2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

箱根区間予想~早稲田大学

前回2位。総合力はピカ一
早稲田大学

09全日本4位、09出雲3位、09箱根2位、08箱根2位

エントリー選手

詳細

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手

A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手
尾崎貴宏(4年)/≪09全日本8区5位、09出雲3区2位、09箱根2区7位≫主将。安定感の中に強さが出てきた。ちなみに全日本はインフルエンザにかかっていたらしい
加藤創大(4年)/≪09箱根6区、08箱根6区1位≫山下り職人。出雲前から1ヶ月間故障。

B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手
高原聖典(4年)/≪08全日本5区1位、08箱根2区12位≫前回の箱根前に故障。それから不調から中々脱せない。大舞台には割りと強い
高野寛基(3年)/≪≫長い距離に強い。ただ、非常に不安定
矢澤曜(2年)/≪09全日本1区3位、09出雲1区4位、09箱根1区1位≫1区スペシャリスト。安定感がある
平賀翔太(1年)/≪09全日本4区3位、09出雲6区4位≫1年生らしからぬ安定感。距離も対応している

C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手
中島賢士(3年)/≪09箱根8区8位、08箱根4区8位≫秋にアキレス腱を傷めていた
八木勇樹(3年)/≪09全日本2区5位、09出雲2区5位、09箱根7区2位≫スピード型。大舞台に弱い。本人曰く絶好調。
佐々木寛文(1年)/≪09全日本3区2位、09出雲4区2位≫

D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手
神澤陽一(4年)/≪09全日本6区5位、08箱根10区12位≫スタミナ型。最近フォームに無駄がなくなった
猪俣英希(3年)/≪≫ロード型

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手
北爪貴志(3年)/≪≫
大串顕史(2年)/≪≫9月に故障
前田悠貴(1年)/≪09全日本7区13位≫スピード型。夏に故障
萩原涼(1年)/≪≫夏合宿絶好調だったが、9月に体調を崩した。最近調子をあげている。
西城裕尭(1年)/≪≫

上位10人平均(16人平均):2.7点(1.8点) 昨年:2.9点(2.1点)
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応

5千10人平均(16人平均):2位13分59秒98(②14分09秒58)
1万10人平均(16人平均):4位29分13秒51(④29分30秒25)
ハーフ10人平均(16人平均):3位63分45秒7(④64分24秒9・13人)



戦力分析

 さて、大エースの竹澤が抜けたものの巨大戦力を誇っている早稲田大学。だが、出雲はともかく全日本は力を出し切れなかった。更に上尾ハーフも1年の平賀以外はほとんど収穫なしという状況で、ガクンと評価が下がってしまった。主力~中堅選手の多くが故障や不調に喘いでおり、実際力のある2人がエントリーから外れている。最近、渡辺監督がかなり自信を持った発言をされるようになったが、果たして復活しているのだろうか。

 エース不在だが、確実に計算できる選手が2名居る。主将の尾崎と2年の矢澤だ。決して大崩れしない2人、矢澤は全日本はオーバーペースだったが終盤盛り返した。尾崎に至ってはインフルエンザの影響があったにも関わらず区間5位なので頭が下がる。彼らを主要区間に置くことは間違いない。その他、高校時代から力のある八木、中島、高野、高原山下り職人の加藤。そして経験値は1年生以上の平賀、佐々木の1年と駒自体は揃っている。彼らが力を発揮すれば、そうそう他のチームを寄せ付けないはずだ。

 ただ、その選手達がどうも力を発揮できない加藤、中島は故障上がり高野と八木はどうも不安定高原、(漏れている→)三田、中山は長く不調に苦しんでいる。優勝する力はあるはずなのだが、歯車が噛み合わない状況が続いている。また5区が早大は伝統的に弱く、そこを誰にするか悩みどころである。最も箱根への調整は過去2年ほぼ万全。ある程度復調してくるとみたい。それと、驚くべき記事が。八木が5区を走る可能性があるということだ。八木は持ちタイムはチームトップだが、大舞台に弱い。全日本の直後も監督は楽な区間でとのことだが、最近はかなり好調、早大のウィークポイントである5区を受け持つ可能性があり、早大ファンへ波紋が広がっている。僕も(自分の中で)固めていた区間予想にズレが生じて、非常に頭を悩ませている。とにかく5区八木とそれ以外の2通りを考えてみた。

