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【東京経済&武蔵野学院大更新!】非強化&強化下位校の箱根予選応援企画【2013年度】

 
 
 
◇◆非強化最上位VS強化下位校◆◇
強化チームで前回の予選下位順、いけるとこまで
 
立教大学
昨年の31位から大きくジャンプアップが期待できそうな程戦力があがってきている
1万31分台が8人いる 主力は関カレハーフに出場して1万31分10条前後の黒崎・高木剛選手
特に高木選手は4年生で昨年の予選では失速してしまったのでリベンジに期待 他の陣容は、
3障が得意で昨年予選トップの柳原選手や、着々と力をつけてきた佐々木・小野寺・高木勇選手
そして大学から陸上を始めた内田選手など多種多様 5千14分台を引っ提げて入部した
大西選手がメンバーに入れるか際どくなっている どのくらい強化チームに近づけるか注目だ
 
 
筑波大学
筑波大と言えばまず出てくるのは2年生の津田選手でしょう 関東ICで入賞、そして日本ICでは
表彰台の真ん中に立った 一気に注目の存在になった 最も20㎞の箱根予選では上級生も
負けていない 30分54秒を出した尾崎選手を初め、紺野・根本・嶋津選手ら31分そこそこの
走力を持っている選手が多い また同じ2年では5千15分台から14分37まで伸ばした西浦選手も
忘れてはならない 高校時代に14分台を出した新入生の勝谷・田内選手らも刺激になっていそうだ
非強化の中では頭一つ抜けており、昨年よりパワーアップ 更に上位に食い込むことはできるか
 
 
東京情報大学
強化を開始し始めて3年間 前回予選に登場して29位にランクイン ロードレースでは現3年の
上原選手が活躍し、1万トラックでは国吉選手が31分20秒のタイムをマークしていた ただ、
今季はこの2人の名前を中々見ない その為か前半戦は中々自己ベストの声が聞かれなかった
その中で昨年予選2番手の山中選手や中盤だった岡田・岡崎選手が上位に名前を見る
卒業生もまだ1人しかいないし、しっかり調整して順位を押し上げていきたい所だろう
 

駿河台大学
徳本一善氏を監督に迎え、リスタートして以降、着々と力をつけてきている 今年は
昨年箱根予選トップだった3年生の今井選手が1万30分05秒を出すと、夏を超えて
2年生の松枝選手と1年生の平賀選手が5千14分30秒前半、1万も30分代を安定して
出している 1年生は越智・山重選手もそれぞれタイムを伸ばしつつある また昨年3番手
の折橋選手もベストを更新 持ちタイムが良い寺嶋・立成選手らの復帰が待たれる
発展途上のチームは昨年から25分以上短縮し10時間30分を狙う 浮上を期待したい
 
 
東京経済大学 
先日の記録会では5千で自己ベストラッシュに 特に成原・五十嵐選手が14分20秒台を
マーク 成原選手は1500でインカレに出ているし、五十嵐選手は昨年選抜に食い込んだ
いわば顔である また今年とんとん拍子で記録を伸ばした吉村選手、1万30分台を元々
持っていた井上選手や、下級生時にタイムを出した八島選手が復活 いろんな選手が
ベストを出していてチーム状況は良好に見える 他、昨年の予選でチーム上位だった
橋本・吉崎選手らも気になる所 4年生が少ない今年どこまでやれるか注目だ
 
 
武蔵野学院大学
春先は目立っていたのは2人 4年生の佐藤選手と1年生の細田選手だ 佐藤選手は
関カレ5千2部に出場している選手だ 細田選手は5千15分30秒程だったのがいきなり
14分44秒まで縮めて周囲を驚かせていた ただ夏を超えたら他の選手も上がり始めた
昨年3番手の山本選手が大幅自己ベスト、2番手だった紺野選手もまずまず 2人は
昨年150位前後につけていた また下級生で小柳・林選手が細田選手の1万ベストに
追いつくなどの台頭があった 年々タイムは縮めてはいる 今年もじわり詰め寄るか
 
 
今後の予定 
9/28-29 日体大記録会
9/28 十日町長距離カーニバル
9/29 東日本実業団長距離記録会

 
10/5-6 国士舘大記録会
10/6 一関ハーフ

10/12 世田谷記録会、順大記録会
10/13 出雲駅伝&記録会

 
10/19 箱根駅伝予選会
10/19 順大長距離記録会、早大記録会?
10/20 高島平20㎞、
 
 
今年も行います。
 

非強化校&強化チーム下位校の箱根予選を応援しよう!の企画です

 昨年は「選抜廃止反対へ ささやかな抵抗企画」でしたが、まさかの選抜廃止回避となりました。
 ただ、今回の90回大会で選抜は組まれない、というのは覆せませんでした。今大会はどんなに頑張ってもチャンスはありません、4年生は今後一切ありません。ですので、今回も精一杯応援しようではないか!
ということです
 

今回は独断でカテゴリー別に分けました(少々強引に)。
明日から1校ずつ始めていきます
 
 
文字数オーバーしましたので復活出場決定・躍進候補・総合力を上げて・期待の下級生・今年から強化開始・出場まであと少しは、こちらに移動しました
 

 
 

 
◇◆4年生エースに注目◆◇
4年生に強い選手がいるチーム 選抜もないのでスポットを
東京理科大学
昨年、選抜に選ばれた清水友博選手は覚えている人も多いだろう 1年時の予選に188位、
そして3年時に159位に食い込み、一次エントリーに名を連ねている ただ、試合出場は
その年の学連記録会が最後 今年はまだ試合出場がなく、復活が待たれる
今年一番対抗戦等で成績を残しているのは予選未出走の2年島田選手 +αだ
昨年2番手の丸山選手、3番~5番で新4年の大和久・本田・花新発選手ら調子をあげたい
※島田選手が30秒以上更新し、15分07秒ベスト!
 
