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1/26までの結果【奥むさし駅伝、あつぎ駅伝、八王子駅伝など】

3つ地方の中で大きな駅伝がありましたので、載せます
 
 

1/26 奥むさし駅伝(http://www.city.hanno.saitama.jp/emergencyinfo/cmsfiles/emergency/34/12ippan-sougou.pdf)

●総合結果
1位東海大1時間56分33秒
2位亜細亜大B +1分12秒差
3位創価大 +2分07秒差
4位新電元工業 +2分11秒差
5位MATSUBOKKURI(中央大)+2分15秒差
6位駿河台大A +2分27秒差
7位警視庁 +2分29秒差
8位魚の民たち +2分36秒差
9位中央大 +2分42秒差
10位東京経済大A +2分47秒差


1区(9.886㎞)
1位白吉凌(東海2)29分38秒
2位伊藤和麻(魚の民たち)29分41秒
3位内田昌寛(新潟GORC)29分47秒
5位鈴木利弥(亜大4)30分00秒※宮岡ランニングクラブ
6位渡辺晋史(亜大B2)30分01秒
9位セルナルド祐慈(創価1)30分06秒
10位谷星輝(中大1)30分06秒※MATSUBOKKURI
11位五十嵐友也(東経A3)30分12秒
12位小針旭人(東国A2)30分13秒
14位柳井嵩司(国武A3)30分26秒
15位平賀喜裕(駿河A1)30分26秒
19位八田健裕(中大4)30分58秒※イワキ・ザ・プレミアム
20位鵜野正明(神大)31分00秒

2区(5.433㎞)
1位加藤貴大(亜大4)16分38秒(5→2)※宮岡ランニング
2位今井拓実(東海2)16分48秒(1→1)
3位沼口雅彦(創価3)16分57秒(9→4)
4位吉村匠(東経2)17分04秒(11→8)
6位相馬一生(中大1)17分05秒(23→16)
8位岸本圭一郎(中大1)17分09秒(10→7)※MATSUBOKKURI
10位矢後健太(亜大A1)17分06秒(27→19)
12位立成仁志(駿河A3)17分20秒(15→12)
13位難波美彰(亜大B3)17分27秒(6→9)
13位吉竜星(東経B3)17分27秒(32→24)

3区(4.277㎞)
1位渥美良明(中大1)13分11秒(16→10)
2位谷本拓巳(中大1)13分13秒(7→2)※MATSUBOKKURI
3位小林巧(東海2)13分17秒(1→1)
4位工藤隼人(亜大B1)13分24秒(9→5)
4位井上雄一(東経A2)13分24秒(8→3)
6位村居和典(東国A2)13分31秒(11→6)
8位原塚大貴(駿河B3)13分42秒(12→11)
10位吉田伸明(創価1)13分46秒(4→4)
10位清水亮多(東経B3)13分46秒(24→21)
12位池田拓史(立大A3)13分51秒(29→25)
14位安藤大地(東国2)13分57秒(17→16)※梅三郎

4区(4.619㎞)
1位佐久間祥(亜大B2)12分55秒(5→3)
2位鈴木修平(中大1)13分06秒(2→2)※MATSUBOKKURI
3位栄土功樹(東海3)13分16秒(1→1)
4位越智文弥(駿河A1)13分23秒(11→10)
4位松田聖也(東国A2)13分23秒(6→6)
6位成原貴之(東経A3)13分24秒(3→4)
7位高木賢一(創価1)13分27秒(4→5)
9位平塚嵩人(亜大A3)13分31秒(19→15)
11位氏家邦実(東国B1)13分39秒(22→21)

5区(5.294㎞)
1位川内優輝(埼玉県庁)14分42秒(83→67)
2位瀬崎裕次(警視庁)15分06秒(9→6)
3位石原洸(新電元)15分15秒(7→7)
4位大槻晃靖(亜大A3)15分16秒(15→12)
5位島田雄太(創価3)15分21秒(5→5)
6位吉田豊(亜大B2)15分25秒(3→2)
7位大蒲豪(東経A2)15分27秒(4→4)
9位油井智也(東海2)15分33秒(1→1)
10位黒澤慎(東国A2)15分35秒(6→8)
11位清水健太(東国B1)15分43秒(21→15)
12位岡田篤(東情2)15分45秒(25→23)

6区(9.283㎞)
1位石川裕之(東海3)28分01秒(1→1)
2位市田拓海(中大1)28分06秒(11→9)
3位今井勇汰(駿河A3)28分08秒(10→6)
5位中田博生(亜大B3)28分33秒(2→2)
7位丸尾尚史(亜大A2)28分56秒(12→12)
10位大村弘明(創価1)29分03秒(5→3)
10位佐々木啓雄(東国2)29分03秒(17→16)※梅三郎
13位秋山太陽(東大M1)29分07秒(31→29)
16位櫛田晃輔(中大1)29分18秒(3→5)※MATSUBOKKURI
16位星雄太朗(東経B2)29分18秒(18→17)
18位横山千寛(東国2)29分26秒(15→15)
19位須賀健太朗(国武A1)29分27秒(30→27)
 主力の一部が出場した東海大が見事優勝。箱根1区での走りに賞賛が多かった白吉選手から見事な優勝リレーでした。個人では油井選手が悪かったですが、後はまずまずか?箱根直前で欠場となった石川選手もしっかり走っていました。

 それから箱根に出場できなかったところ頑張りましたね。特に亜大・創価勢も合わせていたのかかなり走りましたね。亜大は別チームではしった鈴木・加藤選手の卒業生の他、Bチームで渡辺選手や中田選手が長距離区間で頑張ると、来季エース候補の佐久間選手が繋ぎ区間ながら区間賞を獲得する活躍を魅せました。創価大は予選後の新戦力セルナルド選手とロード得意な沼口選手の1区2区から各選手堅実に走った感じがします。アンカーの失速以外では東京経済大も健闘しており、井上選手や成原選手あたりが区間上位に顔を出しています。駿河台はアンカー今井選手を初め。終盤になるほど順位をあげていっていました。

 他、下級生中心の出場の中央大が市田選手他、渥美・谷本・鈴木・相馬選手と箱根に出場まであと少しだった1年生らの頑張りがありましたね。彼らが新しい時代を作りたい。
 
 
 
 

1/26 あつぎ駅伝(http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/shiminbenri/kosodatekyoiku/sports/event/event02/d027105.html)

●総合結果
1位國學院大學A2時間5分11秒
2位駒澤大学 +1分20秒
3位神奈川大学B +1分44秒差
4位国士舘大学A +2分04秒差
5位東海大学A +2分10秒差
6位神奈川大学A 2分29秒差
7位国士舘大学B +2分35秒差
8位國學院大學B +2分43秒差
9位東海大学B +3分08秒差
10位東京農業大学 +4分49秒差
11位松蔭大学 +6分15秒差


1区(10.3㎞)
1位高山直哉(神大A3)30分32秒
2位鈴木涼太(國學A1)30分33秒
3位二岡康平(駒大2)30分34秒
4位武藤健太(国士B2)30分54秒
5位川本博大(國學B1)30分59秒
6位小田部大樹(国士A3)31分08秒
7位中神恒也(神大B1)31分14秒
8位荒井七海(東海A1)31分17秒
8位小笠原柊(東海B1)31分17秒
10位江副雄大(松蔭4)31分39秒

2区(3.6㎞)
1位池田将典(國學A3)9分49秒(2→1)
2位宮下紘一(駒大2)9分50秒(3→2)
3位永信明人(神大B2)9分51秒(7→6)
3位宮城壱成(東海B1)9分51秒(8→7)
5位沖山雄太(国士A3)9分54秒(6→5)
6位小園友大(國學B3)9分57秒(5→4)
7位島田直輝(農大3)9分59秒(11→11)
8位下野桂輔(東海A1)10分09秒(8→9)
9位新堀遼(松蔭1)10分10秒(10→10)
10位松浦大志(神大A1)10分17秒(1→3)

3区(6.8㎞)
1位土屋貴幸(東海A1)20分36秒(9→3)
2位沖守怜(國學A3)20分42秒(1→1)
3位井上拳太朗(駒大2)20分59秒(2→2)
4位朝倉健太(神大B1)21分07秒(6→5)
5位餅崎巧実(国士B1)21分21秒(8→8)
6位赤松宏樹(神大A3)21分22秒(3→4)
7位飯野彬(国士A3)21分23秒(5→7)
8位坂本航平(國學B2)21分25秒(4→6)
9位石橋安孝(東海B1)21分34秒(7→9)
10位近藤賢太(松蔭4)21分54秒(10→10)

4区(9.8㎞)
1位井上雄介(神大B3)29分23秒(5→3)
2位櫻井亮太(国士A3)29分24秒(7→5)
2位柏部孝太郎(神大A3)29分24秒(4→3)
4位中嶋大(国学A1)29分28秒(1→1)
5位桐原翔太(東海B1)29分33秒(9→7)
6位林竜之介(東海A1)29分57秒(3→6)
7位猪浦舜(駒大3)30分07秒(2→2)
8位土井久理夫(農大3)30分25秒(11→10)
9位岡部令(國學B2)30分37秒(6→8)
10位堀合修平(国士B2)30分39秒(8→9)

5区(3.6㎞)
1位橋本裕之(神大A1)9分52秒(3→2)
2位山根誠弘(國學A2)9分55秒(1→1)
3位中村佳樹(駒大1)9分58秒(2→3)
4位井野拓哉(神大A2)10分02秒(3→4)
4位中村克磨(国士B2)10分02秒(9→9)
4位郷貴徳(國學B2)10分02秒(8→8)
7位末広真也(国士A3)10分03秒(5→5)
8位松本拓也(松蔭3)10分008秒(11→11)
9位上野翔太(東海B1)10分10秒(7→7)
10位稲垣秀平(東海A2)10分13秒(6→6)

6区(8.095㎞)
1位中村大介(国士B1)24分30秒(9→7)
2位大下稔樹(國學A3)24分44秒(1→1)
3位細森大輔(國學B1)24分54秒(8→8)
4位小根山泰正(駒大3)25分03秒(3→2)
5位成田元一(東海A1)25分09秒(6→5)
6位小板橋大史(神大B3)25分18秒(4→3)
7位佐藤一(農大3)25分20秒(10→10)
8位工藤超(国士A3)25分23秒(5→4)
9位宮本甲斐(東海B1)25分54秒(7→9)
10位仲宗根龍一(松蔭2)25分57秒(11→11)
 箱根は残念ながらシード権を逃したものの、國學院大が総合優勝を遂げたようですね。駒大とのマッチレースとなりましたが、1区1年生の鈴木選手が好位置につけ、2区池田選手がトップに、3区沖守選手が突き放すとそのまま逃げ切りました。Bでも1年生の細森選手がアンカーで頑張っていました。若手の選手、くすぶっている3年生が自信持ってくれればいいですね。
 負けた駒大は4区の猪浦選手が大きく差を付けられたのが痛かったでしょうか。もうすぐ最上級生ですが中々安定しないのが気がかり。ただ、二岡選手の成長の収穫はあったと思います。
 各区間で健闘があったのが神奈川大。1区でやや驚きの高山選手の区間賞、負け時と4区井上選手の奮闘もあったようですね。1年生では朝倉選手が元気な姿みせました。また、短い区間ながら永信・赤松選手も走っています。神大がこれだけ走ったのは久々?他、国士大はアンカーで中村選手が区間賞を獲得、餅崎・武藤選手あたりもそこそこ。東海大は土屋選手の区間賞と石橋選手のレース復帰がありました。
 
 
 

1/26 八王子駅伝(http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/sports/ekiden/042352.html)

●総合結果
1位中央大A1時間1分35秒
2位創価大B +1分11秒差
3位城西大B +1分19秒差
4位城西 golden age +1分25秒差
5位法政大B +1分43秒差
6位城西大A +2分05秒差
7位創価大C +2分28秒差
8位法政大A +2分30秒差
9位創価大D +3分04秒差
10位法政大C +3分16秒差

1区(4.7㎞)
1位平田啓介(城西ga4)14分21秒
2位早川文人(中大A2)14分22秒
3位高山一祥(法大C1)14分23秒
4位塩田英輔(中大B3)14分23秒
5位樋上滝太朗(法大B2)14分29秒
6位山本真紗也(創価B2)14分31秒
7位大川瞬(創価D2)14分36秒
8位上手慶(専大2)14分42秒
9位彦坂一成(創価C1)14分45秒
10位高橋惇(城西B3)14分49秒
11位佐藤晃章(武学4)14分51秒
12位廣瀬秀宣(城西D1)14分53秒
13位伊藤大輔(城西A3)15分06秒
14位菅野俊一(法大4)15分08秒※イメメン大
15位中村研士郎(法大A1)15分09秒
狩野良太(順大4)14分31秒※一般の部

2区(6.2㎞)
1位藤井寛之(中大A2)18分10秒
2位山口浩勢(城西ga4)18分15秒
3位松村元輝(城西B3)18分29秒
4位後沢広大(創価B2)18分41秒
5位杵島啓太(城西A3)18分42秒
6位田中優大(法大B2)19分03秒
7位須崎裕也(法大A2)19分13秒
8位相原将仁(早大4)19分16秒※イケメン大
9位松田憲太(創価C1)19分20秒
10位佐藤穏空(城西D1)19分24秒
10位松吉洸紀(神大)19分24秒
相場祐人(中大4)19分19秒※一般の部

3区(5.4㎞)
1位山口修平(創価B2)15分59秒
2位松井隼人(専大1)16分16秒
3位上野裕史(中大A3)16分30秒
4位二平智裕(城西B3)16分36秒
5位柴田拓人(創価C1)16分38秒
6位鴇田昌也(法大B1)16分52秒
7位西村亮哉(城西A2)16分53秒
8位岡田悠(法大C1)16分58秒
9位松井洸介(法大A3)17分00秒

4区(4.4㎞)
1位代田修平(中大A4)12分33秒
2位大久保誠吾(法大A2)12分43秒
3位佐野瑛一朗(城西ga4)12分51秒
4位松田司(城西B3)13分00秒
5位熊谷駿介(城西A3)13分09秒
6位新島英虎(城西D1)13分13秒
7位平出修也(法大B2)13分16秒
7位迫田和也(専大2)13分16秒
9位山崎尚人(創価C1)13分20秒
10位松宮大志(創価D2)13分22秒
 主に中央大と城西大と創価大の争いになったようですね。中央大が主力になってほしい2区の藤井選手とアンカーの代田選手で最終的には圧勝。3区にエース山口選手を起用した創価大が一時大きく迫る場面があったようです。
 城西大は卒業生4人で組んだgolden ageチームが平田・山口選手の走りで序盤先頭争い、アンカーの佐野選手もまずまずだったようですね。普通のチームでは松村選手がレース復帰しています。他、個人で法大の高山選手が、一般で順大・狩野選手が健闘していました。
 

1/26 勝田マラソン

1位石黒大介(上武2)2時間19分46秒
3位田中鴻佑(早大4)2時間22分36秒
4位三田村健太(上武3)2時間25分15秒
9位帆波圭斗(武学2)2時間28分05秒
本当によくフルマラソンに挑戦する上武大ですが、箱根出場経験のない石黒選手が優勝したようですね。また、早大・田中選手が、本当にラストラン、をしたようです
 


 
その他地方駅伝はまとめる時間の都合上カットします
詳しくはURLだけ載せておきます

■三浦半島県下駅伝
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/8340/sports/documents/68hantouekidenkekka.pdf
日体・小泉選手、国士・櫻井選手など
■夢ふる栃木路駅伝
http://www.shimotsuke.co.jp/sports/gunshi-ekiden2014/result
国士大・菊池選手、学習・人見選手、國學・黒子選手、駒大・郡司選手、
駒大・大谷選手、山学・上村選手、城西・菊地、日大・日向野選手など
 
他、長崎県下駅伝で亜大・村川選手が、國學・寺田選手を上回って区間賞を獲得する一幕もあったようですね
 

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【8区編】

優勝はほぼ決定か、
シード前後は見た目も総合も大混戦

 
8区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
茅ヶ崎6.9㎞
1位高久(東洋)19分56秒①(2分53秒3)
3位大塚(駒大)20分21秒②2:19(2分57秒0)
5位井戸(早大)20分26秒③6:28
7位奥野(日体)20分34秒④8:59
2位有村(明大)20分00秒⑤9:20
6位井上(青学)20分33秒⑥11:15(2分58秒7)
11位蜂須賀(國學)20分40秒⑮19:07[7]13:44
15位今井(東海)20分47秒⑦13:44[7]13:44
19位猪狩(帝京)20分50秒⑫15:54[7]13:44
13位市田(中大)20分42秒⑯19:27[10]14:13
14位浅岡(農大)20分43秒⑭18:39[10]14:13
16位宇田(拓大)20分48秒⑧14:13[10]14:13(3分00秒9)
7位村越(日大)20分34秒⑨14:45[13]14:45
9位佐藤(法大)20分38秒⑪15:18[13]14:45
16位河名(城西)20分48秒⑳21:59[13]14:45
OP:前田(山学)20分55秒[13]14:45(3分01秒9)
4位吉川(大東)20分24秒⑩15:16[17]15:16
9位沼田(中学)20分38秒⑬18:21[17]15:16
20位石橋(神大)20分52秒⑰19:59[17]15:16
16位松枝(順大)20分48秒⑲21:54[20]15:37
22位木内(専大)21分16秒㉑27:06[21]16:22(3分14秒0)
21位根岸(上武)21分11秒⑱21:39[22]16:53
12位餅崎(国士)20分41秒㉒38:06[23]19:32
★東洋・高久選手が快調に飛ばす 明大・有村選手も積極的
 独走態勢を築きつつある東洋・高久選手が区間トップのタイムで駆け抜ける。故障で練習を開始したのは10月からだが、そんな様子をみじんも感じさせない。駒大・大塚選手との差をついに2分以上に開けてきた。また、明大・有村選手も積極的な走り。7区終盤の失速で一旦開いた日体・奥野選手との差を一気に詰めている。
 
 個人順位ではこの2人が今の所ダントツで抜けている。開かれた大塚選手は個人3番、奥野選手も7番だ。大八木監督がこの時点で大塚選手に「後半はお前が強い」と叫んでいたのも納得だ。他単独走となっている早大・井戸選手と青学・井上選手もまずまず。上位陣はここまで安泰だ。
 
★大東・吉川選手ら17番争い>13番争い>10番争い>7番争いのペース
 その後ろの見た目順位の争いがちょっと面白い。それぞれの走り出した位置で一概に断言できないが、後ろの集団ほどペースが速いように見える。
 
 帝京・猪狩選手らの7位争いを、農大・浅岡選手ら10番集団が追って、日大・村越&法大・佐藤選手ら13位集団が追い上げ、更に後ろから大東・吉川選手ら17番争いが更に良いペースとなっているのが面白いところだ。今後どう動くのか注目である。

 
遊行寺坂15.9㎞-茅ヶ崎6.9㎞=9.0㎞
1位高久(東洋)27分04秒①(3分00秒4)
10位大塚(駒大)27分56秒②3:11
8位井戸(早大)27分49秒③7:13
2位有村(明大)27分23秒④9:39(3分02秒6)
6位奥野(日体)27分48秒⑤9:43
12位井上(青学)28分04秒⑥12:15
6位猪狩(帝京)27分48秒⑫16:38[7]14:28
9位蜂須賀(國學)27分51秒⑮19:54[8]14:31
5位浅岡(農大)27分43秒⑭19:18[9]14:52(3分04秒8)
18位今井(東海)28分31秒⑦15:11[10]15:11(3分10秒1)
17位市田(中大)28分14秒⑯20:36[11]15:22
3位吉川(大東)27分33秒⑧15:45[12]15:45
4位沼田(中学)27分33秒⑬18:50[12]15:45
12位村越(日大)28分04秒⑨15:45[12]15:45
12位佐藤(法大)28分04秒⑪16:18[12]15:45
16位河名(城西)28分09秒⑲23:04[16]15:50
OP:前田(山学)28分09秒[16]15:50
19位宇田(拓大)28分44秒⑩15:50[16]15:50
11位松枝(順大)28分02秒⑱22:52[19]16:35(3分06秒9)
20位石橋(神大)28分45秒⑰21:40[20]16:57
21位木内(専大)29分16秒㉑29:18[21]18:34(3分15秒1)
22位根岸(上武)29分45秒⑳24:25[22]19:39(3分18秒3)

15位餅崎(国士)28分08秒㉒39:10[23]20:36
★東洋・高久選手がダントツのペースに 明大・有村選手4位浮上
 東洋・高久選手が区間記録に迫るような走りを見せているとの実況があったが、他選手と比較しても格が違う印象だ。リズムに今一つ乗れていない駒大・大塚選手とは一気に差が開いてしまい通算3分以上に。いくらなんでも東洋で決定という印象だ。定点が変わった影響で、この時点での古田選手との比較ができないのが残念だ。
 
 また、それよりは遅いペースとなったが明大・有村選手も2番目のペースを維持。日体・奥野選手を捉えて総合4位に浮上。この時点では少し引き離しかけている。

★それぞれペースアップ 帝京・猪狩選手と農大・浅岡選手
 後ろの争いは先ほどの7番と10番争いがばらけている。7番手は昨年区間3位の帝京・猪狩選手がペースアップ。國學・蜂須賀選手は懸命に食らいついているが、東海・今井選手は大きく後退。10番手争いから抜け出した農大・浅岡選手に交わされ、浅岡選手から離された中大・市田選手にも迫られているところ。総合で7位は保っているがちょっと上がり切っていないようだ。

★転倒した拓大・宇田選手が後退 攻める大東・吉川&中学沼田らに捕まる
 実はこの間にアクシデントがあった。先ほど10番手争いだった拓大・宇田選手が、浅岡選手と足が絡んで転倒。転び方から一瞬怪我があったのじゃないかとヒヤリとしたが、大事には至っていなかった。
 
 ただ、ペースは上がらず、ずるずると後退。17番争いから追い上げてきた大東・吉川選手や中学沼田選手らに捉えられている。総合でも10位に後退し、今後が心配される。他、法大・佐藤、山学・前田、城西・河名選手らが固まっている。

 
影取18.4㎞-遊行寺坂15.9㎞=2.5㎞
記録:古田(山学)54分44秒
ここまで区間トップの
高久(東洋)55分22秒
なお当時は影取18.3㎞

4位高久(東洋)8分22秒①
10位大塚(駒大)8分34秒②3:23
11位井戸(早大)8分35秒③7:26
5位奥野(日体)8分25秒④9:46
6位有村(明大)8分29秒④9:46
8位井上(青学)8分31秒⑥12:24
9位猪狩(帝京)8分33秒⑫16:49[7]14:39
16位蜂須賀(國學)8分48秒⑮20:20[8]14:57
13位浅岡(農大)8分36秒⑭19:32[9]15:06
1位吉川(大東)8分21秒⑦15:44[10]15:44(3分20秒4)
1位沼田(中学)8分21秒⑬18:49[10]15:44
1位佐藤(法大)8分21秒⑪16:17[10]15:44

19位今井(東海)8分55秒⑦15:44[10]15:44
17位市田(中大)8分49秒⑯21:03[14]15:49
11位宇田(拓大)8分35秒⑭16:03[15]16:03
14位村越(日大)8分40秒⑨16:03[15]16:03(3分28秒0)
18位河名(城西)8分52秒⑲23:34[17]16:20(3分32秒8)
OP:前田(山学)8分52秒[17]16:20
7位松枝(順大)8分30秒⑱23:00[19]16:43(3分24秒0)
21位石橋(神大)9分04秒⑰22:22[20]17:39
20位木内(専大)9分00秒㉑29:56[21]19:12(3分36秒0)
22位根岸(上武)9分16秒⑳25:19[22]20:33(3分42秒4)
15位餅崎(国士)8分44秒㉒39:32[23]20:58
★激しい10番手争い 大東・吉川選手が総合で7位までジャンプアップ
 この遊行寺坂で余力度や登りが得意かどうかが分かりやすい。この2.5㎞間で一番ペースが速かったのは見た目10番手争いをしている3人。大東・吉川&法大・佐藤、中学・沼田選手。先ほどの定点で既に前に抜け出しかけていたが激しいバトルとなっているようだ。中大・市田選手を交わし、30秒以上前にいた東海・今井選手までも捉えてしまった。
 
 大東・吉川選手は今井選手を交わしたことにより総合11位から4人抜きで総合7位。今期は昨年末に少しいいレースがあったくらいだが、この8区は相性抜群なのか。チームを救う走りを見せている。現時点でシード圏外の法大と中学大も何としてでも食らいついて追い上げを図りたいところだ。

★下位の単独走では順大・松枝、国士・餅崎選手が粘走
 他、上位や中位ではないもののいい走りを見せている選手が2人いる。順大・松枝選手が尻上がりに定点間タイムをあげており、この間7番目。17番争いからこぼれた神大・石橋選手を捉えて19番目に浮上。その前の城西・河名、山学・前田選手も見えてきている。
 
 またずっと最下位が続いている国士・餅崎選手が区間15番前後のタイムをキープ。すでにトップとの差が21分近く開き襷を繋ぐのは厳しいが、3区から続く区間最下位が止まるのは間違いなさそう。繰り上げと言えば、上武・根岸選手が苦しい走りでここも20分オーバー。似たようなペースの専大・木内選手がギリギリどうかという感じだ。
 
