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☆冬のロードシーズンの成績~東洋大学☆

更新が結局大変遅れてしまい申し訳ありません。
箱根関連の記事を全て書いてから、冬のロードシーズン成績をまとめようと思ったのですが、
いつの間にか新年度がスタートしていましたので、前倒しでまとめていきたいと思います。

今、大学4年生なのですが、幸い研究室も忙しくなるのが4月下旬からになりそうなので、
今のうちに出来る限り更新したいと思います。(といいながら続かn(ry)

まずは箱根で優勝した東洋大学からです。

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者

《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です

1/25 奥むさし駅伝


1区(9.886km)
★柏原竜二★(1年)28分29秒区間賞
★大津翔吾★(2年)29分20秒区間2位(東農大三高校OBチーム)
★千葉優★(2年)29分34秒区間4位
横山龍弥★(3年)29分34秒区間6位
2区(5.433km)
釜石慶太★(3年)16分49秒区間5位
佐藤寛才★(1年)16分52秒区間6位
本田勝也(2年)16分53秒区間7位
3区(4.217km)
川原祟徳★(3年)12分52秒区間2位
権守竜也(2年)13分03秒区間3位
山本憲二(1年)13分33秒区間8位
4区(4.679km)
千葉貴士(2年)13分21秒区間賞
世古浩基★(3年)13分43秒区間4位
藤野俊成(1年)13分58秒区間6位
5区(5.294km)
工藤正也(3年)15分11秒区間賞
鴛海辰矢(2年)15分15秒区間2位
田中貴章(1年)15分23秒区間5位
6区(9.283km)
上健太郎(3年)27分44秒区間賞
★富永光★(2年)28分15秒区間3位
★宇野博之★(1年)28分16秒区間4位

総合2位おおしまぐみ(3年生)1時間56分18秒
総合3位うめざわぐみ(2年生)1時間56分21秒
総合4位東洋大学B(1年生)1時間56分31秒

 チームとしては新4年生が意地をみせた結果である。5区工藤、6区上の区間賞で逆転での総合2位は、穴世代となっているこの世代にいい刺激を与えたことだろう。といっても新3年生は大津と高見の箱根9区10区で激走したランナーが入っていないので、実質3年生が中心のチームなのはやはり間違いないだろう。

 また柏原は相変わらずの大爆走。エース格の大津選手に10kmで1分もの差をつけてしまうという圧巻の走りだった。もう1万を28分前半で走れるのは間違いないだろう。柏原劇場はまだまだ続きそうだ。




2/22 犬山ハーフマラソン

3位★千葉優★(2年)1時間4分04秒
4位工藤正也(3年)1時間4分06秒
5位千葉貴士(2年)1時間4分12秒
8位本田勝也(2年)1時間4分49秒
12位田中貴章(1年)1時間5分44秒
13位佐藤寛才★(1年)1時間6分06秒
14位釜石慶太★(3年)1時間6分17秒
18位川原祟徳★(3年)1時間6分58秒
19位今井翔太(2年)1時間7分09秒
29位★富永光★(2年)1時間9分29秒

 ここは主力や期待の若手が大挙出場。チームトップは箱根8区で首位を奪った千葉選手。安定感は相変わらずである。注目すべき点は箱根補欠メンバーにも入れなかった工藤、千葉貴、本田が64分台で走りきったところ。特に工藤と千葉貴は箱根出場者の千葉優を後一歩まで追い上げる素晴らしい走りであった。層の厚さがウリのチームとはいえ恐ろしいものである。繋ぎの区間で今年もいい成績は取れそうである。

 後、期待できる選手としては佐藤と釜石が出場していたのだが、佐藤はともかくとして釜石は…もう難しいのかな。この世代で一番活躍が期待されていた選手なだけにもう一花咲かせてほしい、がんばれ!!