 
首都大学東京
昨年の予選は大学記録だったが、出走選手にエースの服部選手の姿はなかった
5千14分56秒、1万31分11秒と抜けている存在だが、故障により欠場を余儀なくされたのだ
その後も故障との戦い 学生ハーフで関カレ2部ハーフの標準突破も、これも故障欠場
ただ、最近の記録会で5千15分そこそこのタイムをマーク 最後の予選に備えている
他、宮田・中村・湊・園川選手らPBに沸いて、充実している今、更なる大学記録更新を狙う
 

学習院大学
4年生の人見選手は5千14分42秒のベストを持ち入部 中々更新まではいかないが
昨年は何度も14分台を記録 関カレハーフにも2年連続出場 最後にもう一段アップなるか
なお4年は長谷野・青木選手が15分20秒前後のPB 4年かけて少しずつ記録を伸ばしている
元気なのが2年生で昨年に笹原選手が15分05秒、杉原選手が15分11秒となっている
部員数は決して多くない中では毎年相当に上位 今年は六大学等伝統校喰いを狙いたい
 
 
 
◇◆非強化上位校◆◇
長距離を強化していないところでの最上位争い
東京大学
注目は何と言っても2年の渥美選手。昨年予選チームトップ、年末に1万30分41秒を記録
関カレハーフにも出場できる力を付けた 今年はまだもう少しだが、例年夏を経て調子が
上がるとのことなので、その伸びに期待したい ただ、チーム全体的にはこのカテゴリーの
中では選手層が薄い 他主力ではチーフの小野田選手に1万32分台の梁瀬・原選手等か
5千では2年の網谷選手が伸ばしてきた 箱根予選まで更に伸びる選手が出たか注目したい
 

慶応義塾大学
今年の慶大は4年生が予選メンバーの多く占めそうで、勝負の年になりそう 昨年、選抜の
エントリーに入った門出選手や、今年5千15分08秒を出した玉井選手、他1万31分台の
岡田・内山・長島選手、1500にも目を向けると坂庭選手は毎年ICでみる選手だ これに
1万チーム2番手の栗田選手や、3障が得意な1年西谷選手らが脇を固める なお、名前を
あげた4年生は内山・岡田選手など昨年悔しい思いをしている この予選に全てをぶつけたい
 

東京学芸大学
学芸大は3年生が中心だ 今年勢いがあるのは石田選手で何度も14分台を出している
高校時代から5千14分代持っていた原選手は3障で関東IC出場 根橋選手は1500が得意な
スピードランナー 鳥羽選手は4月上旬から1万等長い距離に挑戦中だ ただ、昨年の予選では
その彼らを現4年の前田、3年の神田、2年の柘植選手が上回っていたのがまた面白い所
昨年うまくいかなかった選手らがしっかり調整できれば、もう一度国立大最上位を狙えるだろう
 

国際武道大学
昨年の予選チーム6番手までに卒業生が4人いる武大だが、それを補う走りが出来つつある
昨年チームトップの189位で選抜入り目前に迫った柳井選手は勿論の事、2年生に勢いがある
5千のベストを大幅更新して14分50秒出した小林選手と、須賀貴選手も成績が安定している
それに、箱根予選で毎年タイムを順調に更新している遠畑選手でひとまず主力4人だ
他、2年生の安藤選手や15分06秒を持つ須賀健(須賀姓3人いる)選手らの底上げも注目点だ
 


 
 
 

 
 
興味ある方がいれば、お付き合いください

2013日本インカレエントリー

お久しぶりです

第82回日本インカレのエントリーが発表(http://www.iuau.jp/ev2013/82ic/kyougi.html)されていました

持ちタイム順に並び替えてあります
なお、軽い展望もあります
 
 
1500
予選:6日13時50分
決勝:6日17時15分
※横の数は組
油布郁人(駒大4)3分42秒37 1
安齋宰(順大1)3分44秒98 2
秦将吾(山学1)3分46秒14 2
松田司(城西3)3分46秒26 1
富越洸二朗(城西1)3分46秒29 1
平塚祐介(城西2)3分46秒59 2
高田康暉(早大2)3分46秒63 2
的野遼大(順大3)3分46秒79 1
齋藤真也(東洋3)3分47秒49 1
茂木亮太(青学1)3分48秒35 1
岡田隆之介(日大3)3分48秒61 2
畔柳隼弥(東海1)3分48秒84 2
鈴木優人(青学4)3分48秒84 2
長浜雄一(東洋3)3分49秒23 2
本間有純(大東3)3分49秒55 2
東海真之介(西学1)3分49秒78 2
上野裕史(中大3)3分49秒83 1
池山謙太(早大2)3分50秒33 1
成原貴之(東経3)3分50秒42 2
上村純也(山学1)3分50秒58 1
北川昌宏(札学3)3分50秒70 1
片野匠(新潟M2)3分51秒172
南雲翔太(立命3)3分51秒71 1
一色恭志(青学1)3分51秒86 2
竹内智博(筑波2)3分51秒81 2
本間大登(日大4)3分51秒88 1
富田三貴(東海2)3分52秒03 1
下藪智史(関大2)3分52秒06 2
森本ジュンジ(平国3)3分52秒28 1
末永大地(明大1)3分52秒40 1
山野一輝(京産2)3分52秒43 2
田中匠瑛(青森4)3分55秒36 1
川上和真(環太2)3分55秒70 2
若菜純一(皇學3)3分55秒79 1
沖中啓太(福岡2)3分56秒01 2
有田真(弘前4)3分57秒46 1
 油布選手が本調子に戻っていれば、候補だが、前半戦に勢いがあった安齋選手や秦選手の1年生、的野選手あたりも面白いか。齋藤選手や平塚、松田選手らも候補か。
 