戸塚中継所21.5㎞-影取18.4㎞=3.1㎞
記録:古田(山学)9分21秒(3分01秒0)
当時は戸塚21.3㎞、計算は現在の距離表示に準拠

1位高久(東洋)9分13秒①(2分58秒4)
9位大塚(駒大)9分30秒②3:40
13位井戸(早大)9分40秒③7:53
3位奥野(日体)9分20秒④9:53(3分00秒6)
8位有村(明大)9分29秒⑤10:02
7位井上(青学)9分28秒⑥12:39(3分03秒2)
13位猪狩(帝京)9分40秒⑫17:16[7]15:06
6位浅岡(農大)9分27秒⑭19:46[8]15:20
12位蜂須賀(國學)9分38秒⑮20:45[9]15:22
2位沼田(中学)9分15秒⑬18:51[10]15:46
3位佐藤(法大)9分20秒⑨16:24[11]15:51

10位吉川(大東)9分32秒⑦16:03[12]16:03
16位今井(東海)9分46秒⑧16:17[13]16:17
11位宇田(拓大)9分35秒⑩16:25[14]16:25(3分05秒5)
18位市田(中大)9分50秒⑯21:40[15]16:26
15位村越(日大)9分42秒⑪16:32[16]16:32(3分07秒7)
5位松枝(順大)9分22秒⑱23:09[17]16:52
20位河名(城西)9分58秒⑲24:19[18]17:05
OP:前田(山学)10分14秒[19]17:21(3分18秒1)
21位石橋(神大)9分59秒⑰23:08[20]18:25
19位木内(専大)9分56秒㉑30:37[21]19:53(3分12秒3)
17位餅崎(国士)9分49秒㉒40:08[22]21:34
22位根岸(上武)10分15秒⑳26:21[23]21:35
★東洋・高久選手がダントツで区間賞獲得!駒大と3分40秒差へ
 東洋・高久選手は最後までその走りは衰えず。定点別でも先ほど1秒負けたものの、ほぼ完勝。唯一人64分台となるタイムで走破し区間賞をマーク。9区に駒を残していた駒大に対して3分40秒差。距離にして1㎞以上もの差をつけました。

★日体・奥野選手が終盤粘って、明大・有村選手を突き放す
 3位早大・井戸選手の中継後ちょうど2分。4位でやってきたのは日体・奥野選手。一旦明大・有村選手に抜かれたものの、遊行寺坂からはかなりいい走りを見せて奪い返している。次ぎ9区が楽しみだ。有村選手も区間2位では走り切ったようだ。その後、青学・井上選手が2年前と同じく区間10位の走りで繋いでいる

★10番手争いは中学・沼田選手が制す なお総合7位から11位が30秒以内
 その後ろは帝京・猪狩選手が逃げて見た目7位。ただ、区間順位は前回ほど行かず総合順位も12位で足踏み。最後、猪狩選手から離れた國學・蜂須賀選手は、最後切り替えた農大・浅岡選手に交わされている。
 
 そこから24秒後10番目からが激しい。最後の争い抜け出したのは中学・沼田選手。区間3位の好走でここで巻き返しに入る。法大・佐藤選手がその直後、終盤良い走りを見せ総合でも9位へ。最後力尽きたが総合で4つ順位を上げた大東・吉川選手が見た目12番目。
 
 その後ろにはじわりと後退した東海・今井選手。総合は8位だがタイム差が無くなり、急きょ変わった9区の選手には嫌な流れに。転倒から苦しくなった拓大・宇田選手はここまで下がったが、中大・市田選手のそのさらに後ろに日大・村越選手が下がったため、総合10位に留まる。日大との差は7秒だ。全体、総合7位から総合11位まで30秒以内、帝京大も10位からは1分以内に入る稀に見る大混戦となっている。

★上武と国士大が繰り上げ 専大・木内選手は7秒差も辛くも繋ぐ
 その後ろは100m差まで迫った順大・松枝選手がやってきた。最後に城西・河名選手と山学・前田選手にも勝ったらしい。最後は定点間5番目の好走だった。
 
 その後の神大・石橋選手が通過したあと、専大・国士・上武の選手が繰り上げ襷をかけて中継所に並んだが、専大・木内選手はギリギリのタイミングで駆け込んで辛くも7秒差で襷リレー。最後は転倒しながらであった。あと2校は繰り上げ後1分半経過してやってきた。国士・餅崎選手はまずまずで最後は上武・根岸選手も交わした。根岸選手は終始苦しく個人タイム70分オーバー。総合順位も順大と城西に交わされ20位に落ちてしまった。トップ東洋大が快調なため9区次第では更に繰り上げ校が増えそうだった

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【7区編】

激しいシード争いになってきました


定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
7区
二宮11.8㎞
記録:設楽(東洋)33分51秒(2分52秒1)
当時は二宮11.7㎞、計算は現在の距離表示に準拠

4位服部(東洋)34分47秒①
7位西山(駒大)34分54秒②1:24(2分57秒5)
5位柳(早大)34分49秒③4:58
14位山本(日体)35分24秒④6:56
3位松井(明大)34分43秒⑤7:56
2位小椋(青学)34分42秒⑥10:23
13位櫻井(拓大)35分22秒⑦11:08
15位上原(東海)35分29秒⑧11:51
1位蛯名(帝京)34分39秒⑫14:01[8]11:51(2分56秒2)
5位廣川(國學)34分49秒⑮17:14[8]11:51
17位佐野(城西)35分38秒⑲19:05[8]11:51
OP:松山(山学)35分09秒[12]12:16
20位森永(法大)35分58秒⑪12:58[13]1:25
11位大門(日大)35分21秒⑨12:27[14]12:27
21位上田(大東)36分06秒⑩12:41[15]12:41(3分03秒6)
11位岩渕(農大)35分21秒⑭17:10[16]12:44
10位徳永(中大)35分20秒⑯17:58[17]12:44(2分59秒7)
19位木部(中学)35分56秒⑬16:11[18]13:06
9位高山(神大)35分15秒⑰18:07[19]13:24
8位松村(順大)35分06秒⑳19:42[20]13:25
16位松尾(専大)35分31秒㉑24:10[21]13:26
18位高津戸(上武)35分42秒⑱18:14[22]13:28(3分01秒5)
22位櫻井(国士)36分45秒㉒34:56[23]16:22(3分06秒9)
★トップ争いは、高校駅伝区間1位と2位の対決
 東洋と駒大は両方とも1年生。東洋は服部弾、駒大は西山選手。実はこの2人因縁があり、高校3年時の高校駅伝でエース区間の1区でワンツーだった選手。区間1位は西山選手、2位は服部弾選手。1位だった西山選手が2位だった服部選手を追い上げる展開となり優勝争いとは別にまた注目が集まった。ここまでは7秒服部選手が引き離している。

★6位青学・小椋、5位明大・松井選手がそれぞれ前を追う
 それぞれ単独走となっている3位から6位の大学は後ろの5位6位の大学が元気だ。区間2番目のタイムで走っているのは6位の青学・小椋選手。昨年同区間でブレーキ。その後のレース結果から単独走が走れないという評価を受けていましたが、ここまでは快走。チームも一瞬巻き込まれそうだったシード権から浮上となりそうだ。
 それから3番目は明大・松井選手。昨年は9区出走で終盤に脱水症状で大ブレーキとなってしまった。元来ロードが得意なので今度こそ力を発揮したい。そういえば早大・柳選手も駅伝初の好走を目指し、区間上位の走り。リベンジしたい選手が集まっている印象。日体・山本選手は実力通りだが、後ろ1分差で松井選手がきている。

★エース帝京・蛯名選手が猛然と追い上げる
 拓大・櫻井選手を挟んで、8位争いが混とんとしている。見た目16番目で走り出した帝京・蛯名選手が区間賞ペースで見た目8番目争いにまで浮上してきた。國學・廣川選手を引き連れてごぼう抜き、前を走っていた最初で最後の箱根路となった東海・上原選手と城西・佐野選手に追いついたところだった。今年度は怪我続きで全く万全ではなかったが、7区でここまでは凄まじい走りを見せている。それについていっている國學・廣川選手もいい走りだ。

★日大・大門選手が頑張り総合9位に、総合10位に落ちた大東・上田選手が苦戦
 10位を挟み総合順位はこの間も揺れ動いている。大東、法大、日大の争いで7区は全員初出場だ。その中で、11位だった日大・大門選手が頑張って総合9位に浮上。11位に落ちて苦戦中の法大・森永選手に見た目迫った。また10位になった大東・上田選手が大苦戦で後退。後ろから競り合いながら追っている農大・岩渕選手と中大・徳永選手がすぐに迫っている状況となっている。
 
 
大磯18.1㎞ー二宮11.8㎞=6.3㎞
記録:設楽(東洋)19分28秒(3分05秒4)

1位服部(東洋)19分37秒①(3分06秒8)
5位西山(駒大)19分58秒②1:45
7位柳(早大)20分07秒③5:28(3分11秒6)
14位山本(日体)20分29秒④7:48
6位松井(明大)20分00秒⑤8:19
2位小椋(青学)19分45秒⑥10:31
8位上原(東海)20分13秒⑦12:27
8位蛯名(帝京)20分13秒⑫14:37[7]12:27
8位廣川(國學)20分13秒⑮17:50[7]12:27
20位櫻井(拓大)20分57秒⑧[10]12:28
3位徳永(中大)19分56秒⑯18:17[11]13:03(3分09秒8)
3位岩渕(農大)19分56秒⑭17:29[11]13:03

OP:松山(山学)20分30秒[13]13:09
19位佐野(城西)20分55秒⑲20:23[14]13:09
13位大門(日大)20分29秒⑨13:19[15]13:19
17位森永(法大)20分39秒⑩14:02[16]13:29
8位高山(神大)20分13秒⑰18:43[17]14:00
15位木部(中学)20分31秒⑬17:05[17]14:00
21位上田(大東)21分01秒⑪14:05[19]14:05(3分20秒2)
12位松村(順大)20分24秒⑳20:29[20]14:12(3分14秒3)
16位松尾(専大)20分36秒㉑25:09[21]14:25(3分16秒2)
18位高津戸(上武)20分48秒⑱19:25[22]14:39(3分18秒1)
22位櫻井(国士)21分14秒㉒36:33[23]17:59(3分22秒2)
★東洋・服部選手のピッチが落ちず、区間賞ペースで突き放す!
 このあたりが選手は一番苦しくなるところだが、元気に走っている選手がいた。東洋・服部選手が軽快なピッチを保ったまま独走。先ほどの定点上位で好走を続けている青学・小椋選手を交わして区間順位でもトップに。お蔭で駒大・西山選手の姿は全く見えなくなった。これだけ離れていくのはちょっと意外。トップ確保に突き進んでいる。

★農大・岩渕&中大・徳永選手のバトルが激しく 見た目11番目へ
 この間で好走を見せた選手を見るとスタートからずっと競っている中大・徳永選手と農大・岩渕選手。見た目17番争いだったのだが、じわじわ浮上。前の帝京・蛯名選手らの集団から脱落した山学・松山&城西・佐野選手らまで交わし、見た目11番目へ。特にこの間は3番目のタイムで相当上がっているのが分かる。共にわずかなシード権を目指して懸命の追い上げとなっている。

★神大・高山選手が見た目順位4つ浮上で追い上げる
 更に後ろの方で健闘しているのが神大・高山選手。見た目21番目だったのだが、先ほど一緒に走っていた順大・松村&専大・松尾&上武・高津戸選手らを突き放して、更にペースの上がらない中学・木部&大東・上田選手も捉えて見た目17番。復路は苦しいメンバー編成となっているがここで少しでも浮上したい所だ。

 
平塚中継所21.3㎞-大磯18.1㎞=3.2㎞
記録:設楽(東洋)9分12秒(2分52秒5)

1位服部(東洋)9分03秒①(2分49秒7)
3位西山(駒大)9分12秒②1:54
9位柳(早大)9分33秒③5:58(2分59秒1)
10位山本(日体)9分36秒④8:21
21位松井(明大)10分00秒⑤9:16(3分07秒5)
2位小椋(青学)9分10秒⑥10:38
5位蛯名(帝京)9分26秒⑫15:00[7]12:50
8位上原(東海)9分29秒⑦12:53[8]12:53
10位廣川(國學)9分36秒⑮18:23[9]13:00
20位櫻井(拓大)9分55秒⑧12:28[10]13:20
5位岩渕(農大)9分26秒⑭17:29[11]13:26
5位徳永(中大)9分26秒⑯18:17[12]13:26
OP:松山(山学)9分40秒[13]13:46
17位佐野(城西)9分47秒⑳21:07[14]13:53
13位森永(法大)9分37秒⑩14:36[15]14:03
18位大門(日大)9分51秒⑨14:07[16]14:07
4位高山(神大)9分23秒⑰19:03[17]14:20(2分55秒9)
13位木部(中学)9分37秒⑬17:39[18]14:34
10位松村(順大)9分36秒⑲21:02[19]14:45
16位上田(大東)9分46秒⑪14:48[20]14:48(3分03秒1)
15位松尾(専大)9分40秒㉑25:46[21]15:02

22位高津戸(上武)10分02秒⑱20:24[22]15:38
18位櫻井(国士)9分51秒㉒37:21[23]18:47
★東洋・服部弾選手区間賞獲得!貯金を37秒上積みし、1分54秒差に!
 終盤になってますますいい走りとなった東洋・服部弾選手がトップで襷リレー。いきなり区間賞を獲得し、駒大・西山選手との差も大きく広げ、見事なリベンジを果たした。出雲後に長い距離用にピッチ走法にしたのが功を奏した、というのはあまりにも簡潔すぎるが見事な走りだった。
 
 西山選手も悪い走りではなかったものの、高校時代1区での競り合いが多かったことで、単独走の経験が不足してしまい、最後追い込めなかったという。9区での大逆転のデッドラインが2分と言われているが、この流れではどんどん差が開いてしまいそうである。
 
★リベンジを誓った3選手、それそれの7区
 リベンジを狙っていた3選手はそれぞれの走りとなった。総合3位をキープした柳選手は区間5位。終盤に少しペースが落ちたものの、これまでよりはしっかりと走り切り、ほっとする結果に。良かったのは青学・小椋選手。区間賞は逃したものの、本人も苦手と公言していた単独走で見事区間2位。本人も自信がついたのではないだろうか。
 
 逆に無念だったのは明大・松井選手。区間順位は一桁だったが、実は最後はブービーとなる走りで急落。今回もまた脱水症状に陥ってしまい、本人も首を捻っている。一度視界に捉えた日体・山本選手も遠のき、もどかしい感じとなった。
 
★帝京・蛯名選手が意地の走りで見た目で9人抜き、シードへも大幅短縮
 7番目に浮上していた争いは、最後は帝京・蛯名選手が制して見た目7番目中継。先ほどの定点でペースが落ちていたが、本人談「10㎞で体がきつくなり、15㎞でパタリと足が止まった」そうだ。そんな中でも懸命に脚を動かしたのはエースの責任感か。総合順位は12番と変わらなかったが、2分22秒あったタイム差を24秒差まで詰めたのはまだ駒が残っている帝京大とすればチャンス到来となった。

★東海・上原選手以外はシードライン上は低調、拓大・櫻井選手も巻き込まれる
 最も、これはシード付近のチームが東海・上原選手以外失速したのもある。その上原選手は途中から追いついた蛯名選手にしっかりつくことができたのが大きく、シードから2分近く前。一時はいけるかとも思われるくらいだった。逆にその蛯名選手に交わされずるずる後退した拓大・櫻井選手は巻き込まれた感じとなった。
 
 9位から11位が混とん。日大・大門選手は課題の終盤で失速し、ペースが上がらなかった法大・森永選手を見た目で捉えられず。森永選手は総合10位に浮上したが、区間ブービーで11位に後退した大東・上田選手に12秒しか差をつけられなかった。更に追い上げるチャンスだった中学・木部選手も苦しい走りで、12位帝京から2分半離れている状況で逆に農大・岩渕選手に迫られる形となった。

★國學・廣川選手健闘、中大・徳永&神大・高山&順大・松村選手が総合アップ
 他では蛯名選手に終盤までついていっていた國學・廣川選手が通算で区間6位の大健闘。國學院が詰めれるとしたら繋ぎと思っていたので、これは良かった。何とか繋げていきたい。
 
 また、好走した中大・徳永選手と神大・高山選手が終盤で失速した上武・高津戸選手を交わしてそれぞれ16位17位にアップ。高津戸選手は見た目でも前から零れ落ちしまった。また兄が有名な順大・松村和選手も踏ん張って、城西・佐野選手を交わして19位となった。区間最下位が続く国士は櫻井選手も苦しい走りですでに見た目19分近くとなっている。
 

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【6区編】

やっと復路です

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
6区
芦之湯5.1㎞
記録:千葉(駒大)16分28秒(3分13秒7)

3位日下(東洋)16分02秒①
1位西澤(駒大)15分59秒②0:56(3分08秒0)
5位三浦(早大)16分12秒③(3分10秒6)5:19
10位鈴木(日体)16分21秒④6:51
2位廣瀬(明大)16分01秒⑤8:47
14位大島(拓大)16分28秒⑥9:05
21位村井(青学)17分16秒⑥9:05
13位大崎(大東)16分27秒⑧9:43
4位菊地(城西)16分06秒⑳17:18[9]10:04
5位代田(中大)16分12秒⑮15:24[10]10:10
5位田子(法大)16分12秒⑪10:43[10]10:10
5位千葉(帝京)16分12秒⑫12:20[10]10:10
15位福村(東海)16分31秒⑨10:16[13]10:16
9位海老澤(中学)16分20秒⑬13:23[14]10:18(3分12秒2)
11位湯川(國學)16分22秒⑰15:43[15]10:20
12位中山(専大)16分25秒㉑21:07[16]10:23
17位日向野(日大)16分42秒⑩10:39[17]10:39
16位三好(上武)16分41秒⑯15:25[18]10:39(3分16秒3)
18位土井(農大)16分44秒⑭15:08[19]10:42
19位林(順大)16分53秒⑲17:08[20]10:51(3分18秒6)
OP:桃澤(山学)17分00秒[21]10:58
20位石井(国士)17分04秒㉒[22]11:02(3分20秒8)

22位東(神大)17分20秒⑱16:01[23]11:18(3分23秒9)
★秒差で駒大・西澤選手が入りの5㎞トップもここまでは並行
 奇しくもどちらも4年連続出走していた選手が抜けた直後の東洋と駒大。更に東洋・日下選手と駒大・西澤選手共に箱根初出走だった。東洋としてはここで引き離して、7区以降駒大の視界から消えておきたいし、駒大は逆に追い詰めて調子に乗っていきたい所。非常に重要な区間となった。
 
 ここまでは駒大・西澤選手が3秒ほど詰めているが、まだほとんど平行線といっていいだろう。西澤選手と言えば、スタートする際に滑って転倒していたが、ひとまず影響はないようだ。また、3位早大・三浦選手も中々のペース、4位日体・鈴木選手はそれよりは遅いものの、昨年の自身よりも早い。まとめて上位4校は登り終わった時点では順調だ。
 
★青学・村井選手がブレーキ?定点までに明大・廣瀬選手が交わす
 後ろでは早くも若干の波乱があった。4年連続出走で今年は区間記録更新を狙う明大・廣瀬選手がすでに2人抜いて5位に進出していた。拓大・大島選手はともかく、青学・村井選手は1分近く前に芦ノ湖を出ていた。廣瀬選手自身が2番目のタイムではあるが、これは村井選手がブレーキと見た方が良さそうな印象だった。めちゃくちゃ喘いでいて苦しそうでちょっと先が心配になる感じだった。

★一斉スタート組は経験者の4年生を抑えて城西・菊地選手がトップ
 11位以下は一斉スタートとなった中位以降だが、1秒差でスタートした日大・日向野選手はすぐに巻き込み大混戦の模様。ただ、ここまでトップなのは経験者で実績のある中大・代田、帝京・千葉、法大・田子選手ではなく、城西1年の菊地選手。ここまでほとんど目立っていなかった城西だが、1年生がやってくれそうな気配がある。
 
 他では中学・海老澤選手や國學・湯川選手ら下級生で初挑戦の選手もまずまずの位置。逆に山学・桃澤選手は昨年ほどではないが後ろに後退。急遽6区出走となった神大の1年生・東選手が先の村井選手より遅いタイムで通過。煽りで総合で神大はいきなり15位から18位へダウン。中大や國學院が順位を上げている。
 
 
小涌園前9.1㎞-芦之湯5.1㎞=4.0㎞
記録:千葉(駒大)10分38秒(2分39秒5)
当時は小涌園前9.0㎞、計算は現在の距離表示に準拠

5位日下(東洋)10分43秒①
4位西澤(駒大)10分40秒②0:55(2分40秒0)
2位三浦(早大)10分34秒③5:10
1位鈴木(日体)10分32秒④6:40(2分38秒0)
2位廣瀬(明大)10分34秒⑤8:38
18位大島(拓大)11分17秒⑥9:39
20位村井(青学)11分26秒⑦9:48(2分51秒5)
11位大崎(大東)11分03秒⑧10:03
6位千葉(帝京)10分49秒⑫12:26[9]10:16
7位菊地(城西)10分55秒⑲17:30[9]10:16(2分43秒8)
8位代田(中大)10分56秒⑭15:37[11]10:23
8位田子(法大)10分56秒⑩10:56[11]10:23
11位福村(東海)11分03秒⑨10:36[13]10:36
13位海老澤(中学)11分11秒⑬13:51[14]10:46(2分47秒8)
18位中山(専大)11分17秒㉑21:41[15]10:57
14位日向野(日大)11分12秒⑪11:05[16]11:05
21位湯川(國學)11分30秒⑱16:30[17]11:07
15位三好(上武)11分13秒⑯15:55[18]11:09
15位土井(農大)11分13秒⑮15:38[19]11:12
17位林(順大)11分16秒⑳17:41[20]11:24
OP:桃澤(山学)11分14秒[21]11:29
10位東(神大)11分02秒⑰16:20[22]11:37
22位石井(国士)11分37秒㉒30:30[23]11:56(2分54秒3)
★日体・鈴木選手がこの間トップ!上位5位の選手が上位独占
 下り始めてから最初の定点地点。下りだけでここまで一番早いタイムで駆け下りているのは日体・鈴木選手。登りでは他4選手よりやや遅かったが、ここで一気にあげてきた。続いて明大・廣瀬選手と早大・三浦選手が続き、僅かな秒差ながら東洋と駒大を追い上げている形となっている。
 
★帝京・千葉選手が城西・菊池選手に追いつく
 一斉スタート組では城西・菊池選手が相変わらず好調だが、そこに昨年区間3位の帝京・千葉選手が追いつく展開となり、2人で追い上げてきている。東海・福村選手を後ろに追いやり、更に大東・大崎選手やペースが上がらないままの青学・村井選手あたりが見えてきそうか。帝京としては経験者で一気に追い上げたい所だ。

★法大・田子選手が日大・日向野選手を交わして総合10位浮上
 一斉スタートで分かりにくくなった総合順位だが、ずっと一斉スタート組で3番前後を走る続ける法大・田子選手が、巻き込んで後ろに後退した日大・日向野選手を総合順位でも交わし総合10位浮上。山に主力を注ぎ込んでシードラインに浮上してきた。日向野選手も2年連続走る選手だが、意地を見せられるかどうか。

★神大・東選手がペースアップ、國學・湯川、国士・石井選手が大幅ダウン
 後ろの方では先ほど見た目最下位だった神大・東選手が下りに入ってまずまずのペースで追走。ガクンと落ちた国士・石井選手を交わして、前を走る順大・林選手や山学・桃澤選手が見えそうな感じ。先まずまずだった國學・湯川選手もやや後退し、先の日向野選手や上武・三好選手と競っている。
 
 
大平台13.7㎞-小涌園前9.1㎞=4.6㎞
記録:千葉(駒大)11分23秒(2分28秒5)

4位日下(東洋)11分36秒①
6位西澤(駒大)11分44秒②1:03
1位三浦(早大)11分28秒③5:02(2分29秒6)
2位鈴木(日体)11分28秒④6:32
3位廣瀬(明大)11分31秒⑤8:33

13位村井(青学)11分55秒⑥10:07
16位大島(拓大)12分04秒⑥10:07(2分37秒4)
8位菊地(城西)11分53秒⑲17:47[8]10:33(2分35秒0)
9位千葉(帝京)11分53秒⑫12:43[8]10:33
5位福村(東海)11分41秒⑧10:41[10]10:41(2分32秒4)
20位大崎(大東)12分14秒⑧10:41[10]10:41
10位代田(中大)11分54秒⑮15:55[10]10:41
11位田子(法大)11分54秒⑩11:14[10]10:41
7位土井(農大)11分50秒⑭15:52[14]11:26
12位湯川(國學)11分55秒⑱16:49[14]11:26
14位日向野(日大)11分57秒⑪11:26[14]11:26
19位海老澤(中学)12分13秒⑬14:31[14]11:26
21位中山(専大)12分15秒㉑22:20[18]11:36
17位三好(上武)12分07秒⑯16:26[19]11:40
OP:桃澤(山学)11分59秒[20]11:52
15位東(神大)11分57秒⑰16:41[21]11:58

18位林(順大)12分10秒⑳18:15[21]11:58
22位石井(国士)12分26秒㉒31:20[23]12:46(2分42秒2)
★初めて東洋・日下選手が駒大・西澤選手を上回り始めた
 先ほどの定点までは駒大・西澤選手が本当に少しずつ差を詰めていたのだが、ここで初めて東洋・日下選手が上回った。しかも8秒一気に開き、積算63秒差。つまり元々の59秒も開いた。そろそろ疲れが出始める頃なので、この開き具合は若干気になる所だ。

★早大・三浦選手が日体・鈴木選手と共にこの間トップ
 この間トップは日体・鈴木選手とともに、早大・三浦選手が浮上。日体・鈴木選手はさすが昨年から走力があがっただけあります。早大・三浦選手は試合前から「下りは勝手に体が前に進む」と話していましたが、本当に得意のようですね。ここまで区間トップは明大・廣瀬選手。このあたりは積算で区間記録を大きく上回っていますが…さて、ここで千葉選手の記録が上回り始めましたよ?

