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【ボルト、余裕で決勝へ】世界陸上5日目まとめその1

女子5000m予選

≪2組、5着+6名≫
○1組
3位メセレク=メルカム(エチオピア・今季世界最高)15分18秒49…☆決勝進出
6位中村友梨香15分21秒01…☆決勝進出&自己ベスト

○2組
1位メセレット=デファー(エチオピア・北京五輪金)15分16秒46…☆決勝進出
8位小林祐梨子15分23秒96…☆決勝進出&今季ベスト

 これは女子長距離復活の狼煙といっていいのではないだろうか。中村小林両選手が予選通過した。

 中村選手は4日前の1万の疲れを見せず、スタート直後から飛び出しレースを引っ張る。1km3分06秒ほどのペースでずっと進んでいく。2800m地点で一時メルカムらアフリカ勢に前を譲るも4000mを過ぎたところで再びトップへ。この地点で集団は6人に減っていた。そのまま残り1周まで首位をキープ。最後は5000m14分台のベストを持つ選手のスパートで徐々に交代。残り100mで中盤先頭に出たこともあったポルトガルの人にも交わされ6位に落ちるが、自己ベストのタイムで6位でゴール。積極的で好感が持てるレースだった。
 対して、小林は常に後方待機のレース。1500mの日本記録保持者は最後に脚を溜める作戦だった。ただ、本人が希望していた1km3分ペースというわけにはいかず、1km3分08秒と先ほどより遅めのペース。スペインの選手が引っ張るがゆったりしたレースとなった。ほとんど日本国内でもありえるペース配分である。やがてアフリカ勢が引っ張り出して徐々にペースがあがり、4000までには先ほどと同じペースへ。集団は9人。残り2週で6位付近に浮上するも、最後のスパートではやはり交替。少し脚が詰まっていた感じだったが、粘って8位でゴール。タイムで決勝進出し、北京の雪辱を果たした。
 2人とも違うレース展開で決勝に残れたのは大変評価したい。特に中村選手の積極性は良かった。決勝でも先頭集団を引っ張るのだろうか。何とか片方だけでも8位入賞してほしいところである。

 世界はメルカム、デファーといった有力者が難なく通過。世界のスパート合戦も楽しみである。



男子110mH予選

≪6組、組3着+6名≫
1組7位田野中輔13秒84
2組3位デイロン=ロブレス(キューバ・北京五輪金&世界記録保持者)13秒67…☆準決勝進出
5組2位T・トランメル(アメリカ・前回銀)13秒51…☆準決勝進出
6組3位(アメリカ・北京五輪銀)13秒54…☆準決勝進出

 ここ4大会連続で準決勝に日本勢が駒を進めていた種目。しかし、前回大会で準決勝に進んだ田野中が1組7位で残念ながら予選落ち。2台目以降スピードに乗れなかった。これまでずっと進んでいた内藤が出場できなかったのもあるが、これを期に一気に苦手種目にならないようにしてほしい。

 世界レベルでみるとやや波乱があった。世界記録保持者で北京金メダリストのロブレスが序盤からペースがあがらずヒヤヒヤでの通過。左太腿にテーピングをしており、レース中もやや引きずっていたのでその影響か。今年2月故障したが、その後も13秒前後で走っているのでそれは関係なく、直前っぽい。どうにか予選通過したものの準決勝以降戦えるのかどうか非常に不安である。その他、アメリカのメリットなどが脚に影響があり予選落ちなど、怪我が多い。よく分からないがハードルを越えるので脚に負担があるのか。劉翔が北京で脚を傷めていたしそんなものなのか。今回、有力どころがほとんど苦戦をしていたが、とにかく怪我に注意して各選手挑んでもらいたいところである。



男子400m準決勝

≪3組、組2着+2名≫
1組1位ジェレミー=ウォリナー(アメリカ・2連覇中)44秒69…☆決勝進出
2組1位ラショーン=メリット(アメリカ・北京金、前回2位)44秒37…☆決勝進出&今季ベスト
2組2位(レニー=クオウトリニダードトバゴ)44秒53…☆決勝進出
3組クリス=ブラウン(バハマ・前回&北京4位)…☆決勝進出

