2009/11/14
明治大学~全日本大学駅伝まとめ
早いが弱いじゃなく、弱いが早い?・・・【明治大学】
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区北條尚(4年)44分38秒区間10位(10)1分51秒
2区鎧坂哲哉(2年)38分51秒区間3位(10→6)1分11秒
3区近藤俊一(2年)28分45秒区間9位(6→6)1分25秒
4区石川卓哉(4年)41分50秒区間2位(6→3)34秒
5区安田昌倫(4年)34分51秒区間賞(3→1)-34秒
6区渡辺真矢(1年)37分16秒区間4位(1→1)-1分04秒
7区遠藤寿寛(4年)36分06秒区間賞(1→1)-1分04秒
8区細川勇介(2年)62分37秒区間13位(1→3)3分50秒
○総合3位5時間24分54秒
(予想9位・言い訳→)昨年の早大臭と言いながら、松本がいないので順位を下げたんだが…
流れに乗ると怖いと判明
何というか、予想屋泣かせ。タイムは持っていながら撃沈してしまった出雲。駅伝の経験も薄いので、短期間での建て直しは不可能、しかも2大エースの1人、松本がまたも欠場ときていたので、上位争いはおろかシード権獲得を予想する人はほとんどいなかったのだが、まさかのトップ疾走だった。
1区は昨年も経験した北條が10位ながら上位と僅差で繋ぐと、初めてエース区間に起用された鎧坂が奮闘、区間3位の走りで4人抜きは合格点だろう。箱根も準エース区間くらいはやれるのではないか。3区近藤は持ち味のスピードがちょっと出し切れなかったが順位キープ。そして4区のもう片方の大エースが爆発。出雲ではアンカー爆走も不運な展開だったが、今回は獲物が視界に入っていた。石川は中盤までに3人抜き3位に進出。後半は東洋早大が頑張ったこともありそれ以上差を縮めることはできなかったが、エースの役割を見事果たした。ここで明大ここにあり!の見せ場を作った。
・・・と思ったが、見せ場は何とこの後。5区に起用された安田は力はあるが夏前に故障していた選手。ところがどっこい。前の東洋早大が共倒れしているのを尻目にガンガンペースをあげトップへ。しかも何と区間賞を獲得。誰も予想していなかった明大のトップ中継を果たした。明大旋風はその後にも伝染。6区渡辺も7区遠藤も1km3分ペースと落ち着いた走り。しかも遠藤は区間賞だったわけだから、ますます後ろを引き離す結果に。そういや遠藤は出雲で撃沈した一人。トップ効果があったとはいえ、見事な復活ぶりである。まあ、これも序盤鎧坂と石川がしっかり仕事をしたからであろう。力がある選手をうまく起用すれば、どこまでも突っ走る、そんなチームなのだ。
注目は松本の状態
アンカーの細川はkm3分05秒~10秒ペースで走っていたのだが、まあ完全に駒切れだったのだろう。ここで残念ながら後退。最後は3位にまで順位を落とした。もしこれで松本が万全の状態で出場していれば、首位争いは大変面白いことになっていたのだが…。
で、箱根での最大の焦点は勿論松本の状態である。出雲は確か夏合宿中の疲労骨折が響いていたが、今回はオーバーワークだとか…。何かはぐらかしている気がしないでもないが、これ本当だとしたらちょっと辛い。早大卒の佐藤敦之が4年時に秋になって箱根に間に合っていない。練習のしすぎで調整が合わなかったというのならいいのだが、病気だとちょっと長い間の離脱になってしまうのだが…。箱根でも彼の走りはかなり重要になってくるので、何とか早い復活を願う。
北條-石川-鎧坂-近藤-小林 山崎-安田-渡辺-遠藤-細川勇
ちょっと今回は松本を抜いた予想をしてみた。
2区鎧坂、5区石川とかも考えながらこんな形に収まった。1区は絶対遅れないように安定感のある北條。そして石川鎧坂で爆発。最低でも留学生のいるチーム以外より前につける。暫く流れに任せて我慢の展開。9区安田10区遠藤が組みたかったが、そこまで持たないと思い前回と同じ配置。8区10区には調子の良い選手ががんばる。そんな感じか。
ちなみに万全なら松本を5区に持って来るのだろうか。万全でもなんか怖い気がするんだが…。とにかく、故障や調整ミスが目立つので、そこを何とかして箱根のスタートラインに立ってほしい。
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