最後で再び持ち前のスピードを生かしてくれた。
 
 ただ、5区の土久岡選手がやや悪い方に西村の勢いに乗ってしまったか。昨年よりかなり早いペースで入り、一時6位にまで浮上するも終盤に大きく失速してしまった。結局、往路は12位で折り返す。
 
 
シード権圏内でレースを進めるも…
 最も、10位との差は10秒。6区に抜擢された1年生の田中選手が積極的なレースを見せ、一時8位にまで順位を上げる。終盤苦しくなったが、総合10位で中継所に辿り着き、再度シード権圏内に突入した。
 
 その後はシードラインから必死に逃げる展開。7区渡邉選手は終盤に集団から抜け出す。8区蛭名選手と(陸マガより)記録達成率トップの9区安藤選手が少しでも後ろとの差を広げようとする走り。ただ、思うようには前に出れず。アンカーの杉山選手が残り4㎞で力尽き、3年ぶりのシード権には手が届かなかった。
 

気負ったか?残り3㎞で失速多し
 あと少しだった帝京大だが、少し気になった点があった。5区以降の残り2,3㎞(最終定点から中継所)までの順位だ。5区20位、6区18位、7区4位、8区16位、9区15位、10区19位…。7区を除いて終盤に大きくペースダウンしているのだ。箱根予選も全体的に残り5㎞でやや失速してたが、特に顕著であった。そこが克服できなかったか、それとも勝負の年ということで気負い過ぎたのか??
 
 ひとまず、その失速は結構大きかったかと。10位以内にいることが多かったが波に乗りきれず、5区と10区の長丁場で順位を落としてしまうという感じがしますかね(それと箱根予選で好走していた3年生の稲葉と神田選手が調子上げられなかったのもじわりあるかと…)。今後に向けての反省材料でしょうか。
 
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
大沼睦1区11位、中村亮太2区9位、西村知修4区1位、土久岡陽祐5区16位、安藤慎治9区9位、杉
山功10区16位

○在校生出走メンバー
難波幸貴3区18位、田村拓眞6区10位、渡邉克則7区9位、蛯名聡勝8区9位

○補欠メンバー(+α)
稲葉智之、神田純也、中西健太、山川雄大、香川竜一、山中康二(田中など)
 で、その反省したい来年ですが…分かっていはいたけど卒業生が相当多いですね。まあ、現1年生が結構元気で、他にもハーフ64分代で走った選手が何人かいるので選手層は問題ない。ボーダーよりは上にいると思うが、2年前の箱根予選の時のようなしっかりとまとめられるようにしたいところだろう。

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2/13 千葉国際クロカン結果

 冬シーズンのメインイベントの一つである千葉国際クロスカントリーが行われました。実業団選手や箱
根駅伝を走った選手、更にこれから大学に進む高校生の選手が大挙出場します。それぞれチーム別に分け
て結果を載せます。
 

一般男子12000m

1位ピタン=カロキ(ヱスビー)33分58秒
2位マーティン=マサシ(スズキ浜松AC)34分22秒
3位チャールズ=ディランゴ(世羅)34分29秒
まあ、さすがに強いですね…。日本人がロードで走っても中々出ないタイムかと。カロキは最初から独走だっ
たようですね。
日本人実業団選手では佐藤悠基、梅枝裕吉、古川茂あたりが上位にいました
 
それでは学生の結果。42分以内の選手のみです
○明治大学
4位鎧坂哲哉(3年)35分23秒
41位大江啓貴(2年)37分33秒

○東海大学
7位早川翼(2年)35分39秒
11位元村大地(1年)36分08秒
50位折元大介(1年)38分04秒
71位松谷公靖(2年)39分29秒
87位齋藤成(1年)40分22秒
 さすが昨年大学世界チャンプの鎧坂選手。日本人トップの成績です。クロカンは本当に特に強いです。また、東海大は早川選手が好成績、それと急成長中の元村選手も11位に入りました。

 
○日本大学
9位田村優宝(1年)35分43秒
39位寺田裕成(2年)37分31秒
43位吉田貴大(2年)37分39秒

○中央大学
10位棟方雄己(3年)35分47秒
 都道府県に続きこの大会でも田村選手がここでも上位の結果、箱根の鬱憤を晴らしているかのようです。寺田・吉田選手も最近の柱以外の選手の成績を考えると粘ったのでは。中大の棟方選手もこのままエース級にいければいいですね。ちなみに1年生の西嶋選手がジュニアで出場していました。

 
○早稲田大学
13位矢澤曜(3年)36分13秒
18位山本修平(新)36分38秒
37位佐々木寛文(2年)37分22秒

○東洋大学
14位設楽悠太(1年)36分27秒
17位佐久間建(1年)36分36秒
20位渡邊公志(2年)36分43秒
21位川上遼平(3年)36分43秒
 矢澤選手はあまりクロカン得意ではなかったのでまあまあでしょうか、新人の山本選手が先輩に交じって頑張りました。それと佐々木選手が復帰走です。東洋は設楽悠選手の成績もいいですが、それ以上に箱根エントリーの16人に入れなかった佐久間や渡邊選手がこの位置でゴールする所が凄いと思いました。

 
○駒澤大学
16位油布郁人(1年)36分36秒
31位上野渉(2年)37分12秒
40位岡本尚文(3年)37分32秒

○城西大学
25位山口浩勢(1年)36分49秒
33位田中佳祐(4年)37分15秒
 駒大の油布選手としては同学年の選手が何人か前に行かれたので悔しい結果でしょう。上野選手は本人いわく試合間隔が開いたときの調整が課題だそうな。城西は山口選手がまずまずといったところでしょうか。
 
○神奈川大学
26位坪内武史(3年)36分49秒
32位高久芳裕(2年)37分12秒
55位森津祐一(3年)38分21秒
62位高橋俊光(3年)38分43秒
72位今枝浩二(2年)39分29秒
77位吉川了(2年)40分00秒
79位小堀佑真(3年)40分10秒

○順天堂大学
27位的場亮太(3年)36分53秒
36位堀正樹(2年)37分20秒
42位岩崎祐樹(1年)37分39秒
82位大池達也(2年)40分11秒
 神大は主力が結構出場してきました。その中で坪内選手はやはり強い方ですね。もっと上がることができるか。順大は的場選手は当然として、堀選手が最近の状態からするとまずまずの成績だと思います。
 
○大東文化大学
28位平井章宏(3年)36分53秒
34位大西亮(1年)37分16秒
45位釜付亮介(3年)37分50秒
51位吉田明広(3年)38分08秒
56位松井友我(3年)38分26秒
58位山下展弘(2年)38分35秒
63位近藤尚紀(1年)38分47秒
65位森昌太(2年)38分59秒
68位吉澤匡一(1年)39分17秒
74位田口哲(2年)39分33秒
83位大山大輔(2年)40分14秒
85位安藤拓也(3年)40分16秒
91位新妻祐允(1年)41分17秒

○日本体育大学
30位本田匠(1年)37分00秒
 大東大が大挙出場。その中で1万チームトップの平井選手がしっかり結果を残しましたね。大西選手も良かったですが、新4年が上位占めた事は重要でしょうか。日体大の本田選手は他の1年の結果からしてもう少しいきたかったでしょうか。
 
○国士舘大学
44位西尾尚貴(3年)37分49秒
59位中山祐介(1年)38分36秒
69位菊地貴文(1年)39分20秒

○法政大学
47位品田潤之(2年)37分54秒
 
○國學院大學
78位田中貴博(1年)40分00秒

○その他
15位梶原有高(松蔭)36分28秒
53位長坂公靖(愛工)38分16秒
64位治田全貴(札学)38分49秒
66位葛巻拓朗(武蔵)39分08秒
70位手塚大亮(札学)39分22秒
75位古荘雄麻(武蔵)39分40秒
80位伏見太郎(国武)40分10秒
81位大原司(愛工)40分11秒
86位渡辺貴之(横国)40分20秒
88位與那國弘樹(国武)40分28秒
92位菅野均(東北)41分22秒
93位七井和弘(国武)41分24秒
94位尾形翔平(東北)41分47秒
95位福丸涼(国武)42分00秒
 松蔭大の梶原選手はさすがの走りですね。そのままチームを引っ張りたい所です。
 

 

一般男子4000m

1位大西毅彦(NTN)11分32秒
2位松本葵(大塚製薬)11分34秒
3位高谷将弘(JR東日本)11分41秒
 こちらは3障の松本選手や1500mの高谷選手といったスピードランナーが揃う中、大西選手が優勝しまし
た。
 
