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早稲田大学~第89回箱根駅伝徹底解剖!


往路2位復路8位
総合5位:早稲田大学
(予想:往路1位復路13位総合5位 区間:4区間(1区2区3区5区)※yashitiさんも4区間的中)

1区の出遅れで往路がずれたのと、復路10区が予想以上だった影響で当たりました。配置は佐々木選手4区にしとけば良かったとちょっと後悔

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差 
1区前田悠貴(4年)65分36秒区間17位(17)2分04秒差
2区平賀翔太(4年)71分02秒区間6位(17→12)2分38秒差
3区大迫傑(3年)64分44秒区間2位(12→3)2分45秒差
4区佐々木寛文(4年)58分36秒区間8位(3→3)2分07秒差
5区山本修平(2年)82分52秒区間3位(3→2)2分35秒差

6区相原将仁(3年)60分17秒区間12位(2→4)3分19秒差
7区志方文典(3年)66分25秒区間11位(4→4)4分51秒差
8区柳利幸(1年)67分49秒区間14位(4→4)5分37秒差
9区田中鴻佑(3年)72分29秒区間12位(4→4)7分40秒差
10区田口大貴(2年)71分49秒区間4位(4→5)8分13秒差
【優秀選手】大迫傑…強烈な向かい風の中、9人抜きの力走
【敢闘賞】田中鴻佑&田口大貴…一般入試の選手で初の箱根路9区粘走&復路唯一の区間一桁
【敢闘賞】山本修平…1区17位で出遅れたチームを一時トップ争いに
【特別賞】平賀翔太…三大駅伝皆勤賞 なお、全てエース&主要区間で出走


点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
65 80 80 75 80
85 75 80 80 95
今季の三大駅伝は全て1区失速 大迫・山本で追い上げるも往路優勝に届かず
出雲・全日本共1区で出遅れ(全日本は想定内だったが)、柱を持ちながら優勝争いに絡むことがなかった早大。今回は主力全員を往路に投入し、往路優勝は絶対、そのまま総合優勝を目論んだが、またしても1区で苦しい展開になった。

起用されたのは秋以降良いレースを続けていた4年生の前田選手。確実に上位に、ということと思ったら、好調というわけではなかったようだ。上尾ハーフ後に故障していた。練習はひとまずこなせたので何とかなるだろう、ということで1区に置いたが、東洋大の選手の揺さぶりの直後に後退。結局2分以上のビハインドを背負うことになった。主力選手の失速は精神的ダメージはでかいと思われた。

しかし、主力を並べているだけに落とせない。必死に追い上げを図る。3年連続2区出走の平賀選手が、過去2年とは全く違う展開ながら区間6位といつもと変わらぬ走りで5人抜きの力走。この安定感は助かる。そして初めて箱根で1区以外に入った大迫選手がゴボウ抜きで2位争いまで追い上げ、3位で襷リレー。区間賞を取れなかったのが残念ですが、チームとしては順調に順位をあげていった。

4区佐々木選手がモタついたが、トップのチームがあまり良くなくて何とか総合3位2分07秒差で5区へ。前回区間3位の山本選手で往路優勝を射程に捉えられる所まで着た。ただ、走り始めの段階で脚の状態が思わしくなかったらしい。その中で懸命に足を動かし、日体大・服部選手と共に東洋大を捉え、トップ(タイ)に。しかし、そこまでだった。最高点前に服部選手に力負けすると、下りは完全に脚に来てしまった。往路2位ながら2分35秒差、3位以降ともそれ程差がない状況になってしまい、思い描いていたレースにはならなかった。



箱根初出場が4人&主力不調の中、復路は無難にまとめる
一応、志方選手は残していたものの、故障明けという情報が既に出ていた。他4人はここまで大きな実績は無かった選手達で構成。苦戦が予想された。

