2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【長距離】4/20~4/26 各種競技会の結果【大学生】

今更ですが先週分の記録をピックアップ。
今週は何と言っても兵庫リレーカーニバルが目玉でしたね。


4/25~26 兵庫リレーカーニバル

※学生のみピックアップ

○5000m
5位荒井輔(青学4年)14分18秒17
16位米澤類(青学4年)14分30秒69
23位田村英晃(農大3年)14分33秒39
28位細谷祐二(農大4年)14分41秒18

○10000m
2位柏原竜二(東洋2年)28分20秒99
3位宇賀地強(駒大4年)28分23秒62
8位コスマス(山学2年)28分55秒08
9位鎧坂哲哉(明大2年)28分55秒33
10位森本卓司(神大4年)28分55秒39
17位松原健太(農大2年)29分17秒32
24位外丸和輝(農大4年)29分29秒77
25位松本昂大(明大4年)29分40秒84

 5000mに関しては青学が頑張った。荒井と米澤は今年の青学を引っ張る存在だが、そこそこのタイムをキープしているか。米澤はもう少し走ってほしいのだが。逆に農大はちょっとまずいだろう。田村は柱になってもらいたい存在なので、せめて今回の中では一番で走ってもらいところだった。

 10000mはなんといっても柏原につきる。前からそのくらいの力があるとは思っていたけど、やはりだしてきましたね。竹澤や渡辺さん並のレベルで既に走れているようで、本当に楽しみである。逆に宇賀地は駒大記録を更新したが悔しさしか残っていないのでは。他はおもっったほどタイムが伸びていないような感じ。コスマスあたりはもう少し走れないといけないだろう。鎧坂、森本、松原はまずまずだが、外丸と松本はちょっと撃沈気味。松本はともかく外丸がずっと調子が上がらないのがちょっと意外。昨年不調という不調が一回もなかったので、不満というより驚きの方が大きいのだが。関東インカレや全日本予選が迫っているので早めに戻ってほしいところなのだが。




4/25 四大学対抗

判明分
○1500m
1位菊池敦郎(順大4年)3分53秒23
2位藤本拓(国士2年)3分53秒63
3位梅木貴文(東海4年)3分53秒81
4位藤本剛士(東海3年)3分56秒59
5位渡辺光(順大3年)3分59秒65
6位吉永貴洋(国士4年)4分06秒46

○5000m
1位早川翼(東海1年)14分20秒81
2位伊藤正樹(国士2年)14分21秒82
3位田中飛鳥(東海2年)14分22秒95
4位田中秀幸(順大1年)14分40秒12
5位小玉悠太郎(国士4年)14分47秒13
DNS山田翔太(順大4年)

○10000m
1位刀祢健太郎(東海2年)29分47秒49
2位堀正樹(順大1年)29分54秒57
3位松本良介(国士3年)29分58秒54
4位大野悠作(国士2年)30分14秒80
5位山田翔太(順大4年)30分22秒71

○3000mSC
1位赤染健(東海3年)9分04秒13
2位岡島秀平(東海2年)9分04秒72
3位村川敦哉(国士4年)9分09秒12
4位須田京介(順大3年)9分16秒62
5位志賀旭(順大2年)9分18秒34
6位津浦和希(国士1年)9分20秒91

 ここはいずれもシード権を獲得できなかった大学が競い合った。この先光がみえたかどうか。1500mは順大の菊池が貫禄。でも長い距離はやる気はないのかな。その他、東海大梅木が1500mでまずまずの結果を残し続けており、復活の兆しが見えているような感じである。

 5000mは東海期待の1年生早川が先輩の田中や国士舘のエース伊藤に競り勝ち見事優勝。後はムッサのデビュー戦が速く見たいのだが。10000mは刀祢が優勝。まあ、ここは順当。順大と国士舘に1人ずつ29分台が生まれたのはよかったのではないか。3000SCは専門の赤染が優勝。中距離以外は東海大が上位を占めるという結果となった。



4/25 世田谷記録会

※明大のみ 記録のいい人及び注目選手のみピックアップ
1組
岩崎耕三(2年)14分52秒46

2組
山崎亮平(2年)14分30秒39
渡辺真矢(1年)14分30秒46
大江啓貴(1年)14分31秒22
岡本考平(3年)14分31秒88
近藤俊一(3年)14分32秒87
遠藤寿寛(4年)14分33秒05
小林優太(2年)14分35秒13
細川勇介(2年)14分37秒00
安田昌倫(4年)14分41秒38


 リレーカーニバルに出場しなかった面々が出場。とりあえず下級生が元気なようだ。ただ、遠藤、小林、細川、安田と箱根出場メンバーが元気ないなあ。特に安田は引っ張らないといけないだろう。


4/26 前橋シティ

○12km
1位富永光(東洋3年)36分36秒

 強い向かい風と登り坂の中、富永が奮闘。最初から最後までずっと押し切ったようだ。もう6区専門でいかすのだろうか。



追加

4/12 順大記録会

ピックアップのみ

1位田中秀幸(1年)14分27秒77
2位堀正樹(1年)14分38秒55
3位山田翔太(4年)14分46秒28
10位小高悠馬(2年)14分54秒99
13位仲間孝大(4年?)15分09秒38
20位唐川和宏(2年)15分39秒41

 他にも出場者がたくさんいたのだが、とりあえずこれだけ。順大は1年生が期待できるメンバーが多いが、田中、堀が早くも結果をだした。箱根に出場したメンバーを完全に封じた。逆に山田以下は頂けない成績。唐川は論外だろう。


☆冬のロードシーズン~城西大学☆

今日は、速くて弱いチームからの脱却を誓う、城西大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者


《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です

2/15 千葉国際クロカン

○12000m
4位高橋優太(3年)35分19秒
99位田中桂祐(2年)42分49秒

 元主将の伊藤も参加したこの大会。一応、エース扱いを受けている高橋が意地をみせた感じだ。やはりトラックやクロカンではもう間違いなく城西大のエースだ。ただ、ロードや長い距離になるとなあ・・・まあ、不向きなのかもしれないが、これから最上級生となるのでもう少し安定させてほしいところ。田中に関しては論外、というかこんな状態なら出場しないほうがいいんじゃないかと思うんだが。



2/22 犬山ハーフ

30位甲岡昌吾(2年)1時間6分34秒

 ん~、この記録では合格点ではないなあ。もう少し頑張ってほしいところだ。



3/8 日本学生ハーフ

33位田村優典(1年)1時間3分59秒
40位三田翔平(2年)1時間4分14秒
69位橋本隆光(1年)1時間4分57秒
76位江本嵩至(3年)1時間5分04秒
121位畦田泰洋(3年)1時間5分44秒
142位山本隆司(1年)1時間6分05秒
150位玉澤悠輝(1年)1時間6分11秒
168位恩田峻之(3年)1時間6分3秒
172位赤尾龍二(2年)1時間6分35秒
188位加藤康睦(3年)1時間6分48秒
189位石川和久(3年)1時間6分48秒
214位岡部省吾(1年)1時間7分14秒
225位平山大地(1年)1時間7分24秒
232位磯山貴大(1年)1時間7分39秒
240位上野充(2年)1時間7分49秒
241位宮元太志(1年)1時間7分49秒
257位岡本賢治(3年)1時間8分11秒
267位加藤宏之(3年)1時間8分18秒
290位諸橋弘毅(2年)1時間8分51秒
292位菅原翼(2年)1時間8分56秒
296位高橋誠(1年)1時間8分59秒
362位佐藤勝茂(1年)1時間10分57秒
390位門脇佑太郎(1年)1時間12分23秒

 下級生が大量出場したこの大会。田村と三田は合格点ではないかな。田村は1年生アンカーで最初から最後までひとりで走っただけある感じ。びっくりしたのは三田である。昨年の学連記録会で初めて名前を聞いた選手なんだが、それからするするする~と伸びてきた。この記録なら立派な中堅あたりだ。良かった時期の城西大を思わせる成長で今後が楽しみである。後は、トラックの持ちタイムみてもこんなものか。橋本と岡本はもっと走らなければならない。底上げはまだもう少しというところだ。





総括

 田中、佐藤、高宮といった力があるはずのランナーが不出場、もしくは撃沈という状態。まだチーム状態はあれから上向いていないようだ。その他も三田、田村がまずまずだっただけで、後は平凡な記録で底上げはまだできてきていない。これから監督も櫛部さんに代わるのだが、新生・城西大をみることはできるのだろうか。注目である。

☆冬のロードシーズン~国士舘大学☆

今日は今回の箱根で健闘するも、戦力ダウンが心配される国士舘大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者


《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です

2/1 神奈川ハーフ

※70分以内のみ
17位大野悠作★(1年)1時間6分52秒
20位小野浩典(1年)1時間6分58秒
22位西尾尚典(1年)1時間7分08秒
27位千葉剛史(3年)1時間7分30秒
40位中山裕貴(1年)1時間8分41秒
43位西郷祐一郎(2年)1時間8分50秒
50位林直樹(1年)1時間9分13秒
59位五十嵐正裕(1年)1時間9分50秒

 ここはみんな撃沈気味…。優勝者からも2分引き離されいいとこなしであった。


2/22 八王子駅伝

1区(4.7km)
小玉悠太郎★(3年A)14分10秒区間2位(2→2)
大野悠作★(1年C)14分13秒区間3位(3)
松本良介★(2年B)14分30秒区間5位(5)
2区(6.2km)
★久井原歩★(1年C)18分20秒区間賞(3→1)
★平川玲央★(2年B)18分22秒区間3位(5→3)
★羽島駿介★(3年A)19分00秒区間11位(2→4)
3区(5.4km)
猪越祥太(2年B)16分16秒区間2位(3→3)
小野浩典(1年C)16分25秒区間5位(1→1)
中村祐介(3年A)16分29秒区間7位(4→5)
4区(4.4km)
柴田省吾★(2年B)12分44秒区間3位(3→3)
西尾尚貴(1年C)13分02秒区間5位(1→2)
千葉剛史(3年A)13分23秒区間14位(5→7)

総合2位国士舘大学C 1時間2分00秒
総合3位国士舘大学B 1時間2分03秒
総合7位国士舘大学A 1時間3分02秒

 箱根出場者の久井原と平川が成績がいいのはさすがというところだろう。羽島どうした? 他は小玉と大野、柴田がいい感じなのではないか。特に小玉は走ってもらわないと困る選手なのでちょっとほっとした。



3/8 日本学生ハーフ

8位★伊藤正樹★(1年)1時間2分53秒
55位★柴田省吾★(2年)1時間4分31秒
86位★村川敦哉★(3年)1時間5分12秒
90位小玉悠太郎★(3年)1時間5分15秒
105位猪越祥太(2年)1時間5分28秒
120位松本一人(2年)1時間5分42秒
138位武田哲平★(2年)1時間5分58秒
183位松本良介★(1年)1時間6分39秒
192位西尾尚貴(1年)1時間6分46秒
283位千葉剛史(3年)1時間8分25秒
346位中村祐介(3年)1時間9分44秒
357位小田島光(2年)1時間9分52秒
373位斉藤一磨(1年)1時間10分24秒

 伊藤は素晴らしいの一言に尽きるだろう。1年生で62分台のタイムはかなりのものだろう。このくらいのタイムなら箱根予選でもトップ争いができそうな感じだ。名実ともにエースに成長だ。その他、久井原、平川あたりの主力は出てきていないので、後はメンバー入りを狙う選手がどうかというところだが、合格点は柴田だけか。まあ、もともと層が薄いのでいきなり解消できるわけではない。一応65分台が何人か出ただけでよしとしなければならないだろう。秋までにもう30秒から1分は速くなってもらわないといけない感じだ。


3/21 国士大記録会

1位★伊藤正樹★(1年)29分55秒21
2位★平川玲央★(2年)30分01秒77
3位柴田省吾★(2年)30分03秒67
7位★久井原歩★(1年)30分13秒78
8位松本良介(2年)30分14秒15
11位小玉悠太郎★(3年)30分33秒19
13位武田哲平★(2年)30分40秒88
14位猪越祥太(2年)30分56秒02
18位西尾尚貴(1年)31分02秒11
19位★村川敦哉★(3年)31分08秒83
20位大野悠作★(1年)31分16秒48

 これは完全に練習の一貫だろう。日本学生ハーフが終わって走りこみも行っただろうし、タイムが伸びないのは仕方ないか。主力に混じっている柴田と松本は期待していいのだろうか。後はまだまだという感じ。ここから何人か殻を破る選手が出てきてくれないだろうか。





総括

 伊藤の成長がまず一番にあげられるだろう。特に20kmの長い距離は走る度に成長していっている感じ。もう既にOBの坂斉に近いあたりにきているのではないかと思う。これから期待していきたいところだ。ただ、後は柴田が成長したかなという感じで寂しい状況。これは箱根予選でインカレポイントを入れても届かないような感じのタイム。伊藤、久井原、平川、羽島、柴田の5人しか期待できる選手がいないのが現状だ。とにかく関カレで善戦して士気を高めることが大事だろう。

☆冬のロードシーズン~中央学院大学☆

続いて、木原が抜け、総合力で勝負するタイプに戻ると思われる中央学院大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者


《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です


1/19 千葉マリンハーフ

6位田口優(3年)1時間5分35秒
8位★三浦隆稔★(2年)1時間5分57秒
9位真田真之★(2年)1時間5分57秒
13位野中洋輝★(3年)1時間6分15秒
14位磯将弥★(3年)1時間6分21秒
19位塚本千仁★(1年)1時間6分52秒
20位本野裕之★(1年)1時間7分14秒
22位藤原秀明(2年)1時間7分15秒
23位村田耕介(2年)1時間7分17秒
27位中村翔也(2年)1時間7分23秒
34位福田直人(1年)1時間7分58秒
35位渡部恭平(3年)1時間7分58秒
45位仁部幸太(2年)1時間8分23秒
52位野間将太(2年)1時間8分42秒
56位冨山莉己(1年)1時間8分48秒
57位中島俊貴(2年)1時間8分50秒
65位小畠彰(3年)1時間9分19秒
70位殿島竜介(2年)1時間9分43秒

 1.5軍以下が出場したこの大会。タイム的にはこんなものか。三浦と真田はもう少し走ってほしかったのだが、こんなものなのだろうかをの2人に勝った田口はよく走ったとみるべきだろう。



2/4 守谷ハーフ

3位★小林光二★(2年)1時間4分34秒
6位★大谷克★(2年)1時間5分16秒
7位真田真之★(2年)1時間5分33秒
8位★大野紘祟★(3年)1時間5分45秒
9位★三浦隆稔★(3年)1時間6分29秒
11位野中洋輝★(3年)1時間7分09秒
12位本野裕之★(1年)1時間7分33秒
13位塚本千仁★(1年)1時間7分58秒
14位田口優(3年)1時間8分02秒
17位★鈴木忠★(2年)1時間8分07秒
18位磯将弥★(3年)1時間8分08秒
20位村田耕介(2年)1時間8分20秒
22位中島俊貴(2年)1時間8分41秒
27位中村翔也(2年)1時間9分31秒
30位藤原秀明(2年)1時間9分47秒
?福田直人(1年)1時間9分54秒
31位仁部幸太(2年)1時間10分00秒
39位小畠彰(3年)1時間10分20秒
38位位野間将太(2年)1時間10分20秒
44位沖坂佐鶴(2年)1時間10分57秒
?冨山莉己(1年)1時間11分49秒
56位殿島竜介(2年)1時間12分32秒

 さきほどのメンバーに2年生トリオが加わっただけのような感じなのだが…。それほどタイムが伸びないのは気象条件のせいなのだろうか。小林、大谷が他のメンバーを上回るのは当然の結果だろう。鈴木の撃沈が気になるのだが、彼は駅伝になると非常にいい成績を残すので個人的にはそんなに気にしていないのだがどうだろうか。



3/8 立川ハーフ

10位★小林光二★(2年)1時間3分01秒
29位★鈴木忠★(2年)1時間3分54秒
35位★大野紘祟★(3年)1時間4分03秒
45位★三浦隆稔★(3年)1時間4分17秒
46位磯将弥★(3年)1時間4分18秒
75位塚本千仁★(1年)1時間4分59秒
78位真田雅之★(2年)1時間5分03秒
88位仁部幸太(2年)1時間5分12秒
103位★大谷克★(2年)1時間5分27秒
106位田口優(3年)1時間5分28秒
109位村田耕介(2年)1時間5分30秒
135位中村翔也(2年)1時間5分56秒
137位大滝健司(2年)1時間5分56秒
139位藤原秀明(2年)1時間5分59秒
180位野中洋輝★(3年)1時間6分35秒
217位冨山莉己(1年)1時間7分09秒
239位小畠彰(3年)1時間7分33秒
258位遠藤康平(3年)1時間7分53秒
291位福田直人(1年)1時間8分32秒
302位沖坂佐鶴(2年)1時間8分45秒
380位殿島竜介(2年)1時間10分42秒

 これは…なかなかいいのではないですか?一部あまりよくない選手もいるが、箱根出場チームの中でレベルとかではなく収穫は一番多かったのではないか。特に小林のあと少しで62分台というタイムには驚きだ。高校時の5000mのタイムは中学大の中ではかなり上の方なので走ってもらわないといけない選手だったが、ようやく力が出せたか。秋までに箱根2区を69分台で凌げるレベルまでいってほしい。鈴木も前回の不振を払拭する走り、1区専門でいいのかな。また大野、三浦、磯、塚本と中堅以下が64分台とまずまずの結果。これに真田、大谷を加えればとりあえず名前は集まる感じだ。





