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29.2.26までの結果【クロカン日本選手権・東京マラソン・犬山ハーフなど】







29.2.25 第100回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走(http://mit.vc/Result2017.html)

シニア男子12㎞
1位鬼塚翔太(東海1)36分07秒 日本選手権1万代表
2位東 遊馬(九電工)36分07秒
3位山口浩勢(愛三工業)36分15秒
4位大塚 倭(神大3)36分21秒
5位大野日暉(神大3)36分22秒
6位前田将太(大東3)36分28秒

--------------------------以上、世界クロカン代表
8位平 和真(早大4)36分37秒 9位物江雄利(駒大2)36分48秒
越川堅太(神大1)36分56秒 荻野太成(神大1)37分11秒 光延 誠(早大3)37分22秒
奈良凌介(大東1)37分26秒 荒井七海(東海4)37分53秒 太田智樹(早大1)38分00秒
田村岳士(帝京1)38分40秒 滋野聖也(道都2)38分47秒 大川一成(神大3)38分47秒

川澄克弥(大東1)38分48秒 宗 直輝(神大1)38分52秒 安永直斗(中大1)39分11秒
一宮槙志(久留米大)39分56秒 石橋安孝(東海4)40分08秒
 鬼塚選手が本当に勢いに乗っていますね。唐津10マイルでも競った東選手と一騎打ち、ほぼ同時でゴールするもほんの僅かの差で鬼塚選手が優勝!今回はメンバー的にはいつもよりは集まらなかった印象はありますが、それでも中々の好レースだったと思います!また、神大のメンバーがこれだけ食い下がって世界クロカン代表になれる6位以内に入るとは思いませんでした。大塚・大野選手が、鈴木健だけじゃないぞというところを見せました。スピードのある大東・前田選手も良かったですね。
 この他では、早大の平選手が積極的に集団を引っ張っていた様子、駒大の物江選手が長めの距離で初めて結果を出す収穫がありましたね。


ジュニア男子8㎞
トップ10と30位以内の3年生
1位中谷雄飛(佐久長聖)24分02秒
2位斎藤 椋(秋田工業)24分03秒⇒旭化成
3位西山和弥(農大二)24分03秒⇒東洋大
4位千明龍之佑(農大二)24分09秒
5位清水颯大(洛南)24分12秒⇒順大
6位吉田圭太(世羅)24分12秒⇒青学大
7位酒井耀史(須磨学園)24分25秒⇒明大
8位吉田 匠(洛南)24分27秒⇒早大
9位小野寺悠(加藤学園)24分28秒⇒帝京大
10位名取燎太(佐久長聖)24分35秒⇒東海大
-----------------------------------------
13位松崎咲人(佐久長聖)24分46秒※1年生トップ
竹元亮太(大牟田)24分46秒⇒日大
西田壮志(九州学院)24分48秒⇒東海大
加藤 淳(西脇工業)24分51秒⇒駒大
池田勘汰(玉野光南)24分53秒⇒中大
菅原伊織(国学院久我山)24分57秒⇒城西大
岩室天輝(大牟田)24分58秒⇒日体大
橋 響(秋田工業)25分00秒⇒順大
飯島圭吾(山梨学院)25分01秒⇒東洋大
大森龍之介(佐野日大)25分03秒⇒東洋大
大保海士(東海大附属福岡)25分04秒⇒明大
千葉直輝(滋賀学園)25分06秒⇒実業団
武田悠太郎(東京実業)25分08秒⇒日大
 学校別でみると佐久長聖が良かったですね。高校駅伝3区で大活躍をした中谷選手が優勝を勝ち取りました。彼は本当に楽しみな存在ですね。名取選手が今回はちょっと良くなかったですが、本間選手(11位)や1年生の松崎選手が上位に食い込みました。また新入生にトップレベルの選手も入りますし、次年度のシーズンが楽しみになりますね。
 さて、3年生としては斎藤・西山選手が高い安定感を誇っていますね。さすが5千13分台のスピードがあります。あとは順大に入る清水選手、青学に入る吉田選手、早大に入る吉田選手と箱根上位校のルーキーたちが活躍しました。シード落ち校に入る酒井・小野寺選手もそれぞれ健闘と言えそうです。




29.2.26 TOKYO MARATHON 2017(http://www.marathon.tokyo/media/press-release/)

1位ウィルソン キプサング(ケニア)2:03:58(half通過1:01:22)
           ☆★国内新記録★☆
2位ギデオン キプケテル(ケニア)2:05:51
3位ディクソン チュンバ(ケニア)2:06:25

--------------------------------
8位井上大仁(MHPS)2:08:22(ハーフ通過1:02:58)
10位山本浩之(コニカ)2:09:12(ハーフ通過1:03:39)
11位設楽悠太(Honda)2:09:27(ハーフ通過1:01:55)

13位服部勇馬(トヨタ自動車)2:09:46
14位今井正人(トヨタ自動車九州)2:11:02

※なお、1987年福岡国際マラソンにて中山竹通さんが1:01:55で通過し、2:08:18でゴールしているそうです。
 キプサング選手が世界最高を狙うといったレース。2分54秒のPMが5千14分14秒通過、最初下っているとはいえ、「え、これ世界ハーフ??」と思ってしまうような入り。30㎞程まで世界最高のタイムを刻む中、キプサング選手は本当に落ち着いていましたね。さすがにそこからはペースは上がらなかったものの、それでも2時間3分台…。この強さは本当に圧倒していましたよね。近いうちに世界最高の名に輝くかも!?

 日本人は今回は本当に固唾をのんで見守ってました!初マラソンの設楽悠選手が15㎞地点でキプサング選手たちの集団に肉薄するくらいぶっ飛ばしていっていました。さすがに終盤は落ち込みましたが2時間9分台で日本人3位に留めたのはとても高いポテンシャルを感じました!なお、中山さんたちが現役で世界と戦っていたことrはこういうレースも多かったようで、今後もそうやって挑戦する選手が増えればいいですね。

 そんな中、見事に日本人トップを取ったのは山梨学院大出身の井上選手!10㎞までは設楽悠選手に食らいついて、そこからは一旦自分のペースに落とす冷静さも見せましたね。確かに長い距離には高い適正があると思いましたが、しっかり粘り抜くとは!記録の出やすいレースになりましたが、まずまず他の2大会の日本人上位者とも同じ土俵に立てるレースぶりだったのではないでしょうか。



学生
18位中村祐紀(青学3)2:12:58
27位近藤秀一(東大2)2:14:13(準エリートの部優勝)

28位柴田拓真(平国4)2:15:02
29位松井将器(東工大院)2:15:18
34位セルナルド祐慈(創価4)2:16:21 37位大下浩平(広島経済大)2:17:00
43位甲斐大貴(順大4)2:18:17 49位濱登貴也(東国4)2:19:14

下澤聖哉(東経4)2:22:12 渥美祐次郎(東大院)2:22:33 坂本佳太(上武3)2:22:39
石井辰樹(東国4)2:22:48 原 由幸(道都3)2:24:03 堀尾和弥(広島経済大)2:25:28

元川嵩大(東経2)2:26:07 海老澤太(中学4)2:26:46 井下裕貴(東国3)2:27:06
山田 丈(新潟医療福祉大)2:27:59 吉田理人(駒大4)2:28:42
 学生陣も本当にたくさん出ていましたよね。チーム青学から唯一出場となった中村選手が最終的に学生トップ!2時間12分台でまとめました。箱根を走っていない選手がこれだけ走るのですから本当に恐ろしい。なお、2番手もエントリーどまりだった東大の近藤選手、準エリートの部優勝は凄い!タイムも目標の2時間15分を破り、こちらも今後楽しみですね。平国・柴田選手も健闘、松井選手も連合組でいつも以上に粘りが効きました。
 また、一番最後まで先頭集団に食いついたセルナルド選手も2時間16分台、これが引退レースですが非常にいい走りだったのではないでしょうか。広島経済大の大下選手や順大の甲斐大選手も他の大会で出したベストを更新、実りあるレースだったと思います。


29.2.26 第39回読売犬山ハーフマラソン
1位伊勢翔吾(駒大2)63分58秒
2位小島大明(中央発條)64分09秒
3位鈴木柊成(中央発條)64分36秒
-------------------------------
定方 駿(東洋1)65分23秒
高柳佳怜(中京大)67分11秒
上村一真(皇学館大)67分18秒
伊藤淑記(山学4)69分37秒
 伊勢選手が見事なレースを見せましたね。優勝というのは価値があると思います!片西選手の世代ですが、なんだかんだ楽しみになってきましたね?
 その他、地元の東海地区の選手がたくさん出場、また山学の伊藤選手も出場、お疲れさまでした。



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2016年度卒業生&2017年度に向けて~順天堂大学





15箱根12位、16箱根6位、16出雲7位、17箱根4位
順 天 堂 大 学
主な卒業生
聞谷賢人28分51秒24≪17:箱9区3位、16:箱9区12位、15:全4区13位、予49位、箱10区9位、14:全6区11位、予69位、箱10区8位、13:全6区13位≫⇒トヨタ紡織
西澤卓弥29分08秒75≪17:箱1区15位、16:出1区8位、箱1区12位、15:全7区8位、予82位、箱7区4位、14:全3区14位、予117位、箱4区19位≫⇒トーエネック
森 湧暉29分10秒26≪16:箱6区14位、15:全6区6位、予85位、箱6区11位、13:全3区10位、出4区6位≫⇒八千代工業
作田直也29分26秒15≪17:箱10区1位、16:出6区7位、箱10区2位、14:予98位≫⇒JR東日本
甲斐智樹30分36秒28≪17:箱8区7位、16:箱8区13位、15:予110位≫
甲斐大貴29分55秒37ラフィネ
宮川慎太郎29分59秒32警視庁
安齋 宰1500m3分43秒58⇒
埼玉医科大学
 2年連続のシード権落ちから、6位→4位とジャンプアップした世代ですね!その中で4年連続出場している選手が2人います。聞谷選手は1年生の秋に1万29分台2度出すなど成長、全日本出走後、箱根も出走。10区器用はちょっと驚きましたが区間8位としっかりと走り切りました。2年時も箱根予選69位、箱根10区で続けて区間一桁順位を獲得。長い距離で安定感がありましたね。

 3年時は関東ICハーフ7位入賞、全日本予選3組好走するなど少しずつ力を付けます。ただ、駅伝シーズンはちょっと足踏み。初の主要区間となった全日本4区・箱根9区はいずれも区間二桁順位となり、順位も落としてしまいます。主将となった今シーズンも序盤はやや苦戦し、全日本予選も欠場することに。一時心配になりますが、秋になって復帰すると1万28分台をマーク、箱根は満を持して9区に登場。全て復路の長距離区間になりました。監督が4年連続9区を走った選手という影響もあったか、これまでとは見違える快走、区間3位でチームの総合4位に貢献しました。

 もう一人1年生の時から箱根に出場したのが西澤選手。おそらく故障者の影響もあったのでしょう、4区で出走しこの時は区間19位に沈んでいます。評価が急上昇したのが翌年の箱根、その時まで実績は少なかったのですが7区4位の好走で、一気に主力の仲間入りをします。3年時は全日本7区8位のあと、驚きの箱根1区起用。ハイペースになる集団、トラックのスピードのイメージが無かったのですがうまく走り区間12位、3年ぶりのシード権に貢献します。その後は1区選任に。出雲でも区間8位と踏ん張ると箱根も再度1区に登場。調子は今一つながら前が見える位置で踏ん張り切りました。

 スピードで活躍を期待されたのは森選手ですね。実は三大駅伝一番登場が早いのですよね。出雲4区6位と好走しています。ただ、全日本3区で区間順位を落とし箱根は未登場になります。2年になって迎えた全日本予選がとても良かったですね。3組8位と準主力の働きをします。駅伝は箱根の山下りに登場し活路を見出します。3年時はロード20㎞にも対応、全日本でも6区6位と好走しますが箱根はやや失速してしまいます。ここから苦しい時期が続き、全日本予選3組で大きく失速、記録会でも成績が上がらず、最後の箱根は7区候補に上がりますが出走なりませんでした。実業団で再び上がってほしいですね。

 この世代の全大学生で成長率No.1といっても過言ではないのは作田選手ですね。高校時代5千15分後半の持ちタイムながら、2年時の箱根予選で二けた順位に食い込む力走を見せます。その後、試合に出ない時期もありましたが、3年生の上尾ハーフで64分強のタイムを出すと念願の箱根のメンバーに。10区で登場すると区間2位の快走で3人抜き、ファンを驚かせます。4年時はトラックの記録も伸び、主力としての役割を期待されるほどになります。出雲でアンカーを担当し。箱根ももう一度アンカー。なんと区間賞を獲得!あと僅かで3位になるところまでチームを浮上させる活躍をします。2028年の五輪マラソンを見据えて競技を続けるそうです。

 あとは3年時に頭角を現した甲斐智選手ですかね。長い距離で安定した成績を残し箱根8区抜擢され区間13位と踏ん張ります。翌年も走ると今度は区間7位と順位を上げる活躍、有終の美を飾ります。その他、箱根は縁が無かったですが、続ける選手が何人もいますね。甲斐大選手は先日勝田全国マラソンで優勝。まだNY未出場のラフィネに行きます。エントリーメンバー争いで名前を何度も見た宮川選手は警視庁へ、1500mのスピードランナー安齋選手もまた姿が見れそうです。



新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
塩尻和也③28分32秒85≪17:箱2区5位、16:出3区2位、箱2区5位、15:全2区4位、予8位≫16:リオ五輪3障出場
栃木渡④28分44秒38≪17:箱4区1位、16:出2区7位、箱4区3位、15:全8区11位、予55位、箱8区15位、14:全5区14位、予53位≫
花澤賢人④28分49秒96≪14:全2区14位、予105位≫
野田一輝②29分00秒06≪17:箱3区16位、16:出5区6位、都5区14位、15:高3区5位、IH3障6位≫
難波皓平②29分22秒55≪17:箱7区16位≫
馬場スタン恵③29分39秒98
吉岡幸輝③29分41秒52
金原弘直③29分42秒68
≪16:出4区10位≫
小林 聖③29分52秒37
飯野汰一④29分54秒52

在校生1万上位10人平均9位29分20秒0

【その他、有力在校生】
橋本龍一②29分55秒74≪17:箱6区10位≫
鈴木雄人②29分58秒09
藤曲寛人②30分06秒47
江口智耶③30分07秒51
≪15:予140位≫
小畠隆太郎②30分09秒09
中村陵介④30分14秒80
≪15:予220位≫
山田 攻③30分23秒72≪17:箱5区5位≫

【新入生】
清水颯大①14分12秒57≪17:都1区3位、16:高1区7位≫
野口雄大①14分18秒74≪16:IH1500m7位≫
多久和能広①14分23秒66≪17:都1区22位、16:国体5千16位、IH1500m16位・3障7位≫
宮田諄一①14分28秒62
高橋 響①14分29秒98
≪17:都1区24位、16:高3区26位、IH3障16位≫
新入生5千上位5人平均9位14分22秒7

北村友也①14分30秒56
矢野直幹①14分33秒73
≪16:高5区40位≫
森下舜也①14分34秒06≪16:高6区29位≫
原田宗広①14分35秒59≪16:高7区9位≫
前田智広①14分37秒86≪16:IH1500m12位≫
鈴木①1452≪16:IH1500m15位≫

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
清水-塩尻-難波-栃木-山田  橋本-野口-馬場-金原-野田
 比較的4年生の穴が大きい方ではありますが、2区4区5区6区と核となる区間の選手が残っているのは大きいですよね。塩尻選手はどの大会でもほぼ安定して成績を残し続けています。今回の2区も前半かなり飛ばしていった中、前回より良いタイムで駆け抜けています。3障で世界選手権を狙うのか、トラックシーズンから目が離せない選手ですね。それから箱根4区区間賞で株を上げた栃木選手も他の主要大会でやってくれそうです。まずはこの2人が引っ張っていくのでしょう。

 後は箱根5区でファンをびっくりさせた山田選手と堅実に6区で下った橋本選手がいますが、今のところ攻められそうなのはこれくらいかな。箱根を経験した難波・野田選手や1万30分前後に複数の選手がいる新2年、あともう少しというところの金原・馬場選手らがいる新3年がもっと出てきてほしいですね。新4年が思いの外少ないのが気になりますが、叩き上げの飯野・中村選手や怪我さえなければ箱根走れていたかもしれない花澤選手があがってこれるか。

 新入生は即戦力になりそうな選手が取れていますね。清水選手は5千の持ちタイムもさることながら、駅伝で活躍していますね。福岡クロカンでも良かったですし、タイム以上の力がありそうです。あとはスピードのある野口選手やオールマイティーの多久和選手、他順大らしく1500mや3障が得意な選手がいますね。力のある選手はいるので、彼らを活かせるように、中堅層を厚くしたい。そうなれば、戦っていけるはずだ。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~神奈川大学





15箱根17位、16箱根13位、16予選5位、17箱根5位
神 奈 川 大 学
主な卒業生
東 瑞基29分03秒60≪17:箱4区8位、16:予65位、14:全8区13位、予44位、箱6区20位、13:予77位≫
中平英志29分21秒78≪17:箱7区4位、16:箱7区8位、15:予38位≫
中神恒也29分39秒27≪17:箱10区15位、16:予57位、15:箱10区11位、14:予157位、13:予134位≫
朝倉健太29分49秒51≪15:予234位≫
石橋 健30分07秒74≪14:箱8区20位、13:予177位≫

 台頭に苦しむも最後に12年ぶりのシード権獲得の歓喜に沸いた世代です。その主将を務めたのは東選手。元々1年生の予選から個人77位としっかり長い距離に対応してきていましたね。箱根は6区起用も下りに苦しめられ苦戦します。2年生になってからは全日本予選で通過に貢献すると、箱根予選は60分45秒でチーム5番手に。全日本ではアンカーを任されるなど、順調にチームの主力の一角となります。

 ところが箱根は登場せず、そのまま長らく試合から遠ざかります。なお、この東選手を含め3年時の全日本予選には誰もエントリーしないなどみんなが苦戦していたのですよね。その後何人か出てきますが東選手は全く姿を見せないまま3年の箱根が終わり…そんな東選手が主将に任命されたのは驚きました。暫くは表立って出てこなかったですが、9月記録会で1万32分で走った後、箱根予選で61分強で駆け抜けたのは更に驚き、見事な復活劇でした。1万29分一桁を出しで満を持して準エース区間4区に登場。実力者が追い抜いていく難しい状況の中、区間8位。躍進を支えました。

 また、今年の箱根で出走した選手が2名います。中平選手は3年時にぐっと出てきて初挑戦の箱根予選で38位と成績を残します。箱根は7区を担当し区間7位。この区間への適正があったのでしょうか。4年目のシーズンは箱根予選を欠場しちょっと心配になりましたが、その後1万の自己ベストを更新して復活します。箱根は再度7区で登場すると区間4位の快走。総合でも4位にあげる活躍でした。

 中神選手は1年時から箱根予選を走っているのですよね。2年時はそれより個人順位を落としますが、箱根にはその時に出場。アンカーで区間11位とまずまずの走りをみせました。その後、3年時の箱根は16人から漏れるなど暫く姿を見せませんが4年生になった頃に記録会に出場、初登場の全日本予選で1組3位と好走すると箱根予選も安定した走りをします。箱根は故障を抱えた中、再度10区に出場。あわや交通事故という危ないシーンもありましたが、総合5位で大手町のゴールテープを切りました。

 あとは、朝倉選手はよく名前を見ましたね。1年時にハーフで65分台をマークするなど長い距離からあがってきました。3年時以降になりエントリーで名前を見はじめ、箱根予選出走しましたね。箱根は2年連続9区エントリーも当日変更に泣きましたが、選手層を厚くしました。石橋選手は1年時に箱根出走、8区20位という成績でした。その後は試合に出れない時期もありましたが、4年時の秋に記録会に出走するなど、最後まで諦めずにメンバー争いに絡んでいました。



新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
山藤篤司③28分29秒43≪17:箱1区5位、16:予10位、箱3区12位、15:全2区14位、予120位≫
鈴木健吾④28分30秒16≪17:箱根2区1位、16:予3位、箱2区14位、15:全1区8位、予9位、箱6区19位、14:全3区9位、予44位≫
鈴木祐希④28分52秒99≪17:箱6区4位、16:予53位、箱6区15位、15:予35位≫
大川一成④29分15秒83≪17:箱9区9位、16:予138位、箱10区8位、15:予104位、箱3区18位、15:全5区8位、予68位≫
宗 直輝②29分16秒83
荻野太成②29分17秒50
大野日暉④29分18秒49
≪17:箱5区14位、16:予96位、箱9区13位、15:予40位、箱8区9位、14:予101位≫
越川堅太②29分20秒85≪17:箱3区15位、16:予63位≫
大塚 倭④29分22秒18≪17:箱8区2位≫
多和田涼介③29分27秒86
在校生1万上位10人平均4位29分07秒2

【その他、有力在校生】
西田秀人④29分30秒64≪16:予203位≫
佐久間勇起③29分32秒83
枝村高輔④29分39秒17
≪15:予156位≫
安藤 駿②29分52秒64≪16:予140位≫
秋澤啓尚④29分56秒83
鈴木健太③29分57秒88

阿比留和弘③30分05秒37

【新入生】
成瀬隆一郎①14分15秒26≪16:高2区6位≫
井手孝一①14分16秒87≪17:都1区15位、16:高1区10位、IH5千16位≫
平塚翔太①14分33秒92
杉本康平①14分35秒64
北拓矢①14分35秒80
≪17:都4区5位、16:高1区39位≫
新入生5千上位5人平均13位14分27秒4

原塚友貴①14分36秒08
山田大翔①14分38秒13
≪16:高2区10位≫

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
井手-鈴木健-鈴木祐-山藤-大塚  安藤-越川-宗-大野-大川
 来季の神大は、まず個人で楽しみな選手が2人いるのですよね。箱根でエース区間2区で区間賞獲得をした鈴木健選手は誰よりも注目ですね!タイムも67分前半と高レベルのもの。故障しないことを強みに毎年ぐんぐん伸びています。この1年の目標としてユニバハーフ金メダル、箱根66分台、フルマラソン挑戦と青写真を描いています。果たしてどこまで近づけるか…!?。また1万の自己ベストで上回っている山藤選手もどうなるか。全力を出し過ぎる欠点も成長に繋げられるようになってきた。エース区間での快走を見たい選手だ。

 さて、チーム全体を見ると新4年が多いですね。山下りを1万28分台の走力で乗り切った鈴木祐選手や長い距離で粘りを発揮する大野・大川選手、今回の箱根で一番の収穫だった大塚選手ら主力選手が多いですね。他にも西田・枝村選手ら積み上げてきている選手もいるし、トップ3にいけるよう勝負をかけたい年ですねぇ。新2年も元気で箱根を走った越川選手の他、予選出走の安藤選手、3障で大活躍している荻野選手、16人からは漏れるも1万29分16秒をマークした宗選手ら面白そうな素材が多いですね。4年もいるし若手もいるしいいチームに見えます。