その中スタートとなった6区相原選手は、早大の6区としては好走。無難にまとめることはできたが、東洋と明大の経験豊富な選手に交わされ4位に後退。志方選手は予想通り苦戦で引き離されてしまう。8区に起用された柳選手はペース配分に失敗。前半を抑えすぎてしまい、後半あげたものの区間14位に終わってしまいました。まあ、全日本では1区、そして今回単独走と違うレースが経験できたことが良かっただろうか。

個人的には9区と10区は良かったのかなと思う。9区は実は結構早い段階で決まっていたらしい大学駅伝自体が初出場の田中選手。後ろから駒大・上野選手がガンガン行く難しい状況だったが、区間12位は粘走。10区田口選手はテレビでは最後のラストスパートで順位を落とすシーンで目立ってしまったが、個人では区間4位の好走。もう少し早くスパートかけていればと思ったが、18km地点から脚が痙攣してロングスパートをかけられなかったらしい。ただ、次年度が楽しな選手の一人である。

気が付いてみれば復路は8位。区間一桁は一つで、単独走が多かった割にはかなりまとまっていた。一応有る程度の自信を持って臨んでいたのは示せただろうか。ただ、結局前年度より総合順位を下げることになってしまい、苦い結果となってしまった。


来期の展望


○主な在校生
大迫傑(4年)27分56秒94≪3年:箱根3区2位、全日本2区2位、出雲1区10位、2年:箱根1区1位≫
山本修平(3年)28分14秒49≪2年:箱根5区3位、全日本4区2位、出雲3区3位、1年:箱根5区3位≫
志方文典(4年)28分38秒46≪3年:箱根7区11位、2年:箱根8区2位、1年:全日本5区1位≫
柳利幸(2年)29分11秒80≪1年:箱根8区14位、全日本1区12位≫
高田康暉(2年)29分27秒06≪1年:全日本5区6位、出雲2区4位≫
三浦雅裕(1年)29分42秒50
田中鴻佑(4年)29分47秒40≪3年:箱根9区12位≫
相原将仁(4年)29分56秒40≪3年:箱根6区12位≫
岡田健志(3年)29分57秒31
三井泰樹(2年)29分58秒72
臼田稔宏(2年)29分59秒40
中村信一郎(2年)30分01秒00
高橋広夢(3年)30分15秒07
田口大貴(3年)30分21秒00≪2年:箱根10区4位、出雲5区8位≫
當山貴大(3年)30分38秒60

○主な新入生
平和真13分55秒64≪都道府県5区9位≫
武田凛太郎14分11秒23≪都道府県5区1位≫
浅川倖生14分13秒58≪高校2区9位≫
臼田康一郎14分16秒16≪高校1区20位≫
鈴木洋平14分27秒73≪都道府県1区15位≫
箱田幸寛14分30秒90

○今から考えるオーダー
出雲:大迫-平-柳-志方-武田-山本
全日本:平-大迫-武田-柳-志方-田口-三浦-山本
箱根:平-山本-大迫-武田-柳 相原-志方-高田-田口-田中
底上げは少し進んだ 平賀選手の穴埋めと大迫選手以外の4年生が引っ張れるか
一つ思うのは、主力の怪我や不調が多すぎる。勿論走力上位10人が揃うことは中々ないのだが、早大の場合は1番~5番手が何らかアクシデントになる事が、他大に比べて多い気がする。スポ推の枠の関係で層が厚いチームを作るのはちょっと難しい。何とか整えてほしい。

最も層ということに関してはちょっと改善できそうだ。神奈川ハーフで見出走の選手が64分前後で走ったりもしたし、新入生で平・武田選手といった期待できそうな面々がいる。総合優勝候補にあげるのはまだ早いにしても、オーダーを組むのは比較的楽しそうな感じがする。

痛いのは柱の1人平賀選手の卒業。三大駅伝皆勤で、しかも全部エース・主要区間で出走していた。区間賞は1度だが、いつでも区間3位~7位までにまとめていて、非常に使いやすかった。彼がいたから例えば大迫選手をよりスピードを活かせる区間に起用できたりという面があり、貢献度は計り知れない。どう埋めていくか。

