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☆冬のロードシーズン~中央学院大学☆

続いて、木原が抜け、総合力で勝負するタイプに戻ると思われる中央学院大学!!

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者


《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です


1/19 千葉マリンハーフ

6位田口優(3年)1時間5分35秒
8位★三浦隆稔★(2年)1時間5分57秒
9位真田真之★(2年)1時間5分57秒
13位野中洋輝★(3年)1時間6分15秒
14位磯将弥★(3年)1時間6分21秒
19位塚本千仁★(1年)1時間6分52秒
20位本野裕之★(1年)1時間7分14秒
22位藤原秀明(2年)1時間7分15秒
23位村田耕介(2年)1時間7分17秒
27位中村翔也(2年)1時間7分23秒
34位福田直人(1年)1時間7分58秒
35位渡部恭平(3年)1時間7分58秒
45位仁部幸太(2年)1時間8分23秒
52位野間将太(2年)1時間8分42秒
56位冨山莉己(1年)1時間8分48秒
57位中島俊貴(2年)1時間8分50秒
65位小畠彰(3年)1時間9分19秒
70位殿島竜介(2年)1時間9分43秒

 1.5軍以下が出場したこの大会。タイム的にはこんなものか。三浦と真田はもう少し走ってほしかったのだが、こんなものなのだろうかをの2人に勝った田口はよく走ったとみるべきだろう。



2/4 守谷ハーフ

3位★小林光二★(2年)1時間4分34秒
6位★大谷克★(2年)1時間5分16秒
7位真田真之★(2年)1時間5分33秒
8位★大野紘祟★(3年)1時間5分45秒
9位★三浦隆稔★(3年)1時間6分29秒
11位野中洋輝★(3年)1時間7分09秒
12位本野裕之★(1年)1時間7分33秒
13位塚本千仁★(1年)1時間7分58秒
14位田口優(3年)1時間8分02秒
17位★鈴木忠★(2年)1時間8分07秒
18位磯将弥★(3年)1時間8分08秒
20位村田耕介(2年)1時間8分20秒
22位中島俊貴(2年)1時間8分41秒
27位中村翔也(2年)1時間9分31秒
30位藤原秀明(2年)1時間9分47秒
?福田直人(1年)1時間9分54秒
31位仁部幸太(2年)1時間10分00秒
39位小畠彰(3年)1時間10分20秒
38位位野間将太(2年)1時間10分20秒
44位沖坂佐鶴(2年)1時間10分57秒
?冨山莉己(1年)1時間11分49秒
56位殿島竜介(2年)1時間12分32秒

 さきほどのメンバーに2年生トリオが加わっただけのような感じなのだが…。それほどタイムが伸びないのは気象条件のせいなのだろうか。小林、大谷が他のメンバーを上回るのは当然の結果だろう。鈴木の撃沈が気になるのだが、彼は駅伝になると非常にいい成績を残すので個人的にはそんなに気にしていないのだがどうだろうか。



3/8 立川ハーフ

10位★小林光二★(2年)1時間3分01秒
29位★鈴木忠★(2年)1時間3分54秒
35位★大野紘祟★(3年)1時間4分03秒
45位★三浦隆稔★(3年)1時間4分17秒
46位磯将弥★(3年)1時間4分18秒
75位塚本千仁★(1年)1時間4分59秒
78位真田雅之★(2年)1時間5分03秒
88位仁部幸太(2年)1時間5分12秒
103位★大谷克★(2年)1時間5分27秒
106位田口優(3年)1時間5分28秒
109位村田耕介(2年)1時間5分30秒
135位中村翔也(2年)1時間5分56秒
137位大滝健司(2年)1時間5分56秒
139位藤原秀明(2年)1時間5分59秒
180位野中洋輝★(3年)1時間6分35秒
217位冨山莉己(1年)1時間7分09秒
239位小畠彰(3年)1時間7分33秒
258位遠藤康平(3年)1時間7分53秒
291位福田直人(1年)1時間8分32秒
302位沖坂佐鶴(2年)1時間8分45秒
380位殿島竜介(2年)1時間10分42秒

 これは…なかなかいいのではないですか?一部あまりよくない選手もいるが、箱根出場チームの中でレベルとかではなく収穫は一番多かったのではないか。特に小林のあと少しで62分台というタイムには驚きだ。高校時の5000mのタイムは中学大の中ではかなり上の方なので走ってもらわないといけない選手だったが、ようやく力が出せたか。秋までに箱根2区を69分台で凌げるレベルまでいってほしい。鈴木も前回の不振を払拭する走り、1区専門でいいのかな。また大野、三浦、磯、塚本と中堅以下が64分台とまずまずの結果。これに真田、大谷を加えればとりあえず名前は集まる感じだ。





