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國學院大學-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路6位復路13位
総合10位:國 學 院 大 學
(順位予想:往路16位復路16位総合15位 区間予想:9区)
 今回一番の大外しです(笑) で、唯一シード校を当てられなかったです。まあ、國學院の評価が一番悩んだんですよね。予選2位で通過した、でも3年ぶりだし、でも予選2位で通過したし…etc. 予選会での成績は本物でしたね。区間予想は荻野、仁科の2本柱を2区5区で使うとは予想付かず、それでほとんどぐちゃぐちゃになってしまいました
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区田中光太郎(4年)64分24秒区間9位(9)2分02秒
2区荻野皓平(3年)68分51秒区間13位(9→12)3分03秒
3区宮澤公孝(3年)64分29秒区間12位(12→12)3分46秒
4区桑原圭治(3年)56分52秒区間13位(12→12)5分33秒
5区仁科徳将(4年)80分24秒区間4位(12→6)5分10秒(-1分28秒)
6区三部将史(3年)62分38秒区間19位(6→11)8分26秒(30秒)
7区中山翔平(2年)65分25秒区間10位(11→11)9分50秒(31秒)
8区當山篤史(4年)67分31秒区間14位(11→13)10分41秒(41秒)
9区奥龍将(4年)71分05秒区間7位(13→11)11分43秒(21秒)
10区寺田夏生(1年)71分44秒区間11位(11→10)13分32秒(-3秒)
【優秀選手】寺田夏生…まあ、色んな意味でね
【敢闘賞】奥龍将…監督が高く評価した残り3㎞の走り
【殊勲賞】仁科徳将…5区山登りで区間4位の快走!
【技能賞】田中&荻野…まずチームに流れを呼び込んだ

3年連続出場の仁科快走!それを呼び込んだ前半
 若い前田監督&松下コーチ率いる國學院がどんな戦いを見せるのか注目だったが、それがピシャリと当てはまった。1区田中選手が9番目で無難に走ると、2区で1万28分台を出したばかりの荻野が出入りの激しい中、遅れずに襷を渡した。これでひとまず流れが出来たでしょう。少し不安があったらしい宮澤、桑原選手が他大学との接戦となり力を出せた感じがします。
 
 そしてその流れで繋いだ5区仁科選手が快走する。仁科選手は今回で箱根3回目、前回は裏の6区を担当していたのだが、その成果もあったか。序盤からいいペースで推移してどんどん順位を上げていく。下りで最初から併走していた城西の大の選手を振り切ると最後まで安定したペースを維持、なんと6位にまで浮上して往路を終えた。
 
 こう見ると選抜で箱根を経験していたのは大変大きかった。経験・ノウハウという点で久しぶりの出場のチームが苦しむポイントなのですが、耐えるどころか貯金を稼ぐポイントとなった。6区が準備不足だったので並の走りだったら6区でシード争いから脱落していた。そこからも仁科選手の走りは大きかったと言える。
 

箱根の"魔物"も振り払うスパート
 その6区でリセットとなり、7区からはシードラインを追いかける展開となったが、チームは粘り強く戦った。7区中山8区當山選手がシードを争う集団から引き離されないで耐えると、9区奥選手が終盤に追い上げる。前田監督がラスト3㎞を非常に評価されていたが、数値的にも奥選手ラスト3㎞はシード争いをしていたチームの中では最速のタイムだった。これで前100mに10位の選手の背中が見えるという位置にくる。
 
 そしてアンカー、シードの命運を託されたのは、10区では珍しい1年生の寺田選手。スピードのある選手なので、もしラスト勝負になった際に…という配置だったという。単独走が苦手だったというが後ろから来た日体大と山梨学院の選手と並走し前を追う。そして(本人は何位か分からなかったそうですが)いつしか8位集団に。残り200mで満を持してスパートして前に出る。が、移動中継車が曲がるのにつられて…
 
 気が付くと3人のランナーが本当のルートを駆け抜けていた。初のシード権は箱根の魔物に奪い取られてしまうのか。そう思われたが、寺田選手は態勢を立て直すと矢のようなスパートでゴール直前で城西大を交わし、10位で駆け込んだ。初のシード権は大きなドラマの中生まれた。
 
 
過去3年間は23番手以下
 國學院はここ3年間は箱根出場できていなかった。しかも、予選会で出場ラインに絡むこともままならなかった。それがどうした、この1年で急上昇で初のシード権まで獲得してしまった。09年の秋から監督に就任された前田監督と、今年度から加わった松下コーチの駒大OBの2人が見事にチームを変貌させた。それに付いて行った選手たちも立派。今回出場した仁科、田中、奥選手の3人の4年生は、1年生の時に箱根予選を走っているが3人とも200位前後という結果。そこから這い上がっての事でとても素晴らしいです。
 
 それと当日までの調整と戦略も完ぺきでしたね。だいたいのチームが1枚から2枚欠く中、ほぼ故障者は無かった。それにより適材適所の配置が出来て、しっかりと戦う事ができたとも言える。
 
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
田中光太郎1区9位、仁科徳将5区4位、當山篤史8区14位、奥龍将9区7位

○在校生出走メンバー
荻野皓平2区13位、宮澤公孝3区12位、桑原圭治4区13位、三部将史6区19位、中山翔平7区10位、寺田夏生10区11位

○補欠メンバー(+α)
端坂望、安曇大輔、小原大輔、内藤由隆、菅谷篤人(大下等)

○現時点で考えるオーダー
出雲:荻野-宮澤-中山-桑原-大下-寺田
箱根:宮澤-荻野-中山-桑原-寺田 三部-大下-安曇-端坂-小原
 
 さて初めて予選会が無いシーズンを迎えるが、ひとまずの目標は勿論三大駅伝すべて出場と箱根連続シード権ということになるか。仁科や奥選手らの穴は痛いですが、荻野などを中心にまとまってほしいところ。ちなみにあの寺田選手は5区希望とのこと(苦手という単独走を克服できればありそうでしょうか?)、否応が無しに注目の的となってしまいますが、飛躍をしてほしいですね。
 
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