エース&主将は大迫選手になるわけだが、他部員と練習メニューが違ったり、海外に行く予定(うまくいけば世界選手権も)があるなどチームを離れることがある。そうなってくると志方選手など彼以外の4年生が大事になってきそう。再度頂点を目指して、どのようなチームになってくるのか。目が離せない。

H24年度早稲田大記録

1大迫傑(3年)13分33秒84,13分47秒44
2山本修平(2年)13分42秒17★,14分08秒10,14分15秒89
3前田悠貴(4年)13分58秒76★,14分05秒56,14分20秒65
4平賀翔太(4年)14分07秒08,14分18秒23,14分35秒51
5柳利幸(1年)14分12秒67★,14分20秒89★
6志方文典(3年)14分12秒98,14分20秒81,14分54秒8
7市川宗一郎(4年)14分15秒70,14分16秒71,14分24秒72
8佐々木寛文(4年)14分18秒59,14分26秒3,14分31秒60
9相原将仁(3年)14分20秒12★,14分31秒1,14分37秒00
10高田康暉(1年)14分21秒48,14分26秒03,14分49秒62
田口大貴(2年)14分25秒82,14分39秒5
神内隆年(4年)14分28秒1★
田中鴻佑(3年)14分29秒4,14分35秒30,14分55秒27
中村信一郎(1年)14分35秒8
臼田稔宏(2年)14分36秒3,14分46秒37
西城裕尭(4年)14分37秒4,14分42秒46,14分53秒69
中村駿介(1年)14分38秒55★,14分46秒85★
三浦雅裕(1年)14分38秒9,14分59秒31
高瀬和人(4年)14分39秒8★,14分58秒62
山田侑矢(2年)14分41秒01★,14分46秒86★,14分52秒63,14分52秒9
三井泰樹(1年)14分44秒6★
高橋広夢(2年)14分44秒84★,14分49秒4
藤岡孝彰(1年)14分45秒23★
藤澤怜欧(1年)14分47秒95,14分50秒1
山下尋矢(1年)14分49秒5★,14分54秒3★
岡野徹(3年)14分49秒6★
関口直人(3年)14分49秒94,14分53秒79
鳥山賢(1年)14分50秒52★
安田匡(1年)14分50秒8★
當山貴大(2年)14分52秒19,14分57秒9
小林快(2年)14分52秒54★
萩原涼(4年)14分56秒2,14分59秒53,14分59秒7



1大迫傑(3年)27分56秒94★,28分18秒53,28分26秒94★,29分31秒7
2山本修平(2年)28分14秒49★,28分45秒2,29分08秒23,30分29秒22
3平賀翔太(4年)28分46秒16,28分50秒49,29分25秒47,29分36秒9
4前田悠貴(4年)28分48秒2★,29分31秒4,30分02秒24
5佐々木寛文(4年)28分49秒61★,29分10秒5,31分06秒98
6志方文典(3年)29分11秒27,29分34秒01,30分07秒10,30分52秒91
7柳利幸(1年)29分11秒8★
8高田康暉(1年)29分42秒1
9三浦雅裕(1年)29分42秒50★,31分29秒8★
10田中鴻佑(3年)29分47秒4★
市川宗一郎(4年)29分54秒85,29分55秒2,30分18秒7
相原将仁(3年)29分56秒4★
三井泰樹(1年)29分58秒72★,30分22秒9★
臼田稔宏(2年)29分59秒4★
中村信一郎(1年)30分01秒0★
高橋広夢(2年)30分15秒07★
田口大貴(2年)30分21秒0★,30分45秒7
神内隆年(4年)30分31秒5★
當山貴大(2年)30分38秒6★
相原将仁(3年)30分45秒4
工藤皓平(3年)30分46秒9★
安田匡(1年)31分01秒1★
岡野徹(3年)31分03秒7
西城裕尭(4年)31分09秒4