総括

 もう徹底してハーフを走らせて20kmを地道に走る力を付けさせるというのが中央学院大学らしい感じがする。成果は結構出ていたのではないか。木原や辻が抜けて、相当苦しくなると思われるが、じわりと力を付けて来た感じがする。上に名前をあげた選手以外にも65分台で何人かずらりと並んでおり、メンバー候補となっている選手は沢山いる。危機感もあるだろうし、ここ2年の箱根の成績で俺たちもやれるという雰囲気になっているのだろう。シード権となるとまだ厳しい感じはするが、来年の箱根もしぶといかもしれない。

☆冬のロードシーズン~大東文化大学☆

続いて、今回の箱根で一番のサプライズを起こした大東文化大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生(あつぎ駅伝以外)及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です

2/14 関東学生クロカン

○8000m
14位山田誠一郎(3年)27分40秒
22位土田修司(2年)28分02秒
24位一尾恭兵(2年)28分17秒

 箱根後初レースは結構遅め。まずはクロカンで試運転か。箱根に出場していない選手なのでこんなものだろうか。



2/15 千葉国際クロカン

○4000m
7位濱克徳(3年)11分27秒

 濱は5000mの強さに定評のある選手だが、さすがの成績だ。早く長い距離に対応できるといいのだが。



3/1 ふかやシティハーフ

○ハーフ
1位高橋賢人(3年)1時間4分38秒
3位川崎慧(2年)1時間4分52秒
4位城地一志(1年)1時間5分49秒
5位平井章宏(1年)1時間7分06秒

○10km
1位土田純(2年)30分40秒
2位横山拓也(2年)30分51秒
3位土田修司(2年)30分56秒
5位山田誠一郎(3年)31分11秒
6位樋口勝利(3年)31分37秒

 高橋がほぼ復活。昨年の箱根出走者が戻ってきたのは嬉しいニュース。また川崎と城地も成長をみせ、もう少しでメンバー入りも果たせそうな感じだ。逆に10kmのロードレースはやや消化不良な感じだった。



3/8 藍のまち羽生さわやかマラソン

○ハーフ
1位土田純(2年)1時間7分05秒
2位横山拓也(2年)1時間8分22秒
3位土田修司(2年)1時間8分26秒
4位山田誠一郎(3年)1時間11分54秒

○10km
1位川崎慧(2年)30分46秒
2位高橋賢人(3年)30分49秒
3位城地一志(1年)30分52秒
4位平井章宏(1年)31分15秒

 なんか先週と出場選手が逆になっただけのような。それはいいのだが、市民レースなのでこの記録でも上位4人なのは当たり前の事か。なんかコメントしずらいのだが…もうちょっと走ってほしかったというのが正直なところだろう。



3/8 京都ハーフ

30位秋山拓平(2年)1時間5分15秒
?吉田明広(1年)1時間13分00秒

 箱根に出場できなかった秋山はまあまあか。あともう少しで戦力になる記録である。逆に吉田は昨年2軍で出場した出雲でアンカーを走った選手。それなりに期待されているわけだからもうちょっと走ってほしかった。



3/8 日本学生ハーフ

74位井上裕彬(3年)1時間5分03秒
145位野口聖矢(3年)1時間6分09秒

 清野、井上の2本柱と期待されている井上が出場したが…あまりよろしくない感じ。上尾、箱根で覚醒したが、ちょっと今は落ち込む時期か。ここからあげていってほしいところだ。





総括

いいニュースとしては高橋の復調と川崎、秋山あたりが伸びてきたことだろう。総合力で勝負するタイプのチームなので、こういう選手が出てこないと苦しいのだが、とりあえず良かった。まあ、しかし箱根4位という事を考えるとちょっと地味かなあ…。主力格の井上、清野が全く持って結果を残せなかったのが問題だろう。総合力は裏を返せば切り札不在ということ。彼らが伸びてくれれば往路から勝負をかけられるし、出雲全日本(予選通過すれば)でも勝負しやすくなるなと思っていたのだが、これは残念なことだった。近い目標はおそらく全日本出場ということになるのだろうから、早目に復調してほしいところである。


にほんブログ村陸上競技ランキング参加中!

☆冬のロードシーズン~上武大学☆

本日ラストは、初の箱根駅伝を経験して今シーズン真価が問われる上武大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生(あつぎ駅伝以外)及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です

2/1 群馬100km駅伝

2区(12km)古瀬弘賢(2年)39分04秒区間5位 
3区(11.8km)佐藤健太(2年)40分21秒区間3位
4区(7.7km)牛島佳祐(2年)23分45秒区間2位
6区(11.1km)地下翔太★(2年)33分18秒区間2位
8区(12.7km)銀山耕一郎(1年)42分50秒区間6位

 2軍以下のメンバーの出場ということで正直比較が難しい。コースも厳しそうだ。地下はよくやったのかなと思う。



3/1 深谷ハーフ

10位笹川健太(2年)1時間8分15秒
11位高谷健二(2年)1時間8分18秒
12位赤崎研二(3年)1時間8分25秒
13位飯島聡(1年)1時間8分45秒
19位牛島佳祐(2年)1時間9分25秒
22位澤畑和希(1年)1時間9分45秒
23位福嶋洋輔(1年)1時間9分54秒
25位三浦航兵(2年)1時間10分34秒
29位奥平剛史(2年)1時間11分45秒

 まあ3軍あたりだろうか。この大会は卒業生の後藤が64分台を出したのだが、それ以外は主力出ていないのでこんなもんか。

3/8 日本学生ハーフ

32位★坂口竜成★(1年)1時間4分00秒
41位★石田康雄★(3年)1時間4分16秒
96位銀山耕一郎(1年)1時間5分24秒
101位地下翔太★(2年)1時間5分28秒
122位佐藤健太(2年)1時間5分46秒
166位古瀬弘賢(2年)1時間6分32秒
174位★梅田大輔★(2年)1時間6分36秒
180位園田隼★(1年)1時間6分40秒
198位★原茂明★(2年)1時間6分55秒
229位合田佳功(1年)1時間7分36秒

 主力の坂口と石田がまずまずの結果。このまま順調に伸びていってほしい。また銀山、佐藤、古瀬と一時エントリーに入れなかった選手が1時間5分台と底上げはじわりと進んでいる様子。箱根出場者の梅田と原が走れなかったのはあまりよろしくないが、若いチームは色んな選手が入れ代わり立ち代わりくるのでこんなものだろうか。 





総括

 少しずつ少しずつ底上げは進んでいっているように思える。箱根駅伝を経験して選手の意識が変わったはずだから、これからじわじわとあがってきてくれれば面白い。後は長谷川と福山が全く試合に出場していなかったのだが、彼らが復活することだろう。主軸が戻ってきてくれなければ、産声をあげたばかりのチームには非常に痛手となる。箱根出場してチームがどれだけ飛躍できるか注目だ。


☆冬のロードシーズンの成績~神奈川大学☆

 続いて、今年が勝負の年と思われる神奈川大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生(あつぎ駅伝以外)及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です


3/8 日本学生ハーフ

68位★小杉新太郎★(2年)1時間4分56秒
109位久門大輔(1年)1時間5分33秒
187位黒田孝之★(3年)1時間6分47秒

 小杉はもう少し走ってほしかったのだが、自己新なのであまり文句は付けられないか。箱根駅伝で誰もエントリーされなかった1年で久門がまずまずの戦績。冬までに64分前半まであがってきてほしい。逆に箱根経験者の黒田はちょっと情けない成績だ。今年の箱根になぜ出れなかったのかと思っていたが、やはり調子が悪かったのか。





総括

 大学のホームページを見る限り、これにしか出場していないので記事にするまでもないのだが、一応まとめてみた。もうちょっと経験を積ませてもいいのかもしれないが、これが神奈川大学のやり方なのだろう。森本、染谷、天野あたりがうまくチームをまとめているのだろうか。日本学生ハーフだけで判断するとまずまずとは思うのだが、まずは関カレでどこまでいけるか見てみたいところだ。

☆冬のロードシーズン~東海大学☆

今日は、村澤加入ということで注目される東海大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生(あつぎ駅伝以外)及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です

1/25 あつぎ駅伝

1区★河野晴友★(2年)30分32秒区間2位(2)
2区吉田憲正(4年)9分43秒区間1位(2→1)
3区赤染健★(2年)21分07秒区間5位(1→2)
4区斉藤弘明★(3年)30分56秒区間11位(2→4)
5区斉藤拓也(3年)10分06秒区間6位(4→4)
6区小松紀裕(1年)24分46秒区間2位(4→4)

総合4位東海大学2時間7分10秒

河野はまあ合格点の結果。吉田が最短区間ながら4年生の意地をみせてくれたのは嬉しかった。ただ、新4年の斉藤コンビが足引っ張ったのはちょっとなあ…。まあ前々から育っていない世代で主将も新3年が担当することになっているのだが、もうちょっと頑張ってほしかったかな。後は新2年トリオに小松が加われるかどうか、というところか。



2/8 唐津10マイル

36位田中飛鳥★(1年)50分16秒
54位★平山竜成★(2年)52分10秒

撃沈ですよね…。特に平山はまずいような。まあおそらく昨年の11月がピークで、今一番底なのかな。それにしてももう少し粘ってほしかった。



2/15 千葉国際クロカン

○12000m
34位★金子太郎★(2年)36分49秒

○4000m
21位藤本剛士(2年)11分53秒

 まあ、2人の実力を考えるとまあこんなものかなという感じ。クロカンは実力ある選手でも失速していることが結構あるので、ちょっと単純比較しずらいのだが、金子は松本(明大)とか八木(早大)に勝っているのでまあまあと観ておこうか。



3/8 日本学生ハーフ

33位★河野晴友★(2年)1時間4分00秒
140位斉藤拓也(140位)1時間5分59秒

 今までの成績を考えると河野はかなり頑張ったのではないかと思う。やはり平地を走らせた方がいいだろう。斉藤はもう少し。64分台に入ってくれれば使いたくなるのだが、どうだろう。



3/8 京都ハーフ

24位赤染健★(2年)1時間4分37秒
27位★金子太郎★(2年)1時間4分43秒

 箱根に出場した金子はもう少し早く走ってもらいたかったが、うまくまとめたのではないか。赤染は自己ベストも更新していい感じで成長してきた。この冬では東海大の中で一番伸びたのではないか。新3年平山、金子、河野のトリオと言っていたが、赤染を加えてもいいだろう。東海大の新2年生以上で一番注目してみていきたいと個人的に思っている。




総括

 箱根で失速した河野が結構気迫をみせていたのではないか。上級生で一番実績のあるランナーのはずなので、このくらいの結果は昨年くらいから出していないといけないのだが、まあよしとしたい。1年生が田中しか出場していないのがちょっと気がかり。刀祢や栗原に経験を積ませてあげたいところなのだが、果たしてどうなのだろうか。全体的にみれば伸びてきている選手もいるがチーム力はまだまだというところだろう。村澤、早川と強い1年生が入ってくるが、足を引っ張らないよう、彼らにおんぶにだっこにならないようにしなければならないだろう。

☆冬のロードシーズンの成績~駒澤大学☆

今回は、箱根でまさかの凋落からの復活を狙う駒澤大学
ロードシーズンの成績をまとめました

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生(あつぎ駅伝以外)及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です


1/25 あつぎ駅伝

1区(10.3㎞)高橋徹(4年)30分50秒区間4位(4)
2区(3.6㎞)田村康徳(4年)9分49秒区間2位(4→4)
3区(6.8㎞)飯田明徳★(2年)20分45秒区間3位(4→3)
4区(9.8㎞)我妻伸洋(4年)30分17秒区間6位(3→2)
5区(3.6㎞)早瀬祐樹(2年)9分56秒区間2位(2→2)
6区(8.095㎞)岩井太秀(4年)24分48秒区間4位(2→2)

んー、1.5軍の選手が出場したとはいえ、箱根に出場さえ叶わなかった國學院に負けるのはちょっとねえ…。まあ、4年生あたりはちょっと調整不足の面があったようなのである程度仕方ないか。飯田が順位をあげたのは収穫だろう。



2/1 神奈川ハーフ

3位飯田明徳★(2年)1時間4分57秒
9位岩本雄樹★(3年)1時間5分47秒
37位佐々木雅昭(1年)1時間8分29秒
38位早瀬祐樹(2年)1時間8分35秒
71位山崎康隆(1年)1時間11分09秒

 飯田がまずまずの結果。優勝とは1秒差と最後の争いまでトップ集団にいたことになる。その他はまだまだというところか。岩本はもうすぐ最終学年だし、そろそろもう少し高いレベルのタイムを出してほしいところだ。



2/3 丸亀ハーフ

8位★星創太★(3年)1時間2分30秒
12位★高林祐介★(3年)1時間2分36秒

 これは嬉しいニュースだ。駒大の宇賀地、深津、高林、星の4人は3年生カルテットといわれているば、高林と星はどうも他の2人からワンランク下という評価だったのだが、これは一気に株があがったのではないか。62分30秒台は中々のタイムだと思う。核となる選手は本当完全に出来ている。後は下がどこまで引き上げてくるかだ。



2/22 犬山ハーフ

2位★渡邉潤★(2年)1時間3分58秒

 箱根で戦犯扱いされていた渡邉が覚醒。63分台はまずまずのタイムといえる。箱根で東洋大をトップに押し上げた千葉にも競り勝った。とりあえず箱根でアンカーを任せられるくらい成長してくれたら嬉しいので、このまま頑張ってほしい。



2/22 熊日30km

3位★宇賀地強★1時間30分47秒

 駒大のエース宇賀地がここは意地をみせて学生トップの成績。まずまずの成績か。ただ、将来マラソンをやるのであればもっとタイムはほしかったところだ。



3/1 アジアクロカン

○12000m
17位深津卓也★(3年)36分43秒09

 昨年の千葉国際駅伝以降、坐骨神経痛で箱根駅伝をも欠場を余儀なくされていた深津が、約3ヵ月半ぶりの公式レース出場。記録はともかくまあ良かった。これからどんどん上がっていくだろう。



3/7 福岡国際クロカン

○シニア10km
12位★高林祐介★(3年)30分01秒

 佐藤敦之や三津谷らに離されたのは仕方がないか。メンバー的にみるとまあまあ健闘したところだろう。



3/8 玉名ハーフ

12位藤原昌久★(2年)1時間5分16秒

 この後行われた東京マラソンで優勝することになる前田が1時間3分で制したこの大会に藤原が出場。タイム的にはそれほどいいわけではないか。記録の出やすい上尾ハーフで64分台で走っているので、現状維持か。冬までには64分前後で走れるようになってほしい。




3/8 日本学生ハーフ

3位★星創太★(3年)1時間2分47秒
30位飯田明徳★(3年)1時間3分56秒
36位岩本雄樹★(3年)1時間4分09秒
84位★渡邉潤★(2年)1時間5分13秒
90位佐々木雅昭(1年)1時間5分18秒
183位早瀬祐樹(2年)1時間6分45秒

 この大会はは駒大のキャプテン池田が日本人トップの2位となり、主将として最後の試合で責任を果たした試合だった。これに続いたのは3年生トリオで追いつけ追い越せでやってきた星。池田と秒差でゴールに飛び込んだ。走って当然の選手とはいえ、年々確実に強くなっているのは素晴らしい。また、箱根に出場できなかった飯田、岩本、佐々木がまずまずの記録。少しずつ底上げはできてきたような感じはする。渡邉はもう少し走ってほしかったが、以前の大会で結果は残している。後は安定感か。





総括

 新4年生カルテットは順調と言っていいだろう。問題は底上げなのだが、これはまだもう少しといったところか。渡邉、岩本など時々いい走りはするもののまだ安定感が欠けており、信頼できるところまではいっていない。その中で飯田が各種大会でまずまずの結果を残し始めている。2年生の彼がいい結果を残しているのは、同じくらいのレベルにいる選手達には刺激になるだろう。
 箱根予選から箱根優勝(前年途中棄権を除く)というのは今までない。達成すれば初となるが、冬までに狙えるまでチーム力があがるのは不可能ではない。果たしてこの1年でどこまで成長(とうか元に戻る)のか注目される。

【長距離】今週の競技会の結果!!~『かすみがうら10マイル』を追加~

4/12~4/19の間に行われた競技会の主な結果です!
今週は何といっても東海大記録会と平国大記録会です。
※抜けている大会があったら後で追加いたします。

4/18 東海大記録会

○1500m(学生4分以内+α)
2組
1位井上輝明(東海大)3分58秒69
2位甲斐優人(拓大)3分59秒34

3組
1位与那覇恭兵(東海大)3分54秒47
2位鈴木嘉人(札幌学院)3分54秒49
3位横山築(拓大)3分54秒92
4位木村隼人(東海大)3分56秒30
5位赤染健(東海大)3分56秒72
6位松井優樹(國學院)3分57秒30
7位橋爪秀卓(帝京大)3分57秒52
8位土田修司(大東大)3分58秒53
9位野本大喜(拓大)3分59秒91

4組
2位高林祐介(駒大)3分51秒85
3位上野渉(駒大)3分53秒74
4位一尾恭兵(大東大)3分54秒51
6位西沢俊晃(駒大)3分55秒95
7位畠山政和(札幌学院)3分56秒35
8位上野智幸(國學院)3分57秒16
9位服部峰祥(中大)3分58秒29
10位須田直樹(神大)3分58秒68
11位山崎将太(山学大)3分59秒77
12位佐々木雅昭(駒大)3分59秒89
13位西村知彦(帝京)4分00秒47



○5000m(学生14分30秒以内+α)
4組
5位岸本匡(山学大)14分56秒39

7組
1位鎌田大輝(大東大)14分25秒58
2位松枝翔(山学大)14分27秒16
3位田口恭輔(山学大)14分27秒21
4位古川健太(山学大)14分29秒16

