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箱根予選展望~青山学院大学

今日はまず

全日本出場で自信がついたか・・・【青山学院大学】


1万
7組
大坪恭兵(4年)31分49秒75


5千
32組
1位荒井輔(4年)14分12秒81
5位川村駿吾(2年)14分20秒24★
10位米澤類(4年)14分26秒69

30組
1位横山拓也(1年)14分22秒50★
13位小川恭正(3年)14分39秒65
16位市岡敬介(4年)14分43秒07
19位辻本啓吏(3年)14分45秒83★
23位小嶺篤志(1年)14分54秒45
36位出岐雄大(1年)15分30秒37

29組
15位小林剛寛(2年)14分45秒05★
23位豊島祐太郎(4年)14分56秒74
26位西尾宗一郎(3年)15分07秒59
27位小林駿祐(3年)15分08秒43
29位池田拓矢(3年)15分25秒16
30位田中五月(4年)15分26秒42

 主力が5000mに大挙出場。夏合宿に異例のスピード強化にも取り組んでいた青学らしい。結果は自己新もちらほらいて、まずまずだったのではないか。新戦力として川村、横山が伸びてきたのは収穫だ。2人ともスピードタイプだが、20kmもこの勢いで走れると嬉しい。辻本と小林剛のタイムが低いが、箱根も彼らは走れたし、これで自己新なので問題はないだろう。ただ、期待されていた豊島、西尾があまりいいタイムじゃなかったのは痛いか。貴重な中堅になってくれればと思っていたのだが。また数少ない1万29分台の池田が撃沈。残念ながら中堅を一人失ってしまった。層の薄い青学にはちょっと痛手だ。まあ、昨年の9月に比べると雲泥の差で今年はいい。後はベストを尽くすしかないだろう。

ランク分け

※現在の状態よりも、自己ベストを優先
S(7点):個人トップ争いするべき選手
A(6点):個人10位以内に入るべき選手
B(5点):個人25位以内に入ってほしい選手
米澤類(4年)/日カレ1万17位30分31秒81、5千14分26秒69≪箱根3区12位、予選167位、29分06秒71≫
荒井輔(4年)/日カレ1500m欠場、5千15位14分25秒41、5千14分12秒81≪箱根1区21位、予選30位、29分6秒37≫

C(4点):個人50位以内に入ってほしい選手
辻本啓吏(3年)/5千14分45秒83≪箱根9区6位、予選144位、1万30分31秒17≫

D(3点):個人75位以内で堅実に走ってほしい選手
小林剛寛(2年)/5千14分45秒05★≪箱根8区11位、予選123位、1万30分09秒01≫

E(2点):個人100位以内で堅実に走ってほしい選手
川村駿吾(2年)/5千14分20秒24★≪箱根補欠、5千14分22秒02≫
横山拓也(1年)/5千14分22秒50★≪5千14分23秒12≫

F(1点):個人150位以内は確保してほしい選手
市岡敬介(4年)/5千14分43秒07≪箱根補欠、予選173位、1万30分06秒94≫
豊島祐太郎(4年)/5千14分56秒74≪1万30分17秒85≫
西尾宗一郎(3年)/5千15分07秒59≪箱根補欠、1万30分16秒74≫
小林駿祐(3年)/5千15分08秒43≪1万30分17秒19≫

G(0点):個人150位以下になってしまうかもしれない選手
田中五月(4年)/5千15分26秒42≪箱根補欠、1万30分30秒44≫
小川恭正(3年)/5千14分39秒65 ≪1万30分31秒16≫
小山裕樹(1年)/≪5千14分18秒65(高校)≫
小嶺篤志(1年)/5千14分54秒45≪1万30分24秒58(高校)≫
出岐雄大(1年)/5千15分30秒37≪5千14分39秒54(高校)≫
中井一臣(1年)/5千15分06秒35≪14分47秒24≫
松田直久(1年)/5千15分01秒43≪1万30分31秒32(高校)≫