早稲田大学区間オーダー予想~第89回箱根駅伝


前回4位
層は薄いが柱は充実 故障者はここまでなし 攻める所で攻めて一発狙う
早 稲 田 大 学

エントリー選手独断ランク付

7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
山本修平(2年)28分14秒49★≪2年:全日本4区2位、出雲3区3位、1年:箱根5区3位、全日本1区12位、出雲3区2位≫…馬力があり、ロードで粘りのある走りをする選手 前回の箱根5区は特性が大きく活かされた
 

6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
大迫傑(3年)27分56秒94★≪3年:全日本2区2位、出雲1区10位、2年:箱根1区1位、全日本2区2位、出雲1区3位≫…関カレ5千優勝、日本選手権1万2位等、トラックでは日本トップに近い所に位置する。駅伝での後半失速が度々あるが全日本はペースを守り好走


5点:エース区間や山も走れる選手
平賀翔太(4年)28分41秒42≪4年:全日本8区4位、出雲6区5位、3年:箱根2区5位、全日本8区5位、出雲6区6位≫…1年時から常にロードで安定している職人タイプだが、意外と前半飛ばす型でもある
前田悠貴(4年)28分48秒20★≪4年:全日本6区1位、出雲4区5位、3年:箱根9区2位、全日本5区4位、出雲5区3位≫…夏の間にぐぐっと力を付け、日カレ5千入賞、全日本6区区間新、上尾ハーフで上位と調子が非常に良い


4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手

志方文典(3年)28分38秒46≪2年:箱根8区2位、1年:全日本5区1位、出雲5区5位≫…非常にロードに強い選手だが、度重なる故障に泣いている 上尾ハーフで63分台と復調気味


3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手

佐々木寛文(4年)28分49秒96★≪4年:全日本3区4位、3年:箱根7区3位、全日本7区4位、2年:全日本4区1位≫…ロードで高いポテンシャルがあるが、故障が非常に多い 最近は慎重に練習させている


2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
柳利幸(1年)29分11秒80★≪1年:全日本1区12位、高3:都道府県4区10位≫…陸上初めて2年未満の選手 全日本は1区抜擢されたが対応できなかった その後の上尾ハーフは15kmまでは良かった
市川宗一郎(4年)29分22秒03≪4年:全日本7区10位、3年:箱根10区9位、全日本6区6位≫…関カレハーフで2年連続まずまず走っている
田中鴻佑(3年)29分47秒40★…今年成長見せている選手で上尾ハーフで64分強で走破した
田口大貴30分21秒00★≪2年:出雲5区8位≫…秋に成長し出雲で大学駅伝デビュー 上尾ハーフで64分半ばをマークした


1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
高田康暉(1年)29分27秒06≪1年:全日本5区6位、出雲2区4位、都道府県1区11位、高校1区8位≫…ロードで期待されている選手だが、前哨戦では力を出し切れていない
三浦雅裕(1年)29分42秒50★≪高3:高校7区5位≫…今季は全般的に不調だったが学連記録会で29分代 箱根6区候補
臼田稔宏(2年)29分59秒40★…ロードや登りで強い
西城裕尭(4年)30分33秒81≪3年:箱根6区15位≫…1年時から山下りの準備をしていて、前回デビューした


0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数

相原将仁29分56秒40★…ハーフ65分後半 6区希望している
神内隆年30分31秒50★…3障で関カレと日カレともに入賞している

上位10人合計:38点
(参考:シード争い→30点、優勝争い→40点)


5千順位-1万順位(今季1万)-ハーフ順位
4位-2位(3位)-3位

出雲・全日本共に優勝争いに絡めなかった早大。選手層もやや薄くなって10区間ある箱根は苦しい印象だ。ただ、1区で出遅れたということもあった。それさえ無ければ、オリンピック目前まで迫った大迫選手に、前回5区79分台の山本選手ら稼げる選手に、平賀・前田、復活気味の志方選手と主力選手と呼べる選手の数は多い。練習の手応えはあるようで、実際上尾ハーフはある程度の選手の伸びはあった。箱根こそ主力を活かして優勝戦線に名前をあげていきたい。