総括

 もう徹底してハーフを走らせて20kmを地道に走る力を付けさせるというのが中央学院大学らしい感じがする。成果は結構出ていたのではないか。木原や辻が抜けて、相当苦しくなると思われるが、じわりと力を付けて来た感じがする。上に名前をあげた選手以外にも65分台で何人かずらりと並んでおり、メンバー候補となっている選手は沢山いる。危機感もあるだろうし、ここ2年の箱根の成績で俺たちもやれるという雰囲気になっているのだろう。シード権となるとまだ厳しい感じはするが、来年の箱根もしぶといかもしれない。

箱根駅伝総評~中央学院大学

木原の根性が最後まで利いた

往路4位復路13位
総合5位中央学院大学
(予想:往路8位復路3位☆総合5位☆・☆区間予想9区間的中☆→7区以外)

往復の順位はぐちゃぐちゃだったが、総合順位と区間予想がほぼ完璧。三浦の復調をうまく判断できなかったのが悔やまれる結果。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シードラインとの差)
1区鈴木忠(2年)1時間5分19秒区間11位(11)31秒差
2区木原真佐人(4年)1時間8分22秒区間3位(11→3)2分43秒差
3区小林光二(2年)1時間5分04秒区間15位(3→4)2分57秒差
4区大谷克(2年)56分32秒区間8位(4→6)4分09秒差
5区辻茂樹(4年)1時間20分28秒区間4位(6→4)2分21秒差(-4分07秒差)

6区渡部政彦(4年)1時間00分15秒区間8位(4→3)2分06秒差(-4分00秒差)
7区三浦隆稔(3年)1時間6分33秒区間14位(4→4)3分32秒差(-3分13秒差)
8区大野紘祟(3年)1時間8分51秒区間17位(4→5)5分29秒差(-3分13秒差)
9区堀宏和(4年)1時間13分02秒区間16位(4→4)7分15秒差(-3分00秒差)
10区木之下翔太(3年)1時間13分24秒区間14位(4→5)8分36秒差(-1分17秒差)

○総合5位 11時間17分50秒

【優秀選手】辻茂樹…故障明けのキャプテン激走
【敢闘賞】木原真佐人…不調ながらも意地をみせた
【喝!!】復路の3年生以下のメンバー…このままでは来年のシード権はない

前哨戦を欠場した主将の快走
 今回の中学大で一番成績が良かったのは木原だろうが、自分は敢えて辻キャプテンを優秀選手としたい。びっくり度からすると断然山登りの辻だろう。辻は2年3年と8区を走ってきたが、いずれも区間二桁とぱっとしない成績だった。今期はキャプテンに任命されるも、出雲・全日本は腰の負傷により欠場していた。そんな状態で辻が希望したのは5区であった。中央学院の5区は前回まで伊藤が4年連続で走っていた。その穴は当初から懸念されていた。故障上がりの状態でどれほど走れるのか、何とか伊藤並みのタイムで凌げないか…そんな感じの声が多かった。ところがどっこい、80分台の走りで伊藤並どころか、大きなアドバンテージを取ることができたのである。今回、エースの木原がやや不調の走りで序盤から中学の思惑が少し外れる形となったのだが、辻のお蔭で満身創痍の中学をシードへ導いた。勿論、木原が頑張ったことが一番大きいのだろうが、辻がいたからこそ初の連続シードを獲得することができたと思う。


日本人エースの意地の走り
 その木原だが、今回はちょっと体調が上がりきっていなかったのか。11位スタートであっという間に2位まで浮上したところまでは良かったものの、そこから後ろを引き離すことはできなかった。タイムも昨年より遅い1時間8分22秒。僕の思惑とは1分遅かったし、木原自身も最低はそのくらいのタイムでいきたかったはず。タイムだけをみると納得できない成績だ。しかし、内容は各ランナーに勇気を与える走りだった。調子が悪いながらも必死の粘りの走りをみせた。中大や東農大が後ろに迫り、何度も単独2位の座を明け渡しそうになったが、その度に懸命に体を動かして再度引き離した。ラストのダニエルVS木原は85回屈指の名シーンだろう。最後は交わされてしまったのだが、抜き抜かれつの争いは学内の枠を超えて、日本人エースとしてのプライドを垣間見たような気がする。決して本調子ではなかったが、その中で自分の力を出し切る姿に本当に彼はエースなのだと改めて思った。



