2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

全日本大学駅伝を振り返る~東洋大学

総合2位東洋大学5時間13分32秒

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区田口雅也(2年)43分17秒区間賞(1)-6秒差
2区設楽啓太(3年)37分40秒区間3位☆(1→2)18秒差
3区延藤潤(3年)27分19秒区間2位(2→1)-17秒差
4区設楽悠太(3年)40分50秒区間3位(1→1)-23秒差
5区高久龍(2年)34分28秒区間3位(1→1)-40秒差
6区市川隆孝(4年)35分33秒区間2位(1→1)-55秒差
7区佐久間建(3年)34分57秒区間賞☆(1→1)-1分07秒差
8区服部勇馬(1年)59分28秒区間6位(1→2)49秒差
1区田口、3区延藤、7区佐久間選手の出雲以外の選手の好走
レースを振り返る前に、活躍した選手を。出雲で走っていない選手が好結果を出したのはすごかった。特に田口選手は終盤に一人飛び出し独走するとこちらの想像を超えるレース。確かに8月の十和田駅伝で1区区間賞だったのですが、主要大会での初1区で度胸いると思うのですが、強かったですね。これはどこでも使えそうな感じがする。
 
 また、3年生にしてようやく大学駅伝デビューとなった延藤選手と佐久間選手も素晴らしかった。延藤選手自身は駒大に詰められたが、あれは仕方ない。他サイトによると27分19秒というタイムを10km換算すると28分45秒みたいなので、これは力出し切れたのではと思う。また佐久間選手は最初は緊張していた感じだったが、高校時代同様駅伝では外さないですね。箱根にそのままメンバー入れるかどうか分からない選手がこういう走りをするのが本当に驚異的です。

予想以上に難しかった狙って広げる走り
ただ、やりたかった駅伝が結局できそうでできなかった。大津選手が使える状態ではなく、1年生の服部選手をアンカーに。7区までに安全圏に入るという作戦だったが、あと少し足りなかった。
 
 特に稼がなければならない主力が焦ったのかな。4区設楽悠選手のキレがないのは夏の故障が原因はあると思いますが、2区設楽啓・6区市川選手に関しては飛ばしすぎだった。設楽啓選手はオムワンバ選手利用しながら行けるかなとも思いましたが、最初1kmの2分37秒はちとやりすぎたか。市川選手も5km14分10秒はね。まあ10km強の距離でスピードのある駒大を引き離すのは難しかったかな。ただ、差をつけるためにはラスト数キロをまとめるメンタル面も主力には必要なのかなと感じた。

穴の無いオーダーは組める 抜け出せるポイントはあるのか
ただ、7区まで安定して区間3位以内で力のあるところはしめした。繋ぎ区間なんかは誰が走っても区間賞に近いところにこれそうな感じ。アンカーだった服部選手もプレッシャーがかかる中で59分半ばでまとめたので力のあるところはしめしただろう。区間6位だけど、上5人のメンツとタイム見ると仕方ない。準エース区間なら大丈夫だろう。
 
現時点での箱根駅伝オーダー予想
服部-設楽啓-設楽悠-日下-佐久間 市川-冨岡-大津-田口-高久
 一応ガッチリ組めるかなという印象ではある。とはいっても、5区だけ最後までよく分からない。アンカーに使った服部選手なのかなとも一瞬思いましたが、佐久間選手も繋ぎとはいえ結果残したのでね。今のところ、服部選手の方が平地でも戦えるということで佐久間選手にしてあります。
 
 それと目下売り出し中の田口選手をどこに置くか。勿論1区はやれるは分かった。それ以外いろんなバリエーションがあると思う。勝負を決める9区(大津選手8区とで畳みかけ)、或いは前回の設楽悠選手のように7区に投入して差をつけにかかるか。勝負と思った区間に投入しそうだ。
 
 基本本命と思っているのですが、弱点としては決定打がないことかな。設楽兄弟が強くなっているのは間違いないが、エース力としては窪田選手の方が上なのかなぁという気がしています。出雲と全日本では主力陣が役割を果たしきれなかったので、今一度足りないものというのを追い求めて行きたい。