9組
1位宮澤公孝(國學院)14分25秒76
3位梅野大地(大東大)14分27秒38
4位市川貴洋(東農大)14分27秒97
5位手塚佳宏(駒大)14分28秒99
6位安藤将美(國學院)14分29秒09
7位村山徳宏(拓大)14分29秒67
8位板垣辰矢(帝京大)14分30秒10
9位河野健一(帝京大)14分32秒91


10組
1位前田悠貴(早大)14分08秒62
2位攪上宏光(駒大)14分08秒99
3位高野寛基(早大)14分09秒63
6位後藤田健介(駒大)14分12秒17
7位佐藤歩(大東大)14分12秒63
9位飯田明徳(駒大)14分14秒21
10位大石港与(中大)14分15秒46
12位尾崎貴宏(早大)14分19秒93
13位藤井翼(山学大)14分21秒28
14位金子太郎(東海大)14分23秒38
16位丸林祐樹(日大)14分26秒13
17位田中光太郎(國學院)14分26秒13
19位田倍憲人(日大)14分29秒21
20位西山容平(拓大)14分30秒79
24位仁科徳将(國學院)14分38秒93
27位吉田和矢(日大)14分54秒87


11組
1位ガンドゥベンジャミン(日大)13分51秒50
4位久保芳斗(帝京大)14分02秒26
5位佐藤祐輔(日大)14分02秒55
13位平賀翔太(早大)14分15秒67
14位久我和弥(駒大)14分11秒47
15位中島賢士(早大)14分19秒36
18位加藤創大(早大)14分25秒64
20位清水和朗(東農大)14分29秒14
21位清野篤(大東大)14分33秒18

12組
1位ギタウ・ダニエル(日大)13分23秒72
4位森本卓司(神大)13分52秒18
7位松原健太(東農大)13分55秒51
13位八木勇樹(早大)14分03秒65
15位井上直紀(専大)14分08秒05
18位外丸和輝(東農大)14分14秒83
21位酒井潤一(専大)14分38秒30

 1500m2組目は東海大、3組目は駒大の躍進が目立っている。東海大は与那覇と赤染がまずまず。20kmにこれが生かせるかどうか。
駒大は高林が貫禄のトップ。それにゴールデンルーキー上野、それと西沢が喰らいついた。この辺りは関カレも1500で出場するのだろうか。

 5000m9組までは山学の1.5軍や帝京大、更には大東大國學院が結果を残した。山学は期待の新戦力が徐々に力をつけてきた。冬までに1人でも仕えるようになっていれば面白い。大東大も新人がまずまずの成績。國學院は予選通過の可能性が少しだけ上がったか。逆に拓大や帝京は主戦力がいまひとつというところ。

 10組は早大勢の躍進が目立った。新入生の前田や箱根不出場の高野が自己ベスト更新で波に乗っている。主将の尾崎も心配なさそうな成績だ・また駒大も後藤田、飯田が結果を残し10人に名乗りをあげてきた。駒大も徐々に復活へ向かっていっているようだ。逆に撃沈したのは日大勢。新人の田倍はともかくとして丸林と吉田はちょっとまずい成績だろう。

 最後の2組はトップはかなりレベルの高い争いとなった。11組は帝京大のエース格で箱根に出れなかった久保がほぼ完全復活。明るいニュースだ。また日大の佐藤が好成績。最近、日本人がだらしない日大で久しぶりに光った。逆に早大、農大、大東大はエース格がそれぞれイマイチ。関カレまでにあげることができるだろうか。最終組はトップ3が外国人による争いとなった。その中でなんとダニエルが13分23秒という凄い記録。先日1500でもハイレベルの成績を残したが今季は絶好調か。日本人トップは神大の森本が学内記録更新の成績。来年こそ活躍できるか。また松原、八木の新2年も中々の成績。これからも期待できそうだ。外丸は都道府県対抗駅伝の時から落ちているようだが、もう少しか。



4/18 平国大記録会

○1500m(学生4分以内+α)
1位間島直行(流経大)3分55秒43
2位玉村元気(流経大)3分55秒75
3位池淵智紀(亜大)3分56秒13
4位畦田泰洋(城西大)3分56秒15
5位宮川尚人(亜大)3分56秒93
6位野島俊介(平国大)3分57秒19
7位池澤暁(日大)3分57秒27
8位山口栄由(流経大)3分57秒35
9位清沢創一(東学大)3分59秒50
10位遠藤貴洋(城西大)3分59秒78
13位佐野広明(麗澤大)4分04秒60



○5000m(大学生14分30秒以内+α)
5組
5位真田雅之(中学大)14分47秒29

7組
1位田中佳祐(城西大)14分09秒42
3位仁部幸太(中学大)14分19秒30
4位小林光二(中学大)14分21秒85
5位鈴木忠(中学大)14分26秒85
6位川上遼平(城西大)14分27秒92
7位三田翔平(城西大)14分28秒14
8位塚本祥也(城西大)14分28秒26
9位岡本賢治(城西大)14分29秒47
13位世古浩基(東洋大)14分35秒47
16位永岩義人(城西大)14分40秒31
17位田村優典(城西大)14分46秒07
18位伊藤彰(上武大)14分52秒64
19位大谷克(中学大)14分52秒64



○10000m(大学生30分以内+α)
2組
1位木村祐一郎(神大)29分52秒18
2位横松徹(日大)29分58秒43
3位石橋満(流経大)29分58秒52
3位高橋賢人(大東大)30分01秒40
4位千葉優(東洋大)30分01秒44
10位土田純(大東大)30分12秒10
27位松尾直樹(専大)31分55秒66

3組
1位齋藤勇人(中大)29分26秒46
2位甲岡昌吾(城西大)29分27秒70
3位濱崎達規(亜大)29分29秒45
4位堂本尚寛(日大)29分30秒30
5位佐藤寛才(東洋大)29分31秒51
6位米澤類(青学大)29分32秒02
7位渡邊公志(東洋大)29分33秒31
8位恩田峻之(城西大)29分34秒32
9位安島慎吾(専大)29分35秒83
10位山中宣幸(亜大)29分36秒60
11位岩田真澄(山学大)29分37秒17
12位飯沼健太(平国大)29分37秒17
13位中川剛(山学大)29分38秒35
14位石田康雄(上武大)29分39秒80
15位尾関誠(創価大)29分46秒57
16位田村英晃(東農大)29分52秒10
17位木下潤哉(東農大)29分55秒00
18位工藤正也(東洋大)29分58秒84
20位岸村好満(東洋大)30分16秒49
21位黒田孝之(神大)30分17秒70
23位石垣弘志(専大)30分29秒77

 1500mの有名ランナーでは池淵が持ち前のスピードを生かしてまずまずの成績。関カレでも期待できる戦績だ。逆に麗澤大の佐野は箱根での印象が強烈なこともあり、ちょっとガッカリと言う感じだ。

 5000mは城西大中学大が大挙出場。その中で城西大田中が貫禄のトップ。まあ当然の結果。城西大は他に川上が復活加減。塚本岡本あたりもまあまあか。逆に長岩と田村がちょっと残念な結果。箱根出場者としてもう少し意地をみせてほしかった。中学大は仁部という新戦力が台頭してきたのは嬉しいニュースか。だが、小林、鈴木、大谷、真田の新3年生カルテットは不合格だろう。

 10000mは中大の齋藤がトップ。立川ハーフから一皮剥けたような感じだ。その他では甲岡、濱崎、佐藤、恩田、安島とか箱根不出場組の躍進が目立つ。これはいい結果である。東洋大は先日5000で好成績を残した1年の渡邊も出場。悪くないタイムだ。逆に東農大がちょっと悪い。今は全体的に不調のようである。



4/19 かすみがうら10マイル

1位渡邉潤(駒大)50分32秒
2位藤原昌久(駒大)50分34秒

 まだロードに出場するのは珍しいのだが…やっぱり駒大はギリギリまでロードを強化したいのだろうか。とりあえず渡邉が優勝。藤原が続いた。まあ、記録がそんなに良くはないが、この調子で成長できるだろうか。

日体大への処分の反論について

このブログを見られている方はご存知かと思いますが、
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20090418-OHT1T00023.htm
にある通り、
日体大陸上部が先日関東学連から下された制裁に対し、猛反発しているようです。

記事を見れば分かると思いますが、

【処分内容】
・部長ら責任者を解任
・該当者が出た跳躍ブロックの無期限休止(この2つは自ら)
・公式試合へ3ヶ月の出場停止
・箱根駅伝のシード権の剥奪及び、出雲全日本への出場停止

これに対し…

【反論内容】
・麻薬、偽札の事件はまだ立件されていない
・なぜ部員全員及び新入生も連帯責任になるのか
・なぜ部全体にペナルティが及ぶのか
・3ヶ月とはどういうことか。また3ヶ月以後の出雲全日本もなぜ出場停止

というもののようですね。


とりあえず最初に出た感想としては…

言い分は理解できるけども、処分内容を真摯に受け止めるのが大人の対応なんじゃないの?

というものです。

確かに東洋大の件と比べたりすると厳しい(むしろ東洋大のが甘かった)というのは確かですが、処分内容にそこまでするほど理不尽なものではないと感じています。

まず、

麻薬、偽札の事件が現状立件されていない

 いや…だだこねてるだけじゃん…。該当者はもう認めてるわけでしょ?立件されていないから、まだ大丈夫だとかおかしいでしょ。あわよくば関カレに出場したいとかそういう魂胆が見え見えのような感じがします。



なぜ部員全員の連帯責任

 日体大陸上部は400人近くの大御所で、該当者の事はほとんど口を交わしたこともない部員もいた。また女子部員や新入生は確かにちょっと可哀想かもしれない。4年生は単位の問題もある。ただ、麻薬は本当に世界的に大問題となっているし、やや理不尽気味の処分を下すのは仕方がないところ。単位の問題もあるようだが、それは大学内だけで特別措置を取ればいい話で、反論するところではないと思う。



なぜ部全体にペナルティ

 これは主に箱根のシード権剥奪に関して言われているの思うのだが、これはけじめの問題ということなのではないでしょうか。日体大は今年の箱根駅伝で3位に入った実力校。有名選手もおり予選落ちという可能性は少ない。ただ、このような事件の反省の意味を込めたけじめということで真摯に受け止めるべきなのでは。別に次回の箱根駅伝出場停止と言っているわけではないのだから、そこまで怒らなくてもいいかと。それに上の内容も被るが、これから日体大に入ろうか考えていた高校3年生またその親御さんからすると、きちんと部全体が処分される方がすっきりするのでは?このへんにメリットはあると思うのだがどうだろうか。



なぜ3ヶ月?また3ヶ月以降の出雲全日本では

 んー、3ヶ月というのはただ単に日体大主張の1ヶ月と関東学連主張の半年というのを合わせただけのような気がしていますが…。まあこれはちょっと気になる事かもしれない。ただ、出雲全日本の出場停止はしょうがないのでは。出雲と全日本のシード権があったわけではなく、あくまで今年の箱根で3位に入ったことによる推薦なわけだから、今回の事件で推薦が取り消されるのは仕方のないところなのではないでしょうか。





とまあ、自分勝手に色々書いてしまいました。倫理上、どこを妥協点にするかという問題は非常に難しいし、個々の価値観は千差万別なので反論はいっぱいあると思いますが、僕としては結局、
処分に理不尽さはない。妥当だ
ということです。

今回の反論で更に泥沼することは必至ですが、処分が重くならないか心配です。


箱根駅伝総評(ラスト!!!)~東海大学~

チームとしての成長度はゼロ

往路21位復路19位
総合18位東海大学
(予想:往路11位復路9位総合9位・区間予想5区間的中→2区3区5区7区9区)

 何でこんな順位予想したんだろう…と今の僕は思ってしまうのだが。まあ、5区で全てが狂いましたね。区間予想は5区間当てられたので満足か。6区芳村は予感があっただけに当てたかった。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シード権との差)
1区栗原俊(1年)1時間5分39秒区間18位(18)51秒差
2区吉田憲正(4年)1時間10分49秒区間16位(18→18)5分30秒差
3区佐藤悠基(4年)1時間2分18秒区間2位(18→5)2分58秒差
4区平山竜成(2年)56分54秒区間10位(5→7)4分32秒差
5区河野晴友(2年)1時間27分39秒区間23位(7→21)9分55秒差(4分02秒差)

6区芳村隆一(4年)1時間1分24秒区間17位(21→19)10分49秒差(4分43秒差)
7区金子太郎(2年)1時間6分19秒区間11位(19→17)12分01秒差(5分18秒差)
8区木下聡士(4年)1時間7分15秒区間4位(17→15)12分22秒差(3分41秒差)
9区刀祢健太郎(1年)1時間13分26秒区間18位(15→16)14分32秒差(4分17秒差)
10区藤原昌隆(4年)1時間16分21秒区間21位(16→18)18分50秒差(8分57秒差)

○総合18位 11時間28分04秒

【優秀選手】佐藤悠基…エースの意地で15人抜き
【敢闘賞】木下聡士…最後の最後で復活
【喝その1】吉田憲正、芳村隆一、藤原昌隆…最後の最後まで
【喝その2】河野晴友…シード権への流れをぶち壊す
【喝その3】新居監督…大崎コーチを呼び戻してくれ


奇跡の復活、佐藤悠基&河野晴友(?)
 東海大のエースといえば、佐藤悠基というのは異論の無いところ。1年生の時から3年連続で区間記録を叩き出す怪物ぶり。今回の箱根駅伝で区間記録を出せば、史上初の4年連続区間記録達成ということになり、非常に注目されていた。ただ、そのエースは今季はずっと苦しんでいた。トラックシーズンでもそれ程目立つ戦績をあげることが出来ず、10月の箱根予選では途中で脚が痙攣し、チームの足を引っ張る結果に。その影響からか11月の全日本は欠場。その後、やはりというべきか足を痛めているという事が発覚した。箱根に出場できるかどうか、するならどの区間になるかということが箱根当日まで箱根ファンの間で論点になっていた。

 当日のエントリー変更で佐藤が走る事になったのは3区。3区といえば1年生の時走り、区間記録を樹立した区間。いいイメージがあるところだ。チームは佐藤が本来走るべきだった2区で苦戦し、佐藤に襷が渡されたときは18位と低迷していた。佐藤は最初からエンジン全開とまではいかなかったが、徐々にペースアップ。点々と見えていた他校のチームを次々に交わしていく。遥か前方ではライバルの竹澤(早大)が自身の区間記録を大幅に上回るペースで走っていたが、それは関係なかった。とにかく自分のチームを一つでも上の順位に、少しでも良い流れにという想いで、万全でない状態の中、脚を動かしていた。

 そして、中継点まで残り1kmを切った所で、何と3位に浮上。前にいるのは2区で遥か前をいっていた山梨学院と竹澤が走っている早大だけというところまであげた。最後のスパートはさすがにいっぱいいっぱいだったが、計13人抜きで5位に浮上。記録の面では竹沢に記録を更新された上、1年生の時の自分に6秒及ばなかったため、史上初の4年連続区間新はならなかった。ただ、エースのプライドと意地だけは最後の箱根でしっかりと魅せてくれた。取り戻した輝きを消さぬよう、実業団でも頑張ってほしい。



 もう一つ奇跡の復活?と題した河野。ギリギリ流れを切らない区間10位で4区を走った平山から襷を受けた河野は張り切って飛び出していった。ところが、本格的な登りに入った5km時点でもう既に力を使い切ったのだろうか。そこから転がり落ちるように失速した。芦ノ湯の映像では下位を走っていた順大の小野に抜かれながら、歩いて給水を受けるシーンが目に入った。これは史上初となる2年連続の途中棄権だなと思っていたが、その後奇跡の復活を遂げる。ラスト2.3kmをなんと5番目にいいタイムで走破。途中棄権どころか、復路の時差スタートまで免れてしまったのだ。…水飲むだけでフラフラのランナーがそんな短時間に劇的に回復するものなのか??それか平地で走れているので単に適正とかの問題なのか…。

 いずれにせよ、佐藤の激走をぶち壊しにした走りに大喝だろう。どうも、故障しがちでムラが多いランナーである。昨年はどうにか走ったが、今回はねえ。体調不良とかじゃなさそうだがどうしたんだ?気持ちの問題もあるのだろうか。でも、佐藤の流れをぶっ壊すところは昨年とまるで同じである。全然成長できなかったということである。まあ、河野がちゃんと走ったところでシード権は獲得できていないかもしれないが、それでも復路終盤まではシード権争いには加われていたのは間違いないと思う。とりあえず、襷を繋いでくれただけでも感謝しなければならないのかもしれない。





結局最後まで…吉田、芳村、藤原
 ネット等でよく話題にされていた吉田、芳村、藤原の3人。というのも、3年時の全日本と箱根駅伝で彼らは完全なストッパーの役割を担ってしまっていたからだ。トラックではそこそこ活躍するのだが、駅伝に弱いイメージが付きまとっていた。4年生になってからは出雲、全日本で昨年よりは良い成績だったが、11月末のトラックで撃沈。僕も彼らの最後の箱根がどうなるか非常に気になっていた。その結果は…区間16位、区間17位、区間21位…………。

 吉田が任されたのはエース区間の2区。佐藤の代走とはいえ、箱根予選、出雲と結果を残してきて満を持して臨んでいた。が、1区が出遅れたこともあったのかペースが上がらず。69分台が設定タイムだったが、それより約1分遅いタイムで中継。順位をあげられなかった。芳村は6区で登場。総合順位は2つあげ、タイムも61分前半。この3人の中では一番良かったのかもしれないが、区間17位じゃ昨年とあまり代わっていないしリベンジとは言えない。そして、出雲男の藤原はアンカーを担当。この時点でシード権は絶望的となっていたのだが、最後に景気よく終わらせたかった。ところが脚を元々痛めていたらしい藤原は大失速。この区間最速の持ちタイムを持っていたのに区間21位。順位も下げた。足を引っ張り続けた4年生トリオは結局最後まで変わらなかった。

