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◆◇箱根駅伝区間予想-駒澤大学その1-◇◆

王者は、やっぱり強いのか!?

43年連続43回目
駒澤大学
08箱根優勝、08出雲2位、08全日本優勝

 ここ9年の箱根駅伝で4連覇を含む6回優勝と驚異的アベレージを誇る駒澤大学。前回の箱根も往路終了までに2位につけ、復路の9区で前を走っていた大学を抜き去り、圧巻の優勝であった。今期は前回走った4年生が5人抜けたが、3年生カルテットがますます力を付け、以前として優勝候補・本命。前哨戦の出雲は惜しくも2位だったが、全日本は貫禄の優勝。箱根に向けて磐石の態勢だ。しかし、他の大学も力を付けてきている。果たして今回も駒大は優勝できるのか、戦力を分析してみたい。


一次エントリーメンバー

選手名長所や特徴短所や悪い情報どちらともいえない、その他

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手

前回:安西

A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手

 宇賀地強(3年):競り合い○
 深津卓也(3年):単独走○

前回:宇賀地、深津

B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手

 池田宗司(4年):ラスト○暑さ×
 太田行紀(4年):スタミナ型
 星創太(3年)

前回:池田、豊後、堺、太田

C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手

 我妻伸洋(4年):スピード型
 高林祐介(3年):スピード型20km×
 高橋徹(4年):初出場
 末松裕一(2年):スピード型ムラッ気、初出場
 藤原昌久(2年)初出場

前回:平野

D(1点):繋ぎ区間で区間中位で繋ぐ選手

 岩井太秀(4年):初出場
 藤山修一(3年):初出場、山?
 岩本雄樹(3年):初出場、山?
 飯田明徳(2年)初出場
 渡邉潤(2年)初出場
 井上翔太(1年)

前回:高林、藤井

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手


※チーム(ほぼ)全員粘り○、安定感、ケガしにくい

上位10人平均:2.7点  16人平均:2.1点
(参考)前回の成績:2.9点

◆ワード説明

競り合い○
…強い選手と競ると力を発揮するタイプ
単独走○
…自分でペースを組み立てると強い。またそういうことができる
ラスト○
…ラストスパートが強い
スピード型
…スピードが魅力のあるランナー
スタミナ型
…長い距離に真価を発揮する
粘り○
…苦しくなってから相当粘る
安定感
…好不調あまり関係なく安定して走れる
ケガしにくい
…ケガをめったにしない

20km×
…持ち前のスピードを20kmに活かしきれていない
暑さ×
…暑さに弱い

ムラッ気
…好不調の波が激しい
山?
…山で結構やるのではと情報がある



戦力分析
 やはりなかなかの強さを誇っている。点数は昨年より落ちているが、これは山である程度走れるのでは?といわれている岩本や藤山を考慮していていないため。もし目処が立っていたら+0.3点以上はあるので、この時点で昨年以上。やはり強い。ちなみに早大や東洋大との比較だが両校ともまだ分析していないので、両校の時にやる。とりあえず駒大は昨年と同等かそれ以上も臨めるということだ。

 チームの中心は勿論、宇賀地と深津。この2人が2区9区となるのが基本だ。深津は5区もあるか。それに続くのが池田、星。ともに1区で結果を残している。また、今期急成長で、今絶好調らしい我妻も主要区間抜擢あるか。全日本で区間賞をとった高林と太田は前回の箱根で3区10区を担当。その他、高橋、藤原など、層が薄いと言われながらも選手も育ってきて磐石だ。

 読めないのが山。駅伝未経験の岩本と藤山の名前がよく挙がっているが、この2人に区間5位以内で目処が立っているのなら、平地でかなり強力な布陣が組める。ただ、どちらも駅伝未経験なので府中走らなかった星や池田の可能性もありか。山次第で予想が変わるが、理想でいく。

