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箱根駅伝を振り返る-東洋大学-

往路1位復路1位
総合1位:東 洋 大 学
(予想:往路1位☆復路2位総合1位☆ 区間:1区2区5区6区8区9区的中)
 3強と呼ばれた中でのオーダー比較して、「あ、これは優勝大丈夫だ」と思ったので総合優勝は予想通り。ただ、復路優勝を非常に迷って2位にしたのは後悔。往路優勝して流れに乗るということをもっと考慮すべきだった。区間予想については満足。3区山本、7区設楽悠選手の発想はなかったので、これ以上当てられなかったでしょうし。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区宇野博之(4年)62分34秒区間4位(4)31秒差
2区設楽啓太(2年)68分04秒区間2位(4→1)-12秒差
3区山本憲二(4年)62分43秒区間2位(1→1)-1分03秒差
4区田口雅也(1年)54分45秒区間賞☆(1→1)-1分54秒差
5区柏原竜二(4年)76分39秒区間新★(1→1)-5分07秒差
6区市川孝徳(3年)59分16秒区間賞☆(1→1)-6分24秒差
7区設楽悠太(2年)62分32秒区間新★(1→1)-7分50秒差
8区大津顕杜(2年)64分12秒区間賞☆(1→1)-9分01秒差
9区田中貴章(4年)71分06秒区間6位(1→1)-7分29秒差
10区齋藤貴志(3年)69分45秒区間賞☆(1→1)-9分02秒差
【MVP】柏原竜二…山の神、最後の箱根は区間新記録締め
【敢闘賞】宇野博之&設楽啓太…2区終了時でトップと最高のスタートを切る
【技能賞】山本憲二…追いすがるチームを中盤完全に突き放す
【殊勲賞】設楽悠太…佐藤悠基選手の区間記録を破る
【リベンジ賞】市川孝徳…昨年はラストで失速しトップを譲ったが今年は区間賞
【新人賞】田口・大津・齋藤…初駅伝でいきなり区間賞、区間記録にも迫る

点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
80-100-90-100-80
80-90-100-80-100
2区設楽啓でトップに立ち、3区山本で突き放す圧倒ぶり 柏原竜二に貯金を
 基本形の戦いは今まで通り、4区までトップと差を開けられないように耐えて、5区で逆転&差を広げて復路で逃げ切る―――優勝するならそういう青写真だろうと思われたが、趣はいい方向に異なった。
 
 1区宇野選手がハイペースの中、終盤まで第2集団に付いていき、トップ早大と31秒差、駒大と7秒差と絶好の位置につける。実は直前の練習で悪くてメンバーから外されそうになっていたらしいがそんなことは微塵も感じさせない走り。これで流れに乗った。2年連続2区の設楽啓選手が権太坂の下りを利用してペースアップ。集団から抜け出すと腹痛があった早大まで一気に捉える。なんと2区終了地点で東洋がトップ。まず4区までに先行したいという他のチームの思惑をこの時点で完全に粉砕したことになる。
 
 3区はちょっと驚きの山本選手。「トップで来なければ襷受け取らない」と設楽啓選手に発破をかけていたらしいが、トップで来て気合が入った。追いすがる早大に対して、全く牽制せずスタミナを奪い、12㎞あたりのロングスパートで振り切る。そのまま設定タイムより50秒も速いタイムで駆け抜けて後ろを大きく引き離して独走態勢を築きました。これで走りやすくなった4区1年生の田口選手。高校時代貧血で無名だったが、大学に入って練習ができるようになり、飛躍的に伸びた選手。軽快なリズムで最後まで走り切り区間賞。なんと柏原選手へ初めて貯金を作って山へ突入することに。これには僕もTwitterで『柏原「俺いらなくね?」』と打ってしまった。
 
 
区間賞4つと非情の采配 全く手を緩めなかった復路
 トップでタスキを受けた柏原選手。前を追う相手がいないとタイムが落ちるのでは?という評価もあったが、それを一蹴。宣言通りの76分台の区間新記録で4年目の箱根を終えた。この地点で2位以下のチームを5分以上の差。復路は前半抑えて後半上げるという安全運転という手法がとられてもいいが、今年の東洋は貪欲に攻め続けた。
 
 3年連続6区を任された市川選手は持ち前の積極的な走りを展開。過去2回は終盤失速していたが、今年は最後まで伸びのいい走りを見せて区間賞を獲得。見事リベンジを果たした。そしてある意味一番度胆を抜いたのは7区8区だろう。他チームが攻勢を仕掛けてくるだろうということで配置された設楽悠選手。序盤から早いペースで入ると最後まで顔色を変えずに次の中継所へ。なんと区間新記録をマークしていた!続く8区大津選手もハイラップを刻み、最古の区間記録に限りなく迫った。一般的に繋ぎ区間と言われる7区8区でこのレベルの選手を置けるのは凄い。9区田中選手だけ練習ができなかった時期があり不本意な走りだったが、大勢に影響はなくアンカーへと襷が渡った。
 