 これに新3年も加わってくるともっといいですね。佐久間選手が全日本予選出走していますが箱根はまだ縁なし。1万の走力はついてきたのでメンバー争いに入れるか。新入生は全国でまずまずの成績を残している成瀬・井手が注目でしょうか。充分上位争いをするメンバーは揃っている。予選の呪縛から解放された神大の今シーズンが愉しみです。

【箱根への道】ユニバでハーフ金、来年フルマラソン…2区区間賞神奈川大エース・鈴木の野望
http://www.hochi.co.jp/sports/feature/hakone/20170214-OHT1T50271.html


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~日本大学





16箱根11位、16予選10位、16全日本12位、17箱根19位
日本大学
主な卒業生
石川颯真28分43秒11≪17:箱1区16位、16:全1区4位、予7位、箱2区9位、15:全4区6位、予19位、箱2区19位、14:出6区、箱4区12位、13:全3区11位、予157位≫⇒カネボウ
清水目大貴29分34秒69
≪17:箱4区15位、16:全6区12位、予130位、箱4区16位≫
村田誠児30分07秒04≪16:予131位≫
畔柳 揮30分19秒13≪16:予174位≫⇒埼玉医科大学AC駅伝部
山崎和麻30分37秒11≪17:箱10区14位≫
上野 勇30分00秒62
サンベルクス
 なんといっても入学時の注目は石川選手でしたね。この世代5千トップのタイムをひっさげ、シード権獲得に苦心していた日本大で救世主になれるかどうか、駅伝ファン大きな関心を集めました。ただ、下級生の時は距離に対して苦しんでいた印象です。箱根予選は157位と苦しみ、箱根4区も区間12位でした。ただ、流れは切らさずこの4年間で唯一となるシード権に貢献しています。走りが良くなってきたのは2年時の全日本予選で3組4位の成績を残します。その後1万28分台&ハーフ63分台を出し、箱根2区に抜擢されます。ただ、2区は甘くなく、この時は区間19位と足を引っ張る結果となり、チームもシード権に手が届きませんでした。

 それをバネにした3年時の箱根予選は個人19位、全日本でも4区で区間一桁の成績となり、すっかり柱の一人になります。再度任された2区は今度はしっかり走り区間9位の好成績を残します。そして迎えた最終学年、秋口の活躍がすさまじかったですね。関東ICでの入賞は縁はありませんでしたが、9月日本ICでやりました。5千で日本人トップの2位に!それだけでなく、高校時代の記録を上回りました。大舞台で4年前の自分の記録を破るのも中々ないことでは?その後の箱根予選も過去最高の個人7位、全日本1区も経験不足と話すものの区間4位に。最後の箱根もロケットスタートを期待され1区に。メンツ的には区間賞候補の一人だった。ところが17㎞地点で急激に遅れだす。脱水症状に見舞われ、体を動かすのが精一杯の状態になってしまい、本来の力を出せない悔しいレースとなってしまいました。それでも勢いが戻ってきたところ、実業団でもう一度開花といきたい。

 その他の選手は上級生になってから顔を見るようになった選手が多いですね。清水目選手は、3年時に箱根前の1万で29分半ばをマークし、そのまま駅伝メンバーに食い込みました。4区を大崩れせずに乗り切り、往路一桁順位に繋げました。4年時も箱根予選や全日本・箱根に登場。ハーフも64分台をマーク、選手層が薄いと言われていたチームの中、貴重な戦力でした。

 最終学年で箱根予選で力になったのが村田・畔柳選手。それぞれチーム7番・9番手でした。ギリギリの通過でしたので彼らが台頭したのはチームの救いになりましたね。村田選手は復路候補、畔柳選手は5区候補に名前があがりましたが本戦出場とはなりませんでした。逆に最後に射止めたのが山崎選手。比較的タイムの出しにくい世田谷ハーフで65分台を出したのが決め手になったでしょうか。当日変更で10区に入り、区間14位。最上級生らしく粘りの走りを見せてました。その他、2年時あたり長い距離を中心に勢いのあった上野選手が実業団で競技を続けます。




新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
P.M.ワンブイ③27分54秒98≪17:箱2区7位、16:全2区4位、予1位≫
加藤拓海③29分03秒68≪15:全3区5位、予53位≫
岡野佑輝④29分26秒84≪16:全3区22位、予127位、箱8区19位、15:全7区20位、予74位≫
石井健登④29分43秒32≪16:全5区17位、箱7区18位、15:予132位≫
高野千尋④29分44秒17≪17:箱3区14位、16:予250位、15:全6区12位、予106位、箱4区20位≫
石垣陽介②29分48秒48≪17:箱7区20位、16:予289位≫
松木之衣②29分49秒87≪16:全7区14位≫
山崎一輝④29分52秒88≪17:箱9区20位、16:全8区10位、予76位、箱10区14位、15:全5区10位、予46位≫
川口賢人④29分54秒82≪17:箱5区6位、16:全4区8位、予92位、15:予217位≫
金森純丸④29分56秒14
在校生1万上位10人平均18位29分30秒9

【その他、有力在校生】
町井宏行④29分57秒76≪17:箱6区11位、16:予155位、箱6区5位、15:箱8区16位≫
小坂太我②30分03秒70≪17:箱8区20位≫
菅野将矢③30分14秒01
廣田全規②30分16秒92

金子智哉②30分30秒28≪16:予220位≫
新関涼介③30分32秒41≪2年:予125位≫
成田悠汰②30分42秒33

【新入生】
竹元亮太①14分17秒53≪17:都5区3位、16:高1区38位≫
武田悠太郎①14分20秒87≪17:都5区6位≫
野田啓太①14分21秒86≪16:高5区6位≫
関沼和曉①14分22秒45
横山 徹①14分22秒73
≪17:都1区12位、16:高4区11位≫
新入生5千上位5人平均6位14分21秒0

萩原 海①14分37秒87≪17:都4区13位、16:高4区18位≫
池田亜久里①14分40秒94≪17:都1区40位、16:高校1区35位≫
川上瑠美梨①14分56秒37≪16:IH3障15位≫

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
加藤-ワンブイ-高野-竹元-川口  町井宏-石垣-武田-山崎-松木
 ワンブイ選手は強力な戦力ですね。駅伝がちょっと苦手?それとも予選で脚を痛めた影響?なのか成績が微妙でしたが、走力は全学生ナンバーワンを争いますから、インカレ・そして予選で大きく力になりそうです。ただ、2番手位以降は走力がやや落ちるか…。ひとまず新4年の川口・山崎一選手は力になりそう。2人とも長いロードの方が強さを発揮する選手、更に安定感を増した走りを見たいところだ。

 その後がどうでしょうか。走力は高いが故障が非常に多い加藤選手が上級生になって復調できるか。岡野・石井選手に関してはひとまずトラックの全日本予選は万全なら戦力になるでしょうか。長いロードに関しては、ややムラがあるが高野選手、山下りが得意の町井宏選手が最後に大きく力になれるかどうか。あとは石垣・松木・小坂選手といった経験者は複数いる新2年が他校の選手と闘えるようになってほしいですかね。

 新入生の勧誘はひとまず成功の部類。都道府県対抗駅伝で快走を見せた竹元選手は、1万でも29分23秒を持っています。武田・横山選手あたりも駅伝の実績が高いですかね。順調に大学生活へ移行できれば早くからレギュラーで活躍ができるかも。現状では、ワンブイ選手の貯金で、全日本予選も箱根予選もギリギリどうかといったところに見える。戦える選手が複数台頭してほしいところです。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~明治大学






16箱根14位、16予選2位、16全日本11位、17箱根18位
明 治 大 学
主な卒業生
藪下響大28分53秒46≪17:箱5区15位、16:全8区8位、予25位、箱5区20位、15:全8区9位、出6区9位、14:出5区≫⇒大阪ガス
江頭賢太郎29分25秒78≪17:箱2区19位、16:全2区14位、予21位、箱4区6位、15:全4区8位、出2区6位、箱10区10位≫
吉田 楓29分03秒16≪17:箱9区15位、16:予74位、箱8区8位、15:全7区4位≫
射場雄太朗29分12秒55≪16:全6区4位、予38位≫
 上級生になって苦難を経験し続けた世代になりました。その中で唯一実業団で陸上を続けるのは薮下選手。彼はコツコツと積み上げてきた選手ですね。2年生の秋から名前を聞くようになり、丸亀ハーフで63分前半で走り頭角を現しましたね。長い距離で結果を残した事もあり、初の駅伝出走となった3年の出雲・全日本ではいきなりアンカーを担当。どちらも区間9位と一桁順位と安定した走りを披露、全日本は後ろからの留学生の猛追を振り切ったのも良かったでしょうか。この実績をもって、満を持して箱根5区に挑みます。しかし、本格的な登りが始まったところから、急激にペースダウン。12月に怪我をした影響で7割ほどの状態だったそうだ。シードラインから大きく後退させてしまい、8年ぶりシード権喪失の一因となってしまった。

 この結果により一層奮起する。丸亀ハーフで62分台を出すと、関東ICハーフで3位入賞で表彰台に立つと、トラックでも1万28分台を記録、走りでチームをけん引し、明治大のエース格となった。箱根予選では一人だけ上位集団に食らいつくと、全日本8区はチームが苦戦する中、区間8位と気を吐いた。最後の箱根はもう一度山登りへ、リベンジに期待が集まりました。しかし、天下の儉は険しく、区間15位。チームが思ったよりも下位だったことや終盤にうまく脚が動かなかったことが影響しただろうか。おそらく不完全燃焼だった大学陸上、実業団で爆発してほしい。

 江頭選手は2年生時の11月に上尾63分台、1万29分20秒台と立て続けに記録を出して名前が上がり始めましたね。その直後の箱根はやや驚きの出走、アンカーを任され区間10位と無難にこなしました。トラックよりロードや長い距離で安定感がありましたね。3年生の時の駅伝成績が良く、全て区間一桁でした。特に箱根は後ろから追い上げて流れを作ってほしい場面でしっかり走れていたのが印象的でした。4年生の時は記録面ではやや足踏みしたこともありましたが、箱根予選で安定した走りでチームトップの成績を収めて4年生の役割を果たし巻いた。全日本と箱根はエースとして2区を任されますが、共に苦しい走り。元々スピードタイプではないうえに後ろで襷を受けたのが響いてしまっただろうか。もっと上位で襷を受けさせてあげたかった選手です。

 吉田選手が台頭したのは3年生の時ですね。4月の記録会で29分03秒をマークし、一気に名前を上げました。その年の全日本でデビューし、7区4位と好成績を残しています。箱根では8区を任され、シード権を追わなければならない中、懸命の走りを見せていました。4年生になりやや記録面が不安定になってしまいますが、最後の箱根には登場します。主力の怪我が相次ぎ、本来の予定ではなかった9区を担当、区間15位と前を追うことはできませんでした。

 その主力の怪我の一人となってしまったのが射場主将。元々下級生時に1万29分台等をマークしていましたが、故障などもあり3年時ほとんど名前を聞きませんでした。それでも最終学年になった今季は走るごとに記録を上げていき完全復活。予選で個人38位、チーム5番手になったのは驚きました。全日本でデビューし6区4位の好走で駅伝でも結果を残しました。最後の箱根は9区と早い段階で指名され順調に練習を消化。ところが年末にアキレス腱痛を発症、前日まで様子を見ましたが、不安が拭えず無念の欠場に。あともう少しずつチームとして結果を残すのに足りなった今年度、想いを後輩に引き継ぎます。



新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
末次慶太④28分56秒64≪17:箱1区18位、16:全4区11位、予37位、15:箱7区14位≫
坂口裕之③29分02秒35≪17:箱10区13位、16:箱3区20位、15:全1区7位≫
阿部弘輝②29分03秒00≪17:箱4区13位、16:全1区17位、予35位≫
田中龍太③29分08秒75≪17:箱6区15位、15:全3区15位、出5区8位≫
三輪軌道②29分11秒88≪17:箱3区13位、16:全3区11位、予69位≫
磯口晋平④29分25秒94≪17:箱7区10位、16:全7区10位、予47位≫
東島清純③29分33秒46≪17:箱8区17位、16:予80位≫
中島大就②29分36秒00≪16:全5区3位、予43位≫
竹山直宏③29分36秒51≪16:予124位≫
皆浦 巧④29分39秒31≪16:予75位≫
在校生1万上位10人平均7位29分19秒3

【その他、有力在校生】
斉藤寛明②29分56秒19
岸 哲也②30分01秒97
南 俊希②30分05秒01

角出龍哉③30分23秒82
中山陽平②30分40秒46
森 晃希④half65分33秒
河村一輝②5千14分04秒20

【新入生】
前田舜平①14分01秒30≪17:都1区11位、16:高4区1位、国体5千3位、IH5千11位≫
村上純大①14分10秒76≪17:都4区3位≫
小袖英人①14分11秒60≪17:都5区27位、16:国体5千15位、IH5千17位≫
稲田拓真①14分15秒53
酒井耀史①14分19秒22
≪17:都5区8位≫
新入生5千上位5人平均4位14分11秒6

長倉奨美①14分27秒23
飯田晃大①14分30秒85
稲田光希①14分34秒31
≪17:都5区43位≫
大保海士①14分35秒52
坂井大我①14分35秒53
≪17:都5区25位≫
寺前友喜①14分35秒70≪16:高6区3位≫

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
中島-阿部-前田-末次-三輪  田中-坂口-村上-磯口-東島
 今年度こそ、古豪復活といきたい明治大は、2年連続スカウトは大成功といえるのですよね。今期は13分台こそいないものの、高校駅伝で優勝を決定づけた前田選手や村上・小袖選手といった全国経験者がずらり、14分40秒以内に10人が入っています。まずは彼らの成長が愉しみなんですよね。

 大きくポイントとなるのは一つ上の新2年世代がまずまず順調に成長している点でしょうか。往路で苦しい展開となった中、三輪・阿部選手が粘りある走りを見せてくれました。阿部選手は長いロードが苦手でしたが、ひとまず払拭する走りでした。中島選手も、箱根は欠場となりましたが全日本でセンスのあるところを見せています。他にも1万を30分前後で走れる選手が複数います。このあたりはまた伸びる選手が出てくれるのではないでしょうか。

 これに新4年・3年がどれくらい引っ張っていけるかでしょうかね。真性多血症と闘う坂口選手はあまり負担をかけられないでしょうから、駅伝区間二桁が続く末次選手や磯口選手もそれぞれ中盤~後半の重要区間で上位で走れる力がついてほしいし、3年生も田中・東島・竹山選手らワンランクステップアップできる選手がいる。彼らがしっかり走れれば全日本と箱根の予選をしっかり通過できるだろうし、駅伝で戦っていけるはずだ。


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29.2.19までの結果【八王子駅伝・青梅マラソン・熊日マラソン】






29.2.5 第71回兵庫県郡市区対抗駅伝競走大会(http://www.haaa.jp/16taikai/16eki/index0.htm)
1区(10㎞)
1位坂東悠汰(法大2)29分27秒
2位藤井亮矢(武蔵1)29分39秒
3位山田速人(トヨタ紡織)29分40秒
藤原直樹(関西学院大)29分40秒
6位堀尾謙介(中大2)29分43秒
柴田裕平(京大3)29分50秒
宮本甲斐(東海4)29分52秒
苗村隆広(中大2)29分53秒
山本翔馬(大東3)29分56秒
2区
牧浦聖士(東洋4)18分55秒
4区(8.195㎞)
1位高瀬無量(日清食品)24分04秒
4位藪下響大(明大4)24分52秒
 この大会結構いろんな選手が走るのですよね。法大の坂東選手が成長を感じますね。後続を振り切っての1区区間賞。それに続いた武蔵野学院の藤井選手も素晴らしいですね。トラックシーズンが楽しみです。

29.2.12 第67回全関東八王子夢街道駅伝競走大会(http://blog.neet-shikakugets.com/zenkanto-hachioji-yumekaido-ekiden-menippan-results)

1区(4.7㎞)
1位上田結也(創価1B)14分19秒
2位石島一真(日体3A)14分22秒
3位田崎聖良(亜大1D)14分24秒 4位坂野和久(創価2A)14分25秒 5位神崎 裕(中大2B)14分30秒
6位蛭田雄大(中大3C)14分42秒 7位山本雄太(亜大3A)14分45秒 8位武 雄介(亜大2E)14分48秒
9位今関拳人(亜大3B)14分52秒 10位嶋津颯太(桜美A2)14分59秒
2区(6.2㎞)
1位蟹沢淳平(創価3B)18分12秒
2位城越勇星(日体3A)18分15秒
3位米満 怜(創価1A)18分32秒 4位加藤風磨(亜大3A)18分35秒 5位茂川聖真(中大2C)18分44秒
6位上土井雅大(亜大1E)19分00秒 7位小橋 新(桜美1A)19分02秒 8位松浦大輝(東経3A)19分11秒
8位大木康生(慶大3B)19分11秒 10位中山 顕(中大2B)19分15秒
3区(5.7㎞)
1位大山憲明(創価3A)16分48秒
2位三澤 匠(創価3B)16分50秒
3位江連崇裕(中大3C)17分09秒 4位苗村隆広(中大2B)17分34秒 5位鈴木優斗(東経1A)17分35秒
6位六本木敦輝(亜大H)17分39秒 7位玉城柾人(日体3A)17分40秒 8位有谷昭宏(亜大3E)17分42秒
8位関根 諒(亜大3C)17分42秒
4区(4.1㎞)
1位竹下和真(創価1A)11分50秒
2位馬場絢也(日体3A)11分59秒
3位松村陣之助(城西4)12分02秒※城西・中大連合 4位横田大地(亜大2B)12分03秒
5位関口康平(中大1B)12分07秒 6位二宗広大(創価2B)12分13秒 7位梅本龍太(亜大2A)12分16秒
8位石黒和寿(中大1C)12分17秒 9位池田 準(亜大3C)12分20秒 10位秦 涼輔(法政大二部B)12分22秒
総合結果
1位創価大B1:01:34 2位創価大A1:01:35 3位日体大A1:02:16
4位中央大C1:02:52 5位亜大A1:03:23 6位中央大B1:03:26
 創価大がBとAが激しい優勝争いを演じましたね。前半上田・蟹澤選手で連続区間賞獲得したBチームが、大山・竹下選手の後半区間で連続区間賞をとったAチームが激しく追い上げました、結果は1秒差でBチームが逃げ切っていますね。
 他では城越・石島選手が頑張った日体大が3位、亜大田崎選手や中大江連選手の奮闘、城西大の松村選手の元気な姿もありました。




29.2.19 第51回青梅マラソン(http://www.sportsmovie.info/taikai/2017/0219ohme/)

1位チェボティビン エゼキエル(東邦リファイン)1:30:49
------------------------------------
3位神野大地(コニカミノルタ)1:31:33
4位押川裕貴(トヨタ自動車九州)1:31:38
9位口町 亮(東洋4)1:34:54
12位東福龍太郎(法大2)1:35:30
15位土井大輔(法大2)1:37:13
18位唐本直登(東洋3)1:39:02
23位湊谷春紀(東海2)1:39:44
24位山口健弘(東洋2)1:39:51
26位渡辺瑠偉(専大4)1:40:36
33位土壁和希(東洋1)1:43:36
 神野選手が戦前に大会記録でトップになると宣言し、注目が集まった大会ですね。結果的に神野選手は日本人トップだったものの目標には届かない結果に。本人は「マラソンが怖くなった」ということでしたが、外国勢に勝負を仕掛けた上の結果。怖がらずにこれから脚を作っていって、マラソンにチャレンジしてほしいと個人的に思います。
 学生では口町選手がさすがにメンツを保ったという印象ですかね。その他では法大の東福選手が大健闘ですね。やっぱり長い距離になるとしっかり走ってくるなと思いました。これからが楽しみですね。


29.2.19 金栗記念 熊日30キロロードレース(https://www.kumamotojyo-marathon.jp/data2017/30km_2017.pdf)

1位上野裕一郎(DeNA)1:30:17
2位高久 龍(ヤクルト)1:31:18
3位佐護啓輔(安川電機)1:31:39
-----------------------------
三原卓巳(日体2)1:34:54
苅田広野(拓大3)1:35:11
中井槙吾(拓大1)1:36:20
櫻岡 駿(東洋4)1:37:12
室伏穂高(日体2)1:38:41
酒匂郁海(日体2)1:38:55
森崎拓海(日体2)1:39:58
江連 翼(日体2)1:41:06
 ニューイヤー駅伝前から絶好調だった上野選手が30㎞で優勝!じわじわと走れる距離を伸ばしてきていますね。また近いうちにマラソンに挑戦するときが見れるかも??
 学生では苅田・室伏選手ら箱根経験者に、三原・中井選手ら未経験者が健闘していますね。1年生の中井選手の記録は中々ではないでしょうか?これからのシーズン戦力になってくるかもしれませんね!