○主なエントリー漏れ
大坪恭兵(4年)/1万31分49秒75≪箱根7区20位、予選111位、1万29分41秒63≫※制限?
鈴木惇司(3年)/≪箱根補欠、1万30分12秒55≫
大谷遼太郎(1年)/≪5千14分10秒87(高校)≫
相原征帆(1年)/≪5千14分32秒51≫


平均:2.5点(10人)、1.5点(17人) 昨年の青学:1.8点、昨年の8位:2.3点

戦力分析

 ちょっと待って。何で17人エントリー!?20人までエントリーできるのだから、何があるか分からないのだから、使わないと。箱根の演習なら16人だし、どうしてだ?どうも直前にアクシデントがあったとしか思えない。明らかにメンバーに入るはずの鈴木、大谷、相原の3人がいないのが気になるのだが。どういうことがあったのか分からないが影響が出なければいいのだが。
 とりあえず分析といきましょうか。点数的には全日本予選を通過したこともあってか高めになっている。まず2枚看板の荒井米澤の存在がデカい。この2人がまず稼ぐてか稼がなきゃまずい。この2人から開きがあるのだが、辻本小林が箱根の時の走りを再現できるか。出来れば、通過に向けて一歩前進となる。てか箱根経験者は活躍してくれないと困る。次に5千で健闘した川村横山が100位以内キープしたい。後はハーフ65分台の選手が大勢いるので、それらの選手で集団走あたりでもしたいところ。そうなればかなり通過の可能性はあがるのだが。
 問題はスタミナがどうか。青学はスピード先行のイメージがあるし、夏合宿もそういう練習。序盤は上位につけるかもしれないが、後半の失速をどこまで食い止めることができるかが勝負になるだろう。とにかく連続出場を果たしてせっかく灯った火を途切れさせないようにしたい。

青山学院大学:関東インカレ評論~全日本の展望をかねて

続いて、エースの力で大健闘だった青山学院大学。

○1500m
予選
1組3位大谷遼太郎(1年)3分52秒57
2組7位川村駿吾(2年)3分58秒94
3組1位荒井輔(4年)4分04秒77

決勝
1位荒井輔(4年)3分48秒27☆8p
5位大谷遼太郎(1年)3分52秒52☆4p

○5000m
18位横山拓也(1年)14分23秒12
31位大谷遼太郎(1年)15分21秒57
32位荒井輔(4年)15分29秒43

○10000m
4位米澤類(4年)29分52秒64☆5p
14位豊島祐太郎(4年)30分53秒93

○ハーフ
28位辻本啓吏(3年)1時間7分00秒
40位鈴木惇司(3年)1時間8分23秒
41位小林駿祐(3年)1時間8分35秒

○3000mSC
予選
1組2位小川恭正(3年)9分09秒63
2組2位市岡敬介(4年)9分06秒94
2組14位出岐 雄大(1年)9分34秒98

決勝
6位小川恭正(3年)9分06秒34☆3p
7位市岡敬介(4年)9分07秒24☆2p

すげー!

 今回、青山学院が一番目立った種目はやはり1500mに尽きる。箱根駅伝でスターターを務めた荒井が自分の持ち味を存

分に活かして優勝。1部の日本人選手も全て上回り日本人トップの成績であった。スピードに関しては申し分ない。後は

スタミナやタフ度が問題か。5000mでは大撃沈してしまったのが惜しい。全日本予選に向けて不安が残るが、エースとし

て頑張ってほしい。そしてこちらも5000mで撃沈してしまったが、青学期待のルーキー大谷も5位入賞。先日の1万も30分

半オーバーしてしまい、スタミナはまだまだだが、今の荒井以上にはなる存在である。大事に育てたい。

 後は本来のエースである米沢が1万mで復調を告げる4位入賞を果たした。箱根予選で動かない体を懸命に動かしていた

頃をみるとホント別人になったような感じがする。全日本予選と箱根予選でも当然チームを引っ張る存在になるだろう。


この調子&頑張れ!