 ここでもう一つ驚きが。10区には、当初過去7度の大学駅伝の経験がある4年生の川上選手が入っていたのだが、当日変更で齋藤選手に。齋藤選手の方が調子が上がっているとの判断だったらしいのだが、確実に走るだろうと思われる川上選手を外してまでベストをこだわった監督の判断も素晴らしかったと思う。かくして往復完全優勝、全て大会記録という記録尽くしで第88回箱根駅伝を終えた。
 

黄金時代の駒大の、更に上を行くロードの強さ
 ロードで凄まじく強いというイメージはちょっと前は駒大だった。4連覇していた
時はなんでこんなに20㎞ロードになるとミスが出ないんだ、と憎たらしい強さがありましたが、今は東洋大か。しかも駒大は1㎞3分ペースを押し通す、だったのだが今の東洋は2分55秒ペースでそれをやってのける感じだ。新たな時代に箱根を乗せたと言える。その東洋の来年を占いたい。

 
≪主な在校生≫
設楽啓太(3年)28分46秒80≪箱根2区2位、全日本1区7位、出雲6区5位≫
市川孝徳(4年)28分54秒93≪箱根6区1位、全日本7区2位、出雲5区1位≫
渡邉公志(4年)28分56秒99
設楽悠太(3年)29分08秒39≪箱根7区1位、全日本2区7位、出雲3区1位≫
今井憲久(2年)29分18秒06
斎藤貴志(4年)29分24秒12≪箱根10区1位≫
大津顕杜(3年)29分26秒00≪箱根8区1位≫
定方俊樹(3年)29分26秒84
木田貴大(3年)29分33秒65
西山祐生(4年)29分35秒76
佐久間建(3年)29分37秒44
日下佳祐(3年)29分54秒68
田口雅也(2年)14分33秒24★※≪箱根4区1位≫

≪主な新入生≫
服部勇馬13分56秒52≪高校1区21位≫
寺内將人14分18秒02
渡邊一磨14分20秒54≪高校4区16位≫
上村和生14分20秒83≪都道府県1区13位、高校1区11位≫
湯田晟旭14分22秒69≪高校3区15位≫
長谷川直輝14分39秒07≪高校3区30位≫
齊藤亮14分47秒64≪高校4区36位≫
吉田翔也14分51秒40≪高校6区25位≫

≪今から考えるオーダー≫
出雲:服部-田口-設楽悠-今井-市川-設楽啓
全日本:服部-設楽啓-市川-田口-定方-大津-齋藤-設楽悠
箱根:服部-設楽啓-田口-今井-大津 市川-定方-西山-設楽悠-齋藤
 さすがに若干の戦力ダウンはあるか。特に4年間圧倒していた柏原選手が抜けるのはやっぱり痛い。力云々というより柏原選手の次というのは精神的に嫌だろう。悪いデータを出すと元祖山の神・今井選手の次がどんな成績だったかとねw それから柏原選手が来る前は83分すらきれていないというデータもある。何だか大津選手とかとも言われているがちょっとプレッシャーかけてみたり(笑) また、それ以外にも全日本のように相手に先行されると力が発揮しづらいというのも克服材料だろう。
 
 まあ、でも選手は豊富。今回も4区田口10区齋藤選手がエントリーに入っきて、しかも区間賞を獲得するとはだれも予想していなかっただろう。主な在校生であげているのは一例で1万29分台は20人以上残る。新人も服部選手が加入、選手間の競争の激しさは変わらないので、まだまだ選手が出てきそう。優勝候補の一角には少なくともなりそうな、そんな気配がある。
 
 
 
【コメントを承認性にする事について】
いつもコメントを寄せて頂きありがとうございます。
毎回コメントを全て返信しているのですが、たまに苦痛な時があります。
実生活でもあると思いますが、どうしても性格・価値観が合う合わないというのが…

独りよがりの運営をしたくないということで
できる限りコメント公開ですべてに返信していたのですが、
その性格・価値観が合わない方の贔屓しているチームについて書こうとするときに、
胃痛がするという状況になってしまったので難しくなりました。

自分のブログですので、自分が持っている権限というのは利用しようと思います。
現時点で、どうしても相手にしたくない方、2・3名ほどですが、
コメントを承認しないという措置をとります。ご理解ください
(勿論、それ以外にもこれは…というコメントがあった場合は非承認にしますが)
 

https://sports.blogmura.com/rikujo/ 気に入ったらクリック!(日本ブログ村)
 
 

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