 まあ、この代の5000mの平均タイムは入学時でも4年生時でもトップを意地しているので、彼らなりには頑張ってきたのだろう。実際、活躍している時もあった。でも、絶対結果を残さなければならない試合でこれだけ外すというのは…。特に藤原は最後の最後になって脚を痛めるというのは頂けない。4年生として意地でも出場したのだろうが、これだったら1年生トリオで唯一外れた田中に走らせて経験を積ませてあげたかったと思ってしまう。それに引き換え8区を務めた木下は本当によく頑張ってくれた。2年前8区を走った後、中々結果を残せなかったが、最後の最後で合わせてきたのは見習うところがあるだろう。卒業後は実業団の強豪中国電力に進むようだが、果たして変われるのだろうか。そっと注目し続けたい。



ルーキートリオは厳しい船出
 東海大にとって一番明るいニュースとなったのは箱根予選会の時、栗原、刀祢、田中の1年生トリオ、所謂"クリトネアスカ"が揃って結果を残したときだっただろう。伊達の卒業、佐藤のアクシデントと暗いニュースが多かった中、朗報だった。彼らはその勢いで初の箱根に挑んだが、厳しい成績となった。

 トリオの中で一番5000のタイムがよい栗原は1区を務めた。持ち為のスピードを活かしたかったが、スローペースに嵌ってしまったか、区間18位と出遅れる原因を作ってしまった。刀祢は1年生としては珍しい9区にエントリー。スタミナを要する区間なので練習期間が短い1年生が来ることはあまりないのだが、期待を込めての抜擢だった。しかし、終盤競っていた専大に引き離されると失速。区間18位と悔しい結果に。もう一人の田中は出場すら叶わなかった。

 上級生がもう少ししっかりしてくれていれば、もう少し楽な区間で走らせることができたかもしれない。ただ、厳しい区間を走った栗原と刀祢、出場できなかった田中とそれぞれいい経験できただろう。エースが抜け一気に厳しくなる東海大を再生してくれることを期待したい。


大崎コーチの時代が一番良かった
 なんだかんだいって大崎コーチがいた時代が一番良かったような。箱根駅伝優勝というのは叶わなかったが、シード権はずっと取り続けていた。確かに前回、途中で脚を負傷した選手を15km近く走らせたのは不味い判断だったとはいえ、実績を残してきたコーチを外さなくてもいいと思うのだが。

 新居監督は東海大が箱根に出場し始めたときに2区を黙々と担当した選手。東海大一筋の方なのでずっと続けるのは分からなくもないが、結果を今まで出したことないんだよなあ…。そろそろ新しくした方が空気を換えられると思う。将来的には他の人も言っている諏訪さんあたりがと思っているが、まずは大崎コーチを呼び戻して再生させてほしい。頼みます。



来期の展望
 では来期の展望といきたい。
○卒業生出走メンバー
吉田憲正2区16位、佐藤悠基3区2位、芳村隆一6区17位、木下聡士8区4位、藤原昌隆10区21位

○在校生出走メンバー
栗原俊1区18位、平山竜成4区10位、河野晴友5区23位、金子太郎7区11位、刀祢健太郎9区18位

○在校生補欠メンバー
田中飛鳥、赤染健、斉藤弘明、永田慎介、与那覇恭兵

 ルーキートリオに平山、河野、金子の2年生トリオがまずは中心か。これに永田が復活してくれればいいんだけどなあ。ただ、トラックの持ちタイムからいってもエース不在で層も薄い。道は非常に険しいが活路を見出せるか?


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


とりあえず、最後まで行きました。
叫びたいことが一つ

早くやっとけば良かった~!!


ちょっとやる気出せばすぐできたじゃないか…。
2月まで終わらせておけば、3月にじっくり冬のロードシーズンについて考察できたのに…。
まあ、夏休みの宿題と同じで溜めるのはいけませんな。
冬のロードシーズンの全チームは多分きついです。
とりあえず、関カレ前週に全チーム特集しようかなあ…と考えています。
これから数日は冬のロードシーズンのまとめを出来る限りやっていこうと思います。

それでは~~

☆冬のロードシーズン、総評~中央大学~☆

続いては箱根最多出場校、中央大学です

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生(奥むさし駅伝以外)及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です


1/25 奥むさし駅伝

1区(9.886km)
棟方雄己★(1年/URATA)29分24秒区間4位
★大石港与★(2年/中大B)29分50秒区間6位
2区(5.433km)
★斉藤勇人★(2年/中大B)16分28秒区間2位
★森誠則★(4年/URATA)16分35秒区間3位
3区(4.217km)
★平川信彦★(4年/URATA)12分39秒区間賞
井口恵太(1年/中大B)13分08秒区間6位
4区(4.679km)
★山下隆盛★(2年/中大B)13分24秒区間2位
遠山翔太(4年/URATA)14分16秒区間18位
5区(5.294km)
橋本雅史★(4年/URATA)15分22秒区間3位
中村純也(2年/中大B)15分48秒区間12位
6区(9.283km)
山脇和真★(4年/URATA)28分00秒区間2位
森山昇人★(3年/中大B)28分31秒区間7位

総合1位HARUO・URATA1時間56分16秒
総合2位中央大学B1時間57秒09秒

これが実質、4年生とのお別れレースだったようですね。3年生の2人が出場していないのが気になりますが、お疲れ様というところでしょうか。4年生が多くいたチーム(何で棟方だけこっちだったんだろう^^)が貫禄の優勝。在校生では斉藤や山下が健闘しましたかね。



2/1 神奈川ハーフ

4位★斉藤勇人★(2年)1時間5分03秒
6位★大石港与★(2年)1時間5分05秒
14位★小柳俊介★(1年)1時間6分33秒
41位井口恵太(1年)1時間8分42秒
42位市塚遊★(1年)1時間8分46秒
45位中村純也(2年)1時間8分59秒
60位石井文祟(3年)1時間9分51秒
69位金田央(1年)1時間10分59秒
104位仁部宏紀(1年)1時間15分16秒
113位山田雄司(2年)1時間16分59秒
122位中居冬臣(2年)1時間19分14秒
123位棟方雄己★(1年)1時間19分14秒

 えっと…棟方さん??中居のおもりみたいな感じに見えるのですが?? 上位は斉藤、大石、小柳と箱根出場者が占めるというまあ順当な結果に。その後ろは2分離れてあまり収穫はないレースだった。



2/1 南九州駅伝

5区(9.06km)森山昇人★27分41秒区間3位

 森山は他にも地域の駅伝に出場しています。とにかく経験を積みたいというところなのでしょうか。


2/1 兵庫都市区対抗駅伝

1区(10km)辻幸佑★(3年)30分05秒2部2位
4区(8.195km)橋形卓磨(1年)26分46秒2部7位

 (多分)惜しくも箱根落選してしまった辻が頑張っています。タイムはもう少しってとこか。


2/13~2/15 長崎一周駅伝

4区(14km)★小柳俊介★(1年)43分33秒区間5位
10区(12.3km)橋本健(2年)42分14秒区間8位
12区(14.6km)橋本健(2年)50分07秒区間10位
25区(19.2km)★小柳俊介★(1年)59分22秒区間3位

 小柳が調子をあげてきているようですね。まずまずなのではないでしょうか。


2/22 八王子駅伝

1区(4.7km)
★斉藤勇人★(2年)13分58秒区間賞
金田央(1年)14分46秒区間10位
2区(6.2km)
山田雄司(2年)18分53秒区間7位
橋形卓磨(1年)20分05秒区間23位
3区(5.4km)
森山昇人★(2年)16分19秒区間3位
市塚遊★(1年)16分37秒区間9位
4区(4.4km)
★大石港与★(2年)12分29秒区間賞
仁部宏紀(1年)13分10秒区間11位

総合1位中央大学A(2年)1時間1分39秒
総合12位中央大学B(1年)1時間4分47秒

 2年生と1年生ではやっぱり実力が違ったというところでしょうかね。斉藤と大石が区間賞ということでここも勢力分布図は変わらず


3/8 日本学生ハーフ

11位★大石港与★(2年)1時間3分04秒
12位★斉藤勇人★(2年)1時間3分10秒
16位★梁瀬峰史★(3年)1時間3分15秒
20位辻幸佑★(3年)1時間3分22秒
65位市塚遊★(1年)1時間4分54秒
78位森山昇人★(2年)1時間5分05秒
161位山田雄司(2年)1時間6分26秒
223位中村純也(2年)1時間7分23秒
445位中居冬臣(2年)1時間15分05秒

 大石、斉藤、辻の3人はGJ!というところでしょうね。63分前半は立派。順当にいけば来年の箱根までは62分台で走れるはずだ。また梁瀬がとりあえず復帰でほっとした感じ。これから引っ張ってもらいたい。その他は市塚と森山が後もう少し伸びてくれれば面白いか。


3/8 京都ハーフ

23位★小柳俊介★(1年)1時間4分36秒

 小柳もとりあえず繋ぎではまずまず走れそうな感じまであがってきましたね。


総括

 山本が全く試合に出場しなかったのが気になるが、他はまずまず順当にきていた。正直日本学生ハーフの結果には素直に驚いている。10番手あたりはまだ心もとないが、山本、梁瀬、大石、斉藤、辻、小柳の6名はしっかりした活躍が期待できる結果。シード権が危機的状況の中、記録を伸ばしてくるところはさすが中大というところだろう。後は棟方、市塚、森山あたりがあがってきてくれればまた戦えるようになってくるのではないか。

箱根駅伝総評~山梨学院大学

チャンスだっただけに悔やまれる失速

往路5位復路11位
総合6位山梨学院大学
(予想:往路4位復路7位総合3位・区間予想4区間的中→2区5区7区9区)

 順位は5区と8区のブレーキの分、ちょっと外してしまったかなぁ。読みはまずまずだったのだが。区間については1区松村を敢えて外した予想を下のでこんなものか。後は小山とか大谷とか微妙な故障者が影響してしまったか。まあそこそこ満足だ。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シード権との差)
1区松村康平(4年)1時間4分54秒区間4位(4)6秒差
2区M・モグス(4年)1時間6分04秒★区間新★(4→1)-2分40秒
3区宮城真人(4年)1時間4分50秒区間10位(1→1)-16秒差
4区後藤敬(3年)56分08秒区間4位(1→2)48秒差
5区高瀬無量(2年)1時間25分41秒区間22位(2→5)4分13秒差(-2分15秒差)

6区渡辺清紘(4年)1時間00分26秒区間10位(5→5)4分09秒差(-1分57秒差)
7区岩田真澄(3年)1時間5分33秒区間4位(5→5)4分35秒差(-2分10秒差)
8区岸本匡(3年)1時間11分04秒区間22位(5→12)8分45秒差(43秒差)
9区中川剛(3年)1時間11分07秒区間賞(12→9)8分36秒差(-1分39秒差)
10区赤峰直樹(2年)1時間12分09秒区間8位(9→6)8分42秒差(-1分11秒差)

○総合6位11時間17分56秒

【優秀選手】M・モグス…貫禄の区間新
【敢闘賞】後藤敬…昨年のリベンジ
【殊勝賞】中川剛…山学日本人6年ぶりの区間賞&シード争いから脱却
【職人男】松村康平…1区で外し無し
【喝】高瀬無量、岸本匡…この大ブレーキで優勝のチャンス逃す

兄を亡くした辛さ跳ね除け、2年連続区間新
 モグスという大砲がおり、日本人選手も駒が揃い、いつになく戦力が充実していた今回の山梨学院大学。駒大早大の2強崩しの一番手にあげられる程の高評価だった。1区松村はもはや1区の職人男。今回は前半から前に出たりしたりしたのにも関わらず、やっぱり終盤まで先頭集団に付いていって、区間4位でトップと6秒差とほぼ完璧な形でモグスに襷を渡した。これだけ何度も1区を走って全く失敗がないという選手は珍しいだろう。その労をねぎらう意味で『職人男』という特別な賞を個人的に送りたいと思う。

 さて、その松村から2区で襷を受けたモグスだが、不安があった。今秋はいつもよりちょっと調子が上がっていなかった。全カレでは今まで負けたことがなかったダニエルに不覚を取り、全日本では最長区間を回避したくらい。更に12月初旬に兄を亡くすという不幸に見舞われた。身体的にも精神的にもダメージを受けた状態で最後の箱根を迎える事となった。

 そのモグスは最初の1kmを抑えて入るとそこからグングン加速。2km過ぎにはトップに立つと完全な独走態勢を築く。辛かっただろうが、自身最後の駅伝(実業団でマラソン中心の練習をするため)でまだ味わったことの無い駅伝での優勝のため、懸命に走った。山学はモグスが後ろを引き離すだけ引き離し、後は粘るだけ粘るというのが必勝のパターン。ラスト1kmで上田監督が「モグス頼む!!」と叫んでいたのもそのためだろう。モグスは最後までペースは落ちず、昨年の自分の記録を更に更新する1時間6分04秒というとてつもないタイムで駆け抜け、2位の日大には2分40秒、およそ1kmもの大差をつけた。

 走って当たり前と思われがちな留学生だが、モグスの精神力は日本人を超えているのではないか。今後、持ち前のスピードと日本で培った精神力でマラソンに挑戦する。才能が更に開花することを箱根ファンとして願いたいところである。



箱根の洗礼その①
 3区に入ったのは小山ではなく宮城。どうやら小山が自転車事故でいけなくなったらしい(喝ものだが、出場していない選手は入れないという方針なのでパス)。宮城は2年前3区経験者だがその時はモグス失速の動揺もあってかブレーキとなった。しかし、今回は4年生らしく安定した走りで首位をキープ。ただ、竹澤(早大)には大きく差を詰められ、16秒差にまで迫られたのは致し方ないだろう。4区後藤は追いついてきた三田(早大)に懸命についていったが、中間点を過ぎたあたりで徐々に引き離される。ただ、ここからの粘りは良かった。後藤は前回も4区を走ったが区間19位と力不足だった。しかし、今回は遅れてからもペースを落とさず成長した姿をみせた。最終的に昨年より1分30秒近くいい区間4位で走破。早大のとの差も1分以内に留め、往路優勝の可能性を残して山登りに入った。

 しかし、ここで山学は箱根の怖さを味わうこととなる。5区を務めた高瀬は昨年の経験者。当時1年生ながら区間6位と健闘。今年は日本人エース格としての活躍が期待されていた。秋になってから調子があがっていないことに一抹の不安はあったが、高瀬本人も気合は入っていた。じりじりと前の早大を追い上げていき、中間点手前では追いついてしまった。このまま山学が行くのかと思った所でCMが入った。CMが開けたら高瀬がまず先頭にいるのではないかと思った駅伝ファンが多かったはずだ。

 ところが信じられない光景がCM明けにはあった。先頭は再び早大が奪い返していて、高瀬は苦しげな表情でずるずると後退していっていたのだ。後に判明した原因はやはり体調が上がっていなかったとのこと。そして早大に速く追い上げようと、一番勾配がきつい所でペースを上げすぎてしまい、スタミナが一気に奪われたとのことだった。そこからの高瀬は歩を前に進めるのがやっとの状態。次々と交わされていき、結局往路5位。トップよりシードラインを気にしなければならない位置となってしまった。

 結局、高瀬が自分の体調に合わせた走りが出来なかった所に最大の要因があった。これで往路優勝はおろか総合優勝も実質潰えたのでやっぱり喝というところだろう。ただ、高瀬にはいい経験にはなったはずだ。3年4年も5区の可能性が高いので、今後はどのように走れば一番速いタイムで駆け上がることができるか、考えながらレースをすることができる。一つ高いレベルにあげるために箱根が浴びせた洗礼だろう。高瀬が次の箱根でとのような走りを見せるか注目だろう。




箱根の洗礼その②
 優勝は厳しくなったが、それでも総合3位はまだ狙える状況であった。6区渡辺は最初の最後の箱根で何とかまとめあげ、5位をキープ。7区岩田も初の駅伝で大健闘の区間4位。いい感じで襷が繋がっていた。しかし、またここで落とし穴が待っていた。

 8区の岸本は叩き上げ組の選手。努力で掴んだレギュラーの座だったが、箱根は岸本にも洗礼を浴びせた。今まで見たこともない声援や感じたことの無い雰囲気に圧倒されてしまい、完全に自分を見失ってしまった。調子が悪かったわけでも実力が無かったわけでもないのに81分かかってしまった。これは区間21位の選手にも2分差あるという大ブレーキだった。これにより、5位争い、あわよくば3位も目論んでいた山梨学院は一気に下降。何と総合12位まで転落してしまったのだ。

 経験がないというのは時にはプラスになることもある(5区は辛さを知らない方が走れることもあるそうな)のだが、やっぱり大舞台となると影響の出る選手は露呈してしまうようだ。上田監督も自信を持って送り出した選手なので、練習では強かったのだろう。ただ、大舞台で結果を残すためには精神力が足りていなかったのだろう。ただ、経験できただけでも強みだろう。後述する中川も前回は全くもって力を発揮できなかった。来年はぜひともリベンジを果たしてほしい。



日本人エース誕生
 とチームはそんなことを語っている場合じゃない。7区までは考えていなかったシード権争いの渦中にいきなり身を投じることとなった。後2区間で果たして巻き返せるか問題だった。前回の山梨学院はモグスの貯金をじわりじわり削っていくレースだった。前回であったらおそらく対応できなかったと思われる。しかし、今回は違った。9区には昨年の経験を基に逞しく成長した中川が担当した。

