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出雲駅伝予想開始!~明治大学

さて、本格的な試合であった日体大記録会が終了(全カレはありましたが、駅伝ファンからすると大量の選手が出場する日体大記録会がメインですw)しました!各校のファン(僕も、とある大学のファンですが)は今回の結果に一喜一憂し、今年度の三大駅伝を占っていることでしょう。

そして、その三大駅伝の第1戦目の・・・

出雲駅伝が約2週間後に迫ってきました♪


まだまだ暑い日が続いていますが、もう秋なんだなと思わずにはいられませんね!

昨年は三冠を取りに来た駒大を、日大のアンカーダニエルが大逆転を演じ、優勝を果たしました。
今年もその日大らを中心に大熱戦が予想されます。

というわけで、今年も関東+αの区間予想や順位予想をしていきたいと思います!!




まず、トップバッターは・・・

出雲駅伝初出場ながら、上位争いを期待されている【明治大学】です


まずは先日の日体大記録会の結果です。(★マークは自己新)
○1万
10組
≪17位田原淳平(2年)29分48秒14★≫

○5千
38組
≪1位鎧坂哲哉(2年)13分46秒97★≫

37組
≪3位菊池賢人(1年)14分09秒93★≫
≪4位近藤俊一(3年)14分10秒32★≫
≪13位北條尚(4年)14分13秒18★≫
16位渡辺真矢(1年)14分22秒53

36組
1位山崎亮平(2年)14分09秒14★
≪9位遠藤寿寛(4年)14分18秒40★≫

32組
≪17位大江啓貴(1年)14分34秒44≫
26位岸本大直(3年)14分43秒58

31組
1位山田毅(1年)14分17秒70★
2位安田昌倫(4年)14分19秒54
3位細川雅史(2年)14分19秒68★
4位岡本考平(3年)14分20秒57
5位久國公也(4年)14分21秒41★
6位原祐哉(4年)14分21秒71★
10位東本裕斗(4年)14分28秒76★
14位青木勝成(3年)14分35秒58★
15位星新一(3年)14分36秒88
17位西田育浩(4年)14分37秒76
19位鈴木祟大(1年)14分42秒21
22位松本翔(3年)14分48秒94
24位平尾友樹(4年)14分55秒48
29位伴尚宏(3年)15分12秒00
30位宮崎太郎(4年)15分13秒71
31位菅田壯志(1年)15分30秒45

30組
5位細川勇介(2年)14分30秒82

27組
3位小釜橙台(3年)14分42秒48★

 今回の記録会で一番大盛況になったのは多分明治大学じゃないだろうか。主力に自己新続出。元々、石川、松本昂、鎧坂、安田は期待されていて、その後がどこまで底上げできるかだったのだが、北條、遠藤といった箱根経験者を初め、近藤、菊池、山崎、山田(←一番びっくりなのだが)といった新戦力も続々出てきており、これだけ見ると優勝候補にしてもいいくらいの層の厚さである。

では一次エントリーです。
※一応学年ごとに強い順に並べたつもりです。
※名前/秋以降の流れ、≪これまでの実績≫
4年
石川卓哉/日カレ5000m3位13分56秒40、≪箱根2区8位。5千13分49秒01≫
松本昂大/日カレ10000m欠場。軽い坐骨神経痛、≪箱根4区3位。1万28分45秒10≫
北條尚/5千14分13秒18、≪箱根3区13位。1万29分19秒44≫
遠藤寿寛/5千14分18秒40、≪箱根9区20位。ハーフ1時間4分46秒≫
3年
小林優太/≪箱根5区18位。ハーフ1時間4分12秒≫
近藤俊一/5千14分10秒32、≪5千14分14秒71≫
2年
鎧坂哲哉/日カレ5000m6位14分06秒26。5千13分46秒97の自己新、≪箱根1区3位。5千13分56秒12≫
田原淳平/1万29分48秒14の自己新、≪1万29分49秒07≫
1年
菊池賢人/5千14分09秒93の自己新≪5千14分14秒71≫
大江啓貴/5千14分34秒44≪5千14分21秒12≫