1万
決勝:6日19時
村山謙太(駒大3)28分14秒27
山本修平(早大3)28分14秒49
エノック オムワンバ(山学2)28分15秒80
服部勇馬(東洋2)28分22秒43
山中秀仁(日体2)28分26秒03
ダニエル ムイバ キトニー(日大2)28分28秒21
ジョン カリウキ(第一2)28分29秒87
西池和人(法大3)28分39秒04
山岸宏貴(上武4)28分40秒50
市田孝(大東3)29分43秒93
井上大仁(山学3)28分45秒11
村山紘太(城西3)28分45秒66
松村元輝(城西3)28分49秒29
我那覇和真(神大2)28分51秒47
市田宏(大東3)28分53秒98
柿原聖哉(神大3)28分54秒28
山口浩勢(城西4)28分54秒53
今井憲久(東洋3)28分54秒77
松村優樹(順大3)28分54秒89
小澤一真(順大4)28分54秒92
須河宏紀(中大4)28分56秒40
佐藤舜(上武3)28分57秒32
遠藤正人(青学4)29分02秒17
柳利幸(早大2)29分02秒66
淀川弦太(東洋3)29分05秒94
勝亦祐太(日体2)29分08秒01
佐藤孝哉(山学1)29分09秒79
早川昇平(帝京3)29分12秒82
中谷圭佑(駒大1)29分18秒77
石井健太(同大4)29分19秒37
荻野真之介(日大2)29分22秒13
西山凌平(神大2)29分23秒06
佐野克斗(京産4)29分29秒02
平井健太郎(京大2)29分29秒21
小山陽平(西学3)29分32秒89
畑山修生(日文3)29分58秒21
濱野秀(立命2)30分10秒16
萱垣義樹(愛工4)30分12秒35
小野寺敬(富士4)30分52秒72
門脇幸汰(北福4)31分05秒53
岡野耕大(信大2)31分08秒59
赤井暁彦(広経4)31分28秒60
内藤博紀(札学4)32分10秒31
 オムワンバ・ダニエル選手がやはり中心になるだろうか。これに日本人はどう立ち向かうか。エントリーは村山・山本・西池・市田兄弟・井上・村山・松村選手など3年生が多い。また、山中・服部選手の2年生のホクレンの記録との比較がちょっと楽しみだったりする。地区では同志社大の石井選手が最上位。
 
 
5千
決勝
:7日19時45分
大迫傑(早大4)13分27秒54
ダニエル ムイバ キトニー(日大2)13分33秒62
村山紘太(城西3)13分41秒60
山本修平(早大3)13分42秒17
窪田忍(駒大4)13分45秒50
竹内一輝(青学4)13分53秒39
設楽啓太(東洋4)13分53秒44
石川颯真(日大1)13分53秒95
横手健(明大2)13分51秒97
山田速人(明大3)13分57秒80
武田凛太郎(早大1)13分58秒83
延藤潤(東洋4)14分00秒75
倉田翔平(上武3)14分00秒83
高橋一生(城西1)14分01秒95
西山雄介(駒大1)14分02秒34
代田修平(中大4)14分04秒02
松枝博輝(順大2)14分04秒36
平井健太郎(京大2)14分10秒72
小田隼平(京産4)14分18秒20
池田圭(北福4)14分28秒21
北川昌宏(札学3)14分37秒19
坂本章(山福2)14分41秒29
倉和眞(静岡3)14分42秒04
岸田空(福工1)14分45秒08
古舘優(富士2)14分45秒45
 大迫選手の凱旋レースが楽しみですね。それにダニエル・窪田・設楽啓選手あたりがどう絡んでいくか。また1年生の石川・西山・武田選手らの争いも楽しみだ。
 

 
3障
決勝
14時05分
山口浩勢(城西4)8分41秒93
津田修也(筑波2)8分47秒95
永井良祐(山学4)8分48秒24
西村厚志(青学4)8分48秒28
池田圭(北福4)8分48秒64
猪狩大樹(帝京4)8分49秒93
西川凌矢(龍谷3)8分52秒35
村山佳悟(農大4)9分54秒62
山本大輔(東海4)8分54秒98
宮下紘一(駒大2)8分57秒20
岸川大輝(立命5)8分57秒74
小西雄大(滋賀4)8分59秒16
室井勇吾(城西2)8分59秒30
三宅隆友(順大3)8分59秒30
三上哲史(学芸M2)8分59秒60
笹崎高志(明大4)9分00秒28
宮城壱成(東海1)9分00秒31
長谷川瑞貴(帝京4)9分00秒63
佐橋誠也(中京3)9分14秒94
大矢浩貴(星稜4)9分20秒29
坂本章(山福2)9分20秒84
石尾泰章(北教3)9分23秒91
 順当なら山口選手が優勝だが、勢いのある津田選手がどう絡む?また他インカレで結果を出した4年生のやまが・西村・猪狩選手らも楽しみな存在。西川選手も注目の一人だ。・

【モスクワ陸上選手権】男子長距離結果

中本選手が5位入賞やりました!
特別企画を行います
 
 

マラソン

1位スティーブン・キプロティチ(ウガンダ)2時間9分51秒※五輪に続きトップ
2位レリサ・デシサ(エチオピア)2時間10分12秒
3位タデセ・トラ(エチオピア)2時間10分23秒
 
 
 

5位中本健太郎(安川電機)2時間10分23秒

在年度:第78回大会-第81回大会
1年:予選79位、全日本8区19位
2年:予選145位
3年:
4年:予選44位、箱根7区16位

15分20秒台だった高2時に坂口泰監督が米重監督に紹介 スポ枠に滑り込む
 元々強いランナーだったわけではない。野球部だった中学時代に駅伝に駆り出されていた事はあったものの、目立った成績ではなかった。高校もそのまま野球部に進むつもりだったが、陸上やった方が伸びると言われ転向。もっとも、高校2年生まで15分20秒がベストの選手(高校卒業までに14分51秒)で、全くの無名選手だった。本人は地元の徳山大に進学する予定だった。