 中川はスタート後すぐに国士館を交わして11位に浮上すると、強い向かい風の中、一人で追いかけ始める。権太坂で帝京大を交わし早々とシード権内へ。その勢いは止まらず、終盤は7位争いを展開するほどだった。動揺してもおかしくない状態でたった一人で向かい風の中、ひたすら追い上げたのはかなり凄い。しかも山梨学院の日本人として79回大会岩永以来、6年ぶりとなる箱根での区間賞だった。しかも復路のエース区間9区でというのは大きい。久しぶりに日本人エースと呼ばれて相応しいランナーが誕生した瞬間だった。コスマスがいるので難しいかもしれないが、76回大会以来の日本人2区を走ってもらいたい、そんな気持ちも出てくる程であった。

 これに勢いを得た山梨学院はこれまた代役出走となった赤峰が最終区で力走。総合順位を6位にあげフィニッシュした。順位は前回と同じだが、今回は一旦切れてしまった流れを再び戻すことができたのは収穫だろう。ただ、悔しいのは5区8区で約8分無駄にしていることだ。これだけでトップについていた差のほとんどが埋まる。更に3区に小山を配置できていれば…。たらればを考えてはいけないのだろうが、どうしても考えてしまうのを許してほしい。該当者の高瀬と岸本、小山には来年必ずリベンジを果たしてほしいところだ。





来期の展望
 来年こそ優勝を誓う山梨楽員の来期の展望だ。
○卒業生出走メンバー
松村康平1区4位、M・モグス2区1位、宮城真人3区10位、渡辺清紘6区10位

○在校生出走メンバー
後藤敬4区4位、高瀬無量5区22位、岩田真澄7区4位、岸本匡8区22位、中川剛9区1位、赤峰直樹10区8位

○在校生補欠メンバー
O・コスマス、小山大介、大谷康太、田口恭輔

 とりあえず、まず目がいくのは1区の穴を誰が埋めるかということだろう。ずっと松村が務めてきた1区。実力的には小山あたりだろうか。モグスの穴はコスマスや大谷(そういやどうしたんだ?)が2人がかりで埋めてくれればいいかなと考えている。駒的にはこれで9人で結構揃っているか。後は、今回の渡辺のように4年生が誰か出てきてくれればいいなと思う。近年即戦力が入学してこない山梨学院であるが、4年間掛けて選手を育てることは上手くなっている。今回のメンバーと新戦力が融合すれば、きっと目標に手が届くはずである。


箱根駅伝総評~城西大学

 何か根本的な解決策はないのか

往路23位復路--位
途中棄権・城西大学
(予想:往路13位復路6位総合11位・区間予想0区間的中(笑))

 順位なんか誰も予想していなかっただろうから、これは無視。区間予想を当てられたらいいなと思っていたが…無念(笑)

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(見た目との差)
1区田中佳祐(2年)1時間5分12秒区間10位(10)24秒差
2区佐藤直樹(3年)1時間12分19秒区間23位(10→22)6分33秒差
3区高橋優太(3年)1時間6分20秒区間18位(22→22)8分03秒差
4区加藤翔太(4年)58分09秒区間21位(22→22)10分52秒差
5区高宮祐樹(3年)1時間25分25秒区間21位(22→23)14分01秒差

6区三田翔平(2年)59分45秒区間5位(23→22)13分16秒差(9分15秒差)
7区篠原辰己(4年)1時間6分12秒区間9位(22→22)14分22秒差(10分21秒差)
8区石田亮(2年)途中棄権区間--位(22→(23))--分--秒差(20分00秒差)
9区伊藤一行(4年)1時間10分39秒区間賞相当((23)→(23))--分--秒差(19分23秒差)
10区田村優典(1年)1時間12分49秒区間10位相当((23)→(23))--分--秒差(20分09秒差)

○総合--位

【感動賞】伊藤一行…史上最高のキャプテン
【敢闘賞】三田翔平…苦手の6区に光&復路好スタート
【喝】平塚監督…調整下手がどんどんひどくなっていっている


一体どうしてしまったのか!?
 一体どうなってしまったのか…城西大の往路が終わった時点で思った素直な感想である。メンバー的には城西大史上最強と思われた選手らが次から次へと失速。順位変動が初出場時と酷似している。何か退化してしまった、そんな感じだった。

 1区田中は箱根予選でチームトップ、全体でも2位という非常に好成績を残した選手。ここは区間10位という無難な滑り出しだったが、不満の残る成績。しかし、これが往路での城西大の最高の成績になろうとは。2区は高橋かと思われたが前回の箱根で1区区間賞を獲得した佐藤を起用。その佐藤が中盤急激にペースダウン。10月の箱根予選の時は故障していたとはいえ、その後の記録会で調子は上向いてきていると見ていたが、区間最下位でブービーに。元々2区が苦手とはいえ、ブービー通過は初出場の時以来。ここで城西大の異変に薄々感づき始めた人も多いだろう。

 続く、城西大のスピードキング高橋も全くペースが上がらず、順位をあげることはできない。高橋は1年生の全日本でいきなり区間賞と鮮烈でビューを飾ったのだが、駅伝でいい成績を残したのは1年生の時だけ。徐々にひどくなってしまっている。20kmに向かないタイプなのかもしれないが、それでも3区はスピードランナーには走りやすい区間。ここで走れなければ起用できる区間はないのだが…。4区箱根3回目の加藤も悪い流れにどっぷりはまる。そして5区高宮でついに最下位に転落し、まさかの復路時差スタートに。

 全く信じられないほどの転落振りだったが、後に佐藤と高橋は直前に脚に違和感が出ていたそうだ。エース区間に使ったのは他に代わりがいなかったのはあるのかもしれないが、それ以上に主力に複数、不安がある選手が出てしまうのはかなり問題だろう。どうも城西大は調整が下手なイメージがついていたが、それが露呈した感じだ。にしてもこれはちょっとひどいだろう。選手にも負け癖がついてしまう。後に櫛部さんが「速いけど弱い」といっているが、今の城西大の状況は正にそんな感じなのだろう。




駅伝が出来かけていた矢先の事件
 上位争いはおろかシード権もほとんど絶望的な状況となったが、最後まで投げ出してはいけないのが駅伝。復路は序盤は視界良好だった。山下りに起用された三田が59分台の健闘。初めて駅伝に参加したような感じだった。

 7区篠原も区間一桁で繋ぎ、総合順位は1つあげただけだが、見た目順位14番目まで浮上。非常にいい流れで、8区の石田に襷が渡った。石田はその流れを引き継ぎ、快調に走っていたが、途中で実力者高林(駒大)に追いつかれた。ここでの判断が運命を分けることになった。石田は高林に喰らいついたのだ。持ちタイムの差を考えれば、付いて行く事は無謀であったのだが、ここまでの流れを無駄にしたくないことや僅かなシード権の可能性にかけたのかもしれない。個人的にもその気持ちは理解できるし、自分もついていっている姿を見て、積極的に走ってるなあ、高林に何キロもつくなんてすげえなあ、と呑気な態度で観戦していた。この判断が仇となってしまうとは…。

 石田は15km過ぎくらいに高林が遅れると、もう力が残っていなかったのだろう、急激に失速。動かなくなった体にこの区間の難所遊行寺の坂が更にダメージを与える。13.2kmでは区間5位だったが、18.4kmでは区間20位へ。この地点でもう転倒などがあったらしい。そして19.8km地点、3度目の転倒をした際、平塚監督がレースを止めた。どうやら一時的な低血糖状態に陥ってしまったらしい。初のシード権に向け、史上最強の布陣で臨んだ城西大の6回目の箱根路は最悪の形で終えることとなった。




伊藤キャプテンのメッセージ
 途中棄権したので、これでチームの記録は無くなった。それでもレースは進む。繰り上げスタートと同時に白襷で走りだすのだ。ただし、参考記録扱いで個人記録は認められない。優勝もシード権も何もないただの個人レースと化してしまうのだ。これで精神的動揺を受けるのは間違いなく棄権した次の区間のランナーだ。途中棄権したという事実を受け入れるにはあまりにも走り出すまでの時間が短いのだ。

 その9区を担当したのは伊藤キャプテン。前回、前々回2区で苦渋を舐めていた。その憂さを晴らすべく臨んだ今大会、役割はおそらくシード権を決定付ける走りをすることだっただろう。しかし、それどころかチームは自分の手前で途中棄権。精神的な動揺は大きくあったはず。事実「記録が残らないのか、諦めの気持ち」というのはあったそうだ。しかし「自分は4年生であり主将。来年もある後輩のために、走りでしか伝えられないものを見せようと思った」と気持ちを切り替えていた。

 走りはそのまま現れ、全く孤独な中、激走。20分の繰り上げスタートで走り出したにも関わらず、次の中継所へ時間内に飛び込んだのだ。タイムは1時間10分39秒で区間トップだった中川(山学)を28秒も上回るタイム、参考記録なので、いわば『幻の区間賞』ということになった。記録にこそ残らないが、城西大の後輩には無形のメッセージとして心に残ったのではないか。10区の田村も懸命に走り、大手町のゴールに返ってきた。途中棄権になる前からチームはボロボロだったので、いいキャプテンではなかったかもしれない。でも、駅伝において一番苦しい場面でのあの快走は非常に心打たれるものだった。『速いけど弱いチーム』と評される中、伊藤唯一人『強い選手』だった。これがメッセージではないだろうか。この弱いチームを変えるきっかけになれば彼は史上最高のキャプテンと伝説になるだろう。

 そのメッセージを受け取ったか、石田がもう一度8区を走りたいと言っているそうだ。自分が棄権した区間は次は恐怖心で中々走りたくないものなのだが、心意気はいいんじゃないか。実際、小野(順大)は今年成功していたし、チャレンジしてみるのはいいだろう。今回は積極的な失敗だし、評価が低くなるものではない。無謀になってはいけないが、怖がらずそのまま突き進んでほしい。石田ら城西大の選手、頑張れ!!



来期の展望
○卒業生出走メンバー
加藤翔太4区21位、篠原辰己7区9位、伊藤一行9区1位相当

○在校生出走メンバー
田中佳祐1区10位、佐藤直樹2区23位、高橋優太3区18位、高宮祐樹5区21位、三田翔平6区5位、石田亮8区棄権、田村優典10区10位

○在校生補欠メンバー
永岩義人、橋本隆光、甲岡昌吾

 メンバーの名前だけを見ると本戦はともかく箱根予選は全然余裕のように見えるのだが。ただ、城西大も安定して力を発揮する"強さ"というのはまだまだというところ。メンバー云々というより、今回のをショック療法にして成長してほしいと願うばかりである。


箱根駅伝総評~帝京大学

 上位で戦えたことは収穫か

往路10位復路20位
総合20位帝京大学
(予想:往路16位復路12位総合18位・区間予想0区間的中(笑))

 2校目の区間予想的中0~♪\(^o^)/ まあ、今回は故障者が多すぎたし、3区赤木6区板垣なんて読めませんwww 予想順位は割りと

近かったので許してください(笑)

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シード権との差)
1区西村知修(2年)1時間5分05秒区間7位(7)17秒差
2区梅津毅(4年)1時間10分07秒区間9位(7→11)4分14秒差
3区赤木翼(4年)1時間4分50秒区間10位(11→12)4分14秒差
4区馬場圭太(4年)55分12秒区間2位(12→5)4分06秒差
5区酒井将規(4年)1時間24分03秒区間20位(5→10)5分53秒差(-35秒差)

6区板垣辰矢(3年)59分23秒区間2位(10→8)4分46秒差(-1分20秒差)
7区河野健一(3年)1時間6分17秒区間10位(8→8)5分56秒差(-49秒差)
8区佐藤健(3年)1時間8分59秒区間20位(8→9)8分01秒差(-40秒差)
9区前川剛己(4年)1時間15分57秒区間22位(9→14)12分42秒差(2分27秒差)
10区渡邊克則(1年)1時間18分28秒区間22位(14→20)19分07秒差(9分48秒差)

○総合20位 11時間28分21秒 復路22位

【優秀選手】馬場圭太…二重の苦しみを味わった男が最後に爆発
【敢闘賞】梅津毅…昨年&全日本の不振を払拭
【殊勝賞】板垣辰矢…山の穴をナイスカバー
【努力賞】酒井将規…今大会出場の4年生で高校時代の成績が最も悪い
【喝】中野監督…故障者を出しすぎ

最後の最後で激走
 往路で活躍が目立ったといえば、やはり梅津と馬場の2人となるか。1区西村は前半前に出たり仕掛けたりと無駄な動きが多かったように

思うが、何とか粘って区間7位で中継。元気の良さはみせたのでいいとしようか。その次の梅津はちょっとびっくりした。前回、代役2区を

務めたが区間下位。今季は全日本の1区でスターと早々遅れだすという状態。上尾ハーフで少し戻してきてはいたが、1万のベスト29分台のままで、まあ前回の記録を上回ればと思っていたら、何と区間一桁の激走。昨年の経験と全日本での悔しさ(坊主にしてましたね)を走りで体現してくれたようだ。ここで自分の予想順位から遥かに上に言っていた。

 3区では昨年山下りを担当した赤木が一つ順位を落としたが、4区でファイアーレッドの最大の見せ場が訪れた。4区に配置されたのは馬場キャプテン。一昨年、選抜で9区を走ったが区間最下位。しかも繰り上げの憂き目に遭い悔し涙を流した。そしてチームのエースとして望んだ前回大会は当日エントリー変更で走ることができず再び悔しい思いをした。そんな2度の悔しさを味わっている馬場が最後の箱根で爆発した。序盤から点々と前に見えていたランナーを次々に交わしていき、終わってみれば7人抜きで5位に進出。三田(早大)の蔭に隠れてしまったが4区の従来の記録を更新する走りだった。

 全日本の失速でノーマークだった帝京大が4区終了時で上位争いをしているとは予想できなかった。シード権を取るとしたら昨年のような展開だと思っていた。下手すれば3位以内もありえるのではないかとこの時点では思われた。


叩き上げ組の鏡
 4区までの勢いをそのまま5区に繋ぎたいところあったが問題があった。5区は前回吉野が区間一桁で走ったが、故障で一時エントリーの段階で外れた。更に補欠5区だった土久岡まで故障に見舞われ、誰かを急造しなければならない状態だった。その5区を任されたのが4年生の酒井。酒井は高校時代のベスト記録が15分55秒。今大会出場者の4年生で最も高校時代のベスト記録が低い選手だ。しかし、昨年の箱根の3区で大学駅伝デビューを果たすと、その勢いはとまらず今やチームの主力格。全日本では低迷するチームの中、区間2位と好走した選手だ。

 その酒井が初の山登りに挑んだが、そんなに甘くなかった。序盤こそ他校のランナーに喰らいついたが、登りに入るとペースが上がらなくなり、徐々に順位が落ちていった。最後は非常に苦しい走りとなったが、総合10位。シード権内に踏み留めた。彼に箱根駅伝は微笑まなかったが、スポ推薦でなく一般入試で入学するランナーに大きな勇気とパワーを与える走りだった。

 翌日の復路の出だしは前回区間一桁で走った赤木が有力と見られていたが、その赤木は3区に回り大学駅伝初出場の板垣が担った。一応、全チームの選手の把握にはそこそこ自信はあるのだが、申し訳ないが上尾ハーフで走るまで全く知らなかい選手だった。ただ、昨年の経験者を差し置いての出場だったので、中野監督には密かな自信があったのだろう。その板垣が6区経験者の佐藤(大東大)、中村(明大)と全く引けを取らない走り。一時は区間トップに立つ区間2位の力走で総合8位に浮上。5区の穴をカバーする素晴らしい走りであった。この時点で帝京のシード権はかなり高いものになったと思った。


故障者のしわ寄せが最後に
 ただここからが勿体無かった。7区河野が区間10位で順位をキープ。8区佐藤が区間20位ながら順位ダウンを一つに留め、ここまでシード権内だったが、ここからガタガタと崩れた。9区は出雲全日本と主要区間を担当した中村が走る予定だったが、これも欠場。代わりに出場した前川が区間最下位と失速。一気に14位に後退した。そしてアンカーの渡邊も2区間連続となる区間最下位で一気に20位へ。10位ラインとの差はなんと10分近くも空いてしまった。

 この原因は何と言っても故障者が出すぎたこと、そしてそのしわ寄せが終盤の駒切れを生じたようである。昨年の経験者の吉野と久保が早い段階で行けなくなり、直前になって中村、土久岡がいけなくなってしまい、不調の選手や実力不足の選手を起用せざる終えなくなってしまったという感じだろう。昨年以上の成績を残しかけた、いわば上位で争えたのは収穫だろうが、これはあまりにも残念。というかこれだけ故障者を出した中野監督の練習にどうしても疑問符がついてしまうのだが…。しかし、8区までシード権内にいた大学がゴールで20位まで後退してしまうとは…恐ろしい時代になったものである。


来期への展望
 来年は再び巻き返せるかどうか、というところだろう。さて展望だ。
○卒業生出走メンバー
梅津毅2区9位、赤木翼3区10位、馬場圭太4区2位、酒井将規5区20位、前川剛己9区22位

○在校生出走メンバー
西村知修1区7位、板垣辰矢6区2位、河野健一7区10位、佐藤健8区20位、渡邊克則10区22位

○在校生補欠メンバー
中村亮太、大沼睦、土久岡陽祐、杉山功、吉田勇

 西村、中村、板垣、土久岡、そして本来準エースの久保、この当たりが中心になるだろうか。これに出雲で健闘した佐藤辰あたりも戻ってくれれば、少しよくなってくる。ただ、やはりまだまだ層は厚いといえない状態。故障者が出るとたちまち箱根予選で苦しい立場になってしまうだろう。まずは10人揃える事から始めないといけないだろう。酒井のような存在を育ててきた中野監督の腕の見せ所だ。