駒澤大学~箱根駅伝16人エントリー予想

全22大学、ラストを飾るのは王者・駒澤大学


◇府中ハーフ
1位★宇賀地強1時間4分08秒
2位★高林祐介1時間4分58秒
3位渡邊潤1時間5分08秒
5位★太田行紀1時間6分02秒
6位高橋徹1時間6分02秒
8位飯田明徳1時間6分16秒
9位砂原健次1時間6分19秒
11位★井上翔太1時間7分07秒
13位園田将之1時間9分19秒
14位★星創太1時間9分20秒

◇1万m記録挑戦会
末松裕一(2年)30分13秒27

府中ハーフの結果を見てちょっと首を捻ってしまった。
タイムが悪いのは、どうやら強風が吹き荒れていたらしい。
宇賀地の実力からすると、1分30秒以上はロスしていると考えていいので、
みんなこれよりは1分30秒速いのだろう。

問題なのは順位である。
良かったのは高林、渡邉、高橋の3人だろう。
高林はおそらく63分前半で20kmを走れるようになっているので、
今回は前回のように3区でも大丈夫だと思う。
また、これまで駅伝経験がない渡邉が高林と僅差、
全日本で早大を逆転した太田に高橋が最後まで喰らいついた。
飯田、砂原も16人にはいるには充分なタイムだと思う。
これで10人目と早大との差はだいぶ解消されたように思う。

これで、全日本のメンバーがよければと思うのだが、
井上と星がまさかの失速。井上は1年だし初の20kmで厳しい条件だったので、仕方ない。
困るのは星。69分台って、これは一体…
アクシデントではなければいいのだが。
なんか山登りするのではないかという意見も多々あるのだが、
だったらなぜに出場したのか。しかもこんなタイムで。
どうも、何かあったとしか思えないんだが…

もう一つ悪いニュース。
記録会で上尾で好走した末松がまさかの失速。
1万30分オーバーしてしまった。
持ちタイムいいのに出雲、全日本でどうしてエントリーされなかったのかと思ったら、
ムラッ気で信用がならないからですか…

まあ私的には末松に関しては、そこまで心配いらないと思うのだがね。
全チーム考察して分かったのだが、今回の記録会では上尾で好走した選手は結構失速している。
『駒大』だから目立つのだろうが、調べるとそんなに騒ぐほどではないように思うのだが。
まあ、これでも信用ならないからと外されるのが駒大の凄いとこなんだと思うようにしよう。

しかし、これで16人はともかく、10人の区間配置は読みづらい。
深津はちょっと千葉国際で調子を落としていたし、池田・我妻・星は状態がよく分からない。
山走る選手もいるかもしれないのだが、果たしてどうなのか。
とりあえず16人エントリー予想してみる。



◇箱根駅伝16人エントリー予想◇
◎エース、○主力、●中堅、△10人有力、▲チャンスあり、×16人有力
4年
○池田、●太田、●高橋、△我妻、▲砂原、

3年
◎宇賀地、○深津、●高林、△星、△岩本、×飯田、×藤山

2年
△渡辺、▲末松、▲藤原

1年
▲井上


やっぱりだいぶ3年生4年生多いなという印象。
1年2年がもう少し出てこないと優勝の決め手には欠けるか。
勿論、優勝候補筆頭に変わりはないのだが、
やはり例年に比べては穴があるか。

エースは勿論宇賀地。1万のタイムでは池田と深津の方が上だが、
ロードで特に速い選手との競り合いになると滅法強い。
1年生からエース区間起用が多いが、毎年着実にタイムをあげてきており、
前回の1時間8分48秒よりも速いタイムではまず間違いなく駆け抜けるはずである。