 その中本選手に目を付けた有名な指導者がいた。中国電力の監督で尾方剛・佐藤敦之選手など有名な日本人マラソンランナーを輩出したことで知られる坂口泰さんだった。「面白いランナーがいる」と彼を当時拓殖大監督だった米重修一さんに紹介。持ちタイムが基準に満たなかったものの、拓殖大が箱根でシード権を獲得したお蔭で監督枠が1つもらえていた。この枠に滑り込んで、関東で箱根駅伝を目指すこととなった。
 

1年時に距離適性は見せる その後低迷も4年生に何とか箱根路へ
 高校時代タイムが伸びなかったのは貧血のせいもあったらしい。1年時は高校時代の
成績を考えると大きな成績を残す。箱根予選に出場し、チームは予選落ちしたものの、79位61分39秒。出場権があった全日本はアンカーに抜擢されている。やはり長い距離にはこの時から非凡なものを見せていたようである。
 
 2年時に一時足踏み、3年時に箱根予選に欠場しているが、同一年度に1万29分12秒を記録しており、着実に成長を見せる。4年生の時に44位60分58秒の記録を残し、ようやく箱根本戦へ。7区16位の成績はやや不本意だったのではと思われるが、学生の最大目標は最後に何とかたどり着いた。

不安定な28分台より、安定している29分台を!米重監督の説得で実業団へ
 最も、3年生までに箱根本戦に出場できなかった中本選手の就職活動は苦戦を強いられることになる。実業団で競技を続けたかったが、ことごとく内定の通知はもらえなかった。
 
 その時、安川電機の当時監督だった井上文男さんがスカウトに来た。同期の上村選手を勧誘にきたのだ。その時に米重さんが取ってくれるよう頼み込んだ。「不安定な28分台より、安定している29分台」をと口説いて、何とか2人内定を取らせたのだ。
 
 最も米重さんが苦笑するのは、上村選手は結局自衛隊体育学校に進んでしまい、中本選手だけが安川電機に入ることになったことだ。井上さんから「騙された」とマラソンで結果を出すまで罵られる事になってしまったそうだ。
 

夏に強い、細かいことに動じない性格 遅咲きも世界で戦える選手に
 やはり最初はきつかった。トラックでも駅伝でも中々結果を残すことができない。走るのは辞めようか、そう考えていた時、勧められたのがマラソンだ。これが中本選手の眠れる才能を引き出した。
 
 初マラソンの延岡で2時間13分台で3位。そこから順調にタイムを伸ばしていき、11年に2時間9分31秒を残し世界陸上選出へ。後半にじわじわ順位を上げていき10位にあげていく走りに、安定感と夏の強さを感じにわかに評価が上がり始めていた。
 
 オリンピック選考のびわ湖毎日では一時日本人トップとなる見せ場を作った。だが、トラックに入ってから交わされ日本人2位。しかし、これまでの安定感を加味してもらい枠に入ることが出来た。3レースで3人選ぶのに、日本人2番手を選ぶことに疑問の声はあがったが、その中本選手がロンドン五輪で日本人最上位の6位入賞。その声を黙らせた。

 今年の別府マラソンでも日本人トップにはなれなかったが、自己ベストを2時間8分半ばに。力を蓄えて今回真価を見せる。24℃で強い日差しの中でのスタートとなったモスクワ選手権。ペースは特別早くなかったが、上げ下げがあったか、次々と日本選手が脱落。一人冷静に後ろで走っていた中本選手は20㎞以降、先頭集団の前でレースを展開。今までとは違う姿を見せる。

 30㎞地点でスパートをかけられて一時引き離されるも粘って一人ずつ拾っていき、35㎞地点で追いついたのは大いに盛り上がった。脚は残っていなかったというが、それでも、相手のスパートにも動じていないように見えた。6位に落ちたが5位にあげ、最後4位に肉薄しての入賞。無名ランナーが、難しくなったと言われた男子マラソンのメダルの可能性を感じさせる、そういう走りだった。

 思えば、国内マラソンで日本人トップもなければ、自己ベストだと今回の5人では一番遅い。しかし、マラソンの順位の安定感が凄まじいのも特徴。安定感だけでなくどういうレース展開でも動揺していない証拠。それに加え暑さへの強さが計り知れない。酷暑で給水に失敗しても特に何とも思わないと言う。各選手さまざまな特徴はあるが、中本選手の特徴は夏のレースに向いている。マラソン復活に向けて、欠かせない存在となった。
 
他日本人
14位藤原正和(Honda)2時間14分29秒
17位前田和浩(九電工)2時間15分25秒
18位川内優輝(埼玉県庁)2時間15分35秒
DNF堀端宏行(旭化成)

 二番手には10年越しの世界の舞台となった藤原選手。少しずつ拾う走りをして最後のトラックで粘りを見せた姿は感動的だった。前田選手も4年前よりは順位を上げることができたのは良かった。川内選手は中々暑さを克服するのに苦労、対策は練ったものの、今回も痙攣などが起きてしまったようだ。それでも18位には入ったので粘ったとも言えようか。怪我上がりの堀端選手は無念だったが、20位以内に4人とも入ったのは一つ収穫だったような気がします。
 
5千
2組11位佐藤悠基(日清食品)13分37秒07

1万
1位モハメド・ファラー(イギリス)27分21秒71
2位イブラヒム・ジェイラン(エチオピア)27分22秒23
3位ポール・タヌイ(ケニア)27分22秒61
--------------------------------
15位宇賀地強(コニカミノルタ)27分50秒79
21位大迫傑(早大4)28分19秒50
DNF佐藤悠基(日清食品)
 1万はいろんな意味で注目していた宇賀地選手が27分50秒の好タイムで日本人トップ。ローペースからスプリント勝負になる日本選手権ではなかなか勝てなかったが、やはり条件が悪かったり、激しい揺さぶりがある耐久レースとなると宇賀地選手の粘りが活きるようだ。大迫選手はそういう点で宇賀地選手に及ばなかったというところか。それでも来年卒業後のアメリカに拠点を置く夢は適いそうで、今後の飛躍に期待したい。
 佐藤選手は怪我を押しての出場だったようで1万途中棄権、5千は無理やり出場して13分37秒だった。