全日本駅伝オーダー予想~東洋大学

戦力充実!昨年逃した全日本制覇へ
東洋大学
総合2位2時間11分10秒
1区設楽啓太(3年)23分39秒区間8位(8)10秒差
2区市川孝徳(4年)17分11秒区間6位(8→4)27秒差
3区服部勇馬(1年)23分36秒区間2位(4→2)37秒差
4区設楽悠太(3年)17分54秒区間2位(2→2)41秒差
5区高久龍(2年)18分11秒区間新★(2→2)20秒差
6区大津顕杜(3年)30分39秒区間6位(2→2)1分29秒差
 駒大・早大が1区で失敗し、さあチャンス!と思われたが、もう少し乗り切れないまま、伏兵に連覇を阻まれてしまった。設楽啓選手が終盤の争いに競り負けてトップと10秒、前の青山学院の選手と3秒差となった。これが微妙に影を落とした。
 
 2区市川選手ですぐに挽回できると思われたが、中々詰められない。一時ずるずる後退するのではという走りから最後追い上げたものの不本意の区間6位。最近は気迫が伝わる走りをすることも多かったが、向かい風の単独走で追い上げる難しさか、或いは焦ったのか。結果論、3秒差だった青山学院との差が11秒差になったのが痛かった。
 
 3区1年生の服部選手が非常に安定感ある走りでじわじわ前との差を詰め、終盤に逆転。総合2位に浮上し、追い上げ体勢に入った。しかし、青学が飛んでもない力をみせ200m前に。4区切り札として投入された設楽悠選手も追い上げられず。5区高久選手が頑張って区間新で走ったが、届かず。6区大津選手は出岐選手が前にいる状態では何も出来なかった。最初の僅かな秒差の戦いが後々に大きく響く、至近何度も優勝争いをしている東洋大だが、駅伝の怖さを改めて思い知ったことだろう。
 
 ただ、大きな収穫は3区服部5区高久選手の新戦力の快走。正直、この2人が走れるかどうかが鍵だろうと思っていたら、これ以上ない走り。主力の方がうまくいかなかった。これは激励の喝かな。その後の記録会でも他選手の台頭が激しい。全日本でも失敗したら、その後メンバーを簡単に変えられるかもしれない。主力でもそういう危機感を持って次の駅伝にいきたいところだ。
 
 

 
エントリー選手詳細
4年
市川隆徳28分54秒93≪4年:出雲2区6位、3年:箱根6区1位、全日本7区2位、出雲5区1位≫…
3年連続箱根6区担当 積極的な走りが持ち味だが、出雲は発揮しきれなかった 
冨岡司29分06秒09★…故障でずっと苦しんでいたが、秋になってトラックの記録会で爆発した
3年
設楽悠太28分12秒82★≪3年:出雲4区2位、2年:箱根7区1位、全日本2区7位、出雲3区1位≫…
飄々とした走りで箱根7区区間新記録 それ以降目覚ましい成長を遂げた 記録会ながら兄に勝つことも 夏に1ヵ月故障で離脱している
設楽啓太28分15秒86★≪3年:出雲1区8位、2年:箱根2区2位、全日本1区7位、出雲6区5位≫…東洋大のエース。箱根では2年連続2区で前回はトップに立つ走り 今年になって関東インカレ1万で2位に入り、日本選手権にも出場 クレバーな走りが特徴 出雲は精彩を欠いた
日下佳祐29分01秒05★…1年生の頃から名前があがっていたが、今秋一気に浮上してきた
佐久間建29分08秒28★…箱根5区候補に上がっている選手 先日1万で大幅自己新
大津顕杜29分18秒53★≪3年:出雲6区6区、2年:箱根8区1位≫…昨年の上尾ハーフでいきなり62分台、そのまま8区区間賞 一気に主力の一員となった 出雲でアンカー担当
定方俊樹29分26秒84≪1年:出雲4区8位≫…1年生の時に出雲出走 その後足踏みしているが、秋になって5千ベストを出している
小池寛明29分31秒04…日本選手権3障で入賞しているスペシャリスト 箱根6区候補にあがっているが、長い距離はまだ不安定
延藤潤30分52秒40…故障でうまく走れていなかったが、19秒近く5千のベストを更新した
2年
高久龍29分27秒88★≪2年:出雲5区1位≫…
春からロードで台頭してきていた 駅伝デビューの出雲でいきなり5区区間賞区間新
田口雅也14分07秒93★※≪1年:箱根4区1位≫…高校1年の時有名になりかけたがその後貧血に 克服してその素質を開花した 関カレハーフでは積極的な走りで表彰台に
1年
服部勇馬28分58秒08≪1年:3区2位、高校1区21位≫…
期待されているルーキー 関カレ後に一旦故障していたが、夏に復帰 出雲では準エース区間で安定した走りを見せた
 先週の記録会が凄まじい事になっていた。1.5軍の多くの選手が29分切間近のタイムを出した。この中では日下・冨岡・佐久間選手が29分一桁へ。一気に層が厚くなった。出雲で精彩欠いていた設楽兄弟・市川・大津選手には、服部・高久選手の走りに引き続き、大きな喝が入ったのでは。田口・定方選手も虎視眈々とレギュラーを狙っているだろう。どちらかというと本命ではなく対抗とみられる東洋大だが、その中で優勝の可能性を探ってみる。

