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テグ世界陸上前半戦感想


世界陸上開催中、数々のドラマが生まれていますね。
今日は中休みみたいな感じだったので折角なら前半戦の感想でもまとめてみました。個人的に印象に残っている種目のみです。

※一部記事訂正しました
 
男子100m…ボルトまさかのフライング失格
 正直、日本人のどの選手よりもボルト選手を注目していたので、この結果は大変ショックでした。カメラには余裕でパフォーマンスをしていましたが、心の中では記録やほかのライバル選手が欠場していたことでプレッシャーが相当あったかもしれませんね。何というか、ボルトも人間だな~と思いました。そんな中、200mと400mリレーには出場の意向を示しています。トラウマができていないか心配ですが、彼らしく自然体で臨んでほしいです。

そういえば、このフライングの件で、フライング一発退場のルールが厳しすぎるという声が上がっていますね。ただ、ボルト選手だからという感じ(フライングした選手が7人ほどいた)も多いので、その点で若干冷ややかに批判を見ています。まあ、ただ極限状態でミスが出やすい状況ではあるのでちょっと可哀想ではありますかね。素人考えですが、「よーい」と「どん」の間を一定時間に決めるというのはどうかなとかと思いました。ちょっとした物音でも飛び出してしまう精神状態なので、一定時間に決めておけばミス少なくなるし、たとえミスしてもある程度納得できるのではないでしょうか。なんてちょっと意見してみました。
 

男子400m…小国のとてつもない18歳
 優勝候補の米国のメリット選手が勝つだろうと思っていたのですが、ゴール直前でグレナド(申し訳ないけど、今回で初めて知った国)の18歳・ジェームス選手が交わして優勝!何となくですが小国の選手が大国を倒すと気持ちいいですよね。グレナドは他にも決勝進出者が出ていました。最近ジャマイカ勢が短距離を制圧し始めた感じしてますが、更に勢力分布図に変化出るのかもしれません。
 

男子800m…マサイ族強っ!
 長らく更新されていなかった世界記録を1週間で2度も更新したマサイ族のルディシャはどんな選手なのかと思っていましたが、本当に強いですね。どこぞの日本の大学駅伝監督が「最初から行って最後まで行ける選手が本当に強い」と言う事を話されていましたが、最初からレースを先導し、ずっと引っ張って、ラストも凄かった。マサイ族の身体能力の高さは以前から噂されていますが、これ本当に本格的なトレーニング積めばもっといろんな種目にも出てくるのか?そして800に関して言えば…世界記録が100秒切る日が来るのか、それも期待します。
 

男子1万…日本実業団所属選手が優勝
 王者・ベケレ選手が中盤過ぎに先頭集団から遅れ途中棄権。序盤から動きがぎこちなかったですから怪我から戻ってませんでしたね。レースは終盤今季世界最高の英国・ファラー選手が仕掛け決まるかと思われたのですが、エリオピアのジェイラン選手が最後の直線で刺しかえしてドラマチックに優勝を飾りました!で、このジェイラン選手、なんと日本の実業団のHondaに所属、すなわち来年の元旦に日本で世界一の走りが見れるということです。僕は実業団ではHondaを応援しているので、世陸金メダリストがいる今、ニューイヤーも制覇してほしいです
 

男子ハンマー投げ…室伏兄貴ついに世界一!
 『鉄人』と呼ばれて久しい室伏広治選手。36歳にしてついに世界陸上金メダルを獲得しました!!!100m10秒台、やり投げ1日練習で国体2位、立ち幅跳び360㎝、握力測定不能など数々伝説がありますが、文字通りレジェントになりました。正直、今年の日本選手権での記録を見てちょっと衰えてきたかなとか思っていた僕がバカでした。じっくり調整していたのですね(^^; 試合も最後のポルシュ選手の投擲でヒヤリとするまで、高レベルで圧倒していましたね。これはロンドンもメダル期待しちゃっていいのかもしれません。
 

女子100m…アメリカ復活、福島選手が準決勝に進出!
 勢いのあるジャマイカ勢が前回の金メダリスト・ブラウン選手など3人決勝に残るなど強いなと思いましたが、米国・ジーター選手が意地を見せましたね。まだまだ米国も負けてられない感じですね。

そして日本注目だった福島選手が女子100m初の準決勝進出を果たしました!後半の走りにまだまだ世界との差がありますが、今回準決勝の舞台に立てた事自体は大きいです。更なる飛躍を遂げてほしい選手です。
 