やや期待外れの復路
 その他のメンバーはやや消化不良気味だったと思う。まあ6区までは個人的には及第点。1区鈴木は11位だがペースが上がり始めたときに転倒という不運に見舞われたのである程度は仕方ない。3区小林はちょっと甘いだろうが、持ちタイム的には上の日大・谷口と牽制する展開になったため区間15位は致し方ない。まあ、来年以降を見据えると収穫なしということには異論はないが。

 4区大谷は3年生以下で唯一の区間一桁と前哨戦通りの戦績。来年はもっと重要区間での走りが見たいところだ。また今シーズンなかなか本来の走りができなかった6区渡部も区間順位は8位だが、中央学院の弱点6区で1時間15秒はかなりいい走り。総合順位もあげたし、ようやく首脳陣の期待に応えたといっていいだろう。ここまではまあ80点以上の走りだと思う。

 問題はここから。7区三浦は出雲で快走後、調子を落としてしまったようだが、もうちょっと走ってほしかった。7区はレベルがそんなに高くはないから、区間5位くらいは狙えたと思うのだが。8区大野はどうやら故障明けだったようだが、その影響がモロに出た感じ。序盤は日体大長尾といい3位争いをしていたが、後半は完全にスタミナ切れのような走りで3位争いからは脱落。9区掘も持ちタイム的には格下の選手と何とか競り合っているようでとても全日本4区をしっかり担った選手ではない感じ。アンカー木之下も区間二桁。だったが、これまでの貯金で何とか総合5位でゴールした。

 終わってみれば、区間一桁はたったの4つと、川崎監督の仰るとおり不満が残る成績だった。しかし、よくこれで総合5位でゴールできたものだ。調べてみると、一番成績が悪かった8区9区でシードラインとの差がほとんど詰まっていない。2人とも区間10位とは1分前後負けており、どんどん貯金を使ってもおかしくなかったのだ。今回はシードラインを走っていたチームにも区間15位前後で走った選手がおり、それに助けられたようである。

 まあ、ただ来年に向けて不安の残る結果というのは間違いない。在校生で区間一桁は一番短い距離を走った大谷のみ。後は全部二桁。しかも今回稼いだ2区5区のランナーも抜け、早くも3年連続シード権に赤信号が灯っているという状況だろう。


来期への展望
 では中央学院が来期もシード権が獲得できるかどうかみてみよう
○卒業生出走メンバー
木原真佐人2区3位・辻茂樹5区4位・渡部政彦6区8位・堀宏和9区16位

○在校生出走メンバー
鈴木忠1区11位・小林光二3区15位・大谷克4区8位・三浦隆稔7区14位・大野紘祟8区17位・木之下翔太10区14位

○在校生補欠メンバー
本野裕之・塚本千仁・野中洋輝・磯将弥・真田雅之

 抜ける4年生が4人というのは多くも少なくもないのだが、やはり質がかなり落ちてしまうだろう。弱いわけではないが、上位に食い込む力がある選手、つまり稼げるランナーが皆無。序盤から苦しい戦いになるのは容易に見て取れる。粘って粘って何とか活路を見出す…そんな感じだろうか。まあ、木原が出てくる以前はそういう戦い方だったので、本来の戦い方に戻る…と思ったらいいのかもしれない。ただ、それでも1万28分台のランナーが2区を担っていたはずなので、今大会往路を担った選手達誰かが28分台に突入してほしいところ。後は本野、塚本、真田あたりがどこまで力を伸ばすかだろう。

 予選がないので、じっくりと選手を育てて何とかチーム力をあげてほしいところだ。 

◇◆箱根駅伝区間予想-中央学院大学その2-◆◇

区間予想オーダー

1区鈴木-2区木原-3区小林-4区大谷-5区辻
6区渡部-7区池脇-8区大野-9区堀-10区木之下

どうだろう。往復そんなに戦力が偏っていないと思うがどうだろう。
ちなみに三浦が回復していれば7区に配置したい。真田もありうるか。

1区鈴木忠(2年) 目標タイム:区間5位
 ここはもう鈴木しかいないだろう。過去3回1区を担当したが、外したのは苦手の出雲の1区だけ。20kmの距離での1区ならもう間違いなく大丈夫。ハイペースでもローペースでも対応できる。確実に走ってくれるだろう。理想をいうと、留学生を2区に持っている大学より前で渡したい。木原が後ろから追いついてきた留学生につける。といっても、山学・松村、日大・谷口相手だとちょっと厳しいか?まあ、区間5位~8位くらいで木原に走りやすい位置で渡せばよいだろう。