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2016年度卒業生&2017年度に向けて~中央学院大学






16箱根9位、16出雲4位、16全日本5位、17箱根6位
中 央 学 院 大 学
主な卒業生
村上優輝29分19秒37≪17:箱10区3位、16:全8区6位、出4区4位、15:全5区12位、箱4区15位、14:予125位、箱4区15位、13:全5区16位≫⇒JFEスチール
海老澤剛29分06秒95
≪16:箱9区6位、15:全3区7位、出4区9位、箱2区11位、14:全3区3位、予29位、箱6区12位≫⇒YKK
海老澤太29分40秒89
≪17:箱7区6位、16:箱7区7位、15:箱7区11位≫⇒ラフィネ
久保田翼29分37秒19≪15:箱10区14位、14:全6区17位、予149位≫
藤花尚之29分43秒77≪14:予162位≫
伊藤 翼29分45秒91
(渡辺聖矢≪14:予90位≫)
(清水翔太≪14:予116位≫)
 5千14分10秒台を持っている選手が入部、当時の中央学大としてはビッグニュースでした。村上選手は1年時の全日本予選からメンバーに入り、将来期待されました。その全日本で駅伝もデビューしています。ただ、長いロードへの適応が遅れたのか駅伝で活躍するのは一苦労します。箱根はスピードを見込まれ2年連続4区起用も区間15位、2年時の箱根予選も100位台、他の駅伝も3年生まで全て区間二桁順位と苦しい成績が続きます。3年時箱根は暑さに強いということで9区予定も故障で欠場することになってしまいます。

 ただ、主将となった4年生になってから一気に変わり始めます。一番暑い時間だからと起用された全日本予選1組。超スローペースとなった中、終盤に一気に抜け出し組トップをとり、走りで引っ張ります。迎えた駅伝シーズンも出雲4区4位と初の一桁順位、それだけじゃなく6位から4位と中学大を一つ上のステージに引き上げます。全日本はアンカーを担当しここでも59分台の好走で5位をキープしシード権獲得、箱根もアンカーの大役を任され、後ろから追い上げるチームがある中ラストの切れ味を発揮、区間3位の好走で中学大史上3番目の好成績となる6位でゴールテープを切りました。最終学年でついに開花、良かったですね。

 さて、箱根で大きくクローズアップしたのは海老澤兄弟の給水でした。給水を渡した兄・剛選手が本来は主力選手なんですよね。1年時の箱根は上尾ハーフギリギリ66分切りの中、山下り起用。区間12位とセンスを見せます。すると2年の秋に急成長、予選29位・全日本3区3位・1万29分10秒台と立て続けに好成績をマーク、箱根は他の主力の適材適所の形もあり箱根2区に抜擢。69分台で大役を果たします。ただ、ここから足踏み。1万でベストは出すものの、出雲と全日本は繋ぎ区間に回ります。20㎞の箱根は9区起用も本当は7区予定、粘りを見せるも終盤に脱水症状に陥ります。迎えた最終シーズンは山登り5区を想定も、全日本を前に疲労骨折、最後の箱根には間に合いませんでした。

 兄の無念の思いを受け継ぎ、弟・太選手が懸命の力走を見せます。2年生以降、3年連続7区出走しているのですね。そしてチームは3年連続シード権獲得…。シード権争い上、こういう区間で計算が立ったのは大きいですよね。成績も区間11位、区間7位、区間6位と毎年上がっていくのがいいですね。ハーフの距離での自分の走り方が確立していた感じでしょうか。最終学年では、ラストの3㎞が一番になるなど、川崎監督がしてほしい走りを体現していたと言えそうです。兄弟それぞれ違うチームへ進みますが、2人の成績に注目ですね。

 その他の選手は2年生の時に名前が挙がった選手多いですかね。特に2年時の予選では海老澤選手以外にも渡辺・清水・久保田・藤花選手が出走しているのですよね。この中で決して成績が高かったわけではない久保田選手が全日本と箱根と連続出走しているのが面白いところ。久保田選手は最終学年でも1万29分40秒台出すなど、しっかり走力を保っていました。また、蘆田選手が全日本予選3組に出走、村上選手とコンビを組んでいます。あとは伊藤選手に関しては、最終学年に1万のベストを29分45秒へ、最後まで箱根のメンバー入りを目指しました。




新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
高砂大地②28分54秒13≪17:箱2区15位、16:全4区3位、出6区3位、都1区9位、15:高1区7位≫
大森 澪④29分06秒71≪17:箱根1区8位、16:全1区9位、出3区6位、箱2区10位、15:全8区5位、出1区13位、14:全5区18位、予91位≫
森田智哉③29分22秒43≪15:全7区10位≫
細谷恭平④29分25秒49≪17:箱5区3位、16:箱8区3位≫
新井翔理④29分28秒84≪17:箱4区11位、16:出2区4位、箱4区13位、15:全6区8位、出5区5位≫
樋口 陸③29分33秒75≪17:箱6区5位、16:全3区6位、箱6区3位、15:全2区9位≫
福岡海統③29分35秒88≪16:全7区9位≫
佐藤玲耶④29分37秒36
廣 佳樹③29分38秒91
≪17:箱8区13位、16:全6区8位、出5区7位≫
水野 優④29分42秒11
在校生1万上位10人平均14位29分26秒5

【その他、有力在校生】
市山 翼③half63分31秒
光武 洋③29分49秒20
横川 巧②29分52秒78
≪17:箱3区12位、16:全2区8位、出1区10位、都1区3位≫
藤田大智②29分52秒88≪17:箱9区12位、16:全5区9位、15:高6区4位≫
坂元大介④29分57秒32
石井 海③half65分03秒
石原圭祐②half65分04秒

【新入生】
橋翔也①14分13秒74≪16:高1区24位≫
戸口豪琉①14分18秒83≪17:都5区23位、16:高1区18位、IH5千12位≫
中野皓上①14分19秒93
川耕平①14分26秒72≪17:都4区17位≫
石綿宏人①14分36秒82
新入生5千上位5人平均8位14分23秒2

日東寺毅①14分37秒29
今井 毅①14分39秒17

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
新井-高砂-横川-大森-細谷  樋口-戸塚-市山-藤田-光武
 今年箱根駅伝6位…その中、2区3区9区の主要区間を1年生が走って、1区4区の選手が来年最上級生、更に山で故障明けながら区間3位と5位の選手も来年まだ残り、卒業生は7区と10区のみ…。来年は更に楽しみになる年ではないでしょうか。主力になるのは4年大森選手と2年高砂選手といった長いロードに強い2人。大森選手は駅伝の安定感高いですし、高砂選手は12月に一時故障、更に序盤飛ばしすぎもありながらなんとかまとめきっているところは大物感漂っています。これに故障が多いですがポテンシャルが高い新井・樋口選手がいる。間違いなく1万29分30秒台のベストよりもっと力があります。充分に区間上位争いができる選手です。

 面白い存在なのが横川・細谷選手。横川選手は練習が積めないタイプだそうですが、トラックより駅伝の方が粘れているように思います。箱根3区見る限り出雲と全日本は完全に主戦力となりそう。細谷選手は今回の山登りは故障明けであの走り、万全でどうなるか気になりますね。他にも駅伝経験した新3年廣・福岡選手、長い距離で粘りを見せている光武・市山・藤田選手、最後の大学駅伝を狙う佐藤・水野・坂元選手も虎視眈々と狙ってくるでしょう。故障が長引いていますが持ちタイムが高い森田選手の復帰も待ち遠しいところだ。

 新入生は、本当にここ数年ぐっと良くなってきていますね。高橋・戸塚・中野選手が14分10秒台、それだけでなく戸塚選手のようにIH決勝進出者まで…。彼らも充分にメンバーに割って入ってくる可能性がありそうだ。初の3年連続シード権獲得というのも高校生や指導者にアピールになっているのかもしれません。川崎監督率いて33年目になるシーズン、2度目のトップ3も視界に入ってくるのでしょうか。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~法政大学





14箱根11位、16箱根19位、16予選4位、17箱根8位
法 政 大 学
主な卒業生
足羽純実29分09秒66≪17:箱2区14位、16:予12位、箱1区20位、15:予12位、14:予139位、13:全5区5位、出5区5位≫⇒Honda
坂田昌駿29分47秒99≪17:箱3区11位、16:予46位、箱7区16位、15:予54位、14:予100位≫⇒中央発條
城越洸星29分16秒69≪17:箱9区11位、16:予101位、箱10区9位、15:予91位≫
生澤祐樹30分29秒85≪17:箱5区10位≫
篠村政寛29分46秒57
岡田 悠30分12秒74
≪15:予137位≫
木村優志30分07秒85≪14:予166位≫
(田辺良磨≪14:予110位≫)

 1年目:シード校陥落、2年目:予選落ち、3年目:箱根復帰、4年目:シード権獲得…色んな事があった4年間でした。足羽選手はその中で4年間レギュラーメンバーとしてあり続けた選手です。1年時の全日本予選でいきなり3組抜擢、この時は苦い成績でしたが予選通過のメンバーに。迎えた駅伝シーズンは出雲と全日本共に区間5位の成績、箱根は故障で欠場するも潜在能力の高さを見せました。2年時の全日本予選は3組2位の好成績で順調に成長。箱根予選で作戦ミスもあり凡走しますが、学生ハーフで63分半ばを出すとトラックの記録も更新、チームの柱として臨んだ箱根予選で59分台の激走。決して前評判が高くなかった中、通過に導きます。

 ただ、その後苦難が始まります。箱根1区に起用されるもハイペースについていけずやや前と離れた区間最下位。初の箱根は悔しい成績となります。その後、記録会はそこそこでも関東IC・全日本予選と大舞台で大失速を繰り返してしまいます。理由は貧血とのちに判明しますが苦しい時期でした。その中で秋に復調、予選を昨年と同じ順位で走ると満を持して2区に登場。前回無理に1区を付き過ぎたこともあったかどうか、終盤にしっかりまとめ上げる走り、シード権獲得に大きな流れを作りました。

 坂田選手は全国高校駅伝など経験値もありましたね。下級生の頃は怪我が多く試合への出場も少なかったですが、2年時に予選出走し長いロードへの適性を見せました。3年時に伸び、予選でチーム2番手の走り。箱根も7区で出走しています。その後はやや足踏みもありましたが、全日本予選3組4位・箱根予選は過去最高の順位で走ります。その後のトラックは他の部員が大幅ベストを出す中、焦らず調整。箱根3区でいぶし銀と言える走りを見せ、後半区間へ繋げました。

 城越選手も3年生の時から台頭してきて初登場の予選で二けた順位で走り切ります。長い距離に強みがあり、総合19位とチームが苦しむ中、箱根10区でチーム唯一の区間一桁順位で走り切ります。4年時の箱根予選は前回より下がりますが、その後の記録会で1万のベストを大きく更新、最後の箱根は復路のエース区間9区を受け持ちます。シード権上の争い、終盤に足が痙攣する中踏ん張り、チームを6位に引き上げます。弟が別区間での好走の刺激もあったか、チームのシード権をほぼ決定づける力走でした。

 その他の選手は激しいメンバー争いの中にありましたね。トラックでは篠村選手が下級生の頃に1万29分台を出しますが、予選出走となったのはまた別の選手。2年時は田辺・木村選手が、3年時には岡田選手が出走しました。ただ、4選手とも箱根本戦は出走できず。最後に射止めたのは今までほとんどエントリーに縁がなかった生澤選手。1万30分半ばながら、山登りの秘密兵器として抜擢。混戦の中自分のペースを守り区間10位の力走。主力を平地に回すチームの作戦を見事成功に導きました。



新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
坂東悠汰③28分48秒61≪17:箱1区9位、16:予23位、箱4区15位≫
土井大輔③29分06秒65≪17:箱4区9位、16:予41位、箱8区18位、15:予123位≫
矢嶋謙悟③29分14秒03≪16:予104位≫
細川翔太郎④29分22秒65≪17:箱7区5位、16:予44位、箱5区13位≫
東福龍太郎③29分31秒59≪17:箱10区5位、16:予60位≫
狩野琢己③29分35秒64
田上鷹弥②29分38秒83
磯田和也④29分39秒59

増田蒼馬②29分42秒88
青木涼真②29分44秒18
≪17:箱8区9位≫
在校生1万上位10人平均13位29分26秒4

【その他、有力在校生】
佐藤敏也②half62分56秒≪18:箱6区3位≫
坪井 慧②29分48秒33
鈴木亮平③29分48秒84
鹿嶋隆裕④29分55秒79

園田憲佑④30分20秒17
本多寛幸③30分20秒38
≪16:予95位、箱9区20位、15:予89位≫
阿部泰久③30分22秒19≪16:予78位≫

【新入生】
田辺佑典①14分21秒42≪17:都4区20位、16:高6区7位、IH3障4位≫
中村雅史①14分29秒04≪17:都5区20位、16:高4区28位≫
糟谷勇輝①14分30秒85
児玉天晴①14分34秒99

古海 航①14分45秒76
新入生5千上位5人平均17位14分32秒4

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
細川-坂東-佐藤-土井-青木  坪井-矢嶋-鈴木-東福-阿部
 久々のシード校となり、更に上位を目指していきたいですね。法政大の箱根史上連続してシード権を獲得をする事は少ないのですが、狙う戦力はあるように見えます。スピードが魅力の坂東選手が長い距離も行けるようになりまずはエースと言える存在に。これにロードでしっかり走る細川・土井選手は主要区間走る力ありますし、山下りで監督も本人も驚きの爆走をした佐藤選手も先日ハーフで62分台で平地も行けることを示しました。長い距離で力を発揮する東福選手もいいですね。ここまでで5人。

 他にも3障が専門ながら、箱根8区で素晴らしい走りを見せた青木選手、1万で上回っている田上・増田選手もこれからの選手、坪井選手もいるし新2年は面白い選手が沢山いる。また、トラックタイプと思われた矢嶋選手が先日65分台でハーフマラソン優勝、続いた鈴木・狩野選手も面白い存在だ。これに予選で二けた順位を出している阿部・本多選手、足踏みが続いている磯田・鹿嶋・園田選手ら新4年が波に乗ってくると更に勢いが加速していくはずだ。

 新入生は3障で結果を残している田辺選手あたりが中心か。2年後に今の新3年生のようにぐぐっと上がってくる選手が複数出てきてくれればというところか。チーム全体としては、本当に勢いが高くなっている。箱根のシード権は勿論目指すだろうし、ここのところ惜しい所で敗退している全日本予選も上位で突破も見えてくるはずだ。

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2016年度卒業生&2017年度に向けて~上武大学






15箱根18位、16箱根20位、16予選6位、17箱根15位
上 武 大 学
主な卒業生
東 森拓29分24秒05≪17:箱2区17位、16:予18位、箱1区18位、15:予13位、14:箱4区18位≫⇒西鉄
森田清貴29分37秒93≪17:箱5区2位、16:予24位、箱5区9位、15:予33位、箱5区15位、14:全6区10位、予61位、13:予191位≫⇒NTT西日本
上田隼平29分47秒77≪17:箱4区14位、16:予85位、箱8区15位、15:予117位、14:全5区15位、予77位≫
馬本 匠30分06秒00≪17:箱6区16位、16:箱6区20位≫
佐藤史弥29分55秒00≪17:箱10区11位、16:予141位、15:予179位≫
志塚亮介29分57秒73≪16:箱9区18位、15:予189位、14:予51位≫
河崎裕史30分01秒48≪15:箱10区17位≫

 箱根経験者が7人もいるのですよね。今年の箱根駅伝でも5人いました。特に濃い年代だったのではないでしょうか。一番持ちタイムが良い東選手は正確にはこの世代の選手ではありません。2年生終了時に留年を味わっています。2年時に箱根デビューをしましたが、その成績に落胆してしまったとか。退学は花田監督(当時)が思いとどまらせましたが、1年間休学しています。その間に監督が説得に訪れたり仲間の励ましもあり、見事に復帰します。怪我が多く練習をセーブしたりする中、箱根予選で2年連続個人10位台の走りを披露しチームをけん引しました。箱根本戦では序盤の1区2区と厳しい区間に投入され区間18位と17位。悔しい結果となりましたが、彼の復帰が無かったら上武大は間違いなく予選落ちしていましたので、本当にチームを支えたエースでした。実業団でこそ駅伝で活躍してほしいですね。

 森田選手は最後の箱根で一躍有名になりましたね。箱根予選には4年連続で出場、2年時の予選で好走し頭角を現します。全日本駅伝でデビューし、チームが苦しむ中、6区10位と踏ん張る走りを披露。箱根駅伝は山登りの5区起用、終盤にペースアップし区間15位。次の年も任されチーム唯一の区間一桁の9位、才能を発揮し始めます。4年時は関東ICハーフ入賞を果たすと、予選は過去最高の成績の24位。長距離ロードでまず結果を残します。例年より序盤健闘した今回、16位ながら前が点々と見える状況で襷を受け取ると定点ごとに順位を上げていきます。最高点までに12位に浮上すると得意の下りで更にペースアップ。テレビ解説者も驚きの往路8位に導きます。終わってみれば区間トップにあとわずかの区間2位。近藤現監督が「区間賞を狙える」のコメント通りの走り、箱根に一大インパクトを残しました。

 箱根を2度走った選手が2人、上田・馬本選手がそうですね。上田選手は2年生から予選に登場、順位的には2年時が一番いいのが意外ですかね。この時は箱根は走れずも、全日本に抜擢され5区走っています。箱根デビューとなったのは3年時で8区起用。予想外の繰り上げスタートの中、冷静にまとめました。監督からの評価がぐっとました最後の箱根は準エース区間4区へ。序盤はつけずも終盤に踏ん張り5区へ繋げる粘走でした。馬本選手は関東ICで1500mにエントリーするなどのスピードランナー、箱根6区を2度出走しています。ただ、1回目は途中で脚を痛める非常に苦しい走りでブレーキになります。監督ともう一度準備した今回は61分半ば、総合順位は下げましたが、上武大歴代2位の走りで成長した姿を見せました。

 あとは箱根を走った選手が1人ずつですね。2年時に河崎選手が10区で出走、この時は区間17位でしたが、その後関東ICハーフで9位に入ったことがあるのですよね。長い距離での活躍が期待されますが、その後は怪我に苦しみました。志塚選手は2年時の予選で51位でちょっとびっくりした記憶があります。これが最高成績とはなってしまうものの、箱根は次の学年で9区で出走しています。佐藤史選手は最終学年で10区出走となりました。4年生らしい堅実な走りで区間11位で優勝に美を飾りました。なお、その後にマラソンにも挑戦し2時間20分の成績に、4年間の積み上げが感じられました。


新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
坂本佳太④29分08秒43≪17:箱1区10位、16:予49位、箱10区20位、15:予26位、箱3区16位、14:全2区20位、予65位≫
太田黒卓③29分24秒46≪17:箱3区10位、16:予30位、15:予138位≫
井上弘也④29分30秒05≪16:箱4区20位、15:予68位、箱1区19位、14:全3区8位、予288位≫
大森 樹③29分49秒09≪17:箱8区15位、16:予128位≫
小林淳輝④29分50秒65
淵 喜輝③30分05秒32≪16:予67位≫
塩川香弥④30分12秒20
佐藤駿也④30分14秒08
≪17:箱9区17位、16:予62位≫
熊倉優介③30分23秒92
橋立 旋②30分23秒94
≪17:箱7区17位、16:予132位≫
在校生1万上位10人平均24位29分54秒2

【その他、有力在校生】
関 佑斗③30分32秒47≪16:予117位≫
関 稜汰③30分38秒27
吉田 貢④half65分04秒
松下恭一郎③half65分10秒
≪16:予303位≫
弘光伶次④half65分27秒
松村修平④half65分33秒
山岸広海④half65分36秒

【上武大学】
西井翔馬①14分43秒20
松本竜汰①14分49秒82

山口和樹①14分56秒37
渡草①1511
堺①1515
新入生5千上位5人平均30位以下?14分58秒

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
坂本-太田黒-井上-淵-橋立  松下-佐藤-関佑-大森-吉田
 往路は過去最高成績、総合も過去2番目の成績で、次の年さらに上昇したい…ところだが、2区4区5区で4年生が引っ張ったからこその結果で、次年度も予選から楽ではない戦いになりそうだ。まず主力となるのが坂本・太田黒選手ですね。往路3人抜けますが残る2人も1区3区で区間10位の成績を残しているのは嬉しいところですね。坂本選手は粘りが出てきていますし、太田黒選手はちょうど伸び盛りとあって、これからが楽しみな選手です。これに箱根復路で出走した橋立・大森・佐藤選手が伸びてくると選手層が厚くなってきます。

 あとは、予選で粘りの走りを見せている選手がどうか。淵選手や関佑選手は当時2年生で出走しチーム10位以内に入っています。彼らも戦力になってくるか。また上級生には吉田選手など上尾ハーフで65分台を出した選手が複数います。1万でもチームトップ10に入る選手がいますかね。箱根予選で力になる選手が何人かは出てくるかもしれない。そうなると、まずは連続出場が見えてくるか。

 新入生勧誘は今回も大苦戦。2年連続で5千14分40秒以内が入らないのは箱根の常連校の中では珍しい。というか居続けられないだろう。前監督のネームバリューは大きかったということか。とにかく毎年確実に力を付けさせていくしかない。現状ではギリギリだろう箱根予選の突破をしっかりしていって、強化の実績を残し続けたい。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~山梨学院大学





16箱根8位、16出雲2位、16全日本3位、17箱根17位
山 梨 学 院 大 学
主な卒業生
佐藤孝哉28分26秒70≪16:全2区5位、出3区9位、箱1区10位、15:全2区12位、出3区3位、箱2区18位、14:全1区11位、予25位、13:全1区11位、予50位≫⇒中国電力
上村純也28分54秒32≪17:箱4区16位、16:箱10区5位、15:箱4区12位、14:予87位、箱4区出走、13:全3区13位≫⇒SUBARU
伊藤淑記29分24秒42≪17:箱1区20位、14:予142位、13:全5区11位、予83位≫⇒愛知製鋼
秦 将吾29分43秒86≪17:箱6区14位、16:全3区3位、出2区3位、箱6区18位、15:出2区8位≫⇒大塚製薬
熊代拓也29分17秒81≪17:箱10区20位、16:全5区13位≫⇒トヨタ紡織
小山祐平29分57秒18≪17:箱8区18位≫
渡辺和博29分45秒48

 最後の箱根駅伝で箱根経験者が6人になりましたね。1年生の頃から中心選手だったのは佐藤選手。関東IC1万、箱根予選と結果を残し、全日本の1区でデビュー。ハイペースの中区間11位とまとめました。箱根は故障で走れませんでしたが、これからが楽しみな選手でした。2年生になり関東IC入賞、トラックの記録もとても安定していた記憶があります。後は競り合いが得意だということで、2年時の箱根は1区予定でしたが、主力選手の直前の怪我で急遽2区、最下位スタートもあり力を発揮しきれませんでした。

 その次の3年時出雲が駅伝でのベストレースだったように思います。地元の出雲駅伝に初出場し気持ちも乗っていたでしょう。主要区間3区で区間3位の快走、順位も引き上げました。一転、全日本では下位だったこともあり区間12位、エースとしての難しさも体感します。4年生になってからは力強い走りも増えてきます。全日本予選で4組でしっかり役目を果たすと9月日体大記録会で1万28分26秒の大幅ベストを出します。全日本でも他校の選手に食らいつく力走を見せ、持ち前の安定感に強さが加わりつつありました。期待された最後の箱根がインフルエンザの流行りに巻き込まれたのが残念でしたが、悔しさを実業団で晴らしてほしいです。

 また、この世代は1年時の全日本で3選手が走っているのですよね。上村・伊藤選手もデビューは早かったです。上村選手はその後箱根に4回とも出走するのですよね。最初の2年間は4区、2年生の時は1区の出遅れがありながらしっかり前を追う走り、1万28分台を出して臨んだ3年生の時は10区で好走しています。主将となって迎えた今季は怪我に苦しみます。秋シーズンは敢えて見送り箱根に備えます。おそらく復路の予定だったのが、急遽の4区に対応に苦しんでしまいました。

 伊藤選手は1年時の箱根予選で好成績を残しますが駅伝は1年全日本以降遠ざかります。関東IC5千の代表で出走する反面、長い距離に関しては中々伸ばすことができませんでした。最終学年はトラックは奮闘も上尾ハーフは66分台。出走は苦しいかと思われましたがチーム事情もあり1区抜擢されています。2人とも完全に能力を活かせていない感じがします。実業団で伸びていってほしいですね。

 秦選手も印象深い選手でしたね。関東ICで4年連続1500mに出場するスピードランナーでした。3年生の時に3分47秒というタイムで5位入賞を果たすと、4年生時には見事優勝を果たします。毎年しっかり成績を上げていったのが良かったです。半面、箱根駅伝も1年時から山下り6区希望しており、目指す存在でした。3年時に5千のタイムが伸び出雲でデビューを果たすと、箱根は満を持して6区へ。ところが、いざ下り始めてから腹痛に見舞われ区間18位のブレーキ、苦難を味わいます。4年時は5千13分40秒と出すなど注目の存在に。出雲と全日本共に区間3位と走り抜けると、リベンジを狙いもう一度6区へ。ただ、タイムは伸ばしたものの区間14位、直前に故障があり思い通りとはいきませんでした。

 他に最終学年になり駅伝メンバーに食い込んだ選手が2人。熊代選手は3年時に1万29分半ばをマーク、そして4年時の全日本5区出走となります。ブレーキとなりますが、その後の1万とハーフで自己ベストを更新し10区に抜擢されます。小山選手は3障が得意な選手で、1年時から関東IC出場、4年時には4位入賞を果たします。その後長い距離も伸びて上尾ハーフで63分台を出し、最初で最後の大学駅伝、箱根8区を走っています。また、渡辺・田中選手が1万29分台を出していますかね。今年の箱根成績は全員が悔しいものだったと思いますが、5人が実業団で競技を続けます。ここからと思ってほしいです。