 青学は3000mSCでも見事な入賞を果たしている。小川と市岡が6位7位に入りダブル入賞をしている。特に市岡はチーム4番手の1万の持ちタイムを持っている選手。その選手が調子がいいのは力になるはずだ。後は豊島、横山という新戦力が今回関東インカレを経験してそこから上昇できるかどうかが楽しみである。

 ちょっと残念だったのがハーフ。箱根9区6位だった辻本がハーフ28位と結果を残せなかったこと。箱根で繰り上げ回避に大きく貢献し、暫く調子を保っていたのだが、ここに来てやや息切れしてきているか。長い距離が得意だと公言していた鈴木ももう少し上がってこないのがちょっと残念。まあ、どっちかというと青山学院はロードよりトラックの方が強いのだが、やっぱり底上げはまだまだというところだ。

 そういえば、箱根を走った小林やエントリーに入っていた西尾が全く出てこないというのもやや気になる要素である(小林は5000mで15分切れない状態?)。ただでさえ層が薄いのだから、彼らがきっちり伸びてきてくれないと全日本は勿論、箱根はまた遠いものになってしまう。この当たりが全日本予選までは無理でも箱根予選までには足並みが揃ってほしいと思う。

全日本予選展望

それではメンバーをみてみよう。
※は5000mのタイム
4組:9位米澤類(4年)29分06秒71、13位荒井輔(4年)29分16秒73
3組:32位辻本啓吏(3年)30分31秒17、40位横山拓也(1年)※14分23秒12
2組:30位大谷遼太郎(1年)30分33秒77、31位相原征帆(1年)30分34秒40
1組:6位大坪恭兵(4年)29分41秒63、22位川村駿吾(2年)30分29秒05
平均:17位30分11秒62(7人)
補:豊島祐太郎(4年)30分17秒85、小嶺篤志(1年)30分24秒50
補欠含む:17位30分13秒74(9人)

 4組に関してはかなりいい。3組までボーダーラインに絡んでいればひょっとする感じである。その可能性はなくはないという感じである。1組には昨年の経験者の川村とどうやら留年したらしい大坪。メンバー不足に悩んでいる青学にとっては非常に貴重な戦力である。1組の中ではタイムはいい方なのでぜひ稼いでほしい。

 2組3組も大谷、辻本と爆発の可能性がある選手がいる。大谷はスピードをどれだけ生かせるか。辻本は上位グループで粘るという感じか。横山も関東インカレでそこそこ走ることができた。補欠には豊島がいるし、体調次第で交代か。そして4組は完全復活の米澤、不安定だが爆発力のある荒井で勝負できるようになれば面白いと思う。

 まあ、それでもだいぶきついかな…。1組~3組が皆覚醒しなければ届かないだろう。まあ、それでも箱根予選に向けて多少は他チームとの比較の参照資料にはなるだろうから、精一杯の活躍を祈りたい。

【青山学院大学】関東インカレ展望【長距離】

青山学院大学のエントリー

○青山学院大学《2部》
※タイムはシーズンベスト、ハーフは一番最近のもの
※()内は自己ベスト
※間違ってたら指摘お願いしますです
1500m
荒井輔(4年)3分48秒93
大谷遼太郎(1年)3分53秒95(3分49秒19)
川村駿吾(2年)3分56秒38

5000m
荒井輔(4年)14分05秒71(14分04秒63)
大谷遼太郎(1年)(14分10秒87)
横山拓也(1年)14分31秒23

10000m
米澤類(4年)29分09秒43(29分06秒71)
豊島祐太郎(4年)30分17秒85

ハーフ
辻本啓史(3年)1時間4分50秒
鈴木惇司(3年)1時間5分06秒
小林駿祐(3年)1時間5分33秒

3000mSC
市岡敬介(4年)(9分04秒18)
小川恭正(3年)9分10秒28
出岐雄大(2年)(9分18秒10)

