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全日本大学駅伝を振り返る~山梨学院大学

総合8位山梨学院大学5時間20分33秒

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差[シードとの差]
1区井上大仁(1年)43分23秒区間2位(2)6秒差
2区エノック オムワンバ(1年)37分16秒区間新☆★(2→1)-18秒差
3区松山雄太朗(3年)28分05秒区間10位(1→3)28秒差[-1分32秒差]
4区阿部竜巳(4年)42分15秒区間8位(3→5)1分53秒差[-49秒差]
5区田代一馬(1年)36分46秒区間14位(5→8)4分11秒差[59秒差]
6区松本大樹(4年)37分07秒区間9位(8→8)5分45秒差[1分44秒差]
7区鳥羽和晃(4年)35分43秒区間4位(8→8)6分31秒差[1分40秒差]
8区森井勇磨(4年)59分58秒区間8位(8→8)7分50秒差[1分44秒差]
2区オムワンバ選手が大爆発 区間記録を20秒縮める怪走!
序盤に関しては、やりたいことは出来たのではないだろうか。井上選手がガッチリ先頭集団と勝負した上で、区間2位。安定のレベルがどんどん高くなっており、絶大な信頼感がある。そろそろ個人で勝てれば、と言いたくなるくらいになった。とにかく流れはできた。

それを受けたオムワンバ選手が驚異的なスピードをみせた。最初の1km2分37秒と突っ込む。トップの東洋の選手が同じくらいのペースだったものの、焦らず追いつく。中盤過ぎに粘られてもしっかり対応、最後は突き放した。タイムは区間記録を大幅更新する37分16秒。それ以上に、全く失敗しないなという印象も受けた。基本、箱根3区派なんですが、安定感という面では箱根2区はいける。後は上尾ハーフでの距離対応次第だろう。この2本柱は本当に強力になった。


中堅選手の駒不足露呈 終盤区間に粘りも
ただ、トップの位置からずるずる落ちてしまったのは残念だった。3区松山選手は明らかに緊張した感じで2つ順位ダウン、4区阿部選手は区間一桁でまずまず力を出したがシードラインにはかなり詰め寄られた。そして5区田代選手が大きく失速。6区松本選手も追い上げられずに駒を使っていた山学大は非常に厳しくなった。

その中で鳥羽選手が初めて駅伝で好走、初駅伝でいきなりアンカーの大役を任された森井選手が59分台で走りきった。最近の山学は1年生がちょくちょく目立つようになってきているが、こう4年生がまとめるのは箱根では必要なこと。結構、収穫はあったのではないかと気がする。


2区にツートップ3区に安定した上級生とモグス時代と同じオーダー
2年連続のシード権獲得に向けて乗り越えなければならない点は往路の2区間だろう。井上・オムワンバ選手に山登りの松本選手はいいとして、あと2区間。不調者がいることもあるが、全日本の3区4区あたりがあまり伸びなかった、この当たりの駒が少しウィークポイントに思う。どうやって並べてくるか。


現時点での箱根駅伝オーダー予想
井上-オムワンバ-森井-阿部-松本 福沢-鳥羽-小櫃-牧野-兼子
基本ロケットスタートです。井上・オムワンバ選手を並べてもうトップに立つ感じで。それを森井選手が踏ん張る…。これ、モグス選手時代とほぼ同じです。2区で前に出て、3区を叩上げの4年生が流れをキープする。他校のレベルもあがっているのでそう簡単ではないかもしれないですが、苦手の4区にある程度のスピードがある阿部選手を投入すれば面白いかと。これで往路は磐石では。

復路は6区含めてどうなるかよく分からないですが、これは前半戦活躍した小櫃・牧野・兼子・土田選手あたりの復調次第でしょうか。彼ら次第では森井・阿部選手を袋に残すことも可能になりオーダーが楽になるが。基本的に駒数は多いので上尾ハーフと学連記録会でガラリとオーダー予想が変わるかもしれないが、今の所、往路突進が一番いいかなと思っている。