区間オーダー予想

前田-平賀-大迫-柳-山本
西城-佐々木-田口-志方-市川
上記の5人に佐々木選手を加えて6枚の駒。まずどうちりばめるか。結局往路4枚で復路2枚。復路に駒を取るか悩んだのですが、往路優勝して、更に最低1分半貯金を作るほうを最優先しました。というのも駒大と東洋は6区が強い。早大は西城・相原・三浦選手の中の調子が良い選手なのだろうが、何とか60分前後ということだそうだ。6区終了時で交わされないような差をつけたいのだ。

そのためにはつべこべ言っている暇はない。単独走りいけるというが前田選手を1区に躊躇無く投入。ラスト切れるのであわよくば東洋駒大の前…ですが、とにかくトップに限りなく近い位置だ。

さて次の2区をどうするか。大迫選手か平賀選手か結構議論になっていますが、最後の最後まで悩みました(記事書きながら4回くらい入れ替えた)。というのもどちらも2区向きじゃないですよ。どちらも登り不得意であり、突っ込んでリズム作るタイプなので。これは2人の調子に次第でなんともいいづらいのですが、平賀選手が68分前半でビハインド1分、大迫選手が62分切りで1分戻す…ということで(計算甘いか?)。

これで上尾ハーフ15kmまでは良かった柳選手になんとか30秒強の差でとどめてもらい、唯一2強に対して勝算がある5区山本選手。遅くても81分は切る選手を用意するだろうから、無茶を言うと78分半ば以内。ロードシーズンはかなり充実しているので何とかいってもらいたいが…。このくらいで往路優勝しないと、すぐに前に出られる。そうなったらもう勝ち目ないです。

仮に貯金作れたとして、復路はもう耐えて攻めて耐えて攻めて耐えて。7区佐々木、9区志方選手は上尾ハーフから更に上げることができていれば戦えますがどうでしょうか。8区10区の繋ぎは高田・田中・臼田選手らで悩みましたが、伸び盛りの田口選手に、前回経験の市川選手ということにしました。

この市川選手と6区に西城選手を予想オーダーに入れると賛否ありますが、昨年何のために経験したのだと。そして一般入試の4年生が入らないと早稲田にならない、ということで奮起促します。


もう一つのオーダー:奇襲
大迫-平賀-前田-佐々木-山本
相原-柳-田口-志方-田中
 ほかだと三度大迫選手1区しか思いつかない。大迫選手が61分前半でいけるなら、他校分かっててもさすがに1分くらいはつけられるかと。そのままトップ譲らずに山に入っていけるかもしれないと。まあ単独走がまだできない柳選手7区とか色々無理が生じますけどね…。


計算するとどうしても辛いかな。正直4区に佐々木選手投入していかないと、往路取れない可能性もあるとみます。本当に120%出し切っていかないと、序盤思い通りにいっても総合優勝は厳しい状況ですが、前回の経験者が8人残っていることを強みにして少しでも優勝戦線に喰らいつき、チャンスを探していきたいところだ。