主な欠場者
小林剛寛(2年)箱根8区11位


1500m
 青学のエースと期待の新人が両エントリーされた。荒井も大谷も3分50秒を切るまずまずの記録を持っているので、今回の青学の長距離では一番期待のレースとなりそうである。特に箱根で厚い壁に弾き飛ばされた荒井が得意のスピードでどこまで上位に食い込めるかは見ものである。

5000m
 ここも荒井と大谷、そしてこれまた1年の横山。他のいないのかといいたくなるが、実際いないのだから仕方ないだろう。ここでも荒井は入賞、優勝を狙える位置にいるはずである。エースとしてしっかり結果を残したい。


10000m
 ここにはかつての力が戻りつつある米澤と自己ベストをだしたばかりの豊島がエントリー。昨年の怪我から徐々に調子を取り戻してきた米澤がどれだけ走るか期待。あわよくば28分代に突入してほしいところなのだがどうだろうか。

ハーフ
 ここは何といっても辻本に期待が集まる。箱根でチーム唯一区間一桁で走った選手。その時を再現できれば入賞を狙う事ができるはずだ。また、長い距離が得意だといっていた鈴木も持ち前を発揮してほしいところだ。

3000mSC
 他の種目の持ちタイムからして一番力があるのは市岡だろうか。昨年の関カレでベストを出しているがそれを越えられるか。そしたら入賞もありえると思うのだが。


総括
 箱根組が結果を残しチームを引っ張る、その上で1年生が引っ張られればチームもあがってくるはず。だから、荒井、米澤、辻本あたりが入賞するのが使命。これで柱ができるはずなので、それを狙ってほしいと思う。

箱根駅伝総評~青山学院大学

 33年ぶりの箱根路は笑顔の最下位ゴール

往路22位復路17位
総合22位青山学院大学
(予想:往路21位復路23位総合22位・区間予想3区間的中→1区6区10区)

 順位は一番予想しやすい大学ではあったので、総合順位は正解。でも18位くらいまで僅差だったのはちょっと想定外だったが…。区間予想は先崎が故障したことによりぐちゃぐちゃに…。それでも3区間当てたのでまあ普通か。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(見た目との差)
1区荒井輔(3年)1時間6分00秒区間21位(21)1分12秒差
2区松野祐季(4年)1時間11分37秒区間22位(21→23)6分39秒差
3区米澤類(3年)1時間4分52秒区間12位(23→18)6分41秒差
4区先崎祐也(4年)58分15秒区間21位(18→19)9分36秒差
5区佐々木徹也(4年)1時間24分00秒区間19位(19→22)11分20秒差

6区岡崎隼也(4年)1時間2分59秒区間23位(22→23)13分49秒差(12分29秒差)
7区大坪恭兵(4年)1時間7分34秒区間20位(23→23)16分16秒差(14分56秒差)
8区小林剛寛(1年)1時間7分56秒区間11位(23→22)17分18秒差(15分58秒差)
9区辻本啓吏(2年)1時間12分05秒区間6位(22→21)18分07秒差(16分47秒差)
10区宇野純也(4年)1時間13分42秒区間18位(21→22)19分46秒差(18分26秒差)

○総合22位 11時間29分00秒

【優秀選手】米澤類…箱根予選10番目の男が5人抜き!
【殊勝賞】辻本啓吏…チーム唯一の区間一桁で繰り上げ阻止!
【喝】先崎祐也…2年連続の怪我


エース不調で波に乗れず
 33年ぶりの箱根路も最下位通過で苦戦が予想されていた青山学院大学。荒井、松野、米澤、先崎、佐々木と青学のトップ5を並べて勝負に出たが不発。特にエース先崎が故障で最短区間に回らなければならなかったのは痛かっただろう。