主なエントリー漏れ
安田昌倫/5千14分19秒54≪箱根7区3位、ハーフ1時間3分25秒≫

動向が分からない選手
小林優太
  
 実績十分の安田選手が入らなかったので故障かと思ったが、記録会に出てきた(エントリー締め切りの方が先)ので、そんなに悪いわけじゃない。スピードランナーが多いので、20kmのロードタイプの安田が外れたと解釈していいのだろう。後は、順当にエントリーしてきた。山崎、山田が入っていないが、これは出雲エントリー後なので仕方がないところだ。はっきりいって想定外だったので。

 逆に問題は石川や松本の主力陣が今回の記録会に出なかった事。全カレ出場している鎧坂が出場しているので温存とかではないような。故障が多い明大なので、どうしてもそういう心配をしてしまう。特に松本は坐骨神経痛で全カレを欠場しているくらいなのであまり無理はしない方がいいかもしれない。というわけで、松本抜きで予想してみる。

北條-近藤-鎧坂-菊池-遠藤-石川

 駅伝経験者と未経験者を挟む形にしてみた。松本が出場するなら彼を3区にして鎧坂1区なのだが、1区は昨年の全日本で経験している北條で凌いでもらい、2区最短区間は5000mの記録を一気に伸ばしてきた近藤に思い切って走ってもらう。そんで次は鎧坂。これまで全日本最短の3区、箱根の1区と走ったが、ここで初のエース区間を経験してもらいたいと思う。その次は2人入った1年生のうち片方の菊池。記録的にも入っていいだろう。で、エース区間直前の5区は、全日本も最長区間の前の7区を走った遠藤がしっかり繋ぎ、アンカーは高いレベルで安定した成績を残し続ける石川に任せる。

 どうでしょう。今の明大だとバランスいいオーダーが組める状態にあると思います。記録会で好成績なので、ピークが過ぎるのが心配だが、得意のスピードを活かして暴れてもらいたいところだ。

【前半戦を振り返る】明治大学

続いて、43年ぶりのシード権獲得から勢いに乗っている明治大学

○箱根出場メンバー
鎧坂哲哉(2年)/…1区3位。関東IC5000m8位
石川卓哉(4年)↑…2区8位。関東IC5000m3位&1万4位とダブル入賞
北條尚(4年)→…3区13位。まずまずのタイムでずっときている。
松本昂大(4年)/…4区3位。関東IC1万3位
小林優太(3年)/…5区18位。ハーフ64分12秒
安田昌倫(4年)↓…7区3位。故障。合宿直前に復帰
細川勇介(2年)\…8区7位。合宿直前に5000自己新は出した。
遠藤寿寛(4年)→…9区20位。関東ICハーフ出場

 日大と同じく大量に箱根出場メンバーが残っている明大。日大と違うのは、多くの選手がここまでいい感じできている。特に主力格の鎧坂、石川、松本の3人が非常にここまで好成績で推移している。この中で一番いいのは石川だろう。関東ICは3人で2種目出場したが、一番ポイントを稼いだのは彼だった。札幌ハーフでも好成績を残して、いい感じで推移している。松本、鎧坂はスピードランナー故に安定感がもうちょっとだが、2人とも力を出せるようになってきているので心配なさそうだ。もう一人の主力安田は7月に1500mでレース復帰。夏に走り込めばまあ心配ないと思う。
 中堅で一番成長したのは小林だろう。春にハーフのベストを大幅に更新して主力まであと少しというところ。63分半ばまでいけば、次の箱根も5区を任せてもいいだろう。遠藤、北條も爆発はしないものの、安定した成績を保っており、駅伝で非常に使いやすそうな雰囲気がある。ここまでだいたい順調といっていいだろう。やはり43年ぶりのシード権で士気があがっているのだろう。

○箱根補欠メンバー
岩崎耕三(2年)↓…昨年秋の勢いはない
松本翔(3年)\…5000m14分30秒台
岡本考平(3年)\…5000m14分30秒最高にムラがある
久國公也(4年)\…自己ベストからやや遅いタイムが多い
岸本大直(3年)\…同じく