2区木原真佐人(4年) 目標タイム:1時間7分20秒
 中央学院大の、いや今や日本長距離会のエースになりつつある木原。箱根1区区間賞から始まり、どんどん伸びてきている。これだけ順調に来る選手も珍しいだろう。20kmの距離には滅法強いし、威勢良く日本人トップのタイム(1時間6分46秒)を目標!としたいところだが、2区の後半にある上りがそんなに得意ではないようなので、昨年より上のタイムくらいにした。日本人が66分台を出すには、①前半を余裕を持って走る②上りが得意、というのがまず揃わないとちょっと無理かな…と思う。まあ、とにかく山学と日大以外には大きく差をつけることができるはずだ。


3区小林光二(2年) 目標タイム:1時間5分00秒
 1区から3区は全日本のメンバーそのままでいくという川崎監督の話があったので、このように配置。これが外れていたら何かあったということだろう。小林は今までの駅伝の中では一番レベルが高い区間を走ることになる。といっても木原が貯金を稼いでくれるはずなので、前回の堀のように落ち着いて走ればいい。今までのように走ればそうそう追いつかれることはないはず。あわよくば日大、山梨を追っていければいいだろう。


4区大谷克(2年) 目標タイム:56分20秒
 今年の出雲で駅伝デビューしてから、ずっといい成績を残し続けている選手。もっと主要区間抜擢も考えたが、ここで後ろの大学に飲み込まれたくないので、勢いのある大谷に任せたい。区間順位は区間5位前後くらいが目標。箱根もいい走りを期待したい。


5区辻茂樹(4年) 目標タイム:1時間23分00秒
 個人的には最も不安な区間の5区。昨年まで4年連続で伊藤が担当した区間で、その穴が心配された。辻キャプテンが立候補してくれているので、任せたいのだが、適性はどうなのか、故障の回復具合はどうなのか、ちょっと不安な点がある。過去2回後半に上りがある8区を走っているのだが、別に上りで区間順位をあげるというようなことはなかった。まあ、淡々と走れるのかなという印象。まあ、淡々と走れるのなら5区でもいいのだが、上述した通り故障明けなので、目標タイムはかなり低めに設定した。何とか区間10位くらいで走ってもらえればいいだろう。4区までが昨年以上が望めるので、昨年と同じような位置でゴールできるのではと思われる。




6区渡部政彦(4年) 目標タイム:1時間0分40秒
 さて、川崎監督が不安がっている6区だが、自分は普通に前回の経験者を配置。まあ、平地での走力もあり勿体無いのかもしれないが、ちょっと結果が伴っていないので、前回そこそこ走った6区でいいと思う。きちんと力を発揮してくれれば、もっと早いタイムも可能。まずはつまずかずにいきたい。


7区池脇信也(4年) 目標タイム:1時間6分20秒
 7区は大学駅伝に最初で最後の出場の池脇。中央学院らしく、後半じわじわとくる走りを期待したい。ここは完全に耐える区間となるか。上述したが、三浦、真田が回復していればこのあたりで使ってみたい。戻っていればここも区間一桁が臨めるだろう。


8区大野紘崇(3年) 目標タイム:1時間6分50秒
 全日本で5区2位の快走をみせた大野。昨年の全日本アンカーでの失敗を見事に返上した。もう少し主要区間でもいいかもしれないが、繋ぎとはいえ終盤に繋げる大事な区間。また全日本アンカー起用から、長い距離に定評があるのだろう。後半苦しい上り&気温の上昇がある8区は適任ではないか。ぜひ、全日本での走りを再現してほしい。


9区堀宏和(4年) 目標タイム:1時間10分30秒
 前回の箱根は3区で繋ぎとして走った選手だったが、今年は主力に成長。全日本の4区では他校のエースと何の遜色のないタイムで走りきった。目標タイムとしてはちょっと高いかもしれないが、調子を維持していれば、区間一桁どころか多少なりとも稼ぐこともできるはず。シードラインは間違いなく上回っているか、順調に行けば5位くらいで通過しているだろう。


10区木之下翔太(3年) 目標タイム:1時間11分30秒
 アンカーは中央学院の秘密兵器・木之下。駅伝出場は初めてだが、ハーフの持ちタイムは1時間4分15秒のタイム。他の10区出走者に何の遜色のないタイム。順位を保つことはできるはず。安定した走りで大手町のゴールに帰って来たい。