新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
ドミニク ニャイロ③27分56秒47≪17:箱2区9位、16:全8区1位、出6区1位、箱2区2位、15:全8区1位、出6区1位≫
上田健太④28分48秒92≪17:箱5区7位、16:全1区6位、出1区3位、箱3区7位、15:全4区7位、出4区2位≫
市谷龍太郎④28分55秒14≪16:全4区7位、出4区5位、箱7区13位、15:全1区20位、出1区7位、箱7区12位、14:全2区12位≫
永戸 聖③29分06秒89≪17:箱3区9位、16:全6区5位、出5区3位≫
河村知樹④29分13秒05≪16:全7区8位、箱9区8位、15:全7区4位、出5区7位≫
古賀裕樹④29分15秒60≪17:箱9区19位、15:全5区18位≫
柴田征人④29分43秒69
久保和馬③29分44秒48
≪17:箱7区15位≫
池田眞臣③29分46秒52
中村幸成②29分52秒20

在校生1万上位10人平均5位29分14秒2

【その他、有力在校生】
片山優人③29分53秒88
首藤貴樹②30分10秒81
井上広之②30分18秒10
菅井宏人④30分18秒81

大殿将司③30分28秒73
藤田義貴③half64分05秒
中井直希④half65分55秒
 
【新入生】
黒木みひろ①14分25秒56≪16:高1区43位、IH5千18位≫
志村仁夢①14分29秒46≪16:高6区13位≫
安藤主税①14分31秒18≪17:都5区14位、16:高1区22位≫
轟木太郎①14分31秒51
斎藤有栄①14分36秒43

新入生5千上位5人平均14位14分30秒8

吉川敦史①14分38秒58
遠藤悠紀①14分39秒11
森山真伍①14分39秒22

飯尾亮平①14分52秒81≪17:都1区45位、16:IH1500m2位≫

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
上田-ニャイロ-市谷-永戸-首藤  池田-久保-藤田-河村-古賀
 箱根予選からのスタートですが、持っているものはやっぱりとても高いですよね。むしろ上田世代が最終学年なので勝負の年にしたいくらい。エースは勿論ニャイロ選手。箱根は怪我の影響で不本意は走りになりましたが、長い距離に強く、全日本のタイムはとても良かったです。やっぱりしっかり予選を通過して、彼でトップに立てるようにしたいですよね。大事なのが新4年の世代、安定感が高い上田選手、距離が長いほどいい河村選手がいます。これに駅伝成績が中々伴わないですがポテンシャルが高い市谷・古賀選手あたりが主力となってくると一気に強力になってくるはずです。

 これに今期の飛躍が楽しみなのが新3年の永戸選手。3区で懸命に前を追う走りは良かったですし、その後のハーフで62分台と走力の高さを見せています。この世代は秋に記録を一気に伸ばした選手が多く、箱根出走の久保選手、片山・藤田・池田選手あたりも中堅選手として挙がってくることを期待したいところ。新2年はまだもう少しですが、首藤・井上・中村選手あたりが上級生たちについていけるか。選手層が厚いほうではないので、このあたり1年かけて強化していきたい。

 新入生は今回は即戦力はいないですかね。持ちタイムのいい黒木選手や駅伝でエース区間で揉まれている安藤選手あたりが2年生くらいにあがってくれればというところでしょうか。やはり基本的には上級生主体のチームになると思われます。力のある4年生と勢いのある3年生がいてチーム構成はとてもいい感じに見えます。秋になって大きな成果が出せる潜在能力はあるはずですね。

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2016年度卒業生&2017年度に向けて~駒澤大学





16箱根3位、16出雲5位、16全日本4位、17箱根9位
駒 澤 大 学
主な卒業生
中谷圭佑28分17秒56≪17:箱4区18位、16:箱3区2位、15:全1区4位、出3区1位、箱3区1位、14:全2区2位、出1区、箱4区1位、13:全5区1位、出2区2位≫⇒日清食品G
西山雄介28分58秒01≪17:箱1区6位、16:全2区7位、出1区9位、箱7区4位、15:全3区10位、出5区1位、箱7区2位、14:全6区1位、出2区、箱7区3位、13:全2区9位、出5区2位≫⇒トヨタ自動車
大塚祥平28分34秒31≪17:箱5区1位、16:全8区3位、出6区4位、箱5区4位、15:全8区3位、出6区4位、箱8区2位、14:箱8区6位≫⇒九電工
広瀬 匠half65分29秒≪17:箱8区10位≫
中村佳樹29分26秒17≪16:箱10区12位≫
浅石祐史30分17秒87≪16:出5区8位≫⇒ヤクルト
金尾圭祐5千14分10秒09
サンベルクス
 箱根駅伝での久しぶりの優勝を夢を見させてもらった世代ですね。1年時に中谷・西山選手はいきなり出雲と全日本の優勝メンバー、2年時も全日本優勝の連覇のメンバーとなってます。上級生に強力な選手がいたため、主要区間を走ることは少なかったですが、見事に貢献しています。ぐっと頭角を現したのは中谷選手、箱根では4区区間賞デビューを果たし、その翌年は今度は3区で区間賞。追い上げる展開でもガンガン突っ走って前を追い上げていきました。元々実力は高い選手でしたが、特に駅伝で強かったですね。3年時の出雲駅伝が印象深く、1区で中盤から抜け出し区間賞を獲得したのは本当に強いと思わせるレースでした。その後は丸亀ハーフで61分21秒を出し、世界ハーフ代表。4年になってから関東IC1万制覇、日本選手権1万出場など、日本代表を目指すレースを見せます。

 ただ。そのあたりから脚を痛めはじめ、夏にダウン。駅伝男がまさかの出雲と全日本欠場となります。懸命の調整で12月日体大記録会を経て、勝負をかけて準エース区間4区で出走、1㎞2分48秒と突っ込んで前を追います。しかし、中盤以降大きく失速し区間18位の無念の走り、序盤からいける体調で無かったようです。それでも元々のスタイルがそういう走り方。実業団で元気な姿を見たいですね。

 西山選手は三大駅伝全て出場と中々成し遂げられない勲章を手に入れましたね。高校駅伝1区区間賞の実績をひっさげ駒大に入部。1年時の上尾ハーフで62分台をマークし、潜在能力の高さを見せます。2年時には駒大得意の全日本6区区間賞、箱根も2年連続7区起用でタイムを伸ばして見せます。ただ、3年時以降は苦しむことも多かったです。悪くはないのですが、同期の中谷選手に差を付けられてしまいました。出雲こそ区間賞を取りましたが、全日本は失速します。このあたりはトラックもロードも取り込みが中途半端だったと本人が述懐しているところです。

 それでも4年生までに5千で日本選手権という目標を定め、トラックのベストを更新していきます。そして最後の駅伝シーズン、中谷選手の故障で、代わりに主要区間に抜擢されます。出雲1区はラストで失敗しますが、全日本は3位の順位をキープする走りをすると、最後の箱根は1区。トップと8秒差に留め粘りを見せます。納得の走りとはいかなかったですが、実業団で勢いを取り戻すきっかけを掴んでいればと思います。


 最終学年で花開いたのが大塚選手ですね。元々長いロードで素質があると言われていた選手で1年時の高島平20㎞60分台で走破すると、箱根8区のデビューとなります。前が見えない中、総合優勝を目指す難しい状況で区間7位とまとめると、2年時は故障もあった中再度8区を任され区間2位。遊行寺坂を力強く登る姿が印象的でした。このあたりから主力として力強さが出てきました。3年時は1万28分台を出し、他の駅伝にも出走、出雲6区は悔しい走りでしたが、全日本8区は58分台で走破、そして前回の遊行寺坂の走りが評価され5区山登り出走。完全に単独走の中80分台で走破します。

 迎えたラストシーズンは3年時の同じ区間、全日本8区の58分01秒はかなりハイレベルなタイムで箱根も期待が高まりました。迎えた5区、9位と苦しい状況で襷を受けると一つずつ順位を上げていきます。最初から体がうまく動かなかったそうですが、走力で押し切り4人抜き、区間賞で有終の美を飾ります。長い距離の強みを生かして、今後はマラソンがどうなるか注目の存在ですね。

 あとは大学駅伝1度ずつ出走した選手が3名。3年時の箱根に出走したのが中村選手。10区を任されて区間12位の成績です。その後上尾ハーフなどで長い距離で結果を残し、いざ箱根へ…と思われましたがまさかの16人メンバー漏れ。箱根で姿を見れないのは残念でしたが、先日愛媛マラソンで2時間18分台の記録を出していましたね。4年時出雲出走したのが浅石選手。スピードランナーで1500mや5千で記録を出しています。最後の箱根出走したのは広瀬選手、長い距離中心の強化でしたがそれでもハーフ65分台だったのでやや驚きの出走、シード権争いの渦中の8区で終盤にペースアップ。冷静な走りでシード権保持に一躍買いました。他、4年時にトラックなどで駅伝メンバー入りにアピールを続けていた金尾選手が実業団で競技を続けます。


新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
工藤有生④28分23秒85≪17:箱2区6位、16:全1区3位、出3区4位、箱2区4位、15:全2区2位、出3区4位、箱4区2位、14:全5区2位≫
下 史典③28分56秒24≪17:箱3区8位、16:全4区4位、出4区2位、15:全5区8位≫
高本真樹④29分11秒68≪16:出2区6位、箱4区9位、15:全7区9位≫
川戸拓海④29分14秒97
片西 景③29分30秒73≪17:箱9区4位、16:全6区6位≫
藤木悠太④29分33秒60
中西亮貴④29分34秒70
≪16:全5区8位≫
紺野凌矢④29分38秒62≪16:全3区12位≫
伊勢翔吾③29分57秒60≪17:箱7区12位、16:全7区6位≫
白頭徹也③29分59秒77
在校生1万上位10人平均12位29分24秒1

【その他、有力在校生】
佐々木聖和②30分11秒58
堀合大輔③half63分54秒≪17:箱10区6位≫
中村大聖②half64分07秒
山下一貴②half64分16秒

板橋賢吾④half65分16秒
物江雄利③5千14分03秒38≪17:箱6区18位≫
山口優希③5千14分13秒35

【新入生】
加藤 淳①13分59秒03≪17:都1区8位、16:高1区6位、国体5千7位、IH5千6位≫
吉村晃世①14分04秒79≪17:都5区16位、16:高3区15位≫
小島海斗①14分16秒83≪17:都5区35位、16:高3区7位、IH1500m14位≫
小原拓未①14分17秒83≪17:都5区10位、16:高1区13位、国体5千14位≫
伊東颯太①14分19秒48≪16:高1区11位≫
新入生5千上位5人平均3位14分11秒5

若林大輝①14分21秒43≪17:都4区10位、16:高2区5位≫
小林 歩①14分32秒21≪17:都1区7位、16:高3区16位≫
青山尚大①14分43秒34

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
加藤-工藤-高本-片西-紺野  物江-伊勢-伊東-下-堀合
 卒業生が強力だったため、元々耐える年度と言われていました。確かに1万平均タイムは12番、駒大は1万にあまり出走しないとはいえ例年に比べちょっと低いか。往路をやれるスピード持久力のある選手が少ないのが難点でしょうか。最も、核となる選手はいるのですよね。エースとなる工藤選手、3年生は不調と言われながら箱根はさすがの走りでした。同学年にライバルも出てきましたし、もう一度伸びるか。更に箱根で一番の収穫ともいえる片西選手が一気に面白い存在になってきましたね。丸亀ハーフ62分台となりほぼ核の一人と言っていいでしょう。エース力としては結構高そうだ。

 また、片西選手の3年生世代にはこれからという選手も結構いますね。下・伊勢・堀合選手が少しずつベストを更新してきていますし、1500mの物江選手もこれからでしょう。新入生はこれまた光りそうな選手がいて、まずはトラックも駅伝でも全国舞台で結果を残している加藤選手が即戦力になりそうな感じ。個人的には空く1区あたりになってほしい存在。また、1万29分半ばを持つ小原選手、スピードのある吉村・小島、駅伝で粘った伊東・小林選手、楽しみな世代になりそうです。

 課題となるのは新4年と新2年の世代。新2年は中村大・山下選手ら20㎞に対応している選手がいますが、工藤選手以外の4年生ですかね…。主力になりそうで足踏みしている高本選手、駅伝は全日本で一度経験している中西・紺野選手、トラックのスピードがある川戸・藤木選手、長い距離コツコツ結果を出している板橋選手。彼らが上がってくれば、エース頼みのチームから脱却、再び上位を目指していけるチームになるはずだ。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~創価大学






15箱根20位、16予選14位、16予選3位、17箱根12位
創 価 大 学
主な卒業生
セルナルド祐慈28分55秒57≪17:箱4区5位、16:予11位、15:予25位、箱5区20位、14:予71位≫
彦坂一成29分45秒68≪17:箱10区8位、16:予66位、15:予342位、箱9区19位、14:予85位、13:予256位≫
柴田拓人④30分19秒73≪15:予251位≫
山中福至④30分44秒48≪14:予218位≫
大村弘明④30分52秒49≪13:予311位≫

 初出場と躍進と、2度の箱根路を支えた世代です。何といっても駅伝ファンの中で有名になったのはセルナルド選手ですね。高校時代は5千15分30秒だったのですが、2年時の関東ICハーフで入賞していてびっくりした記憶があります。まだ箱根に出場を果たしていない中、面白い選手が出てきたと感じました。初出場はすぐ、セルナルド選手もチーム3番手で貢献しています。この時はセルナルド選手をはじめチームで常連校の壁に跳ね返されました。しかし、セルナルド選手はその後も堅実に成長を続けます。関東ICハーフで2年連続入賞を果たすと、予選はチーム全体が苦戦する中、ぐっとタイムを縮めます。

 そして最終学年で開花します。関東ICは5千・1万で勝負をかけ、見事にW入賞。全日本予選も通過が不可能となっても懸命に歯を食いしばって前を目指しました。その後、本人念願だった1万28分台も果たします。迎えた箱根予選、直前に故障がありながらも過去最高のタイムで駆け抜けてチームをけん引、2度目の箱根路に挑みます。箱根4区のあのシーンは大変有名になりましたが、それ以上に区間5位、チームを5位に引き上げ、創価大の躍進へ導いたことがとても大きいことです。現役からは退くそうですが、箱根ファンに語り継がれる存在になりました。

 もう一人2度箱根に出場したのが彦坂選手ですね。彦坂選手はこの世代唯一4年連続で予選に出場しています。1年生の時は壁に跳ね返されますが、2年生の時は予選85位に躍進、残り1㎞からのスパート作戦もドンピシャではまったのですよね。箱根では9区に抜擢、襷を受け懸命の走りを見せます。しかし、鶴見中継所の繰り上げスタートに間に合わず、悔しさを味わいます。その後一時成績が落ちたこともありますが4年生の秋に復活、予選やトラックで過去最高成績を残します。最後の箱根は10区、後輩たちが頑張り今回は繰り上げ回避、万感の思いでタスキを受け取ると、区間8位の力走で総合12位でゴール。11位が見えるところまで追い上げ、躍進を飾りました。

 あとは3選手、1度ずつ予選を走っている選手がいますね。1年生の時は大村選手が、2年生の時は山中選手が、3年生の時は柴田選手が走っています。偶然にも3選手ともチーム11番手でゴールしています。




新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
大山憲明④28分57秒62≪17:箱1区17位、16:予28位、15:予161位、箱4区10位、14:予80位≫
ムソニ ムイル②29分08秒82≪17:箱2区4位、16:予4位≫
蟹沢淳平④29分34秒72≪17:箱3区7位、16:予106位、15:予160位、箱3区19位、14:予73位≫
玉利健志④29分40秒34
三澤 匠④29分46秒21
≪17:箱9区14位、16:予77位、15:予109位≫
作田将希③29分49秒64≪17:箱6区19位、16:予109位≫
米満 怜②29分50秒01≪17:箱8区3位≫
棚橋建太③29分57秒49
古場京介③29分59秒44≪17:箱7区18位、16:予DNF、15:予157位≫
吉留一喬②30分00秒83≪16:予86位≫
在校生1万上位10人平均22位29分40秒5

【その他、有力在校生】
上田結也②30分05秒13
竹下和真②30分09秒06
二宗広大③30分10秒13
≪16:予108位、15:予168位≫
江藤光輝④30分14秒52≪17:箱5区16位、15:箱7区19位≫
姫宮大地④30分14秒24≪16:予125位、15:予221位≫
坂野和久③30分16秒13
築舘陽介②30分27秒87≪16:予88位、15:高6区9位≫

【新入生】
松本直樹①14分19秒14
福田悠一①14分33秒84≪17:都1区35位≫
平田晃司①14分35秒54
飯嶌友哉①14分41秒87≪16:高4区14位≫
桜木啓仁①14分43秒08≪16:高6区18位≫
新入生5千上位5人平均18位14分34秒6

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
大山-ムイル-蟹澤-三澤-築館  吉留-上田-棚橋-米満-古場
 本当、この1年でぐっとチーム力が上がりましたよね。箱根12位から卒業する4年生が実質2人ということで、現時点で結構いいチームのように見えます。まず注目は往路最初の3区間を担ったスピードのあるムイル・大山・蟹澤選手ですかね。ムイル選手は秋になってから箱根予選と本戦とぐっと安定感が増し、頼れる存在になってきた。大山・蟹澤選手はもう少しですが、今回の箱根の蟹澤選手の走りは良かった。こういうのが増えてくればいいですね。往路でやれるポテンシャルのある選手たちです。

 この他はトラックでは目立たないものの、長い距離で光る存在になる選手が複数いる。復路でいい走りをした三澤・米満選手は箱根予選でも力になりそうだ。また、箱根はうまくいかなかったが作田・古場選手はトラックのスピードがある。予選出走の二宗・姫宮選手も力あるし、江藤選手もこれから上り調子になるはずだ。新2年も面白い選手が複数おり、20㎞しっかり走れている吉留・上田選手に、今回は貧血に泣いた佐久長聖の山登り王・築館選手も次年度こそ出てきてほしい存在だ。

 新入生は持ちタイムでは松本選手は創価大の中でも高い方にはなりますかね。他にも福田選手ら全国の舞台の経験者がいます。創価大もここのところ自己ベストを出す選手が増えてきていますので、彼らも流れに乗ってくればいいですね。チームとしてはひとまず駒は揃っている。昨年果たせなかった全日本の出場、そして昨年に続く箱根予選上位通過とシード権を目標にできそうな感じがする。


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29.2.5-12の結果【浜名湖一周駅伝・かながわ駅伝・唐津10マイル・印西ハーフなど】








29.2.5 第41回中日浜名湖一周駅伝競走大会(http://www.geocities.jp/cr2nag/seibu/170205-1.htm)

1区(9.2㎞)
1位竹下 凱(帝京2)27分22秒
2位鈴木 忠(スズキ浜松AC)27分29秒
3位小澤洸太(トーエネック)27分30秒
4位佐藤諒太(帝京A3)27分30秒 5位廻谷 賢(日体B1)27分32秒
6位中川翔太(日体A1)27分33秒 8位松井駿佑(愛工大)28分10秒 9位清水鐘平(山学2)28分16秒
2区(12.4㎞)
1位濱川 駿(帝京2)37分07秒
2位キザエ マイケル(スズキ浜松AC)37分33秒
3位室伏穂高(日体A2)37分45秒
5位井田湧希(帝京A3)37分51秒 6位小縣佑哉(日体B1)37分53秒
7位宮地大輔(山学1)38分24秒 9位植松達也(愛工大)38分57秒
3区(9.2㎞)
1位中村泰之(スズキ浜松AC)27分17秒
2位須崎大輝(トーエネック)27分19秒
3位平田幸四郎(帝京A1)27分53秒
4位三原卓巳(日体A2)28分01秒 5位幸崎一聖(帝京2)28分11秒
6位白永智彦(日体B1)28分43秒 8位太田裕也(山学)29分21秒 8位平野恵大(皇學館A)29分21秒
4区(9.7㎞)
1位横山 諒(スズキ浜松AC)29分41秒
2位森田諒太(日体A1)29分56秒
3位吉田尭紀(帝京1)30分01秒
5位島貫温太(帝京1)30分04秒 7位好 貴久(日体B1)31分02秒
8位阿久津良太(山学2)31分12秒 9位山下大地(皇學館A)31分54秒
5区(11.0㎞)
1位岩佐壱誠(帝京1)32分56秒
2位高田翔二(スズキ浜松AC)33分00秒
3位湯田晟旭(トーエネック)33分45秒
4位志賀康太(日体A2)33分48秒 6位田村岳士(帝京A1)34分27秒
7位関川大悟(山学1)34分55秒 10位武藤光治(札幌学院)36分25秒
総合記録
1位スズキ浜松AC2:35:00
2位帝京大2:35:40
3位トーエネック2:36:22
4位日本体育大A2:37:03
5位帝京大2:37:42
6位日本体育大B2:40:21
 総合優勝はスズキ浜松ACがさすがに実業団の意地を見せましたね。鈴木忠選手の復調や横山選手の台頭がありました。学生は帝京大が大健闘、竹下・濱川選手と往路メンバーを並べた1区2区とトップを突っ走りました。アンカーの岩佐選手も良かったですね。他、日体大の廻谷・森田選手らの健闘がありました。

29.2.5 第67回大澤駅伝競走大会

1区(10㎞)
1位荒井七海(東海4)30分06秒 アキバプロジェクト
2位橋本 澪(東洋4)30分09秒 関東クラブ連合
3位才記壮人(筑波4)30分41秒
2区(3㎞)
1位山崎和麻(日大4)9分17秒 アキバプロジェクト
3区(8.1075㎞)
1位上村純也(山学4)24分37秒 アキバプロジェクト
5位勝谷徳仁(筑波4)25分14秒
4区(8.0875㎞)
1位石川颯真(日大4)23分58秒 アキバプロジェクト
6区(5.0㎞)
1位大野雄揮(S.C.R)15分07秒
10位桐原翔太(東海4)16分21秒 アキバプロジェクト
7区(5.0㎞)
1位滋野聖也(道都2)14分26秒 アキバプロジェクト
アキバプロジェクトで多くの4年生の出走があったようですね。石川選手はさすがですが、荒井・上村選手も良かったですね。


29.2.5 第84回 埼玉県駅伝競走大会(http://sairiku.net/xoops/newinfo/kekka/2017/H290205r.pdf)
1位日本薬科大、2位武蔵野学院大A、3位城西大(中舎優也③選手出走!)
 日本薬科大が優勝を飾りました。箱根初出場へ向け、勢いが増せば。常連校では城西大の中舎選手が1年近くぶりにレースに出場、記録はまだ思わしくありませんでしたが、これから一歩ずつあがってこれれば。





29.2.11? Husky Classic 3000m

1位Abdi Hassan8分00秒84
6位關 颯人(東海1)8分04秒65
9位阪口竜平(東海1)8分08秒07
 東海大の1年生の一部の選手が遠征、しかもこの時期に短い距離、とても珍しいことですね。このあたりは両角監督らしい強化の仕方かも。それにしても1500mが専門の阪口選手に、關選手が3千でも勝てるとは、凄いです。