 
 

区間予想

バランス型:平賀-尾崎-八木-中島-佐々木  加藤-猪俣-高原-矢澤-神澤
前半型:矢澤-尾崎-平賀-佐々木-八木 加藤-中島-猪俣-高原-神澤 ←これでいきます
おまけ~全員絶好調ver:前田-八木-平賀-佐々木-高野 加藤-中島-高原-尾崎-矢澤

 前半型が八木5区、バランス型が八木以外(佐々木)となっている。まず本来考えていたバランス型だが、これは復路の勝負どころに駒を残す作戦。これまで8区9区でうっちゃられているのでそこを強化した形となっている。1区平賀が、ラストにちょっと課題があるが区間5位くらいで無難に繋ぎ、尾崎が他校のエースに引き離されずに粘る。69分前後で走ってもらえればと思う。

 で、3区に竹澤の後継者の八木。そろそろその力を見せてほしい。出来るだけ追い上げたい。4区は過去経験者の中島。最近練習に復帰してきたようなので、最短区間で巧く走ってもらいたい。5区は将来のことも考えて佐々木。ちょっと距離に不安はあるらしいが、目標は81分前半。4年間安泰になればいいかと。最大のライバルの東洋とは2分差に留めたい。

 その後加藤で反撃開始。力どおりの走りをすれば一気に追いつくだろうが、故障明けでどのくらい走れるか。60分は切ってほしいところ。次は守りで初出場猪俣。フォームが綺麗なようだが、マイペースで。で、補強した8区高原9区矢澤で一気に畳み掛ける。高原は試合で+αが出る選手だし、矢澤は持ちタイムトップになる可能性もある。連続区間賞で一気に逆転。最後は安定している神澤で逃げ切る…そういう算段だったが…

 八木5区の場合は大幅に配置が代わって来る。八木5区の場合は往路優勝(東洋柏原を前に行かせない)というのを絶対的な目標においていると思われる。なので、上位5人を全て投入という形になるのではないか。矢澤が中盤から抜け出し30秒以上後ろと差をつけてトップ中継。尾崎がダニエル以外を前に行かせない。1年の平賀、佐々木はその流れで気持ちよく走る。そして八木が80分切る走りで往路優勝をする。後は6区加藤が59分前半の走りで決定打を打ち、そのまま逃げ切る。

 総合優勝するならこちらの方が可能性は高いかな。まあ、どちみちリスクを伴うわけなのだが。とりあえず八木はどこにしてもポイントになる。彼がいつもどおり凡走なら、総合優勝の可能性がぐっと低くなるのは間違いない感じだ。ちなみにおまけで全員絶好調バージョンも考えたが…64分-68分20-63分40-55分10-81分-58分20-64分-65分-69分-69分…10時間57分30秒。強すぎ~。まあポテンシャルは一番高いのだろうな。

 選手の状態(てか八木)次第ではいけるか。前々から持論で東洋VS山学という予想を立てているが、力でこの2校をねじ伏せることが可能なのは早大だけ。彼らがどれだけ立ち直っているか、注目である。

エントリー選手詳細~早稲田大学


4年

尾崎貴宏/5千14分11秒21、1万29分18秒20、ハーフ63分12秒

4月5千14分46秒08
4月5千14分19秒93
5月1万29分18秒20★
【関カレハーフ2位1時間4分00秒】
6月5千14分24秒65
【出雲3区2位】
【全日本8区5位】

加藤創大/5千13分59秒34、1万29分32秒18、ハーフ63分54秒

4月5千14分40秒06
4月5千14分25秒64
5月1万29分32秒18★
【関カレハーフ6位1時間4分49秒】
7月3千8分13秒66

高原聖典/5千13分54秒29、1万29分07秒05、ハーフ63分09秒

4月5千15分06秒08
4月ハーフ1時間21分33秒
10月1万30分35秒82
上尾ハーフ1時間6分44秒

神澤陽一/5千14分16秒46、1万29分30秒97、ハーフ64分38秒

4月5千14分50秒32
4月5千14分57秒47
4月5千14分40秒32
5月5千14分41秒89
6月5千14分39秒90
9月5千14分29秒54
10月1万30分39秒46
【全日本6区5位】
上尾ハーフ1時間4分57秒