学生はこちら。13分以内
○早稲田大学
4位工藤皓平(1年)11分42秒

○東洋大学
9位小池寛明(1年)11分55秒
14位蓑和廣太朗(2年)12分01秒
16位石田和也(2年)12分03秒
18位冨岡司(2年)12分06秒
32位齋藤貴志(2年)12分30秒
37位西澤由浩(3年)12分39秒
42位若林孝哉(2年)12分44秒
 1年生ながら関カレ3障で活躍した早大の工藤選手や東洋の小池選手が上位に入りましたね。
 
○順天堂大学
19位小野栄大(1年)12分08秒
27位河原雄大12分19秒

○東海大学
20位岡島秀平(3年)12分08秒
 
○國學院大學
22位畑中勇樹(1年)12分13秒

○神奈川大学
28位進藤将12分23秒
 
○山梨学院大学
34位刀根大己12分34秒

○日本大学
43位松井一樹12分45秒
 
○その他
11位藤井太雅(札学)11分59秒
15位吉田有輝(関西)12分02秒
38位磯部翔(国武)12分41秒
39位東谷元太(札学)12分41秒
40位渡邉拓也(東大)12分43秒
41位鈴木孝佳(札学)12分43秒
45位永武宏樹(立大)12分47秒
46位大城彬彦(筑波)12分49秒
49位峯崎雄也(成蹊)12分55秒
 
 

ジュニア男子8000m

こちらは高校生の部です。どうせなので大学入学別にまとめました(勿論、把握者のみですが)。100位以内
の選手は記録付きです。勿論出場した選手のみですので、チーム全体の新入生の力を測れるものではあり
ません。
 
○明大入部
1位八木沢元樹23分59秒
4位有村優樹24分05秒
20位大六野秀畝24分44秒
26位前野貴行24分53秒
51位後藤雅晴25分21秒
95位吉岡翔25分44秒

○大東大入部
3位市田孝24分05秒
14位市田宏24分40秒
 八木沢強いですね。有村も好調をキープ。明大はいい選手が沢山入部します。それから都道府県で散々
の言われようだった市田兄弟も調子を戻してきたようですね。
 
○城西入部
6位村山紘太24分12秒
100位松村元輝25分45秒
162位南裕也
170位加瀬茂樹

○農大入部
11位島田直輝24分36秒

 
○青学入部
13位佐藤研人24分39秒
35位高橋宗司25分05秒
49位滝本無限25分17秒
66位三野貴史25分26秒
110位山田学
186位川崎友輝

○中大入部
15位新庄翔太24分41秒
16位西嶋悠24分41秒※現役1年
84位出口遼25分40秒
 
○山学大入部
21位阿部竜巳24分44秒
128位福沢潤一
185位手塚祐太朗
240位石川貴之

○駒大入部
22位村山謙太24分29秒
32位西澤佳宏25分03秒
37位大谷卓也25分06秒
42位小根山泰正25分12秒
61位黒川翔矢25分25秒
74位神谷信次25分33秒
 
○早大入部
24位臼田稔宏24分52秒
124位高橋広夢25分58秒

○東洋入部
28位五郎谷俊24分59秒
44位齋藤真也25分13秒
136位長浜雄一
139位根本侑
200位名倉啓太
289位神永よしき
385位田口雅也
早大はこの他、山本修平選手が一般で出場しています
 
○日体大入部
31位加藤光25分02秒

○上武大学
34位佐々木天太25分04秒
 
○日大入部
34位村越直希25分14秒
145位入澤啓介
161位大門友也
192位村越裕希

○神大入部
46位菅原涼介25分15秒
144位柏部宏孝太郎26分07秒
147位井上雄一
 
○國學院大學
48位春木彩利25分16秒
119位池田将典
121位黒子利樹

○順大入部
55位松村優樹25分22秒
116位小林大哲
 
○専大入部
69位吉良充人25分30秒
118位渡辺哲也

○東海入部
80位佐藤健太25分36秒
90位朱宮知秀25分42秒
94位石川裕之25分43秒
109位山下英俊
113位吉川修司
284位片原照
 
○法大入部
98位佐野拓馬25分45秒
146位関口頌悟

○中学大入部
127位佐藤怜
141位及川佑太
150位松下弘大
 
○国士大入部
138位岩田啓冴

○その他
2位服部勇馬※2年
9位浪岡健吾→?
19位吉村大輝24分44秒→流通
203位佐川佑磨→創価
349位星竜→流通
4000m
4位森本ジュンジ12分27秒→平国
 
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城西大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路7位復路12位
総合11位:城 西 大 学
(順位予想:往路18位復路5位総合14位 区間予想:5区6区9区)
 
 一応シードが取れない事は当たったけど、展開はめちゃくちゃ(笑) 往路最初予想通りだったけど5区までにあそこまで回復すると思わなかったんですよね。区間予想は何だか微妙にズレズレ…八巻を往路に持ってくることが個人的に予想していなかったのでポイント区間しか当たらなかったです。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区田中佳祐(4年)64分40秒区間18位(18)2分18秒
2区橋本隆光(3年)70分25秒区間18位(18→19)4分53秒
3区八巻賢(4年)63分46秒区間7位(19→16)4分54秒
4区山口浩勢(1年)55分43秒区間4位(16→11)5分31秒
5区田村優典(3年)80分58秒区間7位(11→7)5分42秒(-56秒)
6区山本隆司(3年)61分31秒区間15位(7→9)7分51秒(-35秒)
7区吉元真司(2年)65分22秒区間8位(9→8)9分12秒(-38秒)
8区平田啓介(1年)67分28秒区間13位(8→10)10分00秒(-33秒)
9区石田亮(4年)70分56秒区間5位(10→8)10分53秒(-50秒)
10区甲岡昌吾(4年)72分37秒区間15位(8→11)13分35秒(3秒)
【優秀選手】田村優典…2年連続の山登りで仕事果たす
【敢闘賞】石田亮…しっかりした走りで成長を示す
【殊勲賞】八巻賢&山口浩勢…出遅れを巻き返した
 
出遅れ…と思いきや自己ベスト
 故障者などもあり前哨戦でうまく戦えなかった城西大だが、オーダーを変えてきた。1区で2回とも出遅れた山口選手を最短の4区に、1区には貧血から回復してきた田中選手をスピードを活かす為に置く。そして11月末の記録会で好調ぶりをアピールしていた橋本、八巻選手を2区3区に置いてきた。
 
 結果的には前哨戦同様出遅れたものの、それをフォローする態勢が整っていたという感じだ。田中選手がまだ本領発揮できる状態にあらず、初のエース区間となった橋本選手が難しい走りとなりここで19位という位置となる。
 
 しかし、八巻選手が63分台の走りで前を追い順位を上げると、山口選手がその流れをさらに加速、波に乗せると、2年連続山登りとなった田村選手が國學院の選手と競い合いながら順位を上げていき、終わってみれば過去最高位の7位で折り返すことになる。これは個人の力もさることながら、前哨戦での失敗で選手が冷静に追い上げることができたのかなと感じます。
 

得意な復路がうまく流れず
 城西はここ数年往路より復路の方が良い成績をあげることが多く、往路の7位から更にあげる可能性もあった。ただ、今回に関しては復路で順位を落としてしまった。
 
 6区山本選手は下りの部分で思うようにスピードに乗れず貯金を減らしてしまう。それでも7区吉元選手、8区平田選手は集団の中で何とか前にいる強みを生かしキープ、9区石田選手が積極的に走って区間5位で抜け出そうとする。ただ、高速レースで実は思ったほど貯金が作れなかった。アンカーの甲岡選手が終盤にシードを巡る集団に追いつかれると、ラストの争いで脚に力が残っておらず惜敗。シードラインと史上最少差で敗れることとなった。
 
 
今回は今まで通りだった
 なぜ最終的にシード権を獲得できなかった。一つは故障者をカバーできる程チーム力が無かったということ(だいたいのチームは1枚~2枚欠いての戦い)。今回、中原(と全日本走った松岡)が一次エントリーの段階で漏れた。一人でも走れる八巻を往路に回して対応しようとしたが、復路の層が薄くなってしまった。
 
 それと全体的に見て戦いがちぐはぐだったことか。城西が以前まで中々シード権に手が届かなかったのはそういう面があったからなのだが、今回も実は区間15位以下の区間が4つ出てしまったのだ。僅か3秒差ですが、こう見ると以前の癖のようなものがが出てしまい、落ちるべくして落ちてしまったのかもしれないですね。
 