全日本駅伝オーダー予想~山梨学院大学

2本柱に続く戦力が出つつある
山梨学院大学
総合4位2時間11分46秒
1区井上大仁(2年)23分34秒区間5位(5)5秒差
2区鳥羽和晃(4年)17分20秒区間8位(5→6)31秒差
3区牧野俊記(4年)24分43秒区間13位(6→9)1分48秒差
4区松山雄太朗(3年)18分07秒区間6位(9→7)2分05秒差
5区阿部竜巳(2年)18分39秒区間7位(7→7)2分12秒差
6区エノック オムワンバ(1年)29分23秒区間賞☆(7→4)2分05秒差
 井上・エノック選手の柱を擁し、ダークホースとも言われていたが、それでも予想以上の戦績と感じた人が多かったのではないだろうか。1区井上選手は持ち前の安定感でトップと5秒差の区間5位で繋ぐ。ここからどうなるかがポイントであった。
 
 最初はちょっと苦しくなりそうだなと感じた。2年ぶり2区の鳥羽選手は何とかまとめたものの、3区牧野選手がずるずる後退。主将がこの成績はちょっと不味いかなぁと思っていた。その後の成績はともかくとして、今後の駅伝に関しての不安材料である。「その後の」と書いたのは4区5区の初駅伝となった松山・阿部選手が頑張った。4区松山選手は2人抜き、阿部選手は駒大の選手らと絡んで走った。元々力はあったが、ついに出てきたという感じでこれは収穫。
 
 そして要注目だったエノック選手の初駅伝。いきなり区間賞デビューということで上々だったが、ちょっとまだ慣れてはいない感じだっただろうか。正直、駒大の窪田選手とたまたま同時スタートだったので、いい走りができたという感は否めない。ゴール時の様子からするとまだ余力が残っていて、目の前に迫っていた3位に入れたような感じもした(後、下り苦手?)。潜在能力は本当に高いのだろうけど、まだ色々と学ばないといけない事はありそうか。単独で追う展開でどうなるか気になるところ。もっとも、最終的に順位は総合4位とまとまり、概ね良かったと言えそうだ。
 
全日本エントリー選手詳細
4年
森井勇磨29分07秒93★…
今年の秋になってバンバン1万の記録を更新してきている
鳥羽和晃29分16秒52≪4年:出雲2区8位、2年:出雲2区11位≫…2年生の秋に大きく飛躍しかけたが、出雲で失敗して以降低迷 先日の記録会で復調し出雲出走した
牧野俊紀29分27秒63≪4年:出雲3区13位、3年:箱根8区6位、予選61位、2年:箱根8区11位≫…主将。2年連続箱根8区で好走するなど長いロードで安定感がある 秋になって不調に陥っている
松本大樹29分38秒18★≪3年:箱根5区9位≫…前回の箱根の5区で快走 最近1万のベストを更新した
 
3年
松山雄太朗29分32秒06★≪3年:出雲4区6位≫…
じわじわ力を付けてきて、1万のベストを一気に29分33秒まで縮め、出雲で大学駅伝デビューに繋げた
 
2年
井上大仁29分01秒28★≪2年:出雲1区5位、1年:箱根1区10位、予選45位≫…
山梨学院の柱的存在 13分台&28分台は出せていないが各主要大会で崩れた事は一度もない 関カレハーフ2位に輝いている
福沢潤一29分44秒58★…怪我が多いが、力はある 先日の記録会で1万29分台へ
兼子侑大29分52秒43★…春先に1万29分台をマーク 全日本予選2組出走した その後怪我したが1万ベストで復活
阿部竜巳30分07秒86★≪2年:出雲5区7位≫…全日本予選1組と出雲に出走 どちらも無難にまとめた 先日の記録会5千で14分一桁の大幅ベスト
 
1年
エノック オムワンバ28分18秒93★≪1年:出雲6区1位≫…
中距離型に近いランナーだが、1万までは相当強い事を証明 長いストライドでのスパートも相まって、インカレで既に何度もチャンピョンとなっている
前田拓哉29分55秒16★…最近の記録会で1万29分代
谷原先嘉30分19秒88★≪都道府県5区16位≫…ロードが得意でハーフに2回既に出走している
田代一馬14分08秒15★※…ずっと5千に出場し続けているが、一気にベストを更新した

