2012/11/15
全日本大学駅伝を振り返る~山梨学院大学
総合8位山梨学院大学5時間20分33秒
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差[シードとの差]
1区井上大仁(1年)43分23秒区間2位(2)6秒差
2区エノック オムワンバ(1年)37分16秒区間新☆★(2→1)-18秒差
3区松山雄太朗(3年)28分05秒区間10位(1→3)28秒差[-1分32秒差]
4区阿部竜巳(4年)42分15秒区間8位(3→5)1分53秒差[-49秒差]
5区田代一馬(1年)36分46秒区間14位(5→8)4分11秒差[59秒差]
6区松本大樹(4年)37分07秒区間9位(8→8)5分45秒差[1分44秒差]
7区鳥羽和晃(4年)35分43秒区間4位(8→8)6分31秒差[1分40秒差]
8区森井勇磨(4年)59分58秒区間8位(8→8)7分50秒差[1分44秒差]
2区オムワンバ選手が大爆発 区間記録を20秒縮める怪走!序盤に関しては、やりたいことは出来たのではないだろうか。井上選手がガッチリ先頭集団と勝負した上で、区間2位。安定のレベルがどんどん高くなっており、絶大な信頼感がある。そろそろ個人で勝てれば、と言いたくなるくらいになった。とにかく流れはできた。
それを受けたオムワンバ選手が驚異的なスピードをみせた。最初の1km2分37秒と突っ込む。トップの東洋の選手が同じくらいのペースだったものの、焦らず追いつく。中盤過ぎに粘られてもしっかり対応、最後は突き放した。タイムは区間記録を大幅更新する37分16秒。それ以上に、全く失敗しないなという印象も受けた。基本、箱根3区派なんですが、安定感という面では箱根2区はいける。後は上尾ハーフでの距離対応次第だろう。この2本柱は本当に強力になった。
中堅選手の駒不足露呈 終盤区間に粘りもただ、トップの位置からずるずる落ちてしまったのは残念だった。3区松山選手は明らかに緊張した感じで2つ順位ダウン、4区阿部選手は区間一桁でまずまず力を出したがシードラインにはかなり詰め寄られた。そして5区田代選手が大きく失速。6区松本選手も追い上げられずに駒を使っていた山学大は非常に厳しくなった。
その中で鳥羽選手が初めて駅伝で好走、初駅伝でいきなりアンカーの大役を任された森井選手が59分台で走りきった。最近の山学は1年生がちょくちょく目立つようになってきているが、こう4年生がまとめるのは箱根では必要なこと。結構、収穫はあったのではないかと気がする。
2区にツートップ3区に安定した上級生とモグス時代と同じオーダー2年連続のシード権獲得に向けて乗り越えなければならない点は往路の2区間だろう。井上・オムワンバ選手に山登りの松本選手はいいとして、あと2区間。不調者がいることもあるが、全日本の3区4区あたりがあまり伸びなかった、この当たりの駒が少しウィークポイントに思う。どうやって並べてくるか。
現時点での箱根駅伝オーダー予想
井上-オムワンバ-森井-阿部-松本 福沢-鳥羽-小櫃-牧野-兼子
基本ロケットスタートです。井上・オムワンバ選手を並べてもうトップに立つ感じで。それを森井選手が踏ん張る…。これ、モグス選手時代とほぼ同じです。2区で前に出て、3区を叩上げの4年生が流れをキープする。他校のレベルもあがっているのでそう簡単ではないかもしれないですが、苦手の4区にある程度のスピードがある阿部選手を投入すれば面白いかと。これで往路は磐石では。
復路は6区含めてどうなるかよく分からないですが、これは前半戦活躍した小櫃・牧野・兼子・土田選手あたりの復調次第でしょうか。彼ら次第では森井・阿部選手を袋に残すことも可能になりオーダーが楽になるが。基本的に駒数は多いので上尾ハーフと学連記録会でガラリとオーダー予想が変わるかもしれないが、今の所、往路突進が一番いいかなと思っている。
コメント