2015/03/06
2015年度シーズンへ向けて~青山学院大学
青 山 学 院 大 学
見事な初優勝でした。
卒業生
藤川拓也28分20秒31≪4年:箱9区1位、全5区3位、出5区、3年:箱9区3位、出2区6位、2年:箱6区14位、出2区2位、1年:出2区7位≫
川崎友輝28分44秒11≪4年:全6区1位、出2区、2年:箱4区13位、1年:出4区11位≫
高橋宗司29分15秒42≪3年:箱8区1位、箱5区11位、全8区10位、2年:箱8区1位、1年:全4区8位、出5区6位≫
佐藤研人29分22秒57≪1年:箱1区12位、全7区12位、出6区11位≫
1年の出雲でこの4人が一気にデビューを果たしているのですよね。そのシーズン三大駅伝皆勤したのは佐藤選手。競り合いが得意という事で1区起用。ハイペースとなった中、1区12位は実績からすると好走の部類でした。その後楽しみにしていたのですが、怪我と選手争いの激化もあり2年以降の出走はありませんでした。
他の選手は三者三様でしたね。高橋選手は1年は全日本で4区8位の好走で一気に注目が集まり、駅伝で名前を連ねるように。箱根8区と相性がよく、2年時と4年時と2度の区間賞を獲得を果たしています。川崎選手はトラックで1500や5千といった短い距離で活躍。故障などで3年冬に一度腐りかけ、激太りから4年秋に帰還。全日本でチーム唯一の区間賞を獲得するなど、大きな活躍を見せました。その後故障で無念のリタイアとなりましたが、9区給水などでかなり目立っていました。その9区を走ったのが藤川選手。出雲2区に3年連続出走でスピードランナーのイメージでしたが、3年時は驚きの箱根9区出走。区間3位の好走を見せると、最終学年は区間記録まであと3秒の快走を見せる区間賞の走りを見せました。揉まれた中、最後まで生き残った選手はみな区間賞でした。
その他、あともう一歩がどうしても届かなかった選手達もいます。三野貴史選手は全日本予選で毎度好走を見せていましたし、山田学選手は1万29分10秒台で4年時は箱根8区エントリー、三木啓貴選手は5千で14分一桁を持っています。青学大じゃなければ走っていたかもしれません。
現有戦力
【1万持ちタイムトップ10】
一色恭志③28分23秒40≪2年:箱2区3位、全1区6位、出3区、1年:箱1区6位、全1区6位、出3区7位≫
小椋裕介④28分27秒73≪3年:箱7区1位、全4区8位、出1区、2年:箱7区2位、全4区7位、出1区4位、1年:箱7区14位、出1区7位≫
久保田和真④28分30秒78≪3年:箱1区2位、全2区3位、1年:箱3区4位、出3区1位≫
神野大地④28分41秒48≪3年:箱5区1位、全8区3位、出6区、1年:箱2区6位、全2区6位、出6区4位≫
秋山雄飛③28分58秒93≪2年:全3区6位≫
渡辺利典④29分05秒71≪3年:箱3区5位≫
渡邊心④29分09秒47≪3年:全7区8位≫
中村祐紀②29分11秒21
安藤悠哉③29分12秒07≪2年:箱10区2位≫
下田裕太②29分12秒92≪全国5区19位、高校3区35位≫
【その他】
村井駿④31分12秒33≪3年:箱6区2位、2年:箱6区18位≫
田村和希②≪1年:箱4区1位≫
山村隼④29分13秒05≪2年:箱4区7位、全7区10位≫
橋本峻④29分18秒28≪2年:全6区5位≫
伊藤弘毅④29分28秒01
松島良太④29分38秒75
吉永竜聖②30分57秒61
【新入生】
梶谷瑠哉13分57秒81≪都1区26位、国5千25位、IH千五9位≫
富田浩之13分58秒17≪都4区11位、高1区27位≫
小野田勇次14分15秒70≪都4区22位、高4区16位≫
橋詰大慧14分16秒15≪都1区13位、高1区2位、国5千14位、IH千五4位≫
森田歩希14分18秒84≪都5区29位≫
山田滉介14分28秒68
松田岳大14分44秒92≪都4区40位、高3区58位、IH千五13位≫
【現時点で考えるオーダー予想】
久保田-一色-田村-渡辺心-神野
村井-下田-渡辺利-小椋-安藤
10時間49分台という箱根駅伝史上かつて無い領域に踏み込んだメンバーがまだ8人も残っています。特に往路メンバーが全員残っているのですよね。箱根5区を走った神野選手は平地ハーフでも日本学生歴代3位のタイムを出しており今後がますます期待されます。マラソンの適性を買われている一色選手は、次年度の東京マラソンを見据えています。高校時代からロードの鬼と言われている久保田選手は見事に復活を遂げました。復路メンバーでは小椋選手は山以外どこでもいける力があります。
他にも、山下り見事な走りを見せた村井選手、自分ペースで走れる渡辺利・安藤選手に、彼らと変わらない持ちタイムを持つ渡辺心・秋山選手。2年では4区記録保持者となった田村選手に、中村・下田選手が食いついています。新入生では5千13分台の梶谷・冨田選手が入りますが、駅伝の成績では橋詰選手が一枚上手でしょうか。強い上級生に彼らも刺激されるでしょう。
一つ懸念されるのは、監督ら中心にテレビに出たり企画の開催が多いこ。バラエティに出演、バレンタイン駅伝、握手会開催などなど。個人的に試みはとても面白いと思っています。地味できついイメージしかない長距離に大いに新風を吹かせてくれる事は大いに期待しています。ただ、言っても一学生なのでいいのかな…と(^^;
精神的疲労や逆に天狗になったりと。
もっとも、その辺は元々カリスマ営業マンで他人の気持ちのコントロールのうまさに長けている原監督の手腕に期待したいですかね。楽しめる選手を選んでるかもしれません。スローガン『その一瞬を楽しめ~最強への徹底~』の名に懸けて、総合記録更新しての連覇を達成してほしいと思います。
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