 
女子400m…アリソン、最初に4冠の夢断たれる
 本職の200mから距離を伸ばし、400mにも挑戦したアリソン選手。リレーも合わせて4つの金メダルを狙っていましたが、最初の400mで惜しくも敗退し最初に夢は断たれました。応援していたので残念です。どうも優勝候補だったアリソン選手の一つ外側だったモンショー選手と見た目の差が最初に詰まりバックストレートで抑えてしまったようで。モンショー選手が意図的にやったかは分かりませんが、試合経験が乏しかったというのが出てしまいましたかね。ただ、本職の200mはこれからなので、気を取り直して頑張ってほしいです。
 

女子5000m(予選)…絹川さん元気で何より
 1万でまさかの最下位に沈み、ゴール後担架で運ばれてしまった絹川選手。同時エントリーしていた5千出れるのかなと心配していましたが、5千では元気に走りましたね。ラスト勝負で遅れてギリギリの所で決勝進めなかったのは仕方ないですが、一応実力は出してくれたのでほっとしてます。決勝には日本人で新谷選手が進みましたので、こちら精一杯応援します。
 

女子20㎞競歩…前回入賞の渕瀬選手途中棄権
 今回、競歩を初めてまともに見たのですが、暑さもありましたが過酷な競技なんですね。最初はトップが見える位置で積極的にレースを進めていた渕瀬選手が終盤に大きくペースダウン。最後は仰向きに倒れるなどして棄権。夏の長いレースの怖さをまざまざと見せつけられました(日本人だからああなるまで頑張るのかもしれませんが)。それにしてもトップの選手はここ数年の世界大会ずっと勝っているようで。動きが滑らかですよね。何とかこの動きを会得してほしいものです。
 

女子マラソン…赤羽選手入賞も全体的にケニア勢に力負け
 ケニア勢にいい様にしてやられたレースでしたね。30㎞までスローペースで、そこからの切り替えが凄まじかったですね。あのペース変化についていける日本人は現状いません。赤羽選手が粘って順位を5位にまで浮上してくれましたが、あれが限度だと思います。メダルとの差は20秒でしたが、それ以上にレース展開からして力負けです。高橋尚子、野口みずき選手のような2時間20分を切るような選手が出てこない限りはこの種目ももうメダル獲れないと思います。
 

 
そういえば、↓↓日本インカレのエントリーが発表されたようで

http://www.iuau.jp/ev2011/80ic/KYOUGI.HTM

こちらも今週中に自己ベストなどまとめようと思います。
 
 
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ユニバーシアード結果

8月17日からユニバーシアードが行われていました!長距離からも村澤(東海3年)選手を除いて、ほぼベストメンバーという布陣で世界に挑みました。

 

1万

1位大迫傑(早大2年)28分42秒83
2位MOKOKA Stephen28分53秒09
3位TAMRI Ahmed29分06秒20
----------------------------------
5位鎧坂哲哉(明大4年)29分32秒21
 これが一番の快挙ですね。大迫選手が一番輝くメダルを持って帰りました。
 気温30度という高温の中で行われたレース。ロシアの選手が最初から猛ダッシュをかける中、大迫選手は2番3番争いをキープ。終盤になってそのロシアの選手が息切れで失速すると同時に大迫選手が苦しい表情ながらもペースアップ。残り1周でトップに立つと最後は独走。現早大監督の渡辺氏以来のこの種目で1位を取りました。この悪条件の中、終盤の勝負どころでギアチェンジ出来たというところに大きな価値があると思います。過去の優勝者の名前を見ると澤木啓祐選手、米重修一選手、渡辺康幸選手とそうそうたるメンバー。これに肩を並べたということで、こちらが思っている以上の速さで成長していっていますね。これは駅伝で言ったらもう大砲と呼んでいいんじゃないでしょうか。早大は竹澤選手が抜けてからエース不在と呼ばれていましたが、もう立派なエースです。これからが楽しみです。
 逆に学生記録を引っさげて登場した鎧坂選手はあまり見せ場作れないまま5位。ちょっとピークずれてしまいましたかね。もう一度調子をあげて秋の駅伝シーズンに登場してほしいものです。
 


 