 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
田中佳祐1区18位、八巻賢3区7位、石田亮9区5位、甲岡昌吾10区15位

○在校生出走メンバー
橋本隆光2区18位、山口浩勢4区4位、田村優典5区7位、山本隆司6区15位、吉元真
司7区8位、平田啓介8区13位

○補欠メンバー(+α)
石橋佑一、玉澤悠輝、磯山貴大、大黒渉、(中原、松岡、村山、松村など)
 さて、そんな城西ですが、メンバー自体は来年も充実している。新4年生に橋本・田村のコンビがおり、若い新2年も結果残している。中原も復帰してくるはず。それと新人にも非常に素質が高いランナーが入って来るので、巻き返すことは充分可能だ。初心に帰ってもう一度予選から這い上がってきてほしい。
 
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青山学院大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路16位復路5位
総合9位:青 山 学 院 大 学
(順位予想:往路12位復路8位総合9位☆ 区間予想:1区2区6区8区9区)
 
 青学は非常に評価に悩んだのですが、調整力にかけてシードに入れました。逆転シードというのは当たりましたが、もっと極端でしたね。区間予想は昨年5区が小嶺が走れなさそうというので色々引っ掻き回したのですが5区間は満足です。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区福田雄大(1年)64分33秒区間16位(16)2分11秒
2区出岐雄大(2年)67分50秒区間4位(16→5)2分11秒
3区横山拓也(2年)65分20秒区間16位(5→11)3分46秒
4区辻本啓吏(4年)57分51秒区間17位(11→17)6分31秒
5区松田直久(2年)82分19秒区間12位(17→16)8分03秒(1分34秒)
6区小川恭正(4年)60分05秒区間5位(16→14)8分46秒(50秒)
7区川村駿吾(3年)65分12秒区間7位(14→13)9分57秒(38秒)
8区小嶺篤志(2年)67分16秒区間10位(13→11)10分33秒(33秒)
9区小林剛寛(3年)70分52秒区間4位(11→10)11分22秒(-21秒)
10区小林駿祐(4年)72分02秒区間13位(10→9)13分29秒(-5秒)
【優秀選手】出岐雄大…並いる強敵を物ともせず区間4位
【敢闘賞】小川恭正…追い上げるきっかけをつくる
【技能賞】小林剛寛…箱根関係には必ず合わせてくる男
【殊勲賞】復路のメンバー…往路16位からの逆転シード
 
出岐、噂以上の走りで11人抜き
 青学はひとまず高島平20㎞で58分代(東海OBの伊達と同タイム)を出していた出岐選手が実際にどこまでいけるかというのに注目が集まっていた。1区福田選手が何とか大きく離されずに繋ぐと、出岐は序盤から快走を見せる。序盤から早く入り大集団に追いつくと中盤に抜け出し最後まで押し切った。67分50秒区間4位は高島平の走りは本物、いやそれ以上の成長を見せていたとみえる。これで次年度のトラックシーズンの楽しみがまた一つ増えたと言える。
 
 ただ、青学は若手とはいえチームでトップクラスの持ちタイムをもっていた竹内・相原両選手が走れなかった。その為、往路は基本的に苦しい戦いに。3区横山選手は序盤突っ込んだがうまく行かず、4区辻本選手はスタミナ型で苦戦、5区は適性を見込まれた松田選手だったが大きくは追い上げられず。往路は16位で終わることになる。
 

転じて攻めた復路、2年連続シード権
 それでも10位ラインとは1分半、前回のシード権獲得メンバーは4人残っていた。2年連続の6区となった小川選手があと少しで59分台のタイムで差を1分以内に。7区川村選手は一時8位集団に追いつく走りで一つ順位をあげる。故障などで5区から8区に回った小嶺選手は終盤に11位集団から抜け出した。
 
 そして、9区小林剛選手がついに10位に浮上する。元々故障が非常に多くレースにもあまり出てこれない選手なのだが、1年時は8区11位で繰り上げ阻止、2年時は4年生の穴が大きい中箱根予選でチーム3番手で予選通過へ導く走り。箱根シーズンには必ず快走をしていたのだが、今年もしっかり仕事を果たしてきた。
 
 ただ、シードへの道のりは簡単ではなく、アンカーの小林駿主将が中盤過ぎにシードをめぐる集団に巻き込まれる。しかもラストのスプリント勝負が自他共に認めるほど苦手だったらしい。それでも意を決して残り300m自ら勝負をかけ、主将の意地でシード権を獲得した。
 
 
粘り強いチームに変身
 青学は7~8年程前から駅伝の強化を開始したが、当初は中々結果が出なかった。故障者も沢山出て、何より長い距離に弱かった印象がある。
 
 それが一昨年あたりから大きな試合で結果が出るようになり、更に長い距離の粘りも出てきた。7区川村選手は序盤突っ込んだが大きくは失速しなかったし、8区小嶺選手も終盤に集団から抜け出す、アンカーの小林駿選手も21㎞地点で山梨学院の選手と一緒に一旦集団から離されたのだがそこから盛り返している。何か原監督の中で育成方法が確立されているのかと感じます。
 
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
辻本啓吏4区17位、小川恭正6区5位、小林駿祐10区13位

○在校生出走メンバー
福田雄大1区16位、出岐雄大2区4位、横山拓也3区16位、松田直久5区12位、川
村駿吾7区7位、小嶺篤志8区10位、小林剛寛9区4位

○補欠メンバー(+α)
竹内一輝、小山裕樹、井上尚樹、石田駿介、(相原、大谷など)

○現時点で考えるオーダー
出雲:福田-竹内-出岐-松田-小嶺-相原
箱根:福田-出岐-竹内-相原-小嶺 大谷-横山-松田-川村-小林剛
 現2年1年が充実している所と言えば駒大が出てくるが、実は青山学院もその世代が充実している。出岐、松田、小嶺、福田に竹内、相原などの主力級も控えている。毎回何人か故障者が出てしまうのが気になる点ですが、往路を走るべき選手がしっかりエントリーできれば、非常に来年期待できるチームと思う。
 
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中央大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路8位復路6位
総合6位:中 央 大 学
(順位予想:往路6位復路11位総合7位 区間予想:2区5区6区10区)

 シュミレーションをする際、3区に齋藤を置いて行ったので、その分往路が上がって復路が下がっての予想となってしまいました。区間予想はまあ山は鉄板でしたのでね。他はかなり復路型で予想にしたのでちょっと無理がありました。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区西嶋悠(1年)64分28秒区間10位(10)2分06秒
2区棟方雄己(3年)70分10秒区間17位(10→17)4分26秒
3区渥美昂大(2年)64分18秒区間10位(17→17)4分59秒
4区野脇勇志(2年)55分58秒区間7位(17→14)5分51秒
5区大石港与(4年)80分58秒区間7位(14→8)6分02秒(-36秒)
6区山下隆盛(4年)60分54秒区間13位(8→7)7分34秒(-52秒)
7区齋藤勇人(4年)64分58秒区間6位(7→6)8分31秒(-1分19秒)
8区新庄浩太(2年)66分50秒区間4位(6→6)8分41秒(-1分52秒)
9区井口恵太(3年)71分38秒区間14位(6→7)10分16秒(-1分27秒)
10区塩谷潤一(2年)71分12秒区間6位(7→6)11分33秒(-2分02秒)
【優秀選手】大石港与…区間7位ながらしっかり流れを呼び戻す
【敢闘賞】渥美昂大…前との差を詰め追撃態勢を始めるきっかけに
【殊勲賞】新庄浩太…8区4位の走りでシード権をほぼ決定づける

昨年のようには流れず
 前回、序盤は我慢する区間という評価の中、1区水越2区山本選手が予想より前の方でタスキリレーをし、良い連鎖反応が生まれ、自信があった山で大きく浮上した中央大学。今回も同じようなレースができればという事でしたが、そこまではうまくいかなかったか。
 
 1区1年生ながら一番ロードで安定している西嶋選手がしっかり集団の中でリレーしましたが、2区棟方選手が横浜駅前あたりで集団に付いていけず後退。タイム的には力を出し切っている感じなのでこれは仕方がない。まあ、前回は1区がハイペースで縦長になってしかも水越選手が前の方で襷を渡せたのが大きかった。今回の展開で2区終了時で上位付けるのは難しかったですかね。
 