 出場メンバーに比べ、補欠メンバーはやや元気がなかった。岩崎は昨年の秋時には主力の仲間入りかと思わせたが、それ以来全く走れなくなってしまった。故障がなければ箱根を走っていたはずの松本はちょっと置いてけぼりにされている感じか。このあたりはちょっと底上げできていないようだ。


○新戦力
原祐哉(4年)↑…自己ベスト何度も更新
近藤俊一(3年)↑…自己ベスト何度も更新&全日本予選2組1位

 出場メンバーと補欠メンバー合わせて13人なので、ここの人数が少なくなるのは仕方ない。冬に主力に混じって駅伝に出場していた近藤がやはり伸びてきている。経験は大事なのだろう。箱根のメンバーに争ってきそうである。


○新人
菊池賢人/…最近5000自己新
渡辺真矢→…初期に自己新。以後は普通
大江啓貴→…一度自己新
鈴木祟大\…5000m15分前後

 今年の補強はかなりうまくいった明大。上の3人は自己新を出している選手で新しい環境にもなじめている。フォームとか専門的なものはよく分からない(というか選手自体見ていないので)が、距離に対応してくれたら面白い。意識もかなり高いようなので、メンバーに食い込んでくる可能性は多いにある。


まとめに限りなく近い何か

 いやはや、はっきりいってかなり強いだろう。石川、松本昂、鎧坂と1万28分台3人と、それに近い力を持っている安田、北條の合わせて5人の柱はかなり強力だろう。タイム上、この5人と他はちょっと開きがあるが、1年生を中心に伸びる雰囲気がある選手が多いので、そんなに気にする必要はないだろう。
出雲:鎧坂-安田-松本昂-北條-菊池-石川
全日本:鎧坂-松本昂-安田-石川-渡辺-遠藤-菊池-北條
箱根:鎧坂-石川-安田-菊池-松本昂 近藤-遠藤-小林-北條-松本翔
 鎧坂を1区固定。2区に高位置で渡すためである。エース格誰使っても面白そう。とにかくそこで抜け出して勢いで突っ走ってもらおうという作戦だ。うまくいけば、優勝する事も可能というメンバー。特に出雲は可能性がありそうだ。昨年まで安定感がないことや故障が多いチームだったという気がかりな点がある(前期がみんないいので、ここからみんな下降線もありえる)が、今年は第一移動車に長々映るチャンスなのでいかしてもらいたい。


【明治大学】関東インカレ展望【長距離】

明治大学のエントリー

○明治大学《1部》
※タイムはシーズンベスト、ハーフは一番最近のもの
※()内は自己ベスト
※間違ってたら指摘お願い
1500m
山崎亮平(2年)3分48秒20
細川雅史(2年)3分53秒86(3分52秒46)
菊地賢人(1年)(3分52秒91)

5000m
松本昂大(4年)(13分54秒76)
石川卓哉(4年)(14分01秒58)
鎧坂哲哉(2年)14分19秒86(14分00秒8)

10000m
鎧坂哲哉(2年)28分55秒33(28分49秒90)
松本昂大(4年)29分40秒84(28分47秒96)
石川卓哉(4年)(28分54秒82)

ハーフ
小林優太(3年)1時間4分12秒
遠藤寿寛(4年)1時間4分46秒
北條尚(4年)(1時間4分30秒)

3000mSC
星新一(3年)(8分55秒86)
菅田壯志(1年)(9分10秒34)

主な欠場者
安田昌倫(4年)ハーフ1時間3分25秒

1500m
 スピードに自信がある3人がエントリー。箱根に出場できなかった山崎は得意な分野でアピールしたい。逆に出場できた細川や1年生の菊池が彼にどこまで喰らいつけるかだろう。

5000m&10000m
 松本、石川、鎧坂と全く同じ3人がエントリー。近藤とか他に見たかった選手はいたのだが、まあ、この3人の壁は厚かったという事だろうか。この3人の中で一番好調なのは鎧坂だろう。自己ベストこそ出していないがまずまずのタイムを出してきている。ただ同世代の柏原あたりには大きく水を開けられたのでそろそろ爆発したいところだろう。逆に4年生が不調。松本は日本学生ハーフ、リレカとどちらもイマイチな感じ。石川にいたっては試合に出場すらしていないのだが、大丈夫か。昨年の関東インカレでは大暴れした明大だが今年はちょっと心配である。