5千

予選
1組DNS大迫傑(早大2年)
2組6位油布郁人(駒大2年)14分18秒87
 
決勝
1位VERNON Andrew James 14分00秒06
2位RYBAKOV Evgeny 14分00秒60
3位LA ROSA Stetano 14分02秒95
------------------------------------
14位油布郁人(駒大2年)14分38秒29
 続いてこちら。1万優勝で俄然注目が集まった大迫選手は欠場。残念ですが、1万の疲れを考えると仕方がないか。その大迫選手と高校駅伝1区で凌ぎを削ったライバル、駒大・油布選手が予選2組で登場。中盤になって先頭集団から脱落し予選通過が危うくなりましたが、終盤に得意のラストスパートが炸裂。順位通過はならなかったがタイムに拾われて決勝進出。このラストスパートがうまく決まれば決勝も面白い戦いができるかもと思われた。
 
 ただ、その決勝は2千まで集団のトップを走っていたものの、レースが動き出すとずるずると後退。爆発力は影をひそめ最下位という結果に。元々5千の方が1万よりレベルが高いので上位進出は難しいのだが、予想以上に厳しい結果となった。最初レースを引っ張って体力を使ったのもあるかもしれないが、連戦に弱いとか安定感とか元々あった課題が露呈してしまったように思います。大八木監督が雑誌で「まだ筋力が足りない」と言われたいましたが、そういうのが影響しているかと。時間をかけて体を作って弱点を解消してもらいたいものです。
 
 

ハーフ

1位TAMRI Ahmed 66分20秒
2位BILGIC Fatih 66分20秒
3位早川翼(東海3年)66分25秒
-----------------------------
4位撹上宏光(駒大3年)66分38秒
6位出岐雄大(青学3年)67分34秒
7位矢澤曜(早大4年)68分03秒
 最後にハーフ。これは展開は全く知らないのですが、通過タイムをみると15㎞までは日本人4人とも先頭集団、ラスト7.195㎞で明暗が分かれたようです。

 日本人最上位は最後までトップに喰らいついた早川選手。見事銅メダルを獲得しました。誰が日本人トップになってもおかしくないと思ってましたが、さすがに関カレ1万優勝と大舞台で実績を残していた早川選手が強かったですね。年々走りのレベルがあがっていて確実に成長していっていますので、秋には更なる活躍が期待できそうです。そして撹上選手が次点の4位に。ハーフ62分台でスタミナは充分ですが、前々から暑さが苦手と言われていたのが大丈夫かなと思っていましたが、粘ってくれましたね。これであれば昨年よりパワーアップした姿を駅伝でみせてくれそうな気配です。
 
 逆にラストで離されてしまった出岐、矢澤選手。出岐選手はもっと来るだろうと思っていたので個人的に肩透かし。暑さに弱かったかどうかは分からないのですが、ちょっと箱根2区の成績で期待しすぎていたかもしれません。矢澤選手は昨年のロードシーズンあたりから10㎞以上の距離になると失速してしまう癖がついてしまった感じがしますね。トラックは最近高レベルで安定しているのですが、元来のロードの安定感を取り戻したいところですね。
 
 


というわけで…

村澤明伸:箱根2区66分台区間賞
鎧坂哲哉:1万日本人学生記録保持者
大迫傑:
ユニバー1万金メダリスト
 こんなタイトルを引っさげた選手達が駅伝に登場することになりました。日本でもトップレベルの選手がこんなにいるのは初めてです。チームのエースですのでエース区間での対決もありうるでしょう(箱根では村澤、鎧坂選手が高確率で2区かな。大迫選手は1区2区か…)。この他にも有力選手は沢山いますので、エース対決というのが非常に見物になりそうです。

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アジア陸上結果

7月7日から7月10日にかけて

アジア陸上が神戸で行われました!

男子長距離陣の結果です

 
1万
1位M.アリハサンマハブーブ(バーレーン)28分35秒49
2位ビリスマ=シュギゲラサ(バーレーン)28分36秒30
3位村澤明伸(東海3年)28分40秒63
4位宇賀地強(コニカ)28分48秒53
 中盤から完全に日本人VSバーレーン人となった1万。タイムだけで見ると普通ですが、大きなペースの上げ下げや順位変動が沢山あり非常にタフなレースとなり、大変見応えがありました。その中で村澤選手が残り1周過ぎまでバーレーンの選手に粘り強くついていき銅メダルをゲットしました。ラスト勝負は爆発力のある黒人には置いていかれましたが、安定感という面ではさすがです。宇賀地選手は最後疲れましたが、途中仕掛けたりして大きく見せ場を作る等、強気な走りは出ていたかなと思います。
 
 
 