3/8 京都ハーフ

1位★柏原竜二★(1年)1時間3分16秒
5位★高見諒★(2年)1時間3分41秒
 柏原が序盤から独走し、そのまま優勝。やや驚くことにロード初タイトルである。爆走男もさすがに調子を落としていたようで、後半だいぶ追い上げられたがそれでもにげきってしまうのが凄いところである。

 また、奥むさしに出場せず故障かな?と思っていた高見も高島平からずっとまずまずの成績をキープ。千葉、大津に並んで高見の安定力もいい。ただ、三大駅伝制覇にはもう一つ大砲区間がほしいので、ここから更に成長してほしいところである。




3/8 日本学生ハーフ

154位鴛海辰矢(2年)1時間6分16秒
231位世古浩基★(3年)1時間7分39秒
372位藤野俊成(1年)1時間11分16秒
375位上健太郎(3年)1時間11分24秒
 ここは主力回避。卒業生の若松と大西智が有終の美を飾る62分台でゴールしたが、在校生はもう一つといったところ。奥むさしできっかけをつかみかけていた上が撃沈。世古も全日本失敗してからあんまりいいところなしといった感じ。このままチーム内の競争に負けてしまわないよう願いたい。



熊谷さくらマラソン

○ハーフマラソン
1位佐藤友彬(3年)1時間7分00秒
3位高山直樹(3年)1時間9分27秒

○10km
1位岸村好満★(3年)30分28秒
3位橘翔一郎(2年)31分15秒
6位笹田一樹(2年)32分18秒
 このあたりは3軍レベルくらいの選手が中心に出場。その中に前回の箱根でアンカーを務めた岸村が出場。タイムは悪いながらも10kmの部で優勝。10区で失速するも東海大の棄権の御蔭で辛くも10位でゴールしたが、あまりよくないイメージが残っている。そのまま払拭できないまま卒業というのはちょっと寂しいので、もうひと奮起してほしいところである。


総括

 箱根出場者の中では柏原、千葉優、大津、高見については、特に問題はない感じである。宇野と富永は箱根前当たりがピークになってしまったか、ちょっと落ち込んでしまった。宇野は奥むさし以降出場しておらず故障している可能性もある。

 新戦力としては、やはりハーフで結果を出した、工藤、千葉貴、本田あたりか。来年の正月までに彼らが63分台に突入してくれれば昨年以上の選手層となりそうだ。後は上、川原、佐藤あたりが安定してくれればさらに厚みが増す。まずまずの収穫であったのでないかと思う。

箱根駅伝総評~東洋大学

5区で爆発!復路はクレバーな走りで箱根初制覇!

往路1位復路1位
総合1位東洋大学
(予想6位・区間予想3区間的中→1区5区9区、)

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差
1区若松儀裕(4年)1時間5分06秒区間8位(8)18秒差
2区山本浩之(4年)1時間10分54秒区間17位(8→14)5分02秒差
3区大西智也(4年)1時間3分21秒区間3位(14→9)3分33秒差
4区宇野博之(1年)56分45秒区間9位(9→9)4分58秒差
5区柏原竜二(1年)1時間17分18秒☆区間賞(★区間新)(9→1)-22秒差

6区富永光(2年)1時間00分48秒区間12位(1→2)18秒差
7区飛坂篤恭(4年)1時間5分01秒☆区間賞(2→2)12秒差
8区千葉優(2年)1時間6分42秒区間2位(2→1)-45秒差
9区大津翔吾(2年)1時間11分16秒区間2位(1→1)-1分26秒差
10区高見諒(2年)1時間12分03秒区間6位(1→1)-41秒差

○総合1位 11時間9分14秒

【最優秀選手】柏原竜二…文句なしでしょう
【技能賞】大津翔吾を初めとする復路の皆さん…格上の早大に対して上手い試合運び
【監督賞】佐藤監督代行…アクシデントに動じずチームをまとめあげた