★大東・大崎選手が巻き込まれ、更に東海・福村選手らが追い上げる
 総合8位を走っている大東・大崎選手が先の城西・菊地&帝京・千葉選手に交わされ苦しい走り。このあたり急遽6区に選ばれた影響が出たか。中大・代田&法大・田子選手に追いつかれる。驚いたのは、いったん後退していた東海・福村選手が息を吹き返していたこと。この間は5番目のタイムで走っており、総合で大東大に追いついた。5区の流れは継続しているようだ。

★農大・土井選手が浮上、中学・海老澤選手や専大・中山選手が後退
 見た目ではその後ろがここまで非常にもつれている。代田選手らを追っていた中学・海老澤選手が息切れしたのか後退し、日大・日向野選手が追いつく。またこの間にペースをあげた農大・土井選手と盛り返した國學・湯川選手が追いついての4選手が並んでいる。これに専大・中山選手がついていけずに後退。後ろの上武・三好選手が迫る恰好だ。7区以降の為に集団から振り落とされないよう懸命の走りが続いているようだ。
 
 
 

 
函嶺洞門17.1㎞-大平台13.7㎞=3.4㎞
記録:千葉(駒大)9分15秒(2分43秒2)
当時は函嶺洞門17.0㎞、計算は現在の距離表示に準拠

2位日下(東洋)9分34秒①
6位西澤(駒大)9分46秒②1:15
4位三浦(早大)9分35秒③5:03
1位鈴木(日体)9分29秒④6:27(2分47秒4)
2位廣瀬(明大)9分34秒⑤8:33
8位村井(青学)9分48秒⑥10:21
12位大島(拓大)9分52秒⑦10:25
11位菊地(城西)9分50秒⑲18:03[8]10:49(2分53秒5)
8位福村(東海)9分48秒⑧10:55[9]10:55
16位田子(法大)10分06秒⑪11:46[10]11:13
16位大崎(大東)10分06秒⑨11:13[10]11:13
19位代田(中大)10分26秒⑮16:47[12]11:33(3分04秒1)
5位湯川(國學)9分43秒⑰16:58[13]11:35
6位海老澤(中学)9分46秒⑬14:43[14]11:38
10位日向野(日大)9分49秒⑩11:41[15]11:41
22位千葉(帝京)10分44秒⑫13:53[16]11:43(3分09秒4)
14位土井(農大)10分02秒⑭16:20[17]11:54
OP:桃澤(山学)9分41秒[18]11:59(2分50秒9)
15位三好(上武)10分05秒⑯16:57[19]12:11
20位中山(専大)10分27秒㉑23:03[20]12:19
13位林(順大)10分00秒⑳18:41[21]12:24(2分56秒5)
18位東(神大)10分07秒⑱17:14[22]12:31
21位石井(国士)10分33秒㉒32:19[23]13:45
★下りだけなら日体・鈴木選手がトップ 明大・廣瀬選手の貯金は4秒
 トップとの差はじわりじわり開き続けて東洋・日下と駒大・西澤選手の差は1分15秒差に。少し見えづらい差になってきたが、最後の平地で果たしてどうなるか。
 
 個人記録は明大・廣瀬選手が区間トップ&区間新のペースを維持しているが、区間記録に対しての記録はここで4秒にまで短縮。後半の伸びが凄まじい記録なのでもう一つ切り替えが必要だ。また下りだけならずっとトップを取り続けた日体・鈴木選手がトップであった。
 

★青学・村井選手がようやく乗り出して拓大・大島選手を交わす
 序盤苦しそうな表情でこちらを心配させた青学・村井選手がこの間8番目のタイム。拓大・大島選手を突き放して再度総合6位へ浮上。うしろの一斉スタート組に追いつかれそうだったが、これなら逃げ切れそうか

★國學・湯川&山学・桃澤選手が大幅アップ、中大・代田&帝京・千葉選手大幅ダウン
 その後ろでは動きが激しくなった。城西・菊地&東海・福村選手らと争っていた帝京・千葉選手が急落。先ほど見た目8番目だったのが8校に交わされ16番目までダウン。何かあったのかと思うほどの失速。大きく離れていたはずの國學・湯川選手が交わしたが、そのすぐ前には法大・田子&大東・大崎選手から一気に話された中大・代田選手がいる。他、先ほど見た目20番だった山学・桃澤選手が18番目に浮上している。
 

 
小田原中継所20.9㎞-函嶺洞門17.1㎞=3.8㎞
記録:千葉(駒大)10分27秒(2分45秒0)

4位日下(東洋)11分09秒①
6位西澤(駒大)11分11秒②1:17
3位三浦(早大)11分02秒③4:56
2位鈴木(日体)11分01秒④6:19(2分53秒9)
1位廣瀬(明大)10分36秒⑤8:00(2分47秒4)
7位村井(青学)11分16秒⑥10:28(2分57秒9)
8位大島(拓大)11分17秒⑦10:33

10位菊地(城西)11分20秒⑲18:14[8]11:00
12位福村(東海)11分23秒⑧11:09[9]11:09
5位田子(法大)11分10秒⑩11:47[10]11:14
9位大崎(大東)11分18秒⑨11:22[11]11:22
12位湯川(國學)11分23秒⑮17:12[12]11:49
11位日向野(日大)11分21秒⑪11:53[13]11:53
OP:桃澤(山学)11分04秒[14]11:54
16位海老澤(中学)11分28秒⑬15:02[15]11:57
14位千葉(帝京)11分25秒⑫14:09[16]11:59(3分00秒3)
14位土井(農大)11分25秒⑭16:36[17]12:10
21位代田(中大)11分47秒⑰17:25[18]12:11
17位三好(上武)11分31秒⑯17:19[19]12:33
18位中山(専大)11分32秒㉑23:26[20]12:42
19位東(神大)11分34秒⑱17:39[21]12:56(3分02秒6)
22位林(順大)11分51秒⑳19:23[22]13:06(3分07秒1)
20位石井(国士)11分44秒㉒32:58[23]14:24(3分05秒3)
★東洋・日下選手が18秒貯金し、駒大・西澤選手に対して77秒差に!
 さすがに最後はきつそうになった東洋・日下選手だが、力強い走りでトップ中継。大学記録を更新するタイムで走り切った。2位との差は77秒差に拡大。駒大・西澤選手も悪いタイムではなかったものの、59秒から77秒となったのは、視界に入るか入らないかという意味合いで非常にデカかったようだ。ひとまずここは東洋が先手を取った。
 
 差は離れたが、3位早大・三浦選手と4位日体・鈴木選手が彼らを上回り58分51秒と同タイムの高パフォーマンス。特に2年生の三浦選手がこの記録を出したということで今後注目ですね。設定タイムにどうやら届いていないらしいですので、まだいけると踏んでいるようだ。
 
★最後は明大・廣瀬選手独壇場も…区間記録には5秒届かず
 しかし、それは御膳立て。区間記録と激しい格闘をしていた明大・廣瀬選手。ラストの平地は全選手で断トツに早いタイム。2番目に早かった選手を25秒も突き放す走りを見せたものの、最後の最後区間記録に届かず。やはり千葉選手のラストの走りはちょっと凄まじすぎるようだ。
 
 それでも廣瀬選手は1年生の時の61分44秒から3分28秒も短縮。区間記録にあと5秒に迫るパフォーマンスを見せたのは凄いと思う。卒業後は6区で育んだスピードを1500mで活かすそうで、今後を楽しみにしたい。

★1年生の城西・菊地&東海・福村選手が個人で60分前半のタイム
 その後、最後は結構よさげな競り合いとなった青学・村井、拓大・大島選手の次、見た目8番目9番目でやってきたのは城西・菊地選手と東海・福村選手。共に1年生ながら60分前半で走り切った。特に菊地選手は城西今回初めて区間一桁。総合で順大・林選手を交わして19位に上がった。ここから少しでも上げたい所だ。その後、安定していた法大・田子選手と何とか後半持ち堪えた大東・大崎選手が続いた。

★選手が流れ込む中、山学・桃澤選手が最後に爆上げ
 そこから30秒近く開いた13番目争いが大混戦。國學・湯川、日大・日向野、中学・海老澤、帝京・千葉選手の4チームによる争い、それに割り込んできたのが山学・桃澤選手。ラスト3㎞は4番目相当のタイムで追い上げ全体でもまとめてきた。序盤は昨年と似た展開でヒヤヒヤしましたが、今年はしっかり走ってくれました。
 
 その後は10秒差で伸びきれなかった農大・土井選手と後半無念の失速の中大・代田選手。19番以降は上武・三好、専大・中山、神大・東選手、順大・林選手。順大は山共にブービーとなった。断トツで区間最下位の国士・石井選手は見た目で既に14分24秒離された
 
★法大が最終的に総合10位に、11位日大との差は僅か6秒
 8位東海大が浮上し9位に大東大。見た目その大東大の前にいる法大が総合10位。小涌園前で11位に後退した日大は、一時抜き返す(追い上げる)シーンもあり、その差は6秒に留めた。12位帝京は千葉選手が後半息切れし2分以上開いている。ただ、7区でどうなるか。非常注目が集まる
 

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【5区編】

往路最後

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
5区
箱根湯本5㎞
記録:柏原(東洋)15分06秒(3分01秒2)

1位設楽(東洋)15分02秒①(3分00秒4)
2位馬場(駒大)15分10秒②0:29(3分02秒0)
18位高橋(早大)15分48秒③2:24
9位横手(明大)15分36秒④2:57
12位高橋(青学)15分38秒⑤5:15
4位服部(日体)15分17秒⑥6:46
9位尾上(拓大)15分36秒⑥6:46
16位キトニー(日大)15分42秒⑧8:04
8位片川(大東)15分35秒⑨8:10
6位及川(中学)15分32秒⑩8:25(3分06秒4)
7位竹本(帝京)15分33秒⑪8:33
5位宮上(東海)15分21秒⑫9:16(3分04秒2)
20位松元(上武)16分10秒⑬9:20(3分14秒0)
3位関口(法大)15分13秒⑭9:25
22位山下(順大)16分31秒⑮11:11(3分18秒2)
14位大下(國學)15分41秒⑯11:46
14位小谷(中大)15分41秒⑰11:50
16位柿原(神大)15分42秒⑱13:23
13位黒川(城西)15分40秒⑲13:37(3分08秒0)
OP:井上(山学)15分12秒[20]13:44
9位農大(三輪)15分36秒⑳[21]14:20
19位斎藤(専大)15分54秒㉑[22]16:28(3分10秒8)
21位杉沢(国士)16分20秒㉒21:33[23]19:23
★設楽啓、馬場選手共々1㎞2分52秒の突っ込み、平地からハイペース
 相当注目となった両対決。1万27分台のスピードがあり、当然チームのエース。だが、5区は初挑戦の東洋・設楽啓選手。それより実績は劣るが、ロードで外す事のない駒大・馬場選手。両者とも1㎞2分52秒のハイペースとなった。
 
 設楽啓選手は事前に最初の5㎞は15分20秒で抑えて入るよう言われていたものの、区間記録を超える突っ込みを見せた。後ろの馬場選手もそれから8秒遅れるだけの飛ばしぶり、いったいどういうことになるのだろうとこの時は思われた。

★実力者以外にも山学・井上、東海・宮上、中学・及川、などが飛ばす
 後ろでも動きがある。実力者というのは日体・服部選手と法大・関口選手だ。服部選手は20秒前にいた拓大・尾上選手に追いついている。尾上選手も実績考えるとまずmず。関口選手がそれより早いペースで入ったのは順位が低かったからなのか、それとも17秒前にいた東海・宮上選手を追ったのか。宮上選手は超スローで入った上武・松元選手を交わして順位浮上。東海大の秘密兵器が追い上げを開始している。
 
 またシードを分けている10位11位はこちらも密かに自信があって配置された中学・及川選手と帝京・竹本選手も序盤はまずまずのペース。この後どう動くか。うしろでは山学のエース・井上選手が3番目相当となるペース。前にいる城西・黒川選手に一気に迫っている。
 
★日大・キトニー選手、神大・柿原選手らがスローペース
 逆に日大・キトニー選手が非常なスローペースで大東・片川選手に大きな追い上げを許している。最初飛ばすなと釘を刺されていたらしいので、ここまでは市雄言う予定通りだったか。主力の故障で急遽配置された神大・柿原選手と早大・高橋選手も慎重な入り。まあ、高橋選手は実力通りか。最下位ペースの順大・山下選手もここは仕方ないところか。
 
 
 
大平台9.5㎞-箱根湯本5㎞=4.5㎞
記録:柏原(東洋)14分28秒(3分12秒9)
当時は大平台9.4㎞、計算は現在の距離表示に準拠

3位設楽(東洋)15分12秒①
2位馬場(駒大)15分09秒②0:26
15位高橋(早大)15分59秒③3:11
14位横手(明大)15分58秒④3:43
19位高橋(青学)16分10秒⑤6:13
1位服部(日体)15分08秒⑥6:42(3分21秒8)
11位尾上(拓大)15分48秒⑦7:22
4位キトニー(日大)15分18秒⑧8:10(3分24秒0)
10位片川(大東)15分47秒⑨8:45(3分30秒4)
17位及川(中学)16分02秒⑩9:15
12位竹本(帝京)15分54秒⑩9:15
6位宮上(東海)15分20秒⑫9:24
7位関口(法大)15分34秒⑬9:47(3分27秒6)
8位松元(上武)15分38秒⑬9:47
22位山下(順大)16分24秒⑮12:23(3分39秒3)
18位大下(國學)16分05秒⑯12:39
16位小谷(中大)16分01秒⑯12:39(3分33秒6)
8位柿原(神大)15分38秒⑱13:49
OP:井上(山学)15分31秒[19]14:03
13位黒川(城西)15分55秒⑲[20]14:20
5位三輪(農大)15分19秒⑳[21]14:27
21位齋藤(専大)16分19秒㉑[22]17:35
20位杉沢(国士)16分18秒㉒22:39[23]20:29(3分37秒3)
★駒大・馬場選手が追い上げ盛り上がるトップ争い 3位以下置いてけぼり
 軽快なピッチで進んでいるように見える東洋・設楽選手だが、なんと馬場選手がこの間、3秒程だが詰めている。設楽啓選手の登り適正に疑問の声はあり、この間は3番目のタイムに落ちたので、よもやというのも少し考える向きもあった。いずずれにせよ、白熱してきた。
 
 これ煽りを受けてか3位から5位が大幅に離れてきている。急遽抜擢で完全単独走の3位早大・高橋選手はともかく、実力者4位明大・横手選手が登りに入ってペースが落ちたのはちょっと気がかりな所。5位青学・高橋選手は、箱根8区区間賞だったが登りが得意というわけではないらしい。気持ちの強さで抜擢されたが、ここまでは苦戦中だ、
 

★日体・服部と日大・キトニー選手が牙をむき始めたか?
 さて、いよいよ追い上げを開始し始めたのはその後ろ6位の日体・服部選手。この間に高橋選手を1分以上追い上げ、既に背後にちらちら映るように。尾上選手を挟んで、キトニー選手も4番目のペースに。すぐ背後に迫った大東・片川選手は月花いて、本領発揮してくるかと思われた。
 

★中学・及川選手がガクンとダウン 他國學・大下、専大・齋藤選手ら厳しく
 気になるのは10位の中学・及川選手。いきなり17番目のペースとなり、帝京・竹本選手に追いつかれ、調子良い東海・宮上選手に秒差、法大・関口選手と上武・松元選手にも次の定点で追いつかれるのは見えているペースに。なんだか中継所でカメラマンと接触し脳震盪を起こした等あったそうだが、誤算になりそうな感じだ。
 
 他の所では、昨年好走の國學・大下選手が伸びきらず、引き離しかけた中大・小谷選手に追いつかれている。また、専大の主力のランナーの齋藤選手も、厳しい順位ということはあるが、非常に苦しい走りになっている模様だ。
 
小涌園前14.3㎞-大平台9.5㎞=4.8㎞
記録:柏原(東洋)17分01秒(3分33秒7)
当時は小涌園前14.2㎞、計算は現在の距離表示に準拠

2位設楽(東洋)17分38秒①
2位馬場(駒大)17分38秒②0:26
15位高橋(早大)18分34秒③4:07
16位横手(明大)18分42秒④4:47(3分53秒8)
5位服部(日体)17分43秒⑤6:47
14位高橋(青学)18分31秒⑥7:06
12位尾上(拓大)18分14秒⑦7:58
8位キトニー(日大)18分06秒⑧8:38
9位片川(大東)18分07秒⑨9:14
4位宮上(東海)17分41秒⑩9:27(3分41秒0)
7位竹本(帝京)18分05秒⑪9:42
6位関口(法大)17分46秒⑫9:55
19位及川(中学)18分51秒⑬10:28
13位松元(上武)18分23秒⑭10:32(3分49秒8)
10位小谷(中大)18分09秒⑮13:10(3分46秒9)
18位大下(國學)18分41秒⑯13:42
22位山下(順大)19分14秒⑰13:59(4分00秒4)
1位三輪(農大)17分33秒⑱14:22(3分39秒4)
11位柿原(神大)18分11秒⑱14:22
OP:井上(山学)17分57秒[18]14:22(3分44秒4)
17位黒川(城西)18分43秒⑳[21]15:25
20位齋藤(専大)18分54秒㉑[22]18:51(3分56秒3)
21位杉沢(国士)19分09秒㉒24:10[23]22:00(3分59秒4)
★21番目で走り出した農大・三輪選手がこの間トップに躍り出た
 どの争いよりも先にここだろう。ほとんどテレビに映らなかったが、最終的に80分を切ることになる農大・三輪選手がこの間トップに。21番目スタートだったが、城西・黒川選手をぶち抜いて、なんと好走を続けている山学・井上選手や神大・柿原選手を巻き込んで18位争いに浮上してきたのだ。区間順位は5位だが、うまくいけば序盤の差を埋めて区間賞争いに出れるかもしれない期待を抱かせた。
 
★一時20秒を切った1位と2位との差 だが馬場選手の汗が気になるように
 宮ノ上のあたりでいったん1位と2位の差が19秒ほどに。傾斜が一番きつい部分で襷を貰った地点より初めて差が縮まって、ちょっとはらはらする場面があった。だが、このあたりは先ほどの定点と同じ差の26秒。設楽啓選手の表情が険しくなり始めたが、馬場選手が大量に汗をかき始めてやや疲れ始めている様子が伺え、ちょっと開きそうな気配だった。

★東海・宮上選手が10位浮上 8位あたりまで射程圏内か
 調子良く登っている東海・宮上選手がこの定点でついに総合10位に浮上。1区ぶりの10位以内に入ってきた。大東・片川選手を完全に視界に捉える展開だ。11位帝京・竹本がダウン。その後ろに関口選手。中学・及川選手は失速止まらず、間もなく上武・松元選手が捉えそうだった
 
 

 
芦之湯18.3㎞-小涌園前14.3㎞=4.0㎞
記録:柏原(東洋)14分40秒(3分40秒0)
当時は芦之湯18.2㎞、計算は現在の距離表示に準拠

4位設楽(東洋)15分29秒①
7位馬場(駒大)15分43秒②0:40(3分55秒8)
14位高橋(早大)16分10秒③4:48
21位横手(明大)16分54秒④6:12(4分13秒5)
6位服部(日体)15分31秒⑤6:49
13位高橋(青学)16分09秒⑥7:46
9位尾上(拓大)15分49秒⑦8:18
8位キトニー(日大)15分46秒⑧8:55
2位片川(大東)15分26秒⑨9:11
4位宮上(東海)15分29秒⑩9:27
3位関口(法大)15分27秒⑪9:53
11位竹本(帝京)16分02秒⑫10:15
18位及川(中学)16分40秒⑬11:39(4分10秒0)
22位松元(上武)17分11秒⑭12:14(4分17秒8)
10位小谷(中大)16分01秒⑮13:42
1位三輪(農大)15分22秒⑯14:15(3分50秒5)
16位大下(國學)16分23秒⑰14:36
OP:井上(山学)16分01秒[18]14:54(4分00秒3)
12位柿原(神大)16分03秒⑱[19]14:56
19位山下(順大)16分41秒⑲[20]15:11
17位黒川(城西)16分33秒⑳[21]16:29
15位齋藤(専大)16分20秒㉑[22]19:42(4分05秒0)
20位杉沢(国士)16分48秒㉒25:29[23]23:19
★力の差が出始めたか 1位東洋・設楽啓選手が徐々に独走態勢に
 じりじりと開き始めた1位と2位は、40秒に。この芦之湯で箱根山中数少ない長い直線になるが、かなり遠くなっているのが傍目にも分かる。序盤から共に突っ込んでの耐久レースとなったが、そうなったらここは力の差が出始めたというべきだろう。設楽啓選手は下りが得意なのでますます開きそうな気配だ。

★農大・三輪選手に続き、大東・片川選手も粘り2番目通過 
 農大・三輪選手はずっと調子良くこの間もトップ。山学・井上選手らを突き放し、低調なままの國學・大下選手と順大・山下選手を交わして総合16位に浮上。堅調に走っている中大・小谷選手も視界に入ってきた。下り次第では区間賞も見えそうだ。

 また、先ほど東海に迫られていた大東・片川選手がこの間踏ん張って2番目のタイム。2年越しの5区だが、年末全く調子が上がらず、奈良監督は起用するかどうかさえ迷っていた状況だったが、ここはガッツを見せている。宮上選手から逃げるだけじゃなく、前のチームも見えてきた。
 
★日体・服部、日大・キトニー選手がややペースが上がらない
 そのチームはなんと日大・キトニー選手だ。小涌園手前でギャラリーに手を振っている余裕はあったが、このあたりからペースが落ち始めている。前にちらちら見えているはずの拓大・尾上選手を捉えられない展開となっている。防寒具が暑すぎたという情報もあったが、どうなることやら。
 
 上がっていないといえば、日体・服部選手が5番目前後のタイムが最近は続いている。実は12月中旬に痛めた左足甲が15㎞付近から違和感が増してきて、あげられない感じになっていた。それでも青学・高橋選手を捉えて、更に4位のチームが見えてきはじめている。

★一気に急ブレーキは明大・横手、上武・松元選手
 ただ、これは服部選手の自力というより、4位の明大・横手選手の急落と言った方がいいだろう。なんとこの間22番目。準備不足だったのか、低体温症が襲っていたらしく、なんと15㎞地点で既に記憶がなくなってきていたそうで、非常に危険な状況になっていた。
 
 それよりペースが大幅に遅かったのが上武・松元選手。登りに入って良かったと思ったが、ここにきて脱水症状に陥り、脚の痙攣で17㎞地点で立ち止まラざるを得ない状況だったらしい。やはり箱根5区アクシデントがついて回っている。
 
 

 
元箱根21.2㎞-芦之湯18.3㎞=2.9㎞
記録:柏原(東洋)8分47秒(3分01秒7)

4位設楽(東洋)9分01秒①(3分06秒6)
8位馬場(駒大)9分07秒②0:46
10位高橋(早大)9分15秒③5:02
1位服部(日体)8分55秒④6:44(3分04秒5)
19位横手(明大)10分11秒⑤7:22(3分30秒7)
7位高橋(青学)9分05秒⑥7:50
9位尾上(拓大)9分13秒⑦8:30(3分10秒7)
3位片川(大東)8分59秒⑧9:09
13位キトニー(日大)9分25秒⑨9:19(3分14秒8)
6位宮上(東海)9分04秒⑩11:38
14位関口(法大)9分27秒⑪10:19
20位竹本(帝京)10分24秒⑫11:38
18位及川(中学)9分50秒⑬12:28
22位松元(上武)10分31秒⑭13:44(3分37秒6)
4位三輪(農大)9分01秒⑮14:15
16位小谷(中大)9分47秒⑯14:28
OP:井上(山学)8分57秒[17]14:50
2位柿原(神大)8分56秒⑰14:50
12位大下(國學)9分22秒⑱[19]15:07
15位山下(順大)9分43秒⑲[20]15:53(3分21秒0)
11位黒川(城西)9分21秒⑳[21]16:49
16位齋藤(専大)9分47秒㉑[22]20:28
20位杉沢(国士)10分24秒㉒26:52[23]24:42
★日体・服部選手が得意の下りで再びペースアップ 区間トップと13秒差に
 昨年、下りで圧倒的な走りを見せたのは日体・服部選手だが、今年も服部選手が僅差ながらトップ。万全じゃないながらさすがの走りだ。明大・横手選手を捉えて総合順位も4位へ。また一時きついと思われた連続区間賞も13秒差に。勿論東洋・設楽啓選手なわけだが交わすことはできるだろうか。