ハーフ
 長い距離が得意な3人がそのままの出場。安田が欠場したため、入賞となるとどうか分からないが適材適所なのではないか。持ちタイム上は北條が一番期待だが、この冬タイムを延ばした小林にも期待がかかる。遠藤も箱根9区を代役とはいえ任されたのだから自信を持って臨みたいところだろう。

3000mSC
 タイムからして星に頑張ってもらうしかないような感じか。9分切っていたらまあまあなので入賞したいところだ。

総括
 適材適所でメンバーを入れれたとは思うが、ちょっと元気が無いように思うのは僕だけなのだろうか。箱根の結果からさらにステップアップしたいところなので大事にいってほしい。5000と10000のメンバーは期待できる選手ばかりなのでそのまま力を発揮すれば入賞を狙えるのだが、そのまま力を発揮できるかどうかが明大の課題なので、多少なりとも克服してほしいところだ。

☆冬のロードシーズンの成績~明治大学☆

 今回は43年ぶりにシード権を獲得し、波に乗っている明治大学です

《マークについて》
★名前★…3年生以下の今年の箱根出場者
名前★…3年生以下の箱根補欠又は出雲全日本、前年以降の箱根出場者



《注意事項》
※卒業生及び新入生は今回成績に入れていません。
※学年は当時の学年です



2/1 神奈川ハーフ

1位★小林優太★(2年)1時間4分56秒
8位★遠藤寿寛★(3年)1時間5分20秒
18位近藤俊一(2年)1時間6分56秒
26位岩崎耕三★(1年)1時間7分29秒
29位東本祐斗(3年)1時間7分40秒
30位谷口詳(2年)1時間7分51秒
32位小釜橙台(2年)1時間8分05秒
58位山崎亮平(1年)1時間9分45秒
80位青木勝成(2年)1時間12分32秒
棄権原祐哉(3年)

 出場した選手は1.5軍という感じですね。天候があまりよくなかったらしくタイムが伸びませんでしたが、その中で箱根駅伝で5区を走った小林が優勝。試合のレベルは高レベルというわけではないが、優勝したというのは自信になるだろう。また、遠藤も8位入賞としっかりと結果を残した。その他は近藤、岩崎が後もう少しといったところか。特に岩崎は1万までは走れる選手、1年かけて20kmに対応できるようになってほしい。



2/1 丸亀ハーフ

32位★安田昌倫★(3年)1時間3分25秒
84位宮崎太郎(3年)1時間6分43秒

 ここは主力の安田がさすがの63分台。ただ、同学年の駒大の新4年生カルテットのメンバーには1分近く引き離されているので不満の残る結果だ。もっと走れるはず。新4年生カルテットとして更なる奮起を期待したい。



2/15 千葉国際クロカン

○12000m
39位★松本昂大★(3年)36分59秒

○J8000m
2位★鎧坂哲哉★(1年)23分23秒

 う~ん、松本に関してはもう少し走ってほしかったところ。適正とかもあるのかもしれないが、日本人トップとは1分半も差がついてしまっているのはあまりいいとはいえないだろう。まあ、おそらく怪我が癒えてそれ程日が経っていない状態なのだろうから、これからあげていってほしい。日本学生ハーフでどこまであがるだろうか。

 鎧坂に関しては当然の結果か。1年生世代トップクラスという貫禄を示した形。更に、ここには明大の新入生が数名戦ったが、それらには30秒近い差をつけて実力の差を見せ付けた感じになった。やっぱりというか楽しみな存在だ。



2/15 浜名湖一周駅伝

1区(11.5km)松本翔★(2年)35分52秒区間賞
2区(8.4km)近藤俊一(2年)27分28秒区間2位
3区(13.0km)★北條尚★(3年)40分27秒区間賞
4区(9.6km)★小林優太★(2年)29分41秒区間賞
5区(10.2km)★安田昌倫★(3年)31分15秒区間賞

○総合1位明治大学2時間44分50秒

 準主力級が出場した子の大会だが、16人のメンバーに入れなかった近藤以外は区間賞を獲得で総合優勝。レベル的にもそういう大会だったのだろう。タイムも全体的に悪く厳しいコースだったようなので、ちょっと参考にするのは難しい。まあ、この厳しいコースに出てきたこれらの選手は練習が順調にこなせていると見たらいいのだろう。



3/7 福岡国際クロカン

○J8000m
68位★鎧坂哲哉★(1年)25分54秒

 …どうしちゃったの!?新入生の子にも1分30秒以上引き離されて撃沈。明大の事だから試合中に脚を痛めたのでないかとか思ってしまうのだが、果たしてどうなのだろうか…。


3/8 玉名ハーフ

13位松本圭祐(3年)1時間5分28秒
30位青木勝成(2年)1時間7分43秒
33位谷口詳(2年)1時間7分49秒

 3人目の『松本』姓の松本圭祐がまずまずの結果。レギュラーまではもう少しといったところだろうか。64分台に突入してくれば大変面白い。3人同じ姓といえば、71回大会早大が3区4区5区と3区間連続で小林姓で走ったことがあるが、もし来年の箱根で松本昂大、松本翔、松本圭祐が走れば、それ以来3人同じ姓が同チームで走ることとなる。他の松本もこの松本を力を付けて達成してほしい。勿論実力をつけて。



3/8 日本学生ハーフ

38位★小林優太★(2年)1時間4分12秒
62位★遠藤寿寛★(3年)1時間4分46秒
93位岩崎耕三★(1年)1時間5分21秒
130位星新一1時間5分57秒
195位山崎亮平(1年)1時間6分51秒
210位細川雅史(1年)1時間7分11秒
226位伴尚宏(2年)1時間7分25秒
255位★松本昂大★(3年)1時間8分10秒
268位久國公也★(3年)1時間8分21秒
271位宮崎太郎(3年)1時間8分27秒
321位東本祐斗(3年)1時間9分36秒
322位★安田昌倫★(3年)1時間9分36秒
380位高田浩武(3年)1時間11分47秒
384位松原響平(1年)1時間12分00秒

 えっと…松本と安田はどうしちゃったんでしょうか??これは叱咤激励するよりも心配の方が先に出てくるのだが…こんな状態なんだったら休んだ方が良かったのではないか??とにかくただの不調ということを祈りたいです。

 他の選手に目をやると小林が順調に成長。新3年生世代の中心となりつつある。これなら来年も5区を任せてみてもいいかもしれない。松本に負担をかけずにすむと思う(正直松本に5区をやってほしくない)。また遠藤や岩崎もじわりじわり対応できるようになっているような感じ。現在のチーム状況からすると彼らが繋ぎの区間を担当する可能性が高い。このへんが上がってきてくれればだいぶ強くなると思うので期待したいところだ。




3/8 京都ハーフ

32位松本翔★(2年)1時間5分40秒
33位★細川勇介★(1年)1時間5分45秒
70位原祐哉(3年)1時間9分59秒
72位小釜橙台(2年)1時間10分11秒
177位築澤匡明(1年)1時間17分45秒

 なぜ日本学生ハーフに出場したのか良く分からないのだが…。こちらの方はちょっと調子が悪いような感じがする。松本は箱根に出場できなかった悔しさをもう少し全面に出してほしいところ。怪我がなかったらアンカーの大役を任せてもらっていた。それほどの選手なので奮起してもらいたい。逆にその松本に5秒差まで迫った細川はさすがといったところだが、タイムがいいというわけではない。同学年の岩崎には負けているわけなので、合格点とはいえないだろう。1年生には面白い選手が何人かいるので切磋琢磨して上がってきてほしいところだ。





総括

 石川、岡本あたりが全く出てこないのは故障なのだろうか?相変わらず故障者が多い感じだが、結果を出している選手も何人かいるので、そこそこ充実していたのではないだろうか。ただ、安田にせよ、松本、鎧坂などかなりタイムにムラがあるのが気になるところ。調整力というか試合への持っていきかたに問題があるような気がしてならない。個人大会なら、多少はいいのだが、駅伝になると非常に怖い。もう少し安定して力を出せるようにできれば、他校に嫌なイメージを与えることができるので、改善してほしいと思う。