今大会のMVP・柏原竜二
 いや~、何と言っても柏原に尽きるでしょう。今大会で区間新4つが出ましたが、インパクトの度合いはずば抜けていましたね。当面破られないと思われていた今井正人(順大OB)の記録をなんと47秒も更新。しかもまだ1年生ということで恐ろしささえ感じました。
 今回柏原選手が5区挑戦するということについて様々な予想が飛び交いました。柏原選手といえば、前半からぶっ飛ばして後半粘りに粘るレースをすることで有名。その走法で春はインカレ、秋は出雲、全日本で成功を収めました。しかし、天下の瞼・箱根山には最後まで持たないのではないかという声が沢山ありました。最初5kmの平地からぶっ飛ばして、登りの終盤からペースが落ち、最後の下りでボロボロになるのではないかと……。一応私は期待を込めて区間賞予想はしていましたが、半信半疑、区間新はとても…と思っておりました。しかし、実際はトップとの差4分58秒をひっくり返して往路優勝。柏原選手自身でないと塗り替えることは不可能ではないかと思える大記録を撃ちたてました。見事です。
 正直、大西選手が2区回避した時点で優勝争いすることはないだろうと思っていました。実際、4区までは自分の想定よりやや上かなという感じだったのですが、柏原選手の爆走で全部流れに乗りましたね。

 勿論、1区から4区の選手が粘ったのも大きかったです。1区若松選手は大きな大会は前回の箱根以来ながら区間一桁。2区山本選手は70分台でまとめ、代役を務め、3区大西選手は万全とは言えない調子ながら、竹澤(早大)、佐藤(東海大)に負けただけ。4区宇野選手も1年生らしく積極的な走りで順位を保ちました。それがあったからこそ、あったからこそ何ですが…柏原選手に全部持ってかれてしまいましたね。

 下りが少し苦手なだけなので、そこを克服すれば76分台の不滅の記録も可能だろう。ただ、今井さんが言っておられたように、山登りは経験がマイナスに出やすく、何も知らない初挑戦の方が結果が出る。今井さん自身も2年生の時が一番いい走りができたようだが、言われてみればそんな気がする。この点が出なければ、来年以降更に記録更新の期待もできると思う。




監督の指示を忠実に守った復路の皆さん
 勿論、総合優勝を果たしたのは柏原選手だけのお蔭ではない。力が上の早大の選手相手に自分の力を出し切った復路の皆さんの活躍もすごかった。早大と東洋大の復路の各選手のタイムを比べると、最初の数キロのタイムは全て早大が上回っているのである。早大がまずは攻めていっているのだ。しかし東洋はそれを徒に追わず、自分のペースを守ることを徹していた。そして早大が疲れてくることに一気にペースをあげて早大を突き放したのだ。その顕著な例が皆さんもあげておられるように9区大津選手の走り。この時は早大朝日に対して48秒のアドバンテージをもらってスタートした。スタート直後朝日が猛追。下りということもあって最初の1kmを2分43秒で突っ込んだ。対して大津は2分57秒と周囲を心配させる程ゆったりした入り。当然差はつまって、5km過ぎにはすでに5秒くらいの差まで迫ってきた。これは一旦追いつかれるだろうと誰もが思った。しかし、これは作戦。ギリギリまで朝日をひきつけておいて絶妙のタイミングでスパート。これに朝日は全く対応できず、中継所までに1分26秒まで差はついた。これでほぼ優勝は決定した。

 その他、早大の6区加藤に抜かれても気にしなかった富永。先行する7区八木8区中島が飛ばしても、徐々に追い上げた飛坂、千葉両選手も素晴らしかった。そして、高見選手も無理のないペースを守って大手町に一番最初に飛び込んだ。勿論、これは全て佐藤代行監督の指示で早大に揺さぶりをかけようというものだったのだが、それを忠実に守りきっちり走りきった皆さんが全員技能賞ということでいいでしょう。


3/19追記
チームをまとめた佐藤監督代行
 後、もう一つ付け加えるとするとチームをまとめあげた佐藤監督代行だろう。12月初旬におきたアクシデントで優勝はないとみていた。実際、グラウンドで9人しか練習に出れない日もあったそうだが、そこからよくチームを立て直したと思う。川嶋前監督も本当に喜んでいると思う。本当に幸せでしょう。