 ここはアメリカの2強対決が注目される種目。まず2連覇中のウォリナーが1組目に登場。決して最初から飛ばしていたわけではないが、大きなストライドで地についた走り。200m過ぎにはしっかりトップに立ち、最後は左右を確認する余裕を見せゴール。昨年はコーチを変え、失敗したが、今年は今までのコーチに戻し危なげない(昨年のコーチはどんな人なんだ…)。3連覇に向けて視界良好といったところだろう。一方、メリットは前半やや抑えていたが、残り100mからぐんぐん抜けて出てきて、今季ベスト。強さをみせた。おそらくウォリナーにプレッシャーをかけるためか、ある程度力を出してきた。
 ちょっと怖いのがメリットに次いで2位に入ったクオウ。前半はかなり遅いのに、最終的には予選通過ラインを上回る成績でゴールしている。前半からいったら、どんなタイムを出すのか。大穴となりそうな選手である。また、4位続きと勝利の女神に見放されているブラウンも好調。スタートから終始1位をキープ。危なげない走りで予選突破してきた。2強を崩すのはきついが、銅メダルは充分可能性はある。さてどうなるだろうか。




女子100mH

≪3組、組2着+2名≫
1組1位ロペス(カナダ・北京銅)12秒60…☆決勝進出
3組1位ドン=ハーパー(アメリカ・北京金)12秒48…☆決勝進出&自己ベスト
3組2位サリー=マクリラン(オーストラリア・北京銀)12秒66…☆決勝進出

 ここは北京のメダリスト達の争いとみられている。まずスタートが得意というロペスがその長所を活かしトップ通過。3組目ではハーパーが中盤から大きく抜け出して自己ベストでゴール。マクリランは一瞬ひやっとしたが最後に出てきて2位で通過。毎回大波乱がある100mHだが、ここまではメダリスト達が順調に通過してきた。

 ただやっぱりアメリカ勢が元気が無い。ハーパーは快調だが、1組のパウエルはタイムでギリギリ、2組のチェリーは通過できずといった感じ。勿論、まだまだ強いのだが、かつての勢いがない感じ。まあ他の国が出てきているのはいい事なので、新興国とアメリカの対決は楽しみである。



男子200m準決勝

1組1位ウサイン=ボルト20秒08…☆決勝進出
(途中)


世界陸上4日目まとめ

えっと、ごめんなさい。完全撃沈してしまい、先ほどBS放送でささっとみたまでです。
こんなクオリティですが、一応載せます。

男子200m予選

○二次予選
1組1位ウサイン=ボルト20秒41

○一次予選
5組1位ウサイン=ボルト20秒70

まあ、当然ながら余裕の通過。全くもって本気でない。これより1秒早いのだから、決勝ではどうなるのか分かったものではない。

○二次予選
1組6位藤光謙司20秒97
2組4位高平慎士20秒69

○一次予選
3組3位藤光謙司20秒69…二次予選進出
5組6位齋藤仁志21秒38
8組2位高平慎士20秒86…二次予選進出

ちなみに前日の日本人の結果である。
高平が力を出せなかったのが残念でならない。100mのファイナルよりも可能性はずっと高かった。準決勝まではいけるだろうと思っていたのだが、長い写真判定の後、落選。自己ベストより0.4秒以上遅いであった。やっぱりというか硬くなってしまうのが日本人の悪い特性である。6年前の末続はよっぽどすごかったのと思うのと同時に、どうも徐々に日本男子短距離は退化してしまっているように感じてならない。(ただ、ボルトの組であれば…とちょっと思ってしまった)

男子400m予選

1組7位廣瀬秀行46秒80
6組4位金丸祐三46秒83

こちらも全くダメだった。金丸には当然期待がかかったのだが、あえなく落選。どうもこの選手は故障が付きまとう。前回大会は走行中に肉離れを起こし、北京でも脚の状態が悪かった。そして今回も合宿で肉離れ…これだけ怪我するのは本人のケアに問題があるような気がする。弱い日本はまずは万全の状態にしなければならないのにそれができないのでは話にならない。まずは怪我をしないように気をつけてほしいところだ。

男子3000m障害決勝

1位エゼキエル=ケンボイ(ケニア)8分00秒43
2位リチャード=キプケンボイ=メートロング(ケニア)8分00秒89
3位ブアブダラ=ターリ(フランス)8分01秒18
4位ポール=キプシレ=コエチ(ケニア)8分01秒26

 いや~びっくりした。こういう種目はケニアやエチオピアらアフリカ勢が上位独占かと思いきや、フランスのターリがその牙城を崩す大金星。序盤からハイペースで進むレースの中、一人喰らいつき、最後の最後でコエチを交わしての3位だった。こういう結果をみると日本ももっとやれると思える。岩水をはじめ次こそ頑張ってほしい。

男子400mH決勝

1位カーロン=クレメント(アメリカ)47秒91
2位ハビデル=クルソン(プエルトリコ)48秒09
3位バーショーン=ジャクソン(アメリカ)48秒23
8位フェリックス=サンチェス(ドミニカ)50秒11

ここは本命、クレメントが優勝し2連覇。クレメントといえば、2005年日本の為末選手が2回目の銅メダルをとったさい、彼に競り負けた選手だ。あれから着々と力をつけてきていたようだ。ただ、今回の優勝タイムが日本記録(47秒89)より遅いのが何とも言えないなあ。日本の選手ガンバレ!

女子槍投げ決勝

1位シュテフィ=ネリウス(ドイツ)67m30

 全く分からない種目なのだが、紹介。というのも地元ドイツが初の金メダル獲得。しかも世界の強豪が全員万全な投擲が出来ず、まさかの優勝だった。37歳でこれを最後に引退と決めていたネリウスに大輪の花が咲いた。おめでとうの一言に尽きる。

【ベケレとジャマイカ】世界陸上3日目まとめ【強すぎる】

ベケレのラスト1週が強すぎる件

さてさて、目玉となる男子100mが終わり、どうなるかと思いましたが、
まだまだ楽しみな種目が目白押しです。

ということで3日目も簡単に振り返ってみたいと思います。

ちなみに管理人が興味ある種目(トラック中心)やリアルタイムでみた種目しかまとめてないです。
他の種目は
http://www.tbs.co.jp/seriku/result/index-j.html
へどうぞ

女子400mハードル予選

≪4着×5+4≫
1組5位久保倉里美56秒91
2組8位青木沙弥佳1分03秒56

う~ん、残念ながら2人とも予選敗退。特に久保倉選手はタイムで拾われるまで後0.18秒という惜敗。前半良かったのですが、後半ちょっと伸びなかったのが響き、北京の時より1秒以上悪いタイムとなってしまいました。青木選手は4台目のハードルで抜き足を引っ掛けて転倒するアクシデント。何とか走りきったものの、膝をかなり痛そうにしておりちょっと心配な感じ。初の世界大会は屈辱を味わうことになってしまいました。


男子10000m決勝

1位ケネニサ=ベケレ(エチオピア)26分46秒31…☆大会記録☆
2位テデッセ(リトアニア)26分50秒12
3位マサイ(ケニア)26分57秒39
25位岩井勇輝29分24秒12

 ベケレの4連覇がかかっていたこの種目。序盤から2分40秒台というまずまず早いペースが進み、4000m前後でテデッセが1km2分35秒程に一気にペースをあげると集団は早くも縦長にバラける展開。中盤過ぎには早くもテデッセ、マサイ、ベケレの3人に絞られる展開。ただ、やはりベケレの余力があるのは目に見えていた。ラスト1周では勝てないと踏んでか、テデッセがずっと1km2分40秒を切るハイペースのまま突っ走るが、ベケレはピタリとついて離れない。その状態のまま、ラスト1周に入り鮮やかなスパート。テデッセを交わすと、観客みんなが立ち上がる中、ビクトリーロード。誰も寄せ付けず、タイム差以上の力の差を見せ付ける形となった。

 日本からは旭化成の岩井選手がただ一人出場。非常に厳しい戦いになるだろうなと思っていたらやっぱりその通り。2000m過ぎ、一番最初に遅れだすと、2周遅れにある憂き目。どうやら日本選手権後に故障したようだが、それじゃ走れるわけがない。5000からは1km3分がやっという感じで、完走者の中で一番最後でゴール。正直、他の選手だったらもう少しと思ってしまう感じだった。この種目は外国人との差は開く一方。90年代後半がピークに徐々にタイムが落ちていっている感じ。何とかせめて日本記録くらい更新できる選手が出てきてほしいところだ。


女子100m決勝

1位フレーザー(ジャマイカ)10秒73…☆今季世界最高記録☆
2位スチュワート(ジャマイカ)10秒75
3位ジーター(アメリカ)10秒90

 ジャマイカ4人、アメリカ2人、バハマ2人とたった3カ国となった決勝。北京と同様にジャマイカがメダル独占となるのか、それともアメリカが風穴を開けるのかというので注目が集まったが、やはりジャマイカ勢が強かった。スタートダッシュが決まったフレーザー選手が、ラスト30mから猛追をみせた同国のライバル・スチュワートを僅か100分の2秒差で逃げ切り、女王に輝いた。しかも今季世界最高記録、歴代でも3位にあたる素晴らしい記録であった。2位に入ったスチュワートもいい走りだったのだが、フレーザーのスタートが良すぎ追いつけなかった。3位はアメリカのジーターが何とかメダル独占を防いだ。4位は前回チャンピョンのキャンベル。こっちはスタートに失敗した影響でジーターを捉え切れなかった。北京のようにジャマイカがメダル独占ということにはならなかったようだが、世界最速の国は完全にジャマイカに変わったようである。




9時30分追記、今知ったのだが、女子棒高跳び世界記録保持者のイシンバエア選手が記録なしに終わる波乱があったそうですね…。事前に左脚を痛めているという情報があったが、予選は1回とはいえとんだ。まさかこんなことになるとは……。

世界陸上2日目まとめ

競技終了後、一言もしゃべれなかった件


早朝にまとめようとしながら撃沈してしまった情けない管理人です。
2日目の主な結果です。

男子3000m障害予選

3組9位岩水嘉孝8分39秒03

 何か決勝進出への秘策があるとか何とかいって、何だと思っていたら、ビルドアップ走法ですか…。しかし、世界のスピードに序盤から自重していたら、勝てるわけないと思うのだが…。1万以上なら序盤は動かない方がいいだろうが、距離が短いんだし、ちょっと自重したらあっという間に離されるさ。一応、日本記録並で走れば通過可能だっただけに、3番手から5番手あたりにずっといたほうがまだ可能性あっただろう。タイム的にももう少しでちょっと勿体無かったと感じる。


女子100m一次予選

2組4位福島千里11秒52…☆二次予選進出☆
7組4位高橋萌木子11秒75

 日本女子短距離会としては史上初2名が世界選手権に出場し、何かと注目を集めていたが、福島選手がやってくれました。タイムで拾われた形ながらも二次予選進出。硬くなるのかどうしてもタイムが伸びないが、おめでとうというところか。高橋選手は序盤良かったものの、得意の後半で固まってしまったのが惜しまれる。まあ彼女の場合は200mの方が強いのでこっちに期待したい。


女子20km競歩

1位オルガ=カニスキナ(ロシア)1時間28分09秒
2位オリーブ=ローネイン(アイルランド)1時間28分58秒
3位劉虹(中国)1時間29分10秒
7位渕瀬真寿美1時間31分15秒
12位大利久美1時間33分05秒
川崎真裕美DQ

 レースを見ていないので何とも言えないが、日本の渕瀬選手が、これまた女子としては初のこの種目入賞。ここまでは女子の方がやや元気な感じである。


女子100m二次予選

2組7位福島千里11秒43

 ん~、惜しかった。タイムで拾われるのに後0.03秒…。天候が味方して福島選手の組だけ追い風で他の組は向かい風という状況でもしやと思ったが、後一歩届かなかった。スタートは福島選手の持ち味は出せたけど、中盤以降は世界の壁という感じだったか。日本の大会で前に選手が走っているという状況がないだけに、こういう時はどうしても硬くなってしまうのだろう。ただ、準決勝までの可能性は残したので、今後に期待したい。


男子100m準決勝

1組1位ウサイン=ボルト9秒89…☆決勝進出☆
2組1位タイソン=ゲイ9秒93…☆決勝進出☆
2組2位アサファ=パウエル9秒95…☆決勝進出☆
2組8位塚原直貴10秒25

 例の3名は危なげなく通過。余力を残しながら9秒台とは恐れ入る。特にボルトは自分がフライングしたりして、思い切ってスタートできない状況ながら、このタイムで最後はスピードを落としているのだから、末恐ろしく感じる。この時点ではゲイがまたもスタートはスロースタートで、余力を残しているのか、それともダッシュできないのかいまだに分からない状況である。

 日本は塚原が北京に続き、準決勝に残ったが、やはり無理だった。日本人の特質として最初の30mあたりまではトップの選手と肩を並べられるのだが、中盤からの外国人特有の伸びがどうにも出せないのだが、やっぱりそのパターン。力も入ってしまったようだ。ちなみに今回のボーダーラインは10秒04。自己ベストを0.05秒も更新しなければ残れない状況。全てにおいてレベルアップしてもらうしかない。


男子400mH準決勝

2組8位吉田和晃50秒34

 予選で北京王者がまさかの敗退。準決勝でもシーズン1位の選手が落選と波乱続きの400mHだったが、日本の吉田選手は危なげなく(?)レースを終えた。最初から最後までスピードに乗れない、ちょっと詰まっているような走りで予選より大きくタイムを落としてしまった。まあ、まだ学生なので、これからまた伸びてほしいと思う。

男子100m決勝

1位ウサイン=ボルト9秒58…☆★世界新記録★☆
2位タイソン=ゲイ9秒71
3位アサファ=パウエル9秒84

 さて、本日…というか世界陸上の一番のメインイベントが2日目にやってきた。世界記録でのナンバーワン決着は必至と言われていたレースだが、やっぱりその通りとなった。

 一発でスタートしたレースは大方の予想通りボルトの独壇場。ぐいぐい後ろを引き離すと今回はゴール前にパフォーマンスをすることなく(とはいっても横見ていたが)、スピードを落とさずゴール。前人未到の9秒58という破格の記録でぶっちぎりの優勝。力を溜めていたゲイも以前だったら大騒ぎする記録の9秒71だったが、完全に霞んでしまった。そりゃ、騒ぐより呆然としてしまうわ。

 最後流した北京の時、もう一度あの時の調子で走ったらどうなるのかということが話題になったが、いやはやあの時の調子でまた戻ってくるとはすごい素質というか能力というか…。ちょっとこれはボルトにもっともっと頑張ってもらって9秒5を切って二度と破れそうにない世界記録を作ってほしいと願うばかりでる。


世界陸上1日目まとめ

佐伯選手が優勝者を喰っていた件


こんばんは~。とうとう世界陸上が始まりましたね。
陸上関連のブログをやっていることだし、自分の興味ある種目だけでも好き勝手書こうかと思います。

では今更ながら1日目の結果です。


男子100m

○一次予選≪組3着×12+4≫
1組3位木村慎太郎10秒47…☆二次予選進出☆
2組3位江里口匡史10秒38…☆二次予選進出☆
12組2位塚原直貴10秒28…☆二次予選進出☆

3組3位アサファ=パウエル10秒38…☆二次予選進出☆
9組1位ウサイン=ボルト10秒20…☆二次予選進出☆
11組1位タイソン=ゲイ10秒16…☆二次予選進出☆

 陸上の花形種目100mがやっぱり一番注目されているだろう。その中、3強と唄われているパウエル、ボルト、ゲイは3人とも一時予選通過。パウエルは後半力抜きすぎて一瞬まさかの敗退したかと思ったかとりあえず通過してきた。

 日本人3人組も全員通過。タイムはともかくそれは素晴らしいことである。ただ、塚原以外はやっとという感じだった。まあ早大2人は日本選手権のインフレで急に出したわけだからこんなものなのだろう。

○二次予選≪組3位×5+1≫
1組8位江里口匡史10秒45
2組3位塚原直貴10秒15…☆準決勝進出☆
3組8位木村慎太郎10秒54

3組1位アサファ=パウエル9秒95…☆準決勝進出☆
4組1位タイソン=ゲイ9秒98…☆準決勝進出☆
5組2位ウサイン=ボルト10秒03…☆準決勝進出☆

 3強はパウエルとボルトはめちゃくちゃ余裕での通過。特にボルトはトップ争いしていた選手と2人で横を見ながらのゴール。これで日本人には非常にきつい10秒00前後出してくるのだから腹立つ(笑) ゲイに関しては一次でも二次でもスタートが非常にゆっくりなのでそこんところがちょっと心配。加速はさすがだが、脚がよくないのかよく分からない。

 日本人はやっぱり江里口と木村は日本選手権はフロックという感じだった。いくらなんでも10秒5前後は悪い。といっても、2人とも数ヶ月前まではこれくらいがデフォルトだったので、こんなものなのかもしれない。ただ江里口はリレーのスターターを予定されているので、もうちょい走ってほしかったところだ。塚原は北京に続き2回目(世界選手権は初。紛らわしいので追記)の準決勝進出。安定して駒を進めることができるのは前の2人と違って強さが備わっているのだろう。決勝に進んでくれたら最高だが、まずは自己ベストを目指してほしいところだ。


女子3000m障害

○予選1組≪3組、組3着+4≫
9位(全体24位)早狩実紀9分39秒28…予選落ち

 日本人が一番初めに出場したのはこの種目。2005年に採用されてから、3年連続この種目で出場している早狩が出場。いわば第一人者というところだ。彼女は日本人選手の中で最年長(36歳)なので、そろそろ次の日本人選手が出てくれないと困るのだが、まだ彼女だけという状況だ。

 早狩は世界記録保持者と同じ組に入った。1000mから世界記録保持者が仕掛けると、徐々に集団から遅れていき、残念ながら組9位と予選突破ならなかった。4年前は駒を決勝に進めたのだが、今の日本記録のタイム近くで走っても、通過できなくなった。徐々に競技人口が増えていっているから、世界の層が厚くなってきてしまった。日本女子の他のスピードランナーもどんどん挑戦してほしいところである。


女子10000m

1位Linet Chepkwemoi Masai(ケニア)30分51秒24
2位メセレク=メルカム(エチオピア)30分51秒34
3位ウデ=アヤレウ(エチオピア)30分51秒95

7位中村友梨香31分14秒39…☆自己ベスト
9位福士加代子31分23秒49
20位佐伯由香里33分41秒17

 トップは予想通りアフリカ勢の独占。といってもラスト100mの争いは凄まじかった。その争いに最後脚を傷めた選手が出てしまったくらいだ。中盤から集団を引っ張ったマサイ選手がゴール直前でエチオピア勢を刺して優勝。僅か0.1秒差ですごい争いだった。

 日本人トップは北京五輪の結果からマラソン禁止令を出されていた中村が日本人として実に10年ぶりの入賞を果たした。序盤からレースを引っ張る積極的なレースで内容もかなり良かった。福士ですら今まで10位より上にいけなかったのだから、好結果である。この調子でいけばロンドン五輪マラソンでいい結果が出せるんじゃないかと思わせた。その福士は、作戦を変えて臨んだ。いつもならどっかで先頭集団を引っ張ったりしていたが、今回はアフリカ勢をマークするかのように後ろにつけていた。トップ集団が抜け出してからは6位争いを繰り広げたが、結局中村には前にいけず、前回より順位は良かったが入賞に後一歩届かなかった。福士はこれくらいが限度なのかな。てかそろそろ次が出てこないといけないっちゃいけないのだが。とはいっても中村にしろみんなマラソンにいってしまうので次といっても難しい。もう少し頑張ってもらいたいところである。

 ところで、トップ争いとは別に、女子1万がもう一つ盛り上がった場面がある。それが記事の冒頭の一文である。そう、日本の佐伯選手がメディアにめちゃくちゃ注目されたのだ。142cm、32kgという非常に小柄な体型なので、世界のスピードには辛いだろうと思っていたが、案の定一番最初に遅れだし、2周周回遅れとなってしまった。それでも小柄な彼女が一生懸命走っている姿が競技場内を湧かせたのだ。そしてダントツビリで大注目の中ゴール。マスコットキャラ(?)の気ぐるみに抱かれ、地元メディアにインタビュー。しかもまた気ぐるみに抱っこされてだった。(佐伯選手も素直に応じるので本当に子供に見えたw)

 ここまで一番盛り上がったシーンだったんじゃ……。彼女はマラソンがおそらく本職なので、札幌マラソンが楽しみである。かわいいので(?)、何とか次の世界大会出てほしいと思う選手である。

 とまあ、ここが書きたかっただけだろと突っ込まれれば何も返せないw。とにかく次は勝負で注目されてほしい。また、他の日本人女子選手にも福士選手の日本記録を更新するようなのが出てほしいというのも勿論付け加えておく。

400mH

○予選≪5組、組3着+1≫
1組5位成迫健児49秒60
2組3位吉田和晃49秒45…☆準決勝進出&自己ベスト☆

 これはびっくり。為末と争ったことのある成迫が本命ということで、彼に注目していたが、彼が落ちて、吉田選手の方が準決勝に進出。なんか為末のようなレース運びで300mまではトップ。最後はかなり体が固まってしまったが、何とか4位の選手を0秒08差で逃げ切り予選通過。この大舞台でレースの主導権を握る走りをみせ、しかも自己ベストを叩き出すのだから度胸がある。これをさらに更新しなければ決勝にはいけないだろうから、かなり厳しい。だが、この種目は北京金メダリストが予選落ちする波乱があった。何が起こるかわからないからベストを尽くしてほしい。

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