3年

中島賢士/5千13分56秒94、1万29分13秒52、ハーフ64分00秒

4月5千14分40秒95
4月5千14分19秒36
4月5千14分11秒62
【関カレハーフ8位1時間4分50秒】
7月1万29分44秒82
7月5千14分09秒06

高野寛基/5千14分09秒63、1万29分44秒18、ハーフ63分25秒

4月5千14分29秒33
4月5千14分09秒63★
5月1万31分21秒14
5月1万29分46秒80
札幌ハーフ1時間6分33秒
9月5千14分22秒55
10月1万30分28秒51
上尾ハーフ1時間7分35秒

猪俣英希/5千14分24秒73、1万30分37秒8、ハーフ64分52秒

7月3千8分30秒58
9月5千14分24秒73★
10月1万31分25秒14
上尾ハーフ1時間6分39秒

北爪貴志/5千14分27秒20、1万30分12秒17、ハーフ65分54秒

4月3障9分29秒56
7月3千8分22秒81
9月5千14分46秒02
10月5千14分27秒70★
10月1万31分12秒83

2年

矢澤曜/5千13分50秒01、1万28分45秒56、ハーフ63分31秒

5月5千14分00秒67
【関カレ1万13位29分52秒92】
【関カレ5千4位13分50秒01★】
5月5千13分58秒25
7月1万28分45秒56★
7月5千13分51秒20
【日カレ1万9位29分40秒50】
【日カレ5千9位14分11秒48】
【出雲1区4位】
【全日本1区3位】
【国際千葉3区3位】

八木勇樹/5千13分43秒49、1万28分55秒24、ハーフ63分30秒

4月千五百3分48秒05★
4月5千14分03秒65
4月5千14分06秒12
【関カレ千五11位3分58秒09】
【関カレ5千13位13分59秒64】
5月5千13分52秒23
6月5千13分43秒49★
【日本選手権5千17位14分24秒45】
7月1万28分55秒48
7月5千14分17秒22
【日カレ千五3分59秒02】
【日カレ5千14分26秒12】
【出雲2区5位】
10月1万29分16秒72
【全日本2区5位】

大串顕史/5千14分29秒38、1万31分11秒10、ハーフ66分44秒

4月5千14分59秒43
4月5千14分37秒35
5月1万31分11秒10
5月5千14分30秒45
6月5千14分30秒37
7月3千8分16秒80

1年

平賀翔太/5千14分00秒52、1万29分16秒06、ハーフ63分46秒

4月5千14分31秒37
4月5千14分15秒67
5月1万29分16秒06★
【関カレ1万17位30分23秒59】
7月3千8分18秒24
【日カレ1万11位29分48秒58】
9月5千14分19秒17
【出雲6区4位】
【全日本4区3位】
上尾ハーフ1時間3分44秒

前田悠貴/5千14分08秒20、1万29分08秒91、ハーフ(なし)

4月5千14分22秒27
4月5千14分08秒62★
5月1万30分19秒95
【関カレ5千30位14分38秒34】
10月5千14分28秒29
【全日本7区13位】
11月1万29分39秒73

佐々木寛文/5千14分06秒17、1万29分27秒42、ハーフ(なし)

5月5千14分34秒95
5月5千14分43秒24
6月5千14分26秒82
7月3千8分20秒33
9月5千14分17秒83
【出雲4区2位】
10月1万29分27秒42★
【全日本3区2位】

萩原涼/5千14分24秒89、1万29分37秒95、ハーフ(なし)

4月5千14分43秒87
4月5千14分31秒79★
5月3障9分18秒14
【関カレ3障9分17秒36】
5月5千14分38秒82
6月5千14分24秒89★
7月3千8分21秒83
9月5千14分40秒29
10月1万30分18秒46★