箱根駅伝総評~明治大学

満身創痍の中、掴み取った43年ぶりのシード権

往路8位復路9位
総合8位明治大学
(予想:往路12位復路18位総合15位・区間予想0区間的中(笑))

やっちまった~~。明大は無理っす。ああ、でも1区鎧坂と5区6区は当てたかったorz 明大の山の2人を当てたのは多分僕だけやと思うんだけど・・・

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シードラインとの差)
1区鎧坂哲哉(1年)1時間4分53秒区間3位(3)5秒差
2区石川卓哉(3年)1時間9分47秒区間8位(3→7)3分42秒差
3区北條尚(3年)1時間4分53秒区間13位(7→10)3分45秒差
4区松本昂大(3年)55分28秒区間3位(10→3)3分53秒差
5区小林優太(2年)1時間23分57秒区間18位(3→7)5分34秒差(-54秒差)

6区中村智晴(4年)59分36秒区間4位(7→7)4分40秒差(-1分26秒差)
7区安田昌倫(3年)1時間5分10秒区間3位(7→6)4分43秒差(-2分02秒差)
8区細川勇介(1年)1時間7分27秒区間7位(6→4)5分16秒差(-3分25秒差)
9区遠藤寿寛(3年)1時間13分55秒区間20位(4→6)7分55秒差(-2分10秒差)
10区卜部淳史(4年)1時間13分10秒区間12位(6→8)9分02秒差(-51秒差)

○総合8位 11時間18分16秒

【優秀選手】松本昂大…故障を抱えながらも意地の7人抜き!!
【敢闘賞】鎧坂哲哉&卜部淳史…最高のスタートダッシュ&ギリギリ踏みとどまった!
【殊勝賞】細川勇介…8区からきついと思われていたが、彼の好走が効いた!
【(激励の)喝】チーム全体…故障を何とか減らしてくれ!!

 故障者が多さに定評のある明大。箱根予選では鎧坂・石川・村上欠場、安田が途中棄権、松本昂が故障持ちで走り、ボロボロの9位通過。今回の箱根駅伝でも、東野、松本翔、村上が欠場、松本昂、鎧坂が故障持ちでの出走で、故障明け間もない石川が2区を走るというオーダーとなった。それでも、今回こそ念願のシード権を獲得した明治大学。その軌跡を振り返ってみる。

初めて良い流れに持ち込めた序盤
 1区を任されたのは1年生の鎧坂。世羅高校在学中、優勝も経験し、11月末の記録会で1万m28分台をマークしたゴールデンルーキーだ。しかし、箱根予選は故障欠場。20kmはぶっつけ本番となった。しかも直前まで脚の状態が思わしくなかったらしい。そんな状態でありながら、区間3位と81回に復活してからでは1区最高の成績で襷を渡した。まあ、故障持ちで走るのは日大堂本のような事もありうるので、あまりしてほしくないのだが、結果的に最高のスタートを切ることができた。

 2区の石川は箱根予選、全日本と立て続けに欠場し、箱根駅伝に出場できるかどうか危ぶまれていた選手である。それでも2区を区間一桁で乗り切れたのはかなり凄いのではないか。元々明大は力を持っている選手が多く、石川もその一人だったが、その片鱗をようやく見たという感じだ。松本昂、安田もあまり彼と変わらない力を持っているので非常に強い。彼らが融合したとき・・・まあ、とりあえず話がそれるのでやめておこう。とにかく2区終了地点で7位。波に乗ったのは間違いないだろう。

 3区北條は箱根予選で好走した選手だが、ちょっとピーキングがずれていたか、順位を落としてしまった。しかし、最短区間に回ったエースがやってくれた。全日本でアナに『明大のスーパースター』呼ばわりされていた松本昂が、箱根予選前からあった踵の痛みが完治していない状態で7人抜きの快走。区間3位で区間記録まで後8秒と迫る走り。まあ、松本の実力を考えれば当然の結果なのだが、これまでシード権争いに絡むこともままならなかった事を考えると大きな見所を迎えた。