★17番目争いが熱い!神大・柿原選手VS山学・井上選手
 先ほど農大・三輪選手に突き放されていた山学・井上選手と神大・柿原選手のバトルがにわかに激しくなってきている。タイムは日体・服部選手に次ぐものとなっている。ともに箱根2区でも戦える選手が箱根山中の下りでまみえるというの面白かった。下りに入ってペースが落ちた中大・小谷選手が見え始めてきている。
 

★大東・片川選手が8位に、更に法大・関口選手も11位へ
 下りに入ってもしっかりとしたペースを継続している大東・片川選手がついに日大・キトニー選手を捉え8位へ。キトニー選手は動かなくなってきているか。ついてきている東海・宮上選手が迫っている。
 後ろには法大・関口選手が11位に浮上してきているが、下りに関してはペースが落ちてやや離され気味。やや驚いたのは彼に交わされた帝京・竹下選手が急落。いつの間にか1分20秒近く差が離れていた。
 
 
芦ノ湖23.4㎞-元箱根21.2㎞=2.2㎞
記録:柏原(東洋)6分37秒(3分00秒5)

3位設楽(東洋)6分54秒①(3分08秒2)
9位馬場(駒大)7分07秒②0:59
5位高橋(早大)7分01秒③5:09(3分11秒4)
1位服部(日体)6分42秒④6:32(3分02秒7)
4位高橋(青学)6分55秒⑤7:51
6位尾上(拓大)7分03秒⑥8:39
21位横手(明大)8分20秒⑦8:48(3分47秒3)
6位片川(大東)7分03秒⑧9:18
13位宮上(東海)7分11秒⑨9:47
18位キトニー(日大)7分34秒⑩9:59
10位関口(法大)7分08秒⑪10:33
16位竹本(帝京)7分26秒⑫12:10
17位及川(中学)7分29秒⑬13:05
8位三輪(農大)7分05秒⑭14:26
2位柿原(神大)6分47秒⑮14:43
20位松元(上武)7分56秒⑯14:46(3分36秒4)
19位小谷(中大)7分40秒⑰15:14(3分29秒1)

11位大下(國學)7分10秒⑱15:23(3分15秒5)
OP:井上(山学)7分33秒[19]15:29
14位山下(順大)7分18秒⑲[20]16:17
15位黒川(城西)7分19秒⑳[21]17:14
11位齋藤(専大)7分10秒㉑[22]20:44
22位杉沢(国士)8分36秒㉒28:34[23]26:24(3分54秒5)
★東洋大学が2年ぶり往路優勝達成!駒大に59秒の貯金
 下りの部分もしっかり走り切った東洋・設楽啓選手が2年ぶりの往路優勝を果たした。下りでも駒大・馬場選手との差を開き59秒にまで開けた。前回の箱根が終了直後から温めていたという設楽啓選手5区。エースで貯金できなければ意味がないということで当日の朝まで気象条件まで慎重に見極めた上での起用は見事に花開いた格好だ。
 
 ただ、引き離された駒大・馬場選手も見事な走り。馬場選手も80分切。今回4人出た80分切で下級生は彼だけ。駒大に待望の山職人が出てきた。優勝争いもまだコマを残しており、まだ分からないとこの時は思われた。

★日体・服部選手猛追及ばず 1秒差で区間賞は設楽啓選手
 区間賞争いは最後の2.2㎞を日体・服部選手がダントツに早いペースで突っ走り、見た目ではほぼ同タイムだった。だが、公式では1秒設楽啓選手が上回った。「負けたの俺?…あんにゃろうめ」。高校時代埼玉県で凌ぎを削った相手に負け、悔しさをかみ殺すしかなかったようだ。ただ、両エースの走りには拍手だ。
 

★最後の平地で踏ん張った青学と早大のW高橋選手
 その服部選手の追い上げをしのいだ形になった早大・高橋選手。登りは苦しい走りだったが、下りになってからペースを上げはじめ最後のタイムは5番目。区間順位も何とか12位にまとめた。4区までの貯金がモノを言った形となったが、総合3位もキープした。
 また、青学・高橋選手も終盤上げ、総合5位にまとめた。服部選手に抜かれた時はかなり辛そうだったが、それより元気に最後を走っていた模様。区間11位で粘り切った格好だ。両校とも主力が出なかった事を考えると戦えた往路だろう。

★明大がシード争いに巻き込まれる 日大は不発 11位以下はやや差
 明大・横手選手は立て直すのは苦しい状況で、最後は拓大・尾上選手に交わされてしまい、7位にまで転落。5区が決まらなかったそうだが、主力選手を配して厳しい結果だ。一時シードに巻き込まれた格好だ。復路6区で脱出はできるだろうが、調整に不安は残った。
 
 シード争いは8位ガッツで頑張った大東・片川選手に、ずっといい走りを見えた東海・宮上選手が9位に浮上。逆に日大・キトニー選手は最後にダウン。2つ順位を落とす結果に。なお、ここまでがちょうど時差スタートに。その後ろ34秒差で昨年ほど伸びきらなかった法大・関口選手がゴールした。12位帝京、13位中学は少し離されたような感じだ。両校とも復路に駒はあるが果たして届くか?

★神大・柿原選手が争いに勝利 14位から20位あたりまで混戦
 14位には農大・三輪選手。最後やや疲れたが、見事に80分を切ってきた。驚いたのはその後ろは神大・柿原選手が猛然と追い上げて往路15位でゴール。山学・井上選手を完全にちぎったようだ。両校とも5区が良かったがいかんせん1区での出遅れが大きく響いてしまった格好だ。
 
 井上選手は最後にガス欠したのか、45秒以上も柿原選手から遅れてしまった。愛大には上武・松元選手と中大・小谷選手、最後に國學・大下選手に抜き返されてしまい19番目でゴール。それでも、最初から果敢に迫るなどナイスランだったと思う。
 
 その後、西郷選手が走れず後退した順大・山下選手が20番、まずまず走ったものの三輪選手等に置いてけぼりにされた城西・黒川選手が21番、終盤ペースが上がったが前が開きすぎてい順位が上がらなかった専大・齋藤選手が22番。その5分40秒後にようやくたどり着いた国士・杉沢選手。2区がブービーだった以外は全部区間最下位となってしまった。元々厳しい戦力の中、2区で繰り上げになりガタガタになってしまったか。明日、何とか意地を見せたい所だった。

25.1.19までの結果【高根沢町ハーフ・千葉マリンハーフ・奥球磨ハーフ等】

さて、既にちょくちょく記録会があったようです
 

1/12 谷川真理ハーフ

1位池上秀志(京都教育2)63分09秒
2位川内優輝(埼玉県庁)64分17秒
3位徳本一善(モンテローザ)65分35秒
----------------------------
13位川内鴻輝(高経3)69分18秒
 関西は昨年末京都大の選手の記録で盛り上がっていましたが、また別の選手が伸びてきたようですね。今度は京都教育大の池上選手。現在同大の陸上部に所属しておらず「帰宅部
」表記される記事もありましたが、マラソンランナーの藤原新選手が立ち上げたプロジェクト『アラタプロジェクト』に所属しているようですね。
 駅伝でしか長距離の活路が見いだせない今、こういうプロジェクトは嬉しいところです。マラソンも今シーズン中に挑戦するようです。記録はまだでないと思いますが、こういう所からマラソンいける選手が出てきたらと思います
 
 

1/12 高根沢町ハーフ

○東海大学
1位樋口敦紀③64分39秒 5位荒井七海①65分12秒 8位安藤健太①65分41秒
9位佐藤健太③66分20秒 10位高木登志夫②66分37秒 13位桐原翔太①66分57秒
14位宮城壱成①67分00秒 16位成田元一①67分04秒 17位宮本甲斐①67分25秒
18位小林巧②67分30秒 19位佐野佑太③67分38秒 24位片原照③68分03秒
26位山内琢矢③68分13秒 29位小笠原柊①69分06秒 30位尾崎貴宣③69分15秒
33位新地司②69分39秒
 箱根のエントリーに入れなかった樋口選手が優勝。64分半ばとタイムも悪くないですね。箱根を走った荒井選手にも勝ちました。他多く走った1年生が飛躍してくれればと思います
 
○青山学院大学
2位三野貴史③64分41秒 3位渡辺利典②64分44秒 4位鈴木悠日①64分57秒
6位松島良太②65分14秒 7位渡邊心②65分30秒 11位橋本峻②66分48秒
12位松崎純也①66分55秒 15位小関一輝①67分03秒 20位池田生成①67分52秒
21位田村健人①67分57秒 23位内村亮②68分02秒 27位小野塚隆珠①68分24秒
 箱根出走まであと一歩だった三野・渡辺利選手が64分後半のタイムを出しました。鈴木・松島・渡辺心選手ら今後伸びるか。

 

1/19 奥球磨ロードレース

1位押川祐貴(トヨタ自動車九州)63分36秒
2位川内優輝(埼玉県庁)63分40秒

 川内選手は先週のハーフよりややタイムを上げてきましたね。また記録を楽しみにしたい。

 
○駒澤大学
3位郡司貴大④63分44秒
7位井上拳太朗②64分04秒
27位吉田理人①67分21秒
 最後の箱根出走を惜しくも逃した郡司選手が63分台を出しました。力自体はついていました。また、これまで名前をあまり聞かなかった井上選手が64分少し。都道府県の二岡選手もそうでしたが、2年生から伸びてきた選手が出ました。

 
○日本体育大学
4位甲斐翔太④63分48秒
21位滝沢優也③66分41秒
26位大手敬史①67分20秒
 箱根アンカーで3位争いを制した甲斐選手がまた63分台出してきました。じっくり力をつけた選手ですね

 
○拓殖大学
6位金森寛人②63分56秒
13位大島千幸③64分47秒
 金森選手がじわじわ力をつけてきているようですね。箱根6区を走った大島選手も平地の長い距離も少しずつ行けるようになってきています。
 

 
○東海大学
8位宮上翔太②64分05秒
17位富田三貴②65分35秒
 箱根5区激走の宮上選手。今回は平凡ない成績でしたが、またいずれ記録を出してくれると思う。スピードランナーの富田選手が自己ベストです。

 
○青山学院大学
10位山村隼②64分20秒
 箱根4区を走った山村選手が出場。少しずつ成績が安定してきました。
 

 
○上武大学
15位横内佑太朗③65分25秒
43位榎本大修④69分25秒
 昨年の箱根6区を走った横内選手が自己ベスト。
 

 
○第一工業大学
16位飛松佑輔65分26秒
31位政健太67分40秒
36位樺島裕貴68分44秒
37位森康平68分49秒
41位吉岡紀元69分19秒
48位宮田章也69分55秒
 九州勢の参加が多いですね。飛松選手が卒業しますが、果たして来年全日本に出場できるか(九州地区が全日本の枠1に)

 
○早稲田大学
19位相原将仁④66分19秒
 3年時に箱根出走しています。
 
 
○日本文理大学
20位増田悠大66分35秒
30位梅津圭佑67分35秒
35位川野聡介68分33秒
40位大竹宏和69分01秒
46位石川淳朗69分39秒
 増田選手らが力をつけて選手層を厚くしていきたい
 
 
 
○東洋大学
22位力石直也②66分48秒
23位名倉啓太③66分55秒
 来年箱根メンバーにいけるか 
 
 
○国士舘大学
24位小田部大樹③66分57秒
 箱根予選で好走したことがある選手です
 
 
○鹿屋体育大学
28位平田圭67分22秒
29位田中克典67分34秒
42位土肥啓人69分21秒
 また全日本に出場する日を観たい。
 
○東京農業大学
32位藤井拓也③67分53秒
45位西村昌悟①69分35秒
47位畠山泰成①69分46秒
 力をつけていきたい選手達です。
 
 

 

1/19 千葉マリンハーフ

めちゃくちゃ風が強かったらしいです
なお、70分以内が分かり次第追記します(「秒」が入っていないのは速報タイム)
○中央学院大学
1位谷口真一④66分12秒 4位小川貴弘②66分27秒 6位大蔵孝典④66分33秒
8位渡辺敏行④66分36秒 10位久保田翼①68分05秒 13位正木智人②68分21秒
18位宮武優真③68分39秒 20位亀田陽平③68分44秒

 4年生で惜しくも箱根メンバー入りならなかった谷口選手が優勝。大蔵・渡辺選手も精一杯の走りでしたかね。小川・正木選手あたりの2年生あたりが選手層厚くできるか
 
 
○関東学院大学
3位田籠優生③66分19秒
16位古川敬祐②68分37秒
 トラックで28分台出したのは古川選手ですが、ロードでは田籠選手の方が分がある模様

 
○順天堂大学
5位三宅隆友③66分32秒
 3障の選手ですが、箱根にエントリーされていました
 
 

 
○東京経済大学
7位吉村匠②66分36秒 9位井上雄一②67分19秒 11位五十嵐友也③68分17秒
12位橋本悠利③68分20秒 21位下澤聖哉①68分44秒 大蒲豪②69分48

 主力選手が多く出場。井上選手が少しずつ長いロードいけるようになってきたでしょうか。

 
○専修大学
17位荻原祐樹①68分38秒

○創価大学
19位後沢広大②68分40秒
 
○東京大学&院
渥美祐次郎②69分22 秋山太陽(M1)69分22、張仕穎(M1)69分47
 
 

 

1/19 相模原駅伝(http://www.jade.dti.ne.jp/taikyo/gyouzi-taikai/kekka-kiroku/sagamiharaekiden-pic/74a.pdf)

1区7.144㎞)
1位高木登志夫②22分14秒B
2位水谷響③23分15秒A

2区5.832㎞
1位樋口敦紀③17分16秒A
2位新地司②17分39秒B

3区5.680㎞
1位佐藤健太③18分22秒A
2位松川太郎③18分47秒B

4区5.832㎞
1位山下英俊③18分58秒A
2位尾崎貴宣③18分04秒B

5区5.680㎞
1位山内琢矢③18分21秒A

6区5.832km)
1位片原照③17分26秒A
 毎回、青学大が出ていたのですが、今回は東海大のみの出場に(正確には山学大のサテライトもいるが)。
 トップはともかく、4区で山下選手が、あの米澤類選手が持っていた区間記録を破ったのは驚き。箱根9区で悔しい思いをしましたが、ばねにすることができるか。
 

【結果】2014都道府県対抗男子駅伝

 
都道府県対抗男子駅伝(http://img.hiroshima-ekiden.com/news/pdf/19th_orderlist.pdf)エントリー
 
結果が出ました。
1位長野県
2位埼玉県
3位群馬県
4位長崎
5位宮崎
6位福島
7位三重
8位福岡
でした
  一般区間が強かった長野県が見事に優勝飾りました。よくよくみれば前回の7区1位2位でしたね。戦前優勝予想にあげられていた埼玉県は設楽啓・服部選手が怒涛の追い上げをみせましたが、2区終了時の30位が痛かった。しかし3位大健闘の群馬県と共に過去最高順位更新。他、最後9位に終わりましたが、過去最高14位だった神奈川県が中盤過ぎにトップに立つ見せ場を作りました。
 
大学関係者別に速報
※1区4区5区は新入生(高校生区間)
※3区7区は現役orOB
 

○東洋大学
1区
1位堀龍彦(福岡)20分11秒
12位高森建吾(長野)20分23秒
3区
2位服部勇馬(新潟)23分54秒(17→6)
3位田口雅也(宮崎)23分56秒(7→3)
5位設楽啓太(埼玉)23分59秒(30→14)
26位山本憲二(石川)24分37秒(34→29)
27位今井憲久(福島)24分39秒(1→11)
36位山本采矢(滋賀)25分07秒(22→30)

4区
27位山下優嘉(富山)14分58秒(10→11)
5区
5位竹下和輝(埼玉)24分51秒(10→6)
7区
12位大西智也(岐阜)38分17秒(33→28)
 まず3区での現役生の共演が凄かったですね。テレビではずっと設楽啓選手のゴボウ抜きを映していましたが、タイムは服部勇・田口選手が上回りました(まあ設楽啓選手は5区の終了後ですが)。田口選手は本当に復活で服部勇選手は次年度しっかりエースと言えそうです。今井選手がもう少しほしかったか。
 新入生は堀選手が1区で見事なスパートを決めて、区間賞を獲得。珍しく佐久からやってくる高森選手もトップがすぐに見える位置で中継。5区の竹下選手もしっかり順位を上げる走りでした。東洋が完全に盛り返してきました。

 
○駒澤大学
1区
26位紺野凌矢(福井)20分40秒
32位昆充(岩手)20分46秒
43位西崎禎志(熊本)21分16秒
3区
18位中谷圭佑(兵庫)24分22秒(36→26)
21位高井和治(福岡)24分32秒(4→13)
30位久我和弥(千葉)24分47秒(19→23)
42位其田健也(青森)25分26秒(42→43)
4区
7位小黒誠那(埼玉)14分40秒(16→10)
22位藤木悠太(長野)14分54秒(1→3)
5区
2位高本真樹(福島)24分44秒(12→4)
7区
4位中村匠吾(三重)37分43秒(11→7)
5位高瀬泰一(岡山)37分57秒(17→12)
6位星創太(福島)38分03秒(6→6)
11位窪田忍(福井)38分11秒(28→23)
22位二岡康平(鳥取)38分35秒(19→18)
29位大塚祥平(大分)39分02秒(41→38)
 4区まではかOB現役新入生共に元気がなかったのですが、5区からは良かったですね。特に7区で中村選手が区間4位の走りで三重県を入賞圏内まで押し上げました(最後ほとんど映らなかったのですが…)。それから箱根走れなかった二岡選手が区間真ん中より上だったのが驚きました。
 新入生では福島県の高本選手が区間2位で8人抜きの好走。福島県からまたロードで頼もしそうな選手がきそうです。他、一般で星選手を高瀬選手が上回ったのはかなり驚きました。
 
 
○日本体育大学
3区
6位山中秀仁(大阪)24分00秒(12→7)
8位本田匠(熊本)24分07秒(41→25)

4区
23位花田太一(秋田)14分55秒(15→17)
30位柿本昇忠(青森)14分59秒(43→42)
5区
9位吉田亮壱(福岡)25分06秒(7→7)
26位小町昌矢(神奈川)25分29秒(1→5)
34位住田優範(山口)25分50秒(33→32)
7区
1位矢野圭吾(長野)37分28秒(3→1)
3位服部翔大(埼玉)37分41秒(7→2)
24位鈴木悠介(神奈川)38分37秒(4→9)
 出場した5人の現役選手はそれぞれ凄かったですね。矢野選手は2年連続区間賞で今年は優勝のゴールテープを切りました。タイムも昨年から更に伸ばしてきましたね(冬に強い??)。服部選手は鬼の形相というのが相応しい激走でした。ラストスパートのキレも相変わらずでした。鈴木選手は終盤苦しくなりましたが、順位は県過去最高です。3区の山中・本田選手もあまり映らなかったですが、相当順位を上げていましたね。本田選手は今回最多タイの16人抜き。箱根は厳しかったですが、今回取り返した印象です
 新入生は吉田選手がまずまずの走りか。小町選手もテレビに映っていました。
 
 
○早稲田大学
1区
8位光延誠(佐賀)20分19秒
20位安井雄一(千葉)20分31秒
39位藤原滋記(兵庫)21分06秒
3区
14位田口大貴(秋田)24分16秒(24→15)
31位中村信一郎(香川)24分49秒(39→37)
46位鈴木洋平(愛媛)26分02秒(14→40)

7区
10位阿久津圭司(群馬)38分06秒(2→3)
37位田中鴻佑(京都)39分28秒(36→37)
 1区で新入生がそろい踏みとなりましたが、えらく今回は差がつきました。光延選手はともかく、安井選手20位、
 藤原選手が撃沈していしまいました。一般では阿久津選手がずっとテレビに映る位置で走っていました。優勝までいければよかったですがひとまず無事3位でゴール3区走った田口選手が成長を魅せましたね。田中選手は箱根は走れませんでしたが、ここで走れました。ラストランとなっています。
 
 
○青山学院大学
1区
7位中村祐紀(大阪)20分17秒
24位大越望(奈良)20分38秒
38位小田俊平(茨城)21分00秒
3区
39位橋本峻(大分)25分20秒(43→42)
4区
2位近藤修一郎(熊本)14分34秒(25→23)
5区
19位下田裕太(静岡)25分20秒(18→22)
24位貞永隆佑(広島)25分28秒(14→20)
7区
32位小椋裕介(北海道)39分11秒(37→33)
38位高橋宗司(宮城)39分29秒(29→32)
 新入生はひとまず中村選手がじょういで粘ったようですね。あとはもう少しという感じか。現役生は貰った位置が悪いこともありやや厳しい結果になりましたが、小椋選手は順位をあげています。
 
 
○明治大学
1区
18位末次慶太(山口)20分27秒
22位皆浦巧(愛知)20分32秒
3区
6位菊地賢人(北海道)24分00秒(33→17)
8位岡本直己(広島)24分07秒(25→12)
10位八木沢元樹(栃木)24分08秒(10→8)
16位山崎亮平(鳥取)24分19秒(8→9)
4区
3位渡邊智裕(岐阜)14分36秒(38→32)
5区
11位森晃希(岡山)25分08秒(21→18)
17位川野敬介(佐賀)25分17秒(28→26)
24位喜多悠貴(奈良)25分28秒(29→27)
7区
16位石川卓哉(山口)38分22秒(31→25)
 途中からずっとテレビに映り続けていた菊地選手が素晴らしい走りでしたね。16人抜きで大きく順位を上げました。この大会ベテランになってきている岡本選手より良かったです。また八木沢選手は集団を引っ張るなど積極的なレースでした。
 新入生は今回は繋ぎ区間で中位が多かったですが、ここから伸びる選手がでるか楽しみです。 
 

 
○日本大学
3区
15位堂本尚寛(静岡)24分17秒(21→14)
5区
44位新関涼介(北海道)26分40秒(17→26)
7区
39位高松峻平(石川)39分34秒(40→41)
41位阿部豊幸(岩手)39分40秒(32→36)
 堂本選手が良かった以外は、やや厳しい結果でした。 

 
○帝京大学
1区
20位渡辺貴裕(岡山)20分31秒
3区
12位馬場圭太(長崎)24分15秒(3→5)
38位安藤慎治(佐賀)25分10秒(26→33)
5区
37位安藤聡(大分)26分03秒(40→41)
39位田中祐次(石川)26分05秒(38→38)
7区
7位中尾勇生(静岡)38分04秒(13→11)
15位黒木文太(福岡)38分20秒(5→8)
45位蛯名聡勝(青森)40分08秒(44→44)
46位嶺井雄宇(沖縄)41分29秒(47→47)
 蛯名選手は順位を上げる走りはできず。箱根が本当に意地で走っていたということを思い知らされました。OBで馬場選手が先頭争いで長崎県の入賞に貢献。黒木選手もアンカーで踏ん張っています。新入生は渡辺選手が少し良かったでしょうか。

 
○拓殖大学
3区
31位真家尚(東京)24分49秒(16→22)
7区
31位東島彰吾(佐賀)39分04秒(26→29)
 東島選手に来年のチームの期待がかかります。
 
 
○大東文化大学
1区
40位渡辺拓巳(宮城)21分09秒
4区
17位須田博己(栃木)14分49秒(8→8)
7区
19位市田孝(鹿児島)38分27秒(23→19)
33位平井章宏(滋賀)39分12秒(39→35)
 市田孝選手が出場。4つ順位を上げました。
 
○法政大学
4区
26位井口裕登(香川)14分56秒(37→37)
7区
8位圓井彰彦(広島)38分05秒(15→14)
  圓井選手が区間8位の走りで追い上げましたが、地元広島県を入賞に押し上げるにはいたりませんでした。主力欠場が響きました。
 
○中央学院大学
3区
20位潰滝大記(和歌山)24分27秒(20→20)
24位及川佑太(宮城)24分36秒(37→31)
29位岡本雄大(岡山)24分43秒(15→21)

44位大谷克(山形)25分32秒(40→41)
5区
18位大森澪(大阪)25分18秒(6→9)
22位細谷恭平(茨城)25分26秒(35→29)
32位國澤昇平(香川)25分36秒(37→33)
7区
26位塩谷桂大(栃木)38分44秒(14→20)
 今年の中学大の4本柱が出場しましたが、上位には届かず。ただ、箱根良くなかった及川選手が前を追い上げる走りを魅せました。新入生は大森選手らに期待でしょうか。

 
○東海大学
1区
3位川端千都(京都)20分14秒
9位小野稔彦(新潟)20分19秒
3区
23位早川翼(福井)24分35秒(32→28)
4区
9位廣瀬泰輔(三重)14分41秒(18→15)
15位脇本卓(岡山)14分46秒(21→21)
5区
6位春日千速(長野)24分57秒(3→3)
 
 新入生がそれぞれの区間で一桁。川端・春日選手は見せ場を作りましたね。川端選手はラストスパートと腕ふり、春日選手はトップに一旦たったのと淡々とした表情が印象に残りました。
 
 

○東京農業大学
3区
12位戸田雅稀(群馬)24分15秒(4→6)
35位津野浩大(高知)25分04秒(44→44)
37位浅岡満憲(岐阜)25分09秒(31→38)
41位松原健太(島根)25分25秒(46→46)
7区
18位椎谷智広(千葉)38分25秒(12→16)
27位竹内竜真(山形)38分46秒(42→39)
 戸田選手が中盤過ぎまで先頭争いで頑張りましたね。群馬県の3位躍進に大きく貢献しています。
 
 

