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箱根駅伝総評~拓殖大学

走っただけ感否めず、来年こそ勝負を

往路17位復路18位
総合17位拓殖大学
(予想:往路14位復路14位総合16位・区間予想1区間的中→2区)

 なんか…一番目立たなかった気がするのだが…。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シードラインとの差)
1区小路優人(4年)1時間5分20秒区間12位(12)32秒差
2区伊藤太賀(4年)1時間10分42秒区間15位(12→15)5分04秒差
3区西山容平(2年)1時間5分07秒区間17位(15→15)5分21秒差
4区村山徳宏(3年)57分16秒区間13位(15→15)7分17秒差
5区谷川智浩(2年)1時間23分28秒区間17位(15→17)8分29秒差(2分36秒差)

6区梅木悠平(1年)1時間2分01秒区間18位(17→17)10分00秒差(4分17秒差)
7区館石盛行(1年)1時間7分44秒区間21位(17→19)12分37秒差(5分54秒差)
8区浅田洋平(4年)1時間7分43秒区間9位(19→17)13分26秒差(5分24秒差)
9区西仁史(4年)1時間13分44秒区間19位(17→19)15分54秒差(6分56秒差)
10区児玉雄介(4年)1時間13分26秒区間16位(19→17)17分17秒差(7分58秒差)

○総合17位 11時間26分31秒

【優秀選手】浅田洋平…チーム唯一の区間一桁
【喝】5区の準備…なぜ故障明けの谷川が山登りなのか

ちょっと消化不良だった序盤
 予選5位で通過した拓殖大学だったが、その勢いを生かすことはできなかった。1区2区と4年生の両輪、小路と伊藤を並べてきたが、2人を使った時点で総合15位と波に乗れなかった。小路はエースとしては失格の区間12位、まあ予選の時もイマイチだったので調子が上がりきらなかったか。伊藤は前半張り切りすぎて後半持たなかったようだ。

 ここから7区までずっと3年生以下のリレーとなったが、4年ぶり出場となったチームが浮上するのはちょっと酷だった。3区西山は予選でチーム2番手で走った選手だったが、区間17位。タイム的には特別悪いわけではないが、今回特にハイレベルとなった3区では追い上げることはできなかった。4区村山も区間二桁で2区からの位置をキープするのが一杯一杯。もうちょっとここで上の順位で通過しても良かったメンバーだが、そんなに甘くなかったということだろう。


いくらエースでも…
 さて、箱根駅伝の山場と言えば、文字通り山の5区6区。総合4位に入った大東大も4区終了地点では拓大の一つ前という位置だったが、ここで大きく浮上した。拓大も6区の準備はともかくとしても、5区は12月のインタビューでエース小路を中心として走りたいという選手が沢山いたので、結構やる可能性はあったし、ここ次第でシード権争いに絡む事も充分可能だったわけだ。

 ここで拓殖大が切ったカードは2年生エースの谷川だった。確かにネームバリューとしては悪くない。悪くないのだが…。谷川は終盤ガクッと失速して2つ順位を落としてしまった。原因としてはやはり故障明け間もなかったからという事だろう。谷川は箱根予選を欠場しなければならない程、2ヶ月前状態が悪かったのだ。いくら期待のエースとはいえ、2ヶ月前走れなかった選手を山登りに起用するのはちょっと如何なものか。中学大の辻は結果を残したが、山登り経験者の山学大高瀬なんかでも状態が上がりきっていない段階で出場したため大ブレーキとなった。

 まあ、他の選手の成績を見ていると走れる選手もいなかったような気もするが、控えで区間15位くらいのスピードで走らせ、7区に谷川を入れて勝負するという手もあった。或いは、4年生の小路が責任を持って走らなければならなかったと思うのだが…。とりあえず、経験したということでよしとしときますか。ただ、拓大は往路17位でシード権との差は2分30秒以上開いており、食い込むにはかなり苦しい状態となった。


経験不足&ロードの弱さ露呈
 6区7区は梅木、館石とそれぞれ1年生が走ったが、どちらも実力も経験も伴っていなかったか。区間20位前後と一番厳しい結果となった。このあたりは白川や蓮池あたりと思っていたのだが残念ながら故障か。ここで実質シード権獲得の可能性は消滅した感じだった。仕方ないといえばそれまでなんだが、3年生以下が区間15位以内が1人しかいないというのはちょっとなあ。初出場の上武大や33年ぶりの青学大でもこの成績を上回っている下級生はちらほらいるのでね…。もうちょっと頑張ってもらいたかったところ。

 そんな中、8区の浅田がチーム初の区間一桁となる区間9位で走った。繋ぎの区間とは言え、それまで全く見せ場が無かった事を考えると優秀選手だろう。といっても、追い上げはほんの僅か。9区西、10区児玉もあまりいいところなく終えた。

 んー、ユニフォームは間違いなく目立つ方なのだが…言葉が悪いが出ただけ感が否めなかった。全体的に箱根予選がピークになってしまい、調子が合わなかったというような感じである。西や児玉とかもあの成績で終わるような選手ではないと思うのだが。まあ、流れとかもあったのか浮上できなかった。後はやはりロードが弱いのかなという印象。1万のタイムは29分半以内の選手は結構いるのだが区間順位を考えるとやはり力を出し切れていないという感じだった。まあ、今回は経験を積めたので来年勝負してほしいところだ。


来期への展望
 では、来年の展望である。 
○卒業生出走メンバー
小路優人1区12位、伊藤太賀2区15位、浅田洋平8区9位、西仁史9区19位、児玉雄介10区16位

○在校生出走メンバー
西山容平3区17位、村山徳宏4区13位、谷川智浩5区17位、梅木悠平6区18位、館石盛行7区21位

○在校生補欠メンバー
那須大地、蓮池龍顕、住本裕樹

 エース谷川を中心に西山村山ら上級生と上はまずまず走れそうだが、下がまだもう少しか。エース候補はいるのだが、故障したりまだ成績にムラがあったりと起用の目途が立っていない。また、補欠メンバーを入れてもメンバーが8人しかおらず、層の方もまだまだ足りていない。今度もまずは本戦出場が大きな壁となりそうな感じがする。枠も狭くなるので気負わずにいきたいところだ。

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