逃げ切りを図った復路
 山登りの5区は本来松本昂が務める予定だったが、上述した怪我のせいで、小林に代役が回ってきた。その小林が区間18位だったのは持ちタイム等から考えても仕方がないところ。それでも83分台で大崩せずにまとめた御蔭で一桁順位で往路順位を終えた。

 復路で明大はある作戦に出る。普通に考えると7区遠藤、9区安田というオーソドックスな組み方なはず。ところが、そうはせず6区中村7区安田と前半に勝負をかけてきたのだ。おそらく東野が行けなくなってしまい駒が足りなくなったので、2人でいけるだけ行こうという作戦だったのかと思われる。これがヒットした。

 6区経験者の中村は順位こそ浮上できなかったものの59分台で区間4位の好走。7区これまた経験者の安田が区間賞に後僅かという区間3位。この2人でシードラインとは2分作った。2分あったら大きなブレーキをしなかったら一区間で追いつかれるということはそんなにないし、第一流れを作れた事は大きかった。



1年生細川激走&4年生卜部粘走
 といっても、故障者などで8区からは駒不足が目に見えていた。西監督でさえ「8区からは厳しい」と言っていた。実は僕はシュミレーションで7区までにある程度貯金を作れるが、8区から失速し9区で捉えられるという予想をしていたしかし、6区7区で作った流れで8区でヒーローが生まれた。1年生の細川が区間順位は7位ながら、2人抜いて4位に浮上。さらに、6区7区2人がかりでシードラインとの差を1分8秒しか広げられなかったのに、細川1人で1分26秒、往路の分も合わせて3分以上の貯金となった。そういえば、昨年も帝京大がシード権を獲得した時は当時1年生の西村が好走し、シード権を手繰り寄せた。やっぱり久々に優勝とかシード権とかとなると、こういうラッキーボーイが出てくる必要があるのだろう。

 復路のエース区間9区を任された遠藤が区間20位だったがこれも致し方ないだろう。ただ、一緒に走り出した堀が不調だったのが幸いして、いいペースメーカーにさせてもらえたような感じである。そして、運命のアンカーへ。ここは箱根予選を走った松本翔の予定だったそうだが、これまた故障。4年生の卜部に『平成に昭和以来の明大のシード権』が託されることとなった。

 1万mは30分台と決して強いというわけではない。後ろから追い上げる東京農業、山梨学院、中大等後ろから追い上げる大学の選手の方が持ちタイムは上。ひたすら我慢の展開を強いられることとなる。ただ、こういう展開は地道に頑張ってきた4年生には有利だった。終盤、後ろの集団には追いつかれ、順位を落としたものの、総合8位と凌ぎきった。ゴール後、胴上げされ最高の気分だっただろう。かくして、明大は43年ぶりにシード権獲得できたのだった。

 まあ、これだけ故障者を抱えながらの状態の中、ようやく潜在能力を発揮したという感じだ。メンツを見るとこの順位で胴上げをしてほしくないのだが、今回は仕方ないだろう。ただ、この順位で終わるチームではない。総合3位以内は狙えるはずである。これには故障者を出さない事が一番だ。故障者でこれまで何度涙を飲んできたことか。首脳陣もそろそろ学習して練習から考え直さなければならないだろう。次はもっと大きな明大旋風を頼みます。

来期への展望
 では、来年の展望である。 
○卒業生出走メンバー
中村智晴6区4位、卜部淳史10区12位

○在校生出走メンバー
鎧坂哲哉1区3位、石川卓哉2区8位、北條尚3区13位、松本昂大4区3位、小林優太5区18位、安田昌倫7区3位、細川勇介8区7位、遠藤寿寛9区20位、

○在校生補欠メンバー
岩崎耕三、松本翔、岡本考平、久國公也、岸本大直

 うん、シード権獲得校の中で一番戦力ダウンが少ないのは何と言っても明治大学だろう。卒業生が僅か2人だけで、4年生に石川、北條、松本昂、安田のカルテット、更に鎧坂、細川という生きのいい若手もおり、戦力はかなり整っていると言えるだろう。だからくどいようだが故障者が出なければかなり強いチームなのだ。2年連続シード権どころか一気に優勝戦線に名乗りをあげることも可能なので、体に気をつけて練習してほしいところだ。


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