2015/03/05
2015年度シーズンへ向けて~駒澤大学
さて、学生ハーフも終わりました。
次年度の展望を出来る限り行っていきます。
駒 澤 大 学
卒業生
※三大駅伝及び箱根予選出場or5千1万ハーフのいずれかがチームトップ10
村山謙太27分49秒94≪4年:箱2区4位、全1区1位、出3区、3年:箱2区2位、全4区1位、出3区1位、2年:箱5区8位、1年:箱2区9位≫
中村匠吾28分05秒79≪4年:箱1区1位、全4区1位、3年:箱1区2位、全1区1位、出1区1位、2年:箱3区3位、1年:全6区3位≫
西澤佳洋28分51秒65≪4年:箱6区3位、全3区2位、出5区、3年:箱6区5位≫
大谷卓也28分52秒26
黒川翔矢28分54秒35≪4年:箱10区8位、全7区1位、3年:全7区2位、2年:全7区2位≫
小根山泰正29分07秒85
猪浦舜29分17秒44
なんといっても村山・中村選手の成績が光りますね。村山選手は高校時代から1万28分台を出して期待されて入学。やや波がありましたが、ダイナミックなフォームから繰り出すスピードはとても魅力があります。1万27分台・ハーフ60分台は凄まじい成績です。三大駅伝は皆勤しましたが、全日本と相性が良く特に3年時は留学生の記録を破っての区間記録は衝撃的でした。箱根で爆発力が見られなかったのは少し残念ですが、今後の糧となれば。中村選手はロードで元々期待されていました。高校3年から大学2年まで故障がちでしたが、上級生となって素質が開花。3年時の出雲・全日本は1区で破壊力のあるスパートを見せつけて優勝に貢献しました。4年時はウイルス性の体調不良で苦しみましたが、最後の箱根は区間賞。2人とも、ニューイヤーやその先が楽しみです。
卒業生は他に1万28分台のランナーやハーフ62分63分台の選手がいます。しかし、激しいレギュラー争いで中々走れない中、チャンスをものにしたのは西澤・黒川選手。西澤選手は3年時に箱根6区出場したのを皮切りにトラックでも大きく飛躍しました。黒川選手は全日本7区で2年から3年連続での出場があり連覇に貢献しているんですよね。箱根は最後の最後に出場を果たしています。
惜しかったのは大谷・小根山・猪浦選手。大谷選手は高校時代5千13分台。大学からはずっと苦しみましたが、4年の秋から1万28分台ハーフ63分台と長い距離に一気に対応しました。小根山選手も4年秋になって大きく記録を伸ばしました。猪浦選手は1年時からトラックで名前をよく見かけ、終盤の上尾ハーフでは62分台をマークしたものの、あと一歩届きませんでした。彼らは箱根が終わってからの大会で好結果を出していますね。
【現有戦力1万チームトップ10】
中谷圭佑③28分30秒52≪2年:箱3区1位、全2区2位、出1区、1年:箱4区1位、全5区1位、出2区2位≫
二岡康平④28分55秒62
西山雄介③28分58秒01≪2年:箱7区2位、全6区1位、出2区、1年:箱7区3位、全2区9位、出5区2位≫
馬場翔大④29分02秒78≪3年:箱5区17位、全8区5位、出6区、2年:箱5区3位、全本6区1位≫
其田健也④29分04秒79≪3年:箱9区3位、出4区、2年:箱10区2位≫
大塚祥平③29分26秒84≪2年:箱8区2位、1年:箱8区6位≫
宮下紘一④29分29秒02
井上拳太朗④29分38秒67
紺野凌矢②29分39秒27
小山裕太④29分54秒84
1万平均:7位29分16秒0
【その他】
工藤有生②≪1年:箱4区2位、全5区2位≫
高本真樹②31分17秒22
吉澤雄喜③30分33秒84
中西亮貴②
中村佳樹③
川戸拓海②
板橋賢吾②
【新入生】
下 史典≪都1区2位、高1区1位、国5千7位、IH5千6位≫
林 尚範≪高2区4位、IH千五7位≫
伊勢翔吾≪高1区8位≫
白頭徹也
片西景
堀合大輔≪都1区28位、高1区41位≫
山口優希
【次年度オーダー予想】
工藤-中谷-西山-高本-馬場
紺野-下-大塚-其田-二岡
2大エースが抜け、仕切り直す訳ですが、主力の候補は沢山いますね。箱根3区1位の中谷選手に、7区2位西山選手、9区3位其田選手、4区2位工藤選手、更に山苦難も復活してきた馬場選手ら。大塚選手も強いですね。その中では中谷選手が中心になるでしょうかね。ただ、これまでのチーム編成上、エース区間起用が全体的に少なくなっていたり、エースの流れに乗った面はあるかなと思います。関カレなどトラックシーズンから、他校のエースに勝利をする事を意識しなければならないでしょうかね。
選手層としては、彼らの他に、駅伝経験はないですが地道に力を付けた二岡選手に、堅実にハーフを走っている高本選手がいます。また紺野選手ら若手も力をつけてきていますね。新入生は高校駅伝トップの下選手が抜けており、層の厚い駒大でも即戦力の期待が持てます。このほかでは伊勢選手も長い距離強い。林選手は1500の力があり、スピードがありますね。彼らで総合力が高いチームは作れそう。なので、やはりエース区間で自分たちで流れを作れるようになれるかどうかでしょうか。敵は強いですが、頂点を狙っていきたい。
コメント