 1区荒井は箱根予選チームトップの選手であったが、それでも区間21位が精一杯。後ろは元々故障持ちだった堂本(日大)、脚に痙攣を起こした関戸(順大)だけというものだった。2区はエース代役の松野。ここで最下位に後退したのは致し方なかったが、1万やハーフの持ちタイムから考えると71分半は大健闘というものだろう。前に見えていたチームがどんどん見えなくなる中、舞い上がらずに冷静に走ったとみる。

 青学の最大の見せ場は3区米澤だった。主軸の選手ながら箱根予選でチーム10番手を走行。ラスト5kmは彼にずっとバイクがついており、かなり印象に残っている選手である。その米澤が5人抜きの快走、総合18位まで順位を引き上げた。もうちょっと頑張れば王者駒大まで交わせたのだが、よく走った。持ちタイムからするともっといけてもいいが、2ヶ月でよく持ち直したなと思う。

 ただ、足の故障で最短区間に回っていたエースの先崎が大苦戦。二宮の定点では断トツの区間最下位。終盤上武大に追いつかれてからは粘ったものの、順位を落としてしまった。5区佐々木はそんなに悪いタイムではなかったが、前後の選手が皆実力者という不運な展開(上武大福山、順大小野など)で取り残されてしまった。結局復路は数少ない一斉スタートとなってしまった。



繰り上げなくアンカーへ
 復路の出だし6区の岡崎は先崎と同じく故障していたらしい。脚を痛めている状態で下りの6区はぞっとしてしまうが、これが青学の現状。区間最下位は予想通りだっただろう。元々故障が多い上、層が薄いというチームの悪い所がモロに出てしまった。こういう悪い側面があると勝負できないのが箱根駅伝なのだ。ここで2区以来の最下位に落ち、箱根の厳しさを味わっていただろう。7区大坪も追い上げられず、この時点で見た目15分ほどまで開き、早くも繰り上げの心配をしなければ成らない状況となった。

 しかし、ここから青学は踏ん張った。8区に起用された1年生の小林が逆コースを走った米澤を上回る区間11位と上昇モードを作った。高校時代から元々力のあった選手ではあるが、そこそこ順調に来ている様だ。そして、圧巻は9区の辻本。箱根予選はチーム9番目で目立った成績もないので駒切れなのかなと思っていたが、何と区間6位の激走。20分のリミットから3分余りの余裕を残して、最終走者に襷を渡した。また、復路順位もこの時点で18位に浮上。厳しいと言われていた復路で青学が大健闘していた。



33年の時を経ての歓喜
 箱根ファンは皆知っていると思うが、青山学院は最後の出場となっていた33年前、アンカーの選手がゴール手前150m地点で走行不能となり途中棄権となっている。その無念を後輩が晴らそうと頑張ったが、なかなか出場にこぎつけることが出来ず、いつの間にか33年の時が流れてしまっていた。そんな青山学院をもう一度箱根に戻そうと大学側が本腰を入れ始めたのが5年前。実業団の強豪・中国電力に所属経験のある原監督を迎え、本格的に練習が行われた。そして今年遂に念願叶い出場。33年ぶりにつながれた襷は因縁のアンカーに渡っていた。

 そのアンカーを任されたのは宇野純也4年生。原監督はインタビューで「イケ面をアンカーに起用して見栄えよく」と仰っており、選ばれたらしい。勿論イケメン(というか可愛い?(笑))だけでなく、箱根予選チーム5番手という実績があったからこその起用だった。その宇野は舞い上がることなく、慎重に入ると徐々にペースをあげ、快調に飛ばした。終盤、見た目順位とはいえ、箱根の常連校である東海大、順大、帝京大を交わした。苦しかっただろうが、さぞ気持ちよかっただろう。

 残り150mもしっかりした足取りで通過し、嬉しさを押さえきれなかった宇野は襷を「青山学院大学」という文字が見えるように掛けなおし、仲間が待っているゴールへ。総合順位は完走チームの中では最下位であったが、何より箱根駅伝を走れたことが嬉しかったのだろう。笑顔のガッツポーズのゴールとなった。33年前のOBもようやく心に残っていたしこりが取れたことだろう。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