主な欠場者
小櫃裕太(2年)29分24秒89★…昨年の上尾ハーフから好成績を残し続け、全日本予選3組で公式戦デビュー 快走をみせた
土田俊徳(4年)29分31秒11…昨年末から成績が急上昇 全日本予選2組で組トップの成績
松下巧臣(3年)30分19秒31★…5千が得意なスピードランナー 先日の記録会で5千ベスト
 そのままの勢いでいきたいところだが、主力の小櫃・土田選手はまだ回復していないようで、欠場。他のメンバーでということだが、先日の平成国際大記録会で好記録連発。エノック選手が5千13分37秒までタイムを縮めてきて、爆発力の高さをアピール。やはり怖い。日本人も井上選手に続き、阿部・田代選手が14分一桁、鳥羽・松山選手もベスト。また1万で森井選手が29分一桁と快走、松本・兼子選手も自己ベストを出すなど、5千でも1万でもエントリー選手の更新者が続出。士気は非常に上がっている。そのまま全日本で2年ぶりのシード権に繋げたい所だ。

区間オーダー予想
阿部-エノック-鳥羽-松山-田代-森井-松本-井上

ただ、オーダー編成はものすごく悩んだ。エノック・井上選手の2枚看板は2区8区だと思うけど、どっちを置いた方がいいのか。また、1区3区は小櫃・土田選手と夏前に思っていたので、練り直し。4区も勝手に思っていた牧野選手の状態が思わしくないので白紙。また5千と1万に分けて平国大記録会に出場させた意図はなんだろうか、と色んな意味で考え応え(外野が真剣に考えても意味ないんですけどね)があるチーム状況なのだ。
 
 んで、こうなった。まずエノック選手と井上選手は8区。万全なチーム状況ならエノック選手を8区にして様子をみたかったのですが、1区3区がよく分からないのが正直なところ。ならば上位に付けることができるようにエノック選手を2区。混戦の中、追い上げる走りになると思うので、どういう感じになるのかみてみたい。また、井上選手は経験した大学駅伝が2年連続1区なので、思い切って真反対の区間を走らせるのも面白いと思ったのだ。なのでこれで予想する。
 
 人選悩んだ1区と3区は阿部・鳥羽選手を置いた。阿部選手は全日本予選と出雲どちらも上手くまとめており、その上に5千14分一桁のスピードもついたので抜擢。鳥羽選手は出雲を見る限り不安は残るのだが、トラックのスピードは完全に戻ったので最短区間の3区でどういう走りになるかチェックしたいので。さてどうなるか。また、もう一人14分一桁を出しながら1万以上の経験がない田代選手を5区。レベル的には多分この区間が一番低いので、ここで少し長い距離に挑戦してほしいのだ。
 
 そして4区ですが松山選手を予想。5千で決してチーム上位ではなく、1万好記録の森井・松本選手の方が適任かもしれない。ただ、1万であれだけ激走して、中1週間で果たして調子合うのかと疑問に思ったのだ。また、全日本の4区だともう少しスピードもほしいので、森井・松本選手の両者は6区7区ということに。松山選手もスピードランナーというわけではないけど、全日本予選など1万はしっかり走っているし、出雲のスピード駅伝も経験しているので、いいかなと。他、状態次第では兼子・福沢選手をためす事もあるだろうか。
 
 井上選手は、もうとにかく自分のペースで最大限力を出せれば。どんな順位になっているか予想がつかないのだが、シード争いで襷がくれば充分にもぎ取る力はあるだろう。なお、全体的にチーム状況は大きく上向きになってきている。トラックの記録も向上し、スピード化にも対応できそうか。勿論、本当にトラックの記録が活かせそうかどうかは走らないと分からない。この全日本でどうレースに絡んでいけるか楽しみな所だ。
 
 

出雲駅伝予想~山梨学院大学

新2大エースの力は
山梨学院大学
 
※埼玉実業団の結果がでていませんが、youtubeにあがっていた動画を確認したところ、出雲エントリーメンバーは走っていないように見えたので、急遽書きました。
エントリー
4年
鳥羽和晃14分16秒44≪10出雲2区11位≫…
2年生の秋に大きく飛躍しかけたが、出雲で失敗して以降低迷 先日の記録会で復調傾向 
牧野俊紀14分25秒45≪箱根8区6位、予選61位≫…主将。2年連続箱根8区で好走するなど長いロードで安定感がある

3年
松下巧臣14分14秒20
★…5千が得意なスピードランナー
小笠和也14分24秒39…1年時にハーフ65分台で走っている
松山雄太朗14分25秒38…じわじわ力を付けてきて、1万のベストを一気に29分33秒まで縮めた