西城裕尭/5千14分30秒82、1万30分33秒81、ハーフ67分09秒

4月5千14分56秒77
4月5千14分36秒35
5月1万30分33秒81
5月5千14分30秒82
9月5千15分05秒48
10月5千14分34秒28
10月1万31分20秒83
上尾ハーフ1時間7分58秒

○主なエントリー漏れ

三田裕介/5千14分51秒95≪箱根4区1位≫

5月5千14分32秒75
【関カレ1万26位32分04秒09】
10月5千14分51秒95
【全日本5区12位】

中山卓也/出雲5区7位≪1万28分48秒08(高校)≫

6月5千14分23秒07
7月1万29分27秒69
7月5千14分35秒52
【出雲5区7位】

早稲田大学~全日本大学駅伝まとめ

後は不調者の回復?・・・【早稲田大学】


区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シード権との差)
1区矢澤曜(2年)43分55秒区間3位(3)1分08秒
2区八木勇樹(2年)39分19秒区間5位(3→4)56秒
3区佐々木寛文(1年)28分10秒区間2位(4→4)35秒
4区平賀翔太(1年)42分06秒区間3位(4→1)-21秒
5区三田裕介(2年)36分21秒区間12位(1→3)56秒
6区神澤陽一(4年)37分38秒区間5位(3→4)1分18秒
7区前田悠貴(1年)37分13秒区間13位(4→4)2分25秒(-48秒)
8区尾崎貴宏(4年)61分04秒区間5位(4→4)4分42秒(-52秒)
4位5時間25分46秒

(予想3位・言い訳→)5区の誤算の分、予想順位と一つずれてしまった。


主力格は問題なしか
 4区まではかなりいいレースができたが、その分後半が勿体無かったという印象の早大。まず1区矢澤が思い切って柏原に勝負を挑んだのはこれからのためになっただろう。あれは本来は、だいぶ前、小林雅がマヤカに無理して付かず、じわじわ離れながら背中が見える位置に留めたことがあったが、それが一番の戦法だと思う。まあ日本人で学年も同じなのでそういう選択はできなかっただろう。もうちょいタイム差がなければ箱根2区でもと思った。ただラストで粘りを見せたのはさすがの安定感だった。後、八木はまあいいんじゃないか。持ちタイムからしては勿論不満だが、駅伝を走るごとに少しずつ成績は上向いている。何とか箱根3区あたりまでは目途がついたかなと感じる。ただ、竹澤の代わりへの道は遠いが…。

 後は1年生の頑張りは凄いでしょう。佐々木は最短区間とは言え、全日本も区間2位。今回は突っ込んで入ってのものだからある程度の評価はできるだろう。そして、びっくりなのは平賀。何か長い距離の方が安定して無いだろうか。前回負けた高見にもリベンジを果たした(そういや高見は後半勝負と思ったが落ちてこなかったというコメント残しましたね)し、ラストも前回より克服していた。若いというのもあるのか成長度がすごいですな。早大は昨年も1年でここでトップに立ったのだが、竹澤なしで今回同じ状況に持ち込んだのは評価できるだろう。


今後次第で上にも下にも
 だが、昨年1年でトップに順位を引き上げた三田が大きな誤算。本人は調子は急激に上がっているという事を試合前言っていたが、明らかにガス欠。気温が高くスタミナがいるコンディションでは粘ることができなかったのだろう。7区前田も同様のことがいえるのだが、これはちょっと起用選手間違えたかな。夏走りこみが出来ていた高野や高原を使うべきだったのでしょうね。実際夏に走りこみができた神澤は安定したし。まあ、これは結果論だし、前日に天候は気温が低く雨という予想でしたのでどうしようもない。それにしても神澤が復活してくれたのは嬉しいニュースですね。フォームがよくなってきたし、箱根出走も充分ありえる位置にいる。

 ただ、今の状況では箱根制覇はまだ無いかな。高原、高野、中島あたりは調子がよく分からないし、加藤は出雲の時点で全く走れていない状況。職人尾崎も元々のタメがあって耐えたが、夏に走り込みができていないのは確実に響いている。彼らが復調しなければ、箱根では順位がダウンするだろう。更に昨年流れを失って、対策を練りたい5区が全く不透明。順当にいけば、1年から準備をしているらしい高野なのだが、出てこないのは何でなのだろうか。