 実力からして、優勝争いもシード権争いも遥か先で行われていたのは仕方のない所だろう。ただ、エースでキャプテンの先崎が故障したのだけは頂けなかった。先崎は昨年も選抜のメンバーに選ばれながらも故障で棒に振っていた。それが今年も同じように故障してしまったのはまずいだろう。彼が普通の状態であれば、もう少し他校とクロスすることが出来たし、復路一斉スタートもなかったかもしれない。この苦言だけ一つだけ言っておく。




来期への展望
 感慨に浸ってばかりはいられない。来期の展望である。 
○卒業生出走メンバー
松野祐季2区22位、先崎祐也4区21位、佐々木徹也5区19位、岡崎隼也6区23位、大坪恭兵7区20位、宇野純也10区18位

○在校生出走メンバー
荒井輔1区21位、米澤類3区12位、小林剛寛8区11位、辻本啓吏9区6位

○在校生補欠メンバー
市岡敬介、西尾宗一郎、川村俊吾、鈴木惇司、田中五月

 今年は4年生が主体だったので沢山抜けてしまうのは仕方ないところ(というか、今年出場できて本当に良かった)。大きな戦力ダウンは否めない。ただ、救いは数少ない在校生のメンバーの箱根成績が結構いいということだ。荒井、米澤、小林、辻本、この4人が中心となってまた来年も箱根を目指すことになりそうだ。だいぶ厳しい戦いになりそうだが、今回を『記念』ということにせず、『復活の狼煙』ということにするためにも頑張って連続出場を果たしてほしいところだ。


◆◇箱根駅伝区間予想-青山学院大学その2-◇◆

区間予想オーダー



1区荒井-2区米澤-3区大坪-4区小林-5区先崎
6区岡崎-7区宇野-8区鈴木-9区佐々木-10区松野

なんとまあ、予選会10番手の米澤を2区に据えるというすごいオーダーを組んでみた。
とりあえ記録会でよかった人優先である。
後、目標タイムは基本的に区間15位くらいを目安にした。


1区荒井輔(3年) 目標タイム:区間一桁
 さて、いきなり青山学院のエースを持ってきた。といっても、ハイペースになるとたちまち苦しくなる。まあ、東洋の荒らし屋2名はおそらく来ないので、多分大丈夫だと思うのだが…後、不安要素は張り切りすぎて集団を引っ張りすぎるということがあるとだいぶ不味いか。まあ、そういうことをしなければ、スピードランナーだし区間一桁ではいく力はあるだろう。


2区米澤類(3年) 目標タイム:1時間11分00秒
 ここはかなり苦しい区間。誰にしようか悩んで、予選会での不調から立ち直ってきた米澤類に託した。いくら何でも予選10番手だった選手を2区に持ってくるのは無謀と言わざる終えないだろうが、持ちタイムは1万でチームトップ。11月末の記録会で29分後半を出したが、更に上がってきていれば2区抜擢は充分あるはず。ここで順位を落とすのは仕方ないが、完全に弾き出されないようにしたい。最下位だけは避けたいところだ。

3区大坪恭兵(4年) 目標タイム:1時間5分20秒
 さて、2区が不安なのでここはある程度攻めの区間になるだろう。予選会では堅実に走って、記録会で1万自己ベストを出して上り調子の選手。佐々木や松野の調子が戻っていれば、彼らが一番いいのだが、今一番調子がよさそうな大坪で追い上げたい。大東大や上武大が近くにいれば、それを目安に競っていけば、そこそこ走れるのではないだろうか。下位の流れになってもいいので、競り合いながらいきたい。

4区小林剛寛(1年) 目標タイム:56分40秒
 4区は1年生ながら箱根予選を走り、上り調子の小林。意外と順位を上げる区間になったりするかもしれない。区間一桁は難しくても、区間12位から15位くらいに入って、順位を1つくらいあげてくれればいいなぁと勝手に思っている。