夏の対策はどうすればいいのだろうか
 中本選手を見るに、展開によれば、夏(酷暑)に行われる世界選手権でメダルは全く不可能というわけでもないのかなとも思い始めた。勿論、オリンピックから離れた世界選手権ということで有力選手がやや少なかったことも加味しなければならないのだが、ちょっと眼は離せなくなってきた。
 
 精神的なタフさは勿論だが、やはり暑さにどうやって強くなるのか方法論を考えたいところだ。どうにも強い選手は最初から強く、苦手な選手は何度夏を迎えても苦手という印象を受ける。川内選手もかなり色々対策を立てたが克服まではならなかった(身構えて硬くなるのもあるのかもしれないが)
 
 何年か前の高校野球で沖縄県の島袋投手が雨合羽を着込んで投球練習を行い、夏の甲子園への対策を行ったという、そういえば中央学大の4年生の岡本選手も同様の恰好で走り込みを行い体質を改善したとか。この練習が有効なのかどうか分からないけど、何か布石になればと思う。夏に選考レースを1回くらい行うというのも提案したい。

トラックのスピードのある選手らのマラソン参入は?
 そしてもう1つ。トラックの持ちタイムが高い選手のマラソン参入について。暑さの強さに加え、トラックのスピードがある選手がほしいのが正直なところだ。佐藤選手が冬にマラソン挑戦、宇賀地選手がマラソン挑戦を明言(最も1万の日本記録も更新の野望もあるようですが)している。特に宇賀地選手は結構な期待がかかりそうだ(暑さに強いというか、粘れるという感じなのかな)。
 
 何より今回の結果で、中本選手のように大学時代目立たなくてもコツコツ練習を積んだ選手が世界と戦った事から、まだマラソン走っていない実業団選手や今の大学生が感化されることも願いたい。リオは3年後、今から準備すれば、もしかするともしかするかもしれない。

他、メダル獲得種目や入賞種目にも触れなければならないのですが、時間がありませんので、これで失礼します。
行うと決めた企画も次いつ投稿になるか目途は立っていませんのでご了承ください。

思い出に残る選手【早稲田大学-スポ推薦-】

世界陸上始まりましたね!
福士さんのメダル本当にうれしいです。
 
こちらの企画も並行して始めたいと思います
まずは早稲田大学のスポ推編です
 

梅木蔵雄


 
 
 
 
 
 
 
「俺が早大のエース、学生長距離界頂点だ!」強力ルーキーから意地で勝ち取った2区で激走
 4年時の箱根の激走は15年以上経過した今でも鮮明に思い出せる。ちょうど渡辺・小林選手といったスターが卒業し早大の弱体化が噂されていた時だった。「俺が早大のエース」と1万29分台(走る機会があれば28分台出ただろうが)ながら華の2区67分台で区間賞を獲得。チームをトップに押し上げ大きな見せ場を作った。

 元々は中学時代に5千15分02秒をマークした逸材。高校でも活躍し早大の門を叩く。第71回箱根駅伝で山梨学院大のシーソーゲームの末敗れたのは当時1年生の梅木選手が走れなかったからだとも言われたくらいだ。ただ、大学で力を発揮し始めたのは3年生くらいから。箱根で1区を任され最後まで脚を溜めてスパートし区間賞を獲得。そこから本領発揮し関カレダブル入賞。エース格となった。
 
 しかし、箱根2区決定とはならなかった。1年生に、後にマラソンで日の丸を背負った佐藤敦之選手が加入。駅伝でもいきなり活躍し、佐藤選手が2区も面白そうという話が出たのだ。箱根前、部内で行われた20㎞タイムトライアルで両者が激突した。
 
 先に苦しくなったのは梅木選手。呼吸が荒さを感じた佐藤選手が15㎞地点でスパート。一気に10秒突き放された。しかし2区を奪われるわけにはいけない。懸命に追い上げる。差はじりじりつまり残り700mで追いついた。最後の叩き合いは梅木選手が1秒差で勝利。まさに「意地とプライド」であった。先の快走にはこのようなドラマがあったのだ。
 
 その後、中国電力で、最初の頃はプライドが悪い方向に働いていたが、徐々に成績を残し、ニューイヤー駅伝でゴールテープを切った事もある。なお、2010年末で現役生活を終えている。

 

荒川誠

 

 
 
 
 
 
 
 
駅伝が苦手なロードの鬼 主将で迎えた最後の箱根は…
 梅木選手の次の次の区間を受け持った同学年の選手、荒川選手も非常に印象深い。高校時代は3障が目立ってたが大学ではロードに非常に強かった。最初の出雲から駅伝に出場。箱根駅伝では1区を任され区間9位ながら当時の1年生歴代2番目のタイムで走破している。この年の早大は2~4区と3連続区間賞などで往路優勝をしたが、1区の荒川選手を褒め称えていた。

 そこから一気に力をつけ、関東インカレのハーフマラソンで3連覇を達成している。ただ、駅伝の成績は中々向上しなかった。メンタル面にやや難があったそうで逆に不安定になっていく。そして3年時の全日本で悪い意味で記憶に残るレースをしてしまう。

 この年の早大は前人未到の5連覇に挑戦していた。ただ、戦力的にはきつい。アンカーに小林雅選手がいたが、山学・神大にどうみても劣っていた。全くのノーミスでそこまで繋ぐ必要があった。その大事な1区を任されたのが荒川選手だった。ロードの粘りを期待されての事だったと思われる。しかし、中間点までに遅れだすと転がり落ちるように失速。トップと2分33秒差の区間18位。。どうにも力を出す事ができなかった。