矢澤-尾崎-八木-佐々木-高野 加藤-三田-神澤-平賀-高原

 一応、上記のメンバーが8割方復調したという仮定だが、いや5区はな…。まあ、とりあえず早大の山は上尾ハーフでだいたい読めるので、その後改めてでいいか。昨年の経験者では中島が入っていないが、状態がかなりよければ1区か3区。本人は単独走が苦手と言っているので、ここ以外使いづらいだろう。

 また平賀が9区に入っているが、暑くても安定しているのでという理由。かなり思い切った感じだが、ちょっと適任者がいないという判断。3区平賀、9区八木という選択もあったが、監督が八木を竹澤の代わりに指名している以上、往路だろうし。1区平賀2区矢澤も考えたが、矢澤がまだ早いかと。

 まあ、選手層は厚いので、上尾ハーフ次第でまた流動的に区間予想が代わるでしょう。竹澤がいなくなって、ミスが許されなくなったので、調子のいい選手を10人そろえられるかどうかが浮沈の鍵だろう。

全日本大学駅伝予想@早稲田大学

まずは

順調にスタートを切った・・・【早稲田大学】


まずは出雲駅伝の成績を振り返ってみる。
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区矢澤曜(2年)23分10秒区間4位(4)40秒差
2区八木勇樹(2年)16分36秒区間5位(4→6)16秒差
3区尾崎貴宏(4年)23分07秒区間2位(6→2)4秒差
4区佐々木寛文(1年)18分34秒区間2位(2→1)-24秒差
5区中山卓也(2年)19分50秒区間7位(1→3)8秒差
6区平賀翔太(1年)30分05秒区間4位(3→4)1分25秒差
総合4位2時間11分22秒

 過去2年の成績不振の最大原因であった1区を、経験豊富な矢澤が区間4位とこの上ない位置で乗り切った御蔭で、大きく失速する選手が出なかった。今回の出雲4位の最大の功労者は矢澤であろう。その後、2区3区と実力者を前半に固め、4区以降は初出場の選手を並べたオーダーだったが、ひとまずうまくいったということでいいだろう。3区尾崎はキャプテンとして、意地をみせたし、4区佐々木でトップに立つ見せ場も作れた。1年生でアンカーを任された平賀も、箱根王者相手に一歩も引かない走りだった。彼らに関しては、今後も期待がもてる結果だった。

 対して課題は、監督も仰っていたが2区5区の誤算。5区の中山に関しては、大器とはいえ、大きなレースからはかなり長い間遠ざかっていて、レース勘も鈍っていただろう。実際、かなり飛ばしすぎた。これから使って育てたいのだが、9月下旬に小さな故障をしていたらしいので、今後の駅伝出場は慎重になるだろう。2区の八木は昨年不振の原因の張本人だったが、今年はギリギリ流れを壊さない程度の走りはできたか。最初飛ばすことも無く、徐々に力は出せるようになっているのかもしれない。ただ、持ちタイム上は区間賞を取らなければならないので、不満は不満。本当はエース区間を走ってほしいのだが、あの走りでは全日本も繋ぎしか任せられないだろう。

 以上の事を念頭に置きながら、全日本の予想に移りたい。

一次エントリーメンバー
名前/最近の成績≪過去の実績≫

4年
尾崎貴宏/出雲3区2位≪箱根2区7位。ハーフ1時間3分12秒≫
高原聖典/1万30分35秒82≪箱根補欠(昨年2区12位)、5千13分54秒29≫
神澤陽一/1万30分39秒46≪箱根1年2年出走、前回補欠。ハーフ1時間4分38秒≫

3年
高野寛基/1万30分28秒51≪ハーフ1時間3分25秒≫
猪俣英希/1万31分25秒14≪ハーフ1時間4分52秒≫
北爪貴志/出雲補欠、1万31分12秒83≪ハーフ1時間5分54秒≫