中盤の4年生でジャンプアップ
 ただ、そこから落ち着いて順位を上げていく所はさすが。3区に当日変更で入った渥美選手が順位こそあげられなかったものの前との差を詰める(失礼ながら、当日変更で3区に入った瞬間「!?」と思ってしまいました)と、4区スピードランナーで秋になって成長していた野脇選手が序盤から早いペースで順位をあげにかかる。
 
 そして中盤に投入された4年生が仕事を果たした。5区大石6区山下選手は昨年も担当し区間3位区間2位の成績を残した選手。ただ、2人とも夏合宿時にあまり練習は積めていなかったので同じような成績を残せるかどうかというところだった。
 
 結果、個人順位はそこまでいかなかったが、大石選手はラストの下りで上手く走りを切り替えてそこから前に見えていた選手を一気に追い抜く、6区山下選手は何とか間に合わせた感じだったが1人を抜いた。そして少々驚きの配置だった7区の齋藤選手も1万28分台ということを考えると不満だが流れに乗っていった。

 ……個人順位がそこまで良かったわけではないのに、この3区間14位から6位と8つ順位をしっかりあげられるのは伝統校のなせる業(ごう)なのでしょうか(^^; まあ、差はそんなに付いていなかったので追う立場をうまく利用できた感じですかね
 
 
27年連続シード権、最低限は出来た
 まだ10位ラインとは1分あまりで予断を許さない状況だったが、8区に起用された新庄選手が大当たりで後続との差を広げて、これで安全圏に逃げ込めましたかね。井口選手がやや不安でしたが踏みとどまり、アンカーの塩谷選手がラストスパート争いを制して6位に入り、継続中ではダントツで最長となる27年連続シード権を獲得した。
 
 全日本のシード落ちなどで少々チーム力が心配でしたが、山を起点に上手く乗り越えました。ただ、4年生に強い選手がいたので、本当はもう少し上位を喰いたかったでしょうか。本当は大石を2区に回して最初から攻められるようにしたかったらしいですが……まあ4人出走した2年生がそれぞれいい成績を残したのは収穫だったと思います。
 

 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
大石港与5区8位、山下隆盛6区13位、齋藤勇人7区6位
 
○在校生出走メンバー
西嶋悠1区10位、棟方雄己2区17位、渥美昂大3区10位、野脇勇志4区7位、新庄 浩太8区4位、井口恵太9区14位、塩谷潤一10区6位
 
○補欠メンバー(+α)
市塚遊、小柳俊介、大須田優二、金田央、服部峰祥、相場祐人(新庄翔、出口 、多田、佐々木など)
 
○現時点で考えるオーダー
出雲:棟方-野脇-西嶋-新庄浩-渥美-塩谷
箱根:棟方-西嶋-野脇-渥美-新庄浩 市塚-新庄翔-井口-塩谷-小柳
 次年度ですが、出雲と(出場できれば)全日本に関しては昨年より面白い戦いができるのではないでしょうか。新3年生中心にまずまずの選手層でメンバーには入れてませんが新入生も今回は入ってきます。ただ、箱根はやっぱり山の穴が…。登れる走力…というか精神的に強い選手が育ってくれれば(今の所登り区間の8区で好走した新庄浩選手を入れます)、平地は上がりそうなので、期待できるのかなと思います。
 
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神奈川大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路15位復路14位
総合15位:神 奈 川 大 学
(順位予想:往路17位復路14位☆総合16位 区間予想:1区2区3区5区7区)
 
 最下位はないけどシード争いに加わるのはちょっと…という感じの予想でしたが、5区天野選手の快走で往路と総合がいい意味で少しずれましたかね。区間予想は往路が事前に2区坪内5区天野希望と雑誌に出ていたのでそれで当たりました。

 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区小杉新太郎(4年)64分29秒区間12位(12)2分07秒
2区坪内武史(3年)70分55秒区間20位(12→20)5分12秒
3区濱野友弘(4年)65分07秒区間15位(20→19)6分34秒
4区吉川了(2年)57分01秒区間14位(19→19)8分29秒
5区天野峻(4年)80分02秒区間3位(19→15)7分44秒(1分15秒)
6区高久芳裕(2年)60分45秒区間12位(15→16)9分07秒(1分11秒)
7区小堀佑真(3年)64分50秒区間5位(16→12)9分56秒(37秒)
8区高橋俊光(3年)68分01秒区間15位(12→14)11分17秒(1分17秒)
9区菅原直行(4年)73分57秒区間20位(14→15)15分11秒(3分49秒)
10区福田健太(2年)71分30秒区間9位(15→15)16分46秒(3分14秒)
【優秀選手】天野峻…それまで最下位争いだったチームに光を
【敢闘賞】小堀佑真…シードに最接近

序盤我慢して天野が一世一代の走り
 エース不在で金太郎飴チームと見られた神奈川大。序盤を前とどのくらいの差で凌ぐかに注目していましたが、やはり我慢の展開。1区小杉選手、2区坪内選手共にほぼ力は出し切ったものの最下位スタート。区間タイム推移から坪内選手は序盤抑えて後半落ちてきた選手を拾う走りをしようしていたようにみえますが、コンディションが良くて誰も落ちてこなかった(汗)
 
 ただ、大きな傷口にはならず、故障明けながら3区濱野選手が最下位脱出、4区成長中の吉川選手が中央学院の選手らと争うなど何とか前を見据えると、5区天野選手が一世一代の走りを見せた。設定は82分だったそうだが、登りに入ってから5㎞毎に30秒ずつ良かったそうですいすい体を動かしていく。そして下りに入ってから一気にジャンプアップ。4人を抜き、シード争いの尻尾を捕えました。区間3位と個人としても素晴らしい戦績でした。
 
終盤力尽きるも8区までシード争い
 シードラインがかすかに見える位置でスタートした復路。6区高久選手が前と引き離されない位置で踏みとどまると7区で最大の見せ場。小堀選手が序盤から突っ込んでいき8位集団を追走で一時60mくらいまで詰め寄る。10位まであげるのはさすがに難しかったが8位集団から脱落してきた選手を交わし12位へ。最下位からここまであげたということでチーム力をみせてくれたと言えるだろう。
 
 ただこれが限界だったか。8区高橋選手は今季一番伸びた選手だったが、中盤に11位集団から脱落。9区では2区の時と同様、エース不在の課題が露呈してしまいました。それでもアンカーの福田選手が区間一桁でまとめて、総合15位でゴールした。
 
 
ここ数年より戦えた
 最終的にはシード権を獲得まで届きませんでしたが、ここ数年を考えると大健闘でしょう。昨年は(インフルエンザもあり)出場すらできませんでしたが、出場していた大会でも中々シード権争いに絡む事ができませんでした。今年は通過したものの下から2番目の通過で苦戦が予想されたのでじわじわ順位をあげていく事ができたのは今までと大きく違うと思います。
 
 まあ、チーム構成上、主要区間が元々厳しいと言われていて、2区9区が最下位でその通りになったのが覆せなかったでしょうか。来年は勝負するのは難しいにしても、順位を落とさないで走れるレベルの選手の育成が急務と言えますかね。
 
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
小杉新太郎1区12位、濱野友弘3区15位、天野峻5区3位、菅原直行9区20位

○在校生出走メンバー
坪内武史2区20位、吉川了4区14位、高久芳裕6区12位、小堀佑真7区5位、高橋俊光8区15位、福田健
太10区9位

○補欠メンバー(+α)
久門大輔、小嶋直耶、森津祐一、森悠太
 さて、その新戦力ですが、天野が抜けますが、1万29分台は8人、あと少しで29分台突入という選手も数名おり、選手層の厚さは悪くない。しっかり箱根予選で上位通過できる戦力を整えて本選に臨んでほしいところである。
 
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拓殖大学-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路9位復路4位
総合7位:拓 殖 大 学
(順位予想:往路3位復路4位☆総合4位 区間予想:2区3区)

さすがに往路期待しすぎましたかねw ここは2区4区が思ったほどいかなかったのが響いてしまいました。復路はほぼ予想と同じような感じで推移してました。区間予想は2区間のみ。2年前の区間配置に固執するしか予想付かなかったのでまあ仕方ないです。ただ、9区10区を逆にしてしまったのが…