 
○中央大学
3区
1位上野裕一郎(長野)23分49秒(6→1)
47位新垣魁都(沖縄)26分15秒(47→47)
4区
21位細川隆太(大阪)14分53秒(7→6)
7区
11位山本亮(兵庫)38分11秒(10→10)
21位大石港与(愛知)38分33秒(20→17)
47位永井秀篤(富山)42分18秒(24→42)
 上野選手は都道府県では本当にやってくれますね。3区は2分48秒のイーブンで走れば行けるとの発言がありましたが、しっかりトップに押し上げました。パフォーマンスも相変わらずで安心しました。
 現役生は厳しい結果でした。主将に就任した永井選手が春までに本調子に近い状態に戻してくれることを願います。
 
 
○順天堂大学
1区
10位村島匠(富山)20分22秒
3区
19位田中秀幸(愛知)24分26秒(18→19)
5区
22位栃木渡(栃木)25分26秒(8→10)
7区
44位山下侑哉(愛媛)40分06秒(38→40)
 新入生の村島選手が区間10位の好走。栃木選手は22位でしたが、県名と被った事もあり、名前は売れたかも。花澤選手以外にもちょっと面白そうです。
 
 

 
○國學院大學
1区
27位内田健太(埼玉)20分40秒
3区
17位山口祥太(三重)24分21秒(23→18)
4区
19位小田智哉(長崎)14分51秒(5→5)
40位渡邉貴(山形)15分16秒(41→43)
5区
1位向晃平(長崎)24分43秒(3→3)
31位河野敢太(宮崎)25分34秒(2→8)
7区
29位上條記男(山梨)39分02秒(25→26)
 優勝候補にあげられていた埼玉県ですが1区内田選手が厳しい結果になってしまいましたね。大学に入ってまた取り返したい所。驚いたのは5区に入った向選手が区間賞を獲得する大活躍。新入生が今年は面白そうですね。
 
 
 
○神奈川大学
1区
16位鈴木健吾(愛媛)20分26秒
17位大川一成(神奈川)20分27秒
41位浅利宗一郎(高知)21分10秒
4区
18位大塚倭(京都)14分50秒(34→31)
42位中野尭仁(愛媛)15分24秒(40→41)
5区
15位大野日暉(愛知)25分14秒(16→14)
 新入生が非常に多く出場。鈴木・大川・大野選手が中位でまずまず粘りましたね。浅利選手はスタート直後の転倒のアクシデントがありました。
 
 
○城西大学
3区
45位松村陣之助(山口)25分34秒(13→36)
5区
19位菅真大(愛媛)25分20秒(39→37)
7区
42位高宮祐樹(東京)39分51秒(18→24)
 4区走った松村選手が非常に厳しい結果となってしまいました。次年度は主力の一角となると思うので、何とか這い上がってほしいところ。
 
 
○上武大学
4区
14位坂本佳太(佐賀)14分45秒(33→28)
30位山岸広海(新潟)14分59秒(6→9)
5区
3位井上弘也(兵庫)24分45秒(24→13)
7区
22位山岸宏貴(新潟)38分35秒(22→21)
 兵庫県からやってくる井上選手がいいですね。プレッシャーかかるが出来れば早い段階で柱になってほしい選手。どうでもいいですが、上武大は「山岸」という苗字に縁があるようですね(現2年にもいます)。
 
 
○専修大学
1区
5位風岡永吉(鳥取)20分16秒
3区
39位齋藤翔太(岩手)25分20秒(29→39)
5区
26位山本伸輝(鳥取)25分29秒(13→19)
41位岩田拓海(島根)26分17秒(46→46)
  新入生の風岡選手が5位でいい位置で襷を中継してます。苦しいチームに新しい風が吹けばと思います。

 
○国士舘大学
4区
9位三田眞司(神奈川)14分41秒(2→1)
 区間9位ながら新入生の三田選手が神奈川県をトップに押し上げる力走を魅せました。

 
○山梨学院大学
1区
13位上田健太(山梨)20分24秒
3区
22位田代一馬(山梨)24分33秒(28→24)
24位松枝翔(鹿児島)24分36秒(27→27)
4区
37位西山令(山梨)15分11秒(24→30)
5区
7位河村知樹(山梨)25分03秒(30→25)
7区
13位松村康平(大阪)38分14秒(9→13)
20位中村悠二(和歌山)38分30秒(35→30)
35位佐藤孝哉(島根)39分25秒(45→45)
 高校駅伝優勝メンバーに期待がかかりましたが、主力の欠場もあり残念ながら大きくは目立ちませんでした。ただ、低い順位ながら河村選手が健闘しました。現役では田代選手が少しずつ力をつけてきていますね。また、箱根走れなかった佐藤選手がひとまず出走できたのは良かったです。
 
 
○関東その他
3区
4位梶原有高(松蔭・神奈川)23分57秒(5→2)
11位山田直弘(山梨・富山)24分14秒(11→10)
4区
9位河野誉(筑波・宮崎)14分41秒(3→2)
35位山中章弘(東国・滋賀)15分06秒(30→34)
41位藤本海生(亜大・高知)15分23秒(44→44)
 松蔭大OBの梶原選手が見せ場を作りましたね。トップ付近につけ、いったん3位に下がるもラストで2位に押し上げていました。山梨大OBの山田選手も良かったです。
 それから高校駅伝2区区間賞の河野選手がラスト争いで大きく目立ちましたね。津田選手等がいる筑波大に入学します。
 
 
 
○他地区
3区
27位吉村直人(立命・奈良)24分39秒(38→32)
34位松岡悟史(龍谷・徳島)25分01秒(45→45)
43位大西毅彦(京産・京都)25分27秒(11→34)
4区
16位浜田泰輔(関学・奈良)14分47秒(32→29)
7区
35位池田麻保呂(三中・高知)39分25秒(46→46)
43位野田一貴(京産・徳島)40分04秒(43→43)
 現役立命館大勢の吉村選手が頑張りましたね。関西地区の学生が最近盛り上がっています。
 
 
○他高校生
4区
38位谷野稜弥(和歌山)15分12秒(20→25)※関東の大学
42位大剛司(徳島)15分24秒(45→45)※情報なし
5区
40位小林力斗(徳島)26分16秒(45→43)※情報なし
42位松井政洋(滋賀)26分27秒(34→40)※情報なし
 また情報が入ればと思います
 

 
後に順位変動と、簡単なコメントを追記します
 

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【4区編】

続いてこちら
 

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
4区
二宮9.1㎞
記録:西村(帝京)25分46秒(2分49秒9)
西村選手の時は二宮9.0㎞、計算は現在の距離表示に準拠

2位今井(東洋)26分03秒①
3位中谷(駒大)26分05秒②0:57
1位木村(明大)26分01秒③2:00(2分51秒5)
4位平(早大)26分13秒③2:00
5位山村(青学)26分37秒⑤4:38(2分55秒5)
7位坂本(日体)26分44秒⑥6:17
8位佐護(拓大)26分45秒⑥6:17
10位石川(日大)26分46秒⑧6:55
18位村上(中学)27分10秒⑨7:23
19位東(上武)27分12秒⑨7:23
10位池田(大東)26分46秒⑪7:26
15位荒井(東海)27分04秒⑫7:28
5位早川(帝京)26分37秒⑬8:28
20位西澤(順大)27分20秒⑭8:31(3分00秒2)
8位中村(法大)26分45秒⑮9:27
21位牛山(國學)27分24秒⑯10:37
12位三宅(中大)26分55秒⑰10:43(2分57秒5)
17位佐野(農大)27分09秒⑱12:03
13位松村(城西)27分00秒⑲12:17
OP:上村(山学)27分13秒[20]12:37
14位井上(神大)27分03秒⑳[21]12:40
16位駒井(専大)27分05秒㉑[22]15:06
22位中山(国士)27分27秒㉒18:40[23]16:30
★個人タイムは4強の激しいバトル 序盤は明大・木村選手が先手
 トップを走る東洋・今井選手と追う駒大・中谷選手はここまでは大きな動きは無し。二宮の地点では僅かに今井選手が上回っているが、どちらも後半の粘り次第という様相だった。
 後ろでは全日本7区区間賞の明大・木村選手が急追し、早大・平選手に追いつき先導。個人タイムもわずかながら東洋と駒大を上回って、連続区間賞を取ってしまうのではないかと思われる勢いだった。追いつかれた平選手も4番目のタイム。5番目の青学・山村選手らを大きく引き離すタイムで、上位がどんどん抜けていっている様子だ。

★日大・石川選手が単独8位へ、並走の上武大と中学大に大東・池田選手接近
 個人タイムはまだ大きな差がついていないので先ほど激戦だった8位争いの様子を。まず日大・石川選手が単独で8位をキープ。9位で並走となった上武・東選手と中学・村上選手に11位大東・池田選手が接近している。最も個人タイムを見ると東・村上選手の2人がスローペースと言った方が良さそうだが…。他にも細かい順位変動があり、色々動きそうな感じだった
 

 
酒匂橋15.5㎞-二宮9.1㎞=6.4㎞
記録:西村(帝京)19分00秒(2分58秒1)
西村選手の時は酒匂橋15.4㎞、計算は現在の距離表示に準拠

6位今井(東洋)19分26秒①
2位中谷(駒大)19分05秒②0:36(2分58秒9)
3位平(早大)19分07秒③1:41
6位木村(明大)19分26秒④2:00
9位山村(青学)19分28秒⑤4:40
5位佐護(拓大)19分23秒⑥6:14
6位坂本(日体)19分26秒⑦6:17
12位石川(日大)19分46秒⑧7:15(3分05秒3)
11位池田(大東)19分35秒⑨7:35(3分03秒6)
17位村上(中学)19分59秒⑩7:56(3分04秒3)
18位東(上武)19分59秒⑩7:56
1位早川(帝京)18分56秒⑫7:58(2分57秒5)
20位荒井(東海)20分26秒⑬8:28
4位中村(法大)19分20秒⑭9:21(3分01秒3)
19位西澤(順大)20分23秒⑮9:28(3分11秒1)
14位三宅(中大)19分50秒⑯11:07
16位牛山(國學)19分56秒⑯11:07
9位井上(神大)19分28秒⑱12:42
15位松村(城西)19分53秒⑲12:44
21位佐野(農大)20分29秒⑳13:06
OP:上村(山学)20分03秒[21]13:14
13位駒井(専大)19分49秒㉑[22]15:29
22位中山(国士)20分27秒㉒19:41[23]17:31
★共に苦しそうになったトップ争いは駒大・中谷選手に勢いあり
 10㎞を過ぎたあたりから、今井&中谷選手両者とも顔が歪むようになった。ペースが落ち始めたのはトップを走っている今井選手。1年生の中谷選手の方が粘りが効いている感じだ。
 
 中谷選手は1年生とはいえ、やはり駒大の2冠に貢献している男だった。じりじりと差をつめていく。今井選手も実力はあるものの、3年生で大学駅伝初出場、設楽兄弟に挟まれたプレッシャーもあったのか、動きが悪くなっている感じだ。思わぬ劣勢となった駒大だが、反撃に転じている。

★3位争いは早大・平が、6位争いは拓大・佐護選手が抜け出す
 後ろにも動きが出始めた。3位争いでは、後半になってきて早大・平選手が3位を奪い返していた。木村選手は序盤突っ込んだのが祟ったのか一気に引き離されていた。区間賞争いはいつのまにか駒大と早大の将来のエース候補の対決の様相となっている。
 
 また、6位はずっと拓大・佐護選手と日体・坂本選手が並走していたが、酒匂橋直前で佐護選手が前へ。佐護選手は、拓大の主力選手だが、5区が不安ということで敢えてこの区間に入ったそうだが、どうやら当たりそう。坂本選手も実力を考えると粘っているが、ここでまた後退となってしまった。

★帝京・早川、法大・中村選手がシード権へ向けて猛追 大東は9位へ
 さて、区間順位は駒大と早大だが、この間上回っているのが前回区間2位の帝京・早川選手。秋から良くなかったが、この区間は相性が良いのだろうか。風が多いのでガタいがいいのが有利とかというのも聞いているが、とにもかくにも順大・西澤選手と東海・荒井選手をぶち抜いて、先ほどの定点で1分離れていた上武と中学大に並びかけている。なんだかんだシードラインに浮上しそうな気配。
 
 更にその後ろでは先の西澤選手を交わして法大・中村選手が頑張っている。3区で一度離されたが、再びシードラインに食って掛かってきた。こちらには5区に職人がいるので、少しでも良い位置へ、という気迫の走りとみる。昨年もこの4区の好走で5区に繋いだ。また、上武と中学を抜いた大東・池田選手が9位へ。こちらは昨年本来5区予定だった片川選手が控えている。最短でも5区の手前なので重要な区間である。
 
 
小田原中継所18.5㎞-酒匂橋15.5㎞=3㎞
記録:西村(帝京)9分48秒(3分16秒0)

7位今井(東洋)9分46秒①
1位中谷(駒大)9分31秒②0:21(3分10秒3)
3位平(早大)9分43秒③1:38(3分12秒3)
19位木村(明大)10分09秒④2:23(3分23秒0)
5位山村(青学)9分45秒⑤4:39
4位佐護(拓大)9分44秒⑥6:12
15位坂本(日体)10分00秒⑦6:31(3分20秒0)
14位石川(日大)9分55秒⑧7:24
10位池田(大東)9分48秒⑨7:37
5位村上(中学)9分45秒⑩7:55
11位早川(帝京)9分50秒⑪8:02(3分16秒7)
18位東(上武)10分02秒⑫8:12
20位荒井(東海)10分15秒⑬8:57
2位中村(法大)9分39秒⑭9:14
15位西澤(順大)10分00秒⑮9:42
7位牛山(國學)9分46秒⑯11:07
11位三宅(中大)9分50秒⑰11:11
9位井上(神大)9分47秒⑱12:43
17位松村(城西)10分01秒⑲12:59
OP:上村(山学)10分06秒[20]13:34
22位佐野(農大)10分26秒⑳[21]13:46
13位駒井(専大)9分53秒㉑[22]15:36
21位中山(国士)10分20秒㉒20:15[23](3分26秒7)
★駒大・中谷選手が区間賞で21秒差へ なお1位2位はルーキー
 駒大・中谷選手の攻勢は最後まで変わらずに21秒の差まで詰まった。勿論区間賞だ。しかも区間記録に7秒差まで迫る快走だった。東洋大の5区に設楽兄がいることを考えると、できれば逆転にこぎつきたかったが、ひとまず流れを渡し切らないということはできたようだ。今井選手も何とか失速は最小限に留めたようで区間3位という成績だった。
 
 また総合3位を守った早大・平選手が区間2位。平選手は、OBの三田選手の1年時のタイム(当時の区間記録)を1秒上回った模様。4区という繋ぎ区間ですが、高校時代活躍していた中谷・平選手が区間順位ワンツーというは次年度が楽しみになってきます。1年生と言えばこの世代高校時代の5千タイムトップの石川選手は後半怪しくなってきましたが何とか総合8位をキープしたようです。

★5区に主力投入した大学の選手の位置は?日体・日大・法大・山学
 トップとはかなり差が開いてしまったものの、東洋大以外に5区に大砲を持ってきているチームが複数ある。拓大が見える位置に後れをとどめた日体・坂本選手が、昨年区間賞の服部選手に総合7位で襷リレー。また、シードライン、まで1分強まで詰めた法大は昨年区間2位の関口選手へ。それぞれ夏に若干の故障をしたのが気がかりだが、どういう走りとなるか。
 
 怖いのは日大・キトニー選手。2区が埋まった事により本人の希望通りの5区へ投入となった。防寒具をこれでもかと身に纏っていたのが気になったが、総合8位からどういう走りとなるか(なお、9位に大東・池田選手が浮上、10位争いは最後に切り替えた中学・村上選手、帝京・早川選手を挟んで、上武・東、東海・荒井選手と続いている)。
 
 それから、できれば上位で総合順位を争う姿を見たかった山学・井上選手は4区走者上村選手から20番目で襷を貰った。上村選手自身は中々ペースを上げられなかったが何とか終盤に大失速した農大・佐野選手を交わしている。佐野選手は、最後はずっと最下位を走っていた国士・中山選手より遅れる厳しい走りとなってしまった。2区3区と上がりかけていただけに痛い失速だ。最近絶好調の三輪選手に期待がかかっている。

★堅実な走りをした青学・山村、神大・井上、専大・駒井選手
 テレビには中々映らなかったが堅実な走りをしたのは彼らだ。青学・山村選手は全日本で失速していたが、今回は単独走の中粘りある走り。監督からは不安のある区間と言われていたが、頑張った。3年生で主将を務めている神大・井上選手も、急きょ5区に抜擢されたエースの柿原選手に懸命の走り。実力のあるルーキー城西・松村選手を交わすなど精一杯の走りを見せた。また、専大・駒井選手もずっとブービーという位置ながら、同大学ようやく区間中位の成績となった
 
★おまけ:昨年と同じく並走していた國學・牛山と中大・三宅選手
 そういえば、途中から國學・牛山選手と中大・三宅選手が激しいバトル。三宅選手が少しあった差を追いついた形で途中から並走。最後のラストで牛山選手が4秒離したが区間順位は三宅選手が上。國學院と中央大は昨年3区4区でずっと並走していたのだが、今回もなぜか似たような位置での襷リレーとなった。5区でのバトルも少し気になったり??
 

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【3区編】

続きまして

3区

 定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
遊行寺坂5.4㎞
記録:コスマス(山学)14分52秒(2分45秒2)

1位油布(駒大)15分19秒①(2分50秒2)
1位設楽(東洋)15分19秒②0:26

3位武田(早大)15分28秒③0:38(2分51秒2)
11位八木沢(明大)15分51秒④1:46(2分56秒1)
5位石田(青学)15分43秒⑤2:20
13位勝亦(日体)15分52秒⑥2:52
20位金森(拓大)16分07秒⑦3:44
10位佐藤(上武)15分49秒⑧4:18
14位植木(大東)15分53秒⑧4:18
22位竹ノ内(日大)16分08秒⑩4:55(2分59秒3)
20位稲田(順大)16分07秒⑪5:00
11位土屋(東海)15分51秒⑫5:03
16位沖守(國學)15分56秒⑬5:20
17位黒山(法大)15分59秒⑬5:20

4位塩谷(中学)15分42秒⑮5:23(2分54秒4)
7位難波(帝京)15分46秒⑯5:36
19位町澤(中大)16分04秒⑰7:27
18位横田(城西)16分03秒⑱8:05(2分58秒3)
9位戸田(農大)15分48秒⑲8:32
5位西山(神大)15分43秒⑳9:49
OP兼子(山学)15分47秒[21]10:28
8位武藤(国士)15分47秒㉒12:38[21]10:28

15位澤野(専大)15分54秒㉑10:28
★上位3チームが抜けてる ただ、設楽悠選手はやや抑え気味
 タイム見ていると通過順位の1位駒大・油布、2位東洋・設楽悠、3位早大・武田の3人が最初は抜けていますね。油布選手はスピードランナーですし、序盤からある程度いったと思います。この地点では設楽悠選手とほぼ同じペースですが、設楽悠選手は少し遅めに入っているでしょうか。その後の推移を見ていると、遊行寺坂以降は区間記録と全く同じペースで走っています。全日本後に少し故障していたということでいきなり追わなかったように思います。
 
 少しずつ離され始めていた武田選手ですが、これを見ると4番目のタイムの選手は突き放していますので、設楽悠選手めがけてかなり突っ込んでいるように見えますね。最後も大きな失速にはならかったですので、オーバーペースギリギリにはとどめているようです。4位の明大・八木沢選手は中位あたりですが、過去2年の箱根も最初は抑え気味でしたので、予定通りでしょうか。
 
 
★2区までに出遅れていたチームで飛ばしている選手がちらほら
 その他区間上位選手を見ると、青学・石田選手を除いて、序盤に出遅れているチームが前を必死に追っている様子が見受けられます。中学大・塩谷選手と、それを追う帝京・難波選手が、その前の法大・黒山&國學・沖守選手までもう少しという位置に。
 
 それと、20番目以下の選手も早いですね。箱根5区を直前に断念した神大・西山選手が完全に単独走ながら、5番目のタイム。繰り上げスタートの山学・兼子選手が国士・武藤選手を引き連れて、7秒前にスタートした専大・澤野選手に追いついてる様子があります。逆に中位の選手は割と抑えています。総合10位11位争っている日大・竹ノ内選手と順大・稲田選手が非常にスローです。
 

 
茅ヶ崎14.5㎞-遊行寺坂5.4㎞=9.1㎞
記録:コスマス(山学)25分53秒(2分50秒7)
コスマス選手の時は茅ヶ崎14.4㎞、計算は現在の距離表示に準拠
なお、ここまで
コスマス(山学)40分45秒
竹澤(早大)40分50秒
設楽(東洋)41分15秒

1位設楽(東洋)25分56秒①(2分51秒0)
3位油布(駒大)26分46秒②0:24(2分56秒5)
5位武田(早大)26分56秒③1:12
2位八木沢(明大)26分34秒④1:58(2分55秒2)
9位石田(青学)27分22秒⑤3:20(3分00秒4)
18位勝亦(日体)27分58秒⑥4:28
15位金森(拓大)27分36秒⑦4:58
12位佐藤(上武)27分27秒⑧5:25
13位植木(大東)27分32秒⑨5:28(3分01秒5)
4位塩谷(中学)26分47秒⑩5:48
6位土屋(東海)27分07秒⑩5:48(2分58秒8)
8位竹ノ内(日大)27分15秒⑩5:48
7位稲田(順大)27分14秒⑬5:52
14位難波(帝京)27分33秒⑭6:47
20位黒山(法大)28分10秒⑮7:08
21位沖守(國學)28分29秒⑯7:28(3分07秒8)
16位町澤(中大)27分45秒⑰8:50(3分02秒9)
11位戸田(農大)27分26秒⑱9:37
19位横田(城西)28分09秒⑲9:52(3分05秒6)
10位西山(神大)27分24秒⑳10:51
OP兼子(山学)27分10秒[21]11:16
17位澤野(専大)27分52秒㉑11:58[22]11:58
22位武藤(国士)28分46秒㉒15:02[23]12:52(3分09秒7)
★トップに立った東洋・設楽悠選手の独壇場へ
 遊行寺坂を超えたあたりから急激にトップとの差が詰まり、9㎞地点で並走に。3回目の3区で前回区間賞の設楽悠選手がトップギア全開にすると油布選手はじわりじわり引き離され始めた。遊行寺坂以降は区間記録ペースで走り始められてら誰もかなわない。3番目のタイムで走っている油布選手も50秒(26秒ひっくり返され24秒ビハインド)、ペースを上げ始めた明大・八木沢選手でさえ38秒もこの間に離されている。いかに強かったか分かる。

★中学・塩谷選手が邁進 10番前後が激しいバトルに
 その次を見ると先ほどの定点で総合15位だった中学・塩谷選手が10位争いまで浮上しているのが目を張る。沖守・黒山選手をぶち抜き、竹ノ内選手と稲田選手に東海大・土屋選手を巻き込んで集団(稲田選手が遅れ加減)。さらにその前の上武・佐藤、大東・植木選手の姿も見え始めている。昨年はこのあたりから失速し始めているが、今年は違う姿を見せている
 

★日体・勝亦選手が波に乗れず、大きく後退 法大・國學等も苦しい
 その塩谷選手に抜かれて全く対応出来なかったのは法大・黒山選手と、國學・沖守選手で、この間決して良くなかった帝京・難波選手にも交わされた。特に沖守選手が非常に苦しい走りになってきているのが分かる。他、城西・横田選手が農大・戸田選手に抵抗できず交わされ後退、先ほど山学・兼子選手に食らいついていた国士・武藤選手も完全に息切れしている感じだ。
 
 また派遣を狙うチームでは日体大・勝亦選手がリズムに乗れずこの間18番目のタイム。後に別府監督から「消極的過ぎ」とダメ出しされていたが、遊行寺の時点でも12番目のタイムだったが、抑え過ぎてうまくリズムに乗れなかったパターンだったか。いつまにかトップとの差も4分半近くなり辛くなってきている。
 
 
湘南大橋18.2㎞-茅ヶ崎14.5㎞=3.7㎞
記録:コスマス(山学)11分19秒(3分03秒5)
記録:竹澤(早大)11分23秒(3分04秒6)

1位設楽(東洋)11分19秒①(3分03秒5)
5位油布(駒大)11分40秒②0:45(3分09秒2)
7位武田(早大)11分41秒③1:34
2位八木沢(明大)11分27秒④2:06(3分05秒7)
9位石田(青学)11分45秒⑤3:46
15位勝亦(日体)12分00秒⑥5:09(3分14秒6)
8位金森(拓大)11分42秒⑦5:21
13位佐藤(上武)11分55秒⑧6:01
3位塩谷(中学)11分33秒⑨6:02
3位竹ノ内(日大)11分33秒⑨6:02
12位植木(大東)11分54秒⑪6:03
6位土屋(東海)11分40秒⑫6:09
17位稲田(順大)12分02秒⑬6:35
10位難波(帝京)11分51秒⑭7:19(3分12秒2)
19位黒山(法大)12分16秒⑮8:05(3分18秒9)
21位沖守(國學)12分23秒⑯8:32
11位町澤(中大)11分53秒⑰9:24
16位戸田(農大)12分01秒⑱10:19
18位横田(城西)12分10秒⑲10:43
14位西山(神大)11分56秒⑳11:28
OP:兼子(山学)11分31秒[20]11:28
20位澤野(専大)12分22秒㉑13:01[22]13:01

