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箱根駅伝総評~帝京大学

 上位で戦えたことは収穫か

往路10位復路20位
総合20位帝京大学
(予想:往路16位復路12位総合18位・区間予想0区間的中(笑))

 2校目の区間予想的中0~♪\(^o^)/ まあ、今回は故障者が多すぎたし、3区赤木6区板垣なんて読めませんwww 予想順位は割りと

近かったので許してください(笑)

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シード権との差)
1区西村知修(2年)1時間5分05秒区間7位(7)17秒差
2区梅津毅(4年)1時間10分07秒区間9位(7→11)4分14秒差
3区赤木翼(4年)1時間4分50秒区間10位(11→12)4分14秒差
4区馬場圭太(4年)55分12秒区間2位(12→5)4分06秒差
5区酒井将規(4年)1時間24分03秒区間20位(5→10)5分53秒差(-35秒差)

6区板垣辰矢(3年)59分23秒区間2位(10→8)4分46秒差(-1分20秒差)
7区河野健一(3年)1時間6分17秒区間10位(8→8)5分56秒差(-49秒差)
8区佐藤健(3年)1時間8分59秒区間20位(8→9)8分01秒差(-40秒差)
9区前川剛己(4年)1時間15分57秒区間22位(9→14)12分42秒差(2分27秒差)
10区渡邊克則(1年)1時間18分28秒区間22位(14→20)19分07秒差(9分48秒差)

○総合20位 11時間28分21秒 復路22位

【優秀選手】馬場圭太…二重の苦しみを味わった男が最後に爆発
【敢闘賞】梅津毅…昨年&全日本の不振を払拭
【殊勝賞】板垣辰矢…山の穴をナイスカバー
【努力賞】酒井将規…今大会出場の4年生で高校時代の成績が最も悪い
【喝】中野監督…故障者を出しすぎ

最後の最後で激走
 往路で活躍が目立ったといえば、やはり梅津と馬場の2人となるか。1区西村は前半前に出たり仕掛けたりと無駄な動きが多かったように

思うが、何とか粘って区間7位で中継。元気の良さはみせたのでいいとしようか。その次の梅津はちょっとびっくりした。前回、代役2区を

務めたが区間下位。今季は全日本の1区でスターと早々遅れだすという状態。上尾ハーフで少し戻してきてはいたが、1万のベスト29分台のままで、まあ前回の記録を上回ればと思っていたら、何と区間一桁の激走。昨年の経験と全日本での悔しさ(坊主にしてましたね)を走りで体現してくれたようだ。ここで自分の予想順位から遥かに上に言っていた。

 3区では昨年山下りを担当した赤木が一つ順位を落としたが、4区でファイアーレッドの最大の見せ場が訪れた。4区に配置されたのは馬場キャプテン。一昨年、選抜で9区を走ったが区間最下位。しかも繰り上げの憂き目に遭い悔し涙を流した。そしてチームのエースとして望んだ前回大会は当日エントリー変更で走ることができず再び悔しい思いをした。そんな2度の悔しさを味わっている馬場が最後の箱根で爆発した。序盤から点々と前に見えていたランナーを次々に交わしていき、終わってみれば7人抜きで5位に進出。三田(早大)の蔭に隠れてしまったが4区の従来の記録を更新する走りだった。

 全日本の失速でノーマークだった帝京大が4区終了時で上位争いをしているとは予想できなかった。シード権を取るとしたら昨年のような展開だと思っていた。下手すれば3位以内もありえるのではないかとこの時点では思われた。


叩き上げ組の鏡
 4区までの勢いをそのまま5区に繋ぎたいところあったが問題があった。5区は前回吉野が区間一桁で走ったが、故障で一時エントリーの段階で外れた。更に補欠5区だった土久岡まで故障に見舞われ、誰かを急造しなければならない状態だった。その5区を任されたのが4年生の酒井。酒井は高校時代のベスト記録が15分55秒。今大会出場者の4年生で最も高校時代のベスト記録が低い選手だ。しかし、昨年の箱根の3区で大学駅伝デビューを果たすと、その勢いはとまらず今やチームの主力格。全日本では低迷するチームの中、区間2位と好走した選手だ。

 その酒井が初の山登りに挑んだが、そんなに甘くなかった。序盤こそ他校のランナーに喰らいついたが、登りに入るとペースが上がらなくなり、徐々に順位が落ちていった。最後は非常に苦しい走りとなったが、総合10位。シード権内に踏み留めた。彼に箱根駅伝は微笑まなかったが、スポ推薦でなく一般入試で入学するランナーに大きな勇気とパワーを与える走りだった。

 翌日の復路の出だしは前回区間一桁で走った赤木が有力と見られていたが、その赤木は3区に回り大学駅伝初出場の板垣が担った。一応、全チームの選手の把握にはそこそこ自信はあるのだが、申し訳ないが上尾ハーフで走るまで全く知らなかい選手だった。ただ、昨年の経験者を差し置いての出場だったので、中野監督には密かな自信があったのだろう。その板垣が6区経験者の佐藤(大東大)、中村(明大)と全く引けを取らない走り。一時は区間トップに立つ区間2位の力走で総合8位に浮上。5区の穴をカバーする素晴らしい走りであった。この時点で帝京のシード権はかなり高いものになったと思った。


故障者のしわ寄せが最後に
 ただここからが勿体無かった。7区河野が区間10位で順位をキープ。8区佐藤が区間20位ながら順位ダウンを一つに留め、ここまでシード権内だったが、ここからガタガタと崩れた。9区は出雲全日本と主要区間を担当した中村が走る予定だったが、これも欠場。代わりに出場した前川が区間最下位と失速。一気に14位に後退した。そしてアンカーの渡邊も2区間連続となる区間最下位で一気に20位へ。10位ラインとの差はなんと10分近くも空いてしまった。

 この原因は何と言っても故障者が出すぎたこと、そしてそのしわ寄せが終盤の駒切れを生じたようである。昨年の経験者の吉野と久保が早い段階で行けなくなり、直前になって中村、土久岡がいけなくなってしまい、不調の選手や実力不足の選手を起用せざる終えなくなってしまったという感じだろう。昨年以上の成績を残しかけた、いわば上位で争えたのは収穫だろうが、これはあまりにも残念。というかこれだけ故障者を出した中野監督の練習にどうしても疑問符がついてしまうのだが…。しかし、8区までシード権内にいた大学がゴールで20位まで後退してしまうとは…恐ろしい時代になったものである。


来期への展望
 来年は再び巻き返せるかどうか、というところだろう。さて展望だ。
○卒業生出走メンバー
梅津毅2区9位、赤木翼3区10位、馬場圭太4区2位、酒井将規5区20位、前川剛己9区22位

○在校生出走メンバー
西村知修1区7位、板垣辰矢6区2位、河野健一7区10位、佐藤健8区20位、渡邊克則10区22位

○在校生補欠メンバー
中村亮太、大沼睦、土久岡陽祐、杉山功、吉田勇

 西村、中村、板垣、土久岡、そして本来準エースの久保、この当たりが中心になるだろうか。これに出雲で健闘した佐藤辰あたりも戻ってくれれば、少しよくなってくる。ただ、やはりまだまだ層は厚いといえない状態。故障者が出るとたちまち箱根予選で苦しい立場になってしまうだろう。まずは10人揃える事から始めないといけないだろう。酒井のような存在を育ててきた中野監督の腕の見せ所だ。

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