2年
矢澤曜/出雲1区4位、1万DNF≪箱根1区1位、1万28分45秒56≫
八木勇樹/出雲2区5位、1万29分16秒72≪箱根7区2位、5千13分43秒49≫
三田裕介/5千14分51秒95≪箱根4区1位≫
中山卓也/出雲5区7位≪1万28分48秒08(高校)≫

1年
平賀翔太/出雲6区4位≪1万29分16秒06≫
前田悠貴/5千14分28秒29≪5千14分08秒62≫
佐々木寛文/出雲4区2位、1万29分27秒42≪1万29分36秒00(高校)≫

○主なエントリー漏れ
加藤創大/出雲補欠≪箱根6区7位(昨年区間賞)、ハーフ1時間3分54秒≫
中島賢士/≪箱根8区8位。5千13分56秒94≫
大串顕史/出雲補欠≪5千14分28秒38(高校)≫
西城裕尭/出雲補欠、5千14分34秒28≪5千14分30秒82≫

 出雲エントリー後に故障者が出たらしいが、多分加藤と大串の事なのだろう。加藤は長い距離が得意だし、大串は監督が起用したいといっていた選手なので、外れるのは不自然だ。他、2年連続で箱根を走っている中島も外れた。山篭りとも考えづらいので、彼も状態が思わしくないのだろう。

 その代わり、高原や三田がエントリーしてきたのは嬉しいニュースだ。この2人は昨年の全日本でトップで見せ場を作った選手。最新の記録会でのタイムから昨年ほどは期待できないが、調子が更に上がっているようならぜひとも起用したい。

 レースとしては矢澤尾崎を軸に、八木平賀佐々木といった出雲メンバーで主要区間や前半区間を担当して優位にレースを進めたいところだ。残りの3名については、(中山はちょっと今回は外してみる)順当なら三田、高原、時期キャプテンの高野だが、期待の前田や猪俣あたりの起用もありえる。自分なりに彼らの調子などを読んで予想をしてみる。

予想:矢澤-平賀-八木-佐々木-高原-高野-前田-尾崎

 1区から4区、8区は出雲メンバー。残りは他のメンバーだ。1区2区は逆も考えた。ラストが苦手な平賀が敢えて1区で、1区以外で戦績のない矢澤を2区に任せるということも考えた。だが、最近1区のメンバーが強いし、平賀の積極的な走りを活かしてほしいということで1区矢澤、2区平賀。3区は勿論八木。昨年経験しているし、ここなら力が出せるだろう。
 
 4区は昨年の三田にあやかって佐々木。一定のペースで走れるのでこういう区間は向いているだろう。5区から7区は悩んだが、最終的に5区は昨年の経験者の高原、6区7区は昨年と同じ初出場の選手の高野、前田で。高原が昨年以上のタイムで混戦を抜け出し、6区時期キャプテンの高野がきっちりまとめ、7区前田は記録会の勢いで走ってもらう。そして最後は勿論尾崎がまとめる。出雲の起用法から4区もありえるが、そういう場合8区は高野か。ただ、今20kmを走れと言われて走れそうなのは尾崎や矢澤くらいだから、こうだと思う。

 前回2位だし、かなり本気で優勝を狙ってくると感じます。勿論、優勝候補の一角なので、期待したいです。

出雲駅伝予想~早稲田大学

続いて、

出雲駅伝予想するのは…【早稲田大学】

です!!

 昨年は嬉しい2位、今年は悔しい2位を箱根駅伝で味わった早稲田大学。
エース竹澤は抜けたものの、厚い選手層で全員で栄冠を勝ち取ろうと士気があがっていますが、
出雲はここ2年苦戦を強いられている大会。
今年は果たして初戦をどのように飾るのか、予想してみます。


まずは、先日の日体大記録会から
37組
11位佐々木寛文(1年)14分17秒83
13位平賀翔太(1年)14分19秒17

33組
5位高野寛基(3年)14分22秒55
8位猪俣英希(3年)14分24秒73★
15位萩原涼(1年)14分40秒29
19位北爪高志(3年)14分46秒02
22位西城裕尭(1年)15分05秒48
23位市川宗一郎(1年)15分06秒60

30組
4位神澤陽一(4年)14分29秒54
22位亀山翔平(2年)14分53秒90
27位井上太郎(2年)14分59秒29
33位山口大輔(3年)15分28秒34
35位安永陽(2年)15分29秒00