29.2.12 第70回市町村対抗「かながわ駅伝」(http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/864010.pdf)

2区(9.7㎞)
1位小町昌矢(日体3)27分47秒
2位池田紀保(プレス工業)28分21秒
3位越川堅太(神大1)28分24秒
4位滋野聖也(道都2)28分40秒 5位石井秀昴(国士4)28分41秒
6位長谷川淳(専修大監督)28分44秒 7位川口賢人(日大3)29分03秒
8位福島研二(松蔭3)29分19秒 11位小坂太我(日大1)29分41秒
3区(8.2㎞)
1位三田眞司(国士3)25分30秒
6位安藤龍馬(防衛4)26分29秒 7位越智文弥(駿河4)26分41秒
5区(7.2㎞)
1位宮尾佳輔(専大3)22分05秒
3位星川賢二郎(国士3)22分50秒
6区(10.7㎞)
1位大川一成(神大3)33分36秒
2位原 由幸(道都3)33分44秒
2位苅田広野(拓大3)33分44秒
4位佐藤雄基(専大2)33分50秒 6位宮坂俊輔(専修大コーチ)34分20秒
8位稲毛暉斗(國學1)34分22秒 10位五十嵐大己(拓大2)34分34秒
13位辻田拓真(国士3)34分47秒 16位二井康介(中大1)35分21秒
7区(10㎞)
1位藤江千紘(国士2)29分59秒
2位小笠原柊(東海4)30分05秒
3位鈴木康太(中大1)30分32秒
4位加藤大地(農大2)30分41秒 5位濱野優太(専大4)30分53秒
6位大西 彰(国士1)31分02秒 7位岡田慶一朗(日大2)31分13秒
9位大塚達矢(日大2)31分19秒 11位中山 将(松蔭3)31分25秒 12位佐藤大悟(神大)31分28秒
 この大会、結構箱根駅伝に縁があるランナーが出場するのですよね。小町選手が2区で貫禄の区間賞。6区では大川選手が見事区間賞、続いた苅田選手に同タイムで道都大の原選手が同着する健闘を見せました。アンカーでは国士大の藤江選手が唯一の29分台区間賞。駅伝でいいところなかったので、こういうところでも結果が出たのは良かったです。
 また、専修大関連の方も多く出走、何と監督とコーチが出走し、6区では宮坂コーチと教え子の佐藤選手が並走する場面もあったとか。他、専大は5区で宮尾選手が会心の走りを見せています。


29.2.12 愛媛マラソン

1位川内優輝(埼玉県庁)2時間9分54秒
2位鈴木洋平(早大4)2時間14分56秒
3位中村佳樹(駒大4)2時間18分37秒
 地方のアップダウンもそれなりにあるマラソン、途中からは完全に単独走の中、川内選手が見事にサブテンを達成…。凄いですね…。粘りだけでなく、力強さも以前のように戻ってきているように思います。
 学生も健闘し、早大の4年鈴木選手がハーフまで川内選手と並走、30㎞以降足のマメが潰れてペースダウンしましたがそれでも2時間15分を切ったのはいいですね。暫くはマラソン封印、彼の場合はトラックの記録も楽しみですね。駒大で駅伝メンバーから外れていた中村選手もびっくりの好走です。


29.2.12 第1回印西スマイルマラソン(http://www.tecnoplan.co.jp/tecnet/result/search.php?id=848)

今年から始まった大会です。今回は強風のコンディションだったようです。
○順天堂大学
小林 聖②66分19秒
新 涼太③66分23秒 續木悠也②66分38秒 鈴木雄人①66分45秒
飯野汰一③66分49秒 甲斐大貴④66分53秒 福嶋優人③66分57秒

山田 航②67分20秒 森 優太①67分26秒 小林哲平①67分27秒

遠藤太貴③67分28秒 林遼哉①67分56秒 吉岡幸輝②68分00秒
香月翔太①68分08秒 金原弘直②68分09秒 花澤賢人③73分23秒
 今回は若手や主力入りを狙う選手が出走、小林選手が奮闘しましたね。金原・花澤選手はまた春に元気な姿をみたいところ。

○法政大学
1位矢嶋謙悟②65分07秒
3位鈴木亮平②65分10秒 狩野琢己②65分33秒 増田将也③65分34秒
増田蒼馬①65分46秒 松澤拓弥①65分56秒 坪井 慧①66分08秒
福田兼士②66分24秒 大畑和真②67分43秒
 法政大が65分台複数でましたね。箱根で当日変更になった矢嶋選手が優勝、秋に急浮上した鈴木・狩野選手もまずまず。強風でこれくらい出せるのなら、やっぱり法政大勢い付いていますね!

○山梨学院大学
比夫見将吾③67分16秒

○日本大学
金子智哉①65分48秒 沢登 豊②66分03秒 新関涼介③66分38秒
野田克哉②67分05秒 成田悠汰①67分37秒 石井健登③68分47秒 豊田昴暉③69分01秒
 日大の金子選手が大健闘と言えるタイムを出しましたね。持ちタイムが近い1年生が他にもいますが、まずはこれくらい安定して出せるようになっていきたい。

○専修大学
2位岩田拓海③65分10秒
伊藤健太③65分24秒 近藤 勇③68分13秒

 来季、主力の一人となる岩田選手がいい順位で入りましたね。伊藤選手もぐっと伸びたと思います。




29.2.12 唐津10マイルロードレース(https://runnet.jp/record/userRaceTopShowAction.do?raceId=137633)

1位鬼塚翔太(東海1)46分36秒
2位東 遊馬(九電工)46分39秒
3位山下 洸(NTN)46分43秒
------------------------
4位松尾淳之介(東海1)46分44秒
7位館澤亨次(東海1)47分04秒
11位平 和真(早大4)47分27秒
12位高田凜太郎(東海1)47分34秒
17位堀尾謙介(中大2)47分42秒
19位高園真徳(東海2)47分48秒
20位廻谷 賢(日体1)47分55秒
安井雄一(早大3)48分02秒 小松陽平(東海1)48分14秒

小縣佑哉(日体1)49分07秒 中川翔太(日体1)49分13秒 伊東航己(東海1)49分16秒
荒井七海(東海4)49分31秒 森田諒太(日体1)49分32秒 井上広之(山学1)49分32秒
川戸拓海(駒大3)49分32秒
 実業団ランナーが結構出場している中、東海大の1年生鬼塚選手が制しました。持ち前の爆発力を活きるようになってきていますね!今の東海の1年生の中では一番順調かも?東海大は他にも多く出場、松尾選手も力のあるところを見せましたし、舘澤選手も長い距離に対応しつつあり、高田選手も頑張りました。新戦力として高園選手にも注目か。
 他の大学では箱根以来となった平選手がまずまずか。堀尾選手も長い距離で少しずつ伸びるようになってきたように思います。

29.2.12 富士宮駅伝(http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/citizen/iiosmo0000002waw-att/iiosmo0000002wg0.pdf)

東農大が学年別でチームを組んでました。
なお、正式結果は1年生のチームのみのようです
1区(5.4㎞・上り101m)
1位板垣辰矢(三島走友会)17分14秒
鈴木開登②17分14秒
3位高田悠太①17分26秒
茂木洋晃③17分33秒
2区(4.9㎞・上り90m)
小山直城②15分34秒
高橋悠平③16分08秒
1位吉田蒼暉①16分30秒
3区(5.2㎞・上り179m)
田中健祐②18分37秒
1位高木才叶①18分38秒
山舘湧真③18分46秒
4区(6.8㎞・下り191m)
1位三須健之介(韮山高校)19分49秒
本和也③19分56秒
2位今井優作①19分59秒
永久隆史②20分09秒
5区(5.0㎞・下り78m)
高良綾太郎③14分50秒
鈴木広親②15分10秒
1位西野匠哉①15分36秒
6区(5.4㎞・下り101m)
関 樹道③15分47秒
1位川田裕也①16分11秒
安田圭吾②16分18秒
 オープンを含めると3年生・2年生・1年生の順番だったようですね。チームの主力といえる小山・高良選手はかなり突き放していてさすが、スピードランナーの関選手も良かったですね。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~大東文化大学








16箱根18位、16予選1位、16全日本15位、17箱根13位
大 東 文 化 大 学
主な卒業生
北村一摩28分58秒81≪16:予113位、箱10区19位、15:全2区17位、出1区14位、箱7区17位、14:全3区10位、13:全5区13位、予160位≫⇒DeNA・RC
下尾一真29分25秒23≪17:箱3区6位、16:全3区8位、予20位、箱3区15位、15:全3区16位≫
鈴木太基29分33秒54≪17;箱7区9位、16:全7区4位、予56位≫⇒ラフィネ
鴇沢駿介29分44秒70≪17:箱6区6位、16:予61位、箱6区8位、15:全5区9位≫⇒埼玉医科大学病院
中野 光29分58秒61≪15:全6区18位、出5区13位≫
石橋優哉29分28秒86
ひらまつ病院
 この世代で下級生の頃から目立っていたのは北村選手なんですよね。1年生の頃から全日本予選・箱根予選に出走、駅伝も走っています。駅伝は1年時の全日本がデビュー、箱根も2年時に7区で出走しシード権獲得のメンバーに。共に区間二桁でしたが、上級生での成長曲線が期待されました。3年生になりトラックの持ちタイムがチームトップレベルになり、いざ主要区間に臨みますが跳ね返されます。どうしてもロード、特に長い距離がうまくいきませんでした。最終学年では選手層が厚くなり残念ながら駅伝メンバーには入れませんでした。ただ、得意のトラックでは1万28分台とチームトップの記録をマーク、スピードでチームを引っ張り続けました。

 後の選手は3年生になってから一気に伸びてきましたね。先にデビューしたのは3障で頑張っていた中野選手。出雲と全日本の両駅伝に出走しています。結果は残せず、残念ながら大学駅伝はこれが最後になりましたが、3障はやりました。4年時の関東ICで8分50秒の好タイムで3位表彰台へ。得意分野で花開きました。

 3年時全日本で同時デビューとなったのは下尾・鴇沢選手。この時は1区が大きく出遅れた中のレースでしたが、鴇沢選手の好走が光りました。鴇沢選手は合計3回駅伝を走りますが全て区間一桁でチームに貢献、残りの2回は箱根の山下りの6区、特に最終学年は59分台を出すなど粘りを見せました。後半のペースアップは計算だったのでしょう。下尾選手は主力に上がるのでしょね。箱根3区で粘走を見せると、箱根予選で20位とチーム2番手に。全日本3区で前回より7つ区間順位をあげると、最後の箱根も2年連続3区で前回より9つ順位を上げる区間6位、大東大を一時シード権内に引き上げる力走を見せました。実業団に行かないのが惜しまれます。

 鈴木選手は4年生になって開花しましたね。それまではもう少しというところでメンバーを逃していましたが、全日本予選でチャンスをつかむと1組8位の好走、これでひとかわむけました。箱根予選のトップ通過のメンバーになると全日本で駅伝デビュー、7区4位の快心の走り、箱根も7区で区間一桁と粘りを見せました。その他、石橋選手が最終学年に伸びてきて1万29分28秒、箱根の16人のエントリーメンバーにも入り、チームを盛り立てました。


新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
前田将太④28分59秒86≪17:箱1区12位、15:出2区11位≫
原 法利④29分08秒16≪17:箱2区12位、16:全1区18位、予9位、箱9区10位、15:全1区27位、出3区9位、箱4区16位≫
齋藤 諒③29分09秒92≪16:予126位≫
川澄克弥②29分11秒21≪17:箱4区17位、16:全4区20位、予39位≫
奈良凌介②29分12秒01≪17:箱5区19位、16:全2区16位、予73位≫
谷川貴俊③29分20秒09≪17:箱9区6位、16:全8区11位、予32位≫
山本翔馬④29分29秒72≪17:箱10区16位、16:全6区14位、予55位、15:全8区17位≫
新井康平③29分33秒40≪16:全5区20位、予68位、箱1区19位≫
林 日高④29分36秒58≪17:箱8区8位、16:予70位、箱5区19位≫
中神文弘③29分40秒89≪16:箱4区19位≫
在校生1万上位10人平均10位29分20秒1

【その他、有力在校生】
渡辺拓巳③29分52秒68
牧田侑大④29分52秒89

大久保陸人③30分00秒09
奈須智晃③30分12秒05

須田博己④30分21秒58
山崎 光③30分34秒86

立石 悠③30分46秒07

【新入生】
藤岡謙蔵①14分39秒69
稻留涼斗①14分39秒95
≪16:高6区7位≫
吉井龍太郎①14分53秒44
松尾晃汰①14分57秒86
三ツ星 翔①14分58秒25

新入生5千上位5人平均28位14分49秒8

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
前田-原-川澄-谷川-奈良  斎藤-新井-中神-林-山本
 箱根は惜しいところでシード権を逃しましたが、メンバー自体はまだまだ多く残っているのですよね。1区2区で他校と戦った前田・原選手と長い距離でメキメキ力を付けてきている谷川選手がまずは主力、この3選手はしっかり戦えそうですよね。原選手はすでに20㎞59分台で走る力ありますし、谷川選手は安定、スピードランナーのイメージの前田選手も箱根でやりましたよね。また、記録が出やすかったとはいえ上尾で62分台、箱根も頑張った林選手も次年度さらに力強く走りそうだ。

 成長を期待したいのが、川澄・奈良の新2年生のコンビ。2人とも持ちタイムは主力選手とそん色はないのですが、駅伝で全日本・箱根どちらも結果を残せませんでした。彼らが逞しくなる事は大東大の復活シード権にはとても大事だ。他にも、1年時の箱根を走り、箱根予選も戦力になったがその後に調子を落とした新井選手、スピード魅力だがまだ駅伝未出場の斎藤選手、3度の駅伝全て区間二桁の山本選手、彼らがステップアップできるかどうかも戦力アップに不可欠だ。

 新入生の勧誘は今年はかなり苦戦してしまった。ただ、大東大は卒業生を見ても分かる通り、毎年確実にレベルアップしていく風土ができているので、いずれ戦力になる選手が何人か出てくるはず。チーム全体をみても、少し選手層が薄い感じですが、次年度の戦力アップ、新たな選手の台頭はあるはず。現時点では、全日本と箱根の予選通過は充分可能性は高いですが、更に上のステージを目指していきたい。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~帝京大学





16箱根10位、16出雲10位、16全日本10位、17箱根11位
帝 京 大 学
主な卒業生
内田直斗29分19秒48≪17:箱2区8位、16:全2区9位、出1区6位、箱7区9位、15:箱7区10位、14:出5区≫⇒日立物流
加藤勇也29分23秒84≪17:箱10区19位、16:箱5区10位、15:予43位≫⇒トヨタ紡織
宇佐美聖也29分36秒85≪17:箱8区11位、16:全5区6位、出4区8位≫
瀬戸口文弥29分39秒79≪16:箱4区13位、15:全6区15位、予77位≫
島口翔太郎29分45秒61≪16:全6区13位、箱10区10位、15:予87位≫

 帝京大は毎年4年生が往路であっと驚くような快走を見せています。今年は内田選手でしたね。2年生の夏を超えてから各大会で名前を見るようになり、2年時の箱根で初出走、既にシード権獲得が苦しい状況の中7区10位と流れに乗せる走りをしました。爆発したのが2か月後に行われた日本学生ハーフ、62分20秒の高レベルのタイムをマーク、全日予選最終組でも力走し、一気に主力となりました。ただ、好事魔多しとはこのことで夏に故障してしまいます。それでも何とか7区に間に合わせ区間9位の粘りの走り、シード権確保に貢献しました。

 最終学年は駅伝でエースの活躍、出雲で1区6位・全日本2区9位と結果を残します。帝京大は全体的に長い距離のほうが得意なチームだけあって序盤が鬼門だったのですが、他校のエースと対等に戦って見せました。そして最後の箱根が凄かった。後ろから留学生の選手やオリンピック選手が追い抜いていきますが、後半に巻き返して順位アップ。68分19秒の好記録を残しました。波に乗りつつある日立物流で更にパワーアップしていく姿を見たいですね。

 加藤選手は上級生になってから2度箱根路を走っています。2年時から1万29分台を記録すると3年時の箱根予選から主力の仲間入り、箱根5区一本に絞って調整をします。大会前1週間前に発熱をしてしまう不運がありながらも区間10位で登り切るガッツを見せます。ただ、最終学年はずっと調子が上がらず、出雲と全日本は不出場、箱根はアンカーを担います。11位でタスキを受けシード権を目指しますが、追いかけるには至りませんでした。いずれまたガッツある走りを取り戻してほしい。

 あとは一度箱根を走っているのが3選手いますね。最終学年で主力の仲間入りを果たしたのが宇佐美選手。出雲と全日本は繋ぎ区間で区間一桁の好走を受け、最初で最後の箱根は8区で登場。10位と際どい位置でもらいます。序盤は飛ばしますが、中盤からは苦しい走りに。ただ終盤に格上の選手に追いつかれてから粘ったのは4年生の意地だったか、懸命の力走でした。

 瀬戸口・島口選手は前回の箱根路を走り、シード権獲得のメンバーになっています。瀬戸口選手は4区で順位は落としたものの前と僅差で留めました。島口選手はアンカーを担当、10位でタスキを受け危なげない走りで逃げ切りました。その後は調子的にはもう少しの中、全日本も出走を果たしました。長いロードで安定感がありましたね。
 


新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
竹下 凱③29分10秒82≪17:箱1区7位、16:全1区12位、15:全3区12位≫
畔上和弥③29分26秒93≪17:箱4区7位、16:全4区9位、出3区11位、箱3区11位、15:全4区12位、予52位≫
岩佐壱誠②29分37秒84≪17:箱7区8位、16:全3区13位、出2区8位≫
新関友基③29分38秒44≪16:出5区10位≫
平田幸四郎②29分38秒68≪17:箱9区8位、16:全8区14位≫
渡辺貴裕④29分39秒42
田村岳士②29分42秒13
小手川智紀④29分53秒08
小林 誠③29分57秒78

井田湧希④30分03秒87
在校生1万上位10人平均21位29分40秒8

【その他、有力在校生】
幸崎一聖③30分02秒47
横井裕仁③30分13秒76≪17:箱6区9位≫
島貫温太②30分14秒31
吉田尭紀②30分17秒29

佐藤諒太④30分24秒22≪17:箱5区18位、16:全7区2位、出6区12位≫
濱川 駿③30分24秒28≪17:箱3区5位≫
吉野貴大②half64分07秒

【新入生】
小野寺悠①14分12秒47≪17:都5区5位≫
星  岳①14分23秒05≪17:都5区20位≫
谷村龍生①14分25秒78≪16:高1区42位≫
日野原智也①14分28秒35
吉田律哉①14分29秒48

新入生5千上位5人平均10位14分23秒8

鳥飼悠生①14分31秒56≪17:都1区14位、16:高4区5位≫
境 勇樹①14分31秒67≪16:高5区3位≫
福島健斗①14分37秒05≪16:高3区20位≫
増田 空①14分44秒08≪17:都5区38位、16:高3区25位≫

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
竹下-濱川-岩佐-畔上-横井  鳥飼-佐藤-小野寺-平田-吉野
 1万の持ちタイム平均は低いですが、これは昨年秋に積極的に記録を狙わなかった為。狙えば29分前半~いや28分台もいけるのではという選手が複数いるのですよね。まず中心になってくるのは新3年の世代でしょうか。全日本予選4組の快走から一気に株を上げた竹下選手、2年時に3連続主要区間を担い、2つずつ区間順位を上げてきた畔上選手、更に3区驚きのエントリーから区間5位の力走を見せた濱川選手はこれからの帝京大を担っていきそうですね。この学年は他にも山下りで踏ん張った横井選手やスピードランナーの新関選手もいますね。

 あと新2年生も面白いんですよね。復路で区間一桁の好走した選手が2名、出雲からフル活動の岩佐選手と東洋OB服部勇選手のように育ってほしいと9区起用された平田選手。もうすでに帝京大の主力選手といっていい彼らの飛躍に注目。他にも1万29分42秒の田村兵選手や島貫・吉田選手も成長株、更に同好会から一気に箱根メンバーに名を連ねた吉野選手も今後の秘密兵器となっていきそうな予感がします。育成型の帝京大にしては珍しく若手に勢いがあります。

 新入生も帝京大にしては例年以上にスカウト獲得に成功、都道府県5区5位とエース区間でいい走りをした小野寺選手が入部するのは嬉しいですね。早く帝京大学駅伝競走部の雰囲気に馴染めれば。他にも14分20秒台は星・谷村選手ら4人、更に5千は14分31秒ですが高校駅伝4区5位の力走を見せた鳥飼選手も注目の存在か。ルーキーもいいですよ。あとはこの戦力を率いていく新4年かなぁ…。この学年の選手からの台頭があればチームが締まるはず。全日本では7区2位の好走を見せた佐藤選手らがどうか。彼らが出てくれば、今年の箱根駅伝で目標だった5位、更に過去最高位の4位を狙えるチームになっていくはずだ。



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2016年度卒業生&2017年度に向けて~日本体育大学






16箱根7位、16出雲6位、16全日本13位、17箱根7位
日 本 体 育 大 学
主な卒業生
秋山清仁28分55秒61≪17:箱6区1位、16:箱6区1位、15:箱6区4位、14:出5区≫⇒愛知製鋼
小松巧弥28分56秒20≪17:箱1区13位、16:全2区6位、出1区1位、箱3区8位、15:全1区14位、予10位≫⇒NTT西日本
小野木俊29分01秒21≪17:箱10区2位、16:全8区15位、出6区6位、箱10区7位、15:全7区6位、予79位≫⇒セキノ興産
坂本 新29分27秒75≪14:箱4区10位≫
大手敬史29分30秒40≪15:箱7区16位≫
山本航平29分38秒13≪15:予102位、箱9区11位、14:全7区7位、箱7区13位≫⇒サンベルクス
高林拓哉29分40秒88

 本当にいろんなタイプの選手がいましたよね。その中で一番目立ったのは何といっても今年の箱根駅伝でMVPに輝いた秋山選手でしょう。2年生の秋から伸びてきて、初の出走はやはり箱根6区。いきなり59分台で区間4位の成績を残します。この年の日体大は苦しい戦いでしたがキラリ光る走りでした。そして一躍名を轟かせたのが翌年の箱根路。混戦の中、シード権からやや後方の位置でスタート。序盤からぐんぐん加速していくとあっと言う間に複数のチームをごぼう抜き、そしてタイムも58分09秒と旧6区の記録さえも上回る激走。下りオタクとは言われていたものの、ここまでとは本人もびっくりの走りだったそうです。

 最終学年の今期も山下りに専念、秋に1万やハーフで自己ベストを出して臨みます。位置は前回とほぼ同じ。多大なプレッシャーもあったか、序盤ややリズムに乗れずも途中で冷静に走りを修正、終盤に自分の記録を抜き去ると8秒上積みし58分01秒。2年連続区間新&おそらく過去最も早く6区を駆け抜けた男ということで金栗杯を受賞しました。なお、6区好走者はマラソンに適性があるジンクスがあります。ラストの平地でも颯爽に駆け抜けていた彼の今後が注目です。