1500
1位ムハンマド=アゼミ(クウェート)3分42秒49
2位サジャド=モラディ(イラン)3分43秒30
3位チャミンダ=インディカ=ウィジェク(スリランカ)3分44秒01
4位小西祐也(トヨタ九州)3分46秒24
10位井野洋(富士通)3分52秒49
 日本選手権ワンツーの井野と小西選手が出場。小西選手がまずまずの調子で4位へ。トップ3からはちょっと力の差があったような感じですが、日本選手権に続く好走で名前も売れてきたのではないでしょうか。逆に井野選手はもう一度ピークを持ってくることができなかったようです。
 
 

 
3障
1位アブベーカー=アリカマル(カタール)8分30秒23
2位アルテム=コシノフ(カザフスタン)8分35秒11
3位T・ムバラク=サレムタヘル(バーレーン)8分45秒47
5位武田毅(スズキ浜松AC)8分48秒21
6位梅枝裕吉(NTN)8分55秒01
9位松本葵(大塚製薬)9分25秒65
 日本選手権ワンツーの武田・梅枝とB標準タイムを切っている松本選手が出場。武田・梅枝選手が懸命にB標準切を目指して前の方でレースを進めましたが、最終的には5位6位に落ち着きました。トップの選手はハードルを飛び越えていく感じで脚力などが違うなと感じました。松本選手は春に靭帯を傷めていたようで完走が精いっぱいでした。
 
 
5千
1位デジュネレガサ=ムートゥマー(バーレーン)13分39秒71
2位佐藤悠基(日清食品)13分40秒78
3位アレム=ベケレゲブレ(バーレーン)13分41秒93
4位渡邊和也(四国電力)13分48秒81
5位鎧坂哲哉(明大4年)13分54秒35
 そして佐藤悠基、渡邉和也、鎧坂哲哉と旬の3選手が揃った5千。ここもバーレーン人の選手との対決となりました。トップこそ奪われましたが、佐藤選手がワンツーを阻止する2位。一旦引き離されたものの、また追いついてラストの争いを展開する力強さを見せつけてくれました。鎧坂選手は中盤まで集団を引っ張るという見せ場。これまで前を引っ張るレースというのは少なかったのでこれは大きな経験になったのでは。逆に渡邊選手がここ数か月の戦績からすると微妙。ちょっとピークがずれてきましたか。体もブレていたような感じがします。世界選手権で調子がどうなるか心配ですが、この舞台の経験を活かしてほしいですね。
 
 
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3/20 世界クロカン結果等

 震災の影響で様々な競技が中止になっていますが、世界クロカンには予定通り選手が派遣されたようで結果が出ました。
 
 

シニア男子12㎞

※学年は新学年です
1位Imana Marga33分50秒
2位Paul Kipngetich Tanui33分52秒
3位Vincent Kiprop Chepkok33分53秒
-----------------------------------
48位田村優宝(日大2年)36分12秒
52位高林祐介(トヨタ自動車)36分26秒
86位早川翼(東海3年)37分37秒
88位鎧坂哲哉(明大4年)37分40秒
 佐藤悠基選手が震災の影響で辞退した為、4人派遣となったシニア。日本人は高林、鎧坂が序盤は世界のスピードに食らいつく。ただ、やっぱり最初が限度で中盤までには1㎞3分を超えるペースに。特に鎧坂選手はバテてしまったか、日本人最下位という結果となる。その代わり、最終的に日本人トップになったのは一番若かった日大の田村選手。イーブンペースで走る持ち味を最大限活かしたレースだった。心機一転上昇したい日大には嬉しいニュースだと思います。
 

 

ジュニア男子8㎞

1位Geoffrey Kipsang Kamworor 22分21秒
2位Thomas Ayeko22分27秒
3位Patrick Mutunga Mwikya22分32秒
--------------------------------------
33位久保田和真(九州学院3年)24分22秒
36位市田孝(大東大1年)24分25秒
37位八木沢元樹(明大1年)24分34秒
42位服部勇馬(仙台育英3年)24分38秒
43位有村優樹24分40秒(明大1年)24分40秒
46位横手健24分45秒(作新学院3年)24分45秒
 6人派遣されたのですね。それはいいとしてレースは福岡クロカンと同じように積極的に八木沢選手が前に行く展開。最終的には高校生の久保田選手がトップ。続いて市田選手となった。全体的に大きく失速した選手もおらず、一ついい経験になったでしょうか。市田、八木沢、有村選手はこれから大学長距離界のルーキーとして参入してきますが、また今回のように沸かしてほしいと思います。
 