その周りを固めるのは池田と深津。
池田は1区起用が多いスピードランナー。暑い区間が苦手だということも聞いたが、
基本的にはどこでも走れるのではないか。山登りの可能性もあるし、9区もありえるだろう。
他の選手の状態を見ながらどこでも入るだろう。全日本ではやや精彩を欠いただけにリベンジに期待。
深津は全日本アンカーで優勝のゴールテープを切ったランナー。
稼げる区間は5区山登りだろうが、出来ればこの深津を9区で固定したい。
深津で優勝を決定付ける走りに持ち込む展開にしなければ、優勝はちょっと苦しいのではと思うのだが。

また、アンカー候補の太田が5区に回る意見もあるが、
やっぱりここも固定したい。5区は主力メンバーが来るのなら池田、星。
またよく名前が挙がる岩本あたりでこなせると随分楽なのだが、果たして誰が適正があるのだろうか。

その他府中好走の高林、高橋がその他の主要区間などを務めるはず。
星も順調であれば、間違いなく主要区間担当。

後は少なくともハーフを65分以内では走れるはずの
我妻、砂原、藤原、末松などで激しく10人を争うはずだ。
全日本走った井上はちょっと苦しいか。

状態に?がつく主力選手もいるが、優勝できる戦力は整ってきただろう。
オーダーは最大のライバルとなる早大のオーダーを読みながら組んでくるはず。
果たして2連覇なるのか、大八木監督がどのように選手を配置してくるか注目である。

【全日本】駒澤大学-評論&展望-【上尾ハーフ】

それでは、久々に連続更新を再開しま~す

2週間近くご無沙汰してしまいましたので、
どうせなら全日本と上尾ハーフを同時に評論しちゃおうという
めちゃくちゃなテーマですが、ゆるりとお読みになられて下さいな

とりあえず、全日本を走った大学から先に行いたいと思います。
まずはやっぱり強かった!駒澤大学から!!

全日本大学駅伝成績
左から、区間、名前、学年、区間タイム、区間順位、順位変動、トップとの差
なお区間距離は14.6km-13.2km-9.5km-14.0km-11.6km-12.3km-11.9km-19.7km
1区星創太(3年)43分07秒区間2位(2)19秒差
2区宇賀地強(3年)37分56秒区間4位(2→3)31秒差
3区我妻伸洋(4年)27分42秒区間2位(3→3)29秒差
4区池田宗司(4年)41分41秒区間7位(3→3)8秒差
5区井上翔太(1年)35分00秒区間4位(3→2)35秒差
6区高林祐介(3年)36分15秒区間賞☆(2→2)4秒差
7区太田行紀(4年)35分35秒区間賞☆(2→1)-4秒差
8区深津卓也(3年)59分01秒区間3位(1→1)-44秒差

常に3位以内に位置し、トップとの差も最大でも35秒差に押さえ、
私が懸念していた繋ぎの区間で、何の問題も無く逆転。
そのまま逃げ切ってしまった。

1区から振り返ってみる。
1区は出雲と同様の星。
出雲と同様にハイペースの1区となったため、
ブレーキとはいかなくても、やや遅れをとってしまうのではと思ったが、
堂々の区間2位。早大にも勝ち、出雲優勝した日大には大きなアドバンテージをとる。
箱根でも何の問題も無く1区を任せることができそうである。
区間賞と取る力はなさそうだが、トップが見える位置では間違いなく来てくれるはず。
池田を他の区間に回せるのでかなり大きい。

2区の宇賀地は出雲の時のようでなく、いつもの宇賀地に戻ったような力走だった。
タイムも37分台。最後に竹澤に競り負けてしまったが、それまでずっと引っ張っていたので
かなり評価していいだろう。やっぱりこういう前半の競り合いの区間になると強い。
箱根でも2区で68分台を期待していいだろう。

3区の我妻は、ちょっと不満の残るレースだった。
最初から最後まで、早大・八木についていっただけで、しかも競り負けた。
5000mでは13分台と申し分の無い持ちタイムをもっているが、
ロードや距離が長くなると、少し劣ってしまうのだろうか。
箱根では4区以外の起用区間はないような気がする。