 何はともあれ、初出場から67回目での初優勝おめでとうございます。




来期への展望

 さて、いつまでも優勝の余韻に浸っておらず、おそらく選手達は来期に向け、今日から練習を開始していることでしょう。ということで、早速来期の展望をしてみよう。新入生情報にはあまり詳しくないので、他校に関しても現有メンバーを中心として評価していきたい。

○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
若松儀裕1区8位・山本浩之2区17位・3区大西智也3区3位・飛坂篤恭7区1位

○在校生出走メンバー
宇野博之4区9位・柏原竜二5区1位・富永光6区12位・千葉優8区2位・大津翔吾9区2位・高見諒10区6位

○補欠メンバー
釜石慶太・横山龍弥・佐藤寛才・川原祟徳

 出走メンバーで抜ける4年生が4人というのは割りと平均的なのではないか?往路を務めた宇野、柏原の1年生と飛坂以外の復路の2年生が残るので来期も期待できる方なのではないか。山は登りも下りも健在。特に柏原は他校に3分から5分アドバンテージを得る事ができるので4年連続往路優勝することも可能。黄金時代に突入してもおかしくないだろう。

 問題は2区候補がいないこと。正直、柏原以外2区を走れそうな選手がいないのだ。一番の候補は大津選手だが、トラックで5000m14分きり、或いは1万28分台に突入くらいはしてもらわないと厳しいか。復路の9区10区は高見、千葉両選手がいるだけに1区から4区までが問題だろう。彼らのレベルアップや新入生及び今回16人に入れなかった選手たちから誰が伸びてくるか。選手層が厚いだけに来期も期待したいところだ。

◆◇箱根駅伝区間予想-東洋大学その2-◇◆

区間予想オーダー

1区若松-2区大西智-3区山本-4区市川-5区柏原
6区宇野-7区富永-8区高見-9区大津-10区千葉

前半は4年をつぎ込み、後半は下級生で耐えるというのをかな~り極端にしてみた。

1区若松儀裕(4年) 目標タイム:区間5位(駒大と同時)
 出だしをどうしようか迷ったが、前回3区で4位集団を争い、争っていた全員を振り切った若松にした。故障明けでスタミナがまだ心配だが、今回の1区ならおそらく大丈夫なのではないかと見ている。最後のスパート勝負になったら前回のようなスパートで上位をキープしたい。あわよくば駒大に勝ちたいところ。大西VS宇賀地でいい勝負ができるはずだ。
 ちなみに山本が絶好調なら大西-山本-若松と奇襲を組んでみてもいいんじゃないかと思っている。


2区大西智也(4年) 目標タイム:1時間8分20秒
 1年から箱根に出場しエースに成長した大西智也。今まで1区が多かったが満を持して2区に登場。トラックの持ちタイムが低めなのは気になるところだが、ロードの強さには定評がある。まあ、昨年まで箱根だけはなぜか早かった黒崎がいただけに、その再現なればと思う。理想の展開は駒大・宇賀地と競える状態で最後までついていければと思う。ただ、大西の性格を考えるに1区が出遅れた時に飛ばしすぎるということ。そうすると2年の時の1区があるだけに怖いのだが。予想ではこのあたりでよくて5位だろう。


3区山本浩之(4年) 目標タイム:1時間3分40秒
 3区は前々回の3区経験者の山本。調子も尻上がりによくなってきているので、期待してもいいだろう。出雲、全日本はこのあたりで独走していたが、今回は違う展開になろう。まあ、前回、前々回の箱根と似たような展開だろうから、慌てることはないだろう。じっくり前を走る大学を追い上げていきたい


4区市川健一(4年) 目標タイム:56分30秒
 ここが悩みどころなのだが、期待を込めて市川。他には飛坂や大西一、または1年の佐藤あたりも考えたが、出場して一番走れそうなのは市川ということで彼にした。自分の記憶があやふやなのもあるが大きな大会は1年の箱根以来??本当に久しぶり。もし出場したら『カムバック賞』確定だろう。走りとしては区間一桁で無難にまとめてくれればいいだろう。無事に走りきれたらそれでいいだろう。


