往路1位復路2位
総合2位:東 洋 大 学
(順位予想:往路1位☆復路3位総合2位☆ 区間予想正答:5区6区8区9区10区)
順位の方はだいたい予想通りでしたかね。区間予想は王道と思われた1区設楽2区大津にするかスポーツニュースに出ていた2区3区設楽兄弟にするかで悩んで前者にしてしまったので前半はあまり当たらなかったですね(まあ、後者にしたら大津を9区にしてそれはそれで外れですが…)
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区川上遼平(3年)64分23秒区間8位(8)2分01秒
2区設楽啓太(1年)68分09秒区間7位(8→6)2分20秒
3区設楽悠太(1年)64分00秒区間8位(6→7)2分35秒
4区宇野博之(3年)55分25秒区間3位(7→3)2分54秒
5区柏原竜二(3年)77分53秒区間賞☆(3→1)-27秒
6区市川孝徳(2年)59分58秒区間3位(1→2)36秒
7区大津翔吾(4年)64分49秒区間4位(2→2)1分24秒
8区千葉優(4年)66分13秒区間賞☆(2→2)57秒
9区田中貴章(3年)69分46秒区間賞☆(2→2)40秒
10区山本憲二(3年)69分36秒区間賞☆(2→2)21秒
【技能賞】柏原竜二…3年連続5区77分台
【敢闘賞1】8区~10区の千葉優、田中貴章、山本憲二…最後まで追い上げ、レースを盛り上げる
【敢闘賞2】設楽啓太…1年生ながら2区好タイム
柏原への借金は過去最少差
必勝パターンは決まっていた。これまでの2連覇がそうだったように4区まで確実に繋いで5区柏原で逆転。復路は長い距離が安定している上級生で逃げ切る、もしくは競り勝つというもの。一見、持ち込みかけたように見えたが最終的に勝てなかった。もう一度振り返ってみる。
柏原への借金はこれまで4分半前後だったのに対して、今回は3分以内に留めて総合でも3位につけた。これはチーム力があがったと言える。まあ、1区川上4区宇野あたり若干積極性に欠けていたかもしれないが、昨年の相手ならそれで良かったしだいぶ結果論も多くなるかな…。じわじわ差は付けられたがここは決定的な感じは個人的にはしない。
5区柏原は、今季全般的に不調でしたが、昨年より気象条件が良かったのにタイムが落ちたということはやはり脱していなかったという感じか。前の選手が中々見えず単独走も負担になったようですが。それでも逆転して往路優勝に3年連続導いたのはさすがといった所と言えよう。
区間順位以上にタイム差が大きかった6区7区
少々誤算はあったが展開的には85回大会の初優勝とほぼ同じだった。ただ、この2区間で相手に力でねじ伏せられてしまった。区間順位は3位4位、相手の早大は2位2位で大きく見えないがタイム差が1分51秒と相当ついた。
6区市川は高野の予想を上回る走りで最後の3㎞で一気に36秒差を付けられ、7区大津は不調だったらしく追えなかった。6区はこれ以上人材はいなかっただろうけど、7区は同じ4年生の高見や本田でも務まったはずが変えられなかったのが響いたでしょうか。早大は故障者の代わりの選手が踏ん張りましたが、東洋はそれが出来なかった。
これで「1位を走ったら力3割増し」という早大に力を発揮させてしまい、最後の3連続区間賞も届かなかったのだと思う。
早大ファンの視点から一言「怖かった」
と結果的に勝ったので色々言えますが、レース中は本当に怖かったです。特に8区からの追い上げは…。8区千葉は縮めてくることは分かっていたのでどこまで来るんだろうとドキドキ、9区田中は横浜駅→権太坂の間に一気に縮まったのでこれは追いつかれる…、10区山本は八ッ山橋で30秒切ってきてさらにペース上げたという実況にもうダメ~、、、とね(笑)
それと2区3区と一番厳しく出入りが激しい区間を、1年生の設楽兄弟がしっかり順位をキープしてきたのもレベルの高い事。さすがに2連覇してきたチームだなと感じます。
柏原世代最終学年で勝負の年!
そしてそのレベルの高いチームは来年度、最高潮を迎えそう。というのも柏原を初め、川上、宇野、田中、山本とこの世代が4年生になります。すぐさま覇権奪回のチャンスと言うわけです
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
大津翔吾7区4位、千葉優8区1位
○在校生出走メンバー
川上遼平1区8位、設楽啓太2区7位、設楽悠太3区8位、宇野博之4区3位、柏原竜二5区1位、市川孝徳6区3位、田中貴章9区1位、山本憲二10区1位
○補欠メンバー(+α)
西山祐生、大津顕杜、小池寛明(渡邊、定方、今井など)
○現時点で考えるオーダー
出雲:設楽啓-設楽悠-田中-川上-山本-柏原
全日本:設楽啓-柏原-宇野-設楽悠-山本-田中-市川-川上
箱根:宇野-設楽啓-設楽悠-今井-柏原 市川-大津-山本-田中-川上
何だかんだで2年連続で卒業生が2人しか抜けないんですよね。箱根で主要区間を担ったメンバーは全員残ります。まあ、選手層はぎりぎりでメンバーに入らなかった4年生がいるので若干下がりますが、面子はそろっている。それと設楽兄弟が更なる飛躍を期待できるのでそれも楽しみ。しっかり戦えばもう一度機が熟す事は充分ありうるだろう。
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