 小松選手は日体大のスピードエースでしたね。もともと下級生のころから1500や5千でまずは台頭してきていました。全日本予選でも組トップがありました。3年になると長い距離も対応し、箱根予選個人10位で59分44秒のタイムで駆け抜けると箱根も3区8位とチームの流れを引き寄せる走りを披露します。そして持ち前のスピードが爆発したのが4年時出雲。比較的スローな展開からスパート合戦、その中残り数百mから一気に抜け出したのが小松選手でした。見事に区間賞を獲得し、駅伝ファンをあっと驚かせました。上尾ハーフで62分少しの成績を残し、箱根も期待が集まりました。ただ、故障の影響と中盤に引っ張った影響で区間13位となったのは惜しまれます。実業団で再びスピードを磨いてほしいですね。

 小野木選手は安定感が売りだった選手、少しずつ持ちタイムを伸ばしていくと3年時の全日本で駅伝デビュー、7区6位の成績でした。この時の日体大は予選明けで上位からは離される展開だったのですが、チーム唯一の区間一桁でした。箱根もアンカーを任され危なげなくシード権確保のゴールテープを切ります。生真面目な性格が認められ主将に任命されます。秋には出雲アンカーで他校のエースと対等に渡り合うと、以降もアンカーへ。全日本は失敗しますが、箱根はやってくれますた。シード権争い上で襷を受け取ると、区間賞争いをする(最終的に区間2位)走りでチームを7位に押し上げました。これからも堅実な走りを見せてくれそうな予感がします。

 坂本・山本選手は下級生のころ活躍しましたね。2人とも連覇がかかる中、上尾ハーフで長い距離に対応して見せ、箱根の4区7区とそれぞれ選ばれています。その後は山本選手は2年時に全日本と箱根と選ばれています。あとは激しい部内競争に敗れますが長い距離で安定した成績でいつでも臨戦態勢だったように私的には見えました。坂本選手は自己ベストからほど遠いタイムなど苦しみますが、最後まであきらめず記録会に出走していました。大手選手は2年時に秋山選手から襷を受けています。ただ、その時は流れを止めてしまいました。これが最初で最後の大学駅伝になってしまいますが、1500mで活路を見出し関東ICで決勝進出を果たしています。他、日体大は色んな選手が入部しますが、高林・千葉選手が1万29分台を記録しています。


新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
小町昌矢④28分48秒75≪17:箱2区18位、16:全7区1位、箱1区11位、15:全4区16位、予16位、箱5区19位、14:全2区16位、出3区≫
富安 央④28分49秒53≪17:箱4区10位、16:全1区13位、出3区8位、15:全2区11位、予84位、箱10区16位、14:全5区10位≫
吉田亮壱④28分52秒53≪17:箱3区4位、16:全4区14位、出5区4位、箱8区5位、15:全3区11位、予66位、箱8区17位、14:全3区15位、出2区≫
城越勇星④28分53秒09≪17:箱7区2位、16:箱4区8位≫
辻野恭哉④28分58秒25≪17:箱5区9位、16:全3区7位、15:全6区11位、予83位≫
中川翔太②28分59秒46≪17:箱8区12位≫
宮勇将③29分11秒16≪16:全5区19位、出2区5位≫
三原卓巳③29分13秒29
室伏穂高③29分14秒84
≪17:箱9区14位、16:全6区11位、出4区7位、箱5区17位、15:全5区11位、予76位≫
山口和也②29分23秒07
在校生1万上位10人平均3位29分02秒3

【その他、有力在校生】
林田元輝③29分34秒27
住田優範④29分45秒72
小縣佑哉②29分46秒24

馬場絢也④half63分58秒
徳田亮太④half64分07秒
重松尚志④half64分10秒
≪15:予115位≫
森崎拓海③half64分14秒

【新入生】
池田耀平①14分18秒23≪17:都1区10位、16:IH1500m5位・5千15位≫
岩室天輝①14分22秒48≪17:都1区20位、16:高3区11位≫
小松直生①14分28秒39≪16:IH1500m8位≫
亀田優太朗①14分42秒63
森下滉太①14分46秒00

新入生5千上位5人平均16位14分31秒5

【今から考える箱根駅伝オーダー】
中川-小町-吉田-富安-辻野  池田-宮崎-三原-城越-室伏
 3位候補と言われた今回の箱根路、2区終了時で出遅れましたが、7区で5位まで上がり3位が遠くに見えるかどうか…というところまで浮上しましたが、そのメンバーが7人残ります。うち往路2区~5区の4人が残り、1万の平均タイムも引き続き3位、上を目指せる態勢ではあります。ただ、6区で大エースの働きをした選手が抜けて、現時点ではエース不在というところか。往路が2年連続二けた順位ということで、現時点ではシード権争いより少し上というところではありますかね。

 主力メンバーは勿論、往路を走り新4年となる小町・吉田・富安・辻野主将、更に7区2位と健闘の城越選手が固めていくところでしょうか。それぞれ少しずつ駅伝成績が上向いてきていますし、最終学年での強さに期待したいところ、これに伸び盛りの新2年、中川・山口選手が長いロードでもしっかり走れるようになってくるとぐっと選手層が厚くなってきます。新3年はやや不調ながらも3つとも駅伝を走った室伏選手が中心か。宮崎・三原選手も面白しい存在になりつつありますかね。

 新入生はスカウトやや苦戦も池田・岩室選手が全国の駅伝の主要区間であともう少しと走りを見せた選手がやってきます。なんだか大学で伸びそうな気も?これに、4年間かけてじわじわ力を伸ばしている住田・馬場・徳田選手なども最後にメンバーに絡んでこれるか。1年かけて個々が強さを身に着ければ、2年連続で7位から大きくジャンプアップする、そんな機運は整ってきているように見えます。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~早稲田大学






16箱根4位、16出雲8位、16全日本2位、17箱根3位
早稲田大学
主な卒業生
平 和真28分46秒04≪17:箱3区2位、16:全2区2位、出1区13位、15:全2区6位、出4区3位、箱4区9位、14:箱4区2位、13:全3区7位≫⇒カネボウ
井戸浩貴28分54秒84≪17:箱7区3位、16:出6区10位、箱9区1位、15:全6区3位、出6区10位、箱3区8位、14:全6区3位、出5区、箱8区9位、13:全7区3位≫
武田凛太郎29分04秒20≪17:箱1区3位、16:全1区2位、出3区7位、箱3区5位、15:全4区2位、出1区6位、箱7区5位、14:箱3区5位、13:全5区4位、出4区5位≫⇒ヤクルト
鈴木洋平29分19秒76≪17:箱4区3位、16:全3区2位、出4区1位≫⇒愛三工業
佐藤 淳29分20秒04≪16:箱6区6位、15:全8区7位、出5区5位、14:全7区12位≫
箱田幸寛29分47秒65

 今年度の駅伝シーズンの躍進はこの学年なしでは語れません。主将の平選手は高校時代から5千13分55秒をマークした屈指のスピードランナーでした。勿論、期待受けました。1年時の箱根は4区2位とまずまずのデビューでしたが、その後は故障などもあって伸び悩みます。3年時の全日本で初の主要区間に抜擢されるも箱根前に軽い故障もあったもの、長い距離の不安からメンバーから外れてしまう。この経験が平選手に火をつける。春口に故障がありながらも関東ICで日本人トップの2位、その後5千ベストを13分38秒とスピードに磨きがかかるなど充実したトラックシーズンを送る。だが駅伝は初戦に落とし穴、1区の大役を任されるも緊張などもあり残り1㎞手前から急失速、それでも監督の言葉などで立ち直ると、全日本は早大を首位に導く快走を見せ、最後の箱根は追撃態勢を整えてくれました。今後も更に飛躍してほしいですね。

 一番駅伝の出場回数が多いのが武田選手ですね。1年時から三大駅伝フル出場し全て区間5位以内の安定した成績を残します。2年時も怪我がありながら箱根には間に合わせています。また、3年時の箱根・4年時の出雲など下位で襷をもらった際も大崩れすることなく、チームをリスタートさせています、爆発力はんまくとも安定感が魅力でした。4年になってからは日本IC1万日本人トップ、上尾ハーフ61分59秒で優勝など目立つ結果も残しました。最後の全日本・箱根は早大の鬼門と言われる1区で区間トップが見える位置でリレー。役目を果たしました。

 井戸選手は一般入試で入りました。ただ、中学トップレベルのセンスはさすがで1年時全日本デビューで7区3位、直後の上尾ハーフで62分台を残します。その後はやや伸び悩みもありましたが、関東ICハーフに強く3年・4年時と連続で表彰台に上ります。箱根では3年時に9区区間賞を獲得し名前を上げます。4年時は出雲不発・全日本欠場も調子を上げ、勝負をかけて7区に投入。トップのアクシデントもあいまって優勝に望みを繋げる力走を見せました。マラソン挑戦もありましたが、引退ということ。次のステージで頑張ってほしい。

 今年一気にブレイクしたのは鈴木選手ですね。というか鈴木選手が春に5千13分台のブレイクしていなければ、最終的に総合優勝を狙うチームにならなかったのでは…。手術で走れない日々が続き、体重増加してしまったこともありましたが、本人の努力と仲間の助けもあり、4年時出雲で駅伝デビュー。下位で襷をもらいながらもなんと区間記録デビュー。全日本ではトップを走るなど欠かせない存在になります。箱根はついに主要区間抜擢、やや硬さも見られましたが職務を全うしました。佐藤選手は3年時に一気に伸びてきて全日本アンカーの59分台の走りはファンを沸かせました。最大のハイライトとなったのは箱根。6区区間記録保持者が前日に怪我をして、急きょ6区出走。区間6位の走りでチームを救いました。他にも、最終学年で伸びた箱根・今井選手や、2度箱根エントリーに名前が入った柄本選手、1500mが得意な浅川選手などタレント豊かな世代でした。


新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
永山博基③28分25秒85≪17:箱2区10位、16:全4区1位、箱4区4位、15:全7区2位≫
光延 誠④29分03秒47≪17:箱9区7位、16:出5区5位、箱7区14位、15:全5区4位、14:全5区11位、出4区≫
藤原滋記④29分03秒96≪16:全6区3位、箱10区6位、15:全3区6位≫
安井雄一④29分07秒01≪17:箱5区4位、16:全8区5位、箱5区5位、15:箱8区7位≫
新迫志希②29分07秒06≪16:全5区2位、出2区12位≫
車田 颯③29分26秒69…関東IC1万9位
太田智樹②29分27秒92≪17:箱8区14位、16:全7区3位≫
小澤直人③29分40秒88
石田康幸④29分47秒94≪17:箱6区12位≫
清水歓太③29分49秒47≪17:箱10区9位≫
在校生1万上位10人平均6位29分18秒0

【その他、有力在校生】
真柄光佑②30分03秒99
遠藤宏夢②30分09秒63
西田 稜③30分13秒73
伊澤優人②30分17秒52

三上多聞②30分21秒
大木皓太③30分30秒12

河合祐哉④half64分53秒

【新入生】
宍倉健治①14分04秒54≪17:都4区4位≫
吉田 匠①14分17秒53≪16:高3区6位、IH3障3位≫
渕田拓臣①14分19秒37≪17:都4区17位≫
森田将平①14分40秒69
本郷 諒①14分49秒74

新入生5千上位5人平均12位14分26秒3

【今から考える箱根オーダー】
太田-永山-光延-安井-吉田  石田-新迫-宍倉-藤原-清水
 さて、往路を区間3位以内で走った4年生が抜け、やや戦力低下は否めないか。箱根出場校の中で部員の数が最少なのも影響しているかもしれない。最も、2区5区を走った永山・安井選手が健在だ。起点となる選手が既にいるのはチームとしてもまとまりやすいのではないか。スピードタイプとスタミナタイプでそれぞれ違いがあるのも面白いところだ。これに、少しずつ安定感が出てきた光延・藤原選手、駅伝デビューを果たした石田選手ら新4年がチームを固めていけるかどうかでしょうか。このあたり早大の次年度の成績の浮沈に大きくかかわりそうだ。

 他では新2年にいる駅伝経験者の太田・新迫選手が飛躍の年になるか。箱根では失敗した太田選手ですが1区に適性があると相楽監督が話しています。その力がつくかどうか。新迫選手もスピードは日本ICで見せたようにピカ一なものがあります。駅伝でも生かせるようになれれば。当初は新3年が不安でしたが、清水選手が台頭してきましたね。故障?の車田選手や伸び悩んでいる小澤選手あたりが伸びてくれば選手層が少しでも厚くなってくるはずだ。

 新入生は最初の推薦枠の5千の持ちタイムが例年より低いのが話題になったものの、吉田・渕田選手が大きく伸ばししてきた。しかも吉田選手は高校駅伝の主要区間での好走があり、ちょっと注目の存在になってきた。これに、早稲田実業から宍倉選手も来てくれ、少数精鋭ながら形になってきた。彼らも1年目から充分にチャンスがありそうだ。現時点ではやや耐える年度になりそうな感じだが、多くの選手に伸びる余地もありそうだ。


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2016年度卒業生&2017年度に向けて~*東洋大学





16箱根2位、16出雲9位、16全日本6位、17箱根2位
東 洋 大 学

主な卒業生
服部弾馬28分55秒31≪17:箱1区1位、16:全1区1位、出3区3位、箱3区3位、15:全2区1位、出3区2位、箱7区3位、14:全1区10位、出1区、箱7区1位、13:出2区6位≫⇒トーエネック
櫻岡 駿28分22秒97≪17:箱4区4位、16:全2区11位、出1区7位、箱7区2位、15:全4区5位、出6区5位、箱4区4位、14:全3区6位≫⇒NTN
口町 亮28分42秒36≪17:箱3区3位、16:箱6区4位、15:全3区1位、出4区1位、14:出2区≫⇒SUBARU
山本采矢29分10秒11≪16:出6区8位≫⇒愛三工業
橋本 澪29分06秒19≪17:箱5区12位≫⇒マツダ
牧浦聖士29分36秒30
成瀬雅俊29分37秒38

 一番注目が集まったのは、スピードランナーの服部選手。駅伝でも1年生の全日本以外はすべて出走を果たしています。1年時では箱根7区が素晴らしかったですね。2位との差をじわり広げる区間賞で総合優勝を置きく引き寄せています。その後は少し伸び悩みもありましたが、爆発したのが3年時の日本ICでした。5千で残り200mで留学生を置き去りにするスパート、目が醒める思いをしました。その直後の出雲と全日本の覚醒具合も凄かったです。4年生になって5千でリオ五輪を目指しました。その磨き上げたスピードで4年時の駅伝は1区で切り込み隊長を担います。見事、連続区間賞です。5千で世界で勝負する弾みになってればいいですね。

 次に注目が集まったのは櫻岡&口町選手のコンビですね。櫻岡選手は長いロードで出てきましたね。全日本でデビューした後、上尾ハーフで62分台を出して主力候補に名乗りを上げています。その後、3年全日本での力走が記憶に新しいです。クレバーな走りで首位を死守し、東洋の初制覇に貢献しています。4年時は1万でベスト後はもう少しという戦いが続きますが、4年の箱根では攻めの走りを見せるていました。口町選手は鮮烈デビューでしたね。3年出雲で初出走を果たすと区間賞デビュー、そして全日本で2位以下を引き離す力走、ついたあだ名は『口町ロケット』、他校の監督も恐れていました。勢いは止まらず関東IC5千で表彰台に立つなど大きく成長しました。日本ICで故障し秋シーズンを棒に振ったのは惜しまれますが、箱根では元気な姿を見せていました。

 あとは4年生でデビューした選手もいますね。山本采選手はやや驚きの出雲駅伝のアンカーでデビュー、この時はしっかりまとめられましたね。酒井監督から復路のエースになれ!と期待を受けますが、箱根一次エントリー翌日に無念の怪我となってしまいました。橋本選手はあともう少しという状況が続く中、4年時主将。出雲と全日本は敢えて出場せず、力を貯めました。6区山下りと言われていましたが、走ったのは5区山登り。往路4位の位置で復路に望みを繋げました。

 他は、上尾ハーフでタイムを伸ばして16人に入った牧浦選手や1年時に山登り旧5区で81分くらいでいけると言われた成瀬選手もよく名前を見ましたね。成瀬選手は一度はどこかで見たかったです。他にも1万ベスト29分台まで伸ばした山本信・山口・吉村選手ら、それから同世代には競歩リオ五輪20㎞7位入賞の松永選手がいたことも心にとめておきたいです。


新チーム戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
渡邉奏太②28分59秒77≪16:全5区7位、出4区12位≫
小早川健④29分08秒58≪17:箱10区10位、16:全7区10位≫
竹下和輝④29分10秒15≪17:箱8区4位、16:全6区10位≫
小笹 椋③29分12秒05≪17:箱7区7位、16:全4区9位、箱4区6位≫
山本修二③29分12秒72≪17:箱2区11位、16:全8区4位、箱8区9位≫
野村峻哉④29分16秒42≪17:箱9区1位、16:出5区9位、15:全6区2位、出5区3位≫
中村 駆②29分20秒87≪16:出2区9位≫
荒武星哉④29分25秒57
福井勇仁②29分43秒11
菅原勇聖③29分51秒38

在校生1万上位10人平均8位29分20秒0

【その他、有力在校生】
相澤 晃②half62分05秒≪16:全3区4位≫
堀 龍彦④half63分32秒≪17:箱6区13位、15:全7区1位≫
中尾聡志②half63分53秒
高森建吾④half64分06秒
田中 建③half64分40秒
山口健弘③30分09秒62
小室 翼②30分18秒46

【新入生】
西山和弥①13分54秒16≪17:都1区5位、16:高3区9位、IH5千10位≫
大森龍之介①13分54秒25≪17:都1区33位、16:高1区28位、国体5千11位、IH5千8位≫
飯島圭吾①14分06秒38≪17:都1区32位、16:高1区9位≫
浅井峻雅①14分14秒35≪17:都1区29位、16:高3区21位≫
吉川洋次①14分15秒73
新入生5千上位5人平均1位14分04秒9

大澤 駿①14分19秒26≪17:都4区35位≫
小田太賀①14分22秒99≪16:高3区27位≫
岡里彰大①14分28秒05≪17:都5区33位、16:高1区40位≫
田上 健①14分30秒37
田中龍誠①14分30秒42
≪17:都1区33位、16:高1区23位≫

【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
相澤-山本修-西山-野村-竹下  中村-渡邉-飯島-小笹-中尾
 箱根前からこの冬のシーズンはとても沢山の収穫が出ているのですよね。箱根で2区を任された山本修選手や9区区間賞の野村選手は来季の主力ですね。この他にもハーフ62分台となった竹下選手や箱根は出走できませんでしたがまだ1年生ながらこれまたハーフ62分台を2度出している相澤選手あたりは春からかなり楽しみな存在になってきていると思います。

 これに長い距離でいぶし銀の走りを見せてくれそうな小早川・高森選手や、大学駅伝3度出走の小笹選手もいますし、新チーム唯一の1万28分台の渡邉選手は昨日ハーフ63分強を出しています。スピードのある堀選手も長い距離にも対応してきています。他にもまだ実績は薄いですが、1万29分台の中村・荒武選手、ハーフ63分台の中尾選手もいますね。

 新入生は5千のタイム的には勝ち組、駅伝で主要区間を一桁順位でしっかり走っている西山選手、スピードのある大森選手、他の附属高校からチャレンジする飯島選手など面白いメンバーが揃っていますね。現状では打倒青学の一番手に挙がっても不思議ではないのでは…そのくらい選手がズラリと揃っているイメージです。充分、東洋大が再度優勝戦線に浮上してきても何ら不思議ではないと思います。



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29.2.5の結果【丸亀ハーフ・神奈川ハーフ・守谷ハーフ】






まだ途中ですが、分かった範囲で書きます。


29.2.5 丸亀ハーフ(http://gold.jaic.org/kagawa/2017/71kmih/kyougi.html)

1位カルム ホーキンス(イギリス)60分00秒※リオ五輪マラソン9位の選手
2位アツセド ツェガエ(エチオピア)60分58秒
3位ジョエル ムァゥラ(ケニア・倉敷高校)60分59秒
----------------------------------------

5位神野大地(コニカミノルタ)61分04秒
6位大迫 傑(オレゴンP)61分13秒
7位設楽悠太(Honda)61分19秒
 世界に日本人がどこまでかかわれるか、そして日本記録誕生なるかと注目が集まった男子。結果は10㎞杉から抜け出したイギリス人のホーキンス選手が60分ジャストと日本記録を上回るタイムで優勝、白人の選手でこれだけいける選手がどんどん出てきているんだなという実感、またジュニアでも60分台を出す黒人の高校生…世界は強いですねぇ。
 そんな中、日本人トップとなったのはコニカミノルタ神野大地選手、苦しそうな表情で何度か遅れそうになるもそのたびに大迫選手に追いつき、最後は突き放しました。やっぱり根性ありますね。本人は12月の福岡国際マラソンで2時間6分大デビューを狙っているそうですが、そのまま順調にいってほしいですね。大迫選手は今の状態ではまずまずなのかな、最後はピッチが遅くなったのはこれから次第かなと思います。設楽悠選手も復調してきて、今の楽しみな日本人ランナーはしっかり結果を出してくれたと思います。いずれも、今後はマラソンで…でしょうか??


○青山学院大学
田村和希③61分56秒(学生トップ)
梶谷瑠哉②66分52秒
 田村選手が見事に61分台を樹立しました。完全復活と言っていいですね。ただ、本人は神野選手の持つ青学記録に届かず悔しさもあったとか。またさらにパワーアップできればいいですね。梶谷選手は今回はうまくいきませんでした。

○東洋大学
相澤 晃①62分59秒

○早稲田大学
藤原滋記③65分15秒
 箱根に出場できなかった2人が出場、東洋の相澤選手は連続62分台と力がついていること示しました。今シーズンこそ暴れてほしいですね。藤原選手はまた立て直してほしいところです

○順天堂大学
塩尻和也②62分46秒
栃木 渡③64分05秒 橋本龍一①64分12秒 野田一輝①69分32秒
 塩尻選手はこちらでもレースに出場、高島平の20㎞換算を僅かに更新、さすがに安定感ありますね。他では箱根6区出走の1年生橋本選手が粘りの走りを見せました。

○中央学院大学
市山 翼②63分39秒 藤田大智①64分48秒

○日本体育大学
辻野恭哉③63分38秒 小町昌矢③64分58秒
 どちらもシード権を取るだろうと言われてとった両校、中学大は出走ならなかった市山選手が2大会連続で63分台をマーク、次は駅伝メンバーに入って活躍できるはず、日体大の山登り辻野選手も少しずつ力が伸びてきていると思います。

○駒澤大学
片西 景②62分31秒 西山雄介④62分37秒
 2人が出場しどちらも62分台ですね。特に片西選手の覚醒が凄いですね。来季の柱の一人といってもいいでしょう。

○東海大学
川端千都③62分23秒
國行麗生③62分39秒 春日千速③62分41秒 郡司陽大①63分48秒 河野遥伎①67分29秒
 川端選手が見事なレースを見せましたね。62分前半は力がついてきている証です。また國行・春日選手がいいレース、新4年生が新2年生の中に割って入ってくるようだと、東海大の箱根制覇が見えてきます。

○創価大学
大山憲明③67分40秒

○上武大学
太田黒卓②66分59秒
 箱根の往路出走者の2人、ただ、今回はタイムを伸ばせませんでした。

○國學院大學
内田健太③64分10秒 青木祐人①64分14秒 芹澤昭紀②65分21秒
 箱根7区出走者の内田選手がチームトップ、その後に大器と言われる青木選手が続いたのがほっとしましたね。箱根16人に入らなかったのですが、しっかり走れていたようです。

○山梨学院大学
永戸 聖②62分37秒 市谷龍太郎③64分27秒
 永戸選手が本当に強くなりましたね。これからの駅伝は主要区間でもいけそう、トラックも楽しみ。また、市谷選手が復帰しました。


○明治大学
三輪軌道①63分35秒 末次慶太③63分40秒 東島清純②64分52秒
 1年生の三輪選手が一つ成長を見せる63分半ばのタイム、これから率いていってくれそう。末次・東島選手も次は上回りたいですね。

○日本大学
川口賢人③66分46秒 村田誠児④68分41秒 石垣陽介①69分18秒
 今回はタイム伸びず。

○中央大学
竹内大地③63分51秒 中山 顕②64分12秒 舟津彰馬①66分13秒
 竹内選手がついに長い距離で結果を残しましたね。ついに本格化してくるか。あと、中山選手の伸びも秋以降継続していますね。いい調子です。


○城西大学
山本竜也③65分36秒 酒井雅喜③69分48秒

○東京農業大学
小山直城②63分17秒
 城西大は今回はうまくいかず。酒井選手も今回はスタミナ不足か。農大の小山選手はじわじわ強くなっていますが、ついに20㎞1㎞3分ペースとなりましたね!