 その荒川選手が梅木選手や中村選手らを差し置いて主将に選ばれたのは興味深かった。関カレハーフを辛勝して役目を果たすと、出雲欠場で三大駅伝皆勤は逃したものの、全日本アンカーを無難に走った。迎えた箱根、トップで襷をもらうと、序盤全体的に差を詰められヒヤヒヤさせたが、後半踏ん張って首位堅持した。最も、区間賞のタイムからは2分近く遅れ、力を出し切ったかどうかは微妙だが、これまた4年生の意地をみせてくれたような気がした。
 
 
 

山崎慎治

 

 
 
 
 
 
 
 
「安定感」が武器だった「サラリーマンランナー」
 こんな呼ばれ方されたのは眼鏡をかけていたのは一つある。大抵のランナーは走る時には眼鏡を邪魔と感じて外すのですが、常につけていたため少し目立ったのがあるだろう。ただ勿論、走りでも印象が残らなければあだ名をつけられることはない。

 ひとまず3年生までの駅伝成績を見ると、区間賞はないものの全て区間5位以内。チームの強さもあるが、トップ付近を走ることも多かった。当時は今より層が薄い中で優勝や上位を狙っていた時だったので、首脳陣としては計算ができて本当に助かったのではと思われる。

 個人的には山崎選手のラストスパートの時のフォームも特徴的だったと思う。腕を大きく、特に後ろに思いっきり振りかぶり、何とかして推進力を得ようと懸命になっている姿をよく覚えている。1年生の箱根7区で高校の先輩の中大・前田選手に最後振り切られるも、秒差でとどめたり、2年生時には強風の中ひたすら集団で耐えて最後に力を振り絞って、僅かな差で前に出てタスキリレーを行っている。特別強かったわけじゃなかったが、粘り強いのだ。

 4年生の秋シーズンが珍しく調整を外してしまったが、箱根はその分取り返した。最初で最後のエース区間となった箱根2区。1区がやや不振で11位で襷を受け取ると気合の入った表情で前を追う。法大の坪田選手と一緒に順位を上げ権太坂付近では4位争いへ。このあたりから首が振れてきて遅れ始めるが、一気に引き離される事はなく踏ん張る。ラストも表情を崩しながら大きな腕ふりで賢明に全身を動かし、区間4位、総合も4位と9秒差に留めてエースの役目を果たした。ただ、チーム自体はジリ貧が否めず8年ぶりのシード落ち。「一からではなく、ゼロからのスタートと思ってほしい」と厳しい言葉を残し、競技生活を終えた。そして三井住友銀行に入社、サラリーマンとなった。

 

空山隆児

 

 
 
 
 
 
 
 
エース候補からどん底へ 「かきわけ男」の最後の箱根路
 「活きのいい選手が入ったな」―――それは1年時の箱根を見た時の印象だった。7区を走り区間賞を獲得。それ以上に衝撃的だったのは、前を走る大東大と神大の選手に追いついた時、並走する2人の間から"かきわけ"るように入っていったのだ。気持ちの強さにたまげた。その後も強気のレースを展開。最後はスタミナ不足気味だったが、2位の選手に大きく遅れずに粘った。シード付近を行ったり来たりになっていた早大の救世主になるんじゃないかと思わせた。

 それは早くも現実になる。関カレ5千で凄まじいラストスパートを見せてチャンピョンに。山学大のモカンバ・橋ノ口選手といった主力を抑えての価値ある勝利だった。これには脱帽。エースへの階段をどんどん登っていくものと誰もが期待をした。駅伝シーズンが非常に楽しみになったものだ。

 ところが、夏を境におかしくなる。日カレで失速。合宿疲れもあるのかと思ったが、駅伝に入っても精彩を欠き続け、箱根は故障もあり欠場。歯車が狂った。3年生になり関カレではダブル入賞を果たしたものの、不安定な状態は続く。それでも箱根直前の記録会で1万28分43秒の自己ベストで箱根2区起用へ。しかしどん底を味わうことになる。序盤からペースがあがらず重たい走り。抜かれても全く抵抗できない。74分近くかかって区間19位。走るのが嫌になった。

 最上級生の序盤は本人もチームも結果が出ない。このまま終わってしまうのかと思われた。しかし箱根予選では今まで見られなかった堅実な走り。順位は昨年より悪いがこれは集団走をけん引したため。上尾ハーフは66分台も15㎞は1㎞3分ペース、12月の記録会で1万29分半ば。少しずつ上昇カーブを描き、迎えた最後の箱根は1区。序盤から真ん中やや前の位置を安定してキープ。そして六郷橋の下りで仕掛けたのがハイライト。これが中途半端で他の選手のスパートを誘発することになったのが惜しまれるが、崩れることなく走り切り区間4位。下級生の頃とは違ったものの、1年の箱根以来の好走だった。
 
 
 

 

高岡弘

 

 
 
 
 
 
 
「手合せゴール」の元となる 「ヘタレ」と呼ばれた昔から現在まで
 81回大会、早大は9区終了時で総合11位、10位神大とは1分05秒のビハインド。3年ぶりのシード権獲得はアンカー・高岡弘選手に託された。絶好調だった高岡選手は区間記録を上回るペースで追い上げた。ぐんぐん差はつまっていき、15㎞地点では6秒ほどになった。この勢いなら…と思われた。しかし、相手の神大内野選手は主将。そうは簡単にいかない。逆にじりじりと突き放される。懸命の形相で追うも力及ばず、逃げ切られてしまう。

 22秒後にゴールした高岡選手が行ったのが、今やトレンドともなった「ごめん」のポーズでのゴール。区間新記録(区間2位)を出したこともあり悲劇のヒーローとして大きく報じられることとなる。最も、本人は内野選手がゴールした瞬間、ショックから記憶がシャットダウンしていて、全く覚えていないらしいが。
 
 元々早大ファンだったらしく、全国区ではなかった自分に声がかかったのに驚きと興奮が隠せなかった。そのまま早大の門をくぐったが、最初は長い距離にかなり苦手意識があり「ヘタレ」と不名誉なあだ名を付けられる。それに奮発してか箱根デビューとなった2年時の6区では積極的な走りで区間8位、3年時には予選20位、箱根は上記のような走りができるまでに成長した。
 