5区柏原竜二(1年) 目標タイム:1時間18分30秒
 さて、今夏の東洋大学でも最も注目を集めるであろう5区。スーパールーキーが20km以上の距離を初挑戦ながら、山登りに抜擢されたのだ。一体、どのくらいで登るのか検討がつかない。出雲や全日本など各種大会では前半ぶっ飛ばして後半耐えるというレースでほとんど成功している。ただ、20km、まして山登りでそのような走りが通用するかどうか。常識で考えると通用しない。最初の平地で飛ばしすぎて失速した選手は何人もいる。ただ、常識に捉われない柏原だからもしかすると…という期待もある。もし大丈夫なら78分台、今井の区間記録に迫ることも可能だろう。このくらいのタイムで走れば、往路優勝、そして総合優勝の可能性もあるか。ただ、撃沈した場合、復路が1年と2年ばかりなので苦しくなる。柏原にかなり負担がかかるのだが、大変楽しみである。




6区宇野博之(1年) 目標タイム:1時間0分30秒
 山下りも1年生の宇野。登りも下りも1万m28分台の選手、しかも1年生が担当するということは未だかつてあっただろうか。しかし、それくらいのタイムを持っている選手なのだから、1年生といえども、かなりの結果を求められるはず。野村(中大)とまではいわないが、それでも60分半は切ってほしい。東洋大は山がウィークポイントだったが、これが成功すれば、山を制するものは箱根を制すといわれているように、4年間上位争いに食い込む可能性は高いだろう。 


7区富永光(2年) 目標タイム:1時間6分20秒
 ここは調子の良い選手を使うしかないのではと思う。ここはハーフ64分台の記録を持つ富永を起用してみた。東洋大はよく初出場の選手を置くので、ありなのではと思う。このオーダーでは8区から攻勢に転じるので、それに繋げる重要な役目となる。ここは自分の走りをして前との差を広げられすぎないようにしたい。


8区高見諒(2年) 目標タイム:1時間6分30秒
 反撃開始。全日本3区を区間4位と好走した高見をここで起用。上尾ハーフも63分台を出してスタミナも問題ない。全日本では前半抑えて後半あげていくクレバーな走りをみせた。この走りが20kmでもできるようなら、後半に上りがある8区にはうってつけ。おそらく区間5位以内では走れるのではないかとみている。優勝するのであれば駒大とは1分30秒くらいは引き離したい。まあ、これくらい差をつけるには山でドカンといかなきゃきついか。


9区大津翔吾(2年) 目標タイム:1時間10分30秒
 ここにロード型の大津を置く。1年生の時もスタミナを要する8区で区間7位。高島平ではエースの大西に喰らいついて、全日本ではアンカーを務めて一人抜いた。9区でも充分通用するだろう。ただ、やはり駒大、早大の9区ランナーには力は劣ると思われるので、リードしておくことは必要だろう。


10区千葉優(2年) 目標タイム:1時間11分30秒
 ここも初登場の2年生。昨年の岸村と被って不安なのだが、64分前半のハーフの持ちタイムはなかなかのものだろう。トップ争いしているのか、上位争いか、はたまたシード争いなのか、正直今も予想しかねているのだが、どんな位置でもしっかりと襷を運んでいきたい。




まとめ
 やはり柏原がどれほどやれるか、どこまでチームとして機能できるか、その2点によって予想順位が大きく異なってくるだろう。最初の柏原は、これはもう本人次第なので、本番を見守るしかない。チームとして機能は、まだ間に合う項目。やはり最初から4年生をつぎ込んで、きっちりと流れを作ってあげることが、精神的にやられてしまったランナーもいると聞いた下級生に力を出させることにつながる。まあ、1人くらい4年生を復路に回してやったほうがいいのかもしれないが。とにかく、出場できなくて元々だったのだから、何も失うものはないはず。走れることに感謝することが一番成績をあげる近道かもしれない。




◆◇箱根駅伝区間予想-東洋大学その1-◇◆

分厚い選手層で、なるか初優勝!

