2012/11/07
全日本大学駅伝を振り返る~東洋大学
総合2位東洋大学5時間13分32秒
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区田口雅也(2年)43分17秒区間賞(1)-6秒差
2区設楽啓太(3年)37分40秒区間3位☆(1→2)18秒差
3区延藤潤(3年)27分19秒区間2位(2→1)-17秒差
4区設楽悠太(3年)40分50秒区間3位(1→1)-23秒差
5区高久龍(2年)34分28秒区間3位(1→1)-40秒差
6区市川隆孝(4年)35分33秒区間2位(1→1)-55秒差
7区佐久間建(3年)34分57秒区間賞☆(1→1)-1分07秒差
8区服部勇馬(1年)59分28秒区間6位(1→2)49秒差
1区田口、3区延藤、7区佐久間選手の出雲以外の選手の好走
レースを振り返る前に、活躍した選手を。出雲で走っていない選手が好結果を出したのはすごかった。特に田口選手は終盤に一人飛び出し独走するとこちらの想像を超えるレース。確かに8月の十和田駅伝で1区区間賞だったのですが、主要大会での初1区で度胸いると思うのですが、強かったですね。これはどこでも使えそうな感じがする。
また、3年生にしてようやく大学駅伝デビューとなった延藤選手と佐久間選手も素晴らしかった。延藤選手自身は駒大に詰められたが、あれは仕方ない。他サイトによると27分19秒というタイムを10km換算すると28分45秒みたいなので、これは力出し切れたのではと思う。また佐久間選手は最初は緊張していた感じだったが、高校時代同様駅伝では外さないですね。箱根にそのままメンバー入れるかどうか分からない選手がこういう走りをするのが本当に驚異的です。
予想以上に難しかった狙って広げる走り
ただ、やりたかった駅伝が結局できそうでできなかった。大津選手が使える状態ではなく、1年生の服部選手をアンカーに。7区までに安全圏に入るという作戦だったが、あと少し足りなかった。
特に稼がなければならない主力が焦ったのかな。4区設楽悠選手のキレがないのは夏の故障が原因はあると思いますが、2区設楽啓・6区市川選手に関しては飛ばしすぎだった。設楽啓選手はオムワンバ選手利用しながら行けるかなとも思いましたが、最初1kmの2分37秒はちとやりすぎたか。市川選手も5km14分10秒はね。まあ10km強の距離でスピードのある駒大を引き離すのは難しかったかな。ただ、差をつけるためにはラスト数キロをまとめるメンタル面も主力には必要なのかなと感じた。
穴の無いオーダーは組める 抜け出せるポイントはあるのか
ただ、7区まで安定して区間3位以内で力のあるところはしめした。繋ぎ区間なんかは誰が走っても区間賞に近いところにこれそうな感じ。アンカーだった服部選手もプレッシャーがかかる中で59分半ばでまとめたので力のあるところはしめしただろう。区間6位だけど、上5人のメンツとタイム見ると仕方ない。準エース区間なら大丈夫だろう。
現時点での箱根駅伝オーダー予想
服部-設楽啓-設楽悠-日下-佐久間 市川-冨岡-大津-田口-高久
一応ガッチリ組めるかなという印象ではある。とはいっても、5区だけ最後までよく分からない。アンカーに使った服部選手なのかなとも一瞬思いましたが、佐久間選手も繋ぎとはいえ結果残したのでね。今のところ、服部選手の方が平地でも戦えるということで佐久間選手にしてあります。
それと目下売り出し中の田口選手をどこに置くか。勿論1区はやれるは分かった。それ以外いろんなバリエーションがあると思う。勝負を決める9区(大津選手8区とで畳みかけ)、或いは前回の設楽悠選手のように7区に投入して差をつけにかかるか。勝負と思った区間に投入しそうだ。
基本本命と思っているのですが、弱点としては決定打がないことかな。設楽兄弟が強くなっているのは間違いないが、エース力としては窪田選手の方が上なのかなぁという気がしています。出雲と全日本では主力陣が役割を果たしきれなかったので、今一度足りないものというのを追い求めて行きたい。
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