 

3/20 ふくやまマラソン

1位本田勝也(東洋卒)1時間6分50秒
6位富永光(東洋卒)1時間11分04秒
 東洋の卒業生が出場。2人とも最後の箱根には出場できませんでしたが、最後までメンバー争いを盛り上げてくれました。富永選手は現役続行ということでまた頑張ってほしいと思います。
 
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びわ湖毎日マラソン結果

 昨日行われました、びわ湖毎日マラソンの結果です
1位ウィルソン=キプサング(ケニア)2時間6分13秒
2位デリバ=メルガ(エチオピア)2時間9分13秒
3位堀端宏行(旭化成)2時間9分25秒
4位中本健太郎(安川電機)2時間9分31秒
5位モーゼス=カンゴゴ(ケニア)2時間9分48秒
6位今井正人(トヨタ九州)2時間10分41秒
7位吉井賢(SUMU)2時間10分45秒
8位糟谷悟(トヨタ紡織)2時間11分17秒
9位林昌史(ヤクルト)2時間11分19秒
10位五ヶ谷宏司(JR東日本)2時間12分07秒
---------------------------------
28位地下翔太(上武4年)2時間17分06秒
34位依田祟弘(東大院3年)2時間19分11秒
36位田中諒兵(城西4年)2時間19分56秒
65位上田岳雄(立大4年)2時間24分29秒
76位瀬川陽平(東経4年)2時間26分01秒
☆キプサング選手圧勝
 前回2度目のマラソンながら、2時間4分台を出した28歳のキプサング。その強さをいかんなく発揮した。30㎞までほぼ1㎞3分ペースは日本人は数人がついていくのがやっとという感じだったが、キプサング選手にはジョギングみたいなものか。そこからメルガ選手と共に抜け出すと、38㎞地点で1㎞2分48秒と驚異的なスパートで単独トップへ。大会記録を1分以上更新する走りで見事優勝を果たした。
 
 …これが世界歴代8位のタイムを持つ選手のスピードなんですね。あんな終盤で1㎞2分48秒なんてスピード出されちゃメルガ選手も気持ち切れますわね(5㎞で3分開きましたしw)。何か少しでも学べるところがあればいいですけど。
 
 
☆旭化成・堀端選手が世界代表切符!
 そんなレースの中、世界陸上の内定を手にした男がいた。一般参加の堀端選手だ。とても長身の選手、高校時代のベストは15分を少し切る程度だった。ただ、その時のレースが前半ぶっ飛ばすという走りで、宗監督が面白そうだということでスカウトしてきたらしいですが、大化けしました。
 
 序盤からやや苦しそうな顔をしながらも集団の前の方にいることが多かったが、30㎞で集団がバラけてからも今井選手を引き連れて引っ張る。と、ここで今井選手を脚が接触して、リズムが崩れてしまう。がしかし、これを反骨心にして再び日本人トップへ。競技場に戻ってきた時、残り400で80秒という微妙なところだったが渾身のスパート、僅か4秒ながら基準を上回って内定した。中々根性ありますね~。24歳という若い層ということが嬉しい材料です。

☆中本選手も健闘!6位今井選手、10位五ヶ谷選手
 また、拓大→安川電機の中本選手もサブテンを達成。拓大時代は4年時2005年の箱根駅伝に出場、7区16位という成績だった。それがここのところ急激に力を付けてきていた。今年のニューイヤーで最長区間を安定して走っていてびっくりしていたのだが、今回のレースでまたもびっくりした。選ばれるかどうかはきわどいが、粘りの走りはとても印象に残った。
 
 それと、期待された今井選手は6位。まあ、堀端選手や中本選手と若いころの実績に比べるとあれですが、中3か月で一応2時間13分代→10分代に持ってきたのでいいのでは。3か月でそこまでは確変できない競技でしょうし。ロンドン五輪の選考レースで期待です。また、専大時代にクレバーな走りをみせた五ヶ谷選手が終盤に浮上したのも印象的でした。糟谷選手など自己ベストは出た選手は何人かいたので収穫は多かったのかなと思っています。
 
 
 
 それにしても気になるのは堀端選手、中本選手ともこんなに走れるとは思っていなかったという事。少なくとも何かしら正攻法とされる練習の質や量をまだクリアできていなかった面があったからのコメントだと思います。それでもサブテンを達成できているわけですので、ここまでの過程の何が良かったのかを検証する必要はあるのかななんて思いました。
 
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