7年連続67回目
東洋大学
08箱根10位、08出雲5位、08全日本4位

 過去67回もの出場を誇る東洋大学だが、優勝の二文字が踊ったことはまだない。昨年の箱根は4区終了地点で2位と僅差の4位につけながら、山で大失速。シード権を確保するのがやっとの状態だった。しかし、今年は違う。出雲、全日本ともに4区途中までトップを疾走。今までトップ中継することすらほとんどなかったのだが、大躍進。後半区間は1.5軍の選手を試したこともあり、それぞれ5位、4位に終わったが、箱根は当然本気。選手層は全大学NO.1を誇る東洋大学が箱根初制覇を虎視眈々と狙っている。



一次エントリーメンバー

選手名長所や特徴短所や悪い情報どちらともいえない、その他

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手

 大西智也(4年)駅伝○、安定感、ロード○、ラスト○
 大西一輝(4年)主将、下り○故障明け
 柏原竜二(1年)ラスト×積極的、20km?

前回:黒崎

B(3点):主要区間を区間上位で走れる選手

 山本浩之(4年)
 大津翔吾(2年)ロード○

前回:大西智、中田

C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手

 若松儀裕(4年)ラスト○
 飛坂篤恭(4年)ムラッ気
 市川健一(4年)故障明け、長期ブランク
 高見諒(2年)
 千葉優(2年)
 宇野博之(1年)

前回:若松、今堀、大津

D(1点):繋ぎ区間で区間中位で繋ぐ選手

 釜石慶太(3年)上り○?
 横山龍弥(3年)
 富永光(2年)初出場
 佐藤寛才(1年)初出場、20km?

前回:釜石、桜田、岸村

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手

 川原崇徳(3年)初出場

※チーム(ほぼ)全員チャンス×、ケガしやすい、弱気

前回:大西一

上位10人平均:2.9点  16人平均:2.1点
(参考)前回の成績:1.9点 駒大の上位10人平均:2.7点

◆ワード説明

駅伝○
…駅伝で外さない
ロード○
…ロードになるとトラックの持ちタイム以上の力を発揮する
上り○?
…上りが多分得意

ラスト×
…ラストがあまり伸びない
チャンス×
…流れを上手く引き継げないことが多い
ケガしやすい
…ケガ人がよく出る
弱気
…例の事件により精神的な乱れが心配される

20km?
…20kmが箱根ぶっつけ
積極的
…積極的に走るのが魅力



戦力分析
 点数上は駒大を上回ってしまった。まあ、この点数方式が選手層を重視してしまうので仕方ない。力を出し切れば戦える戦力が整っているということだろう。ただ、至近の記録会で記録を残していない選手や、まだ1回だけしか記録を出していない選手も混じっているのでもう少し低く見るほうが妥当と思われる。

 エースは大西智。4年になって各種記録会で高いレベルで安定した成績を残しており、2区起用有力。その他、ロードに強い大津や力を伸ばしてきた高見など選手が揃っている。そしてスーパールーキー柏原。怖いもの知らずの飛ばし屋が5区に挑む。その他、故障から復帰してきた市川、大西一、若松の4年生陣。最後の箱根で爆走できるだろうか。

 懸念は毎年失敗している山か。今回は柏原、宇野と1年生で挑ませるそうだが、かなりリスクが高い。ただ、成功すればマジで怖い。優勝が現実味を帯びてくる。それと選手層が厚いということで振り落としがすごいのか故障が多い。ベスメンを組んだことが見たことないくらいだ。後は例の事件での精神的ダメージ。4年生と佐藤代行監督がうまくチームをまとめられるかどうか。一番のキーはまとまりになるだろう。オーダーは川嶋元監督の発言を尊重して組んでみる。

東洋大学~箱根駅伝16人エントリー予想

続いて、要注目の東洋大

◇11/23日体大記録会1万m
<7組>
2位宇野博之(1年)28分55秒32
5位佐藤寛才(1年)29分11秒23
9位本田勝也(2年)29分27秒16

◇1万m記録挑戦会
★大西智也(4年)28分54秒02
★大津翔吾(2年)29分14秒66
★山本裕之(4年)29分21秒96
★若松儀裕(4年)29分36秒13
佐藤寛才(1年)29分40秒79
★千葉優(2年)29分45秒30
★大西一輝(4年)30分02秒57
富永光(2年)30分02秒66
本田勝也(2年)30分07秒06
田中貴章(1年)30分10秒40
★世古浩基(3年)30分14秒85
上健太郎(3年)30分14秒85
佐藤友彬(3年)30分15秒61
★市川健一(4年)30分19秒35
★飛坂篤恭(4年)30分22秒77
今井翔太(2年)30分23秒21
藤野俊成(1年)30分23秒37
池田亮太(2年)30分23秒49
鴛海辰矢(2年)30分26秒07
千葉貴士(2年)30分37秒74
小田切祟(3年)30分39秒82
小林和輝(2年)30分51秒39
西澤由浩(1年)31分06秒45
★松尾孝(4年)31分23秒63
橘翔一郎(2年)31分24秒21
笹田一樹(2年)31分28秒73
高山直樹(3年)31分52秒28
坂本芳行(4年)31分53秒11
柳沼順朝(3年)32分04秒20
秋田賢治(2年)32分07秒28
倉陽一(4年)32分12秒05
熊田成弥(1年)32分16秒35
鈴木俊(1年)32分32秒67
欠場:★高見、★森、★横山、★釜石
澤田、★岸村、川上




事件は12月入ってからなので、ここは記録会のみということで…


東洋大に追い風が吹いている。
まずは日体大記録会で、1年生宇野が28分台突入、佐藤も29分10秒台の記録!
柏原の影に隠れて、目立たなかったが、ここに来て急成長
しかも宇野はキャプテン大西を差し置いて6区らしい。
28分台のランナーが山下りをすることはあんまりない。
自分の記憶では中大・野村以来のような気がする。
いつも山でコケる東洋大だが、救世主となれるかどうか。

また佐藤や本田も20kmの実績がないのが難点だが、
16人のエントリーには入ってくるのは間違いないタイム。
他の大学ならもう間違いなく10人に入ってくる。
これでも当確ランプが押せないのは東洋大の層が厚いからである。


続いて、記録挑戦会だが、これも全大学中1番よいだろう。
大西はペースメーカーだったらしいが、みんな振り切って独走
28分54秒のタイムで自己ベストだったがまだこんなタイムなんだと驚いている。
インカレや駅伝など大舞台で全く外さないという選手なのだ。
黒崎の穴は完全に埋まったといっていいだろう。

また主力格の大津と山本も順調に来ており、若松も昨年と同様上がってきた。
昨年出走した主力はだいたい戻ってきた。
大西一と市川はかなり厳しくなったが、6区は代わりがでてきたし、
市川は昨年も走ってないんで、戦力ダウンということはない。

佐藤、千葉、飛坂、池田、富永は日体大記録会や上尾を走っているのでやや疲れがあったか。
箱根までにはある程度戻してくるはずでそんな問題にすることはないだろう。

しかし、これだけ充実していると16人及び10人選ぶのにかなり頭を悩ませることになりそうだ。

苦心して16人エントリーを予想してみる。



◇箱根駅伝16人エントリー予想
◎エース、○主力、●中堅、△10人有力、▲チャンスあり、×16人有力
4年
◎大西智、○山本、●若松、△飛坂、×大西一

3年
▲世古、×釜石

2年
○大津、●高見、●千葉優、△池田、▲冨永、▲本田

1年
○柏原、●宇野、▲佐藤



こうみると、3年生が意外と誰もいないのだなと感じる。
前回、アンカーで岸村が走った世代なのだが、他学年に比べて出てこない。
世代No1であろう釜石が思わしくなく、上手く上がっていかないのだろうか。