 主将となった最終学年、念願のシードをと、急きょ走ることになった山登りと奮闘するも、チームは過去最悪となる4年連続シード落ち。何かチームに残したいとぶっつけで東京国際マラソンにエントリー。ひとまず完走しようと思ったが、高岡選手(マラソン日本記録保持者の)などそうそうたるメンバーと一緒に走りたいとぶっとばしていって途中棄権。現役としてはこれが最後のレースとなった。
 
 現在は両親の故郷の熊本県で、警察担当の記者として活躍する片手間、市民ランナーとして走っている。今年2月の熊本城マラソンで初めてマラソンを完走、3時間28分という結果を残している。

 

 
 

石橋洋三

 

 
 
 
 
 
 

チーム上昇期に挫折 苦しみの中掴んだチャンスで
 悔しい箱根デビューとなった。初の長距離ロードとなった箱根予選は24位。その後も順調に推移し、3区でのデビューとなった。石橋選手は序盤慎重に入ったのだがこれが失敗。スピードに乗ることができず、後続の集団に一気に追い抜かれてしまった。区間19位、チームの脚を引っ張る結果に。リベンジを誓った2年時はアンカーを担当する予定だったが発熱。早大はスタートから9区までシード権内で踏ん張っていたが、アンカーで駒切れ。逆転負けを喫した。

 そこから更に苦しい陸上生活が始まる。3年生春先にベストは出したものの、そこから全く走れなくなる。奇しくもチームは上昇期に。箱根予選ダントツトップで通過を果たすと、竹澤選手らの活躍もあり6位と躍進。翌年6月、その竹澤選手を温存して臨んだ全日本予選も久々に通過。湧き上がるチームの中、蚊帳の外だった。苦しさに周囲に少し八つ当たりしたことを後悔している。

 4年生の秋の記録会でようやく復調の兆しを見せる。10月に1万を29分台を出した。ただ、秋の試合出場はそれだけ。7区に当日入ったのは驚いた。何人か故障者が出た中でお鉢が回ってきたのだが、チームは5区6区連続区間賞等で周囲の予想を遥かに超えた活躍。ダントツトップで襷をもらい、どんな走りになるのか色々な意味で注目を集めた。

 最初の1㎞突っ込んだ。1㎞2分37秒。1年時のような失敗だけはしたくないと思いのたけをぶつけた。これまでの不調はなんだったのかというくらい安定した走りを披露。さすがに終盤は苦しそうになったが粘って区間4位。競技生活ラストランを見事な形で終えた。

 その後、公務員として第二の人生を歩み始める。しかし、どうしてこういうことに…。2009年8月2日に痰に血が絡み、4日に検査。末期癌と判明、入院5日後の8月9日に急逝された。いくらなんでも早すぎる。早稲田大はその年度に三冠を達成。せめて、それを見させてあげる程の命、誰か与えてほしかった。
 
 
 

8/7までの結果【トワイライトゲームズ・八幡平駅伝など】

最近行われた記録会で拾ったもの
 

7/28 トワイライト・ゲームズ(http://www.kgrr.org/event/2013/kgrr/10-twilight/10twg_hp/kyougi.html)

1500
1位エノック オムワンバ(山学2)3分40秒84
2位安齋宰(順大1)3分44秒98
3位秦将吾(山学1)3分46秒14
4位楠康成(小森コーポ)3分47秒09
5位松枝博輝(順大2)3分47秒26
6位齋藤真也(東洋3)3分47秒49
7位武藤健太(国士2)3分47秒65
8位岡田隆之介(日大3)3分48秒61
9位本間有純(大東3)3分53秒73
10位上村純也(山学1)3分59秒13
 さすがに強かったオムワンバ選手。関東インカレに引き続き独走で優勝しました。2位には順大の1年生の安齋選手が3分45秒を切るかなりの好タイムで入りました。松枝選手もそうですが調整は特に行っていなかったそうで部員も驚いていました。山梨学院も1年生の秦選手が好走で、日本人は1年生が頑張りました。他、東洋齋藤、国士武藤選手など全体的にタイムが伸びました。
 

 

7/27-28国士舘大記録会(http://www.kua-tf.com/kyougikai/2013_5.html)

○帝京大学
君島亮太②14分40秒91
田中健人④14分57秒51
伊東拓③14分59秒05
 田中選手がレース復帰。タイムは平凡ですが、夏合宿前に復活できたのは良かった。

 
○その他
1500
坂庭大輝(慶大4)3分57秒34
齋藤智親(上智3)3分59秒20
田中直樹(農工3)3分59秒50
 上智大と東京農工大の主力が1500で4分切り、両校とも箱根予選へ久々の出場なるかどうか。
 

 

8/4 蔵王坊平クロスカントリー

東洋大のメンバーが参加
シニア8000m
1位設楽啓太④25分18秒
2位淀川弦太③25分38秒
3位定方俊樹④26分12秒
4位高久龍③26分20秒
5位日下佳祐④26分21秒
6位齋藤真也③26分24秒
7位湯田晟旭②26分41秒
8位小池寛明④26分45秒

シニア6000m
1位サイラス キンゴリ(仙台育英)18分21秒
2位口町亮①19分49秒
 ちょっと評価の仕方が分からないのですが、淀川選手が元気いいという印象です。また、関カレハーフ欠場が気になっていた高久選手が復帰したのも収穫かと思います。
 
 

8/7 十和田八幡平駅伝(http://dns.city.kazuno.akita.jp/mpsdata/web/4942/jippati66_result_1.pdf)