4区はキャプテンの池田…だったのだが、駒大にしてはあれれ?という感じだった。
最初から早大の1年生・三田に引っ張られる展開、しかも中盤に突き放されてしまった。
ラストは意地をみせたが、何とも消化不良のレースだった。
走り次第では箱根9区を…と思っていたのだが、今シーズンはちょっと調子が
上がりきっていないように思える。出雲でも繋ぎで区間賞取れなった。
どうなるか分からない6区の後を担う7区か、
おそらく前にいくであろう早大、山学大の追撃体勢を整える3区かだろうが
果たして役をこなせるか、どうにも不安が残る結果となった。

しかし、なんだかんだでここでトップとの差を8秒差まで追い上げたのはよかった。
5区の1年生井上はさすがにトップからは引き離されてしまったが、
高林の1年生時のタイムを上回ったので、まあまあ良かったのではないだろうか。
ただ箱根の優勝、特に早大との比較を考えると、やっぱ力不足か。
8番手から10番手あたりの不安解消はもう少しというところか。

さて、6区高林7区太田の連続区間賞で早大を逆転したわけであるが、
6区の高林の区間賞はともかくとして、7区太田はちょっと意外だった。
10km前後でもやれるんだというところをみせてくれた。
箱根でもアンカーを任せられるだろうし、山登り5区もやれそうな気がする。
(そうするとアンカーがかなり不安なのだが…)

そして8区の深津。太田が開けてくれた4秒差を上手く利用して、
早大との差を広げて、しっかり襷を伊勢のゴールまで運んだ。
前半、早大を突き放す為に飛ばしたが、後半もそれほど落ちなかった。
ぜひとも箱根9区で力を発揮してほしい。
あそこは前半の下りで飛ばして、後半粘らないとタイムが出ないからだ。
ただ、箱根9区を実現するためには、山登りの人材やもう1人2人走れる選手が出てこないといけないのだが

さて、平地でもう少し走れる選手がでてきたかどうかみるためにでた上尾ハーフの結果だ。

上尾ハーフ主な結果
2位末松祐一1時間3分22秒
30位藤原昌久1時間4分25秒
66位田村康徳1時間5分00秒
88位砂原健次1時間5分18秒
129位玉木達也1時間5分50秒
144位佐々木雅昭1時間5分57秒

何で末松が出雲と全日本でないのかなと思っていたのだが、
どうやら秘密兵器として力を蓄えていたようである。
おそらく10番のボーダーラインの選手が出場したのだろうが、
飛びぬけていい成績である。
最初から飛び出した中大の徳地は別として、
集団でレースを進め、最後はラストで競り勝ってしまった。

何とか4区か6区あたりでと思っていたのだが、
1区や3区で使ってみても面白いくらいのタイム、順位を出してきた。

もし末松が1区か3区に回れるならば、星か池田のどちらかを復路に回す余裕も
出てくるので、いつものパターンに持ち込める可能性が高くなる。
6区に末松をおけるなら、早大・加藤と競えるのではないかと考える。

ただ、今年の駒大がハーフ63分前半の選手を6区に置くことは考えにくいので、
6区はやはり新戦力か。なぜか岩本の名前がよくあげられているのでそうしとこう。

ということで現時点での僕の予想はこうなる。

末松-宇賀地-高林-我妻-深津
岩本-井上-池田-星-太田

3区池田、7区高林、8区井上として、かなりの往路重視にすることも考えられるか。
最大のライバルとなるであろう早大は前に行くとノッてしまうことは証明済みなので、
往路で早大を捕らえた方がいいであろう。
ただ捕らえられなかったら、まずい。

ということで8区に池田を添えてみた。
これで前回の深津を再現することができる。
前回6区終了時で3分以上の差がついたが、あれは6区がブレーキだったこともある。
往路は昨年と同じタイム差でいって、後半も勝負できる位置に持ち込めると思うがどうか。

まあ、箱根の区間予想は箱根のエントリーが出てからもう一度検証したいので、
今回は深くやらないことにする。

やっぱり駒大強かった、ということになるのか、82回83回のようにあらら、となってしまうのか。
大変楽しみである。

第40回全日本大学駅伝-各大学予想-【駒澤大学】

続いて、出雲でまさかの逆転負けを喫した王者駒澤大学!