まとめ
 前回の3位となるとだいぶ頑張らないと苦しいが、監督が掲げた目標の5位から8位の上限の順位に入ることは充分可能。山とかでよっぽどのブレーキがあって流れを失わなければシード権は問題ない戦力を誇っている。一つ気がかりなのはその1に書いたが、『弱気』ということ。81回大会でシード権を獲得し、更なる飛躍が期待された82回大会で選手が固くなってしまい、バラバラになってしまったことがある。その事実が一抹の不安を覚えるのだが。
 まあ、失速した選手達は箱根駅伝が初めてという選手ばかりだった。今回は経験者が7区までに5人、全体で6人いるので、まあ大丈夫だとは思うのだが。全日本でのイメージをそのままに走れば、そんなことはないはず。一人一人全員、自分の走りをして確実に襷を繋げていきたい。



◇◆箱根駅伝区間予想-中央学院大学その1-◆◇

大エースを軸に今年も安定した成績を

7年連続10回目
中央学院大学
08年箱根3位、08年出雲10位、08年全日本5位

 前回は箱根予選トップ通過したのを追い風に、何と3位。これまでの最高成績は9位だったので、大幅な大学新記録だった。今年は、その原動力の2本柱の1人・篠藤が卒業したが、世界ハーフ出場した木原を軸に今年もしぶといレースを展開している。その木原が欠場した出雲は10位だったが、木原が出場した全日本はアンカー途中まで3位をキープし、力のあるところをみせた。果たして前回以上の躍進があるのか、中央学院大学から目が離せない。


一次エントリーメンバー

選手名長所や特徴短所や悪い情報どちらともいえない、その他

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手

 木原真佐人(4年):安定感、駅伝男

前回:木原、篠藤

A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手
B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手

 堀宏和(4年):
 鈴木忠(2年):安定感

前回:伊藤

C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手

 辻茂樹(4年):主将、故障明け
渡部政彦(4年):駅伝×
 大野紘崇(3年)
 三浦隆稔(3年):不調
 小林光二(2年):安定感
 大谷克(2年)駅伝男

前回:鈴木、渡部、大内、池田

D(1点):繋ぎ区間で区間中位で繋ぐ選手

 池脇信也(4年):初出場
 木之下翔太(3年)スタミナ型初出場
 真田雅之(2年)


前回:堀、小林、辻

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手

 磯将弥(3年)初出場
 野中洋輝(3年)初出場
 本野裕之(1年):初出場
 塚本千仁(1年):初出場


チーム(ほぼ)全員ロード型、連打○弱気


上位10人平均:2.1点  16人平均:1.4点
(参考)前回10位校:1.9点 前回3位:2.3点


◆ワード説明

安定感
…好不調の波が少ない。また不調でもまとめるタイプ
駅伝男
…駅伝になると活躍する選手。または外さない
スタミナ型
…長い距離で真価を発揮する選手
ロード型
…ロードになるとトラックの持ちタイム以上のタイムを出す選手
連打○
…一旦流れが出来ると、次々と選手が好走する

故障明け
…辻キャプテンは腰の故障の影響で出雲・全日本両駅伝を欠場した
不調
…三浦選手は出雲の好走以来、調子を落としている
駅伝×
…駅伝になると自分の力が発揮できない
弱気
…元々高校時代に実績のない選手が多いので、プレッシャーがかかると弱気になりやすい

初出場
…出場すれば、大学駅伝初出場。


戦力分析
 前回成績の点数が2.3点だが、前回4位の選抜が2.6点と矛盾が生じてしまった(^^; 他が崩れたのもあるが、木原と篠藤の力が点数以上に大きかったのだろう。てか、この点数の付け方が、エース頼りのチームに不利につくのかもしれないが…

 それはさておき、木原が中心なのは勿論なのだが、繋ぎでそこそこ走りそうな選手達が充実している。4年生の堀、2年生の鈴木を筆頭に、辻、三浦、小林、大谷、大野など出雲や全日本で好走した選手達が揃っている。木原が2区で前回並みの走りをすることが上位進出の絶対条件なのだが、その流れを引き継ぐ選手達のレベルが上がっている。

 一部、4年生で脚が痛いという選手が出たそうだが、おそらく寺田と横谷のことではないか。この2人はエントリーに入らず、磯や野中など新しいメンバーが入った。今までトラックでもハーフでも実績がないため、ほとんどがEランクだが、昨年も鈴木がびっくりの活躍をみせただけに、予想外に走ってくる可能性もあるか。