○専修大学
矢澤明徳②64分52秒 宮尾佳輔③65分00秒 川平浩之②65分09秒
佐藤雄基②65分42秒 風岡永吉③67分15秒 藤井健吾②67分24秒

○亜細亜大学
加藤風磨③65分01秒 上土井雅大①66分16秒 古川 舜②67分59秒
 専修大は矢澤選手が新戦力として台頭してきましたね。宮尾・川平・佐藤選手らがもっといけるか。亜大は上土井選手が頑張ったのかなと思います。


○筑波大学
森田佳祐③64分49秒
河野 誉③65分39秒 吉成祐人(M1)65分47秒 川瀬宙夢②68分57秒
 スピードランナーの森田選手がハーフの距離でも結果を残しつつありますね。


○関東その他
根岸祐太(慶大2)65分56秒
阿部飛雄馬(東大1)69分57秒

○その他
大沼 優(広島経済)67分38秒
山本啓輔(広島経済)68分28秒
  慶大の根岸選手が2年生ながら65分台、これからが楽しみです!あとは中四国の学生が挑戦していましたが、やはり広島経済大が強かったです。





29.2.5 神奈川ハーフ

一般男子
1位

今回は風がなく、例年より高い62分台の決着となりました。
大学男子
○青山学院大学
3位森田歩希②62分46秒
4位橋詰太慧②62分56秒
6位一色恭志④62分58秒
7位近藤修一郎③62分59秒 中村祐紀③63分10秒 林 奎介②63分48秒
橋間貴弥②63分59秒 小野田勇次②64分01秒 富田浩之②64分03秒
石川優作③64分08秒 山田滉介②64分33秒 松田岳大②64分40秒
大越 望③65分24秒 小田俊平③65分28秒 植村拓未①65分44秒
中根滉稀①65分59秒 生方敦也①66分09秒 永井拓真①66分58秒
上村臣平①66分58秒 中村友哉①67分45秒 木村光佑②68分09秒
 東京マラソンを控える一色選手が1㎞3分ペースを刻んでほぼ予定通りさすが。中村選手もまとめましたね。さて誰が出てくるかと思っていましたが、森田選手はさすがで表彰台でしたね。長い距離はやはり強い。そのあとですね。橋詰選手と近藤選手が62分台をマーク、特に近藤選手はノーマークだったのでびっくりしました。昨日、青学の戦力分析に名前を載せていませんでした。これはもう誰が出てくるか分かりませんね~。

○東洋大学
1位竹下和輝③62分41秒
10位渡邉奏太①63分09秒 堀 龍彦③63分32秒 高森建吾③64分06秒
小笹 椋②64分31秒 田中 建②64分40秒 今西駿介①65分05秒
唐本直登③65分12秒 山口健弘②65分46秒 小柳 涼③65分50秒
中野創也①66分42秒 中村拳梧②66分55秒 土壁和希①67分53秒

○早稲田大学
清水歓太②64分41秒
 箱根8区出走の竹下選手が見事に優勝!これは凄いことです!堀選手もまずまず、高森選手もいよいよタイムを伸ばしてきて、新4年生の世代がついに覚醒してきています!また、箱根16人に入れなかった1年生の渡邉選手も63分少し…東洋大がここにきて一気に持ち直してきています!
 早大は清水選手が出場しましたが、今回はタイムを伸ばせませんでした。


○法政大学
5位佐藤敏也①62分56秒
青木涼真①64分12秒 強矢涼太①66分31秒
 今回一番驚いたのは法大の佐藤選手かもですね。6区で驚きの58分台を出したかと思うと平地ハーフでも62分台をマーク、一気に法大の主力級になったのでは?青木選手もまずまずのタイム、法大の勢いは続いています。

○駒澤大学
中村大聖①64分12秒
山下一貴①64分16秒 白頭徹也②64分31秒 原嶋 渓①64分46秒
中村大成①64分49秒 大坪桂一郎①67分18秒 佐々木聖和①68分06秒
 若手を中心に出した駒大、中村大選手はまずまず安定していますかね。山下・白頭選手もじわりとタイムを父目てきました。

○東海大学
9位湯澤 舜②63分07秒
中島怜利①63分12秒 羽田智哉①65分17秒 島田良吾③66分07秒
湊谷春紀②67分02秒 小野稔彦③67分18秒 廣瀬泰輔③67分27秒
関原稔記③67分50秒
 湯澤選手がチームトップの9位、箱根は惜しくも出走ならなかったですが、力のあるところを見せました。また、山下りの中島選手が平地でもしっかり走れました。主力の湊谷選手は春に間に合うでしょうか。

○創価大学
2位ムソニ ムイル①62分41秒
蟹沢淳平③63分44秒 上田結也①63分48秒 三澤 匠③64分03秒
米満 怜①64分16秒 古場京介②64分30秒 棚橋建太②65分00秒
松浦朋也③66分18秒 坂野和久②66分30秒 郷 龍輔②66分41秒
玉利健志③67分06秒 成澤拓也②68分01秒
 終盤に単独トップにたったムイル選手にまたも悲劇が。今度はコースを間違えたそうで、同タイムながら2位となってしまったようで…なんか悲運のイメージがついてしまいました(汗) それでもかなり安定してきたのはよかったですかね。他のランナーもしっかりタイムを縮めてきましたね。蟹澤・三澤・米満・古場選手はしっかり走りましたし、棚橋選手あたりが伸びてきました。チーム力ついてきましたね。


○國學院大學
小中駿祐②64分24秒

○山梨学院大学
8位古賀裕樹③63分02秒
久保和馬②63分48秒 片山優人②64分41秒 首藤貴樹①65分21秒
池田眞臣②67分06秒 中井直希③67分09秒
 国学院大は小中選手が粘走りですね。
 山学大は古賀選手は今回は非常に素晴らしい走り、怪我が多かったですが最終学年はチームを引っ張っていってくれるか?久保選手も成長株になりそう?片山・首藤選手あたりがもっと上がればチームの選手層が厚くなります。


○日本大学
小坂太我①65分23秒 伊藤直輝①67分30秒 大塚達矢②67分51秒

○国士舘大学
藤江千紘②64分02秒
本多将貴③66分39秒 加藤雄平①67分39秒
 日大は箱根8区で苦汁をなめた小坂選手が今回は粘ってくれました。こういう選手が少しずつでも出てほしい。国士大はこれまた箱根5区で大苦戦となった藤江選手がベストを出しました。

○中央大学
江連崇裕③65分40秒

○城西大学
服部潤哉②63分58秒
西嶋雄伸①64分29秒 中原佑仁①64分46秒 吉川幸紀①66分37秒 大石 巧②67分45秒
 中大は江連選手が出走。学生ハーフへどれくらいあげられるか。
 城西大は下級生の好走が今回もありましたね。服部選手の伸び率が高く63分台をマーク、西嶋選手もこれから本格化していってほしいですね。

○東京農業大学
高橋悠平③64分35秒
高良綾太郎③65分47秒 田中健祐②66分04秒 鈴木開登②66分34秒
朝比奈俊介③66分36秒 高田悠太①66分57秒

○専修大学
渡辺瑠偉④66分00秒 櫻木健次朗③66分40秒 末永晃大③67分12秒
 農大は高橋選手が収穫ですかね。高良・田中選手らこのくらいで粘れる選手が増えてくれば箱根復帰も見えてきます。専大はちょっと苦戦でした。

○亜細亜大学
市川 拓②66分18秒 河野辺祐貴③67分06秒 横田大地②67分45秒
 亜大は市川選手が何とか粘りましたかね

○関東その他
古林潤也(防大2)67分42秒 
宍戸公紀(松蔭2)68分29秒 和田海希(桜美3)68分38秒
笠井勇馬(桜美2)68分58秒 田村和也(東大3)69分26秒 長尾亮児(横国2)69分35秒
 防衛大の古林選手が少しずつ力を付けてきましたね。桜美林大は主力以外の選手が結果を残しました。

○その他
細澤幸輝(三重大)65分48秒
 全日本の東海学連選抜で4年連続出走した選手です。


28.2.5 第33回守谷ハーフ

○中央学院大学
1位海老澤太④64分39秒
2位有馬圭哉①65分27秒 釜谷直樹②65分37秒 須永康幸①65分46秒
石原圭祐①66分39秒 國澤昇平③67分08秒 五十嵐拓也②67分11秒
鈴木賢生③67分21秒 篠原大輝②67分40秒 篠原崇希②67分52秒 松村 真③68分30秒
 4年生の海老澤太選手が見事に優勝、長い距離での安定感はチームの中でもトップクラスでした。在校生は主力選手は少なかったですが、1年生の有馬・須永選手が次に繋がりそうでしょうか。

○日本体育大学
3位住田優範③65分34秒
江連 翼②67分02秒 石島一真③67分09秒 徳田亮太③67分20秒
 住田選手は箱根のエントリーに食い込んできた選手ですね。ラストイヤーに向けていい始動になったでしょうか。

○流通経済大学
磯谷 駆①65分52秒
藤崎真伍②67分03秒 谷野稜弥③67分25秒 稲富智希③67分56秒
 1年生の磯谷選手が65分後半を出したのは驚き、秋の暮から1年生にキラリ光る走りをする選手が多いですね。



このほか、駅伝などもありましたが、これは別記事に書きます。
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2016年度卒業生&2017年度に向けて~青山学院大学






16箱根1位、16出雲1位、16全日本1位、17箱根1位
青 山 学 院 大 学
主な卒業生
一色恭志28分23秒40≪17:箱2区3位、16:全8区2位、出6区2位、箱2区3位、15:全1区2位、出6区2位、箱2区3位、14:全1区6位、出3区、箱1区6位、13:全1区6位、出3区7位≫⇒GMO
秋山雄飛28分58秒93≪17:箱3区1位、16:箱3区1位、14:全3区6位≫⇒中国電力
安藤悠哉28分49秒73≪17:箱10区4位、16:全4区5位、出5区1位、15:箱10区2位≫
池田生成28分51秒31≪17:箱9区2位≫16&15関カレ2部ハーフ優勝
茂木亮太29分00秒67≪16:出4区2位、13:全5区12位≫⇒競技継続?
村井 駿29分48秒55≪15:箱6区2位、14:箱6区18位≫
田村健人29分11秒56

 この世代は2年生以上は全て箱根で優勝している世代なんですよね。中核となったのは勿論一色選手。1年の出雲からすべての大学駅伝で出走、ずっと主要区間での起用だったため区間賞こそ取れなかったものの、とても高い安定感を見せましたよね。箱根は2年時から2区を任され3年連続で67分台、他校のエース相手と堂々と渡り合ったり、先頭で受けてしっかり流れを作っていました。出雲や全日本もアンカーを担当、4年時の鮮やかな逆転劇は記憶に新しいです。トラックでもインカレで活躍、4年時に5千で優勝をしたり、日本選手権5千で入賞も果たしていています。マラソンもすでに2時間11分台のベストと、本当にいろんなレースで成績を残していました。これからはマラソンを中心に世界を狙っていく彼が羽ばたく姿を見たいですね。

 それから安藤&秋山選手も青学大の優勝に大きく貢献しましたよね。安藤選手は2年時の箱根初出場、起用にちょっと驚いたのですが、直前の練習で全く外さないということで、結構早い段階で10区内定だったとか。初優勝のゴールは感慨深いですよね。3年時は故障で16人漏れの苦難を味わいますが、主将の重圧に屈しず4年時に復活。出雲は優勝に大きなお膳立てをする走り、箱根は再びアンカーで再度優勝のゴールテープを切りました。秋山選手は3年時の箱根で急浮上、まさかの出走でまさかの区間賞で印象に残りましたね。練習で大きく外す事もあるのですが、箱根はやるんですよね。3年時は"隊長"、4年時は"湘南の神"として優勝に大きく貢献しました。

 池田選手は3年時の関東ICで衝撃デビューを果たしました。初優勝した直後、その時の16人のメンバーに入っていなかった選手が優勝を果たしました。暑さとアップダウンに強いとのことでしたが、それでもまさかだったとか。駅伝メンバーには中々入れませんでしたが、コツコツと長い距離と積んだことが最後に実りました。また、1500mが得意だった茂木選手も4年時に出雲優勝メンバーに入ったのですよね。4区を担い、トップとの差を大きく詰める優勝への足掛かりとなる走りをしています。

 他にもいるんですよね。留年してしまった村井選手は、初優勝時に6区区間2位、その前年は区間18位とブレーキになった自身に対してもリベンジを果たしました。今年は控えが濃厚だった中、役目を全うしました。あとは田村選手は秋以降勢いを維持できていれば面白い存在でした。一般入試から箱根を夢見た小野塚選手、箱根5区候補に挙がったこともある内田・鈴木選手も記憶に残っています。やっぱり優勝校、全体的にレベルが高いです。


来季の戦力

【新4年生以下1万ベスト10】
田村和希④28分18秒31≪17:箱7区11位、16:全2区1位、出2区1位、箱4区1位、15:全3区2位、箱4区1位≫
鈴木塁人②28分31秒66≪16:出1区5位≫
下田裕太④28分33秒77≪17:箱8区1位、16:全1区8位、出3区4位、箱8区1位、15:全5区1位、出4区6位≫
中村祐紀④28分34秒67≪16:全7区5位、箱9区7位、15:出2区4位≫
梶谷瑠哉③28分52秒94≪17:箱1区4位≫
貞永隆佑④29分02秒52≪17:箱5区8位≫
富田浩之③29分11秒75
林 奎介③29分15秒58

山田滉介③29分22秒53
生方敦也②29分26秒81

在校生1万上位10人平均1位28分55秒0

【その他、有力在校生】
橋間貴弥③29分31秒10
吉永竜聖④29分39秒51
≪16:全3区5位≫
橋詰太慧③29分43秒36
吉田祐也②29分44秒58
森田歩希③29分58秒37
≪17:箱4区2位、16:全6区1位≫
小野田勇次③29分59秒31≪17:箱6区2位、16:全5区1位、箱6区2位≫
小田俊平④30分14秒89

【新入生】
吉田圭太①13分50秒67≪17:都1区6位、16:高1区19位、国体5千2位、IH5千14位≫
神林勇太①13分59秒14≪17:都1区30位、16:高4区2位、国体5千6位、IH5千4位≫
岩見秀哉①14分06秒39≪17:都4区8位≫
市川唯人①14分16秒44≪17:都5区16位、16:高3区11位≫
長嶺龍之介①14分21秒21≪16:高2区8位≫
新入生5千上位5人平均2位14分06秒7

鶴貝彪雅①14分21秒29≪17:都5区32位≫
大藏洋人①14分31秒32≪16:高7区1位≫
松葉慶太①14分33秒72
森川弘康①14分34秒63
≪17:都4区2位≫
新号健志①14分36秒15

【今から考える箱根駅伝区間オーダー予想】
田村-鈴木-梶谷-下田-貞永  小野田-林-山田-森田-富田
 これまでの率いた大エースがいなくなるので、ぶっちぎるのはちょっと苦労するかもですが、それでも1万の平均は1位(しかも一部主力で記録を持っていない選手もいる)、新入生の5千平均は2位…優勝候補筆頭に君臨し続ける事は間違いなさそうです。中心になるのは田村・下田選手の4年生コンビでしょう。爆発力の田村選手と長い距離安定の下田選手は頼もしいです。まずこの2人が主要区間に入ることでしょう。

 選手層も厚く同じ4年で駅伝経験のある中村・貞永選手に吉永主将は勿論ですが、3年生以下にもいい選手は多いですね。長い距離を自分のペースで走れる森田選手や山下りで素晴らしい走りを見せる小野田選手、怪我で箱根は走れませんでしたが高いポテンシャルを持つ鈴木選手がいます。富田・林・山田選手ら少しずつ記録を伸ばしている選手もいます。

 新入生も吉田・神林選手と5千13分台2人入りますね。2人とも全国区の活躍がありますね。他にも岩見・市川選手は繋ぎ区間ですが区間上位で走った選手もいます。ただ、このくらいの実績があっても、青学ですぐ即戦力になれるかというとそうではなく、激しい部内競争の中になるでしょう。それくらい次年度の青学大も戦力があると思います。出雲と全日本は他にスピードのあるチームがいるのでわかりませんが、箱根はいけるか。なお、箱根は3連覇したチームは全て4連覇しているという青学には有難いデータはありますが、今の勢いのままに走っていきたいところです。


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29.1.29までの結果【奥むさし駅伝・とちぎ路駅伝・群馬県100㎞駅伝など】





29.1.29 第65回勝田全国マラソン
1位甲斐大貴(順大4)2時間22分09秒
2位井上直紀(東京陸協)2時間23分13秒
3位岩佐快斗(中大1)2時間25分17秒
5位柏木亮太(中大2)2時間27分18秒

 順大の甲斐大選手が優勝を果たしました!箱根は走れなかったですが、実業団で頑張ってほしいですね。他、中大の選手も複数エントリーして何人か出走していました。

29.1.29 第15回奥むさし駅伝競走大会(http://www.city.hanno.saitama.jp/emergencyinfo/0000000034.html)

1区6区は上位8人、他は上位3人、と学生
1区(9.3㎞)
1位平賀喜裕(駿河A4)29分05秒
2位タイタス ワンブア(武蔵A1)29分06秒
3位松田朋之(高田自衛隊)29分27秒
4位濱登貴也(東国A3)29分35秒
5位宇田朋史(拓大4)29分51秒※埼玉県4年生選抜
6位柱 欽也(警視庁)29分53秒 7位平塚祐三(新電元)30分00秒 8位松枝啓太(コモディイイダA)30分09秒
10位田島 光(関学A2)30分13秒 12位浦馬場裕也(東国B2)30分15秒 13位岩永 令(武蔵B2)30分18秒
16位茂川聖真(中大A2)30分23秒
2区(5.4㎞)
1位越智文弥(駿河A4)16分26秒
2位伊藤達彦(東国A1)16分28秒 3位槻澤 翔(警視庁)16分39秒 5位相沢悠斗(東国1)16分44秒
7位上土井雅大(亜大B1)16分55秒 8位神崎 裕(中大2)16分56秒 8位藤井亮矢(武蔵1)16分56秒
3区(4.3㎞)
1位鈴木正樹(東国A1)13分01秒
2位五郎谷俊(コモディイイダA)13分06秒
3位福谷 駿(駿河B1)13分08秒 4位苗村隆広(中大A2)13分09秒 4位米 奎亮(関学A3)13分09秒
6位江連崇裕(中大B3)13分13秒 8位古川 舜(亜大B2)13分15秒
4区(4.5㎞)
1位河野 歩(東国A2)13分03秒
2位小根山泰正(警視庁)13分19秒
3位親崎達朗(駿河A3)13分20秒 4位堤 完一(東国B2)13分21秒 5位内宮寛文(駿河B2)13分22秒
6位田巻直也(亜大B2)13分26秒 7位岸 俊樹(中大A1)13分28秒 8位佐藤貴洋(武蔵A2)13分29秒
5区(5.2㎞)
1位真船恭輔(東国A1)14分52秒
2位石原 洸(新電元)15分06秒
3位中山 顕(中大A2)15分07秒 6位柿田直輝(関学A3)15分16秒 7位伊藤千裕(東国B1)15分19秒
9位宮岡盛治(明学4)15分20秒※埼玉県4年生選抜
10位安部智輝(武蔵B2)15分24秒
6区(9.3㎞)
1位佐藤達也(警視庁)27分28秒
2位鈴木博斗(東国A3)27分51秒
3位鴇沢駿介(大東4)28分08秒※埼玉県4年生選抜
4位森田諒太(日体1)28分20秒 5位平田和也(長野市)28分26秒 6位鈴木康太(中大A1)28分36秒
7位渡辺晋也(コモディイイダA)28分46秒 8位土田 純(コモディイイダB)28分47秒 9位市川 拓(亜大B2)28分49秒
10位小野雄大(武蔵B2)28分52秒 11位中村南斗(東国B2)28分53秒 11位安達 駿(関学A1)28分53秒
13位矢野裕之(関学B3)28分54秒
総合結果
1位東京国際大A1:54:50
2位警視庁1:55:42
3位駿河台大学A1:56:46
4位中央大学A1:57:39
5位コモディイイダA1:58:00
6位東京国際大B1:58:07
7位関東学院大A1:58:24
8位コモディイイダB1:58:26

 総合としては東京国際大が優勝をしましたね。3区鈴木選手から中盤の区間で抜け出して他チームを引き離したいいレースだったと思います。まずは新チームの主力が走れたのではないでしょうか。また、序盤トップを走った駿河台が3位に入ったのも収穫でしょう。1区平賀選手が武蔵の学院大のワンブア選手に競り勝ったのも凄いですが、駿河台もう一人の4年生越智選手がトップを疾走したのは今の3年生に以下にはいい指針になったのではないでしょうか。比較敵若いチームが頑張りました。また、埼玉県の大学生が組んだ学生チームも面白かったですね。
 実業団は前年優勝の警視庁が2位。佐藤選手の勢いが凄いですね。何か一皮むけたような感じがします。また1区高田自衛隊の松田選手あたり初めて名前を聞きました。

29.1.29 第58回栃木県郡市町対抗駅伝競走大会 夢ふる とちぎ路駅伝(http://www.shimotsuke.co.jp/sports/gunshi-ekiden2017)