22位武藤(国士)12分36秒㉒16:19[23]14:09(3分24秒3)
★設楽悠、八木沢、兼子、塩谷選手が完全に勢いに乗っている
 先ほどの定点で波に乗っていた選手がそのまま、更に他選手との区間タイム差を開けていますね。設楽悠選手は相変わらずで、油布選手が視界に入りづらい位置に。八木沢選手もどんどんペースを上げ始めて、少しずつ苦しくなってきた武田選手がそろそろ視界に入りだしただろうか。
 
 それから塩谷選手と竹ノ内選手の接戦が凄いことになっていてこの間3番目のタイム。好走しているはずの土屋選手を引き離して、佐藤・植木選手もついに巻き込み始めた。このあたりからバイクも付き始めていますが、かなりの争いになっていた。
 
 ただ、それより上回っていたのがオープン参加となってしまったが、山学・兼子選手。専大・澤野選手も大きく突き放して、更にちょっと息切れし始めた神大・西山選手にも追いついてしまった。全日本4区で一気に評価が上がった選手だったが、逞しいです。
 
 

 
平塚中継所21.5㎞-湘南大橋18.2㎞3.3㎞
記録:コスマス(山学)9分34秒(2分53秒9)
記録:竹澤(早大)9分27秒(2分51秒8)

2位設楽(東洋)9分39秒①
3位油布(駒大)9分49秒②0:55(2分58秒5)
9位武田(早大)9分55秒③1:50(3分00秒3)
1位八木沢(明大)9分35秒④2:02(2分54秒2)
10位石田(青学)9分57秒⑤4:04
7位金森(拓大)9分53秒⑥5:35
12位勝亦(日体)10分06秒⑦5:36
3位竹ノ内(日大)9分49秒⑧6:12
6位佐藤(上武)9分52秒⑨6:14
7位塩谷(中学)9分53秒⑩6:16
10位土屋(東海)9分57秒⑪6:27
18位植木(大東)10分19秒⑫6:43
17位稲田(順大)10分18秒⑬7:14
14位難波(帝京)10分14秒⑭7:54(3分06秒1)
18位黒山(法大)10分19秒⑮8:45
20位沖守(國學)10分23秒⑯9:16
12位町澤(中大)10分06秒⑰9:51(3分03秒6)
16位戸田(農大)10分17秒⑱10:57
15位横田(城西)10分16秒⑲11:20
OP:兼子(山学)9分38秒[20]11:27
5位西山(神大)9分51秒⑳[21]11:40
22位澤野(専大)10分42秒㉑[22]14:04
21位武藤(国士)10分36秒㉒17:06[23]15:06(3分12秒7)
★東洋大・設楽悠選手が、2位に駒大に55秒、3位以下に2分近い差を
 最後までペースが落ちなかった設楽悠選手がダントツの区間賞を獲得。それだけでなく最大のライバルの駒大に55秒の貯金を作った。駒大を抜くときに一気にペースアップし、油布選手のスピードを活かせる展開にしなかったのがこの差に繋がった。区間記録よりも、貯金を優先した結果だと感じる。3位以下も勿論引き離して、大きく優位な展開にして、ここもターニングポイントとなった。

★それを上回ったのは明大・八木沢、山学・兼子選手
 ただ、ラスト3.3㎞に関しては設楽悠選手を上回ったランナーが2人。スピードのある八木沢選手が最後の最後一気に追い上げています。これで早大・武田選手が完全に視界に入る12秒差へ。明大もいよいよ乗ってきたなとこの時は思った。山学・兼子選手も粘る西山選手を突き放し、遠く離れていたはずの城西・横田選手を秒差まで追ったのは、本当に執念や意地を見せたと思います。
 

★8位争いは日大・竹ノ内選手が制す、塩谷選手は5人抜き
 バイクの斜め前からの映像で熾烈な様子が非常によくわかった8位争いですが、最後に抜け出したのは日大・竹ノ内選手。序盤がそこまで早くなかった分力は余っていたかもしれないが、それでも3区タイプとは思っていなかった中、区間一桁で走ったのは驚いた方多かったと思われる。佐藤選手を挟んで10位の塩谷選手は最終的に5人抜き。シードラインに食らいついて見せ、中学大のシード確保を一時予感させるような展開だった。
 
★拓大・金森選手が後半浮上、日体・勝亦選手をとらえる
 4位から5位が少し離れたが青学・石田選手は中位程のペースを維持で5位キープ。その後ろで動きがあった。最後までペースを上げきれなかった日体・勝亦選手を、拓大・金森選手が捉える展開に。本当に大健闘と言える。逆に日体大は今季の不安要素が2区3区で出た格好だ。
 
 その他、11位以下では東海・大東・順大・帝京が点々と続いた後、最後までうまく走れなかった法大と國學院大。法大は主力欠場の中、昨年好走した黒山選手が失速たのはちょっと痛かった。沖守選手は今年も足引っ張る無念のレースに。うしろからハチマキ姿で単独走ながら頑張った中大・町澤選手がだいぶあげてきた印象だ。下位2チームとなった専大と国士舘は完全に取り残されてしまった。

 

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【2区編】

お待たせしました


定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
 

2区
横浜駅前8.3㎞
記録:モグス(山学)22分56秒(2分45秒8)
記録:三代(順大)23分21秒(2分48秒8)
区間記録のタイム推移を追加、
当時と定点が違い比較が難しい区間もありますが、
補足で。1区も急いで追加します

1位村山(駒大)23分05秒①(2分46秒9)
6位本田(日体)23分44秒②0:27
7位服部(東洋)23分52秒③0:57(2分52秒5)
4位高田(早大)23分31秒④1:04
5位大六野(明大)23分43秒④1:04(2分51秒4)
10位神野(青学)24分10秒⑥1:44(2分54秒7)
14位元村(東海)24分23秒⑦2:23
8位倉田(上武)24分04秒⑧2:34
15位市田(大東)24分25秒⑧2:34
13位小澤(順大)24分20秒⑧2:34(2分55秒9)
2位エノック(山学)23分19秒⑪2:44(2分48秒6)
9位岡本(中学)24分04秒⑫2:57
12位森谷(日大)24分16秒⑫2:57
16位佐野(法大)24分25秒⑫2:57
3位ダンカン(拓大)23分28秒⑮3:02
20位相場(中大)24分36秒⑯3:31
11位寺田(國學)24分12秒⑰3:50
17位小山(帝京)24分29秒⑰3:50
18位村山(城西)24分30秒⑲4:48(2分57秒1)
22位我那覇(神大)24分47秒⑳6:34(2分59秒2)
23位吉良(専大)25分13秒⑳6:34(3分02秒3)

19位津野(農大)24分35秒㉒6:42
21位菊池(国士)24分40秒㉓8:58
★飛ばした日体・本田選手を更に飛ばした駒大・村山選手が交わした
 駒大が優勝を逃した一つの分岐点となったのはこの間のポイントだろう。村山選手がモグス選手の区間記録から僅かに遅れているだけのタイムで通過。実は73回大会以降の日本人の最速での通過タイムだが、結果的に早すぎたようだ。しかも日体・本田選手を追い抜く時に一気にペースを上げているのでやや負担が大きかったか。本人は出雲と全日本での過信との話。それもあるが、日体・本田選手も最初をかなり早いペースで突っ込んでおり、その煽りも受けたようだ。いずれにせよ、留学生2人や他日本人をこの時点で大きく引き離している。

★エノック選手は2番目のタイムで通過、最終的区間賞の高田選手も突っ込んでいた
 この定点の後に棄権となるエノック選手は2番目のタイムで通過。タイム的には一切異常は見られなかった。むしろ、後ろのダンカン選手が一旦追い抜いた集団にまた追い抜かされて、異常扱いとなっていたのだが…
 
 なお、最終的に区間賞となる早大・高田選手はこの時点で上記3名に次ぐタイムで通過していた。実際、僅かな距離で明大・大六野選手の12秒のビハインドをちゃらにしていてちょっと驚いた記憶がある。OBの竹澤選手から「2区は突っ込んで入って粘りに粘る」と言われていて実行したようだ。
 
 他の選手は24分よりかかっている中、秒差の勝負となっているが、この時点でも日大・森谷選手はまずまずの位置、農大・津野選手あたりは抑え気味で入っている。
 
権太坂15.1㎞ー横浜駅前8.3㎞6.8㎞
記録:モグス(山学)20分22秒(2分59秒7)
記録:三代(順大)20分42秒(3分02秒6)
※三代選手の時は権太坂15.2㎞、計算は現在の距離表示参考

5位村山(駒大)21分18秒①(3分07秒9)
2位高田(早大)21分04秒②0:50
2位大六野(明大)21分04秒②0:50

4位服部(東洋)21分11秒②0:50
13位本田(日体)21分58秒⑤1:08
6位神野(青学)21分34秒⑥2:00(3分10秒3)
1位ダンカン(拓大)21分02秒⑦2:46(3分05秒6)
8位倉田(上武)21分47秒⑧3:03(3分12秒2)
8位市田(大東)21分47秒⑧3:03
13位元村(東海)21分58秒⑧3:03
11位小澤(順大)21分55秒⑪3:11
7位森谷(日大)21分43秒⑫3:22
10位佐野(法大)21分53秒⑬3:32
12位岡本(中学)21分56秒⑭3:35
15位寺田(國學)22分01秒⑮4:33(3分14秒3)
15位小山(帝京)22分01秒⑮4:33
19位相場(中大)22分20秒⑮4:33(3分17秒1)
18位村山(城西)22分10秒⑱5:40
17位津野(農大)22分02秒⑲7:26
20位我那覇(神大)22分26秒⑳7:42
22位吉良(専大)22分54秒㉑8:10(3分22秒1)
21位菊池(国士)22分42秒㉒10:22(3分20秒3)

★エノック選手棄権、飛ばした村山・本田選手が失速
 9㎞過ぎで棄権となったエノック選手。走行中に腓骨を疲労骨折をしてしまい、走行不可能になってしまったのだ。1週間前から脚に違和感はあったようで、マッサージを念入りにしての出場だったようだ。なんだか78回大会の法大・徳本選手を思い出すが、彼の場合肉離れだったのに対して、疲労骨折とは…。早く元気な姿を見たい。
 
 また、トップ付近を走っている選手にも受難となっている。村山選手は飛ばし過ぎの影響もあるか、脚に痙攣を起こして、何度も抑えていました。本田選手はやはり1年間順調じゃなかった影響もあってか、後ろに追いつかれた上に更に後退してしまい、苦しいレースとなった

★逆に他上位選手が好調、2位争いから8位まで白熱
 チャンスとばかりに追い上げ始めたのは2位争い。早大・高田選手が明大・大六野選手を引き連れて、東洋・服部選手に追いついて、三つ巴に。ただ、服部選手も4番目に良いタイムで通過しているので非常に高レベルと言える。単独走にはなっているものの、青学・神野選手もしっかりと推移している。
 
 また、結局元気だったダンカン選手が一気に7位にまで躍り出て、僅かな差ながら、この間はトップのタイムで通過。8位争いも大東・市田、上武・倉田選手が東海・元村選手を巻き込んでの追走となっている。それから先ほど集団だった日大・森谷、法大・佐野、中学・岡本選手だが、日大・森谷選手が抜け出して前にいる順大・小澤選手を追い始めている。
 
 逆に元気がない主力は城西・村山選手と、神大・我那覇選手。ポジションの悪さもあるが、先ほどの定点共に苦戦。その我那覇選手につけなかった専大・吉良選手はかなり苦しい走りに。最下位単独走となった国士・菊池選手はこの時点で襷を繋ぐのがシビアになっていた。
 
 
戸塚中継所23.2㎞-権太坂15.1㎞8.1㎞
記録:モグス(山学)22分46秒(2分48秒6)
記録:三代(順大)22分43秒(2分48秒3)
三代選手の時は戸塚23.0㎞、計算は現在の距離表示による

4位村山(駒大)24分04秒①
1位服部(東洋)23分40秒②0:26(2分55秒3)
2位高田(早大)23分43秒③0:29
7位大六野(明大)24分28秒④1:14(3分01秒2)
3位神野(青学)24分00秒⑤1:56(2分57秒8)
13位本田(日体)25分05秒⑥2:19(3分05秒8)
5位ダンカン(拓大)24分14秒⑦2:56(2分59秒5)
10位市田(大東)24分45秒⑧3:44
12位倉田(上武)24分49秒⑨3:48
11位森谷(日大)24分48秒⑩4:06
13位小澤(順大)25分05秒⑪4:12
17位元村(東海)25分32秒⑫4:31
15位佐野(法大)25分12秒⑬4:40
6位寺田(國學)24分15秒⑭4:44
16位岡本(中学)25分29秒⑮5:00(3分08秒8)
8位小山(帝京)24分40秒⑯5:09(3分02秒7)
22位相場(中大)26分13秒⑰6:42(3分14秒2)
18位村山(城西)25分45秒⑱7:21(3分10秒7)
9位津野(農大)24分42秒⑲8:04
19位我那覇(神大)25分47秒⑳9:25
19位吉良(専大)25分47秒㉑9:53

21位菊池(国士)25分52秒㉒12:10
★村山選手が何とかトップを保つも、服部・高田選手が視界に入る位置に
 時折足を抑え、苦悶の表情を浮かべていた村山選手だが、思ったほどの大失速はなく(下りの部分ではしっかり走れていましたね)、何とかトップで襷リレー。ただ、2位争いは白熱。大六野選手が落ちてから、服部・高田選手が一騎打ちとなりましたが、服部選手がラストで少し前へ。しっかり駒大が視界に入る位置で2位となった。
 
 3本柱の内、2人を使った駒大が、設楽兄弟を残した東洋大に対して26秒差しかつける事ができなかったのは非常に痛かっただろう。3区設楽悠選手にはいい目標になるような差だったのではないかと感じます(ここで、あ、これは東洋だ…と思った人も数多いだろうと)。
 
★区間賞争いは最後まで落ちなかった高田選手 他、寺田・小山・津野選手が粘走
 区間賞争いはダンカン選手が、終盤に足に痙攣をおこして失速したことにより、高田選手が上回る事に。高田選手は服部選手に食らいつき、最後3秒離されたが、総合的には服部選手や村山選手との差を詰めたということだ。うしろに食らいつく場面が多かったので、これからが正念場かなとも思うが、これは全く予想できなかった事なので今後注目だろうか。
 
 他終盤の争いで頑張った選手もいる。ずっと単独で走っていながら、神野選手が最後は3番目のタイム。最後は大六野選手も視界に入ったか。また國學・寺田選手が最後素晴らしいペースアップで6番目のタイム。総合でも10番目が見えそうか、というところまであげている。一緒に併走していた帝京・小山選手も、出雲と全日本の失敗は払しょくする走りに思う。下位ながら、農大・津野選手も見事なビルドアップ。ちなみにこの3名、5区経験者である。

★日大が想像以上の位置、失速した所は大きく失速し17年ぶり往路戸塚繰り上げも
 中位争いでは大東・市田、上武・倉田、日大・森谷選手が粘って8位9位10位。主力を使った大東と上武は計算通りだろうが、日大が森谷選手の走りで想定以上だっただろう。正直、この時点で最下位に近い位置で通過するものと思っていた方も多かったのではないかと…
 
 逆に1区終了時で10位以内だったところでは順大・小澤、東海・元村選手が終盤に踏ん張り切れず順位ダウン。法大・佐野、中学・岡本選手も上げきれず。よくよく見れば、ここで10位以内でシード権を取れなかったのは上武大のみで、1区で差がついた中の2区で、ここでの流れは微妙に影響したか。この時点で16位の帝京大はよく追い上げたと言える。
 
 下位は本当に失速し、神大・我那覇選手が全く上げることが9分以上の差。前回7区区間賞の選手だが、箱根の洗礼を浴びた。専大・吉良選手は残り僅かの秒差で何とか繰り上げを回避したが、国士・菊池選手は間に合わず、往路戸塚で17年ぶりの繰り上げという屈辱を味わった。チーム唯一の箱根経験者だったが、1区であれだけ遅れてはどうにもならなかった。また、秋以降中央大で一番高レベルで安定していた中大・相場選手が最後持たず。もう1人の4年生の須河選手が万全で挑めなかったのがここで影響したように感じる。
 

 
こんな更新できんとは…(汗
どうしましょうかね、この先(苦笑
 

第90回箱根駅伝を解剖しよう!【1区編】

 
文章量少し減らして、気まぐれに更新していきたいと思います。
1区は計算量少ないので、結構すぐにできました。

 
≪参考≫
http://blogs.yahoo.co.jp/hakonankit/31722493.html
昨年との比較

 
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位 21位22位23位
蒲田15.3㎞
記録:佐藤(東海)43分12秒(2分49秒4)
なお田町(4.8㎞)では13分05秒(2分43秒5)

1位山中(日体)43分56秒(2分52秒3)
1位一色(青学)43分56秒
1位中村(駒大)43分56秒
1位田口(東洋)43分56秒
1位文元(明大)43分56秒
1位大迫(早大)43分56秒
1位白吉(東海)43分56秒

8位市田(大東)44分06秒 0:10
9位松村(順大)44分11秒 0:15(2分53秒3)
10位山岸(上武)44分23秒 0:27
11位潰滝(中学)44分30秒 0:34
12位田井(法大)44分44秒 0:48(2分55秒4)
12位荻野(日大)44分44秒 0:48
12位新庄(中大)44分44秒 0:48
12位柳原(帝京)44分44秒 0:48
16位山口(城西)44分54秒 0:58
17位田代(山学)44分58秒 1:02
18位東島(拓大)45分29秒 1:33(2分58秒4)
19位柿沼(國學)45分37秒 1:41
20位濱野(専大)46分40秒 2:44(3分03秒0)
20位佐藤(農大)46分40秒 2:44
22位小泉(神大)46分56秒 3:00
23位浪岡(国士)48分16秒 4:20(3分09秒3)
 こういう序盤から叩き合いになった場合には八ッ山橋でのポイントがほしくなりますね。たぶん13~14大学が先頭集団で、15秒くらいで新庄・荻野・田井、30秒弱で東島・柿沼、濱野・佐藤選手が50秒程の差、1分半の差で小泉と浪岡選手だったかな。
 
○10㎞付近まで大迫選手がひっぱっていたが、その後は一色選手や山中選手らが仕掛けるなどしている。集団は7人
 
○田井・荻野・新庄選手ら12位を争う選手らよりも長く先頭集団についていた山口選手がこの時点で彼らの後ろに
 
○一番最初に遅れた小泉選手が浪岡選手を交わして、何とか前の濱野・佐藤選手に追いすがる。交わされた浪岡選手はすでに1分20秒も22位から離されている
 

 
鶴見中継所21.4㎞-蒲田15.3=6.1km
記録:佐藤(東海)17分54秒(2分56秒1)
 
1位山中(日体)17分29秒①(2分51秒9)
2位中村(駒大)17分40秒②0:11(2分53秒7)
3位田口(東洋)17分50秒③0:21

4位文元(明大)18分06秒④0:37(2分58秒0)
5位大迫(早大)18分18秒⑤0:49(3分00秒0)
6位一色(青学)18分19秒⑥0:50
12位白吉(東海)18分45秒⑦1:16
10位市田(大東)18分44秒⑧1:25
10位松村(順大)18分44秒⑨1:30
14位山岸(上武)18分48秒⑩1:46(3分04秒9)
7位田井(法大)18分29秒⑪1:48
8位荻野(日大)18分38秒⑫1:57(3分03秒3)
16位潰滝(中学)19分04秒⑬2:09(3分07秒5)
15位新庄(中大)18分52秒⑭2:11
18位柳原(帝京)19分18秒⑮2:37(3分09秒8)
17位田代(山学)19分06秒⑯2:41
13位東島(拓大)18分46秒⑰2:50
9位柿沼(國學)18分42秒⑱2:54
21位山口(城西)20分05秒⑲3:34(3分17秒5)
19位濱野(専大)19分22秒⑳4:37
20位小泉(神大)19分34秒㉑5:03(3分12秒5)

22位佐藤(農大)20分08秒㉒5:23
23位浪岡(国士)20分43秒㉓7:34(3分23秒8)
 18㎞過ぎの六郷橋で先頭集団は5大学。その中でこのハイペースを演出し、中位校を大混乱に陥れた大迫選手が遅れだす。残った4大学は駒大・東洋・日体・明大といった優勝候補に挙がった大学ばかり。このハイペースでも自信を持って対応できる選手を置けたようだ。そこから文元・田口選手が遅れ、山中・中村選手の一騎打ち。残り2㎞を切ってから出雲全日本で非常に良い切り替えを見せていた中村選手がスパートするが、引き離せず。逆に山中選手が返り討ちに。歴代3位のタイムで見事な区間賞だった。
 
その他
○12位争いは田井・荻野選手がうまくペースアップし、潰滝選手をとらえ、山岸選手の目前に迫った。田井選手は全日本からしっかりリベンジ。逆に柳原・田代選手はややダウン。ただ、田代選手は前が見える位置で2区オムワンバ選手へ

○後ろ17位争いは、東島選手が、以前の兼実選手のように浮上し、田代選手の背後に。またそれを序盤から懸命の表情で追いかけていた柿沼選手がラスト6㎞はトップ10に入るタイムで走破

○城西の山口選手は抵抗できず、更にダウン。農大の佐藤選手もようやく走り切る苦しい走りに。最下位の国士大浪岡選手は彼らよりも更に体が動かなかった模様だ
 
追記23時20分
○数少ない(?)1万29分台ランナーの一色選手と白吉選手が区間6位と7位を取る。一色選手は青学史上初、単独トップに立つ場面も
○ここでの上位6チームがそのまま総合6位以内に 後半追い上げた田井選手らでも後半6㎞でだいぶ離されている
 
※ついたコメントから、追記していく形になります。

第90回箱根駅伝出走ランナーの高校時代の5千ベストとチーム別平均[2014]

今回も、出走ランナーの高校時代のタイムとチーム別の平均で見ていってみたいと思います

 

1位駒澤大14分04秒2→箱根順位2位

中村135038-村山134945-油布135277-中谷140255-馬場142571
西澤143191-西山140312-大塚140691-窪田140340-其田135591
 出雲と全日本は制した駒大ですが、そのメンバーらのタイム見るとやっぱりすごい選手走っていますね。スタミナ面もあるのか箱根は勝てませんでしたが、山は育成できた感じです
 

 

2位明治大14分13秒3→箱根順位6位

文元141222-大六野141481-八木沢135737-木村142128-横手135886
廣瀬143620-松井142815-有村135602-前野141365-石間141456
 選手の駒は揃っていますね。高校時代から名前を聞く選手が多数。ただ、だれを起用するにしてもどこかで穴区間が出るのを何とかしないと頂点は…というところでしょうか。
 

 

3位東洋大14分16秒0→箱根順位1位

田口145475-服部勇135652-設楽悠140702-今井135252-設楽啓140262
日下144336-服部弾135920-高久142533-上村142083-大津141816
 久々の優勝に返り咲いたわけですが、大きいのは元々高校時代から有力だった設楽、服部両兄弟を順調に成長させたのは非常に大きかったのかなと思います。繋ぎの選手もしっかり20㎞走り切っています
 
 

4位中央大14分18秒5→箱根順位15位

新庄135961-相場142877-町澤141729-三宅142110-小谷141602
代田142542-徳永142083-市田142492-多田141320-須河141791
 すぐにシード返り咲いてもおかしくない選手を集めていましたが 、いきなりは立て直せなかったか。強いて言えば、4年生の主力選手がうまくいかなかったのが響いたか。
 

 

5位日本体育大14分19秒9→箱根順位3位

山中141049-本田141163-勝亦140269-坂本143159-服部135432
鈴木142956-山本143520-奥野142304-矢野144381-甲斐141682
 山に適性がある選手がいたこともありますが、順位はあげていますね。山中選手がこれから楽しみ。また、1年生の選手は航行自体のタイム考えるとかなり健闘でしょうか
 
 

6位東京農大14分22秒0→箱根順位14位

佐藤142111-津野142080-戸田141580-佐野142468-三輪143566
土井143546-岩渕143167-浅岡135502-竹内141314-山本142719※
山本選手は実業団経由、入学時のタイムです
 今回は東農大の中の実力のある選手がほとんど揃った中での結果でした。ただ、1区で苦しい展開になったので、2区津野、5区三輪、9区竹内選手等主要区間の選手は結果出したと言えるかもしれません
 

 

7位早稲田大14分22秒2→箱根順位4位

大迫135866-高田141940-武田141123-平135564-高橋145383
三浦141194-柳142847-井戸143073-田口143981-中村143277
 5区以降は高校時代トップとは言えないランナーでずっと順位をキープし続けていたようで、中堅以下の育成は結構うまくいっているようです
 

 

8位青山学院大14分22秒8→箱根順位5位

一色140031-神野141388-石田143485-山村144818-高橋142702
村井143966-小椋140396-井上144470-藤川141552-竹内135976
 スカウトが好調な大学ですが、タイム云々とかではなく、走ったランナーそれぞれいろんな選手がいるという印象です。一色・竹内選手ら高校駅伝優勝選手に交じって井上選手あたり光ってます
 

 