29組
5位福島啓太郎(4年)14分37秒63★
7位畠山真弘(3年)14分44秒37
31位神澤雄一(2年)15分16秒50
32位柴田聖也(2年)15分21秒39
33位金子純(4年)15分23秒09
34位小森祐一(1年)15分23秒97

 何といいますか・・・微妙なタイムですね。
佐々木、平賀、高野、神澤がそこそこ。猪俣が大幅自己ベスト以外はちょっと差が出来ている感じ。合宿で好調が伝えられていた萩原や北爪もイマイチなタイムでちょっと残念。まあ、早大のスロー調整は毎年の事なのだが、やっぱりちょっと物足りない。出雲のメンバーも2人出場しているのだが、15分前後。主力は試合に出ずに出雲に備えたのだろうが、今年もあまり期待しない方がいいのだろうが。


では、続いて出雲エントリーです。
4年
尾崎貴宏/7月に疲労骨折、≪箱根2区7位。ハーフ1時間3分12秒≫
加藤創大/≪箱根6区7位(昨年区間賞)、ハーフ1時間3分54秒≫
3年
北爪貴志/5千14分46秒02≪ハーフ1時間5分54秒≫
2年
矢澤曜/日カレ5千9位14分11秒48、1万9位29分40秒50≪箱根1区1位、1万28分45秒56≫
八木勇樹/日カレ千五予選3分59秒02、5千16位14分26秒12、≪箱根7区2位、5千13分43秒49≫
中山卓也/≪1万28分48秒08(高校)≫
大串顕史/≪5千14分29秒38(高校)≫
1年
平賀翔太/日カレ10000m11位29分48秒58、5千14分19秒17、≪1万29分16秒06≫
佐々木寛文/5千14分17秒83≪1万29分36秒00(高校)≫
西城裕尭/5千15分05秒48≪5千14分30秒82≫

○主なエントリー漏れ
高原聖典/≪箱根補欠(昨年2区12位)、5千13分54秒29≫
三田裕介/9月合宿メンバーに入らず、≪箱根4区1位≫
中島賢士/日カレ5千欠場、合宿は好調、≪箱根8区8位。5千13分56秒94≫
高野寛基/5千14分22秒25≪ハーフ1時間3分25秒≫

 えっと、ちょっと意外なメンバー編成になった。三田、中島のエントリー漏れは予想していたものの、合宿後半から調子を戻した高原、記録会でもいい方だった高野らがメンバーに入っていなかった。まあ、日体大記録会は出雲エントリー後なので、その後状況が変わったのかもしれないが、北爪や西城のメンバー入りはびっくりである。まあ、大器の中山や秘密兵器の大串あたりは入ってきてくれたので、少し試す可能性もあるのかもしれない。で、考えたオーダーはこれ。

矢澤-八木-平賀-中山-佐々木-尾崎

 陸マガの増刊号(矢澤、尾崎は絶対的に信頼、八木は繋ぎ)もやや参考にして、オーダーを組んでみた。

 まず毎年こけている1区は矢澤に任せる。本当は平賀あたりで乗り切ってほしいのだが、ちょっとそろそろまともに戦ってほしいので、1区に絶対の自信を持っている矢澤に任せたい。

 そして最短区間の2区に八木を投入。さすがにここなら区間賞取って伸び伸び走れるのではないか。3区から5区の選手に経験を積ませるためにもトップ争いに近い位置で襷を持って行きたい。

 その3区から5区は平賀、中山、佐々木と大学駅伝デビューの選手をずらりと並べた。潜在能力的にはどの選手も区間上位、繋ぎ区間はあわよくば区間賞という感じなのだが、身体がどれだけ動くのだろうか。アンカーは勿論尾崎。夏に故障したようだが、故障に強いし、エントリーに入っているので走ってくるだろう。

 いつも1区で失敗しているが、これなら勝負はできるかな。今回こそ早稲田ファンを楽しませる戦いができるのだろうか。



プロフィール

hakonankit

Author:hakonankit
FC2ブログへようこそ!

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR