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箱根駅伝論評~明治大学

往路6位復路14位
総合10位明治大学
(順位予想:往路8位復路14位総合10位☆ 区間予想:1区2区3区6区)

 シード校では唯一、総合順位が当たりました…。区間予想は6区大江を当てれたのが満足です。 


区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差
1区北條尚(4年)1時間2分27秒区間賞★(1)-13秒
2区石川卓哉(4年)1時間8分56秒区間6位(1→1)-40秒
3区鎧坂哲哉(2年)1時間3分08秒区間3位(1→1)-52秒
4区安田昌倫(4年)55分57秒区間賞★(1→1)-2分39秒
5区久國公也(4年)1時間27分17秒区間18位(1→6)5分43秒(-3分52秒)

6区大江啓貴(1年)1時間1分12秒区間11位(6→4)6分00秒(-3分47秒)
7区菊池賢人(1年)1時間6分31秒区間10位(4→6)7分35秒(-5分10秒)
8区岡本考平(2年)1時間8分23秒区間12位(6→6)9分02秒(-4分19秒)
9区遠藤寿寛(4年)1時間13分47秒区間16位(6→8)10分31秒(-2分36秒)
10区渡辺真矢(1年)1時間14分19秒区間17位(8→10)11分44秒(-2分55秒)

トップを疾走
 今回の明大は、長所と短所が両方とも大きく出た印象だった。

 序盤、トップを奪ったのは、東洋でも駒大でも日大でも山学でもなく、明治大学だった。1区に起用された北條が本人もびっくりの区間賞。大学にはいってじわじわ成長してきた選手だが、今回の1区の中では決して上の持ちタイムを持っていたわけではなかった。しかも、1週間前発熱し万全の状態ではなく、この1区は耐える区間のはずだった。だが、ハイペースの1区の中、六郷橋で自分から仕掛けてトップに。2区から高校時代のスターを並べている明大には願ってもない展開となった。

 その2区から4区は明大の独壇場となった。石川-鎧坂-安田を後ろから追い上げるのは容易ではない。2区石川は区間6位ながら持ち味の安定感を存分に発揮。日大ダニエルを追いつかせなかった。3区鎧坂は、序盤追い上げてきた山学コスマスを、後半引き離す憎い走り。じわりと後方を突き放した。

 そして4区安田が最大の見せ場を作った。元々エース区間でもやれる力を持っていただけに、この4区では力が抜けていた。向かい風の影響で区間新こそならなかったが、逆に向かい風を利用して大きく貯金を拡大。役目を果たした。ここで柏原率いる東洋に対して大きく貯金を作ったのは明大のみ。山で明大が逃げ切れるかどうかという所に焦点が集まった。

松本昂大、出場できず
 だが、明大には5区を走れる選手がいなかった。否、いたのだが、候補が走れなかった。第一候補は、勿論石川と2大エースと謳われた松本昂大。だが、夏合宿で疲労骨折して以来調子が上がらず(週刊誌に色々書かれていたようだが、よく分からないのでとりあえず放っておく)、今回も間に合わなかった。1年の頃から故障が多かったが、結局ずっと故障がちであった。

 もう一人、昨年登った小林がいたが、彼も故障らしく秋以降姿を見せず、結局間に合わなかった。残っていたのは、一次エントリー直前に1万29分台を記録した久國だけだった。その久國は、中盤にあっけなく首位を明け渡すと、ずるずると6位まで後退。入りの5kmを少し早く入りすぎた感はあるが、持ちタイムランク的にはほぼ妥当。これは松本ら実力者に責任がある

 思い切って安田を…ともちょっと思ったが、安田も故障がちな選手で起用できなかったのだろう。とにもかくにも、柱をほとんど投入し、見せ場を作ったものの、消化不良という感じで往路を終えることになった。


またも終盤に失速
 元々層が薄かった明大だが、主力を往路に投入したため、復路は1年生3人という布陣。将来の明大を引っ張る存在の3人がどこまで粘れるかというのを見ていたが、まああんなものではないかという感じ。

 6区に起用された大江は初駅伝。登りでちょっと飛ばしてしまったが、まあ物怖じせずに走れた感じ。前が失速したのもあるが2人抜けたのは良かったのでは。7区菊池は同じ1年の駒大撹上に交わされてしまったので、もうちょっとというところか。10区渡辺は全日本でいい走りを見せていたが、1年にアンカーは長かったか。序盤早大を積極的に追ったのは良かったが、終盤ガクンとペースダウン。終わってみれば、シードぎりぎりの10位に終わってしまった。

 明大は層が薄い故、終盤に崩れてしまうことが多かったが、今回も崩れた。81回大会に復帰してから、9区10区での区間一桁がない。今回は、全日本で区間賞を獲得した遠藤が9区を務めたが、後半脱水症状?っぽい感じになってしまった。今回、前々回とエースの貯金でどうにか連続シード権となったが、ここを区間一桁を取れるようにしないと、今後シード権、更にその上を目指すことは難しい。ここが来年課題となるところと感じる。




来期への展望

○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
北條尚1区1位、石川卓哉2区6位、安田昌倫4区1位、久國公也5区18位、遠藤寿寛9区16位

○在校生出走メンバー
鎧坂哲哉3区3位、大江啓貴6区11位、菊池賢人7区10位、岡本考平8区12位、渡辺真矢10区17位

○補欠メンバー(+α)
細川勇介(前回8区7位)、小林優太(前回5区18位)、田原淳平、近藤俊一、田中勝大(松本翔、北、石間など)

 分かっていたことだけど、やっぱり1区2区4区の穴は非常に大きいな。鎧坂が箱根前後から急成長しているが、現状2番手以降とは差がある感じ。現在の状況で往路を戦うのはちょっと苦しいかなという状況。まだ復路の方がいけるかも?ちょっと新人の北らに負担がかかってしまうかもしれないが、若いメンバーが多いので、個人の成長に期待したい。

箱根区間予想~明治大学

エースの力をいかせるか
明治大学

09全日本3位、09出雲12位、09箱根8位


エントリー選手

詳細

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手
石川卓哉(4年)/≪09全日本4区2位、09出雲6区3位、09箱根2区8位≫主将でエース。昨年まで故障が多かったが、今季は故障していない。そのためか高レベルで安定している。

B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手
松本昂大(4年)/≪09箱根4区3位≫ガラスのエース。夏合宿で故障して以降絶不調。箱根を走る確率は50%。
北條尚(4年)/≪09全日本1区10位、09出雲4区12位、09箱根3区13位≫秋になって大幅にトラックの自己ベストを更新した。ただ、駅伝はもう少しという状況が続いている。
安田昌倫(4年)/≪09全日本5区1位、09箱根7区3位≫故障が多いが、長い距離が得意な選手
鎧坂哲哉(2年)/≪09全日本2区3位、09出雲1区9位、09箱根1区3位≫スピードランナー。故障が多いが、今季はここまで故障なし。


C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手
遠藤寿寛(4年)/≪09全日本7区1位、09出雲3区14位、09箱根9区20位≫不思議な走り方をする選手。1万の自己ベストを大幅に更新した。
小林優太(3年)/≪09箱根5区18位≫故障が癒えたばかり

D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手
近藤俊一(3年)/≪09全日本3区9位≫スピードランナー
岡本考平(2年)/≪≫
田原淳平(2年)/≪09出雲5区12位≫長い距離に強い
細川勇介(2年)/≪09全日本8区13位、09箱根8区7位≫
渡辺真矢(1年)/≪09全日本6区4位≫一定のペースで走れる
菊地賢人(1年)/≪09出雲2区10位≫スピードがある

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手
久國公也(4年)/≪≫最近調子をあげてきた選手
大江啓貴(1年)/≪≫
田中勝大(1年)/≪≫

上位10人平均(16人平均):2.3点(1.6点) 昨年:2.3点(1.6点)
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応

5千10人平均(16人平均):5位14分05秒64(③14分11秒67)
1万10人平均(16人平均):8位29分17秒46(⑨29分44秒24)
ハーフ10人平均(16人平均):13位64分20秒1(⑥64分34秒6・12人)



戦力分析

 流れが出来ると次々と選手が好走するが、悪くなると次々連鎖反応を起こすのが特徴の明治大学。今回も順位予想に悩みそうな雰囲気だ。チームのタイプとしては、出雲や全日本向け。ハーフの距離になるとちょっと不安が残る。全日本では4区5区で一気に流れに乗り、アンカー途中までトップを走ったが、距離適正もあったかもしれない。この長い距離でも同じように流れが作れ、耐えられるかが課題である。

 エースは石川、松本の2大エース…と言いたいところだが、松本は調子が上がらないので石川が頼り。ずっと高レベルで安定した成績を残し続けており、不安定な選手が多い明大の中ではおおきな存在だ。またスピードのある鎧坂や近藤、長い距離が得意な北條や安田や遠藤も主要区間に配置できる力のあるランナーだ。また、細川、渡辺、田原、菊池らも駅伝経験者。調子次第で様々なオーダーを組める。

 問題はまず何と言っても、松本の状態。出場できるかどうか50%の状態ということ。監督も走れたらラッキーくらいのようだが、ただ、チームのことを考えると何とか出場してほしい。主要区間は厳しいので、4区7区あたりか。走れれば区間上位は期待できるので、何とか戻してほしい。後は山か。前回5区の小林が故障あがり。また6区の穴もデカい。監督は60分台ではいけると発言されているが、一体誰だろうか。

 山を乗り越えて、目標の3位にどこまで近づけるか、区間予想してみる。

区間予想

王道:北條-石川-鎧坂-近藤-小林  大江-松本-田原-安田-遠藤←これでいきます
奇抜:北條-石川-安田-渡辺-鎧坂 大江-近藤-細川-遠藤-田原

 苦心の予想。どこからでも流れができるようにという配置のつもり。1区は北條。3回目の1区なので経験はバッチリ。トラックの記録も伸びてきたのでどんな状況になっても柔軟に対応したい。トップが見える位置で繋いでほしい。そしてエースの石川。どんな状況でも自分の走りができる選手。まずは流れを作りたい。68分台で総合5位あたりにつけたいところだ。これで次の鎧坂も波に乗れるかと。一気にトップ争いに参戦し見せ場を作りたいところだ。

 その後は暫く耐える区間近藤がスピードを活かせる4区に配置して流れを継続させる。ここから苦しいが5区小林が何とか昨年並みのタイムで走る。で、全く予想付かない6区だが大江。正直、1万以上であまり成績を残せいていない大江や田中あたりがメンバーに入るのが違和感がある。考えられるとしたら山なのかなあという事。とりあえず、ここでシード権前後に踏みとどまっていたい。

 ただやはり苦しくなってきたいるはず。そこで松本を投入して勝負をかけてみる(ダメなら安田あたりか)。とにかくここで止まりかけた流れを加速したい。続いて、ハーフで安定している田原が繋ぎ、9区に安田に10区遠藤松本が走れればここまで温存できる。シード権争いに巻き込まれていても、上位争いでも、最後まで勝負可能なオーダーでいけたらと思う。

 といっても、小林も松本もダメということもありえる。その場合、どういうオーダーになるのか組み立ててみた。特徴としては安田を3区に回し、5区が鎧坂ということ。鎧坂不安だが、往路はこれで何とかなるか。問題は復路だが、もうなるようにしかならないか。前回経験者の細川と遠藤が何とか区間一桁で走ってシードラインを引き離してシード確保というところだろう。

 目標の3位はかなり万全の状態で持ってこないと厳しいかも。シードラインを意識しつつ、いけそうなら上位を狙ってみるというところだろう。

エントリー選手詳細~明治大学


4年

石川卓哉/5千13分49秒01、1万28分50秒42、ハーフ63分02秒

4月5千14分04秒29
【関カレ1万5位28分50秒42】
【関カレ3位13分49秒01】
【全日予選4区2位28分50秒46】
札幌ハーフ1時間4分21秒
【日カレ5千3位13分56秒40】
【出雲6区3位】
【全日本4区2位】
【国際千葉5区3位】

松本昂大/5千13分54秒76、1万28分45秒10、ハーフ63分55秒

4月5千14分37秒93
4月1万29分40秒84
【関カレ1万3位28分45秒10★】
【関カレ5千9位13分56秒56】
【全日予選4組1位28分46秒31】
7月5千14分53秒63

北條尚/千14分13秒18、1万29分08秒33、ハーフ63分59秒

4月5千14分24秒57
4月ハーフ1時間5分22秒
【関カレハーフ12位1時間5分16秒】
【全日予選3組3位29分34秒68】
9月5千14分13秒18★
【出雲4区12位】
【全日本1区10位】
11月1万29分08秒33★

遠藤寿寛/5千14分18秒40、1万29分12秒33、ハーフ64分46秒

4月5千14分30秒14
4月ハーフ1時間5分43秒
4月5千14分33秒05
【関カレハーフ13位1時間5分19秒】
【全日予選2組5位31分24秒75】
7月5千14分25秒73
9月5千14分18秒40★
【出雲3区14位】
【全日本7区1位】
11月1万29分12秒33★

安田昌倫/5千14分01秒03、1万29分19秒86、ハーフ63分25秒

4月5千14分41秒38
5月5千14分29秒30
7月千五3分58秒05
9月5千14分19秒54
10月1万29分41秒07
【全日本5区1位】


久國公也/5千14分21秒41、1万30分04秒25、ハーフ65分15秒

5月1万30分59秒11
6月5千14分54秒30
7月5千15分39秒31
7月5千14分45秒36
9月5千14分21秒61★
10月1万29分58秒90★


3年

小林優太/5千14分21秒30、1万29分58秒90、ハーフ64分12秒

4月5千14分35秒13
【関カレハーフ17位1時間5分44秒】
【全日予選1組4位30分35秒63】
7月5千14分21秒30★

近藤俊一/5千14分10秒32、1万29分52秒16、ハーフ65分10秒

4月5千14分20秒16
4月ハーフ1時間5分39秒
4月5千14分32秒87
5月5千14分17秒30
【全日予選2組1位31分22秒01】
9月5千14分10秒32★
【全日本3区9位】
上尾ハーフ1時間5分10秒
11月1万29分52秒16★


2年

岡本考平/5千14分08秒59、1万29分53秒74、ハーフ64分36秒

4月5千15分03秒73
4月5千14分31秒88
5月5千14分44秒88
7月5千15分16秒66
7月5千14分47秒75
9月5千14分20秒57
10月1万30分50秒86
上尾ハーフ1時間4分39秒
11月1万29分47秒60★

鎧坂哲哉/5千13分46秒97、1万28分49秒90、ハーフ(なし)

4月5千14分19秒86
4月1万28分55秒33
【関カレ5千8位13分56秒12】
【関カレ1万11位29分49秒78】
【全日予選3組2位29分45秒16】
【日カレ5千6位14分06秒26】
9月5千13分46秒97★
【出雲1区9位】
【全日本2区3位】
11月1万29分23秒44

田原淳平/5千14分25秒06、1万29分48秒14、ハーフ64分41秒

5月5千14分32秒63
7月5千14分34秒26
7月5千14分42秒91
9月1万29分48秒14★
【出雲5区12位】
高島平1時間1分24秒
上尾ハーフ1時間4分41秒

細川勇介/5千14分22秒29、1万29分50秒89、ハーフ65分30秒

4月5千14分37秒00
5月5千14分34秒19
5月5千14分30秒09
6月5千14分38秒60
6月1万30分31秒61
7月5千14分40秒54
7月5千14分22秒29★
9月5千14分30秒82
10月1万30分16秒03
【全日本8区13位】
11月1万30分52秒82

1年

菊地賢人/5千14分09秒93、1万29分35秒52、ハーフ(なし)

4月5千14分25秒80
4月千五4分04秒20
5月5千14分51秒17
【関カレ千五4分01秒58】
5月5千14分21秒47
7月5千14分29秒70
7月5千14分14秒71
9月5千5千14分09秒93★
【出雲2区10位】
11月1万29分35秒32★

大江啓貴/5千14分21秒12、1万30分53秒16、ハーフ(なし)

4月5千14分37秒40
4月5千14分31秒22
5月5千14分21秒12★
5月5千14分27秒12
6月1万30分53秒16★
9月5千14分34秒44
10月5千14分36秒

渡辺真矢/5千14分18秒45、1万29分34秒12、ハーフ66分04秒

4月5千14分32秒97
4月5千14分30秒46
5月5千14分18秒45★
5月5千14分51秒90
【全日予選1組24位31分03秒12】
7月5千14分33秒81
7月5千14分27秒49
9月5千5千14分22秒53
10月1万29分58秒07
【全日本6区4位】
上尾ハーフ1時間6分04秒
11月1万29分34秒12★

田中勝大/5千14分24秒93、1万32分11秒08、ハーフ(なし)

4月5千14分56秒55
5月5千14分59秒06
7月5千14分41秒93
7月5千14分50秒76
10月1万32分11秒03★




○主なエントリー漏れ

松本翔(3年)/≪1万29分50秒25≫

4月5千14分36秒64
6月5千14分35秒44
7月5千14分30秒86
7月千五3分59秒13
9月5千14分48秒94
10月1万31分36秒13
上尾ハーフ1時間7分29秒
11月1万30分08秒41

小釜燈台(3年)/

4月5千15分18秒68
4月5千15分02秒30
5月5千14分47秒94
6月5千14分41秒94★
7月5千14分52秒30
9月5千14分42秒48
10月1万30分30秒58★
高島平1時間1分32秒
上尾ハーフ1時間5分20秒

山崎亮平(2年)/≪日カレ1500m予選3分57秒64≫

4月千五3分48秒20
4月5千14分30秒39
【関カレ千五3分58秒64】
5月5千14分43秒29
7月5千14分53秒63
【全カレ千五3分57秒64】
9月5千14分09秒14★
11月1万30分08秒86

山田毅(1年)/

4月5千14分57秒37
4月5千14分45秒02
5月5千15分35秒46
6月5千15分26秒89
7月5千15分21秒99
7月5千15分39秒72
9月5千14分17秒70★
10月1万32分19秒48
上尾ハーフ1時間7分22秒
11月1万30分49秒21★

明治大学~全日本大学駅伝まとめ

早いが弱いじゃなく、弱いが早い?・・・【明治大学】


区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区北條尚(4年)44分38秒区間10位(10)1分51秒
2区鎧坂哲哉(2年)38分51秒区間3位(10→6)1分11秒
3区近藤俊一(2年)28分45秒区間9位(6→6)1分25秒
4区石川卓哉(4年)41分50秒区間2位(6→3)34秒
5区安田昌倫(4年)34分51秒区間賞(3→1)-34秒
6区渡辺真矢(1年)37分16秒区間4位(1→1)-1分04秒
7区遠藤寿寛(4年)36分06秒区間賞(1→1)-1分04秒
8区細川勇介(2年)62分37秒区間13位(1→3)3分50秒
○総合3位5時間24分54秒

(予想9位・言い訳→)昨年の早大臭と言いながら、松本がいないので順位を下げたんだが…

流れに乗ると怖いと判明
 何というか、予想屋泣かせ。タイムは持っていながら撃沈してしまった出雲。駅伝の経験も薄いので、短期間での建て直しは不可能、しかも2大エースの1人、松本がまたも欠場ときていたので、上位争いはおろかシード権獲得を予想する人はほとんどいなかったのだが、まさかのトップ疾走だった。

 1区は昨年も経験した北條が10位ながら上位と僅差で繋ぐと、初めてエース区間に起用された鎧坂が奮闘、区間3位の走りで4人抜きは合格点だろう。箱根も準エース区間くらいはやれるのではないか。3区近藤は持ち味のスピードがちょっと出し切れなかったが順位キープ。そして4区のもう片方の大エースが爆発。出雲ではアンカー爆走も不運な展開だったが、今回は獲物が視界に入っていた。石川は中盤までに3人抜き3位に進出。後半は東洋早大が頑張ったこともありそれ以上差を縮めることはできなかったが、エースの役割を見事果たした。ここで明大ここにあり!の見せ場を作った。

 ・・・と思ったが、見せ場は何とこの後。5区に起用された安田は力はあるが夏前に故障していた選手。ところがどっこい。前の東洋早大が共倒れしているのを尻目にガンガンペースをあげトップへ。しかも何と区間賞を獲得。誰も予想していなかった明大のトップ中継を果たした。明大旋風はその後にも伝染。6区渡辺も7区遠藤も1km3分ペースと落ち着いた走り。しかも遠藤は区間賞だったわけだから、ますます後ろを引き離す結果に。そういや遠藤は出雲で撃沈した一人。トップ効果があったとはいえ、見事な復活ぶりである。まあ、これも序盤鎧坂と石川がしっかり仕事をしたからであろう。力がある選手をうまく起用すれば、どこまでも突っ走る、そんなチームなのだ。
 
注目は松本の状態
 アンカーの細川はkm3分05秒~10秒ペースで走っていたのだが、まあ完全に駒切れだったのだろう。ここで残念ながら後退。最後は3位にまで順位を落とした。もしこれで松本が万全の状態で出場していれば、首位争いは大変面白いことになっていたのだが…。

 で、箱根での最大の焦点は勿論松本の状態である。出雲は確か夏合宿中の疲労骨折が響いていたが、今回はオーバーワークだとか…。何かはぐらかしている気がしないでもないが、これ本当だとしたらちょっと辛い。早大卒の佐藤敦之が4年時に秋になって箱根に間に合っていない。練習のしすぎで調整が合わなかったというのならいいのだが、病気だとちょっと長い間の離脱になってしまうのだが…。箱根でも彼の走りはかなり重要になってくるので、何とか早い復活を願う。
 
北條-石川-鎧坂-近藤-小林 山崎-安田-渡辺-遠藤-細川勇

 ちょっと今回は松本を抜いた予想をしてみた。

 2区鎧坂、5区石川とかも考えながらこんな形に収まった。1区は絶対遅れないように安定感のある北條。そして石川鎧坂で爆発。最低でも留学生のいるチーム以外より前につける。暫く流れに任せて我慢の展開。9区安田10区遠藤が組みたかったが、そこまで持たないと思い前回と同じ配置。8区10区には調子の良い選手ががんばる。そんな感じか。

 ちなみに万全なら松本を5区に持って来るのだろうか。万全でもなんか怖い気がするんだが…。とにかく、故障や調整ミスが目立つので、そこを何とかして箱根のスタートラインに立ってほしい。

全日本駅伝予想@明治大学

今日はまず

出雲の失敗を活かせるか・・・【明治大学】


出雲駅伝成績
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区鎧坂哲哉(2年)23分38秒区間9位(9)1分08秒差
2区菊池賢人(1年)16分52秒区間10位(9→11)1分00秒差
3区遠藤寿寛(4年)24分18秒区間14位(11→14)1分59秒差
4区北條尚(4年)19分31秒区間12位(14→13)2分52秒差
5区田原淳平(2年)20分19秒区間12位(13→12)3分29秒差
6区石川卓哉(4年)29分47秒区間3位(12→12)4分18秒差
総合12位2時間14分25秒

 エースの松本昂が欠場したこともあるが、出雲は完全に周囲の予想を裏切る結果となってしまった明治大学。ピークもずれていたかもしれないが、それ以上に駅伝への経験不足が露呈する結果となってしまった。

 やはり1区鎧坂が上手く発進できなかったことが一番の原因だろう。最初柏原の集団を追ってオーバーペースになってしまったようだ。初駅伝となった菊池が力を出せなかったのは、昨年の早大の八木矢澤のスタートにかぶる。次が松本であれば、まだ望みが繋がったのであろうが、ピンチヒッターの遠藤ではきつかった。更に一緒に走り始めたのが駒大宇賀地というのも不運な展開だった。その後の駅伝経験は多い北條も力を出せないなど区間二桁順位が続く。

 アンカーの石川が区間3位で走ったときは時既に遅し。まさかの関東勢最下位に終わった。現状での最高オーダーで臨んだはずだったが、全くレースにならない惨敗だった。全日本に向けては、松本の怪我の回復、ブレーキが起きた時の対処がポイントになるだろう。



全日本エントリーメンバー
名前/10月の成績≪これまでの成績≫
4年
石川卓哉/出雲6区3位≪箱根2区8位。5千13分49秒01≫
松本昂大/出雲補欠、≪箱根4区3位。1万28分45秒10≫
北條尚/出雲4区12位≪箱根3区13位。1万29分19秒44≫
遠藤寿寛/出雲3区14位≪箱根9区20位。ハーフ1時間4分46秒≫
安田昌倫/5千14分19秒54(9月)≪7区3位。ハーフ1時間3分25秒≫

3年
近藤俊一/出雲補欠、5千14分10秒32(9月)≪5千14分14秒71≫

2年
鎧坂哲哉/出雲1区9位≪箱根1区3位。5千13分56秒12≫
田原淳平/出雲5区12位、20km1時間1分24秒≪1万29分48秒14≫
細川勇介/5千14分30秒82≪8区7位。5千14分22秒29≫
山崎亮平/5千14分10秒(9月)≪日カレ1500m予選3分57秒64≫

1年
菊池賢人/出雲2区10位≪5千5千14分09秒93≫
大江啓貴/出雲補欠、5千14分36秒≪5千14分21秒12≫
渡辺真矢/5千14分22秒53(9月)≪5千14分18秒45≫

○主なエントリー漏れ
小林優太/出雲補欠≪箱根5区18位。ハーフ1時間4分12秒≫

 エントリー漏れは少ないので、これを見る限りは一応順調なのだが、果たして秋の記録会の調子を維持しているのか、大変不安である。まあ、とりあえず安田、細川は入ってきたし、記録会でよかった山崎も入った。3年生が小林や松本翔がいないので、手薄だが、その分下級生が多くなった。

 前回3区まで5位だったのだが、そのメンバーが3人残っているので、そのまま並べたらどうだろうか。1区は安定している北條で、2区松本、3区鎧坂の2人で攻めて攻めまくるというのはどうだ。長い距離は勿論安田、石川に任せ、後繋ぎを調子のいい選手3人で並べるというのがいいのではないかと感じる。

予想:北條-松本-鎧坂-安田-菊池-田原-遠藤-石川

 4区8区を逆にして更に攻めるオーダーにすればいいかもしれないが。まあ、とりあえず北條に昨年と同順位で踏ん張ってもらい、2区3区は上記通り。前回転落した4区は安田。脚の状態さえよければ、きっちり走ってくれるはず。よければなのだが…。

 5区は菊池はさすがに上位で来てくれると思うので落ち着いて、6区は高島平の勢いで、7区遠藤は昨年の経験者、で繋いでもらう。そしてアンカーは勿論石川。石川は走ってくれるだろうから、そこまでにどれだけの順位で繋げるか。ここまでで6位以内で繋いでいれば合格点だろう。

 ただ、松本は心配ではある。ダメなら2区鎧坂、3区近藤という感じか。とりあえず、見せ場は作ってほしい。


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