×つけてある人は山の控えという位置づけ。
彼らが山で出走があった時は何かアクシデントが合った時ということ。
大西一は平地に回る可能性もあるか。

ただ、かなり色々迷った。市川を入れるかどうか悩んだり、出雲、全日本連続して走った森を外したり、
記録会1回しか結果を残していない選手を入れたりなど、ちょっと無茶苦茶かもしれない。
一応、現時点で調子のいい選手を入れたという感じなのだが、果たして何人当たるだろうか。

エースは勿論、4年生の大西智。
大きな大会で外したことなく、ロードで特に力を発揮するタイプ。
失敗レースは1年の5区くらいではないですかね?
往路のおそらく速い区間での出走となるだろうが、
1区なら区間賞、2区でも駒大宇賀地以上の活躍を臨める力はあると思われる。
精神的にも強いし、間違いなく東洋大に勢いをつける存在だ。

それに次ぐ存在は、次期エース候補の柏原。
今シーズン序盤から現れた救世主で駅伝シーズンに入っても蔭りが見えない。
出雲1区2位、全日本2区区間賞と1年生らしからぬ働きを見せている。
起用区間は川嶋元監督が公の場で山登りと宣言しているので間違いないはず。
あのかっ飛ばし走法がどこまで山登りで通用するか疑問符はつくが、
もし何も問題がなければ、今井の記録に迫る走りができるだろう。

その他、主要区間を担う可能性が高いのが4年の山本と2年の大津。
山本は陸上経験が浅いが1年の頃からずっと期待され続けていた選手。
2年の箱根でついに快走し、期待されたがその後は故障が続いていた。
しかし、全日本でレースに復帰し、上尾、記録会とどんどん調子をあげてきた。
順当に行けば、1区か3区で走るだろう。
大津は元々長い距離には定評がある選手だったが、この秋能力が開花。
全日本でアンカーを務め、チームの順位を押し上げた。
箱根は復路の重鎮9区が濃厚だ。

そして、その後に続く選手がぞろぞろといるのが東洋大の特徴。
この秋から伸びてきた高見、前回箱根3区の若松、1年生時出雲経験した千葉優と実力者が揃う。
また6区候補の宇野といいランナーが揃っている。
層が厚い東洋大とはいえ、ここまでのランナーはアクシデントがない限りは出場するはず。

後は10人入りを虎視眈々と狙うランナーが沢山いる。
上尾で好走した池田、冨永、世古や、記録会で好走した佐藤、本田
過去駅伝経験者の飛坂、予想エントリーに入れなかった選手でも面白い選手はいる。
調子の良い選手が復路の繋ぎでいい走りをするに違いない。

1年生の山さえうまくいけば、本当に優勝してしまいそうな雰囲気だ。
まあ、この時期にいい記録を出したランナーは箱根本番で失速する選手も結構多いのだが、
これだけ選手層が厚いのだから、さすがに失速が頻発することはないと思うのだが。



ただ悲しいのが、例の事件。もう説明する暇はないだろうが、
部の雰囲気がめちゃくちゃになったのは確かなこと。
世間(東洋大周囲や沿道とか)
からは冷たい視線が注がれているだろうし、
果たして実力どおりに走れるだろうか

うちの親は、
「奮発して優勝するでしょ。周りの声?んなもんに負けちゃいかん。そんな精神的に弱かったらいかん」
と簡単に言っているが、プロや実業団じゃないんだから…
大学トップ集団の精神力がどの程度あるか分からないが、
自分の感覚だと実力を発揮できない、というか出走するのが恐怖に感じる。

自分の力を何%発揮できるか分からないが、
元々出場なんて出来なかった、来年予選会からと思って、
何もかも吹っ切れた感じで、箱根路を駆け巡ってほしい。

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