区間オーダー予想
服部-設楽啓-高久-田口-設楽悠-市川-定方-大津

まず1区は設楽啓選手を外して服部選手。設楽啓選手を見ていると最初からある程度のペースで進んだりロングスパートをかけられる状況が力発揮できていて、逆にスプリント勝負あまり得意ではないのかなという印象を受けた。それに箱根1区は設楽兄弟以外ということになるので他を置きたい。それを考えると服部選手が一番適任なのではと感じます。出雲は安定しててラスト切れていたようにみえました。ここでトップ付近、駒大の前に付けたい所だ。
 
 で2区に設楽啓選手。こういう区間の方がいいでしょう。駒大2区誰が来ても対応できると思う。ロードの安定感で窪田選手以外なら力でねじ伏せたい。3区ですが市川選手ではなくて高久選手。出雲でのガンガン行った走りで抜擢。向かい風と追い風での違いがあるので一概に比較できないのですが、勢いを買いました。
 
 また、4区には田口選手で、設楽悠選手は5区に。設楽悠選手の場合は怪我明けということもあったのでこの繋ぎに。さすがの駒大も主力置かないでしょうから、ここ付くのはいいかなと。田口選手はトラックではチームベスト8に入らないけど、ロードなら大丈夫。充分駒大の主力級と渡り合えると思っています。
 
 残り3区間。まず6区に市川選手。もし駒大が窪田選手をアンカーに持ってきた場合、8区までに前に出て引き離しておくラストチャンスなのでかなり重要です。おそらく平地区間は最後と思っているので、ここで爆発してほしい。7区は調子上がっている選手ということになるが、記録会に出ていない定方選手。日下選手とか使ってみたい気持ちは山々だが、かなり1万を本気で走って中1週間は正直きついと思う。実際、2年前に直前に28分台を出して6区7区に注ぎ込んだ田中・渡邊選手が今一つでした。定方選手自身は2年前の出雲であまり良くなかったのでその汚名を返上したいところだ。
 
 最後は大津選手。正直1分30秒欲しいところなんですが(上回れるかどうか分からないが)、箱根8区の走りがもう一度できれば、ある程度は粘れると思うので頑張ってほしい。勿論、設楽兄弟どちらかをアンカーに残しておく手はあるのですが、そうすると7区までがやや手薄。涼しい条件では駒大の特性が活かされやすいので乗られやすくなるので、やはり注ぎ込んだ方がいいように思います。
 
 とまあ色々オーダー捻ったけど、もうちょっと正攻法(3区市川4区設楽悠5区高久6区田口とか)にオーダー組むだろうかね。もっともチーム内の力が拮抗してきているのでどうなるか。自信ありげな酒井監督が考えられる最善のオーダーがどういうものか、土曜日が楽しみです。

出雲駅伝予想ラスト!~東洋大学

連覇へ 気力充実!
東洋大学
 
エントリー
4年
市川孝徳13分55秒61★≪箱根6区1位、全日本7区2位、出雲5区1位≫…
3年連続箱根6区担当 積極的な走りが持ち味 先日5千13分台を出した