2年
井上大仁14分02秒51★≪箱根1区10位、予選45位≫…
山梨学院の柱的存在 13分台28分台はまだ出せていないが、各主要大会で崩れた事は一度もない 関カレハーフ2位に輝いている
福沢潤一14分23秒19…怪我が多いが、力はある 先日の記録会で1万29分台へ
阿部竜巳14分29秒13…全日本予選1組で出走 無難にまとめた

1年
エノック オムワンバ13分48秒34
★…中距離型に近いランナーだが、1万までは相当強い事を証明 長いストライドでのスパートも相まって、インカレで既に何度もチャンピョンとなっている
田代一馬14分28秒34★…5千などの短い距離で頭角を現しつつある

主な欠場者
上倉利也(1年)14分18秒93≪都道府県5区24位、高校1区24位≫…
ドラ1ルーキー 全日本予選にも抜擢されていた
土田俊徳(4年)14分23秒21★…昨年末から成績が急上昇 全日本予選2組で
兼子侑大(2年)14分25秒85★…春先に1万29分台をマーク 全日本予選2組出走した
小櫃裕太(2年)14分30秒75★…昨年の上尾ハーフから好成績を残し続け、全日本予選3組で公式戦デビュー 快走をみせた
 前回の箱根9位と2年ぶりにシード権獲得して以降上昇を続けていた。そのチームを引っ張っているのは新留学生のエノック選手と、エースへ飛躍しつつある井上選手。エノック選手は関カレ2冠達成するなど一気に要チェック選手に。井上選手は派手さはないが極めて安定感がある。関カレ2位はそれがいかんなく発揮されたレースだった。その後全日本予選トップ通過に導くが、それは当然彼らだけでない。主将の牧野選手や伸びてきた小櫃・兼子・土田選手らの活躍が光ったからだ。ところが、今回の出雲エントリーではごっそりとその面子が抜けて(特に小櫃選手は箱根を見据えると痛いなぁと思ってるが…)非常に驚いた。ただ、それでも選手が居ないわけではない。先日の記録会で1万29分中盤~後半の自己ベストをだしてきた選手が中心。育った戦力で2大エースをしっかり活かせるようにしていきたい。
 
区間オーダー予想
エノック-鳥羽-牧野-福沢-松山-井上

 まず、決めないといけないのはエノック選手と井上選手の位置だろう。おそらく1区と6区に入るのだろうが、どちらの方がいいか思考を巡らせなければならない。一発狙うのなら勿論エノック選手がアンカー。井上選手を初め持ち前の安定感で粘りに粘って…という展開だ。順位的には非常に面白いかもしれない。
 
 ただ、エノック選手は駅伝経験はないし、ロードも多分初めてなので、どういう走りになるのか良く分からないので、ほぼトラックレースと同じヨーイドンとなる1区でまず慣れさせたいと思ったからだ(それと、欠場した日体大記録会で5千にエントリーされていたこともちょっと気になったので)。力出せば区間賞は充分いけるかなと思います。
 
 その後、2区から5区は色々エントリーメンバーが変わったので、慌てて組み直したのだが、まずは鳥羽選手で。長く苦しんでいたが、本来は山梨学院の中でスピードのある選手。2年前のリベンジをしてほしい。それから準エース区間の3区は若手起用するか迷ったのだが、結局牧野選手で。先日はあまりよくなかったのですが、全日本以降も主要区間走ってほしい選手なので起用したいと思った。
 
 次の4区5区は松下・田代選手らスピードのある選手と合わせて悩んだのだが、福沢・松下選手に。出てきそうで出てこなかった福沢選手は佐久長聖高出身。そろそろ素質開花してほしい。松下選手は確実に成長してきているので、満を持して登場ということで。逆に松下・田代選手は5㎞以降未知数ということ、阿部・小笠選手は総合力でもう少しと判断し、外す予想にしました。
 
 大学に入っての主要大会の経験が乏しい選手が何人か入ってきそうですが、エノック選手により町が無くひっかきまわす存在にはなりそう。この夏~秋口の記録会での結果を自信にして、周囲を驚かせたいところだ