 問題は川崎監督もあげていたが苦手な山下り。11月末の時点で全く決まってないそうだが大丈夫か。自分は前回6区を走り9区候補の渡部でいいんじゃなかと思っているのだが。エース区間でうまく走れていないし、唯一区間一桁で渡部が走ったことのある6区でいいと思うのだが。まあ、全体的には昨年の篠藤の穴を全員で少しずつ埋めていくという戦いになるだろう。

中央学院大学~箱根駅伝16人エントリー予想

◇1万m記録挑戦会
仁部幸太(2年)29分53秒03
本野裕之(1年)30分14秒24
小畠彰(3年)30分18秒07
田口優(3年)30分31秒83
福田直人(1年)30分33秒47
野間将太(2年)30分36秒47
中村翔也(2年)30分56秒82
渡部恭平(3年)31分01秒07
大滝健司(2年)31分06秒40
村田耕介(2年)31分06秒95
日野裕也(2年)31分12秒16
遠藤康平(3年)31分16秒02
沖坂佐鶴(2年)31分34秒39
殿島竜介(2年)32分25秒47
DNF藤原秀明(2年)
欠場:磯

主力は1人も出場しなかった。おそらく強化合宿か何かに入ったのだろう。
記録会には16人の枠入りを狙う選手たちが大挙出場してきた。

合格点を出せそうなのは2年生の仁部。
29分53秒は、実はチーム4番手のタイムに匹敵する
ハーフでは66分台でチーム20番くらいなので10人に入れるかどうか
分からないが、16人は入れるのではないか。

後は本野と小畠がギリギリ天秤にかかったか。
特に本野は1年生で将来有望だ。
そういえば、出雲も全日本もエントリーされていたし、期待されているようだから、
16人に入ってきそうである。

さて、この2人を入れて16人エントリー予想してみる。


◇箱根駅伝16人エントリー予想
◎エース、○主力、●中堅、△10人有力、▲10人チャンスあり、×16人有力
4年
◎木原、○堀、○渡部、●横谷、△辻、▲寺田、▲池脇

3年
●木下、△大野、▲三浦

2年
○鈴木、●小林、●大谷、▲真田、×仁部

1年
×本野

出雲で好走した3年の三浦と2年の真田を入れてみた。
三浦は出雲後、絶不調に陥ってしまったみたいだし、
真田は全日本にエントリーされなかった。
ただ、ハーフの実績からすると充分にエントリーされる実力のはず。
山の可能性も含めてエントリーにいれた。

チームの中では4年生木原の力が突出している。
1年生1区区間賞の鮮烈でビュー後、留まることなくガンガン伸びている。
今や日本長距離会を引っ張る存在。
ハーフの距離なら現在の日本人ならトップ争いをするほど。
全日本と同じく、2区で勢いをつけてもらう役割だ。

その脇の1区3区を固めるのは主力の2年鈴木、4年堀
1区予想の鈴木は、前回の箱根以来ずっと1区を任されている。
スローな展開でもハイペースでも対応できる力を身に付けている。
確実に区間一桁で繋いでくれるはずである。
3区は堀。前回の箱根も3区だった。
今回は主力区間でも張れる力を見に付けてきており、
2区3区とダブルダッシュも可能だ。
総合優勝狙うなら堀を9区に残すというのでもよい。

もう1人の主力の渡部は、出雲・全日本とアンカーを務めた選手。
だが、力を出し切れずに終わった。
ハーフチーム8番手だし、中堅くらいと思うのだが、
アンカー任されると言うことは、チームでは主力の位置付けなのだろう。
箱根は9区か。前回経験の6区でも面白いかもしれない

中堅には小林や大谷の2年生など。
小林は繋ぎで無難に走る選手で、大谷は秋口に急成長した選手。
共に箱根では区間上位を期待できる選手たち。
木之下と横谷は駅伝経験がないが、ハーフの実績は充分の選手たちだ。

後は故障明けのキャプテンの辻や、
全日本出場した大野や寺田がどこまで走れるか。
特に全日本5区2位だった大野には期待がかかる。

さて、ほとんどのメンバーが高校時代実績のない叩き上げ選手の中央学院。
そのメンバーで全日本は8区序盤まで3位だった。
箱根で中央学院が全チームを食うのは難しいだろうが、
どこまで上位陣を倒すだろうか。楽しみである。

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