3年
設楽啓太13分44秒31≪箱根2区2位、全日本1区7位、出雲6区5位≫…
東洋大のエース。箱根では関東インカレ1万で2位に入り、日本選手権にも出場 クレバーな走りが特徴
設楽悠太13分51秒16★≪箱根7区1位、全日本2区7位、出雲3区1位≫…飄々とした走りで箱根7区区間新記録 それ以降目覚ましい成長 記録会ながら兄に勝つことも 夏に1ヵ月故障で離脱している
小池寛明14分02秒23★…日本選手権3障で入賞しているスペシャリスト 箱根6区候補にあがっているが、長い距離はまだ不安定
大津顕杜14分06秒83★≪箱根8区1位≫…昨年の上尾ハーフでいきなり62分台、そのまま8区区間賞 一気に主力の一員となった
定方俊樹14分09秒91★≪10出雲4区8位≫…1年生の時に出雲出走 その後足踏みしているが、真価が問われる年

2年
高久龍14分02秒96
★…春からロードで台頭してきていた 先日の記録会で一気に記録を伸ばしてきた
田口雅也14分19秒67≪箱根4区1位≫…高校1年の時有名になりかけたがその後貧血に 克服してその素質を開花した 関カレハーフでは積極的な走りで表彰台に

1年
服部勇馬13分56秒52≪高校1区21位≫…
期待されているルーキー 関カレ後に一旦故障していたが、
上村和生14分18秒35★≪都道府県1区13位、高校1区11位≫…クロカンで他新1年と互角に戦っていた

主な欠場者
冨岡司(4年)13分56秒46
★…故障でずっと苦しんでいたが、先日の記録会で爆発した
延藤潤(4年)14分00秒75★…こちらも故障でうまく走れていなかったが、19秒近く5千のベストを更新
 昨年は全員駅伝で出雲制覇。全日本は失敗レースで駒大に譲ったが、箱根はとんでもない大会記録で圧勝。見ている方も唖然とするしかなかった。これほどまでに東洋大を成長させた柏原選手が卒業。さて、どんなチームになるかと思ったが、主力陣は非常に充実。特に設楽兄弟の成長が目覚ましく、関カレ1万で2位3位と表彰台。自己ベストも28分10秒代で、大黒柱が2本いるのは他校にはない凄い事だ。これに箱根区間賞の田口・大津選手に、1年生楽しみな服部選手がいる。層がやや薄いが、少し改善傾向にある。距離的に駒大が有利と言われているが、ロードの粘りなら東洋大も負けていない。総合力で駒大を潰しに行くオーダーを考えたい。
 
区間オーダー予想
設楽啓-市川-大津-服部-高久-設楽悠

 個人的には設楽啓選手1区は動かせないと思っている。前回駒大に負けた全日本のレースをみると、敗因の一番の理由は、スピードに勝る駒大に先行を許してしまった事。6区以外はじりじりと引き離されることになってしまった。なので絶対に駒大の前に行きたい。確実にリードを取るにはエースで1区経験が多い設楽啓選手で、ということだ。
 
 そしてそのまま駒大に追いつかれない為に、5千13分55秒まで記録を伸ばした市川選手をここで投入。調子がいいので3区という声もあるかもしれないけど、流れ重視です(それと、今後の事も考えた。もし箱根で市川選手を平地に降ろすなら、市川選手を準エース区間の3区でいいと思う。しかし、降ろさないのであれば他の選手が主要区間走るべき。6区候補と言われている小池選手が現状どうなのか分からないのでね)。その次には大津選手。持ち味を発揮しきれる距離ではないが、計算通りなら駒大よりも前、早大が大迫1区なら少し前くらいにいるかもしれないので、どんどん前を追っていきたい。
 
