2011/02/15
帝京大学-箱根駅伝フリーダムに評論
往路12位復路11位
総合13位:帝 京 大 学
(順位予想:往路7位復路12位総合8位 区間予想:1区2区5区7区)
往路が少しずれました。シュミレーションする際に3区安藤にしてやったせいと、5区をちょっと高く見積もり過ぎました。その分、総合予想が外れました。区間予想は1年生が3人も入ったり安藤が9区だったりしてちょいと微妙な結果でした。
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区大沼睦(4年)64分29秒区間11位(11)2分07秒
2区中村亮太(4年)68分22秒区間9位(11→9)2分39秒
3区難波幸貴(1年)65分52秒区間18位(9→15)4分46秒
4区西村知修(4年)54分34秒区間新★(15→8)4分14秒
5区土久岡陽祐(4年)83分12秒区間16位(8→12)6分39秒(10秒)
6区田村拓眞(1年)60分39秒区間10位(12→10)7分56秒(-30秒)
7区渡邉克則(3年)65分24秒区間9位(10→10)9分19秒(-31秒)
8区蛯名聡勝(1年)67分12秒区間9位(10→9)9分51秒(-42秒)
9区安藤慎治(4年)71分12秒区間9位(10→9)11分00秒(-43秒)
10区杉山功(4年)73分25秒区間16位(9→13)14分30秒(58秒)
4区西村区間新で巻き返し
昨年11位で次点でシード権を逃した帝京大。今年は主力に4年生揃っており勝負の年だった。昨年と同じ配置となった1区大沼選手、2区中村選手がそれぞれ昨年の19位、11位を上回る成績で推移して今年はしっかりと戦える位置につける。
元々不安があったという3区の難波選手が順位を落とすが、4区西村選手がやってくれた。序盤から1㎞2分50秒と区間記録を大幅に上回るペースで走り出すと、最後まで粘り切り区間新記録をマーク。順位も15位から8位と一気に巻き返した。元々1年生の時、7区で久々のシード権獲得に貢献していた選手だったが、最後の最後で再び持ち前のスピードを生かしてくれた。
ただ、5区の土久岡選手がやや悪い方に西村の勢いに乗ってしまったか。昨年よりかなり早いペースで入り、一時6位にまで浮上するも終盤に大きく失速してしまった。結局、往路は12位で折り返す。
シード権圏内でレースを進めるも…
最も、10位との差は10秒。6区に抜擢された1年生の田中選手が積極的なレースを見せ、一時8位にまで順位を上げる。終盤苦しくなったが、総合10位で中継所に辿り着き、再度シード権圏内に突入した。
その後はシードラインから必死に逃げる展開。7区渡邉選手は終盤に集団から抜け出す。8区蛭名選手と(陸マガより)記録達成率トップの9区安藤選手が少しでも後ろとの差を広げようとする走り。ただ、思うようには前に出れず。アンカーの杉山選手が残り4㎞で力尽き、3年ぶりのシード権には手が届かなかった。
気負ったか?残り3㎞で失速多し
あと少しだった帝京大だが、少し気になった点があった。5区以降の残り2,3㎞(最終定点から中継所)までの順位だ。5区20位、6区18位、7区4位、8区16位、9区15位、10区19位…。7区を除いて終盤に大きくペースダウンしているのだ。箱根予選も全体的に残り5㎞でやや失速してたが、特に顕著であった。そこが克服できなかったか、それとも勝負の年ということで気負い過ぎたのか??
ひとまず、その失速は結構大きかったかと。10位以内にいることが多かったが波に乗りきれず、5区と10区の長丁場で順位を落としてしまうという感じがしますかね(それと箱根予選で好走していた3年生の稲葉と神田選手が調子上げられなかったのもじわりあるかと…)。今後に向けての反省材料でしょうか。
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
大沼睦1区11位、中村亮太2区9位、西村知修4区1位、土久岡陽祐5区16位、安藤慎治9区9位、杉
山功10区16位
○在校生出走メンバー
難波幸貴3区18位、田村拓眞6区10位、渡邉克則7区9位、蛯名聡勝8区9位
○補欠メンバー(+α)
稲葉智之、神田純也、中西健太、山川雄大、香川竜一、山中康二(田中など)
で、その反省したい来年ですが…分かっていはいたけど卒業生が相当多いですね。まあ、現1年生が結構元気で、他にもハーフ64分代で走った選手が何人かいるので選手層は問題ない。ボーダーよりは上にいると思うが、2年前の箱根予選の時のようなしっかりとまとめられるようにしたいところだろう。
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