長距離:この2週間の主な結果~【完成率99%?】~

4/1~4/12の各記録会の主な成績
※完成率99%!?くらいです。
※文字数の関係でコメントはなし


=4/4 金栗記念選抜陸上=
○1500m
9位長谷川裕介(上武3年)3分58秒50

○5000m
7位宇賀地強(駒大4年)13分48秒38
14位高林祐介(駒大4年)13分58秒72
15位コスマス(山学2年)13分59秒76
21位石川卓哉(明大4年)14分04秒29
25位荒井輔(青学4年)14分05秒71
26位西村知修(帝京3年)14分05秒94
35位松本葵(山学4年)14分15秒39
37位濱崎達規(亜大3年)14分16秒01
46位山中宣幸(亜大4年)14分19秒53
52位池淵智紀(亜大3年)14分22秒31
53位佐藤辰準(帝京3年)14分25秒64
54位米澤類(青学3年)14分31秒43
62位谷川智浩(拓大3年)14分36秒44
64位古館昭久(亜大2年)14分40秒37
66位宮川尚人(亜大2年)14分44秒44
67位中村亮太(帝京3年)14分47秒69
69位西山容平(拓大3年)14分58秒91
70位鈴木惇司(青学3年)15分27秒65





4/5 東京六大学対抗

○1500m
1位八木勇樹(早大2年)3分48秒05
2位山崎亮平(法大2年)3分48秒20

○5000m
1位北條尚(明大4年)14分24秒57
2位菊池賢人(明大1年)14分25秒80
3位近藤洋平(法大2年)14分27秒35
4位加藤創大(早大4年)14分40秒06
5位益田賢太朗(法大3年)14年42秒12
6位竹俣直道(東大3年)14分45秒00

○5000mOP
1位鎧坂哲哉(明大2年)14分19秒86
2位近藤俊一(明大3年)14分20秒16
3位上田剛史(法大4年)14分21秒72
4位前田悠貴(早大1年)14分22秒27
5位高野寛基(早大3年)14分29秒33
6位遠藤寿寛(明大4年)14分30秒14
7位平賀翔太(早大1年)14分31秒37
8位渡辺真也(明大1年)14分32秒97
9位松本翔(明大3年)14分36秒64
10位大江啓貴(明大1年)14分37秒40
11位松本昂大(明大4年)14分37秒93
12位稲垣雄太(法大3年)14分38秒00
13位中島賢士(早大3年)14分40秒95
14位尾崎貴宏(早大4年)14分46秒08
15位神澤陽一(早大4年)14分50秒32
16位奥田宗弘(法大4年)14分58秒70
17位高原聖典(早大4年)15分06秒08

○3000mSC
1位福島成博(法大4年)9分03秒39
2位末山貴文(法大2年)9分06秒50
}}}



4/5 日本平桜マラソン23.4km

1位富永光(東洋3年)1時間15分20秒
2位松岡育生(農大)1時間15分22秒
3位千葉裕司(農大)1時間15分30秒
4位東本裕斗(明大)1時間16分23秒
5位山本洋輔()1時間17分49秒
6位大澤元()1時間18分21秒
7位坂本皓太(農大)1時間18分57秒



4/11 国士大記録会

○5000m(4組上位10人のみ)
1位谷川智浩(拓大3年)14分14秒16
2位伊藤正樹(国士2年)14分21秒79
3位武田哲平(国士3年)14分22秒98
4位西山容平(拓大3年)14分23秒04
5位安藤慎治(帝京1年?)14分23秒40
6位松本良介(国士3年)14分23秒71
7位大野悠作(国士2年)14分25秒04
8位神田純也(帝京)14分25秒22
9位板垣辰矢(帝京4年)14分25秒81
10位小玉悠太郎(国士4年)14分25秒96


4/11 日大東海対抗

○1500m
1位ダニエル(日大4年)3分38秒01
2位谷口恭悠(日大4年)3分52秒44
3位花島昂己(日大1年)3分52秒75
4位梅木貴文(東海4年)3分53秒42
5位井上陽介(日大3年)3分53秒58
6位藤本剛士(東海3年)3分54秒11
7位与那覇恭兵(東海4年)3分59秒99
8位木村隼人(東海2年)4分00秒21

○5000m
1位ベンジャミン(日大1年)14分00秒56
2位刀祢健太郎(東海2年)14分26秒95
3位早川翼(東海1年)14分30秒32
4位田中飛鳥(東海2年)14分33秒51
5位金子太郎(東海3年)14分35秒07
OP1位平山竜成(東海3年)14分45秒61

○3000mSC
1位赤染健(東海3年)9分05秒80
2位岡島秀平(東海2年)9分11秒06
3位斉藤弘明(東海4年)9分19秒31
4位高月雄人(日大3年)9分29秒63



4/12 五私立大学対抗

※各種目8位まで
○1500m
1位梅野大地(大東1年)3分59秒51
2位田村優典(城西2年)4分00秒11
3位平迫幸紀(上武1年)4分01秒03
4位遠藤貴洋(城西3年)4分01秒32
5位清野篤(大東4年)4分01秒52
6位土屋天地(東洋1年)4分02秒28
7位土田修司(大東3年)4分02秒79
8位野島俊介(平国2年)4分02秒99

○3000m
1位宇野博之(東洋2年)8分18秒86
2位橋本隆光(城西2年)8分21秒10
3位三田翔平(城西3年)8分21秒75
4位恩田峻之(城西4年)8分24秒21
5位世古浩基(東洋4年)8分24秒95
6位岸村好満(東洋4年)8分25秒65
7位濱克徳(大東4年)8分31秒91
8位福山真魚(上武4年)8分36秒55

○5000m
1位渡邊公志(東洋1年)14分20秒58
2位飯沼健太(平国4年)14分21秒50
3位永岩義人(城西4年)14分24秒17
4位佐藤寛才(東洋2年)14分24秒92
5位岡本賢治(城西4年)14分27秒34
6位高見諒(東洋3年)14分29秒00
7位佐久間樹(平国4年)14分38秒44
8位坂口竜成(上武2年)14分39秒54

○PR3000m
4位柏原竜二(東洋2年)8分10秒44
5位田中佳祐(城西3年)8分17秒69
9位長谷川裕介(上武3年)8分30秒53


4/12 焼津ハーフ

○学生対抗(※上位20人のみ)
1位北條尚(明大4年)1時間5分22秒
2位小柳俊介(中大2年)1時間5分35秒
3位井上翔太(駒大2年)1時間5分38秒
4位近藤俊一(明大3年)1時間5分39秒
5位保坂優介(農大4年)1時間5分39秒
6位遠藤寿寛(明大4年)1時間5分43秒
7位大津翔吾(東洋3年)1時間5分49秒
8位高橋賢人(大東4年)1時間5分58秒
9位野中洋輝(中学4年)1時間6分07秒
10位千葉貴士(東洋3年)1時間6分10秒
11位小林駿介(青学)1時間6分15秒
12位岩本雄樹(駒大4年)1時間6分16秒
13位當山篤志(國學3年)1時間6分21秒
14位溝口大地(國學4年)1時間6分27秒
15位森山昇人(中大3年)1時間6分27秒
16位細谷祐二(農大4年)1時間6分40秒
17位三浦隆稔(中学4年)1時間7分01秒
18位藤山修一(駒大4年)1時間7分15秒
19位磯将弥(中学4年)1時間7分31秒
20位横山龍弥(東洋4年)1時間7分35秒

総合1位明治大学2時間11分01秒
総合2位駒澤大学2時間11分54秒
総合3位東洋大学2時間11分59秒
総合4位中央大学2時間12分03秒
総合5位東京農業大学2時間12分19秒


○学生オープン(上位5人のみ)
1位大谷克(中学3年)1時間6分06秒
2位小畠彰(中学4年)1時間7分50秒
3位辻山秀紀()1時間7分59秒
4位真田雅之(中学3年)1時間8分24秒
5位金田央(中大2年)1時間8分28秒


4/12 中大記録会

○5000m
1位山下隆盛(中大3年)14分32秒33
2位市塚遊(中大2年)14分32秒55
3位大石港与(中大3年)14分41秒55
4位辻幸祐(中大4年)14分52秒23
5位塩谷潤一(中大1年)14分54秒93
6位山田雄司(中大3年)14分59秒90

○1500m
1位山下隆盛(中大3年)3分52秒24
2位大石港与(中大3年)3分53秒16
3位市塚遊(中大2年)3分55秒03
4位服部峰祥(中大1年)3分57秒13
5位山田雄司(中大3年)4分01秒00
6位棟方雄己(中大2年)4分05秒07
7位中居冬臣(中大3年)4分15秒92




日本体育大学、箱根のシード権剥奪へ

駅伝ファンの皆さんは既にご存知かと思われますが、



この度、
日体大の箱根駅伝のシード権が剥奪
される可能性が高くなりました!



事の始まりは3月、跳躍ブロックのとある選手の大麻使用の発覚したことが始まりでした。
これに対し、日体大側はそのブロックの無期限活動停止と一ヶ月の公式試合出場の自粛という事を発表していましたが、
それに対し、日本陸連は半年間の公式試合出場停止、及び長距離部には『箱根駅伝のシード権剥奪』『出雲・全日本への出場停止』という処分を検討しています。

様々な意見が出たため、正式発表はまた次回に持ち越しとなっているようですが、これが決定すれば、長距離部にも多大な影響が出ることとなります。



そういえば、
昨年12月、長距離部員の猥褻行為があった東洋大は箱根への出場が認められました。両者にあまりにも処分の差が大きすぎるような気もしますが、やっぱり事件が発覚した時の大学の対応の差だったのではないでしょうか。


東洋大の場合
事件発覚後すぐ部長及び監督辞任
日体大の場合
隠蔽しようとした、甘い認識とか、


これで罪が重くなってしまったようですね。


まあ、何も関係ない長距離部は巻き込んでほしくなかったんですがね~。
箱根のシード権とか過去の事ですから、それまで奪うとは・・・
まあ、猥褻と大麻&偽札&まずい対応では、「罪に大小なし」というのが真実とはいえ、色々と差が出てしまうんでしょうね。


とりあえず駅伝ファンとしては、
心を折らずに頑張ってほしいと
としかいいようがないです



☆冬のロードシーズンの成績~明治大学☆

 今回は43年ぶりにシード権を獲得し、波に乗っている明治大学です

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です



2/1 神奈川ハーフ

1位★小林優太★(2年)1時間4分56秒
8位★遠藤寿寛★(3年)1時間5分20秒
18位近藤俊一(2年)1時間6分56秒
26位岩崎耕三★(1年)1時間7分29秒
29位東本祐斗(3年)1時間7分40秒
30位谷口詳(2年)1時間7分51秒
32位小釜橙台(2年)1時間8分05秒
58位山崎亮平(1年)1時間9分45秒
80位青木勝成(2年)1時間12分32秒
棄権原祐哉(3年)

 出場した選手は1.5軍という感じですね。天候があまりよくなかったらしくタイムが伸びませんでしたが、その中で箱根駅伝で5区を走った小林が優勝。試合のレベルは高レベルというわけではないが、優勝したというのは自信になるだろう。また、遠藤も8位入賞としっかりと結果を残した。その他は近藤、岩崎が後もう少しといったところか。特に岩崎は1万までは走れる選手、1年かけて20kmに対応できるようになってほしい。



2/1 丸亀ハーフ

32位★安田昌倫★(3年)1時間3分25秒
84位宮崎太郎(3年)1時間6分43秒

 ここは主力の安田がさすがの63分台。ただ、同学年の駒大の新4年生カルテットのメンバーには1分近く引き離されているので不満の残る結果だ。もっと走れるはず。新4年生カルテットとして更なる奮起を期待したい。



2/15 千葉国際クロカン

○12000m
39位★松本昂大★(3年)36分59秒

○J8000m
2位★鎧坂哲哉★(1年)23分23秒

 う~ん、松本に関してはもう少し走ってほしかったところ。適正とかもあるのかもしれないが、日本人トップとは1分半も差がついてしまっているのはあまりいいとはいえないだろう。まあ、おそらく怪我が癒えてそれ程日が経っていない状態なのだろうから、これからあげていってほしい。日本学生ハーフでどこまであがるだろうか。

 鎧坂に関しては当然の結果か。1年生世代トップクラスという貫禄を示した形。更に、ここには明大の新入生が数名戦ったが、それらには30秒近い差をつけて実力の差を見せ付けた感じになった。やっぱりというか楽しみな存在だ。



2/15 浜名湖一周駅伝

1区(11.5km)松本翔★(2年)35分52秒区間賞
2区(8.4km)近藤俊一(2年)27分28秒区間2位
3区(13.0km)★北條尚★(3年)40分27秒区間賞
4区(9.6km)★小林優太★(2年)29分41秒区間賞
5区(10.2km)★安田昌倫★(3年)31分15秒区間賞

○総合1位明治大学2時間44分50秒

 準主力級が出場した子の大会だが、16人のメンバーに入れなかった近藤以外は区間賞を獲得で総合優勝。レベル的にもそういう大会だったのだろう。タイムも全体的に悪く厳しいコースだったようなので、ちょっと参考にするのは難しい。まあ、この厳しいコースに出てきたこれらの選手は練習が順調にこなせていると見たらいいのだろう。



3/7 福岡国際クロカン

○J8000m
68位★鎧坂哲哉★(1年)25分54秒

 …どうしちゃったの!?新入生の子にも1分30秒以上引き離されて撃沈。明大の事だから試合中に脚を痛めたのでないかとか思ってしまうのだが、果たしてどうなのだろうか…。


3/8 玉名ハーフ

13位松本圭祐(3年)1時間5分28秒
30位青木勝成(2年)1時間7分43秒
33位谷口詳(2年)1時間7分49秒

 3人目の『松本』姓の松本圭祐がまずまずの結果。レギュラーまではもう少しといったところだろうか。64分台に突入してくれば大変面白い。3人同じ姓といえば、71回大会早大が3区4区5区と3区間連続で小林姓で走ったことがあるが、もし来年の箱根で松本昂大、松本翔、松本圭祐が走れば、それ以来3人同じ姓が同チームで走ることとなる。他の松本もこの松本を力を付けて達成してほしい。勿論実力をつけて。



3/8 日本学生ハーフ

38位★小林優太★(2年)1時間4分12秒
62位★遠藤寿寛★(3年)1時間4分46秒
93位岩崎耕三★(1年)1時間5分21秒
130位星新一1時間5分57秒
195位山崎亮平(1年)1時間6分51秒
210位細川雅史(1年)1時間7分11秒
226位伴尚宏(2年)1時間7分25秒
255位★松本昂大★(3年)1時間8分10秒
268位久國公也★(3年)1時間8分21秒
271位宮崎太郎(3年)1時間8分27秒
321位東本祐斗(3年)1時間9分36秒
322位★安田昌倫★(3年)1時間9分36秒
380位高田浩武(3年)1時間11分47秒
384位松原響平(1年)1時間12分00秒

 えっと…松本と安田はどうしちゃったんでしょうか??これは叱咤激励するよりも心配の方が先に出てくるのだが…こんな状態なんだったら休んだ方が良かったのではないか??とにかくただの不調ということを祈りたいです。

 他の選手に目をやると小林が順調に成長。新3年生世代の中心となりつつある。これなら来年も5区を任せてみてもいいかもしれない。松本に負担をかけずにすむと思う(正直松本に5区をやってほしくない)。また遠藤や岩崎もじわりじわり対応できるようになっているような感じ。現在のチーム状況からすると彼らが繋ぎの区間を担当する可能性が高い。このへんが上がってきてくれればだいぶ強くなると思うので期待したいところだ。




3/8 京都ハーフ

32位松本翔★(2年)1時間5分40秒
33位★細川勇介★(1年)1時間5分45秒
70位原祐哉(3年)1時間9分59秒
72位小釜橙台(2年)1時間10分11秒
177位築澤匡明(1年)1時間17分45秒

 なぜ日本学生ハーフに出場したのか良く分からないのだが…。こちらの方はちょっと調子が悪いような感じがする。松本は箱根に出場できなかった悔しさをもう少し全面に出してほしいところ。怪我がなかったらアンカーの大役を任せてもらっていた。それほどの選手なので奮起してもらいたい。逆にその松本に5秒差まで迫った細川はさすがといったところだが、タイムがいいというわけではない。同学年の岩崎には負けているわけなので、合格点とはいえないだろう。1年生には面白い選手が何人かいるので切磋琢磨して上がってきてほしいところだ。





総括

 石川、岡本あたりが全く出てこないのは故障なのだろうか?相変わらず故障者が多い感じだが、結果を出している選手も何人かいるので、そこそこ充実していたのではないだろうか。ただ、安田にせよ、松本、鎧坂などかなりタイムにムラがあるのが気になるところ。調整力というか試合への持っていきかたに問題があるような気がしてならない。個人大会なら、多少はいいのだが、駅伝になると非常に怖い。もう少し安定して力を出せるようにできれば、他校に嫌なイメージを与えることができるので、改善してほしいと思う。

箱根駅伝総評~青山学院大学

 33年ぶりの箱根路は笑顔の最下位ゴール

往路22位復路17位
総合22位青山学院大学
(予想:往路21位復路23位総合22位・区間予想3区間的中→1区6区10区)

 順位は一番予想しやすい大学ではあったので、総合順位は正解。でも18位くらいまで僅差だったのはちょっと想定外だったが…。区間予想は先崎が故障したことによりぐちゃぐちゃに…。それでも3区間当てたのでまあ普通か。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(見た目との差)
1区荒井輔(3年)1時間6分00秒区間21位(21)1分12秒差
2区松野祐季(4年)1時間11分37秒区間22位(21→23)6分39秒差
3区米澤類(3年)1時間4分52秒区間12位(23→18)6分41秒差
4区先崎祐也(4年)58分15秒区間21位(18→19)9分36秒差
5区佐々木徹也(4年)1時間24分00秒区間19位(19→22)11分20秒差