区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区兼実省伍(2年)64分33秒区間17位(17)2分11秒
2区ジョン=マイナ(1年)68分04秒区間6位(17→7)2分25秒
3区西山容平(4年)64分05秒区間9位(7→8)2分45秒
4区北澤健太(2年)57分13秒区間16位(8→10)4分52秒
5区館石盛行(3年)82分06秒区間11位(10→9)6分11秒(-27秒)
6区横山築(3年)61分48秒区間18位(9→12)8分37秒(41秒)
7区野本大喜(2年)64分22秒区間3位(12→7)8分58秒(-52秒)
8区那須大地(3年)66分58秒区間5位(7→8)9分16秒(-1分25秒)
9区真家尚(3年)70分57秒区間6位(8→6)10分10秒(-1分33秒)
10区住本裕樹(4年)71分22秒区間7位(6→7)11分37秒(-1分58秒)
【優秀選手】野本大喜…5人抜きで復路に流れを作った
【敢闘賞】ジョン=マイナ…失敗もあったが10人抜き
【殊勲賞】真家尚…谷川の穴をしかり埋めた
【リベンジ賞】西山容平、館石盛行…2年前より大きく成績向上



ジョン10人抜きでシードライン上へ
拓大の注目は何と言っても2区のジョンだった。1年生ながら箱根予選で大変安定感のある走りを披露、その後の1万記録会で27分台を記録するなど波に乗っていた。そのジョンが爆走して中位校を大きく引き離せば面白い戦いになると予感していた。その為には1区の位置も重要だが、兼実が17位ながら上位と僅差で持ってきて、一体どこまであがるのかと思われた。

そのジョンは結果的に区間6位と不完全燃焼だった。序盤で一気に3位に上がり少し飛ばし過ぎたのもあったが、一番の原因はどうやら、給水で脚に水をかけたことによって冷えてしまったかららしい。まあ、ずっといい調子できていましたが、早いうちに失敗レースを経験できたのはいい勉強になると思いたい。

まあ、ただ『駅伝の流れ』ということを考えると、10人抜きで7位(シードラインより上)に浮上したのは良かった。スピードランナーが集まる往路、特に今年はコンディションが良く高速化したため、スタミナ型の拓大にとって往路は不利。それでも3区4区5区に配置された西山、北澤、館石はそれぞれ自分のペースで走ることができた。さすがに順位を上げるのは難しかったが、その中で西山と館石は2年前の箱根では3区17位、7区21位ということを考えると大きな成長を見せたと言える。それにはジョンによるポジションアップは大きな役目があったと思う。


指導が発揮された復路
往路を9位で折り返した拓大。6区は5区の予定で急遽任された横山が苦戦。ここで12位にポジションを下げたものの、復路はスタミナ型の拓大には有利。特に7区の野本の走りは凄かった。元々チーム内の日本人選手で力のある選手だったが、中盤までに10位との差を埋めると終盤はその集団を抜け出してラスト3㎞で大きな貯金を作った。実質、ここでシード争いから抜け出したという感じだ。

こうなると地獄の夏合宿で身に付けた強さが大いに発揮される。8区の那須が区間5位でしっかりまとめると、9区を任された真家が6位に順位を上げる。9区は予選会日本人トップの谷川が走行予定だったが、12月末になって疲労骨折と判明(岡田監督は正直に打ち明けた谷川をMVPと評されていました)。4区予定の真家を9区に回しましたが、しっかりと走ってくれましたね。アンカーの住本は中大の粘りにあったが、過去最高順位の7位でゴール。箱根予選前から掲げていた目標を達成した。


チームは1年で生まれ変われる!
拓大は常に箱根を狙う戦力は整えており、箱根予選で毎年出場ボーダーラインに絡んでいた。しかし、いつも惜しいところで跳ね返されていて、ここ5年では出場は僅か1回にとどまっていた。それが1年でここまでジャンプアップできたのだから大したものである。(勿論、留学生が加入しているのもありますけどね)

これは現在、中々結果が出ないようなチームには勇気になるのではないでしょうか。変わろうと思えば変われるということを教えてくれたと思います。今回の結果で、選手が更に前進できるようなら幸いですね。


○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
西山容平3区9位、住本裕樹10区7位

○在校生出走メンバー
兼実省伍1区17位、北澤健太4区16位、館石盛行5区11位、横山築6区18位、野本大喜7区3位、那須大

地8区5位、真家尚9区6位

○補欠メンバー(+α)
堅谷真、梅木悠平、甲斐優人、ダンカン=モゼ、

○現時点で考えるオーダー
出雲:ダンカン-野本-真家-兼実-北澤-ジョン
箱根:野本-ジョン-兼実-北澤-横山 堅谷-梅木-館石-真家-那須
さて、卒業生は少なく、新4年3年にメンバーが多いのでひとまず勝負の年になりそうですね。箱根も今回7位のメンバーがパワーアップしそうで楽しみではありますが、それ以上に出雲がね。ダンカンも使えるので、日大が一昨年優勝したようなオーダーで狙ってみるのも面白いのかなと思います。これから目が離せないチームですね。


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2/6までの競技会結果【丸亀ハーフ・神奈川マラソンなど】

今週も様々な競技会が行われました。丸亀ハーフでは主力の出場もありました

2/6 丸亀ハーフ

1位サムエル・ドゥング(愛知製鋼)60分55
2位宇賀地強(コニカ)60分58
3位メクボ・ジョブ・モグス(アイデム)61分29

レース序盤を引っ張っていたのはモグス。5㎞を14分で通過するペース。だが終盤失速してドゥングと宇賀地が逆転。そして60分台での攻防になり、日本人の宇賀地が日本人歴代3位の記録をマーク!10km前後が得意というイメージがあったので、正直驚きました。元々期待されていた選手ですが、これで更に上のステージで勝負できそうですね

○駒澤大学
5位撹上宏光②62分34
44位窪田忍①64分46

○早稲田大学
13位前田悠貴②63分02
撹上が62分台をマーク。箱根でやや驚きの2区起用でしたが、それだけの力があったということでしょうか。7区区間賞だった窪田は後半ペースダウン。ただ、序盤5㎞14分半ばで通過。淡々と走る選手ですが、それを経験できただけでも良かったのかなと思います。
それと箱根4区で好走を見せた前田が急成長。元々高校時代実力者ではありましたが、安定感が身に付いてきました。

○山梨学院大学
15位オンディバ=コスマス③63分07
16位松枝翔③63分12
73位伏島祐介②66分17
90位鳥羽和晃②67分30
110位福島慎也④69分07
111位中原薫④69分07

○國學院大學
20位荻野皓平③63分18
48位奥龍将④64分50
コスマス今度はあまり伸びなかったか。ただ、次年度日本人エースとなる松枝が好成績を残したのは収穫ですね。2年生はもう少し粘りたかったでしょうか。
國學院はエースの荻野が力を見せましたね。

○東京農業大学
49位佐藤達也①64分51
63位青木優②65分32

○専修大学
55位五十嵐祐太④65分03
67位宮坂俊輔①66分08
76位住中翔②66分30

○国士舘大学
60位鈴木卓也③65分20
84位中元健二②67分10
92位福田穣②67分45
シード落ちした東農大ですが、箱根を走れなかったメンバーが65分前後なのでまずまずか。専大はもう少し欲しかったか。国士舘は福田がまだ戻っていないでしょうか。

○その他
65位斎藤俊平太(学習)65分52
69位斉藤隼人(学芸)66分13
71位依田崇弘(東大院)66分16
72位中村研二(立命)66分16
80位藤井太雅(札学)66分52
82位新松弘祥(関西)66分55
83位上村康成(奈産)66分56
85位野々村哲也(愛媛)67分11
87位三賀森智哉(島根)67分21
97位池宮教喜(立命)68分05
99位宮野健司(東大)68分21
100位治田全貴(札学)68分33
101位細田大智(立命)68分36
102位谷口祐樹(立命)68分38
105位井田洋行(立命)68分54
107位山本伸弘(立命)69分00
107位神原龍之介(西学)69分00
113位加藤龍(奈産)69分14
117位秋山雄哉(学習)69分23
その他、関西地区などの学生も結構出場していました。


2/6 神奈川ハーフ

学生:70分以内+α
こっちは丸亀のように記録の出る大会ではないです
○青山学院大学
1位出岐雄大②64分16
2位川村駿吾③64分35
8位大谷遼太郎②65分23
9位井上尚樹①65分31
15位石田駿介①66分26
17位木甲斐優太①66分32
27位中井一臣②67分35
35位東出恵真②68分55
40位横田翼①69分19
42位小山裕樹②69分24
67位横山拓也②72分08
出岐が貫録の優勝。さすがにこの中では強かった。それから大谷が回復、1年生もまとめた選手が多かったです。


○駒澤大学
3位手塚佳宏②64分39
6位茅原祐也①64分54
23位馬越幹成③67分09
25位迫田祐二②67分22
43位染谷滉二①69分35
44位佐々木雅昭③69分42
48位宇藤康大②69分52
16人のメンバーに入れなかった選手から64分台が出るのはチーム力が高いと言えますね。手塚や茅原はレギュラーに追いつくきっかけにしたいですね


○専修大学
4位安島慎吾③64分45
7位松尾修治①65分20
11位上野大空①65分50
12位松尾直樹③65分51
14位長島恒①66分11
21位澤野健史①66分44
31位星孟宏③68分05
安島はまあ妥当として、松尾修がよく走りましたか。その他1年生が結構出ていますが成長してくれるといいですね


○國學院大學
5位端坂望②64分47
19位内藤由隆②66分33

○山梨学院大学
10位佐々木直弥②65分34
13位小笠和也①65分53
18位森井勇磨②66分33
24位篠塚春希②67分15
32位牧野俊紀②68分27
33位的場一樹①68分30
ギリギリで箱根の10人には入れなかった端坂が頑張りました。順当なら来年は走るはず。山学はようやく小笠・的場と1年生の名前を聞きました。小笠はまずまずか。ただ、今は全体的に低調な時期か。


○明治大学
20位清水巧②66分42

○国士舘大学
22位栗原健太郎③67分06
29位水上祟文②67分53
37位玉木章吾①69分09
39位池上聖史①69分17
45位中山裕貴③69分44
46位氏家大輔②69分44

○その他
16位平塚知成(慶大)66分30
26位鐡本智大(慶大)67分22
28位望月敏生(関学)67分37
30位緒方康介(関学)67分54
34位野沢好智(立大)68分41
36位山本哲広(関学)68分56
38位東大貴(東大)69分11
41位田澤博幸(首都)69分21
47位渡辺駿(東大)69分52
54位竹内秀之(関学)71分05
国士舘は主力の一角もいるのでもう少し結果がほしかったでしょうか。その他、慶大や関東学院などが出場していました。


2/6 守谷ハーフ


○日本体育大学
1位服部翔大①63分54
3位本田匠①63分56
4位早川智浩②64分02
8位鈴木友也③65分46
9位高柳祐也②65分51
13位大田侑典②66分16
14位鶸田雅哉③66分20
18位鈴木悠介①66分38
22位岩間一輝②67分17
23位牧野圭祐②67分23
25位中根奨貴①67分41
33位戸田拓巳③69分11
37位エウゼビオ和志②69分49
41位徳永渉人①69分57
いつも日体大VS中学大となるこの大会ですが、今回は服部が前年度覇者の小林を抑えてトップ!さすがに高いポテンシャルを見せました。本田、早川が差無く続いたのも良かったですね。


○中央学院大学
2位小林光二④63分55
5位大谷克④64分42
7位塚本千仁③65分25
10位太田成紀③65分53
15位室田祐司②66分22
16位岡本雄大①66分29
17位冨山莉己③66分34
19位大蔵孝典①66分52
21位福田直人③67分17
24位板屋祐樹②67分29
26位岩田将央②67分59
27位河合智久①68分23
29位森田昌嗣①68分43
30位沖田涼太①68分45
40位田中大地①69分55
小林や大谷といった4年生がしっかり上位を占めた(というか全体的に学年順?)のはこのチームらしいですね。

○その他
12位遠田将人(流通)66分07
28位佐々木拓朗(流通)68分41
34位濱田雅樹(流通)69分32
35位近藤邦彦(筑波)69分42
36位小川智寛(流通)69分47
38位大島亘銘(流通)69分50
39位飯田貴弘(流通)69分53
42位山口隆太郎(流通)69分57
流通経済大も今年は出場していました。遠田は選抜狙えます。


2/6 八王子駅伝

区間10位以内+α
1区(4.7km)
1位田子祐輝(法大1)14分09
2位大須田優二(中大2)14分11
3位野脇勇志(中大2)14分12
4位山下隆盛(中大4)14分16
5位太田将司(國學2)14分28
6位樽木将吾(國學)14分33
7位早乙女夏紀(武蔵2)14分39
8位森口亜希人(創価1)14分45
9位北岡数馬(創価2)14分50
10位畑中勇樹(國學1)14分54
2区(6.2km)
1位棟方雄己(中大3)17分44
2位山口涼太(國學3)18分21
3位倉澤昇平(創価2)18分36
3位樋口正明(創価3)18分36
5位友田孔大(國學1)18分47
6位相場祐人(中大1)18分49
7位上田拓(中大1)18分50
8位田井慎一郎(法大1)18分55
9位川内鮮輝(國學2)18分59
10位西川琢麻(創価1)19分04
大石港与(中大4)19分20
3区(5.4km)
1位斉藤勇人(中大4)15分46
2位渥美昴大(中大2)16分13
3位原田直樹(創価2)16分21
4位前田純(國學4)16分23
5位若松直樹(法大1)16分40
6位山口智永(創価1)16分43
7位大久保圭(法大2)16分45
8位木村知晃(國學2)16分47
9位服部俊(中大)16分53
10位田谷輝人(山学サテ)17分10
4区(4.4km)
1位南雲誠(創価3)12分35
2位新庄浩太(中大2)12分37
3位大野雄陽(國學1)12分38
4位渡邉昴(法大1)12分50
5位久米薫(中大副務)12分56
6位濱田晶弘(創価1)13分00
7位藤森裕(國學2)13分08
8位山田雄司(中大4)13分09
8位羽柴勇貴(創価2)13分09
10位宮入研聡(法大2)13分12

1位中大A(野脇、上田、渥美、新庄)
2位中大B(山下、大石、齋藤、山田)
3位法大C(田子、田井、若松、渡邉)


中大の主力が昨年に続き出場。渥美や新庄など箱根でも活躍した選手がいたチームがしっかり優勝しました。その中、箱根出場を逃していた法大の1年生チームが田子などの活躍で3位に食い込みました。巻き返しの材料になればいいですね


1/23 千葉マリンマラソン


○中央学院大学
1位村田耕介④65分13
4位室田祐司②65分40
6位沖田涼太①65分45
7位大蔵考典①65分48
8位太田成紀③65分51
12位岩田将央②67分17
15位沖坂佐鶴④67分23
16位福田直人③67分54
21位谷口真一①68分11
22位森田昌嗣②68分17
23位河合智久①68分20
26位鈴木宏弥①68分28
31位日野裕也④68分40
33位田中大地②68分46
36位岡本雄大①68分50
37位玉井美光①68分51
38位沼田大貴①68分53
45位渡辺敏行①69分05
49位霜田幸宏①69分23
箱根アンカーを走った村田が制しました。卒業後は走らないはずですが、チームの為に練習をやっていた感じですね。他、メンバー外だった室田・沖田などが65分台をマークしました


○その他
2位斉藤隼人(学芸)65分13
3位槻澤翔(経済)65分28
5位柳瀬秀平(麗澤)65分42
9位緒方康介(関学)65分53
10位小山雄平(麗澤)66分43
13位上森星児(関学)67分17
14位佐々木将(麗澤)67分22
17位玉腰拳人(麗澤)67分58
18位大越崇史(関学)68分01
19位前田赳志(麗澤)68分11
20位笠原慧(東工院)68分12
24位山本哲広(関学)68分25
25位於久田雄紀(麗澤)68分27
27位福井雅俊(学芸)68分31
28位中村直紀(麗澤)68分37
29位山崎洋輝(麗澤)68分37
30位伏見太郎(国武)68分38
40位渡辺嘉克(関学)68分57
41位山岡隼也(関学)68分57
43位上田岳雄(立大)69分00
44位三上哲史(学芸)69分03
47位時庭崇(経済)69分18
48位福丸涼(国武)69分20
50位外館礼規(麗澤)69分25
53位清沢創一(学芸)69分42
麗澤や関東学院など色んな選手が出場。その中、あと一歩の所で選抜での箱根出走を逃した斉藤と槻澤が結果を残しました。

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駒澤大学-箱根駅伝フリーダムに論評-

往路5位復路3位
総合3位:駒 澤 大 学
(順位予想:往路5位☆復路1位総合3位☆ 区間予想:4区5区6区7区8区9区)

順位予想は往路と総合が当たりました。ただ、往路が順位とは別にトップとの差が思ったより開いてしまい、6区7区で2強に追いつけなかったので復路がもう少しでした。区間予想は5区井上9区飯田当てれて、その流れでまあまあ当たりましたかね。ただ、最初の3枚の並べ方は頭になかったかな



区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区油布郁人(1年)64分15秒区間3位(3)1分53秒
2区撹上宏光(2年)68分36秒区間10位(3→10)2分39秒
3区上野渉(2年)63分25秒区間5位(10→5)2分19秒
4区久我和弥(2年)56分05秒区間8位(5→5)3分18秒
5区井上翔太(3年)80分54秒区間6位(5→5)3分25秒
6区千葉健太(2年)58分11秒区間新★(5→3)2分14秒
7区窪田忍(1年)63分43秒区間賞☆(3→3)1分56秒
8区高瀬泰一(3年)67分11秒区間8位(3→3)2分27秒
9区飯田明徳(4年)71分08秒区間8位(3→3)3分32秒
10区後藤田健介(2年)70分25秒区間3位(3→3)4分02秒
【技能賞】千葉健太…山下り6区で区間新記録!
【敢闘賞】窪田忍…その流れに乗って7区区間賞
【リベンジ賞】後藤田健介…昨年1区19位、今年裏の10区で3位


課題の序盤は乗り切ったものの

若い選手が多く発展途上のチーム、特に序盤をどう乗り切るかということでしたが、序盤は一応力は出したのではないか。1区油布は大迫(早大)についていってほしかったという意見はあるでしょうが、スタミナ面に未知数な所があったので抑えさせたようですね。ラストはさすがのスピードを見せつけました。

そして2区抜擢されたのは撹上。誰にするのかと思っていましたがこれは予想外でした(てっきり全日本2区の上野をそのまま持ってくるかと…)。その撹上は区間10位。現状の力は出したのでは。中盤のペースアップに付いて行ったりなど色々経験は積めたのではと思います。3区上野は後半きっちりあげる走りで5人抜き、ここで5位に順位をあげ東洋も交わして波に乗るかと思われた。

ただ、4区5区が少々誤算だった。久我は故障明けもあり昨年と同じ区間8位でトップと1分開いてしまい東洋にも逆転振り切られた。井上は最終的に80分台でまとめたが想定より1分ほど悪かったとか。ここで足踏みしてしまったのが、今回も優勝争いまでいかなかった要因となってしまった。



6区千葉区間新!7区窪田区間賞で見せ場
ただ、大きな見せ場を作る事ができたのは前哨戦と違った所。2年連続6区で昨年も区間賞を獲得している千葉が爆走。下りでどんどん加速していき前の選手を追い抜いて行く。そして気が付けば金子(大東大)が持つ従来の記録を10秒更新する区間新記録を樹立。元々素質は高いが、「意識したのはラスト3㎞の平地だけ」というのに器の大きさを感じました。

そして1年生ながら出雲・全日本と好走してきた窪田が、この箱根でも非凡の才能を発揮。淡々と走っているように見えるが1㎞3分を切るペースで推移、そして終盤もしっかり走り切り、2回目の区間賞を獲得。高校時代はトラック型だったが、春先に怪我をしてじっくりいったのがいつの間にかロードの安定感を生んでいたようで。これで前半からいける力が付けば面白い存在になれそうです。

この時点で東洋の背中が見え隠れする位置にまで浮上。ここからレベルの高かった8区からのトップ争いに加わるのは駒不足でした。ただ、アンカーの後藤田がしっかりまとめる走りをして、目標としていた3位は確保してきた。



チーム入れ替え期で前回並みの成績
若いチームでとにかく3位を狙うということで狙い通りでこれたのは良かったのでは。油布や撹上を少し序盤抑えさせたりと、確実にいかせるような指示を全体的に出していたような感じ(まあ、井上と高瀬の新4年は前半から行けなかったのを悔やんでいましたかね)でした。

まあ、昨年強い4年生が引っ張っていましたが、彼らが抜け、チームの入れ替え期の中でしたが、前回とトップとの差がほぼ同じ。それは一つ評価していいのではと思います。優勝争いまでいければ最高でしたが、今を時めく東洋も直前の年はシードがやっとでしたから、これは来年度で間に合うと個人的には思っています。




試合直後に優勝宣言!


今年は育成の年でしたから、次の年は勝負しに行く年ということですが、メンバーは充実しています。今回の優勝メンバーから抜ける4年生はわずか1名。往路の経験者など全員残り上級生となります。更に今年も1年生にも素質が高い選手が入学して、メンバー争いが激しくなるのは確実。いい相乗効果が生まれる可能性は充分あります。



○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
飯田明徳9区8位

○在校生出走メンバー
油布郁人1区3位、撹上宏光2区10位、上野渉3区5位、久我和弥4区8位、井上翔太5区6位、千葉健太6区1位、窪田忍7区1位、高瀬泰一8区8位、後藤田健介10区3位

○補欠メンバー(+α)
郡司貴大、岸本朋紘、湯地俊介、岡本尚文、(村山、中村など)

○現時点で考えるオーダー
出雲:油布-撹上-久我-窪田-上野-千葉
全日本:油布-上野-久我-撹上-村山-窪田-井上-千葉
箱根:油布-撹上-窪田-村山-千葉 郡司-後藤田-井上-上野-久我
出雲あたり試したい選手が沢山いますがどうオーダーを組んでくるのか…。ただ、どういうオーダー組むにせよ、最低限優勝争いに絡むのは箱根に向けて必要でしょうかね。スピードランナーが勢ぞろいしていますので、今年のような高速化駅伝の中心になれるか注目です。(ただ、それ以上に箱根で千葉をどこにするのかというのも気になっていたります)

 



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東洋大学-箱根駅伝フリーダムに論評-

往路1位復路2位
総合2位:東 洋 大 学
(順位予想:往路1位☆復路3位総合2位☆ 区間予想正答:5区6区8区9区10区)
 
 順位の方はだいたい予想通りでしたかね。区間予想は王道と思われた1区設楽2区大津にするかスポーツニュースに出ていた2区3区設楽兄弟にするかで悩んで前者にしてしまったので前半はあまり当たらなかったですね(まあ、後者にしたら大津を9区にしてそれはそれで外れですが…)
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区川上遼平(3年)64分23秒区間8位(8)2分01秒
2区設楽啓太(1年)68分09秒区間7位(8→6)2分20秒
3区設楽悠太(1年)64分00秒区間8位(6→7)2分35秒
4区宇野博之(3年)55分25秒区間3位(7→3)2分54秒
5区柏原竜二(3年)77分53秒区間賞☆(3→1)-27秒
6区市川孝徳(2年)59分58秒区間3位(1→2)36秒
7区大津翔吾(4年)64分49秒区間4位(2→2)1分24秒
8区千葉優(4年)66分13秒区間賞☆(2→2)57秒
9区田中貴章(3年)69分46秒区間賞☆(2→2)40秒
10区山本憲二(3年)69分36秒区間賞☆(2→2)21秒
【技能賞】柏原竜二…3年連続5区77分台
【敢闘賞1】8区~10区の千葉優、田中貴章、山本憲二…最後まで追い上げ、レースを盛り上げる
【敢闘賞2】設楽啓太…1年生ながら2区好タイム

柏原への借金は過去最少差
 必勝パターンは決まっていた。これまでの2連覇がそうだったように4区まで確実に繋いで5区柏原で逆転。復路は長い距離が安定している上級生で逃げ切る、もしくは競り勝つというもの。一見、持ち込みかけたように見えたが最終的に勝てなかった。もう一度振り返ってみる。
 
 柏原への借金はこれまで4分半前後だったのに対して、今回は3分以内に留めて総合でも3位につけた。これはチーム力があがったと言える。まあ、1区川上4区宇野あたり若干積極性に欠けていたかもしれないが、昨年の相手ならそれで良かったしだいぶ結果論も多くなるかな…。じわじわ差は付けられたがここは決定的な感じは個人的にはしない。
 
 5区柏原は、今季全般的に不調でしたが、昨年より気象条件が良かったのにタイムが落ちたということはやはり脱していなかったという感じか。前の選手が中々見えず単独走も負担になったようですが。それでも逆転して往路優勝に3年連続導いたのはさすがといった所と言えよう。
 
 
区間順位以上にタイム差が大きかった6区7区
 少々誤算はあったが展開的には85回大会の初優勝とほぼ同じだった。ただ、この2区間で相手に力でねじ伏せられてしまった。区間順位は3位4位、相手の早大は2位2位で大きく見えないがタイム差が1分51秒と相当ついた。
 
 6区市川は高野の予想を上回る走りで最後の3㎞で一気に36秒差を付けられ、7区大津は不調だったらしく追えなかった。6区はこれ以上人材はいなかっただろうけど、7区は同じ4年生の高見や本田でも務まったはずが変えられなかったのが響いたでしょうか。早大は故障者の代わりの選手が踏ん張りましたが、東洋はそれが出来なかった。
 
 これで「1位を走ったら力3割増し」という早大に力を発揮させてしまい、最後の3連続区間賞も届かなかったのだと思う。
 
 
 
早大ファンの視点から一言「怖かった」
 と結果的に勝ったので色々言えますが、レース中は本当に怖かったです。特に8区からの追い上げは…。8区千葉は縮めてくることは分かっていたのでどこまで来るんだろうとドキドキ、9区田中は横浜駅→権太坂の間に一気に縮まったのでこれは追いつかれる…、10区山本は八ッ山橋で30秒切ってきてさらにペース上げたという実況にもうダメ~、、、とね(笑)
 それと2区3区と一番厳しく出入りが激しい区間を、1年生の設楽兄弟がしっかり順位をキープしてきたのもレベルの高い事。さすがに2連覇してきたチームだなと感じます。
 

 

柏原世代最終学年で勝負の年!

 そしてそのレベルの高いチームは来年度、最高潮を迎えそう。というのも柏原を初め、川上、宇野、田中、山本とこの世代が4年生になります。すぐさま覇権奪回のチャンスと言うわけです

 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
大津翔吾7区4位、千葉優8区1位
 
○在校生出走メンバー
川上遼平1区8位、設楽啓太2区7位、設楽悠太3区8位、宇野博之4区3位、柏原竜二5区1位、市川孝徳6区3位、田中貴章9区1位、山本憲二10区1位
 
○補欠メンバー(+α)
西山祐生、大津顕杜、小池寛明(渡邊、定方、今井など)
 
○現時点で考えるオーダー
出雲:設楽啓-設楽悠-田中-川上-山本-柏原
全日本:設楽啓-柏原-宇野-設楽悠-山本-田中-市川-川上
箱根:宇野-設楽啓-設楽悠-今井-柏原 市川-大津-山本-田中-川上
 何だかんだで2年連続で卒業生が2人しか抜けないんですよね。箱根で主要区間を担ったメンバーは全員残ります。まあ、選手層はぎりぎりでメンバーに入らなかった4年生がいるので若干下がりますが、面子はそろっている。それと設楽兄弟が更なる飛躍を期待できるのでそれも楽しみ。しっかり戦えばもう一度機が熟す事は充分ありうるだろう。
 
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早稲田大学-箱根駅伝フリーダムに論評-

さて、一気にやっていきたいと思います

往路2位復路1位
総合1位:早 稲 田 大 学
(順位予想:往路2位☆復路2位総合1位☆ 区間予想:10区のみ)

順位予想は悔いのないように(個人的なシュミレーションではどうやっても2位が最高でした。でも1位になる気しかしなかった)しましたが、本当に優勝できてよかった。泣きましたよ~
ただ区間予想は故障者が出たり1区大迫になったりでぐちゃぐちゃでした(笑)

区間名前(学年)タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区大迫傑(1年)62分22秒区間賞☆(1)-54秒
2区平賀翔太(2年)67分50秒区間4位(1→1)-13秒
3区矢澤曜(3年)63分45秒区間6位(1→1)-1分09秒
4区前田悠貴(2年)55分06秒区間2位(1→1)-2分17秒
5区猪俣英希(4年)81分14秒区間9位(1→2)27秒
6区高野寛基(4年)58分55秒区間2位(2→1)-36秒
7区三田裕介(3年)64分01秒区間2位(1→1)-1分24秒
8区北爪貴志(4年)66分40秒区間3位(1→1)-57秒
9区八木勇樹(3年)70分03秒区間2位(1→1)-40秒
10区中島賢士(4年)69分55秒区間2位(1→1)-21秒
【MVP】高野寛基…東洋を逆転し、両校ファンともに驚かせる激走
【敢闘賞】4年生…主力欠場の穴を団結力で埋めた
【技能賞】大迫傑…1区1㎞で飛び出し大きな貯金を
【殊勲賞】三田裕介…安全圏に逃げ込んだ


大きかった1区大迫の貯金
渡辺監督が戦前、一番迷ったのが1区を爆発力のある大迫選手にするか経験豊富な矢澤選手にするかだったらしい。最終的に大迫に最初から自分のペースで行けと1区を任せたが、これが大当たり。最初から押していくと日大の選手以外は判断に迷ったのか付いてこずに牽制。終盤は独走となり、優勝に向けて最大の壁であった東洋大に2分01秒の差を付けた。

やはりこれは大変大きかった。(6区を含んで)東洋が強いとみられた山までにどのくらいの貯金ができるか、そしてどのくらいのマイナスで留めるかが大事でしたが、山でのマイナスは結果的に2分18秒。1区でそのほとんどを貯金をしたことになる。大迫と同じく柱を並べた2区平賀3区矢澤が東洋の1年生ツインズ設楽兄弟相手にあまり大きくは差を広げられなかった事も考えると彼一人の貯金はかなり効いたことになる。


鬼門の6区、高野が気迫で逆転の区間に
4区は全日本で区間2位ながら終盤の失速が気になった前田選手だったが、今回はきっちりイーブンペースを刻んでの区間2位。東洋宇野相手に少し上乗せする走りでチームに貢献。

5区猪俣選手は9区の予定だったが佐々木の故障で急遽登ることになった。さすがに柏原に逆転を許し区間9位。ただ、猪俣を上回った選手のほとんどは昨年山を経験していう選手。それを考えると粘走だ。それ以上に最後に東洋との差を詰めてのフィニッシュで、流れを途切れさせなかったのは大きかった。

そして6区高野の激走に繋がる。早大の6区は、加藤が少し前に区間賞を獲ったものの、基本的に苦手としている区間。相手の東洋は昨年も担当していた市川だったので果たしてどうなるのかと思われたが……結果は攻め続け58分台の快走。途中の転倒もものともせず気迫を前面に押し出しトップを奪い返した。市川が「あんなに強いとは思わなかった」とコメントを出していたが、応援側も同じ事を感じた人多かったのではないでしょうか?とにかくこれで完全に早大ペースに乗った。


7区序盤で勝負がついた
8区以降は東洋の分厚い選手層が襲いかかってきたが、早大は逃げ切り優勝。故障者が出ていなかったら出場していなかったかもしれない8区北爪、10区中島が4年生らしく安定した走り、脚に不安を抱えていた9区八木も失速を最小限に食い止めて東洋の前を走り続けた。

前を走り続けたもう一つのポイントに7区の攻防もあったと思う。前半型の三田が、後半型の大津を序盤で視界に消える位置に持っていけた事が安全圏に逃げ込めた要因かと。大津は調子が上がらないという事での配置だったようですが、前が見えていたらもっと追い上げられていたと思いますので。ここ選手の実力差以外で駅伝独特のモノがあったような気がします。

まあ、とにかく全員で束になって東洋を封じ込めての3冠達成、本当におめでとうございます。



狙え!2年連続3冠

さて、余韻に浸りたい所ですが、もう次の戦いは始まっています。目指すのは2年連続3冠。
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
猪俣英希5区9位、高野寛基6区2位、北爪貴志8区3位、中島賢士10区2位

○在校生出走メンバー
大迫傑1区1位、平賀翔太2区4位、矢澤曜3区6位、前田悠貴4区2位、三田裕介7区2位、八木勇樹9区2位

○補欠メンバー(+α)
佐々木寛文、志方文典、大串顕史、萩原涼、西城裕尭、市川宗一朗、(山本、臼田など)

○現時点で考えるオーダー
出雲:大迫-矢澤-八木-佐々木-志方-平賀
全日本:大迫-八木-矢澤-志方-山本-佐々木-前田-平賀
箱根:大迫-平賀-矢澤-山本-佐々木 大串-前田-志方-八木-三田
とりあえず出雲と全日本はほとんどメンバーが残っていますので、この2つはむしろ獲らないとといった感じかも?ただ箱根は今回は4年生がまとめていたのが大きかったし、一番の相手になりうる東洋・駒大は次年度の上級生が強力になってくる。今回のように故障者が出たりして勝てはしないでしょう。とにかく大迫、矢澤、平賀、八木など強力なメンツは残るので目指していってほしいです。

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