5区先崎祐也(4年) 目標タイム:1時間22分30秒
 密かに期待している先崎5区。前回5区候補の情報もあるが、原監督が前回、福山(上武大)と佐藤(平国大)の山の適性を見抜いているので、あんまり侮ってはいけないと思っている。まあ、ただ原監督は5区は耐える区間ということを仰っておられるので、ちょっと厳しいかもしれない。目標タイムは期待を込めて区間10位くらいのタイムを書いておいたが、自分のペースで走ってもらえればいい。まるで検討がつかないのでそう書くしかないのだ。




6区岡崎隼也(4年) 目標タイム:1時間1分30秒
 まるで予想がつかないが、1500mランナーの岡崎を配置してみた。下りの適性があるかどうか分からないが、とりあえずこのくらいのタイムで下ってくれればいいかなと思っている。ちょっと書きづらいが、+αが何もなければ、おそらく復路一斉スタートとなっている。ここも張り切り過ぎないように注意したいところだ。


7区松野祐季(4年) 目標タイム:1時間6分00秒
 繋ぎで使う選手ではないのだが、ちょっと言いづらい理由が。最悪のことを考えると繰上げの可能性もある。駒大早大がトップ争いしていたら6区9区が間違いなくかなりレベルが高いタイムとなる。いや7区8区も結構出そうだ。というわけで、それを阻止する意味での配置でもある。もし、往路がうまく滑り出しており15位近くで折り返していれば、いいタイミングで主力が来るから面白いのだが。


8区鈴木惇也(2年) 目標タイム:1時間8分00秒
 11月末の記録会で若い組ながら30分40秒台のタイムを出して、16人に入ってきた選手。本人コメントでは長い距離が得意なそうなので、思い切って起用してみた。といっても、ハーフのベストは67分台なのでどうなのかは良く分からない。するするっと上がってきたら面白い存在。往路終了時点でシードは厳しそうなら次回以降のためにも使ってみたらどうだろうか。ダメならどうだろう


9区佐々木徹也(4年) 目標タイム:1時間12分00秒
 ここで主力選手。残しておく余裕がないのだが、調子を落とし加減なので往路は外した。でも貫禄としては9区に。走れる力はあるはず。後は先ほども書いたが何とか繰り上げは阻止したい。調子を落としているといいながらちょっとおかしいが、何とか72分台で耐えて一本の襷でまとめてほしい。


10区宇野純也(4年) 目標タイム:1時間12分00秒
 箱根予選ではチーム5番目。前回は1時間1分30秒で20kmを走破しており、決して悪いタイムではない。うまくはまれば区間一桁も可能だろうとみる。この辺にこういう選手はおけるから、言うほど弱くはないんだよな。ただ、エースがいないので流れに乗れない、駅伝経験が乏しいということでどうしても評価が下がってしまうのだが。ちなみにもう少し速いタイミングで使えば?というツッコミがきそうなのだが、復路で本気で順位アップをしてシードを獲りにいくと思うから、ある程度残しそうな気がするし、最後はしっかりと走れる4年生を配置すると思う。まあ、しっかりとした足取りで帰ってきてくれればいい。
 


まとめ
 まあ、総合力自体は22番目のチームとは思えないほど、戦力は充実している。ただ、やはり序盤がどうしてもきつい。駅伝経験もないので、そこから順位をあげるのは相当きつい、20番より上に行く確率はかなり低い。何かしら+αが必要となってしまう。ただ、全員が+αが出る可能性はある。箱根に出るだけですごく盛り上がっているので、その嬉しさを体で体現できれば面白いレースになるだろうか。後は、このチームの悪い特徴になっている故障者を続出させないようにすること。一番弱い上に2人欠いているのだから、絶対に故障者出さないこと。そうしたら話にならない結果となってしまうだろう。誰も体調不良者を出さず万全な状態でレースに臨みたい。


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