6区岡崎隼也(4年)1時間2分59秒区間23位(22→23)13分49秒差(12分29秒差)
7区大坪恭兵(4年)1時間7分34秒区間20位(23→23)16分16秒差(14分56秒差)
8区小林剛寛(1年)1時間7分56秒区間11位(23→22)17分18秒差(15分58秒差)
9区辻本啓吏(2年)1時間12分05秒区間6位(22→21)18分07秒差(16分47秒差)
10区宇野純也(4年)1時間13分42秒区間18位(21→22)19分46秒差(18分26秒差)

○総合22位 11時間29分00秒

【優秀選手】米澤類…箱根予選10番目の男が5人抜き!
【殊勝賞】辻本啓吏…チーム唯一の区間一桁で繰り上げ阻止!
【喝】先崎祐也…2年連続の怪我


エース不調で波に乗れず
 33年ぶりの箱根路も最下位通過で苦戦が予想されていた青山学院大学。荒井、松野、米澤、先崎、佐々木と青学のトップ5を並べて勝負に出たが不発。特にエース先崎が故障で最短区間に回らなければならなかったのは痛かっただろう。

 1区荒井は箱根予選チームトップの選手であったが、それでも区間21位が精一杯。後ろは元々故障持ちだった堂本(日大)、脚に痙攣を起こした関戸(順大)だけというものだった。2区はエース代役の松野。ここで最下位に後退したのは致し方なかったが、1万やハーフの持ちタイムから考えると71分半は大健闘というものだろう。前に見えていたチームがどんどん見えなくなる中、舞い上がらずに冷静に走ったとみる。

 青学の最大の見せ場は3区米澤だった。主軸の選手ながら箱根予選でチーム10番手を走行。ラスト5kmは彼にずっとバイクがついており、かなり印象に残っている選手である。その米澤が5人抜きの快走、総合18位まで順位を引き上げた。もうちょっと頑張れば王者駒大まで交わせたのだが、よく走った。持ちタイムからするともっといけてもいいが、2ヶ月でよく持ち直したなと思う。

 ただ、足の故障で最短区間に回っていたエースの先崎が大苦戦。二宮の定点では断トツの区間最下位。終盤上武大に追いつかれてからは粘ったものの、順位を落としてしまった。5区佐々木はそんなに悪いタイムではなかったが、前後の選手が皆実力者という不運な展開(上武大福山、順大小野など)で取り残されてしまった。結局復路は数少ない一斉スタートとなってしまった。



繰り上げなくアンカーへ
 復路の出だし6区の岡崎は先崎と同じく故障していたらしい。脚を痛めている状態で下りの6区はぞっとしてしまうが、これが青学の現状。区間最下位は予想通りだっただろう。元々故障が多い上、層が薄いというチームの悪い所がモロに出てしまった。こういう悪い側面があると勝負できないのが箱根駅伝なのだ。ここで2区以来の最下位に落ち、箱根の厳しさを味わっていただろう。7区大坪も追い上げられず、この時点で見た目15分ほどまで開き、早くも繰り上げの心配をしなければ成らない状況となった。

 しかし、ここから青学は踏ん張った。8区に起用された1年生の小林が逆コースを走った米澤を上回る区間11位と上昇モードを作った。高校時代から元々力のあった選手ではあるが、そこそこ順調に来ている様だ。そして、圧巻は9区の辻本。箱根予選はチーム9番目で目立った成績もないので駒切れなのかなと思っていたが、何と区間6位の激走。20分のリミットから3分余りの余裕を残して、最終走者に襷を渡した。また、復路順位もこの時点で18位に浮上。厳しいと言われていた復路で青学が大健闘していた。



33年の時を経ての歓喜
 箱根ファンは皆知っていると思うが、青山学院は最後の出場となっていた33年前、アンカーの選手がゴール手前150m地点で走行不能となり途中棄権となっている。その無念を後輩が晴らそうと頑張ったが、なかなか出場にこぎつけることが出来ず、いつの間にか33年の時が流れてしまっていた。そんな青山学院をもう一度箱根に戻そうと大学側が本腰を入れ始めたのが5年前。実業団の強豪・中国電力に所属経験のある原監督を迎え、本格的に練習が行われた。そして今年遂に念願叶い出場。33年ぶりにつながれた襷は因縁のアンカーに渡っていた。

 そのアンカーを任されたのは宇野純也4年生。原監督はインタビューで「イケ面をアンカーに起用して見栄えよく」と仰っており、選ばれたらしい。勿論イケメン(というか可愛い?(笑))だけでなく、箱根予選チーム5番手という実績があったからこその起用だった。その宇野は舞い上がることなく、慎重に入ると徐々にペースをあげ、快調に飛ばした。終盤、見た目順位とはいえ、箱根の常連校である東海大、順大、帝京大を交わした。苦しかっただろうが、さぞ気持ちよかっただろう。

 残り150mもしっかりした足取りで通過し、嬉しさを押さえきれなかった宇野は襷を「青山学院大学」という文字が見えるように掛けなおし、仲間が待っているゴールへ。総合順位は完走チームの中では最下位であったが、何より箱根駅伝を走れたことが嬉しかったのだろう。笑顔のガッツポーズのゴールとなった。33年前のOBもようやく心に残っていたしこりが取れたことだろう。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



 実力からして、優勝争いもシード権争いも遥か先で行われていたのは仕方のない所だろう。ただ、エースでキャプテンの先崎が故障したのだけは頂けなかった。先崎は昨年も選抜のメンバーに選ばれながらも故障で棒に振っていた。それが今年も同じように故障してしまったのはまずいだろう。彼が普通の状態であれば、もう少し他校とクロスすることが出来たし、復路一斉スタートもなかったかもしれない。この苦言だけ一つだけ言っておく。




来期への展望
 感慨に浸ってばかりはいられない。来期の展望である。 
○卒業生出走メンバー
松野祐季2区22位、先崎祐也4区21位、佐々木徹也5区19位、岡崎隼也6区23位、大坪恭兵7区20位、宇野純也10区18位

○在校生出走メンバー
荒井輔1区21位、米澤類3区12位、小林剛寛8区11位、辻本啓吏9区6位

○在校生補欠メンバー
市岡敬介、西尾宗一郎、川村俊吾、鈴木惇司、田中五月

 今年は4年生が主体だったので沢山抜けてしまうのは仕方ないところ(というか、今年出場できて本当に良かった)。大きな戦力ダウンは否めない。ただ、救いは数少ない在校生のメンバーの箱根成績が結構いいということだ。荒井、米澤、小林、辻本、この4人が中心となってまた来年も箱根を目指すことになりそうだ。だいぶ厳しい戦いになりそうだが、今回を『記念』ということにせず、『復活の狼煙』ということにするためにも頑張って連続出場を果たしてほしいところだ。


☆冬のロードシーズンの成績~亜細亜大学☆

続いては5年ぶりにシード陥落し、再起を誓った亜細亜大学です

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です


2/15 青梅30km

9位岸本彬★(2年)1時間37分15秒

 おそらく箱根当落線上ギリギリの所でメンバー落ち(というか故障??)した岸本。ボロボロの4年生がいたし出場させてやりたかった選手だ。その岸本は箱根総合2位の早稲田大学の補欠メンバーの中混じって9位でゴール。とりあえず亜大の10人以内には現在の所入っているような感じがする。もう少し力をつけて主力メンバーになってほしいところだ。




2/22 熊日30km

13位★池淵智紀★(2年)1時間34分07秒
22位濱崎達規★(2年)1時間36分39秒

 2年生エースの2人が出場。元々2人ともスピードランナーだし、まだちょっとこの距離はきつかったか。濱崎が戻ってきてくれただけでまあよしとしなければならないか。とにかく今年の亜細亜大はこの2人が中心になるはずなので、もっと奮起してほしい。




3/8 玉名ハーフ

43位宮川尚人★(1年)1時間8分34秒

 箱根で6区候補だったのだが、故障してしまった宮川。タイムからすると状態はようやく故障が癒えたという段階のようである。

3/8 日本学生ハーフ

112位古館明久(1年)1時間5分38秒
160位見形駿介(1年)1時間6分25秒
163位上野大地(2年)1時間6分27秒
176位中塚陵太(3年)1時間6分38秒
190位船村真也(2年)1時間6分49秒
262位仲里彰吾(3年)1時間8分15秒
315位上川祥史(3年)1時間9分32秒
328位佐藤拓巨(2年)1時間9分45秒
394位佐藤雄亮(3年)1時間12分35秒
400位有吉厚二(1年)1時間12分41秒
415位吉田駿(1年)1時間13分40秒

 この大会は主力メンバーは全く出場せず、2軍から3軍のメンバーが出場してきたところ。その中で1年生の古館が期待できる結果を残した。箱根予選で8番手から10番手あたりで貴重な戦力になってくれれば非常に助かるところだ。後のメンバーは来年以降かな…。66分台の選手から誰かレギュラーになるまで力を付けてくれれば面白い。




総括

 う~ん、やっぱり元気ない状態が続いているように思える。出場メンバーみるとまた故障者が出ているような感じ。箱根エントリーメンバーの橋本、安保、塚本、山中、嶋、瀬口が全く試合に出場していない。それか、休ませるという方針でもあるのだろうか??とりあえず箱根に出場できなかった、岸本、濱崎、宮川が出場しただけでよしとしなければならないの状態だ。

 もう一つ重大なニュースとして、小野監督が早くも退任となり、新しく29歳の坂田コーチが昇格という形で新監督となった。これは箱根常連校の中で一番若い監督となる―――池淵や瀬口など結果を出した選手はいたものの、あれだけ順位を下げ、しかも故障者を多数だしたというのは、監督失格という事のようだ。もう1年チャンスを与えてやっても良かったようにおもうが、大学側の危機感が非常に大きかったのだろう。

 まあ、しかし他に誰かいないかね。坂田新監督が如何ほど手腕があるかは知らないが、ちょっと若すぎるような…岡田元監督からのアドバイスはあるのだろうが、果たしてどうなのだろう。同じく若くして監督となった渡辺氏(早大)も、これまた同じくどん底のチームを引き受けたのだが、シード権復活に3年懸かっている。まあ、渡辺監督とは違い、数年チームを見てきているという点では坂田新監督はプラス材料なのだが、小野監督をすぐ解任させたところをみると大学側は長期プランではない感じだし…。1年後が楽しみでもあり不安でもある。


☆冬のロードシーズンの成績~早稲田大学☆

続いては2年連続総合2位の早稲田大学です

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です


2/1 丸亀ハーフ

38位★八木勇樹★(1年)1時間3分30秒

 とりあえず、まずは3分ペースで走ったという感じか。マイペースで走れば結構いけるようである。

2/8 唐津10マイル

19位高原聖典★(3年)48分54秒

 箱根まさかの欠場後、初のレースとなったが振るわず。やっぱりあんまりよくないようである。焦らなくてもいいから来年の箱根までに何とか復活してもらいたい。


2/15 青梅30km

3位★加藤創大★(3年)1時間33分52秒
7位高野寛基★(2年)1時間35分55秒
8位神澤陽一★(3年)1時間36分56秒
14位猪俣秀希★(2年)1時間38分51秒
16位安永陽(1年)1時間39分36秒
22位亀山翔平(1年)1時間40分59秒
24位北爪貴志(2年)1時間40分59秒
37位神澤雄一(1年)1時間45分46秒
39位★中島賢士★(2年)1時間45分55秒

 箱根で悔しい思いをした加藤が激走。先輩の梅木を最後まで追い上げる走りで3位に。また、前回の箱根から5区候補と言われていた高野が大学に入って久々に結果を残した。この世代はうまく育っていないので、彼を中心にレベルアップしてほしい。と、その世代の中島が撃沈。どうやら脱水症状だったようだが、ちょっと引きずってるかなあ。彼で逆転されたので戦犯扱いされてしまっているので。とにかく昨年結果を出したトラックでまず自信を取り戻したいところだろう。



2/15 千葉国際クロカン

○12000m
59位★八木勇樹★(1年)37分52秒

 今回は前半トップ争いにいたようだが、前半飛ばすとやっぱり激しい失速をしてしまうんだなあ…。一体どうなってるんだろうか。一定のペースできっちり走るとかなり高いレベルで走れるので、いっそのことそれを利用して各駅伝アンカーだったら面白いような気がするのだが。ただ、八木は箱根2区で67分台では走れる潜在能力を持っている選手。何とかこの体質?を脱してほしいところだ。



3/1 アジアクロカン

○シニア男子12000m
19位★矢澤曜★(1年)36分50秒5

 地域の小さな駅伝に出場し、あんまり良くなかったので状態が心配されたが、そこそこの結果は出した。深津(といっても故障明け)だが数秒差なのでまずまずではないか。区間賞を取った選手だし、その自覚を持ってこれからも臨んでほしいところだ。




3/8 日本学生ハーフ

21位高野寛基★(2年)1時間3分25秒
60位★中島賢士★(2年)1時間4分42秒
113位神澤陽一★(3年)1時間5分38秒
133位北爪貴志(2年)1時間5分58秒
157位★加藤創大★(3年)1時間6分19秒
206位亀山翔平(1年)1時間7分10秒
293位安永陽(1年)1時間8分56秒
295位神澤雄一(1年)1時間8分58秒

 結果云々の前に・・・故障者が多すぎないか?大量にエントリーはされていたのだが出場したのはこれだけ。高原もいないし尾崎キャプテンもいない。なんか青梅のメンバーとほぼ同じような。昨年も箱根後も、疲れが出たのか似たような状態になっているので、そんなに心配することではないのかもしれないが、もうちょい気を張って練習してほしいところだ。

 結果としては、高野がついに覚醒(というか元に戻った?)。これだけの力があるのなら、彼を5区にして三輪を8区から10区のどれかにした方がやっぱり良かったのではないかと思うんのだが。まあ、それはいいとして、高野がここに来て復活してきたのはいい材料だ。中島も何とかまとめて復調傾向。加藤が撃沈したのは相変わらずか。後は亀山以下、注目されている以外の1年生が経験できたのはいいことだろう。この中で上級生になって復路を任せられる選手が出てきてくれれば非常に助かる。今後伸びてきてほしいところだ。






総括

 新戦力として考えられるのは高野という感じ。後はまだもうちょい伸びがないか。というか、箱根戦士やエントリー狙えるような選手が全然試合に出場できていないのだが(高原、尾崎、湯浅、伊藤、三田、中山)。三田や中山なんて全然出てこなかったし、矢澤、八木も学生ハーフには出られなかった。最近はここから上手く上昇できているから、気にする必要ないのかもしれないが、箱根駅伝で最後まで優勝を争ったチームとしては物足りない結果だった。

 第一、早稲田大学は関東インカレ総合優勝という至上命令がかかっている。前回の日本インカレで早稲田旋風が巻き起こったものの、長距離陣が足を引っ張ってしまい最終日に逆転された。何か二の舞になりそうな感じがしてならないのだが。5月中旬までには回復してほしいところだ。

箱根駅伝総評~明治大学

満身創痍の中、掴み取った43年ぶりのシード権

往路8位復路9位
総合8位明治大学
(予想:往路12位復路18位総合15位・区間予想0区間的中(笑))

やっちまった~~。明大は無理っす。ああ、でも1区鎧坂と5区6区は当てたかったorz 明大の山の2人を当てたのは多分僕だけやと思うんだけど・・・

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シードラインとの差)
1区鎧坂哲哉(1年)1時間4分53秒区間3位(3)5秒差
2区石川卓哉(3年)1時間9分47秒区間8位(3→7)3分42秒差
3区北條尚(3年)1時間4分53秒区間13位(7→10)3分45秒差
4区松本昂大(3年)55分28秒区間3位(10→3)3分53秒差
5区小林優太(2年)1時間23分57秒区間18位(3→7)5分34秒差(-54秒差)

6区中村智晴(4年)59分36秒区間4位(7→7)4分40秒差(-1分26秒差)
7区安田昌倫(3年)1時間5分10秒区間3位(7→6)4分43秒差(-2分02秒差)
8区細川勇介(1年)1時間7分27秒区間7位(6→4)5分16秒差(-3分25秒差)
9区遠藤寿寛(3年)1時間13分55秒区間20位(4→6)7分55秒差(-2分10秒差)
10区卜部淳史(4年)1時間13分10秒区間12位(6→8)9分02秒差(-51秒差)

○総合8位 11時間18分16秒

【優秀選手】松本昂大…故障を抱えながらも意地の7人抜き!!
【敢闘賞】鎧坂哲哉&卜部淳史…最高のスタートダッシュ&ギリギリ踏みとどまった!
【殊勝賞】細川勇介…8区からきついと思われていたが、彼の好走が効いた!
【(激励の)喝】チーム全体…故障を何とか減らしてくれ!!

