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日体大への処分の反論について

このブログを見られている方はご存知かと思いますが、
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20090418-OHT1T00023.htm
にある通り、
日体大陸上部が先日関東学連から下された制裁に対し、猛反発しているようです。

記事を見れば分かると思いますが、

【処分内容】
・部長ら責任者を解任
・該当者が出た跳躍ブロックの無期限休止(この2つは自ら)
・公式試合へ3ヶ月の出場停止
・箱根駅伝のシード権の剥奪及び、出雲全日本への出場停止

これに対し…

【反論内容】
・麻薬、偽札の事件はまだ立件されていない
・なぜ部員全員及び新入生も連帯責任になるのか
・なぜ部全体にペナルティが及ぶのか
・3ヶ月とはどういうことか。また3ヶ月以後の出雲全日本もなぜ出場停止

というもののようですね。


とりあえず最初に出た感想としては…

言い分は理解できるけども、処分内容を真摯に受け止めるのが大人の対応なんじゃないの?

というものです。

確かに東洋大の件と比べたりすると厳しい(むしろ東洋大のが甘かった)というのは確かですが、処分内容にそこまでするほど理不尽なものではないと感じています。

まず、

麻薬、偽札の事件が現状立件されていない

 いや…だだこねてるだけじゃん…。該当者はもう認めてるわけでしょ?立件されていないから、まだ大丈夫だとかおかしいでしょ。あわよくば関カレに出場したいとかそういう魂胆が見え見えのような感じがします。



なぜ部員全員の連帯責任

 日体大陸上部は400人近くの大御所で、該当者の事はほとんど口を交わしたこともない部員もいた。また女子部員や新入生は確かにちょっと可哀想かもしれない。4年生は単位の問題もある。ただ、麻薬は本当に世界的に大問題となっているし、やや理不尽気味の処分を下すのは仕方がないところ。単位の問題もあるようだが、それは大学内だけで特別措置を取ればいい話で、反論するところではないと思う。



なぜ部全体にペナルティ

 これは主に箱根のシード権剥奪に関して言われているの思うのだが、これはけじめの問題ということなのではないでしょうか。日体大は今年の箱根駅伝で3位に入った実力校。有名選手もおり予選落ちという可能性は少ない。ただ、このような事件の反省の意味を込めたけじめということで真摯に受け止めるべきなのでは。別に次回の箱根駅伝出場停止と言っているわけではないのだから、そこまで怒らなくてもいいかと。それに上の内容も被るが、これから日体大に入ろうか考えていた高校3年生またその親御さんからすると、きちんと部全体が処分される方がすっきりするのでは?このへんにメリットはあると思うのだがどうだろうか。



なぜ3ヶ月?また3ヶ月以降の出雲全日本では

 んー、3ヶ月というのはただ単に日体大主張の1ヶ月と関東学連主張の半年というのを合わせただけのような気がしていますが…。まあこれはちょっと気になる事かもしれない。ただ、出雲全日本の出場停止はしょうがないのでは。出雲と全日本のシード権があったわけではなく、あくまで今年の箱根で3位に入ったことによる推薦なわけだから、今回の事件で推薦が取り消されるのは仕方のないところなのではないでしょうか。





とまあ、自分勝手に色々書いてしまいました。倫理上、どこを妥協点にするかという問題は非常に難しいし、個々の価値観は千差万別なので反論はいっぱいあると思いますが、僕としては結局、
処分に理不尽さはない。妥当だ
ということです。

今回の反論で更に泥沼することは必至ですが、処分が重くならないか心配です。


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