9位日本大14分25秒2→箱根順位7位

荻野142835-森谷144127-竹ノ内144263-石川135395-キトニー135800?
日向野142688-大門143029-村越142060-林142501-高松144488
 森谷選手の今回の2区は高校時代の実績だけでみてもよく頑張ったと言えると思います。・また、他の区間一桁の竹ノ内・高松選手も14分40秒代の選手だったのですね
 

 

10位東海大14分27秒6→箱根順位13位

白吉142294-元村141708-土屋142029-荒井142370-宮上141028
福村141766-上原144300-今井144151-山下144314-吉川143673
 ちょうどボーダーラインで調子次第でどちらにも転びそうな感じですね。秋のロード成績からすると8区今井10区吉川選手あたりがうまくいかなかったかと。

 

11位城西大14分29秒3→箱根順位19位

山口141970-村山140418-横田144835-松村陣140743-黒川142654
菊池143427-佐野145400-河名144113-寺田143153-杵島凌142543
 高校時代の実力者が走った往路が不発だったのはかなり大きく響いたのかもしれませんね。来年もうひとレベル伸ばせるかどうか

 

12位大東文化大14分32秒4→箱根順位10位

市田宏140159-市田孝135544-植木143229-池田143509-片川143496
大崎145327-上田145114-吉川144245-大隈143055-大西144735
 市田兄弟の成長もそうですが、3区以降は高校時代に実績が多くあったわけではない選手たちが10位前後で粘り強く戦っていたのだなと感じました。
 

 

13位山梨学大14分32秒7→23位扱い

田代144519-エノック135500-兼子144447-上村140769-井上142976
桃澤151825-松山142538-前田143327-阿部142913-森井143880※
森井選手は留年しているので5年前
 たられば言ってもしょうがないのですが、エノック選手が今回の2区区間賞と同タイムだった場合、明大の背中が見える位置での7位相当のようです
 

14位専修大14分35秒8→箱根順位21位

濱野142727-吉良142429-澤野142820-駒井143410-齋藤143741
中山142878-松尾143700-木内145432-小原144167-上野144420
 高校時代中堅だった選手は結構ズラリと並べていたのだなという印象です。何とか序盤でレースの流れにのりたいところでした
 

 

15位法政大14分36秒0→箱根順位11位

田井143738-佐野143320-黒山142497-中村142532-関口143000
田子143872-森永144300-佐藤142075-松田150940-高梨143700
 山の5区6区にどちらもスペシャリストを養成することが出来たことを考えると、今回のメンバーでは順当な結果だったのかなと思います
 
 

16位國學院大14分36秒2→箱根順位17位

柿沼143125-寺田142425-沖守143516-牛山143822-大下141755
湯川151961-廣川144686-蜂須賀142831-吾妻142233-塚本143810
  割と育成力はある方だと思いますが、ブレーキ区間が2つ出てしまったのが無念(うち、片方は玉砕覚悟で突っ込んだように見えましたが)。
 
 

17位中央学院大14分36秒8→箱根順位12位

潰滝145385-岡本145349-塩谷141267-村上141006-及川142635
海老澤142847-木部143393-沼田150969-田中143710-山田144227
 往路の1区2区を走った選手が高校時代14分50秒代、8区3位の沼田選手は15分台ということで、シード取れないなりにも随所に育成力を感じさせます
 

 

18位順天堂大14分37秒3→箱根順位19位

松村優142021-小澤141827-稲田144670-西澤144162-山下144153
林145523-松村和143979-松枝145118-田中142816-聞谷143044
  山など主力選手が出れなかったこともあってか、例年以上に14分40秒代50秒代の選手が多く、ほぼ順当な結果とも言えそうです
 

 

19位国士舘大14分38秒3→箱根順位22位

浪岡140123-菊池152313-武藤141758-中山143309-杉沢150407
石井143697-櫻井143811-餅崎145007-岡崎143700-堀合142200
 最後の箱根で結果出せませんでしたが、1万28分台となった菊池選手は凄いですね。もう少し全体的に安定感がほしいところでしょうか
 
 

20位神奈川大14分40秒0→箱根順位18位

小泉143134-我那覇142228-西山141731-井上142704-柿原144586
東143453-高山150622-石橋144930-岡部145070-坂本145573
 なんだか色々玉突きで配置が変わったと聞きますが、今回は無念の結果。柱選手以外では15分台だった高山選手が奮闘したのが良かったです
 

21位帝京大14分45秒9→箱根順位8位

柳原144735-小山144380-難波144997-早川143078-竹本143477
千葉150618-蛯名143416-猪狩145020-熊崎145889-杉山144323
 昨年の箱根の成績や現在の持ちタイムで不調等言っていましたが、普通に考えると今回のメンバーでシード権獲得できるのは凄い事。しかも少しずつ浮上して手繰り寄せました。
 
 

22位拓殖大14分50秒1→箱根順位9位

東島142622-ダンカン135000?-金森141692-佐護150773-尾上144500
大島155000-櫻井150663-宇田145044-奥谷144600-木寺144200
 今回シード獲得校で最も低かったのはこの大学。ダンカン選手がいるのと800mや1500mを中心にしていた選手が含んでいるのは確かですが、復路よく粘ったなと思います
 

 

23位上武大14分51秒7→箱根順位20位

山岸144783-倉田142443-佐藤144420-東144355-松元145415
三好145563-高津戸145782-根岸144281-大西150344-金子152300
 最初の3区間だけでも駅伝が出来たのは今回の収穫かなと思います。残りは全体的に力不足だったのかなと思います
 
 
勿論、箱根駅伝が全てではないし、主力が欠場している場合があるので、育成の一部分でしかありません。
こちらのサイトでもっと詳しいデータが見れると思います
http://www.geocities.jp/hako_ota_box/rookie_13_team5000.htm

第90回箱根駅伝結果

今後の予定
1/26
奥むさし駅伝、あつぎ駅伝
 
2/2
別府大分毎日マラソン、神奈川マラソン、香川ハーフ、浜名湖一周駅伝
 
2/9
千葉国際クロカン、唐津10マイル
 
2/15
日産スタジアム駅伝
2/16
金栗熊日30㎞、青梅30㎞
 
2/22
福岡国際クロカン
2/23
東京マラソン、犬山ハーフ、ふかやシティー
 
3/1
鴻巣パンジーマラソン
3/2
びわ湖毎日マラソン、学生ハーフ、玉名ハーフ
 
 
 
終わってしまいました

第90回東京箱根間往復大学駅伝競走記念大会の結果(http://www.hakone-ekiden.jp/)です

 
往路1位、復路1位
総合1位東洋大学
10時間52分51秒(予想4位)
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区田口雅也③61分46秒区間3位(3)22秒差
2区服部勇馬②68分43秒区間3位(3→2)26秒差
3区設楽悠太④62分13秒区間賞☆(2→1)-55秒差
4区今井憲久③55分15秒区間3位(1→1)-21秒差
5区設楽啓太④79分16秒区間賞☆(1→1)-59秒差
6区日下佳祐④59分04秒区間4位(1→1)-1分17秒差
7区服部弾馬①63分27秒区間賞☆(1→1)-1分54秒差
8区高久龍③64分35秒区間賞☆(1→1)-3分40秒差
9区上村和生②69分24秒区間4位(1→1)-3分12秒差
10区大津顕杜④69分08秒区間賞☆(1→1)-4分34秒差
設楽兄弟が区間賞で往路優勝 復路は3つ区間賞!往復とも制覇で、続いていた2位を完勝で晴らす!!
 設楽兄弟や服部勇選手らの起用があたり、制覇した往路。復路は核となるランナーはいなかったが、得意の逃げる東洋の強さを遺憾なく発揮。日下選手がしっかり走ると、7区服部弾・8区高久選手が連続区間賞で突き放し、(私もですが)当て馬扱いだった上村選手が69分半ばの好走、大津選手も区間記録に迫る走りでダメ押し!見事2年ぶりの制覇&復路新記録
 
優勝おめでとうございます。
なお、復路新記録に大きく貢献した10区大津顕杜選手がMVPでした
 

往路2位、復路2位
総合2位駒澤大学
10時間57分25秒(予想1位)
1区中村匠吾③61分36秒区間2位(2)12秒差
2区村山謙太③68分27秒区間2位(2→1)-26秒差
3区油布郁人④63分34秒区間3位(1→2)55秒差
4区中谷圭佑①54分41秒区間賞☆(2→2)21秒差
5区馬場翔大②79分54秒区間3位(2→2)59秒差
6区西澤佳洋③59分22秒区間5位(2→2)1分17秒差
7区西山雄介①64分04秒区間3位(2→2)1分54秒差
8区大塚祥平①66分21秒区間6位(2→2)3分40秒差
9区窪田忍④68分56秒区間2位(2→2)3分12秒差
10区其田健也②70分30秒区間2位(2→2)4分34秒差
9区窪田選手に渡るまでに4分近い大差で終戦 15年越しの夢のチャレンジは失敗に
 2区でやや誤算があるも馬場選手らの好走で6区終了時ではまだ1分少しの差。勝負をかけて投入した強力ルーキーが東洋勢に突き放されてしまった。スタミナ面が及ばなかった事、または単独走の中で追い込むことに期待するのは酷だったかもしれない。しかし、来年また狙える戦力はありそうだ。
 
 
往路4位、往路3位
総合3位日本体育大学
11時間03分51秒(★予想3位★)
1区山中秀仁②61分24秒区間賞☆(1)-12秒差
2区本田匠④70分57秒区間10位(1→6)2分19秒差
3区勝亦祐太②65分56秒区間17位(6→7)5分36秒差
4区坂本新①56分10秒区間10位(7→7)6分31秒差
5区服部翔大④79分17秒区間2位(7→4)6分32秒差
6区鈴木悠介④58分51秒区間2位(4→4)6分19秒差
7区山本航平①65分29秒区間13位(4→4)8分21秒差
8区奥野翔弥②66分07秒区間5位(4→4)9分53秒差
9区矢野圭吾④68分29秒区間賞☆(4→3)8分58秒差
10区甲斐翔太④71分10秒区間5位(3→3)11分00秒差
2区3区の失速で総合優勝の夢消えるも、山で巻き返し、終盤で3位へ
 1区山中選手でスタートダッシュは決めるも、試合前から不安だった選手で早い段階で優勝圏外に去ってしまったのは無念。しかし気持ち切らさず5区6区の服部・鈴木選手が区間2位で追い上げると9区矢野選手が区間記録に迫る走りで3位へ。甲斐選手も突き放し、前回王者の意地を見せた格好だ
 
 
往路3位、復路4位
総合4位早稲田大学11時間04分17秒(予想11位)
1区大迫傑④62分14秒区間5位(5)49秒差
2区高田康暉②68分18秒区間賞☆(5→3)29秒差
3区武田凛太郎①64分00秒区間5位(3→3)1分50秒差
4区平和真①55分03秒区間2位(3→3)1分38秒差
5区高橋広夢③82分47秒区間12位(3→3)5分09秒差
6区三浦雅裕②58分51秒区間2位(3→3)4分56秒差
7区柳利幸②64分29秒区間5位(3→3)5分58秒差
8区井戸浩貴①66分30秒区間9位(3→3)7分53秒差
9区田口大貴③70分33秒区間7位(3→4)9分02秒差
10区中村信一郎②71分32秒区間10位(4→4)11分26秒差
山の主力選手欠場の中、終盤まで総合3位をキープする底力 2区高田が区間賞
 山本選手他、有力4年生の故障でシード争いに予想を下方修正したが、終わってみれば安定した戦いぶり。2区高田選手の区間賞で波に乗ると、4区平、6区三浦選手が区間2位、柳選手が初めて区間上位を取るなど収穫が多いレースとなった。
 

往路5位、復路6位
総合5位青山学院大11時間08分53秒(予想10位)
1区一色恭志①62分15秒区間6位(6)50秒差
2区神野大地②69分44秒区間6位(6→5)1分56秒差
3区石田駿介④64分47秒区間8位(5→5)4分04秒差
4区山村隼②55分50秒区間7位(5→5)4分39秒差
5区高橋宗司③82分28秒区間11位(5→5)7分51秒差
6区村井駿②61分41秒区間18位(5→6)10分28秒差
7区小椋裕介②63分37秒区間2位(6→6)10分38秒差
8区井上尚樹④66分36秒区間10位(6→6)12分39秒差
9区藤川拓也③69分23秒区間3位(6→6)12分38秒差
10区竹内一輝④72分32秒区間17位(6→5)16分02秒差
 最初から最後までずっと総合5位から6位をキープ 堅調なレースで過去最高タイ
 主力が一部欠場する中、それを感じさせないしっかりした襷リレー。一色選手が積極的な走りで滑り出した6位を神野選手が5位にするとそれを保持。6区でヒヤリとしたが、小椋・藤川選手らが追走しアンカーで逆転に成功した
 
 
往路7位、復路7位
総合6位明治大学11時間10分09秒(予想2位)
1区文元慧③62分02秒区間4位(4)37秒差
2区大六野秀畝③69分15秒区間5位(4→4)1分14秒差
3区八木沢元樹③63分27秒区間2位(4→4)2分02秒差
4区木村慎②55分36秒区間5位(4→4)2分23秒差
5区横手健②85分41秒区間19位(4→7)8分48秒差
6区廣瀬大貴④58分16秒区間賞☆(7→5)8分00秒差
7区松井智靖③64分43秒区間8位(5→5)9分16秒差
8区有村優樹③65分21秒区間2位(5→5)10分02秒差
9区前野貴行③71分34秒区間14位(5→5)12分12秒差
10区石間涼④74分14秒区間22位(5→6)17分18秒差
往復ともスタート決めるも終盤区間での失速目立つ 6区廣瀬選手は区間賞締め
 往路は文元・八木沢選手などで前を追っていくも、5区のブレーキで優勝戦線から後退。復路は廣瀬選手の区間記録に秒差に迫る走りを皮切りに8区で一時4位に浮上するも、終盤の2区間で失速。前半の良い流れを最後まで繋げられないレースとなってしまった。
 

往路10位、復路10位
総合7位日本大学11時間12分52秒(予想17位)
1区荻野眞之介②63分22秒区間12位(12)1分57秒差
2区森谷修平④70分47秒区間9位(12→10)4分06秒差
3区竹ノ内佳樹③64分45秒区間7位(10→8)6分12秒差
4区石川颯真①56分27秒区間12位(8→8)7分24秒差
5区ダニエル ムイバ キトニー②81分51秒区間10位(8→10)9分59秒差
6区日向野聖隆④60分58秒区間10位(10→11)11分53秒差
7区大門友也③65分41秒区間14位(11→9)14分07秒差
8区村越直希③67分00秒区間14位(9→11)16分32秒差
9区林慎吾③70分56秒区間11位(11→8)18分04秒差
10区高松峻平③71分03秒区間4位(8→7)20分01秒差
キトニー砲不発も日本人ランナー全員の粘りで5年ぶりのシード権を奪取
 話題になった5区キトニー選手は防寒具の暑さのため?、決まらなかったものの、2区3区の森谷・竹ノ内選手が区間一桁の好走でシードラインに食いつく。その後も悪くても区間14位と流れを切らさなかった事が、終盤に置いた林・高松選手の起用が実った模様。
 
 

往路12位、復路5位
総合8位帝京大学11時間13分03秒(予想19位)
1区柳原貴大③64分02秒区間15位(15)2分37秒差
2区小山司③71分10秒区間12位(15→16)5分09秒差
3区難波幸貴④65分24秒区間12位(16→14)7分54秒差
4区早川昇平③55分23秒区間4位(14→11)8分02秒差
5区竹本紘希②83分24秒区間14位(11→12)12分10秒差
6区千葉一慶④61分03秒区間13位(12→12)14分09秒差
7区蛯名聡勝④64分18秒区間4位(12→12)15分00秒差
8区猪狩大樹④66分51秒区間12位(12→12)17分16秒差
9区熊崎健人③70分36秒区間8位(12→10)18分28秒差
10区杉山連哉③70分52秒区間3位(10→8)20分12秒差
区間経験者不発も、戻ってきた蛯名選手が流れを作り、終盤区間で逆転した
 1区柳原2区小山選手の粘走や4区早川選手の2年連続の好走などで往路をシードと2分強の12位で折り返す。復路は6区と8区の前回経験者がモタついたが、走るとなったら外さない蛯名選手が7区4位で盛り立てて、熊崎選手と絶好調の杉山選手で鮮やかに逆転した
 

往路6位、復路13位
総合9位拓殖大学11時間13分06秒(予想21位)
1区東島彰吾②64分15秒区間17位(17)2分50秒差
2区ダンカン モゼ④68分44秒区間4位(17→7)2分56秒差
3区金森寛人②65分18秒区間11位(7→6)5分35秒差
4区佐護啓輔③55分52秒区間8位(6→6)6分12秒差
5区尾上慎太郎③81分43秒区間9位(6→6)8分39秒差
6区大島千幸③60分58秒区間10位(6→7)10分33秒差
7区櫻井一樹③66分14秒区間17位(7→8)13分20秒差
8区宇田朋史①67分40秒区間17位(8→10)16分25秒差
9区奥谷裕一④70分44秒区間10位(10→7)17分45秒差
10区木寺良太④71分38秒区間11位(7→9)20分15秒差
チーム記録の往路6位 復路は転倒のアクシデントにもめげずシード内保持
 距離苦手だったダンカン選手の2区4位の好走や尾上・大島選手といった無名選手で山を乗り越える。しかし、8区の1年生が転倒のアクシデント等で一時10位まで後退。暗雲が立ち込めたが、奥谷・木寺選手ら4年生が粘りの走りで懸命に逃げ切った
 

往路7位、復路16位
総合10位大東文化大学11時間14分43秒(予想6位)
1区市田宏③62分50秒区間8位(8)1分25秒差
2区市田孝③70分57秒区間10位(8→8)3分44秒差
3区植木章文③65分38秒区間14位(8→12)6分43秒差
4区池田紀保③56分09秒区間9位(12→9)7分37秒差
5区片川準二④80分57秒区間7位(9→8)9分18秒差
6区大崎翔也④61分08秒区間14位(8→9)11分22秒差
7区上田祐貴③66分53秒区間21位(9→11)14分48秒差
8区吉川修平④65分50秒区間4位(11→7)16分03秒差
9区大隅裕介②72分39秒区間17位(7→11)19分18秒差
10区大西亮④71分42秒区間12位(11→10)21分52秒差
主力投入の往路で8位 2度シードから割るも8区吉川10区大西選手が引き戻した
 主力の市田兄弟や片川選手などを投入して往路8位は決して安全圏ではなかった。復路は選手層の薄さを突かれ2度11位に後退するが、8区吉川選手が区間4位の好走で4人抜き、10区大西選手が諦めずに前を追い逆転で5年ぶりのシード権にこぎつけた
 
 
以上シード獲得校
 


 

総合11位[往路11位、復路14位]法政大学11時間15分33秒(予想14位)

1区田井慎一郎④63分13秒区間11位(11)1分48秒差
2区佐野拓馬③71分30秒区間16位(11→13)4分40秒差
3区黒山和嵩③66分44秒区間19位(13→15)8分45秒差
4区中村涼②55分44秒区間6位(15→14)9分14秒差
5区関口頌悟③80分35秒区間6位(14→11)10分33秒差

6区田子祐樹④60分18秒区間7位(11→10)11分47秒差
7区森永貴幸③66分16秒区間18位(10→10)14分36秒差
8区佐藤和仁②66分23秒区間7位(10→9)16分24秒差
9区松田憲彦④71分18秒区間13位(9→9)18分18秒差
10区高梨寛隆④73分32秒区間19位(9→11)22分42秒差
主力選手欠場の中、復路はシード権内で粘り続けるもラスト8㎞で力尽く
 前哨戦で区間5位で走っていた選手が2人欠場する中、5区関口選手の好走で往路11位に入ると、6区田子選手の頑張りで10位へ。その後、僅差の中懸命にシード権内を突っ走るもアンカーの選手が踏ん張り切れず、惜しくも2年連続シードとならなかった
 

 

総合12位[往路13位、復路8位]中央学院大学11時間15分40秒(予想15位)

1区潰滝大記②63分34秒区間13位(13)2分09秒差
2区岡本雄大④71分29秒区間15位(13→15)5分00秒差
3区塩谷桂大②63分55秒区間4位(15→10)6分16秒差
4区村上優輝①56分54秒区間15位(10→10)7分55秒差
5区及川佑太③84分26秒区間18位(10→13)13分05秒差

6区海老澤剛①61分01秒区間12位(13→13)15分02秒差
7区木部誠人③66分04秒区間16位(13→13)17分39秒差
8区沼田大貴④65分47秒区間3位(13→13)18分51秒差
9区田中瑞穂④71分14秒区間12位(13→13)20分41秒差
10区山田侑紀③71分16秒区間7位(13→12)22分49秒差

勝負をかけた5区9区の選手が不発 届きそうで届かなかった連続シード
 塩谷選手の3区4位の好走等で序盤からシードからそのやや後ろの位置でチャンスをうかがっていた。だが、勝負をかけて投入した5区と9区のランナーがそれぞれ区間18位、12位と決定打を打てず。沼田・山田選手が終盤に追い上げるも届かなかった
 

 

総合13位[往路8位、復路18位]東海大学11時間17分52秒(予想7位)

1区白吉凌②62分41秒区間7位(7)1分16秒差
2区元村大地④71分53秒区間17位(7→12)4分31秒差
3区土屋貴幸①64分35秒区間6位(12→11)6分27秒差
4区荒井七海①57分45秒区間20位(11→13)8分57秒差
5区宮上翔太②80分06秒区間5位(13→8)9分47秒差

6区福村拳太①60分26秒区間8位(8→8)11分09秒差
7区上原将平④65分11秒区間12位(8→7)12分53秒差
8区今井拓実②67分59秒区間19位(7→8)16分17秒差
9区山下英俊③73分20秒区間19位(8→12)20分13秒差
10区吉川修司③73分56秒区間21位(12→13)25分01秒差
終わってみれば多くの主力が欠場 宮上選手などで8区まで奮闘も駒切れ
 気が付けば、3年生の主力が2人、期待された1年生も2人欠場の中での戦いだった。その中で白吉選手の奮闘や5区6区宮上・福村選手の走りもありシード権内で戦っていたが、8区以降脆くも崩れ去ってしまった
 

 

総合14位[往路14位、復路12位]東京農大学11時間18分02秒(予想9位)

1区佐藤達也④66分48秒区間22位(22)5分23秒差
2区津野浩大④71分19秒区間13位(22→19)8分04秒差
3区戸田雅稀②65分32秒区間13位(19→18)10分57秒差
4区佐野雅治②58分04秒区間21位(18→20)13分46秒差
5区三輪晋太朗④79分56秒区間4位(20→14)14分26秒差

6区土井久理夫③61分14秒区間15位(14→14)16分36秒差
7区岩渕慎矢③64分43秒区間8位(14→14)17分52秒差
8区浅岡満憲③66分29秒区間8位(14→14)19分46秒差
9区竹内竜真③70分23秒区間6位(14→14)20分45秒差
10区山本和樹④73分34秒区間20位(14→14)25分11秒差
予選トップの力を活かせず 5区以降に区間一桁4つも1区の逆噴射に泣く
 安定感があった選手を1区起用もハイペースにやられてしまいいきなり苦しい展開に。2区津野選手で持ち直すとモタつく区間もあったが5区三輪選手が80分切の好走。復路竹内選手などが頑張ったシード権は迫ってこなかった
 
 

 

総合15位[往路17位、復路11位]中央大学11時間18分43秒(予想8位)

1区新庄翔太③63分36秒区間14位(14)2分11秒差
2区相場祐人④73分09秒区間20位(14→17)6分42秒差
3区町澤大雅①65分48秒区間16位(17→17)9分51秒差
4区三宅一輝②56分35秒区間13位(17→17)11分11秒差
5区小谷政宏②83分19秒区間13位(17→17)15分14秒差

6区代田修平④61分15秒区間16位(17→17)17分25秒差
7区徳永照②64分42秒区間7位(17→16)18分40秒差
8区市田拓海①67分35秒区間16位(16→16)21分40秒差
9区多田要③70分41秒区間9位(16→15)22分57秒差
10区須河宏紀④72分03秒区間15位(15→15)25分52秒差
往路が全て区間15位前後でジリジリ離される展開 復路で2つ順位アップ
 シード権で復活と行きたかったが、2区が20位になるなど往路序盤で中位争いから脱落する展開となってしまった。復路は区間一桁となった7区徳永、9区多田選手で一つずつ順位アップした
 

 

総合16位[往路19位、復路9位]順天堂大学11時間19分03秒(予想13位)

1区松村優樹③62分55秒区間9位(9)1分30秒差
2区小澤一真④71分20秒区間14位(9→11)4分12秒差
3区稲田翔威②65分41秒区間15位(11→13)7分14秒差
4区西澤卓弥①57分43秒区間19位(13→15)9分42秒差
5区山下侑哉④85分51秒区間21位(15→19)16分17秒差

6区林優④62分10秒区間21位(19→20)19分23秒差
7区松村和樹③65分06秒区間11位(20→19)21分02秒差
8区松枝博輝②66分42秒区間11位(19→18)23分09秒差
9区田中孝貴②70分16秒区間5位(18→16)24分01秒差
10区聞谷賢人①71分19秒区間8位(16→16)26分12秒差

主力選手が欠場した山で大きく後退 復路終盤で田中・聞谷選手が好走した
 1区2区に並べた松村・小澤選手がシードラインにつけた。だが3区4区で少しずつ後退すると主力が走れなかった山が共に区間21位と苦しいレースに。7区以降は堅実に推移し、下級生が入った復路終盤で区間一桁となる収穫も。
 


 

総合17位[往路18位、復路15位]國學院大學11時間20分44秒(予想12位)

1区柿沼昴太④64分19秒区間18位(18)2分54秒差
2区寺田夏生③70分28秒区間7位(18→14)4分44秒差
3区沖守怜③67分11秒区間21位(14→16)9分16秒差
4区牛山雄平④57分06秒区間17位(16→16)11分07秒差
5区大下稔樹③83分32秒区間16位(16→18)15分23秒差

6区湯川智史③60分53秒区間9位(18→15)17分12秒差
7区廣川倖暉②64分38秒区間6位(15→15)18分23秒差
8区蜂須賀源①66分57秒区間13位(15→15)20分45秒差
9区吾妻佑起②74分09秒区間20位(15→17)25分30秒差
10区塚本一政③71分31秒区間9位(17→17)27分53秒差

寺田選手の好走活かせず、6区湯川選手で追撃態勢と思いきやよもやの鶴見繰り上げ
 寺田選手の好走で序盤を乗り切ったと思いきや3区で落とし穴。シードとやや大差に。復路は6区湯川選手が3人抜いて7区廣川選手が区間6位。一気に追い上げるも9区でまたも落とし穴。初めての繰り上げスタートの悲劇に。
 
 

総合18位[往路15位、復路20位]神奈川大学11時間23分47秒(予想16位)

1区小泉和也③66分28秒区間21位(21)5分23秒差
2区我那覇和真③73分00秒区間19位(21→20)9分25秒差
3区西山凌平②64分54秒区間9位(20→20)11分40秒差
4区井上雄介③56分18秒区間11位(20→18)12分43秒差
5区柿原聖哉③81分16秒区間8位(18→15)14分43秒差

6区東瑞基①62分00秒区間20位(15→18)17分39秒差
7区高山直哉③64分51秒区間10位(18→17)19分03秒差
8区石橋健①68分40秒区間20位(17→17)23分08秒差
9区岡部貴洋④74分32秒区間22位(17→18)28分16秒差
10区坂本翔太④71分48秒区間13位(18→18)30分56秒差

1区で撃沈 3区から波に乗るも時すでに遅し 故障者がいた復路で繰り上げに
 1区の選手が最初に集団から遅れだす等この時点で苦しいレースに。3区西山選手が巻き返し、井上。柿原選手が頑張るも15位に上がるのが精一杯。復路は初出場の高山選手が好走はあったが区間20位以下連発で繰り上げに。
 
 

 

総合19位[往路20位、復路19位]城西大学11時間25分42秒(予想18位)

1区山口浩勢④64分59秒区間19位(19)3分34秒差
2区村山紘太③72分25秒区間18位(19→18)7分21秒差
3区横田良輔③66分38秒区間18位(18→19)11分20秒差
4区松村陣之助①56分54秒区間15位(19→19)12分59秒差
5区黒川遼③83分31秒区間15位(19→20)17分14秒差

6区菊地聡之①60分04秒区間6位(20→19)18分14秒差
7区佐野瑛一朗④66分20秒区間19位(19→20)21分07秒差
8区河名真貴志②67分47秒区間18位(20→19)24分19秒差
9区寺田博英③74分09秒区間20位(19→19)29分04秒差
10区杵島凌太③72分55秒区間18位(19→19)32分51秒差

2本柱が全くの不発 実に9区間が区間15位以下に 6区の1年菊地選手が救い
 最初に柱を投入し優位にレースを進めようとしたが2区終了時で総合18位。6区菊池選手が区間6位など中盤区間が踏ん張る場面もあったが、シード争いに絡めず。7区からはいいところなしに終わった
 
 

総合20位[往路16位、復路22位]上武大学11時間25分56秒(予想22位)

1区山岸宏貴④63分11秒区間10位(10)1分46秒差
2区倉田翔平③70分40秒区間8位(10→9)3分48秒差
3区佐藤舜③65分05秒区間10位(9→9)6分14秒差
4区東森拓②57分13秒区間18位(9→12)8分12秒差
5区松元航③85分50秒区間20位(12→16)14分46秒差

6区三好慎平②61分37秒区間17位(16→16)17分19秒差
7区高津戸翔太④66分32秒区間20位(16→18)20分24秒差
8区根岸成光③70分32秒区間22位(18→20)26分21秒差
9区大西淳貴③72分52秒区間18位(20→20)29分49秒差
10区金子大樹④72分24秒区間16位(20→20)33分05秒差
山岸・倉田・佐藤選手の3本柱のダッシュは決まるも、力不足でそのまま後退
 実力のある3選手を注ぎ込む作戦は成功し3区終了時で9位。この時点で10位以内は上武大史上初だった。しかし、その後は順位をあげる場面はなく、戦前で懸念された戦力不足が露呈する格好となった
 


 

総合21位[往路21位、復路17位]専修大学11時間28分39秒(予想23位)

1区濱野優太①66分02秒区間20位(20)4分37秒差
2区吉良充人③73分54秒区間22位(20→21)9分53秒差
3区澤野健史④66分50秒区間20位(21→21)14分04秒差
4区駒井滉平③56分47秒区間14位(21→21)15分36秒差
5区齋藤翔太③84分24秒区間17位(21→21)20分44秒差

6区中山賢太③61分46秒区間19位(21→21)23分26秒差
7区松尾修治④65分47秒区間15位(21→21)25分46秒差
8区木内勇貴④69分26秒区間21位(21→21)30分37秒差
9区小原延之④72分28秒区間16位(21→21)33分41秒差
10区上野大空④71分15秒区間6位(21→21)35分48秒差

2度の繰り上げ回避も最後で力尽く 出場唯一の経験者の上野選手が区間6位
 1区が20位。2区で21位に落ちるとそのまま浮上できない苦しいレース。その中で往路戸塚、復路の戸塚中継所で2度繰り上げを秒差で回避し懸命に繋ぐも鶴見は間に合わなかった。アンカーに入った上野選手が唯一の区間一桁
 
 

 

総合22位[往路22位、復路21位]国士舘大学11時間38分35秒(予想20位)

1区浪岡健吾③68分59秒区間23位(23)7分34秒差
2区菊池貴文④73分14秒区間21位(23→22)12分10秒差
3区武藤健太②67分45秒区間22位(22→22)17分16秒差
4区中山祐介④58分14秒区間22位(22→22)20分15秒差
5区杉沢諒④87分35秒区間22位(22→22)28分34秒差

6区石井秀昴①63分28秒区間22位(22→22)32分58秒差
7区櫻井亮太③67分50秒区間22位(22→22)37分21秒差
8区餅崎巧実①67分22秒区間15位(22→22)40分08秒差
9区岡崎友哉④72分15秒区間15位(22→22)42分59秒差
10区堀合修平②71分53秒区間14位(22→22)45分44秒差

主力選手のスタミナ不足が露呈 繰り上げになった8区以降レースの流れに乗る
 予選後に1万の記録を大きく伸ばした3人を序盤に投入するも打ちのめされ、往路戸塚で棄権以外で17年ぶり繰り上げの憂き目に。その後区間最下位が続いたが
 

 

オープン山梨学院大学(予想5位)

1区田代一馬②64分06秒区間16位(16)2分41秒差
2区エノック オムワンバ②途中棄権
3区兼子侑大③64分06秒区間6位相当
4区上村純也①57分22秒区間19位相当
5区井上大仁③81分11秒区間8位相当

6区桃沢大祐③60分58秒区間10位相当
7区松山雄太朗④65分19秒区間13位相当
8区前田拓哉②68分10秒区間20位相当
9区阿部竜巳③69分46秒区間5位相当
10区森井勇磨④71分10秒区間6位相当

注目の5区井上選手以外にも 4選手が区間10位以内相当の記録を叩き出した
 シード確実と言われた中、レース中に疲労骨折を起こしたオムワンバ選手が途中棄権。失意の中、5区に起用されたエースの井上選手以外にも、3区兼子、9区阿部、5年生の森井選手が区間一桁相当の記録。また、桃沢選手のリベンジも見られた
 

 

予想とのズレ

 何とか日体大だけ順位予想当てましたが、他は相変わらずボロボロ。往路終了時で優勝校も当てられないのはちょっとショックです(^^; シード校も6校しか当たらず。博打掛けるのをせめて中大じゃなくて日大にすべきだったか…(実はめっちゃ迷った)。こちらは往路終わっての7位から10位の4校中3校当てたので許してくださいませ
 
 

 

簡単な総括:1区序盤からフルスロットルの中、往路で東洋駒大の強さが際立ち、復路で東洋大の強さが際立った。

 1区早大・大迫選手がいきなり区間記録並のペースで引っ張った所以か、いきなり大きな後れを取るチームが出る等大荒れ。繰り上げスタートも連発となりました。ただその中、最も自分たちの走りができたのは東洋大と駒澤大だったのかなと。1区のレース展開をある程度読んで自信を持って対応していた感じです。

 その中で、特に東洋大が良かった。出雲全日本で動きが硬かったのが、20㎞以上のロードで自然体になっていたのが目を張りました。追い上げられると思われた復路の選手が強気ながらもリラックスし楽しそうに走っていた印象を持ちました。駒大も力を出し切ったものの、差をつけるor追い上げる役割を担った選手たちが若干気負ってしまった感じです。

 3レースともほぼ駒大と東洋での優勝争いでしたが、出雲全日本であれだけの強さを見せつけた駒大が、箱根では全く逆の立場となりました。『箱根は別モノ』また思い知らされることとなりました。
 
 
 
これからのお知らせ
 以前にも記載しましたが、本格的な更新が今シーズン最後になります。というか、入学前の3か月もその準備の勉強で忙しく、それまでの更新をどうやりくりしたらいいか結構悩んでますが…(今日はもう一つ更新する予定です)。
 ひとまず、記念大会の感想でもなんでもお好きにコメントしてください。返信は1日5個から10個程とゆっくりしていこうと思います。
 

最後に
遅れましたが、箱根ファンならこのタイミングでいいでしょう
 
 
新年、あけましておめでとうございます!!
 
 
 

第90回箱根駅伝復路選手変更速報

往路1位東洋大
日下-服部弾-高久-上村-大津
 
2位駒澤大
西澤-西山-大塚-窪田-
其田

3位早稲田大
三浦-柳-井戸-田口-
中村
 
4位日本体育大
鈴木-山本-奥野-矢野-甲斐

5位青山学院大
村井-小椋-井上-藤川-竹内
 
6位拓殖大
大島-櫻井-宇田-奥谷-木寺
 
7位明治大
廣瀬-松井-有村-前野-石間

8位大東文化大
大崎-上田-吉川-大隅-大西

9位東海大
福村-上原-今井-山下-吉川

10位日本大
日向野-大門-村越-林-
高松
 
11位法政大
田子-森永-佐藤-松田-高梨
 
12位帝京大
千葉-蛯名-猪狩-
熊崎-杉山

13位中央学院大
海老澤-木部-沼田-田中-山田

14位東京農業大
土井-岩渕-浅岡-竹内-山本

15位神奈川大
東-高山-石橋-
岡部-坂本
 
16位上武大
三好-高津戸-根岸-大西-金子
 
17位中央大
代田-徳永-市田-多田-須河
 
18位國學院大
湯川-廣川-蜂須賀-
吾妻-塚本
 
19位順天堂大
林-松村和-松枝-
田中-聞谷
 
20位城西大
菊池-佐野-河名-寺田-
杵島凌
 
21位専修大
中山-松尾-木内-小原-上野
 
22位国士舘大
石井-櫻井-餅崎-岡崎-
堀合
 
--山梨学院大学
桃澤-松山-前田-阿部-森井

第90回箱根駅伝、往路を終えて

 
ちょっと待って。
これ観る方としてはすごく面白くなってきた
 
●総合優勝争い
1位東洋大5時間27分13秒
2位駒澤大59秒差

往路獲って逃げ切りが得意な東洋大VS復路で逆転が得意な駒大のガチバトル
 東洋大は2本柱の設楽兄弟とそれに迫る存在の服部兄らを起用した中で、駒大との差を1分しか開けることができなかった。駒大には窪田選手が残っているので射程圏内だ。9区は延藤選手か、誰が走っても1分半以上は覚悟しなければならないだろう

 しかし6区をみると東洋大がどうやら日下選手。全日本で駅伝経験がある選手なのでやや部がある。ここで1分とか差がつくと東洋大の背中がまったく見えない位置に行ってしまうので、いくら西山・窪田選手が追っても届かない位置にいる。東洋大はアンカーに大津選手を残しているが、逃げる展開だとスタミナが非常に脅威な選手である。
 ただ、駒大はもちろん窪田選手を残している分、パニックにならずに追えるはずだ。現に4区5区では大八木監督も選手も熱い気持ちを持ちつつ、冷静に追えていたように思う。というかタイトルにあるようにかつて東洋大が柏原を有して勝っていた頃は往路で優勝して復路もそのまま逃げ切っていたレースが得意だったし、駒大は4連覇していた頃は、往路はトップと1分差前後で折り返して遅くとも9区で必ず逆転するというのが得意なレースパターンだったので、どうしようかなぁと…
 それでも予想屋としては何かしら予想しないとと思うので強引に予想すると駒澤大で行きます。駒大のゴール後の雰囲気が何となく87回大会の早大に似ていたように思う。流れはまだ若干駒大か?と思ったので、そう予想しておきます(しかし逆を東洋は経験しているのだが…(汗)
 
 
●3位争い(3位との差)
3位早稲田大5分09秒差
4位日本体育大6分32秒差(1分23秒差)
5位青山学院大7分51秒差(2分42秒差)
7位明治大学8分48秒差(3分39秒差)

3年生以下で臨む早大に、6区に4年生エースが走るチームが追いつめられるか
 順位だけでなく大迫選手微妙、山本選手欠場という中で往路3位で踏ん張った早大が一番有利でしょうかね。高田選手のまさかの区間賞があったし、5区高橋選手も5区の区間ひとケタの面々が箱根2区走ってもおかしくない選手ばっかと考えると大健闘だろう。ひとまず集中練習をこなせたらある程度バッチリ決まる感じがする。3年生以下で復路を臨むそうですが、一応10区まで駒は足ります。

 その早大を追い詰めるには最後まで駒があるだけでなく早大の不安区間6区を突くことができるチームに限られるわけだが、確実に付けそうなのは鈴木選手がいる日体大と廣瀬選手がいる明治大か。日体大は6区で追い付いて7区8区が凌げれば9区矢野選手が残ってますね。ただ、往路観てると繋ぎが若干不安か…
 むしろ分差が離れたが明大の方が面白そう。故障が多かった横手選手が登った山以外はまずまずだったので追っていけそうな雰囲気がある。松井・有村選手は非常に楽しみだ。青学大は今一つ変更が読めないが、ここも6区は結構自信がある区間らしいのでいきなり乗れるかもしれない。調子良ければ明大を利用できるかもしれません。9区藤川選手にちょっと注目だ。
 

●シード権争い(10位との差)
6位拓殖大学8分39秒差(-1分20秒差)
8位大東文化大学9分18秒差(-41秒差)
9位東海大学9分47秒差(-12秒差)
10位日本大学9分59秒差
11位法政大学10分33秒差(34秒差)
12位帝京大学12分10秒差(2分11秒差)
13位中央学院大学13分05秒差(3分06秒差)
14位東京農業大学14分26秒差(4分27秒差)

拓大・東海大・帝京大・大東文化大が獲得予想
 やってしまったなぁ。またシード争いには絡まないだろうと思ったところが大躍進してしまったなぁ…もちろん拓殖大なんですけどねw 2区モゼ選手があれだけ走るとはちょっと予想できず。完全に乗りましたね。安全圏と言える差がついているわけではありませんが、この調整ならば6区でシード圏外にいかなければ復路で堅実にリレーできそうです。

 個人的にもう1校いけそな気がするのが東海大。6区福村選手が踏ん張れば、7区以降はある程度力のあるランナーが残っていますのでいけるんじゃないかと思ってます。
 あとが非常に難しいがまだ千葉選手や熊崎選手に起用になれば走るだろう蛯名選手が残っている帝京大、6区に自信があり、大隅・吉川・大西選手などの底上げができつつあると思った大東大をあげます。非常に悩んだのが日大。確実にチーム力は箱根予選から上がっているものの、一部調子やスタミナに不安がある選手を起用せざるを得ないのが難点。個人的に6区でも復路終盤でも入れそうな日向野選手がポイントと踏む。
 ただ、侮れないチームがある。差はあるもののまだ攻める駒が残っている中学大と東農大。中学大はロード型で絶好調の沼田・田中選手が控えておりしかも前回実際にうっちゃっている。それと6区はひそかに自信あるらしい??三輪選手の80分切の激走で首の皮一枚繋がった東農大は6区土井・9区竹内選手が攻め所か。この2校は9区辺りまでチェックした方がいいだろう。法政大は10区間あるが9区10区が攻めれないかなと思って外してます。ただ、8位から10位のチームが万全に組めているわけではないので、田子選手が一気に追いつければ面白いかもしれないです。
 
 
●下位争い
15位神奈川大学14分43秒差
16位上武大学14分46秒差
17位中央大学15分14秒差
18位國學院大學15分23秒差
19位順天堂大学16分17秒差
20位城西大学17分14秒差
21位専修大学20分44秒差
22位国士舘大学28分34秒差

復路が弱いチームはそんなにない 見せ場を
 このあたりはさすがにきついか。上5つくらいは全くゼロではないでしょうが…。神大は1区の人選ミスだったかな(14位の農大や21位専大にしろ、大迫選手のせいで1区無難にいこうとしたころが大きくあおり受けてしまいました)。3本柱使っての状況ではさすがに厳しいが、柏部選手や新戦力は楽しみだ。

 上武は逆に大健闘な感じがします。3本柱はきっちり機能したと思います。5区がやや勿体なかったですが…。復路は堅実に繋ぎたいですね。中央大と國學院はなんとなくじりじり後退してしまったのが勿体なかった。特に両校は復路もある程度戦える選手がいましたので。復路の見た目順位でも堅実にあげていきたい。
 順大は西郷選手が走れなかった時点で終戦だっただろうか。3区まで健闘していただけに惜しいが仕方ない。ここも復路の方が楽しみなチーム。城西大は1区山口選手が結果的にオーバーペースになってしまったのが痛かった。3区以降は頑張ったと思います。
 専大と国士舘は本当にずっと下位続きで苦しかった。特に国士舘大は2区戸塚で途中棄権以外で17年ぶりの繰り上げの屈辱。トラック持ちタイム上位の選手のスタミナ不足がモロに出てしまった印象だ。ただ、復路はロードでしっかり走れる選手を残しているので気持ち切り替えたい。専大も復路は宮坂主将など有力選手が残っているので良い意味での見せ場を作りたいところだ。
 

●途中棄権
山梨学院大学
 台風の目になると思いきや残念無念。快調に走っていると思われたオムワンバ選手が足を痛め、途中棄権に見舞われました。右足ひ骨の疲労骨折だったとか・・・

 まあ、上昇気流のチームで新たな1年生も入るのでそれを糧にできるチームなので、これで士気は下がらないと思います。
 唯一つだけ気になるのは、疲労骨折であれば、前触れみたいなのは無かったのかなと思うのですが… ひとまず3区以降頑張ってましたので、復路のメンバーもしっかり走り切りたい。
 



以上が、移動中の特急の中でカチャカチャとPCで忙しく打っていた適当な明日の展望です。
往路でもだいぶ悲喜こもごもがありましたが、
明日に向けて皆さんの想いをどうぞ↓↓

第90回箱根駅伝 往路選手変更速報


日体大
山中→本田→勝亦→坂本→服部
 
東洋
田口→服部→設楽悠→今井→設楽啓

駒澤大
中村→村山→油布→中谷→馬場
 
帝京大
柳原→小山→難波→早川→竹本
 
 
早稲田大
大迫→高田→武田→平→高橋
 
順天堂大
松村→小澤→稲田→西澤→山下
 
明治大
文元→大六野→八木沢→木村→横手
 
青山学院大
一色→神野→石田→山村→高橋
 
法政大
田井→佐野→黒山→中村→関口
 
中央学院大
潰滝→岡本→塩谷→村上→及川
 
東京農大
佐藤→津野→戸田→佐野→三輪
 
山梨学大
田代→エノック→兼子→上村→井上
 
東海大
白吉→元村→土屋→荒井→宮上
 
神奈川大
小泉→我那覇→西山→井上→柿原
 
國學院大
柿沼→寺田→沖守→牛山→大下
 
大東文化大
市田宏→市田孝→植木→池田→片川
 
専修大
濱野→吉良→澤野→駒井→齋藤
 
日本大
荻野→森谷→竹ノ内→石川→キトニー
 
拓殖大
東島→ダンカン→金森→佐護→尾上
 
城西大
山口→村山→横田→松村→黒川
 
上武大
山岸→倉田→佐藤→東→松元
 
中央大
新庄→相場→町澤→三宅→小谷
 
国士舘大
浪岡→菊池→武藤→中山→杉沢
 
 
 

第90回箱根駅伝順位予想!


天気予報をざっと見ましたが
往路はちょっと大変そうですね
気温10度以上に上がるし、向かい風5m程吹いている模様です。
1区2区はまだしも3区からはやや苛酷な条件になりそうです
 
復路は最高10度くらいで風は3m以内、曇り空になる時もあり
6区7区はかなりタイムが伸びやすいかもしれません
 
 
で、順位予想どうなん?と言われても分からない(笑)
とりあえず
昨日の晩からニューイヤー駅伝の最中にかけてのんびりとシュミレーションした結果です
◇◆順位予想◆◇
1位駒澤大学≪往路1位、復路1位≫
 向かい風が本格的に強くなる前に抜け出す事の出来そうな駒大がそのままいくと予想。3区4区が向かい風で少し不安といえばそうですが、5区馬場選手は崩れないのではと。6区で逆転されても9区窪田選手で逆転できない差には広がらないと思ってます。
2位明治大学≪3位、2位≫
 オーダー変更でのあたり次第でなんだか行きそうな気もしてますが、向かい風もありますので。復路は一時トップにもなると予想します

3位日本体育大学≪2位、3位≫
4位東洋大学≪5位、4位≫

 さすがに繋ぎ区間が前年に比べて弱いかなと。おそらく往路は昨年と似た展開だと思いますが、駒大の4区5区が前回の東洋より強くて追い付き切れないのではと思ってます。東洋はどういうオーダーになるか今一つ読み切れないのですが、個人的にはちょっと策に出過ぎなのではと感じています。
 
5位山梨学院大学≪4位、5位≫ 
6位大東文化大学≪6位、16位≫
7位東海大学≪7位、8位≫

 予選上がりから3チーム。山学大は5区終了時に大きくトップに迫る事もできるのではないでしょうか。復路は森井選手無しでしてみましたが、それでもいけると思ってます。大東大は市田兄弟のみならず、5区6区にかなりの自信を持っているようなので、それならと。東海大もいけそうな気がします。山で抜けれれば駒は10区まであると思います

8位中央大学≪10位、12位≫
9位東京農業大学≪15位、7位≫

 中央大は博打賭けました。1区2区3区が個人的に楽しみなのと5区小谷選手が区間中位で凌げればと思ってます。農大は5区あたりからじわじわ浮上してくるかなと

10位青山学院大学≪11位、13位≫
11位早稲田大学≪14位、9位≫
 青学大は区間凸凹あるような気がしますが総合力でなんとか入るかな。早大は1区で大きな貯金は出来ず5区で後退するのではとの予想です

12位國學院大學≪13位、14位≫
13位順天堂大学≪18位、6位≫
14位法政大学≪16位、15位≫
15位中央学院大学≪21位、10位≫

 國學院はいいところにずっといましたが、もう一つ決め手がほしいと。順大と中学大は往路で波にのれればいく。法大は故障噂のある西池・足羽選手を外した場合ということで。いないとさすがにきついかなと
 
16位神奈川大学≪9位、17位≫
17位日本大学≪8位、18位≫
 神大は今年は例年と逆で復路が駒不足なのではと思ってます。日大は4区終了時で22位から14人抜きで8位浮上があります。

18位城西大学≪12位、19位≫
19位帝京大学≪23位、11位≫

 城西は7区松村選手の調子が読めませんが、復路は少し弱いと思います。帝京は2区小山、新5区の竹本選手次第かなと思います。

20位国士舘大学≪17位、20位≫
21位拓殖大学≪22位、21位≫
22位上武大学≪19位、22位≫
23位専修大学≪20位、23位≫
 この4チームはシードに絡めない予想です。その中で国士大は意外と15位あたりに絡めそうな気がします。 
 
≪追記≫ちなみに私が最下位予想した大学は2年連続シード権獲得しています
■区間賞予想■
1区中村匠吾(駒大)
2区エノック オムワンバ(山梨学大)
3区設楽啓太(東洋大)
4区木村慎(明大)
5区ダニエル ムイバ キトニー(日大)

6区廣瀬大貴(明大)
7区松井智靖(明大)
8区有村優樹(明大)
9区窪田忍(駒大)
10区阿部竜巳(山梨学大)

 オーダー変更予想が今一つ分からないんですけどね。10区はそのまま予想してもおもしろくないので変えましたw
 
 



 記念大会くらいは何とか当てたいけど…まあ、予想当たっても外しても恨みっこなし!

最終予想を皆さん、どうぞ↓↓

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