全日本大学駅伝を振り返る~早稲田大学

総合3位早稲田大学5時間15分08秒

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区柳利幸(1年)44分15秒区間12位(12)58秒差
2区大迫傑(2年)37分25秒区間2位(12→4)1分01秒差
3区佐々木寛文(4年)27分42秒区間4位(4→4)1分06秒差
4区山本修平(4年)40分42秒区間2位(4→3)58秒差
5区高田康暉(1年)34分53秒区間6位(3→4)1分23秒差
6区前田悠貴(4年)35分30秒区間新☆★(4→3)1分20秒差
7区市川宗一郎(4年)36分03秒区間10位(3→3)2分26秒差
8区平賀翔太(4年)58分38秒区間4位(3→3)2分25秒差
前回の失敗を糧に 大迫選手ついに本領発揮に
陸上経験の浅い柳選手1区に使い勝負に出たが、案の定きつかった。緊張もあっただろうし経験不足もあったと思う。前5人くらいが抜け出した時に、後ろの集団の間の中途半端な位置にしばらくいたので、これは…と思っていたらやはり失速してしまいました。とりあえず、いろんな経験はできたのではないですか。成長途中なので次のレースを大事にしてほしい。
 
 そしてくしくも昨年とほぼ同じ状況でタスキをもらった大迫選手。出雲の失速が余程応えたか、久々に腕時計をつけての出場。1km2分50秒ほどのイーブンペースで走りきって見事8人抜き。タイムも従来の区間記録を10秒以上更新するもので、ようやく駅伝で力を出せたでしょうか。夏にヨーロッパ遠征しているのでスタミナ面は不安だが、箱根2区やれそうかな。

その後主力が続々と好走 ただ選手層の薄さもちらほら
その後は主力がいい走りをした。4区山本選手が区間2位。序盤に山学を抜いて以降、遠い駒大の姿を追いながら粘りを発揮したと思う。それと勝負を決めるために置いたという6区前田選手がなんと区間新区間賞。そういえば28分40秒台出して絶好調でした。また平賀選手は少し追い風あったとはいえ、58分半ば。長い距離の職人という走りができた。箱根で3区9区なら十分やれそうな感じがする。
 
 ただ、8区間になって選手層の薄さが出始めた。そのうち佐々木選手は少しずつ戻ってきたかな。油布選手の背中がどんどん遠くなる難しい位置ということを考えると及第点。繋ぎや復路なら、といったところか。ただ、5区高田選手は4区からの反撃ムードを断ってしまう走り。7区市川選手は区間5位とはあまり差がないですが、苦しい走りに。あと2区間どうしますかね。少しタイムを伸ばした選手はいるけど不安はつきまとう。
 
後先考えずに往路優勝狙ってみるです?
ただ、主力はだいぶいい状態になってきているんですよね。大迫・山本・前田・平賀選手の4人に、佐々木選手も慎重に合わせてくると踏んでこれで5人。往路は5区間なので…
 
現時点での箱根駅伝オーダー予想
前田-大迫-平賀-佐々木-山本 西城-高田-柳-市川-志方
 復路完全に度外視して往路優勝狙ってみますか?積極的に行く前田選手ですが、徹底して抑えさせてラストスパートに備えさせる。2区3区は適性や調子みて入れ替えてもいいけど、トップに出来る限り近い位置に。佐々木選手に繋いでもらって非常に楽しみな5区山本選手。しっかり流れれば可能性はあるだろう。
 
 まあ、実際のところは佐々木選手か前田選手を復路に残しておくと思いますけどね。高田・柳選手のどちらかが4区を務めることができればバランスは良くなりそうだ。
 
 ただ、現状総合優勝となると辛いのが正直なところ。下にさがることも覚悟しないと。主力の志方選手が間に合えばいいが1万記録会にエントリー。昨年の8区で走れるかどうかだろう。6区もどうするのか。現状ここも厳しそうな区間だ。ひとまず上尾ハーフで好走する1.5軍の選手が出てくるかどうか。繋ぎの目途が立てば少しは可能性が見えてくる。