箱根駅伝を振り返る-山梨学院大学-


往路6位復路14位
総合9位山梨学院大学
(予想:往路8位復路15位総合11位 区間:5区6区8区9区10区的中)
 コスマス、松本選手が想定より少し上だった以外はだいたい予想通りだったかな。ただ、上武・選抜の予想外の失速で順位がズレてしまった。区間予想は松枝選手不調は分かっていましたが、2区中村選手にする勇気がなかったです。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シード権との差)
1区井上大仁(1年)63分13秒区間10位(10)1分10秒差
2区中村悠二(4年)70分56秒区間18位(10→15)3分31秒差
3区オンディバ=コスマス(4年)61分38秒区間新★(15→9)2分26秒差
4区田口恭輔(4年)55分51秒区間6位(9→9)3分32秒差
5区松本大樹(3年)81分33秒区間9位(9→6)8分26秒差(-3分37秒差)
6区伏島祐介(3年)62分15秒区間18位(6→7)11分25秒差(-1分14秒差)
7区宮本悠矢(2年)65分51秒区間15位(7→8)14分44秒差(-1分01秒差)
8区牧野俊紀(3年)66分27秒区間6位(8→7)16分59秒差(-1分34秒差)
9区松枝翔(4年)71分54秒区間10位(7→7)17分47秒差(-3分50秒差)
10区尾崎博(4年)73分00秒区間11位(7→9)21分02秒差(-4分09秒差)
【優秀選手】オンディバ=コスマス…弱いイメージを払しょくする区間新記録
【敢闘賞】松本大樹…ほぼ実績がない中、5区で3人抜き
【殊勲賞】牧野俊紀…一旦流れを失いかけた流れを取り戻す
【監督賞】上田監督…2区9区入れ替え、5区松本選手など区間采配的中

点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
80-70-90-80-90
70-80-80-80-90
3区コスマス区間新で6人抜き!さらに初駅伝の松本が5区で殊勝の走り
 秋になってから不調が続いていた松枝主将は2区に入る事はできず、9区に。そしておそらく9区要員だった中村選手が2区に回った。ここは誤算だっただろう。3年連続3区のコスマス選手にいい位置で繋ぎたかったが、ちょっとそれは苦しくなった。まず序盤がどれだけ耐えられるかということが焦点になった。
 
 ひとまず井上選手は予想以上だったのではないか。区間10位だったが、ハイペースの中第2集団に終盤前で付いていき、63分10秒代。その後のハーフでも好成績を出しているし、今後とも非常に楽しみな存在だ。2区に入る事になった中村選手はやや力不足だったが、5つ順位を落としてしまった。
 
 ただ、多少の遅れは想定内。コスマス選手で流れを引き寄せる自信は元々あったらしい。コスマス選手自身も大人しい性格ながら2区を希望していたということで調子はこれまでと比較にならないほど上がっていた。序盤で並走していた拓大の留学生を振り切ると快ペースで湘南海岸を疾走。日本人ランナーを次々と交わし6人抜き。そしてなんと区間記録も更新してしまった!本人は向かい風による腹痛でペースが上がらない場面があったらしいのだが、そんなことは感じさせない"強さ"があった。卒業後はまさかの日本の市役所勤めでニューイヤー駅伝を目指すことになったがどんなランナーになるか。
 
 さて、総合順位は9位ながら、後ろより前がしっかり見える位置。4区最短区間に投入されたのは箱根予選チーム2番手の田口選手。前回は4区で失速しコスマス選手の走りを不意にしてしまったので力のある選手を配してきたのか。順位は上がらなかったが区間6位で繋ぐ。そして山学ファンを歓喜させた5区松本選手。最初の平地をかなりゆっくり入って一旦後退したのだが、小涌園ではいつのまにか東海・早川選手らを交し6位まで浮上してきた。定点ごとのタイムを出すと、登りの部分は区間2位3位の大江・山本選手に匹敵する走り。今季は試合出場は少なく、温めていた存在だった。箱根予選があったけど、山登りの準備がしっかりできていたのは非常に大きかったし、さすが上田監督といったところか。
 