【全日本エントリー】
4年
我妻伸洋(出雲2区3位)
池田宗司(出雲4区2位)
太田行紀(箱根10区3位)
高橋徹

3年
宇賀地強(出雲6区5位)
園田将之
高林祐介(出雲5区1位)
深津卓也(出雲3区3位)
藤山修一
星創太(出雲1区4位)

2年
渡邉潤

1年
井上翔太
岡本尚文

さて、2年生の末松が抜けた以外は順当にエントリーしてきた。
末松はなぜ抜けたのかよくわからないが、これは箱根でも出番がないとみる方がよさそうだ。
貴重なスピードランナーが抜けたのは痛いのだが、今更仕方ない。

現有のメンバーでいかに優勝に近づけるか。
3連覇ということはあまり考えずに駒大らしい戦いをしたいところ。
…なのだが、どうもいつもと雰囲気が違う。

出雲や前回の箱根を走ったメンバーの区間順位は相当いいのだが、
今回初出場するであろうメンバーたちがどうも不安が付きまとう。
まあ、それでも他校からするとほしくなる面々なのだが、
優勝ということを考えると迫力不足である。

とりあえず今回は繋ぎにエース格を置く余裕はなさそうで、
王道の配置になりそうだ。


【区間予想】
(14.6km-13.2km-9.5km-14.0km-11.6km-12.3km-11.9km-19.7km)
1区池田-2区宇賀地-3区我妻-4区星-5区高林-6区井上-7区藤山-8区深津

池田と3年生3人を長距離区間におき、他が脇を固める、オーソドックスな感じがする。

1区は星の意見が多いが、やっぱり池田。正直、1区の接戦を走るにはまだ力不足。
特に、留学生や柏原がレースを引っ掻き回した場合、ある程度は付いていける力がある選手でないといけない。
最大のライバルとなるであろう山梨学院にアドバンテージをつけるためにも池田。
昨年の豊後のような走りを期待したい。

2区はやっぱり宇賀地。やっぱりこういう前半の競り合いの多い区間の方が燃えるタイプ。
出雲での走りを払拭する快走を魅せたいところだ。

3区は我妻。5000mまでなら主力格と見劣りしないスピードランナー。
長距離はまだ未知数だが、この区間なら区間賞候補となるだろう。
ここでトップにたつことができればいい感じではないか。

4区は本来は深津がいいのだが、アンカーが手薄になるので星。
太田という意見もあるかもしれないが、1区から3区だとスピードに欠ける
4区以降ならそこそこ走れそうだが、どこ走っても区間5位くらいで終わりそうな気がするので、
今回は出番なしということにした。
星にとっては出雲に引き続き正念場となるが、ひたすら耐えてほしい。
トラックの持ちタイムは宇賀地や深津に見劣りはしない。
山梨学院が留学生を使う可能性もあるが、出雲のように周りに惑わされずに自分の走りに徹してほしい。

5区は3年連続の高林。順調ならそろそろ区間新を狙うことができるはず
この後の区間がやや不安なだけにここで他校に大きく差をつけたい。

6区7区はやや手薄になる。6区は1年生の井上。9月の記録会で5000mの自己ベストを更新していた。
その勢いを買って6区へ。とりあえず、差をキープすることがまず目標。
うまくいけば他校と差を広げることも可能だ。