 さて、問題は4区5区。そろそろ駒大には追いつかれているかもしれないかな…。ただ、駒は残してある。ここでルーキー服部選手投入。13分台出すなど状態を戻してきている。この勢いで勝負してもらいましょう。5区が非常に迷った。力的には田口選手なんだが、記録会でやや失速。勿論ロードの方が得意だから走れるかもしれないが、調子をあげてきた高久選手を起用。未知数だが、春の成績を見る限り、ロードで結構安定していた印象がある。これでどれだけ勝負できるだろうか。
 
 そして最後に残しておいた設楽悠選手。1区に彼で、設楽啓選手をアンカーに…とも思ったのですが、1ヵ月怪我で離脱していたということなので、前半区間は回避させたい。じっくり走らせる余裕はないだろうが、1区よりは持ち味出せるのではということ。走力は格段に上がっているので、勝負はできるはずだ。
 
 精一杯やって、どうなるかというところか。一応ディフェンディングチャンピョンだけど、完全にチャンレンジャーかな。ただ、チームがぐぐっとまとまってきているのは事実。先の設楽悠選手ももう何ともなかったりするかもしれない。何より酒井監督のいつもの落ち着いている感じが不気味。気力が充実はしている事は間違いなさそう。今回もこれが駅伝だ、と駒大の前に立ちふさがるのか注目だ。

箱根駅伝を振り返る-東洋大学-

往路1位復路1位
総合1位:東 洋 大 学
(予想:往路1位☆復路2位総合1位☆ 区間:1区2区5区6区8区9区的中)
 3強と呼ばれた中でのオーダー比較して、「あ、これは優勝大丈夫だ」と思ったので総合優勝は予想通り。ただ、復路優勝を非常に迷って2位にしたのは後悔。往路優勝して流れに乗るということをもっと考慮すべきだった。区間予想については満足。3区山本、7区設楽悠選手の発想はなかったので、これ以上当てられなかったでしょうし。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区宇野博之(4年)62分34秒区間4位(4)31秒差
2区設楽啓太(2年)68分04秒区間2位(4→1)-12秒差
3区山本憲二(4年)62分43秒区間2位(1→1)-1分03秒差
4区田口雅也(1年)54分45秒区間賞☆(1→1)-1分54秒差
5区柏原竜二(4年)76分39秒区間新★(1→1)-5分07秒差
6区市川孝徳(3年)59分16秒区間賞☆(1→1)-6分24秒差
7区設楽悠太(2年)62分32秒区間新★(1→1)-7分50秒差
8区大津顕杜(2年)64分12秒区間賞☆(1→1)-9分01秒差
9区田中貴章(4年)71分06秒区間6位(1→1)-7分29秒差
10区齋藤貴志(3年)69分45秒区間賞☆(1→1)-9分02秒差
【MVP】柏原竜二…山の神、最後の箱根は区間新記録締め
【敢闘賞】宇野博之&設楽啓太…2区終了時でトップと最高のスタートを切る
【技能賞】山本憲二…追いすがるチームを中盤完全に突き放す
【殊勲賞】設楽悠太…佐藤悠基選手の区間記録を破る
【リベンジ賞】市川孝徳…昨年はラストで失速しトップを譲ったが今年は区間賞
【新人賞】田口・大津・齋藤…初駅伝でいきなり区間賞、区間記録にも迫る

点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
80-100-90-100-80
80-90-100-80-100
2区設楽啓でトップに立ち、3区山本で突き放す圧倒ぶり 柏原竜二に貯金を
 基本形の戦いは今まで通り、4区までトップと差を開けられないように耐えて、5区で逆転&差を広げて復路で逃げ切る―――優勝するならそういう青写真だろうと思われたが、趣はいい方向に異なった。
 
 1区宇野選手がハイペースの中、終盤まで第2集団に付いていき、トップ早大と31秒差、駒大と7秒差と絶好の位置につける。実は直前の練習で悪くてメンバーから外されそうになっていたらしいがそんなことは微塵も感じさせない走り。これで流れに乗った。2年連続2区の設楽啓選手が権太坂の下りを利用してペースアップ。集団から抜け出すと腹痛があった早大まで一気に捉える。なんと2区終了地点で東洋がトップ。まず4区までに先行したいという他のチームの思惑をこの時点で完全に粉砕したことになる。
 
 3区はちょっと驚きの山本選手。「トップで来なければ襷受け取らない」と設楽啓選手に発破をかけていたらしいが、トップで来て気合が入った。追いすがる早大に対して、全く牽制せずスタミナを奪い、12㎞あたりのロングスパートで振り切る。そのまま設定タイムより50秒も速いタイムで駆け抜けて後ろを大きく引き離して独走態勢を築きました。これで走りやすくなった4区1年生の田口選手。高校時代貧血で無名だったが、大学に入って練習ができるようになり、飛躍的に伸びた選手。軽快なリズムで最後まで走り切り区間賞。なんと柏原選手へ初めて貯金を作って山へ突入することに。これには僕もTwitterで『柏原「俺いらなくね?」』と打ってしまった。
 
 
区間賞4つと非情の采配 全く手を緩めなかった復路
 トップでタスキを受けた柏原選手。前を追う相手がいないとタイムが落ちるのでは?という評価もあったが、それを一蹴。宣言通りの76分台の区間新記録で4年目の箱根を終えた。この地点で2位以下のチームを5分以上の差。復路は前半抑えて後半上げるという安全運転という手法がとられてもいいが、今年の東洋は貪欲に攻め続けた。
 
 3年連続6区を任された市川選手は持ち前の積極的な走りを展開。過去2回は終盤失速していたが、今年は最後まで伸びのいい走りを見せて区間賞を獲得。見事リベンジを果たした。そしてある意味一番度胆を抜いたのは7区8区だろう。他チームが攻勢を仕掛けてくるだろうということで配置された設楽悠選手。序盤から早いペースで入ると最後まで顔色を変えずに次の中継所へ。なんと区間新記録をマークしていた!続く8区大津選手もハイラップを刻み、最古の区間記録に限りなく迫った。一般的に繋ぎ区間と言われる7区8区でこのレベルの選手を置けるのは凄い。9区田中選手だけ練習ができなかった時期があり不本意な走りだったが、大勢に影響はなくアンカーへと襷が渡った。
 
 ここでもう一つ驚きが。10区には、当初過去7度の大学駅伝の経験がある4年生の川上選手が入っていたのだが、当日変更で齋藤選手に。齋藤選手の方が調子が上がっているとの判断だったらしいのだが、確実に走るだろうと思われる川上選手を外してまでベストをこだわった監督の判断も素晴らしかったと思う。かくして往復完全優勝、全て大会記録という記録尽くしで第88回箱根駅伝を終えた。
 

黄金時代の駒大の、更に上を行くロードの強さ
 ロードで凄まじく強いというイメージはちょっと前は駒大だった。4連覇していた
時はなんでこんなに20㎞ロードになるとミスが出ないんだ、と憎たらしい強さがありましたが、今は東洋大か。しかも駒大は1㎞3分ペースを押し通す、だったのだが今の東洋は2分55秒ペースでそれをやってのける感じだ。新たな時代に箱根を乗せたと言える。その東洋の来年を占いたい。

 
≪主な在校生≫
設楽啓太(3年)28分46秒80≪箱根2区2位、全日本1区7位、出雲6区5位≫
市川孝徳(4年)28分54秒93≪箱根6区1位、全日本7区2位、出雲5区1位≫
渡邉公志(4年)28分56秒99
設楽悠太(3年)29分08秒39≪箱根7区1位、全日本2区7位、出雲3区1位≫
今井憲久(2年)29分18秒06
斎藤貴志(4年)29分24秒12≪箱根10区1位≫
大津顕杜(3年)29分26秒00≪箱根8区1位≫
定方俊樹(3年)29分26秒84
木田貴大(3年)29分33秒65
西山祐生(4年)29分35秒76
佐久間建(3年)29分37秒44
日下佳祐(3年)29分54秒68
田口雅也(2年)14分33秒24★※≪箱根4区1位≫

≪主な新入生≫
服部勇馬13分56秒52≪高校1区21位≫
寺内將人14分18秒02
渡邊一磨14分20秒54≪高校4区16位≫
上村和生14分20秒83≪都道府県1区13位、高校1区11位≫
湯田晟旭14分22秒69≪高校3区15位≫
長谷川直輝14分39秒07≪高校3区30位≫
齊藤亮14分47秒64≪高校4区36位≫
吉田翔也14分51秒40≪高校6区25位≫

≪今から考えるオーダー≫
出雲:服部-田口-設楽悠-今井-市川-設楽啓
全日本:服部-設楽啓-市川-田口-定方-大津-齋藤-設楽悠
箱根:服部-設楽啓-田口-今井-大津 市川-定方-西山-設楽悠-齋藤
 さすがに若干の戦力ダウンはあるか。特に4年間圧倒していた柏原選手が抜けるのはやっぱり痛い。力云々というより柏原選手の次というのは精神的に嫌だろう。悪いデータを出すと元祖山の神・今井選手の次がどんな成績だったかとねw それから柏原選手が来る前は83分すらきれていないというデータもある。何だか大津選手とかとも言われているがちょっとプレッシャーかけてみたり(笑) また、それ以外にも全日本のように相手に先行されると力が発揮しづらいというのも克服材料だろう。
 
 まあ、でも選手は豊富。今回も4区田口10区齋藤選手がエントリーに入っきて、しかも区間賞を獲得するとはだれも予想していなかっただろう。主な在校生であげているのは一例で1万29分台は20人以上残る。新人も服部選手が加入、選手間の競争の激しさは変わらないので、まだまだ選手が出てきそう。優勝候補の一角には少なくともなりそうな、そんな気配がある。
 
 
 
【コメントを承認性にする事について】
いつもコメントを寄せて頂きありがとうございます。
毎回コメントを全て返信しているのですが、たまに苦痛な時があります。
実生活でもあると思いますが、どうしても性格・価値観が合う合わないというのが…

独りよがりの運営をしたくないということで
できる限りコメント公開ですべてに返信していたのですが、
その性格・価値観が合わない方の贔屓しているチームについて書こうとするときに、
胃痛がするという状況になってしまったので難しくなりました。

自分のブログですので、自分が持っている権限というのは利用しようと思います。
現時点で、どうしても相手にしたくない方、2・3名ほどですが、
コメントを承認しないという措置をとります。ご理解ください
(勿論、それ以外にもこれは…というコメントがあった場合は非承認にしますが)
 

https://sports.blogmura.com/rikujo/ 気に入ったらクリック!(日本ブログ村)
 
 

H23東洋大記録

【1設楽啓太(2年)13分44秒31★,13分59秒16,14分00秒94,14分11秒68】
【2柏原竜二(4年)13分55秒93,13分58秒00】
【3川上遼平(4年)13分57秒71,14分01秒23,14分02秒45,14分04秒92,14分06秒27,14分08秒04,14分40秒57,14分45秒34,14分45秒47】
【4田中貴章(4年)14分01秒54★,14分35秒14】
【5市川孝徳(3年)14分02秒91★,14分45秒27,14分53秒45】
6小池寛明(2年)14分05秒74★,14分24秒86
【7設楽悠太(2年)14分07秒48,14分18秒32】
【8宇野博之(4年)14分08秒27,14分10秒87,14分24秒45,14分25秒45】
【9八木沢直也(4年)14分09秒01★,14分14秒42★,14分18秒60,14分26秒83,14分37秒11】
10今井憲久(1年)14分09秒34,14分22秒59,14分23秒22,14分38秒44
冨岡司(3年)14分10秒37,14分25秒89,14分31秒76,14分37秒13,14分56秒18
日下佳祐(2年)14分10秒71★,14分13秒36★,14分14秒47,14分25秒39,14分32秒77,14分40秒20
【山本憲二(4年)14分12秒58★,14分29秒60】
定方俊樹(2年)14分13秒49,14分22秒86
【齋藤貴志(3年)14分13秒94★,14分31秒59,14分40秒63】
【佐藤寛才(4年)14分14秒16,14分24秒95】
土屋天地(3年)14分14秒54★,14分32秒01.14分36秒99
【大津顕杜(2年)14分15秒18★,14分21秒44,14分22秒78,14分33秒73】
淀川弦太(1年)14分18秒38★,14分20秒76★,14分52秒23,14分52秒41
渡邊公志(3年)14分19秒15,14分35秒37,14分45秒24
大室尚喜(1年)14分19秒44★,14分19秒68★,14分29秒43★,14分31秒44,14分56秒26
【田口雅也(1年)14分19秒67★,14分35秒22★,14分41秒38】
藤野俊成(4年)14分22秒49★,14分50秒15
【佐久間建(2年)14分23秒82,14分26秒32,14分32秒56,14分35秒20】
郷裕貴(2年)14分23秒90★,14分42秒27
【木田貴大(2年)14分24秒90★,14分27秒27★,14分38秒68】
石田和也(3年)14分27秒31★,14分33秒20★,14分52秒60,14分54秒17
柿本祟志(3年)14分27秒34★,14分48秒81
蓑和廣太朗(3年)14分29秒39,14分33秒32,14分37秒50
延藤潤(2年)14分29秒71,14分35秒17,14分42秒78
川原卓也(3年)14分30秒09★,14分42秒55,14分51秒50
齋藤真也(1年)14分30秒70,14分32秒72,14分46秒34,14分49秒98
【西山祐生(3年)14分31秒60★,14分46秒30】
神永よしき(1年)14分32秒04★,14分33秒64★,14分42秒28★,14分55秒75
田口雅也(1年)14分33秒24★
冨岡巧(3年)14分34秒19,14分56秒10,14分58秒44
西澤由浩(4年)14分34秒37★,14分50秒69
長浜雄一(1年)14分34秒57,14分39秒44,14分43秒26,14分46秒98
畑勇希(2年)14分36秒21
安田桂祐(3年)14分36秒29,14分50秒97
高久龍(1年)14分39秒52
守田収一(3年)14分39秒57★,14分39秒58
五郎谷俊(1年)14分41秒16,14分41秒47,14分43秒89,14分46秒29,14分51秒56
都藤和彦(1年)14分44秒22★
名倉啓太(1年)14分45秒12
若林孝哉(3年)14分45秒55,14分56秒81
隅原大誠(2年)14分54秒54
名倉啓太(1年)14分56秒02
伊藤銀河(2年)14分56秒15,14分56秒84,14分58秒05
 
【1柏原竜二(4年)28分25秒17,28分56秒37,29分25秒43】
【2設楽啓太(2年)28分46秒80★,29分04秒61】
3渡邊公志(3年)29分07秒35,29分56秒95
【4設楽悠太(2年)29分08秒39★,29分19秒00★】
【5市川孝徳(3年)29分23秒32】
【6齋藤貴志(3年)29分24秒12★,29分40秒69★】
7淀川弦太(1年)29分25秒87★,29分51秒98★
8定方俊樹(2年)29分26秒84★,29分52秒27,30分21秒47
【9大津顕杜(2年)29分28秒22,29分36秒37,29分38秒21,29分45秒46】
10藤野俊成(4年)29分28秒27★,29分54秒19★
【山本憲二(4年)29分29秒56★】
小池寛明(2年)29分31秒04★
土屋天地(3年)29分31秒66★
【木田貴大(2年)29分33秒65★】
畑勇希(2年)29分47秒04★,30分15秒51
石田和也(3年)29分52秒93★,30分12秒53★
安田佳祐(3年)29分55秒26★,30分09秒51
若林孝哉(3年)29分56秒10★,30分49秒16
守田収一(3年)29分57秒53★,30分49秒20
川原卓也(3年)29分58秒65★,29分59秒59,30分11秒36
【西山祐生(3年)30分23秒22,30分33秒58,31分00秒39】
大室尚喜(1年)30分26秒89,30分27秒90
冨岡巧(3年)30分30秒33,30分45秒92
西澤由浩(4年)30分31秒03★
神永よしき(1年)30分35秒51★,31分11秒86
隅原大誠(2年)30分36秒81★
齋藤真也(1年)30分37秒80★
長浜雄一(1年)30分38秒53★
都藤和彦(1年)30分49秒36★
伊藤銀河(2年)30分53秒11★,31分03秒69★,31分14秒87
柿本祟志(3年)31分21秒38

プロフィール

hakonankit

Author:hakonankit
FC2ブログへようこそ!

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR