2009/08/17
世界陸上2日目まとめ
早朝にまとめようとしながら撃沈してしまった情けない管理人です。
2日目の主な結果です。
男子3000m障害予選
3組9位岩水嘉孝8分39秒03
何か決勝進出への秘策があるとか何とかいって、何だと思っていたら、ビルドアップ走法ですか…。しかし、世界のスピードに序盤から自重していたら、勝てるわけないと思うのだが…。1万以上なら序盤は動かない方がいいだろうが、距離が短いんだし、ちょっと自重したらあっという間に離されるさ。一応、日本記録並で走れば通過可能だっただけに、3番手から5番手あたりにずっといたほうがまだ可能性あっただろう。タイム的にももう少しでちょっと勿体無かったと感じる。
女子100m一次予選
2組4位福島千里11秒52…☆二次予選進出☆
7組4位高橋萌木子11秒75
日本女子短距離会としては史上初2名が世界選手権に出場し、何かと注目を集めていたが、福島選手がやってくれました。タイムで拾われた形ながらも二次予選進出。硬くなるのかどうしてもタイムが伸びないが、おめでとうというところか。高橋選手は序盤良かったものの、得意の後半で固まってしまったのが惜しまれる。まあ彼女の場合は200mの方が強いのでこっちに期待したい。
女子20km競歩
1位オルガ=カニスキナ(ロシア)1時間28分09秒
2位オリーブ=ローネイン(アイルランド)1時間28分58秒
3位劉虹(中国)1時間29分10秒
7位渕瀬真寿美1時間31分15秒
12位大利久美1時間33分05秒
川崎真裕美DQ
レースを見ていないので何とも言えないが、日本の渕瀬選手が、これまた女子としては初のこの種目入賞。ここまでは女子の方がやや元気な感じである。
ん~、惜しかった。タイムで拾われるのに後0.03秒…。天候が味方して福島選手の組だけ追い風で他の組は向かい風という状況でもしやと思ったが、後一歩届かなかった。スタートは福島選手の持ち味は出せたけど、中盤以降は世界の壁という感じだったか。日本の大会で前に選手が走っているという状況がないだけに、こういう時はどうしても硬くなってしまうのだろう。ただ、準決勝までの可能性は残したので、今後に期待したい。
男子100m準決勝
1組1位ウサイン=ボルト9秒89…☆決勝進出☆
2組1位タイソン=ゲイ9秒93…☆決勝進出☆
2組2位アサファ=パウエル9秒95…☆決勝進出☆
2組8位塚原直貴10秒25
例の3名は危なげなく通過。余力を残しながら9秒台とは恐れ入る。特にボルトは自分がフライングしたりして、思い切ってスタートできない状況ながら、このタイムで最後はスピードを落としているのだから、末恐ろしく感じる。この時点ではゲイがまたもスタートはスロースタートで、余力を残しているのか、それともダッシュできないのかいまだに分からない状況である。
日本は塚原が北京に続き、準決勝に残ったが、やはり無理だった。日本人の特質として最初の30mあたりまではトップの選手と肩を並べられるのだが、中盤からの外国人特有の伸びがどうにも出せないのだが、やっぱりそのパターン。力も入ってしまったようだ。ちなみに今回のボーダーラインは10秒04。自己ベストを0.05秒も更新しなければ残れない状況。全てにおいてレベルアップしてもらうしかない。
予選で北京王者がまさかの敗退。準決勝でもシーズン1位の選手が落選と波乱続きの400mHだったが、日本の吉田選手は危なげなく(?)レースを終えた。最初から最後までスピードに乗れない、ちょっと詰まっているような走りで予選より大きくタイムを落としてしまった。まあ、まだ学生なので、これからまた伸びてほしいと思う。
男子100m決勝
1位ウサイン=ボルト9秒58…☆★世界新記録★☆
2位タイソン=ゲイ9秒71
3位アサファ=パウエル9秒84
さて、本日…というか世界陸上の一番のメインイベントが2日目にやってきた。世界記録でのナンバーワン決着は必至と言われていたレースだが、やっぱりその通りとなった。
一発でスタートしたレースは大方の予想通りボルトの独壇場。ぐいぐい後ろを引き離すと今回はゴール前にパフォーマンスをすることなく(とはいっても横見ていたが)、スピードを落とさずゴール。前人未到の9秒58という破格の記録でぶっちぎりの優勝。力を溜めていたゲイも以前だったら大騒ぎする記録の9秒71だったが、完全に霞んでしまった。そりゃ、騒ぐより呆然としてしまうわ。
最後流した北京の時、もう一度あの時の調子で走ったらどうなるのかということが話題になったが、いやはやあの時の調子でまた戻ってくるとはすごい素質というか能力というか…。ちょっとこれはボルトにもっともっと頑張ってもらって9秒5を切って二度と破れそうにない世界記録を作ってほしいと願うばかりでる。
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