 故障者が多さに定評のある明大。箱根予選では鎧坂・石川・村上欠場、安田が途中棄権、松本昂が故障持ちで走り、ボロボロの9位通過。今回の箱根駅伝でも、東野、松本翔、村上が欠場、松本昂、鎧坂が故障持ちでの出走で、故障明け間もない石川が2区を走るというオーダーとなった。それでも、今回こそ念願のシード権を獲得した明治大学。その軌跡を振り返ってみる。

初めて良い流れに持ち込めた序盤
 1区を任されたのは1年生の鎧坂。世羅高校在学中、優勝も経験し、11月末の記録会で1万m28分台をマークしたゴールデンルーキーだ。しかし、箱根予選は故障欠場。20kmはぶっつけ本番となった。しかも直前まで脚の状態が思わしくなかったらしい。そんな状態でありながら、区間3位と81回に復活してからでは1区最高の成績で襷を渡した。まあ、故障持ちで走るのは日大堂本のような事もありうるので、あまりしてほしくないのだが、結果的に最高のスタートを切ることができた。

 2区の石川は箱根予選、全日本と立て続けに欠場し、箱根駅伝に出場できるかどうか危ぶまれていた選手である。それでも2区を区間一桁で乗り切れたのはかなり凄いのではないか。元々明大は力を持っている選手が多く、石川もその一人だったが、その片鱗をようやく見たという感じだ。松本昂、安田もあまり彼と変わらない力を持っているので非常に強い。彼らが融合したとき・・・まあ、とりあえず話がそれるのでやめておこう。とにかく2区終了地点で7位。波に乗ったのは間違いないだろう。

 3区北條は箱根予選で好走した選手だが、ちょっとピーキングがずれていたか、順位を落としてしまった。しかし、最短区間に回ったエースがやってくれた。全日本でアナに『明大のスーパースター』呼ばわりされていた松本昂が、箱根予選前からあった踵の痛みが完治していない状態で7人抜きの快走。区間3位で区間記録まで後8秒と迫る走り。まあ、松本の実力を考えれば当然の結果なのだが、これまでシード権争いに絡むこともままならなかった事を考えると大きな見所を迎えた。


逃げ切りを図った復路
 山登りの5区は本来松本昂が務める予定だったが、上述した怪我のせいで、小林に代役が回ってきた。その小林が区間18位だったのは持ちタイム等から考えても仕方がないところ。それでも83分台で大崩せずにまとめた御蔭で一桁順位で往路順位を終えた。

 復路で明大はある作戦に出る。普通に考えると7区遠藤、9区安田というオーソドックスな組み方なはず。ところが、そうはせず6区中村7区安田と前半に勝負をかけてきたのだ。おそらく東野が行けなくなってしまい駒が足りなくなったので、2人でいけるだけ行こうという作戦だったのかと思われる。これがヒットした。

 6区経験者の中村は順位こそ浮上できなかったものの59分台で区間4位の好走。7区これまた経験者の安田が区間賞に後僅かという区間3位。この2人でシードラインとは2分作った。2分あったら大きなブレーキをしなかったら一区間で追いつかれるということはそんなにないし、第一流れを作れた事は大きかった。



1年生細川激走&4年生卜部粘走
 といっても、故障者などで8区からは駒不足が目に見えていた。西監督でさえ「8区からは厳しい」と言っていた。実は僕はシュミレーションで7区までにある程度貯金を作れるが、8区から失速し9区で捉えられるという予想をしていたしかし、6区7区で作った流れで8区でヒーローが生まれた。1年生の細川が区間順位は7位ながら、2人抜いて4位に浮上。さらに、6区7区2人がかりでシードラインとの差を1分8秒しか広げられなかったのに、細川1人で1分26秒、往路の分も合わせて3分以上の貯金となった。そういえば、昨年も帝京大がシード権を獲得した時は当時1年生の西村が好走し、シード権を手繰り寄せた。やっぱり久々に優勝とかシード権とかとなると、こういうラッキーボーイが出てくる必要があるのだろう。

 復路のエース区間9区を任された遠藤が区間20位だったがこれも致し方ないだろう。ただ、一緒に走り出した堀が不調だったのが幸いして、いいペースメーカーにさせてもらえたような感じである。そして、運命のアンカーへ。ここは箱根予選を走った松本翔の予定だったそうだが、これまた故障。4年生の卜部に『平成に昭和以来の明大のシード権』が託されることとなった。

 1万mは30分台と決して強いというわけではない。後ろから追い上げる東京農業、山梨学院、中大等後ろから追い上げる大学の選手の方が持ちタイムは上。ひたすら我慢の展開を強いられることとなる。ただ、こういう展開は地道に頑張ってきた4年生には有利だった。終盤、後ろの集団には追いつかれ、順位を落としたものの、総合8位と凌ぎきった。ゴール後、胴上げされ最高の気分だっただろう。かくして、明大は43年ぶりにシード権獲得できたのだった。

 まあ、これだけ故障者を抱えながらの状態の中、ようやく潜在能力を発揮したという感じだ。メンツを見るとこの順位で胴上げをしてほしくないのだが、今回は仕方ないだろう。ただ、この順位で終わるチームではない。総合3位以内は狙えるはずである。これには故障者を出さない事が一番だ。故障者でこれまで何度涙を飲んできたことか。首脳陣もそろそろ学習して練習から考え直さなければならないだろう。次はもっと大きな明大旋風を頼みます。

来期への展望
 では、来年の展望である。 
○卒業生出走メンバー
中村智晴6区4位、卜部淳史10区12位

○在校生出走メンバー
鎧坂哲哉1区3位、石川卓哉2区8位、北條尚3区13位、松本昂大4区3位、小林優太5区18位、安田昌倫7区3位、細川勇介8区7位、遠藤寿寛9区20位、

○在校生補欠メンバー
岩崎耕三、松本翔、岡本考平、久國公也、岸本大直

 うん、シード権獲得校の中で一番戦力ダウンが少ないのは何と言っても明治大学だろう。卒業生が僅か2人だけで、4年生に石川、北條、松本昂、安田のカルテット、更に鎧坂、細川という生きのいい若手もおり、戦力はかなり整っていると言えるだろう。だからくどいようだが故障者が出なければかなり強いチームなのだ。2年連続シード権どころか一気に優勝戦線に名乗りをあげることも可能なので、体に気をつけて練習してほしいところだ。


☆冬のロードシーズンの成績~東洋大学☆

更新が結局大変遅れてしまい申し訳ありません。
箱根関連の記事を全て書いてから、冬のロードシーズン成績をまとめようと思ったのですが、
いつの間にか新年度がスタートしていましたので、前倒しでまとめていきたいと思います。

今、大学4年生なのですが、幸い研究室も忙しくなるのが4月下旬からになりそうなので、
今のうちに出来る限り更新したいと思います。(といいながら続かn(ry)

まずは箱根で優勝した東洋大学からです。

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者

《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です

1/25 奥むさし駅伝


1区(9.886km)
★柏原竜二★(1年)28分29秒区間賞
★大津翔吾★(2年)29分20秒区間2位(東農大三高校OBチーム)
★千葉優★(2年)29分34秒区間4位
横山龍弥★(3年)29分34秒区間6位
2区(5.433km)
釜石慶太★(3年)16分49秒区間5位
佐藤寛才★(1年)16分52秒区間6位
本田勝也(2年)16分53秒区間7位
3区(4.217km)
川原祟徳★(3年)12分52秒区間2位
権守竜也(2年)13分03秒区間3位
山本憲二(1年)13分33秒区間8位
4区(4.679km)
千葉貴士(2年)13分21秒区間賞
世古浩基★(3年)13分43秒区間4位
藤野俊成(1年)13分58秒区間6位
5区(5.294km)
工藤正也(3年)15分11秒区間賞
鴛海辰矢(2年)15分15秒区間2位
田中貴章(1年)15分23秒区間5位
6区(9.283km)
上健太郎(3年)27分44秒区間賞
★富永光★(2年)28分15秒区間3位
★宇野博之★(1年)28分16秒区間4位

総合2位おおしまぐみ(3年生)1時間56分18秒
総合3位うめざわぐみ(2年生)1時間56分21秒
総合4位東洋大学B(1年生)1時間56分31秒

 チームとしては新4年生が意地をみせた結果である。5区工藤、6区上の区間賞で逆転での総合2位は、穴世代となっているこの世代にいい刺激を与えたことだろう。といっても新3年生は大津と高見の箱根9区10区で激走したランナーが入っていないので、実質3年生が中心のチームなのはやはり間違いないだろう。

 また柏原は相変わらずの大爆走。エース格の大津選手に10kmで1分もの差をつけてしまうという圧巻の走りだった。もう1万を28分前半で走れるのは間違いないだろう。柏原劇場はまだまだ続きそうだ。




2/22 犬山ハーフマラソン

3位★千葉優★(2年)1時間4分04秒
4位工藤正也(3年)1時間4分06秒
5位千葉貴士(2年)1時間4分12秒
8位本田勝也(2年)1時間4分49秒
12位田中貴章(1年)1時間5分44秒
13位佐藤寛才★(1年)1時間6分06秒
14位釜石慶太★(3年)1時間6分17秒
18位川原祟徳★(3年)1時間6分58秒
19位今井翔太(2年)1時間7分09秒
29位★富永光★(2年)1時間9分29秒

 ここは主力や期待の若手が大挙出場。チームトップは箱根8区で首位を奪った千葉選手。安定感は相変わらずである。注目すべき点は箱根補欠メンバーにも入れなかった工藤、千葉貴、本田が64分台で走りきったところ。特に工藤と千葉貴は箱根出場者の千葉優を後一歩まで追い上げる素晴らしい走りであった。層の厚さがウリのチームとはいえ恐ろしいものである。繋ぎの区間で今年もいい成績は取れそうである。

 後、期待できる選手としては佐藤と釜石が出場していたのだが、佐藤はともかくとして釜石は…もう難しいのかな。この世代で一番活躍が期待されていた選手なだけにもう一花咲かせてほしい、がんばれ!!



3/8 京都ハーフ

1位★柏原竜二★(1年)1時間3分16秒
5位★高見諒★(2年)1時間3分41秒
 柏原が序盤から独走し、そのまま優勝。やや驚くことにロード初タイトルである。爆走男もさすがに調子を落としていたようで、後半だいぶ追い上げられたがそれでもにげきってしまうのが凄いところである。

 また、奥むさしに出場せず故障かな?と思っていた高見も高島平からずっとまずまずの成績をキープ。千葉、大津に並んで高見の安定力もいい。ただ、三大駅伝制覇にはもう一つ大砲区間がほしいので、ここから更に成長してほしいところである。




3/8 日本学生ハーフ

154位鴛海辰矢(2年)1時間6分16秒
231位世古浩基★(3年)1時間7分39秒
372位藤野俊成(1年)1時間11分16秒
375位上健太郎(3年)1時間11分24秒
 ここは主力回避。卒業生の若松と大西智が有終の美を飾る62分台でゴールしたが、在校生はもう一つといったところ。奥むさしできっかけをつかみかけていた上が撃沈。世古も全日本失敗してからあんまりいいところなしといった感じ。このままチーム内の競争に負けてしまわないよう願いたい。



熊谷さくらマラソン

○ハーフマラソン
1位佐藤友彬(3年)1時間7分00秒
3位高山直樹(3年)1時間9分27秒

○10km
1位岸村好満★(3年)30分28秒
3位橘翔一郎(2年)31分15秒
6位笹田一樹(2年)32分18秒
 このあたりは3軍レベルくらいの選手が中心に出場。その中に前回の箱根でアンカーを務めた岸村が出場。タイムは悪いながらも10kmの部で優勝。10区で失速するも東海大の棄権の御蔭で辛くも10位でゴールしたが、あまりよくないイメージが残っている。そのまま払拭できないまま卒業というのはちょっと寂しいので、もうひと奮起してほしいところである。


総括

 箱根出場者の中では柏原、千葉優、大津、高見については、特に問題はない感じである。宇野と富永は箱根前当たりがピークになってしまったか、ちょっと落ち込んでしまった。宇野は奥むさし以降出場しておらず故障している可能性もある。

 新戦力としては、やはりハーフで結果を出した、工藤、千葉貴、本田あたりか。来年の正月までに彼らが63分台に突入してくれれば昨年以上の選手層となりそうだ。後は上、川原、佐藤あたりが安定してくれればさらに厚みが増す。まずまずの収穫であったのでないかと思う。

箱根駅伝総評~拓殖大学

走っただけ感否めず、来年こそ勝負を

往路17位復路18位
総合17位拓殖大学
(予想:往路14位復路14位総合16位・区間予想1区間的中→2区)

 なんか…一番目立たなかった気がするのだが…。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シードラインとの差)
1区小路優人(4年)1時間5分20秒区間12位(12)32秒差
2区伊藤太賀(4年)1時間10分42秒区間15位(12→15)5分04秒差
3区西山容平(2年)1時間5分07秒区間17位(15→15)5分21秒差
4区村山徳宏(3年)57分16秒区間13位(15→15)7分17秒差
5区谷川智浩(2年)1時間23分28秒区間17位(15→17)8分29秒差(2分36秒差)

6区梅木悠平(1年)1時間2分01秒区間18位(17→17)10分00秒差(4分17秒差)
7区館石盛行(1年)1時間7分44秒区間21位(17→19)12分37秒差(5分54秒差)
8区浅田洋平(4年)1時間7分43秒区間9位(19→17)13分26秒差(5分24秒差)
9区西仁史(4年)1時間13分44秒区間19位(17→19)15分54秒差(6分56秒差)
10区児玉雄介(4年)1時間13分26秒区間16位(19→17)17分17秒差(7分58秒差)

○総合17位 11時間26分31秒

【優秀選手】浅田洋平…チーム唯一の区間一桁
【喝】5区の準備…なぜ故障明けの谷川が山登りなのか

ちょっと消化不良だった序盤
 予選5位で通過した拓殖大学だったが、その勢いを生かすことはできなかった。1区2区と4年生の両輪、小路と伊藤を並べてきたが、2人を使った時点で総合15位と波に乗れなかった。小路はエースとしては失格の区間12位、まあ予選の時もイマイチだったので調子が上がりきらなかったか。伊藤は前半張り切りすぎて後半持たなかったようだ。

 ここから7区までずっと3年生以下のリレーとなったが、4年ぶり出場となったチームが浮上するのはちょっと酷だった。3区西山は予選でチーム2番手で走った選手だったが、区間17位。タイム的には特別悪いわけではないが、今回特にハイレベルとなった3区では追い上げることはできなかった。4区村山も区間二桁で2区からの位置をキープするのが一杯一杯。もうちょっとここで上の順位で通過しても良かったメンバーだが、そんなに甘くなかったということだろう。


いくらエースでも…
 さて、箱根駅伝の山場と言えば、文字通り山の5区6区。総合4位に入った大東大も4区終了地点では拓大の一つ前という位置だったが、ここで大きく浮上した。拓大も6区の準備はともかくとしても、5区は12月のインタビューでエース小路を中心として走りたいという選手が沢山いたので、結構やる可能性はあったし、ここ次第でシード権争いに絡む事も充分可能だったわけだ。

 ここで拓殖大が切ったカードは2年生エースの谷川だった。確かにネームバリューとしては悪くない。悪くないのだが…。谷川は終盤ガクッと失速して2つ順位を落としてしまった。原因としてはやはり故障明け間もなかったからという事だろう。谷川は箱根予選を欠場しなければならない程、2ヶ月前状態が悪かったのだ。いくら期待のエースとはいえ、2ヶ月前走れなかった選手を山登りに起用するのはちょっと如何なものか。中学大の辻は結果を残したが、山登り経験者の山学大高瀬なんかでも状態が上がりきっていない段階で出場したため大ブレーキとなった。

 まあ、他の選手の成績を見ていると走れる選手もいなかったような気もするが、控えで区間15位くらいのスピードで走らせ、7区に谷川を入れて勝負するという手もあった。或いは、4年生の小路が責任を持って走らなければならなかったと思うのだが…。とりあえず、経験したということでよしとしときますか。ただ、拓大は往路17位でシード権との差は2分30秒以上開いており、食い込むにはかなり苦しい状態となった。


経験不足&ロードの弱さ露呈
 6区7区は梅木、館石とそれぞれ1年生が走ったが、どちらも実力も経験も伴っていなかったか。区間20位前後と一番厳しい結果となった。このあたりは白川や蓮池あたりと思っていたのだが残念ながら故障か。ここで実質シード権獲得の可能性は消滅した感じだった。仕方ないといえばそれまでなんだが、3年生以下が区間15位以内が1人しかいないというのはちょっとなあ。初出場の上武大や33年ぶりの青学大でもこの成績を上回っている下級生はちらほらいるのでね…。もうちょっと頑張ってもらいたかったところ。

 そんな中、8区の浅田がチーム初の区間一桁となる区間9位で走った。繋ぎの区間とは言え、それまで全く見せ場が無かった事を考えると優秀選手だろう。といっても、追い上げはほんの僅か。9区西、10区児玉もあまりいいところなく終えた。

 んー、ユニフォームは間違いなく目立つ方なのだが…言葉が悪いが出ただけ感が否めなかった。全体的に箱根予選がピークになってしまい、調子が合わなかったというような感じである。西や児玉とかもあの成績で終わるような選手ではないと思うのだが。まあ、流れとかもあったのか浮上できなかった。後はやはりロードが弱いのかなという印象。1万のタイムは29分半以内の選手は結構いるのだが区間順位を考えるとやはり力を出し切れていないという感じだった。まあ、今回は経験を積めたので来年勝負してほしいところだ。


来期への展望
 では、来年の展望である。 
○卒業生出走メンバー
小路優人1区12位、伊藤太賀2区15位、浅田洋平8区9位、西仁史9区19位、児玉雄介10区16位

○在校生出走メンバー
西山容平3区17位、村山徳宏4区13位、谷川智浩5区17位、梅木悠平6区18位、館石盛行7区21位

○在校生補欠メンバー
那須大地、蓮池龍顕、住本裕樹

 エース谷川を中心に西山村山ら上級生と上はまずまず走れそうだが、下がまだもう少しか。エース候補はいるのだが、故障したりまだ成績にムラがあったりと起用の目途が立っていない。また、補欠メンバーを入れてもメンバーが8人しかおらず、層の方もまだまだ足りていない。今度もまずは本戦出場が大きな壁となりそうな感じがする。枠も狭くなるので気負わずにいきたいところだ。

プロフィール

hakonankit

Author:hakonankit
FC2ブログへようこそ!

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR