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出雲から全日本へ~早稲田大学

さて、残るはいよいよ"3強"となります

早稲田大学

 
出雲駅伝成績
総合3位2時間11分13秒
1区大迫傑(2年)23分01秒区間3位(3)13秒差
2区矢澤曜(4年)16分32秒区間6位(3→2)5秒差
3区山本修平(1年)23分09秒区間2位(2→1)-3秒差
4区三田裕介(4年)18分42秒区間2位(1→2)3秒差
5区前田悠貴(3年)19分24秒区間3位(2→2)25秒差
6区平賀翔太(3年)30分25秒区間6位(2→3)30秒差
 史上初の3年連続を2冠を狙った早大の目論見はその初戦の出雲で崩れ去った。スタートはまずまず。エースに成長した1区の大迫選手が留学生に喰らいつき日本人トップの区間3位。本人いわく調子は悪かったそうですが、それでもこの成績なのはさすが。今後の駅伝でも頼りになりそう。
 
 ただ、伸びない区間が出ましたね。不調が伝えられていた矢澤選手は2位に浮上したものの、東洋大と大きく差を詰められました。東洋に抜かされた後の5区の前田選手は中々追いつかず焦って終盤リズムを崩してしまい差を開けられ、6区平賀選手も本来の動きが出来ず、逆に駒大に逆転を許してしまいました。前回の優勝メンバーが全員残っていたのにタイムを1分以上落として順位を下げてしまったのは首脳陣ともども年間スケジュールに反省が必要だろうなと思う。
 
 その中で3区山本選手4区三田選手は収穫。山本選手はロードで非常に粘りのある走り、区間賞は逃したもののこの時点でトップへ。三田選手は前半戦の出場が無かったですが、だいぶ戻りましたね。主将として負けられないという気迫がテレビ画面を通じて伝わってきました。ゴール後病院に運ばれる程に力を出し切りました。意地は見せてもらいました。今後も一応各大会連覇はかかりますが、チャンレンジャーな精神でいってもらいたいところです。
 
エントリーメンバー紹介
4年
矢澤曜(4年)28分45秒56
≪11出雲2区6位、11箱根3区6位、10全日本1区9位、10出雲1区1位≫…関カレ5千1万でダブル入賞するなど短めの距離は高いレベルで安定している。出雲はやや不調
三田裕介(4年)28分58秒80★ ≪11出雲4区2位、11箱根7区2位、09全日本5区12位、09箱根4区1位≫…長距離ブロックの主将。今年の出雲で今季のレース初出場、区間2位だった
安永陽(4年)29分39秒86…力をつけかけている選手
大串顕史(4年)29分03秒86★≪10箱根4区11位≫…故障がちだったが今季ブレイク。早大の一般入試組としては初の5千13分台のランナーとなった
亀山翔平(4年)30分01秒06…10月上旬の5千で自己ベスト
 
3年
平賀翔太(3年)28分41秒42
≪11出雲6区6位、11箱根2区4位、10全日本8区3位、10出雲6区1位≫…長いロードで安定して力を発揮するランナー。昨年はすべてエース区間を走った。今年は故障の影響で昨年ほどの成績ではない
前田悠貴(3年)28分54秒34★≪11出雲5区3位、11箱根4区2位、10全日本7区2位、09全日本7区13位≫…今年の箱根、丸亀ハーフと好走。早大の主力の一人となった。熱くなりすぎてペースを乱さなければかなり走れる
佐々木寛文(3年)28分58秒47≪10全日本4区1位、10出雲4区1位、10全日本3区2位≫…次期主将。ロードになった途端高レベルの走りをする。今年は故障が多い
市川宗一郎(3年)29分22秒03★…一般入学から今季ブレイクした選手の一人。今年の関カレハーフで4位に食い込み、長いロードに強いと思われる
 
2年
大迫傑(2年)28分35秒75
≪11出雲1区3位、11箱根1区1位、10全日本2区3位、10出雲2区3位≫…今年の春から夏にかけて一気に学生エースに成長した。ユニバー1万金メダル、1500m日本インカレ優勝、今年の箱根で区間賞と1500mから20㎞までこなすマルチなスピードランナー。
志方文典(2年)28分38秒46≪10全日本5区1位、10出雲5区5位≫…昨年の全日本で東洋を引き離し優勝に貢献。夏合宿中に故障した模様
 
1年
山本修平(1年)28分38秒15
≪11出雲3区2位、09都道府県4区6位≫浪人してまで早大に入った選手。日本インカレ1万で入賞して以降、非常に調子が良い
田口大貴(1年)31分19秒70★…彼も浪人して入ってきた。10月上旬に5千で自己ベストを更新している
 
 
主なエントリー漏れ
八木勇樹(4年)13分43秒49≪11箱根9区2位、10全日本3区3位、10出雲3区1位≫
 一応出雲よりは数段良くなってきている模様。大迫選手は勿論として、山本、三田選手は好調を維持、矢澤・平賀選手は1万で29分一桁と出雲よりはいい走りができそうか。心配される佐々木、志方選手はとりあえずエントリー。まあ、状態は分からないのだが…。ひとまず主要区間は埋まるようになったので、少しでも優勝の可能性を探っていきたい。

区間オーダー予想
矢澤-大迫-前田-山本-大串-三田-市川-平賀
 1区は、1区が得意な矢澤選手に戻します。調子的に主導権を握るのは厳しいだろうが、選手についていくのは得意なので何とかトップと少差でまとめられるかなという期待で。そして2区にエースの大迫選手。優勝するなら37分台で走って抜け出したいですね。東洋・駒大とはできればすぐに追いつけない30秒以上の差はつけたいところだが、どうだろうか。
 
 ここからはもう逃げて逃げて逃げまくるのみ。3区は出雲で失敗レースだった前田選手。ペースをきっちり刻めればそんなに大きくは縮まらないはず。4区はチームで一番乗っている山本選手。先日の記録会で28分56秒でまだ余裕があったということで、その調子でガンガン行ってほしいところだ。5区はトラックのスピードがある大串選手を起用する。ただ、3区と5区あたりは佐々木、志方選手が回復していれば起用される可能性もあるかなと思う。2人ともロードが得意なので起用できれば期待したい所だ。
 
 6区には新たに1万28分台に突入した三田選手でもう一度勢いを付けたい。出雲でぬかされたリベンジを。7区は新戦力の市川選手。ロードで強いと思われるので、その粘りに期待だ。アンカーはやや不調とはいえ、今20㎞をしっかり走れるのは平賀選手しかいないだろう。今の調子なりにまとめたいところだ。
 
 まあ、今のチーム状況じゃ目論見通り2区で抜け出してもどっかで捕えられそうかな。捕らえられたらちょっと優勝は厳しいと思います。とにかく現状のメンバーでしっかり力を出し切って箱根に繋げたい所です。
 

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出雲駅伝展望~早稲田大学

三大駅伝の初戦、出雲駅伝も近づいてきましたね。公式HPでは発表はまだですが、一部エントリーを公表したチームもあります。オーダー予想できるところは始めていきたいと思います。
 
まず、前回完全優勝を果たした
早稲田大学
 
 

エントリー選手紹介

エントリー選手紹介
4年
矢澤曜(4年)13分43秒83≪11箱根3区6位、10全日本1区9位、10出雲1区1位≫関カレ5千1万でダブル入賞するなど短めの距離は高いレベルで安定している。ユニバでハーフに出場した
大串顕史(4年)13分59秒15★≪10箱根4区11位≫故障がちだったが今季ブレイク。早大の一般入試組としては初の5千13分台のランナーとなった。
三田裕介(4年)14分02秒44≪11箱根7区2位、09全日本5区12位、09箱根4区1位≫長距離ブロックの主将。今季は怪我などでまだ試合出場は無い。夏合宿はチームを引っ張っていた

3年
平賀翔太(3年)13分45秒83≪11箱根2区4位、10全日本8区3位、10出雲6区1位≫長いロードで安定して力を発揮するランナー。昨年はすべてエース区間を走った。今年は故障の影響で昨年ほどの成績ではない
前田悠貴(3年)14分03秒89★≪11箱根4区2位、10全日本7区2位、09全日本7区13位≫今年の箱根、丸亀ハーフと好走。早大の主力の一人となった。熱くなりすぎてペースを乱さなければかなり走れる
佐々木寛文(3年)14分04秒04≪10全日本4区1位、10出雲4区1位、10全日本3区2位≫ロードになった途端高レベルの走りをする。毎年箱根5区候補に上がるが故障に泣く。日本インカレで復調傾向を示している
市川宗一郎(3年)14分08秒35★…一般入学から今季ブレイクした選手の一人。今年の関カレハーフで4位に食い込み、長いロードに強いと思われる
西城裕尭(3年)14分23秒30…1年の頃から箱根6区候補らしい。熱い性格だが、中々結果に結びついていない

2年
大迫傑(2年)13分31秒27★≪11箱根1区1位、10全日本2区3位、10出雲2区3位≫今年の春から夏にかけて一気に学生エースに成長した。ユニバー1万金メダル、1500m日本インカレ優勝、今年の箱根で区間賞と1500mから20㎞までこなすマルチなスピードランナー。

1年
山本修平(1年)14分09秒01≪09都道府県4区6位≫浪人してまで早大に入った選手。成績はやや安定感に欠けているが、日本インカレ1万で入賞した


主なエントリー漏れ
八木勇樹(4年)13分43秒49≪11箱根9区2位、10全日本3区3位、10出雲3区1位≫
志方文典(2年)14分04秒88≪10全日本5区1位、10出雲5区5位≫
 前回の優勝メンバーが全員残っているので優勝候補筆頭…と思われましたが、昨年3区と5区を走った八木、志方選手が外れました(まあ、夏合宿のメンバーから外れたりしていたのでやっぱりという感じでしたが…)。駒大が驚異的なチームに成長を遂げつつある中での主力の離脱は非常に痛手と言わざるを得ない。それでも大迫選手が大砲に育ちつつあり、他の選手も5千14分前後で優勝候補の一つという評価はできる。監督は「良い選手と悪い選手とはっきりしている」とのことですが、ひとまず良い選手を順番に起用し、どこも達成したこともない2年連続3冠の可能性を探っていきたい。
 
予想オーダー
大迫-矢澤-山本-佐々木-前田-平賀
 雑誌では大迫選手をアンカーに添えるオーダーとなっていましたが、1区にしました。チームが万全ならアンカーも面白いのですが、さすがに飛車角落ちだと5区までに逆転できる位置に踏みとどまれるか未知数。なので駅伝の基本である先手必勝のオーダーを組んだ。渡辺監督の言う「ウチのチームはトップを走ると力3割増し」という方にかけようと思った。
 
 もう大迫、矢澤のスピードランナー2人を1区2区に注ぎ込んだ。矢澤選手2区は勿体ないかもしれないが、何が何でも貯金を作りに行く。駒大らも強いが20秒以上差を付けておきたい。これであればロードに強いランナーが揃う早大のランナーが落ち着いて入ることが出来、安定感を増すとみる。こういう作戦がいいんじゃないかと思っています。
 
 3区以降は調子によって変えるが、今回は山本選手を3区に置いてみた。若干、ギャンブルだが、ここを凌げば4区6区に昨年の区間賞の佐々木、平賀選手をそのまま置けるのだ。本当は志方選手を置きたかったのだが、何とか代わりを務めてほしい。5区は調子によって三田、大串選手もありえそうだが、起伏のあるこの区間は箱根5区希望していた前田選手に走らせてみたい。これでいけるようならその後も楽しみになるかもと。
 
 まあ、1区2区をこうするなら3区は佐々木選手かもしれませんけどね。ただ、佐々木選手は練習量を若干セーブしたらしいので少し慎重に配置したいと思いこうなりました。監督自身は今年は3冠を名言していませんが、やはりライバルになりそうなところには勝利しておきたいところだ。

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H22早大記録

1矢澤曜(3年)13分43秒84★,13分44秒10,13分56秒70,14分03秒92,14分07秒61
2平賀翔太(2年)13分45秒83★,14分10秒67,14分31秒08
3大迫傑(1年)13分47秒29★,14分00秒07,14分22秒53,14分24秒71
4八木勇樹(3年)13分57秒78,14分07秒20,14分24秒43,14分34秒98
5三田裕介(3年)14分02秒44★,14.14.98,14分19秒98,14分31秒08,14分34秒42,14分35秒58,14分
37秒89,14分56秒28
6佐々木寛文(2年)14分04秒44★,14分06秒75
7志方文典(1年)14分04秒77★,14分13秒73
8前田悠貴(2年)14分05秒00★,14分11秒76,14分16秒1,14分24秒39,14分29秒16
9猪俣英希(4年)14.05.04★,14分09秒20★,14分29秒07
10高野寛基(4年)14分17秒3,14分37秒45,14分39秒09,14分43秒81
中島賢士(4年)14分17秒7,14分21秒75,14分23秒07
北爪貴志(4年)14分17秒9★,14分29秒07,14分36秒38,14分40秒41
西城裕尭(2年)14分23秒3★,14分58秒24
安永陽(3年)14分24秒5★
岡崎達郎(3年)14分26秒33★
工藤皓平(1年)14分27秒06,14分31秒33
湯浅義人(4年)14分27秒53
畠山真弘(4年)14分28秒48★,14分38秒53,14分42秒20,14分42秒67,14分49秒2,14分59秒06
神内隆年(2年)14分30秒18★,14分43秒96
中山卓也(3年)14分33秒01
伊藤和麻(4年)14分34秒1★,14分59秒02
相原将仁(1年)14分35秒31★,14分38秒15,14分42秒6,14分59秒54
田中鴻佑(1年)14分35秒44★,14分49秒00,14分49秒41,14分53秒11,14分59秒5
市川宗一朗(2年)14分36秒71,14分44秒28,14分45秒48,14分49秒31
亀山翔平(3年)14分36秒90★,14分50秒85,14分52秒97,14分54秒27
関口直人(1年)14分38秒80★,14分50秒12★
大串顕史(3年)14分40秒7
山下良祐(3年)14分42秒01★,14分56秒52,14分58秒67
神田一貴(1年)14分42秒88★,14分56秒62,14分57秒86,14分59秒99
柴田聖也(3年)14分43秒6★,14分46秒82★,14分48秒91★
萩原涼(2年)14分44秒17,14分53秒34,14分59秒7
山口大輔(4年)14分46秒16,14分51秒12,14分51秒25
星雄之(3年)14分46秒25,14分50秒08
遠藤翼(1年)14分46秒51,14分47秒72,14分49秒35
神澤雄一(3年)14分47秒00★,14分48秒03,14分54秒70,14分58秒22
卯木研也(2年)14分47秒95
田澤範樹(2年)14分52秒6
岡野徹(1年)14分52秒70★,14分56秒87
高瀬和人(2年)14分55秒04★
山野友也(1年)14分55秒30,14分57秒90
阿部広大(1年)14分58秒88

○1万
1大迫傑(1年)28分35秒75★,28分59秒4,29分40秒14
2志方文典(1年)28分38秒46★,28分58秒89,29分02秒6,29分47秒87,30分30秒17
3平賀翔太(2年)28分41秒42★,29分00秒15,29分40秒58
4佐々木寛文(2年)28分58秒47★,29分11秒03★,29分23秒1,30分09秒80,30分12秒40
5矢澤曜(3年)28分58秒9,29分03秒75,30分03秒37
6猪俣英希(4年)29分08秒4★,29分49秒43★,30分35秒56
7前田悠貴(2年)29分17秒8,30分11秒08,30分18秒07
8八木勇樹(3年)29分19秒67
9中島賢士(4年)29分25秒77,30分14秒9,30分14秒55
10湯浅義人(4年)29分33秒43
大串顕史(3年)29分38秒43★
安永陽(3年)29分39秒86★
高野寛基(4年)29分56秒2,31分59秒68
北爪貴志(4年)29分56秒4★
亀山翔平(3年)30分01秒06★
市川宗一朗(2年)30分06秒40★
相原将仁(1年)30分24秒84★
柴田聖也(3年)30分27秒13★
神内隆年(2年)30分40秒38★
遠藤翼(1年)30分49秒15★
畠山真弘(4年)30分46秒24
岡野徹(1年)30分52秒17★
山口大輔(4年)30分52秒59★
田中鴻佑(1年)30分53秒84★,30分56秒94★
西城裕尭(2年)31分10秒5
星雄之(3年)31分14秒13★
高瀬和人(2年)31分17秒81★

 

早稲田大学-箱根駅伝フリーダムに論評-

さて、一気にやっていきたいと思います

往路2位復路1位
総合1位:早 稲 田 大 学
(順位予想:往路2位☆復路2位総合1位☆ 区間予想:10区のみ)

順位予想は悔いのないように(個人的なシュミレーションではどうやっても2位が最高でした。でも1位になる気しかしなかった)しましたが、本当に優勝できてよかった。泣きましたよ~
ただ区間予想は故障者が出たり1区大迫になったりでぐちゃぐちゃでした(笑)

区間名前(学年)タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区大迫傑(1年)62分22秒区間賞☆(1)-54秒
2区平賀翔太(2年)67分50秒区間4位(1→1)-13秒
3区矢澤曜(3年)63分45秒区間6位(1→1)-1分09秒
4区前田悠貴(2年)55分06秒区間2位(1→1)-2分17秒
5区猪俣英希(4年)81分14秒区間9位(1→2)27秒
6区高野寛基(4年)58分55秒区間2位(2→1)-36秒
7区三田裕介(3年)64分01秒区間2位(1→1)-1分24秒
8区北爪貴志(4年)66分40秒区間3位(1→1)-57秒
9区八木勇樹(3年)70分03秒区間2位(1→1)-40秒
10区中島賢士(4年)69分55秒区間2位(1→1)-21秒
【MVP】高野寛基…東洋を逆転し、両校ファンともに驚かせる激走
【敢闘賞】4年生…主力欠場の穴を団結力で埋めた
【技能賞】大迫傑…1区1㎞で飛び出し大きな貯金を
【殊勲賞】三田裕介…安全圏に逃げ込んだ


大きかった1区大迫の貯金
渡辺監督が戦前、一番迷ったのが1区を爆発力のある大迫選手にするか経験豊富な矢澤選手にするかだったらしい。最終的に大迫に最初から自分のペースで行けと1区を任せたが、これが大当たり。最初から押していくと日大の選手以外は判断に迷ったのか付いてこずに牽制。終盤は独走となり、優勝に向けて最大の壁であった東洋大に2分01秒の差を付けた。

やはりこれは大変大きかった。(6区を含んで)東洋が強いとみられた山までにどのくらいの貯金ができるか、そしてどのくらいのマイナスで留めるかが大事でしたが、山でのマイナスは結果的に2分18秒。1区でそのほとんどを貯金をしたことになる。大迫と同じく柱を並べた2区平賀3区矢澤が東洋の1年生ツインズ設楽兄弟相手にあまり大きくは差を広げられなかった事も考えると彼一人の貯金はかなり効いたことになる。


鬼門の6区、高野が気迫で逆転の区間に
4区は全日本で区間2位ながら終盤の失速が気になった前田選手だったが、今回はきっちりイーブンペースを刻んでの区間2位。東洋宇野相手に少し上乗せする走りでチームに貢献。

5区猪俣選手は9区の予定だったが佐々木の故障で急遽登ることになった。さすがに柏原に逆転を許し区間9位。ただ、猪俣を上回った選手のほとんどは昨年山を経験していう選手。それを考えると粘走だ。それ以上に最後に東洋との差を詰めてのフィニッシュで、流れを途切れさせなかったのは大きかった。

そして6区高野の激走に繋がる。早大の6区は、加藤が少し前に区間賞を獲ったものの、基本的に苦手としている区間。相手の東洋は昨年も担当していた市川だったので果たしてどうなるのかと思われたが……結果は攻め続け58分台の快走。途中の転倒もものともせず気迫を前面に押し出しトップを奪い返した。市川が「あんなに強いとは思わなかった」とコメントを出していたが、応援側も同じ事を感じた人多かったのではないでしょうか?とにかくこれで完全に早大ペースに乗った。


7区序盤で勝負がついた
8区以降は東洋の分厚い選手層が襲いかかってきたが、早大は逃げ切り優勝。故障者が出ていなかったら出場していなかったかもしれない8区北爪、10区中島が4年生らしく安定した走り、脚に不安を抱えていた9区八木も失速を最小限に食い止めて東洋の前を走り続けた。

前を走り続けたもう一つのポイントに7区の攻防もあったと思う。前半型の三田が、後半型の大津を序盤で視界に消える位置に持っていけた事が安全圏に逃げ込めた要因かと。大津は調子が上がらないという事での配置だったようですが、前が見えていたらもっと追い上げられていたと思いますので。ここ選手の実力差以外で駅伝独特のモノがあったような気がします。

まあ、とにかく全員で束になって東洋を封じ込めての3冠達成、本当におめでとうございます。



狙え!2年連続3冠

さて、余韻に浸りたい所ですが、もう次の戦いは始まっています。目指すのは2年連続3冠。
○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
猪俣英希5区9位、高野寛基6区2位、北爪貴志8区3位、中島賢士10区2位

○在校生出走メンバー
大迫傑1区1位、平賀翔太2区4位、矢澤曜3区6位、前田悠貴4区2位、三田裕介7区2位、八木勇樹9区2位

○補欠メンバー(+α)
佐々木寛文、志方文典、大串顕史、萩原涼、西城裕尭、市川宗一朗、(山本、臼田など)

○現時点で考えるオーダー
出雲:大迫-矢澤-八木-佐々木-志方-平賀
全日本:大迫-八木-矢澤-志方-山本-佐々木-前田-平賀
箱根:大迫-平賀-矢澤-山本-佐々木 大串-前田-志方-八木-三田
とりあえず出雲と全日本はほとんどメンバーが残っていますので、この2つはむしろ獲らないとといった感じかも?ただ箱根は今回は4年生がまとめていたのが大きかったし、一番の相手になりうる東洋・駒大は次年度の上級生が強力になってくる。今回のように故障者が出たりして勝てはしないでしょう。とにかく大迫、矢澤、平賀、八木など強力なメンツは残るので目指していってほしいです。

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箱根駅伝区間オーダー予想【早稲田大学】

続いて
 
平地は最強、3冠なるか
早 稲 田 大 学
最近の成績:10全日本1位、10出雲1位、10箱根7位
 

エントリー選手独断ランク付け

基準は①駅伝実績、②長い距離の実績、③最近の調子…のつもり
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
 
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
平賀翔太28分41秒42★≪10全日本8区3位、10出雲6区1位、10箱根3区4位、09全日本4区3位、09出雲6区4位≫長いロードで力を発揮する。ロードで外したことがない。登りが苦手?
 
5点:エース区間も走れる選手
矢澤曜28分45秒56≪10全日本1区9位、10出雲1区1位、10箱根1区2位、09全日本1区3位、09出雲1区4位≫多くの駅伝で1区を走ってきている。安定感があるが前回珍しく失速している
佐々木寛文28分58秒47★≪10全日本4区1位、10出雲4区1位、09全日本3区2位、09出雲4区2位≫やや故障があるが、ロードで外さない選手。5区やる気満々?
大迫傑28分35秒75★≪10全日本2区3位、10出雲2区3位、10対抗1区5位、09全国1区1位≫上尾ハーフで61分台でアジアジュニア新を出した。腰高なフォームが特徴
 
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
猪俣英希29分08秒4★≪10全日本6区2位≫一般受験から這い上がり今季ブレイクした。全日本で後半粘りの走りをみせた
八木勇樹28分55秒24≪10全日本3区3位、10出雲3区1位、10箱根5区9位、09全日本2区5位、09出雲2区5位≫スピード抜群で練習番長。以前より粘りが出たが精神面はまだ課題らしい
志方文典28分38秒46★≪10全日本5区1位、10出雲5区5位、10対抗5区5位、09全国3区2位≫上尾で63分前半。登りやロードは適正ある模様
 
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
三田裕介29分15秒18≪09全日本5区12位、09箱根4区1位≫箱根4区区間記録保持者。長らく不調だったが上尾64分を切って復活
前田悠貴29分08秒91≪10全日本7区2位、09全日本7区13位≫全日本では成長した姿を見せた。ペース配分にやや課題か
 
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
中島賢士29分13秒52≪10箱根9区14位≫主将。トラック型だが、長いロードで安定していると最近言われている
北爪貴志29分56秒4★≪10箱根8区6位≫ロードで力を発揮するタイプ。
 
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
高野寛基29分44秒18…ハーフ63分台だが安定感が課題。ずっと5区の控えと言われ続けている
大串顕史(3年)29分38秒43★≪10箱根4区11位≫…故障が非常に多いが素質は高いらしい
萩原涼(2年)29分37秒95≪10箱根7区6位≫…今季は不調が続いているが上尾は自己新
 
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
西城裕尭30分33秒81…練習では非常に強いらしい
市川宗一朗(2年)30分06秒40…上尾で66分台
 
上位10人:合計40
昨年の1位:45点くらい
 
5千(今季5千)-1万(今季1万)-ハーフ
1位(2位)-1位(1位)-1位
 
 出雲、全日本を制して、3冠への挑戦権を手にしている早稲田大学。データ的にも5千、1万、ハーフ、3部門でトップの成績で普通に走れば箱根も優勝争いをするのは間違いないといった内容。飛び抜けたエースはいないが1万29分以内に5人、ハーフ64分以内に7人揃えている。後は早大が伝統的に苦手な山をどのようなタイムで乗り切るか。3冠を達成すれば、順大以来10年ぶりとなるが、勿論本気で狙っているだろう。

 
最初考えていたもの:正当に?
矢澤-平賀-大迫-八木-佐々木
西城-前田-志方-猪俣-中島

個人的に考える東洋への嫌がらせオーダー
志方-矢澤-大迫-三田-佐々木
大串-八木-猪俣-平賀-中島
63分10秒(6)-69分20秒(9)-62分50秒(2)-56分20秒(2)-80分00秒(2)
61分00秒(10)-64分30秒(1)-66分20秒(1)-70分10秒(1)-73分20秒(10)
11時間7分00秒(前回1位11時間10分13秒)
※タイム設定は前回の気象条件・展開で、前回の総合1位を3分上回るようにしています。
 渡辺監督は「東洋が嫌がるようなオーダーを組んでいく」という発言をされている。3冠最大の壁になるであろう東洋を意識するのは当然。どうやるのが勝利に繋がるか悩みどころである。最初は正当に(というか往路型)組んでみた。これは5区終了時で東洋を前に行かせないというものだが…ただ、大エース不在の中、4区までに3分以上差をつけるか、5区で東洋・柏原に近い走りをしなければならないのだが相当難易度が高い。6区で逆転される可能性も含めて、ずっと前はきつい、逆転されるとちょっと追えないだろうと。
 
 ということで復路に駒を残す事を意識してオーダーを組んだといっても出足で遅れるわけにはいかないので悩みに悩んで1区は志方を持ってきた。全日本や上尾ハーフを見てスプリント力は問題ないと見る。そして2区についに1区卒業で矢澤。千葉国際のような走りができるのであれば箱根2区も可能とみる。ここまでは東洋とアドバンテージを取るというか、東洋の一歩前という意識
 
 そして3区で一気に攻勢へ。1年生ながらハーフ61分台の記録を持つ大迫で一気に攻める。どちらかというと下りが得意な感じなので3区が一番適正あるだろう。設定タイムは先輩の佐藤悠と平賀の間にしてありますが、どこまでいけるか。4区にだいぶ状態が戻ってきた模様の三田。乗れば走れる選手なので3区で勢いづくが重要ということで大迫を置いたのもある。
 
 で、早大課題の山。5区は噂(というか神大の大後監督がバラしたのかw)が立っている佐々木。高校駅伝や全日本見ていると適正自体はまあ大丈夫でしょう。後は15㎞以上のレースが今まで無いのがどうかという所だ。ひとまず前回の柏原のタイムと3分差の80分が一つの目標となろうか。6区は相楽コーチのインタビューで大串と西城の名前が挙がっていた。基本的に追うということで6区は西城に比べて走力が高い大串で。(ただ監督が意外な人選という。上尾走らなかったメンバーで一番意外と思うのはずっと5区リザーブと言われている高野になるが…)
 
 そして復路型のオーダーということで東洋が前にいても追っていけるように考え、7区8区9区には八木、猪俣、平賀を選んだ。八木は経験者で1年の頃よりは後半の粘りが出てきた、猪俣は全日本である程度突っ込んで入っても後半の東洋の追い上げを凌いだ、平賀は言わずもがなの実力者ということです。これなら多少のビハインドはひっくりかえせるだろうと。東洋はたとえ山で前出たとしても追われる恐怖がある方が嫌なのではないか(実際に全日本で前例があるので)、なので復路型を自分は推奨しています。10区は、相手の東洋はここでもハーフ63分台の選手を置けるので怖いが、主将の中島で逃げ切ってもらう、こういう計算だが、果たしてどうだろうか

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 山が課題、というのはこれはまあ勿論ですが、もっと重要なのは調整や故障者を出さない事でしょうか。これは全チーム言えますが敢えて早大で言うのは、出雲から取りに行った事で若干いつもよりズレていること、上尾ハーフ後の集中練習で相当ハードルの高いメニューをこなしているっぽい事ですかね、八木が部員日記で「壮絶な事になった」ということでしたが一体どうなったのやら…。まあ、軽い故障者は出たよう(エントリー直後に噂されたS選手かどうかはイマイチ分からず)ですが。まあ、とりあえず部員日記は昨年と違いだいぶ元気な感じ、練習の成果をきっちり出せれば、18年ぶりの優勝は見えてくるだろう。

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