1
区13.6㎞(217m上って、283m下る)
1位高宮祐樹(ヤクルト)40分57秒
2位佐藤佑輔(富士通)41分04秒
3位山中貴弘(Honda)41分05秒
---------------------------
7位日下佳祐(東洋4)41分43秒
9位大塚祥平(駒大1)41分46秒
10位池上聖史(国士4)42分00秒
12位蛯名聡勝(帝京4)42分28秒

2区13.4㎞(188m下る)
1位ベナード キマニ(ヤクルト)36分12秒
2位デビット ジュグナ(ヤクルト)37分25秒
3位横山拓也(JR東日本)38分27秒
---------------------
6位君島亮太(帝京2)38分57秒
9位其田健也(駒大2)39分20秒
13位武藤健太(国士2)40分17秒
15位小林大地(国士2)40分40秒
 
3区16.2㎞(ほぼ平坦、19m下る)
1位ウィリアム マレル(Honda)46分31秒
2位ジョセフ オンサリゴ(南陽市役所)47分10秒
3位下里和義(小森コーポ)47分31秒
------------------------
11位中瀬薫(國學2)49分32秒
14位菊池貴文(国士4)50分36秒
20位堀合修平(国士2)53分42秒

4区16.4㎞(243m上る、途中から傾斜きつくなる)
1位秋葉啓太(小森コーポ)50分04秒
2位久我和弥(富士通)50分35秒
3位上野渉(Honda)50分44秒
--------------------------
9位岡崎友哉(国士4)52分33秒
12位小田部大樹(国士3)53分00秒
15位工藤超(国士3)53分52秒

5区14.1㎞(575m上る)
1位池田宗司(ヤクルト)50分28秒
2位齋藤勇人(Honda)50分44秒
3位濱崎達規(小森コーポ)50分53秒
-------------------------
13位堤悠生(帝京2)54分01秒
14位中村大介(国士2)54分24秒
15位玉木章吾(国士4)55分04秒
 国士舘大は全日本予選で姿をみせなかった4年生、岡崎・玉木選手が走ったのは収穫と思う。菊池・池上選手らと共にチームを出場に導きたい。
 帝京大は君島選手が良かったですね。蛯名選手が毎年青森県チームで出場していますが、好走はありませんでした。他、東洋・駒大のレギュラーあらそいの日下・大塚選手や、國學の期待の選手中瀬選手が学生の中で上位に入りました。
 今回は東洋大や日大がいなかったのでちょっと寂しかったですが、実業団や陸協チームで懐かしい面々が沢山。結果クリック推奨です。

今夏に行う企画

来月末でブログをやりだして5年になります。
そして来年の箱根駅伝は第90回記念大会です。
 
さすがに夏に何か企画をやるべきだろうと思いいろいろ考えていました。
元々は、現在の主要校で個人的に印象に残っている選手(ブログをはじめる前中心)をピックアップしていくのはどうだろうと考えていました。
 
ただ、あまりにも時間がなさすぎる
(3年くらいかけてやろうかとも思いましたが、来年からまともに更新できない可能性高)

なので自分の箱根駅伝好きに大きく影響を与えた2チームに特化することにしました
 
①早稲田大学
 幼稚園の頃に一番最初に箱根駅伝をTV観戦したのが第69回大会(親によると67回大会から見てるらしいが…)。つまり初めて見た箱根駅伝で優勝したのは早稲田大学だったのです。この"エンジのユニフォーム"から箱根駅伝ファン歴がスタートしたのです。
 
 とりわけ、現監督の渡辺康幸さんが凄かった。駅伝での区間記録や大逆転劇は勿論の事、山梨学院の留学生に競り勝ったり国際千葉駅伝で外国の選手をごぼう抜きしたのが個人的に大きなインパクトでした。何も知らなかった私は、その外国の選手がその国のトップの選手と思っていたので、渡辺選手が世界一強いランナーと盛大な勘違いをしていました。
 
 そんな事もあって、早大には多大な影響を受けました。ですので、早大のここ20年間印象に残っている選手を何人かピックアップ(あえて大エースは抜く予定)していこうと思います。
 

②学連選抜
 とにかく早大一本で応援が続いたのですが、悲しいかな、栄枯盛衰の世の習いか、徐々に早大が順位を下げていきます。放送側の早大びいきのおかげでシード争い付近でそれなりにテレビに映っていましたが、このおかげで優勝争いだけでなくもっと下の順位の争いに目が行くようになっていきました。
 
 予選会の存在を認識したのもこの頃。たまたま本屋で第78回箱根駅伝直前号を発見したのがきっかけ。亜大が5年ぶりに出場した時で、その5年間の苦労の様子が書かれていました。「ああ、そういえば5年も出場してなかったんだ」と思いました。また、小さな写真で予選トップ10の結果が乗っていました。「ああ、東洋大今年いないんだぁ」「昨年出場の國學院は10位か…あれ?平成国際どこいった??」なんて注意を引かれました。
 
 また、箱根駅伝歴代出場校一覧なんてものをみて、その年の出場校の過去の成績に興味を持ったのは勿論、もう何十年も出場していないところや、わずか1回だけ出場したチームがあることも知りました。今も予選でトライしているのだろうかとか思いを馳せていました(気にしなくていいのに、なぜか気にしてしまうタチ)。
 
 その第78回大会を終えた直後に我が家にインターネットが導入され、更に多くの情報が手に入るようになりました。こちら(http://www31.ocn.ne.jp/~j_saijo/)のおかげで予選会の超詳細の成績を見てこんな沢山のチームが参加していたことに驚き、個人上位の選手を見てみたいなぁと感じていました。
 
 このタイミングでとあるビックニュースが入ってきます。第78回と第79回大会の間に創設されたもの、そう関東学連選抜です。優勝争いからシード争い、さらに出場争いまで視野が広がった所での設立ということで、もう1つ情が入るチームができました。

というわけで
早稲田大学連選抜を、この夏特集します
ただ、どちらも2つに分けます
早大は、推薦選手と一般選手
選抜は、選抜のみ出場組と箱根本戦に復帰

9月末までに4本記事を書いていきます。
では

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