全日本駅伝オーダー予想~早稲田大学

次こそ流れを作って上位にいけるか
早稲田大学
総合6位2時間12分06秒
1区大迫傑(4年)23分57秒区間10位(10)28秒差
2区高田康暉(1年)17分09秒区間4位(10→9)43秒差
3区山本修平(2年)23分46秒区間3位(9→5)1分03秒差
4区前田悠貴(4年)18分01秒区間5位(5→5)1分14秒差
5区田口大貴(2年)18分41秒区間8位(5→4)1分23秒差
6区平賀翔太(4年)30分32秒区間5位(4→6)2分25秒差
 ハマれば総合優勝の芽もちらつくかと思われたが、1区でまさかの展開が待ち受けていた。中間点付近で飛び出し、どれだけ貯金を作れるかと思った大迫選手がラストで大失速。残り1kmで交わされると、そこから28秒も遅れて区間10位。駒大がそれ以上の失敗したので一応前だが、東洋に対しては前に行かれてしまい、この時点で終戦ということになってしまった。

多分、貯金を作る為に前にでたところ、予想以上の向い風だった、というのはあるだろうが、大迫選手の特性もありそうだ。彼は淡々と刻むか、強い選手と競り合っている時には強いけど、自分でペースをあげて仕掛けたりというのはちょっとまだ弱いようにも感じた。それに他のチームにも作戦を見切られてしまっていて、ちょっと昨年の箱根1区のような幻影を見すぎているかもしれない。大迫選手の一本立ちも大事だが、少し配置を今後考えた方がいいかもしれない。
 
 2区以降は向かい風で追いかける時の典型的なパターンに。序盤飛ばすけど思った程詰まらず、終盤じりじり離される。特に3区山本4区前田選手が特にそんな感じになってしまいましたかね。5区田口選手は一人抜いたが区間8位。平賀選手も自分のレースはできなかった感じ。
 
 その中で2区高田選手が好走したのが救い。城西中原選手と競り合えたこともあり、少し前を追うことができた。これで3区山本選手が苦しい走りながらも4つポジションをあげることができたのではないかと思う。練習自体はできているので、オーダーを組み直して、もう一度挑んでいきたい。

エントリー選手詳細
4年
平賀翔太28分41秒42≪4年:出雲6区5位、3年:箱根2区5位、全日本8区5位、出雲6区6位≫…
昨年冬の故障以来あまり元気がない。日カレ1万3位とだいぶ復調したかにみえたが、出雲は今までで一番良くなかった
佐々木寛文28分49秒96★≪3年:箱根7区3位、全日本7区4位、2年:全日本4区1位≫…2年生の時に大きな飛躍をしかけたが故障。それ以降、飛び飛びの練習だが、ロードではある程度まとめてきている
前田悠貴28分48秒20★≪4年:出雲4区5位、3年:箱根9区2位、全日本5区4位、出雲5区3位≫…日カレ5千で入賞するなど、夏に成長を見せた 出雲は飛ばし過ぎて失速も、至近の記録会では1万で28分40秒代
市川宗一郎29分22秒03≪3年:箱根10区9位、全日本6区6位≫…関カレハーフで2年連続まずまず走っている
神内隆年30分31秒50★…関カレ日カレともに3障で入賞を果たしている
3年
大迫傑27分56秒94★≪3年:出雲1区10位、2年:箱根1区1位、全日本2区2位、出雲1区3位≫…
関カレ5千優勝、日本選手権1万2位等、トラックでは日本トップに近い所に位置する。ただ、駅伝での後半の失速が時々あり、出雲は思いっ切りブレーキとなってしまった
志方文典28分38秒46≪2年:箱根8区2位、1年:全日本5区1位≫…ロードが非常に強い。故障が多く、そのためか今年は精彩を欠くレースが続いている
田中鴻佑29分47秒40★…今年成長を見せている選手で至近の記録会で1万29分台
相原将仁29分56秒40★…至近の記録会で1万29分台

2年
山本修平28分14秒49★≪2年:出雲3区3位、1年:箱根5区3位、全日本1区12位、出雲3区2位≫…
時々安定感に欠ける時があるが、基本ロードで粘り強い選手
田口大貴30分21秒00★≪2年:出雲5区8位≫…関カレハーフで粘りの走りを見せ、出雲で駅伝デビューを果たした
 