7区がはっきり言って誰が走るか分からない。太田がここに来る可能性もありか。
9月記録会で5000m14分20秒前後で走った選手は結構いるのだが、いかんせん1万mの実績がない。
何より駒大・大八木監督が文化放送で「今回は厳しい」という発言をしているのが気がかり。
もしかすると、この7区で思わぬ失速があるのかもしれない。
そういえば、前回は星が微妙な走りだったが、アンカーに堺がいたこと。
強力なアンカーを持っていた大学が大きく後ろだったのであまり目立たなかったが、
今回は前回のように抜け出す余裕はないし、大砲を持つ大学も底力がついている。
とにかく一番調子の良い選手を使いたい。

アンカーはもう深津しか考えられない。予想するにおいて一番早く決めた。
逃げる展開(昨年の全日本4区)も追う展開(前回の箱根8区)も経験している。
山梨学院が前半に留学生を使って逃げ切りをはかっても、
ここに大砲を持ってきて追い上げられても、対応が可能だ。
ここに1万28分30秒を切っているランナーをおけるのは留学生を所持している大学だけだろう。
58分台では走れるはず。しっかりと襷を伊勢神宮に運びたい。

さて、今回は最後までわからない展開になるだろう。
追う展開になっても逃げる展開になっても、
崩れずに安定した走りができるかどうかが優勝するためのポイントだ。
王者らしい走りを魅せることができるか!?

出雲駅伝-各大学総評-【駒沢大学】

次は最終区ゴール直前で逆転され、惜しくも年度をまたいだ三冠ならず、の駒澤大学

出雲駅伝成績
区間、氏名(学年)、区間タイム、区間順位、(順位変動)、トップとの差
なお、区間距離は8km-5.8km-8.5km-6.5km-5km-10.2km
1区星創太(3年)23分39秒区間4位(4)43秒差
2区我妻信洋(4年)16分47秒区間3位(4→4)16秒差
3区深津卓也(3年)24分42秒区間3位(4→3)17秒差
4区池田宗司(4年)18分41秒区間2位(3→1)-8秒差
5区高林祐介(3年)14分41秒☆区間賞(1→1)-30秒差
6区宇賀地強(3年)30分11秒区間5位(1→2)14秒差

総合2位2時間8分41秒

4区が終了したあたりで、ほぼ駒大の優勝を確信していたのだが、
最後に落とし穴が待っていた。
アンカー宇賀地が日大ダニエルの猛烈な追い上げに耐え切れず、
最後の最後で逆転を許してしまった。
過去数年間の中で、一番優勝の確立が高かったが、やはり6区は鬼門だったか。

まあ、さすがの駒大も出雲を久しぶりに制覇できるかもしれないというプレッシャーに
ちょっと押しつぶされたのではと思う。

1区星が広島経済のガンガと東洋の柏原に対して、終盤大きく離されたり、
深津が最後まで東洋大大西に追いつけないだけじゃなく中野にも離されたり、
宇賀地がおそらくだが後ろから留学生3人+佐藤が追いかけてくるという状況で身体が硬くなったりと
いつもの力強い駒大ではなかった(そんな状況でもずっとトップ争いなのだが)

後、個人的には3区と6区は逆の方が良かったのではないかと思う。
宇賀地は昨年度の出雲の3区、全日本の2区、箱根の2区と前半の重要区間、
いわば競り合いが多い区間で非常に力を発揮している。
逆に深津は昨年度の全日本の4区、一昨年の全日本7区のように1人でトップを走っている時に強い。

たられば言っても仕方ないのだが、
3区宇賀地であれば東洋大大西まで追いつくことができ、
逆に6区深津なら一人旅の経験もあるし、逃げ切れたのでは…と思うのだがどうだろうか。

まあ、今回の駒大の選手たちは大変いい経験ができたし、
これで闘争本能に本当に火がついたであろう。

元々、全日本・箱根の方が優勝候補の呼び声が高かったが、
ますます優勝の可能性が上がったとみていいだろう。

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