2区(5.76㎞)
1位大森龍之介(佐野日大)16分40秒→東洋へ
2位溜池勇太(日薬1)16分50秒
3位小林淳輝(上武3)16分55秒
4位菊地聡之(城西4)17分06秒 6位田中 匠(麗澤2)17分19秒 7位大塚瑞季(帝京2)17分24秒
3区(8.13㎞)
1位安藤健太(東海4)23分22秒
2位佐藤玲偉(日大2)24分03秒
5区(10.42㎞)
1位石川颯真(日大4)31分07秒
2位栃木 渡(順大3)31分21秒
3位郡司陽大(東海1)31分35秒
4位上村純也(山学4)32分08秒 5位櫻岡 駿(東洋4)32分13秒 6位町井宏行(日大3)32分35秒
6区(10.42㎞)
1位横手 健(富士通)31分08秒
2位熊耳智貴(國學3)32分26秒
3位塩川香弥(上武3)32分34秒
4位生澤祐樹(法大4)32分35秒 6位金子智哉(日大1)32分41秒 7位廻谷 賢(日体1)32分57秒
8区(8.13㎞)
1位的場亮太(小森コーポ)24分22秒
2位吉川洋次(那須拓陽)24分41秒→東洋大へ
3位宮崎佑喜(佐野日大)25分06秒→日大へ
4位沢登 豊(日大2)25分19秒 6位阿部泰久(法大2)25分38秒 7位篠原崇希(中学2)25分40秒
9区(5.76㎞)
1位松村直哉(那須拓陽)17分45秒→国士舘
2位町井孝行(日大3)17分53秒

 このとちぎ路駅伝は結構有名選手でるのですよね。最長距離の5区6区にエースが終結。5区では日大石川選手が区間新で締めました。栃木・郡司選手は力のあるところを見せましたし、上村選手も元気な姿があったので良かったです。6区は横手選手が力が抜けていましたね。
 高校生では東洋大に進学する大森・吉川選手が区間上位で走っていました。東洋大は来季も楽しみです。


29.1.29 第66回群馬県100km駅伝競走大会(http://gold.jaic.org/jaic/member/gunma/menu/results/r_17/r170129/kyougi.html)

2区(12㎞)
1位吉田憲正(SUBARU)37分11秒
2位清水歓太(早大2)38分25秒
4位関 稜汰(上武2)39分10秒
3区(11.8㎞)
1位小山 司(SUBARU)37分39秒
2位阿久津圭司(SUBARU)38分31秒
3位橋立 旋(上武1)38分54秒
4位小林 聖(順大2)39分17秒
6区(11.1㎞)
1位塩尻和也(順大2)31分01秒
2位西山和弥(東農大二)31分13秒→東洋大
8区(13.3㎞)
1位橋本 澪(東洋4)40分54秒
2位牧 良輔(SUBARU)41分16秒
3位山崎敦史(SUBARU)41分46秒
4位戸部凌佑(拓大2)41分55秒
6位佐藤史弥(上武4)42分44秒
10区(7.9㎞)
1位千明龍之佑(農大二)21分35秒
10位田中佑弥(上武2)24分14秒
11区(5.3㎞)
1位強矢涼太(法大1)14分57秒
2位岡山 翼(上武1)15分09秒

 実業団のSUBARU勢はさすがに強いですね。吉田・小山選手が断トツで区間賞を獲得しています。その中で東洋・橋本選手が最長区間で区間賞を獲得したのは凄いと思いました。また、順大塩尻選手も比較的短い距離で出走、区間賞はさすがです。また、ここでも東洋大に進学する西山選手が健闘しました。

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第93回箱根駅伝を振り返る~10区編






アンカーは主将・『サンキュー大作戦』完結へ/幻の区間賞を狙う男VS高校のタイム最下位の男
10区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位

蒲田5.9㎞

参考:83回松瀬(順大)17分27秒

1位安藤(青学)17分40秒①
17位小早川(東洋)18分16秒②7:06
11位清水(早大)18分06秒③7:53
2位作田(順大)17分53秒④9:26
16位中神(神大)18分12秒④9:26
4位村上(中学)17分58秒⑥11:53
9位東福(法大)18分01秒⑥11:53
11位堀合(駒大)18分06秒⑧12:09
5位林(東海)18分00秒⑨12:32
10位小野木(日体)18分03秒⑨12:32
19位加藤(帝京)18分33秒⑪13:50
15位彦坂(創価)18分10秒⑫16:11[12]16:11
13位山本(大東)18分07秒⑬17:55[12]16:11
18位赤崎(拓大)18分17秒⑭19:25[14]19:25
20位鈴木(國學)18分36秒⑰22:32[14]19:25
13位佐藤(上武)18分07秒⑮19:48[16]19:48
OP照井(学連)17分39秒(20)28:01[17]19:59
3位坂口(明大)17分55秒⑱23:41[18]20:15
5位熊代(山学)18分00秒⑯21:55[19]20:20
5位山崎(日大)18分00秒⑲24:56[19]20:20
5位渡部(国士)18分00秒⑳43:21[19]20:20
 2年前初優勝のゴールテープを切ったのが安藤選手。その安藤選手が主将となって10区に帰ってきた。元々長い距離を淡々と走るのが得意ということなので10区のコースや気象条件からすると打ってつけだ。やはり一番早いタイムでラップを刻んでいく。

 ところが実は一番早いのは連合照井選手で、繰り上げスタートの中から一人でポーンと抜け出した形になっている。幻の区間新記録を狙ってはいたそうで、この時点で安藤選手を1秒上回っている。それにつられてか、元々実力のある明大・坂口選手や、他山学・熊代、日大・山崎、国士・渡部選手らみんな早い入りになっている。このあたりも最後の区間で何とか一矢報いたいところだがどうだろう。

 シード権争いに関しては、9位-11位争いに限ると、距離が近かった東海・林選手と日体・小野木選手が並走しており、ここまでは普通のタイムだ。追い上げたい帝京・加藤選手はこの6㎞弱で30秒差を広げられてしまった。何が何でも前半からいかなければならない状況でタイム差が開いてしまい、調子があまり上がっていないのではとこの時点で思われた。

新八ツ山橋13.3㎞-蒲田5.9㎞=7.4㎞

参考:83回松瀬(順大)22分22秒(13.5㎞-6.0㎞?)

4位安藤(青学)23分06秒①
9位小早川(東洋)23分18秒②7:18
10位清水(早大)23分21秒③8:08
3位作田(順大)22分56秒④9:16
13位中神(神大)23分32秒⑤9:52
5位村上(中学)23分08秒⑥11:55
5位東福(法大)23分08秒⑥11:55

1位林(東海)22分54秒⑧12:20
1位小野木(日体)22分54秒⑧12:20

8位堀合(駒大)23分17秒⑧12:20
19位加藤(帝京)24分03秒⑪14:47
11位彦坂(創価)23分29秒⑫16:34
14位山本(大東)23分37秒⑬18:26[13]16:42
OP照井(学連)22分38秒(20)27:33[14]19:31
7位赤崎(拓大)23分12秒⑭19:31[14]19:31
11位佐藤(上武)23分29秒⑮20:11[16]20:11
20位鈴木(國學)24分08秒⑰23:34[17]20:27
15位熊代(山学)23分51秒⑯22:40[18]21:05
15位山崎(日大)23分51秒⑲25:41[18]21:05
15位渡部(国士)23分51秒⑳44:06[18]21:05

18位坂口(明大)23分56秒⑱24:31[18]21:05
 この定点間の照井選手の走りが素晴らしいですね。この定点間の区間トップの選手とは16秒差、通算で区間トップの安藤選手のペースが落ち着いたため、29秒の差をつけて断トツのトップのタイムで通過している。見た目でも上武・佐藤選手や國學・鈴木選手をあっと言う間に交わしていき、食らいついた拓大・赤崎選手がこの定点間は早めのタイムとなっている。このままいけるのが俄然注目となってきた。

 記録が付く中での区間トップは林選手と小野木選手の並走になっている。ここはさすが主将同士の競り合いだ。前悪いペースで走っているわけではない駒大・堀合選手が追いつかれこの時点で3人の並走になっている。駒大ファンとしてはややヒヤヒヤだったが、前の中学・村上、法大・東福選手もいいペースで刻んでいるのもあったようだ。11位帝京・加藤選手は険しい表情でペースをあげることはできず、この時点で2分27秒差となりほぼ万事休すといった形になった。

 そのほか、上位の争いとしては、ややスローな入りとなった2位東洋・小早川選手に、3位早大・清水選手が11㎞過ぎに40秒差まで迫ったとアナウンスがあったがそのあたりからやや疲れが出てきたようで、再び差が広がり始めている。むしろ、後ろの5位でスタートした順大・作田選手が神大・中神選手を交わしていき4位浮上。区間上位をキープしており前を追いかけているようだ。



田町16.5㎞-新八ツ山橋13.3㎞=3.2㎞

参考:83回松瀬(順大)9分18秒(16.6㎞-13.5㎞)

8位安藤(青学)9分52秒①
9位小早川(東洋)9分54秒②7:20
11位清水(早大)10分03秒③8:19
4位作田(順大)9分45秒④9:09
12位中神(神大)10分05秒⑤10:05
3位村上(中学)9分42秒⑥11:45
7位東福(法大)9分50秒⑦11:53
1位林(東海)9分37秒⑧12:05
1位小野木(日体)9分37秒⑧12:05

5位堀合(駒大)9分48秒⑩12:16
20位加藤(帝京)10分27秒⑪15:22

6位彦坂(創価)9分49秒⑫16:31
18位山本(大東)10分18秒⑬18:52[13]17:08
OP照井(学連)9分40秒(20)27:21[14]19:19
13位赤崎(拓大)10分06秒⑭19:45[15]19:45
10位佐藤(上武)9分57秒⑮20:16[16]20:16
19位鈴木(國學)10分23秒⑰24:05[17]20:58
14位坂口(明大)10分17秒⑱24:56[18]21:30
14位熊代(山学)10分17秒⑯23:05[18]21:30
14位山崎(日大)10分17秒⑲26:06[18]21:30
14位渡部(国士)10分17秒⑳44:31[18]21:30
 この定点間は3㎞弱ですが、毎年八ツ山橋を境に大きくペース変動があるところだ。6位以下の争いでは大きな変動があったようで、まず村上選手が東福選手を突き放して単独6位へ浮上。全日本のアンカーで59分台を出せる選手なのでやはり力は上々だ。8位争いはこの間もトップの林・小野木が頑張っていて、堀合選手を突き放し始めている。

 後ろの方では創価・彦坂選手が調子よく、一旦追いついてきた大東・山本選手を突き放した。創価大は本当に8区から踏ん張っている。復路追い上げてきた大東大はここはちょっと息切れとなってしまったか。その後ろにポジションをあげてきた照井が区間トップとなった林選手と38秒差に。ただ、さすがに定点間トップではなくなり、さらに中位の争いの激しさからすると、ここからは逃げ切れるかどうかとなってきそうだ。


御成門18.1㎞-田町16.5㎞=1.6km

参考:83回松瀬(順大)5分02秒(18.1㎞-16.6㎞)

12位安藤(青学)5分20秒①
6位小早川(東洋)5分18秒②7:18
14位清水(早大)5分23秒③8:22
2位作田(順大)5分10秒④8:59
16位中神(神大)5分27秒⑤10:12
3位村上(中学)5分12秒⑥11:37
1位小野木(日体)5分00秒⑦11:45
3位東福(法大)5分12秒⑦11:45
5位林(東海)5分18秒⑨12:03
11位堀合(駒大)5分19秒⑩12:15
20位加藤(帝京)5分32秒⑪15:34
6位彦坂(創価)5分18秒⑫16:29
19位山本(大東)5分31秒⑬19:03[13]17:19
OP照井(学連)5分16秒(20)27:17[14]19:15
15位赤崎(拓大)5分24秒⑭19:49[15]19:49
12位佐藤(上武)5分20秒⑮20:16[16]20:16
17位鈴木(國學)5分29秒⑰24:14[17]21:07
6位坂口(明大)5分18秒⑱24:54[18]21:28
6位山崎(日大)5分18秒⑲26:04[18]21:28
6位渡部(国士)5分18秒⑳44:29[18]21:28

17位熊代(山学)5分29秒⑯23:14[21]21:39
 短い距離で秒差ですが、青学・安藤選手がここで12番だったのはちょっと意外。ある程度安全に走っていたのもあるのか、それともレース後に足を引きずっていたのも少し影響するのかちょっと気になったところだ。このあたりは序盤抑えた小早川選手が元気だった。なお、2位と3位の争いよりも3位と4位の争いが面白くなってきて、37秒差ということでいつの間にか詰まってきている。

 なお、この定点間は小野木選手が断トツで早く、林選手を一気に突き放し、ハイペースを維持している東福選手を捉え、村上選手も視界に入ってきている。前回も経験して、持ちタイムもぐっと縮めた。調子自体は上がり切っていないということでしたが、さすがの走りだ。

 他、この間は、一斉スタート組付近で動きがあり、坂口・山崎・渡部選手がまずまずのペース。ずっとタイムが伸びきらない國學・鈴木選手が視界に入ってきた。また、その集団をずっと引っ張ってきた山学・熊代選手が息切れしたか、見た目最下位ということになってしまった。



馬場先門20.1km-御成門18.1㎞=2.0km

参考:83回松瀬(順大)6分17秒(20.1㎞-18.1㎞=2.0㎞)

6位安藤(青学)6分19秒①
8位小早川(東洋)6分21秒②7:20
9位清水(早大)6分22秒③8:25
3位作田(順大)6分15秒④8:55
17位中神(神大)6分31秒⑤10:24
5位村上(中学)6分18秒⑥11:36
1位小野木(日体)6分12秒⑦11:38
1位東福(法大)6分12秒⑧11:48

4位堀合(駒大)6分16秒⑨12:12
16位林(東海)6分31秒⑩12:15
18位加藤(帝京)6分36秒⑪15:51
7位彦坂(創価)6分20秒⑫16:30
18位山本(大東)6分36秒⑬19:20[13]17:36
OP照井(学連)6分22秒(20)27:20[14]19:18
10位赤崎(拓大)6分23秒⑭19:53[15]19:53
14位佐藤(上武)6分27秒⑮20:24[16]20:24
15位鈴木(國學)6分29秒⑰24:24[17]21:17
11位坂口(明大)6分24秒⑱24:59[18]21:33
11位山崎(日大)6分24秒⑲26:09[18]21:33
11位渡部(国士)6分24秒⑳44:34[18]21:33
20位熊代(山学)6分51秒⑯23:46[21]22:11
 まず最初にこの定点間で、あわや人身事故が起きそうだった事を記載したい。馬場先門の数百メートル手前にある日比谷通りだ。ここは手動により選手の通過時に交通を遮断するのですが、神大の中神選手が通過する際、うまく情報が伝わらず、車が横断している最中に中神選手が入って行ってしまったのだ。慌てて警備員が止めに入るが、一台のワゴン車が制止を振り切り突入、中神選手の眼前に…。直前で中神選手が気づいて急ブレーキをかけたために事なきを得たが、本当にヒヤリとする場面だった。何とか二度と起こらないように対策をしてほしいところだ。

 走りとしては、この定点間でも小野木選手がトップ。そしてもう一人、法大・東福選手もこの間はトップタイの走り。全日本予選あたりから顔を見始めた2年生だったが、ここまで長距離適正が高かったとは。4年ぶりのシード権まであともう少しだ。また、9位は駒大・堀合選手が再び浮上、林選手がやや苦しくなって引き離され始めている。

 区間賞争いはこの時点で小野木選手が浮上、区間2位の作田選手とは13秒差へ。また、照井選手もこのあたりにきてさすがに区間真ん中あたりのペースとなり始めて、幻の区間賞へ貯金は11秒となった。


大手町23.0km-馬場先門20.1km=2.9km

参考:83回松瀬(順大)8分32秒

7位安藤(青学)9分24秒①
8位小早川(東洋)9分25秒②7:21

3位清水(早大)9分15秒③8:16
1位作田(順大)9分01秒④8:32
17位中神(神大)9分49秒⑤10:49
2位村上(中学)9分03秒⑥11:15
3位小野木(日体)9分15秒⑦11:29

9位東福(法大)9分32秒⑧11:46
3位堀合(駒大)9分15秒⑨12:03
19位林(東海)9分59秒⑩12:50
16位加藤(帝京)9分47秒⑪16:14
6位彦坂(創価)9分21秒⑫16:27
13位山本(大東)9分39秒⑬19:35[13]17:51
OP照井(学連)9分23秒(20)27:19[14]19:17
14位赤崎(拓大)9分43秒⑭20:12[15]20:12
11位佐藤(上武)9分35秒⑮20:35[16]20:35
11位鈴木(國學)9分35秒⑯24:35[17]21:28
9位坂口(明大)9分32秒⑱25:07[18]21:41
14位山崎(日大)9分43秒⑲26:28[19]21:52
18位渡部(国士)9分58秒⑳45:08[20]22:07
20位熊代(山学)10分45秒⑰25:07[21]23:32
 200㎞超えの箱根駅伝がついに最終局面を迎えた。青学・安藤選手がしっかりとトップを守り、大手町のゴールテープを切った。史上初の3冠&3連覇の同時達成となり、本当に青山学院大は箱根駅伝史上に残る一時代を築きあげましたね。原晋という男の起用、そして最初の数年間結果が伴わなかったところで契約を切らなかったこと、夫人の協力がありました。強化の最中にスカウトの工夫・練習の在り方など様々な創意工夫がなされました。その間、様々な人との出会いや助けがあったと思います。多くの人たちに感謝の気持ちを込めた『サンキュー大作戦』大成功となった。

 2位には往路復路とも安定した戦いを見せた東洋大、アンカー小早川選手がフィニッシュ。さすがに箱根に合わせてくる力は健在でした。不安要素と言われた現3年生にも収穫があり、来季に向けても明るい材料が揃ってきた。3位はラストの切り替えで後ろの猛追を交わし、早大・清水選手がゴール。終盤で3位に落ちたのは勿体なかったですが、戦前の打倒青学の対抗馬ということでは最後まで抵抗したと思います。調整不足という意見もありますが、青学も結構ギリギリの危ないところでしたし、全体的なチーム力が及ばなかったというところだと思います。久々にトップ3に入れたことが良かったのだと思います。

 その直後にやってきのが順大・作田選手。ラスト3㎞の切り替えで一気に前を追い上げて、あともう少しでトップ3に入れる位置だった。自身も一気に巻き返して区間賞へ。作田選手はおそらく今回の箱根エントリー選手の中では高校の持ちタイムが最も遅かったランナー。これだけ結果を出したのは本当に驚異的なこと。順大の復活に花を添えた。次、5位でゴールした神大も大躍進だ。実はメンバー的にはギリギリでアンカーの中神選手は故障を抱えたまま出走だったとか。その中でまとめきった。12年ぶりのシード権とは思えないくらい、しっかりとした継走だった。

 6位から10位の争いはいつの間にか5位をかなり追い上げていた。26秒後にやってきたのは中学大の主将・村上選手。暑さに強く、トラックのスピードもある。先ほど背後に迫った日体大を突き放す形でゴール。こちらは見事チーム史上初の3年連続のシード権獲得となった。長い時間をかけて戦力を整えてきた。7位日体大も結果的には順当だった。トラックの速さは身につけてきた、今後は個々の強さを求めていくことだったが、小野木主将の走りはチームの指針になるような気がする。8位はこれはシード校の中では一番予想されていなかっただろう法政大が見事にゴール。4年前は往路の躍進から逃げ切った感じだったが、今年は1区からシード権争いをして見事勝ち切った形、東福選手の力強い走りから来年度も楽しみなチームになりそうな予感が漂っている。

 9位と10位は優勝~3位争いとも目されていたチームとなった。駒大・堀合選手が何とか一桁順位を確保する9位、2区間ブレーキがあり、シード権争い上の勝負となったが、さすがに復路のメンバーも意地を見せた形だ。ゴール後の笑顔はなかったのがとても印象的、来季復活への道はあるのか。対照的に安堵の笑顔を見せたのはまさかの往路15位から何とか追い上げた東海大。状態が上がり切っていなかったという林主将が最後はやや危ない感じのラップの落ち方となった。箱根の難しさを痛感する形となった。少し青学・原監督やマスコミの発言に躍らせれてしまったかもしれない。様々に考えられることはある、次回躍進といきたい。

 最終的には差が開いたが、順位的に惜しいところに帝京大と創価大が11位と12位に入った。帝京大は非常に惜しいところ、無念のシード落ちとなった。ただ、個々を見ていると往路の躍進や下級生の収穫があり、上位進出の夢は次回へ続きそうだ。創価大も力は出し尽くしたのではと思う。彦坂選手の後半粘りもあり、出場2回目で12位は最近の初出場校の中では最上位だ。これから定着していくか、次がまた勝負となりそうだ。続いて見た目13番の大東大が総合でも13位へ。予選トップ通過の片りんは一応見せられただろうか。厚い選手層を次こそ適材適所で配置していきたい。

 そのあとだ。注目の照井選手が懸命に走ってやってきた。終盤はさすがに苦しくなったが、区間賞狙いに気持ちを切り替えて、最後まで粘り通して、区間賞の作田選手を2秒上回るタイムで走破。一躍時の人となった。連合チーム自体は、複数区間で失速してしまい勝負はできなかったが、上級生の活躍も複数あったのは良かったのかなと思う。

 そのあとは、唯一の1年生アンカーでまとめる走りをした拓大・赤崎選手、常に区間中位を維持していた上武・佐藤選手が入った。拓大としては課題は克服したものの今回も惜しいところでシード権から離されてしまった。チーム力、あともう少しというところなのだろう。上武大は往路一桁であったり、今回は区間最下位付近の数も少なかったり、調整面などでワンランクあげられたような気がします。9年連続出場しながらシード権獲得できないのは記録物らしいが、いずれ狙えるようになりたい。少し間があいて國學・鈴木選手が、後ろの集団から何とか逃げ切ってゴール。最後意地を見せたことにより、総合順位も16位にひきあがった。全日本出場もできたし、次回また一つ上のレベルにあがりたい。

 そのあとは20㎞以降にばらけた3人明大・坂口、日大・山崎、国士・渡部選手が連続でやってきた。坂口選手は多血症と戦いながら今持てる力は出せたでしょうか。明大自体は故障者などの影響で適材適所組めず、浮上のきっかけは掴めなかった。来季しっかり巻き返しとしたい。予選最下位通過の日大は最初の2区間が不発ながら6区まで踏ん張ったと言える。毎年課題となる選手層の厚さを少しでも埋めていきたいところだ。国士大は一旦予選15位に落ちたところから、全員で結束して箱根に戻れたというところ、戦う集団に1年かけてしていきたいところだ。

 そして、誰が予想しただろう。出雲2位・全日本3位の山学大がその後方、アンカー・熊代選手が重い足取りでしんがりで戻ってきた。年末に入り、インフルエンザが蔓延したらしく、複数の主力選手が感染してしまった。何とか選んだ10人で精一杯の走りを貫いた結果だ。反省できるところは反省して、また這い上がっていく、来季はそういう展開していきたいところだ。

 次年度は青学中心ではあるけれど、絶対的エースは卒業するのでもう少し接戦になるか、ここ最近とは違うチームが上位候補にあがっていきそうな、そんな気配がある。それぞれの戦いはもう始まっている。



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