6区7区で失速するも、2年連続8区の牧野で流れを取り戻す
 ただ、今回は山学としては珍しく6区がうまくいかず。関カレ3障で入賞している伏島選手を起用したが、長い距離では苦しんでいた。今回も波に乗れず、区間18位。それ以上に一斉スタート組に巻き込まれてしまったのは痛かった。上位進出のチャンスも逃し、シード争いに巻き込まれてしまった。7区宮本選手はすぐそばにできた集団に付くのが精いっぱいで区間15位。分かりづらいがシードラインが1分後ろに迫ってきて嫌なムードが立ち始めていた。
 ただ、それを振り払ったのが8区牧野選手。昨年も出走しており、今年は1万29分30秒切るなど力を付けてきていた。終盤の登りでしっかり区間順位をあげて区間6位。見た目順位も3つあげて流れを作った。これによって不安があった松枝選手も何とか区間中位でまとめられたと思う。このあたりも作戦が当たったような気がする。アンカー尾崎選手はまとめたがすぐ後ろの中大と順大が区間2位3位の走りだったため、総合順位は9位。ただ、最低限の目標は達成できた。

往路要因を作り出すことはできるか 新留学生の強さは?
 もう少し上に行けたかもという悔しさはちょっぴりあるが、留学生のコスマス選手が最終学年の中、シード権を獲れたのは大きい。これから入る留学生がどんな選手か分からないので一概に言えないが、駅伝経験は間違いなくない選手。出雲あたりで先に経験させられるし、箱根予選無しでじっくり強化させられる。この点は活かして来年いきたいところだ。
 
≪主な在校生≫
鳥羽和晃(4年)29分16秒52
井上大仁(2年)29分26秒58≪箱根1区10位、予選45位≫
牧野俊記(4年)29分27秒63≪箱根8区6位、予選61位≫
土田俊徳(4年)29分31秒11
小笠和也(3年)29分44秒37
伏島祐介(4年)29分44秒58≪箱根6区18位、予選169位≫
蘇優輝(2年)29分50秒14
小櫃裕太(2年)29分55秒48
松本大樹(4年)29分56秒66≪箱根5区9位≫
篠塚春希(4年)29分57秒61≪予選77位≫
森井勇磨(4年)29分59秒70≪予選131位≫
小久保雄太(4年)30分02秒47
松山雄太郎(3年)30分03秒81
宮本悠矢(3年)30分51秒16≪箱根7区15位、予選93位≫
福沢潤一(2年)31分27秒73
藤岡将大(4年)31分50秒74

≪主な新入生≫
上倉利也14分18秒93≪都道府県5区24位、高校1区24位≫
前田直人14分22秒98
蔵田秀純14分26秒36≪高校4区15位≫
永和悠貴14分36秒76≪都道府県1区36位、高校4区22位≫
谷原先嘉14分32秒65≪都道府県5区16位≫
上田竜平14分44秒01≪高校1区25位≫
山本新14分45秒81≪高校6区22位≫
田中槇一14分57秒38≪高校2区19位≫
大間塁14分57秒43≪都道府県5区41位、高校3区30位≫

≪今から考えるオーダー≫
出雲:留学生-牧野-谷原-上倉-土田-井上
箱根:井上-谷原-留学生-上倉-松本 伏島-松山-森井-牧野-篠塚
 ただ、現時点では出雲と箱根往路はちょっと組みづらいのが正直なところ。留学生の強さがまだ分からないからオーダーが固まらないというのもあるが、スピードランナーが少ない。箱根往路は留学生、井上、5区の松本まで計算できるとしてもあと2人、出雲に関しては全然分からない感じだ。
 
 対して復路要因は充実。牧野選手に、箱根予選でチーム10位以内に入った篠塚・森井選手に、箱根終了後に松山・福沢選手がハーフで好走している。こちらはある一定の力はあるので往路どうするか。今の所、即戦力になれるかもしれない?と谷原・上倉選手を入れたが、果たしてどういう成長を描くのか注目したい。
 
 
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H23山学大記録

【1オンディバ=コスマス(4年)14分19秒63】
2松下巧臣(2年)14分22秒56★,14分32秒73
3永井良介(2年)14分23秒03★,14分41秒55
4藤井翼(3年)14分25秒51,14分35秒60
【5牧野俊紀(3年)14分27秒05★】
【6土田俊徳(3年)14分27秒20★】
7松山雄太郎(2年)14分28秒79,14分36秒46,14分45秒58
【8松枝翔(4年)14分29秒34】
9兼子侑大(1年)14分35秒49★,14分39秒47★
10阿部竜巳(1年)14分35秒59,14分38秒13,14分42秒21,14分48秒10
蘇優輝(1年)14分36秒27★,14分49秒94,14分50秒46
冨塚頼(2年)14分36秒45★,14分40秒04,14分41秒54★,14分51秒47,14分57秒56
【井上大仁(1年)14分37秒25,14分49秒89】
小久保雄太(3年)14分37秒36★,14分46秒51,14分52秒12
木村逸人(3年)14分37秒55★
土屋毅(3年)14分38秒66★,14分55秒34
手塚裕太郎(1年)14分39秒64★,14分45秒70
小笠和也(2年)14分40秒12,14分56秒77,14分59秒64
松岡勇気(1年)14分41秒84,14分48秒63
桃澤大祐(1年)14分43秒33★,14分50秒86
【伏島祐介(3年)14分44秒06】
鳥羽和晃(3年)14分44秒69,14分47秒19,14分47秒97
藤野宏樹(2年)14分45秒08★,14分57秒12
【松本大樹(3年)14分45秒28】
古川健太(4年)14分45秒53,14分55秒41
小櫃裕太(1年)14分46秒88,14分47秒30,14分49秒96
田渕幸佑(1年)14分47秒02★,14分56秒76
岡純平(2年)14分48秒11★
石田健祐(4年)14分48秒71
梁瀬功(1年)14分49秒72★
有泉潤(1年)14分49秒96
北園大祐(3年)14分50秒07,14分56秒59,14分58秒03
酒井和隆(1年)14分51秒61★
古定正彬(2年)14分52秒01
石川貴之(1年)14分52秒01★,14分53秒07★,14分54秒57
山領駿(4年)14分53秒70
的場一樹(2年)14分54秒51
好川敦基(1年)14分55秒69★
【福沢潤一(1年)14分55秒72】
石渡雄一(4年)14分55秒86
福元雄大(3年)14分56秒79,14分59秒39
渡部大貴(3年)14分56秒82★
永田光史郎(1年)14分57秒66★
 

【1松枝翔(4年)28分45秒68★,29分09秒98★,29分19秒84,29分23秒77★】
【2オンディバ=コスマス(4年)29分15秒99,29分23秒77】
【3中村悠二(4年)29分24秒47★】
【4井上大仁(1年)29分26秒58★,30分04秒92,30分10秒77★,30分30秒10】
【5牧野俊紀(3年)29分27秒63★】
【6土田俊徳(3年)29分31秒11★】
【7尾崎博(4年)29分31秒27★,30分12秒45】
8石田健祐(4年)29分44秒27★,29分58秒91★,30分26秒92,30分41秒51,30分42秒95
9小笠和也(2年)29分44秒37★,30分25秒76★,30分26秒48,30分58秒66
【10伏島祐介(3年)29分44秒58★,30分03秒01】
蘇優輝(1年)29分50秒14★
小櫃裕太(1年)29分55秒48★
青木達哉(4年)29分59秒37★,30分14秒40
【森井勇磨(3年)29分59秒70★,30分24秒80,30分44秒27】
小久保雄太(3年)30分02秒47★,30分22秒94★,30分39秒18
松山雄太郎(2年)30分03秒81★,30分21秒93★,30分24秒52
鳥羽和晃(3年)30分08秒22,30分37秒35
土屋毅(3年)30分18秒90★,30分40秒17★,31分18秒90
【篠塚春希(3年)30分23秒94,30分35秒68】
的場一樹(2年)30分28秒01★
【松本大樹(3年)30分29秒35】
【佐々木直弥(4年)30分30秒87,30分58秒92,31分17秒84】
有泉潤(1年)30分37秒65★
棒引龍次(2年)30分38秒41★
石川貴之(1年)30分41秒77★
松岡勇気(1年)30分45秒44★
富塚(2年)30分49秒09★
山領駿(4年)31分14秒17
北園大祐(3年)31分16秒41★
岡純平(2年)31分18秒05★
前川弘樹(4年)31分18秒06★
水谷恭輔(3年)31分19秒15
西村大地(1年)31分19秒53★
古定正彬(2年)31分20秒35★
梁瀬功(1年)31分26秒27★
松下巧臣(2年)31分26秒93
【福沢潤一(1年)31分27秒73★】

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