1年
柳利幸29分11秒80★≪都道府県4区10位≫…
陸上歴2年未満の伸び盛りの選手 1万で大幅自己ベスト
高田康暉29分27秒06≪1年:出雲2区4位、都道府県1区11位、高校1区8位≫…ロードに強い選手 出雲駅伝での唯一の収穫だった
 出雲後に、主力の大迫・平賀選手がPMを務めた記録会では全体的に概ね好調。特に出雲3区4区の山本・前田選手が28分40秒代を出しており、力のあるところをアピール。万全でない主力がいる中、前田選手の成長は嬉しい所だ。その万全でない主力の1人の佐々木選手は29分10秒強と粘り、昨年よりは良さそう。また、1年生の柳選手が変わらないタイムで走破。どこかで起用したい。他、1.5軍の選手が30分前後で自己ベスト。どうやら、夏合宿の練習が積めたというのは嘘ではない模様。それを主要大会で出せるかどうかになりそう。

区間オーダー予想
前田-平賀-高田-山本-柳-佐々木-市川-大迫

まずありえないだろうは承知の上でのオーダー予想。というか2区と8区を入れ替えただけなんですけど、えらく印象が変わるものだ。練習自体は積めてチームが好調ということなら、個々強くなるために一度大迫選手に頼らずに走ってみては。また大迫選手も貯金を作る役割だけではなく、最後の最長距離区間に据えて追い上げるというのを経験するのは面白いんじゃないかと思ったのだ。どうでしょうか。
 
 ひとまず最初の1区は前田選手。スプリント勝負が強いのでだいぶ前から1区候補にあがってはいたが、ようやく機が熟したと判断。成功すれば箱根1区も任せられるのである意味一番注目かも?そして2区に平賀選手。8区大迫選手なら、2区山本選手かもしれませんが、平賀選手の今年好走した例をみると、インカレで強い選手と競り合った上で粘ったレースなのだ。なので実は混戦で2区で襷をもらうのがいいんじゃないかと判断したのだ。
 
 次の3区は迷った。高田・柳・佐々木選手と3候補いる。至近の記録会のタイム的には佐々木選手ですが、そうすると後半の区間で1年生リレーになってしまう。柳選手は経験不足とちょいと疲れが溜まりだしているという情報があるので、高田選手。同じ役割を出雲2区で経験しているし、ロードになればそこそこ強いと思うので。そして4区は山本選手。このオーダーだと追い上げる展開になるだろうけど、精神力は強いという本人のコメント通りの走りをみせてくれたらと思う。
 
 
5区6区7区の間は、佐々木選手はまず真ん中にどんと置きたい。繋ぎ区間ででも主将を好走させて、箱根に向けて士気をあげることができたらと思う。また、5区には秘密兵器と言われ続けている柳選手。記録の伸び率が早く楽しみですが、まずは負担の少ない区間で様子見。後1区間悩みますが、市川選手かな。志方選手は記録会途中で辞めてよく分からないし、田中・相原選手が29分代入りましたが、遅いペースだの集団走だったのでね。どのくらいの差でトップ、いや、シード争い以下に落ちている危険性もあるけど、どうなるのか興味ある。
 
 て、まあ色々語ったけど、実際は大迫選手は遅くても2区、平賀選手は早くても4区だろうけどね。基本、早大の得意パターンですし、乗れば核となる区間はその後にもあるし、可能性は僅かに出てくる。。それと、記録会のペースメーカーで大迫選手が29分00秒、平賀選手が29分30秒でしたからね。とにもかくにも評価が下がり始めている中、どういう走りをみせるのか注目だ。

おまけ
現在の三重県の天気ですが、上空1500mに0度の寒気が三重県中部(伊勢付近)まで南下してきており、朝めっちゃ寒い。昼間でも15度くらいしか上がっていない。風は北西風が結構強いです。日曜日にどうなっているかは分かりませんが、こういうのも影響でそうだな

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