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箱根駅伝論評~明治大学

往路6位復路14位
総合10位明治大学
(順位予想:往路8位復路14位総合10位☆ 区間予想:1区2区3区6区)

 シード校では唯一、総合順位が当たりました…。区間予想は6区大江を当てれたのが満足です。 


区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差
1区北條尚(4年)1時間2分27秒区間賞★(1)-13秒
2区石川卓哉(4年)1時間8分56秒区間6位(1→1)-40秒
3区鎧坂哲哉(2年)1時間3分08秒区間3位(1→1)-52秒
4区安田昌倫(4年)55分57秒区間賞★(1→1)-2分39秒
5区久國公也(4年)1時間27分17秒区間18位(1→6)5分43秒(-3分52秒)

6区大江啓貴(1年)1時間1分12秒区間11位(6→4)6分00秒(-3分47秒)
7区菊池賢人(1年)1時間6分31秒区間10位(4→6)7分35秒(-5分10秒)
8区岡本考平(2年)1時間8分23秒区間12位(6→6)9分02秒(-4分19秒)
9区遠藤寿寛(4年)1時間13分47秒区間16位(6→8)10分31秒(-2分36秒)
10区渡辺真矢(1年)1時間14分19秒区間17位(8→10)11分44秒(-2分55秒)

トップを疾走
 今回の明大は、長所と短所が両方とも大きく出た印象だった。

 序盤、トップを奪ったのは、東洋でも駒大でも日大でも山学でもなく、明治大学だった。1区に起用された北條が本人もびっくりの区間賞。大学にはいってじわじわ成長してきた選手だが、今回の1区の中では決して上の持ちタイムを持っていたわけではなかった。しかも、1週間前発熱し万全の状態ではなく、この1区は耐える区間のはずだった。だが、ハイペースの1区の中、六郷橋で自分から仕掛けてトップに。2区から高校時代のスターを並べている明大には願ってもない展開となった。

 その2区から4区は明大の独壇場となった。石川-鎧坂-安田を後ろから追い上げるのは容易ではない。2区石川は区間6位ながら持ち味の安定感を存分に発揮。日大ダニエルを追いつかせなかった。3区鎧坂は、序盤追い上げてきた山学コスマスを、後半引き離す憎い走り。じわりと後方を突き放した。

 そして4区安田が最大の見せ場を作った。元々エース区間でもやれる力を持っていただけに、この4区では力が抜けていた。向かい風の影響で区間新こそならなかったが、逆に向かい風を利用して大きく貯金を拡大。役目を果たした。ここで柏原率いる東洋に対して大きく貯金を作ったのは明大のみ。山で明大が逃げ切れるかどうかという所に焦点が集まった。

松本昂大、出場できず
 だが、明大には5区を走れる選手がいなかった。否、いたのだが、候補が走れなかった。第一候補は、勿論石川と2大エースと謳われた松本昂大。だが、夏合宿で疲労骨折して以来調子が上がらず(週刊誌に色々書かれていたようだが、よく分からないのでとりあえず放っておく)、今回も間に合わなかった。1年の頃から故障が多かったが、結局ずっと故障がちであった。

 もう一人、昨年登った小林がいたが、彼も故障らしく秋以降姿を見せず、結局間に合わなかった。残っていたのは、一次エントリー直前に1万29分台を記録した久國だけだった。その久國は、中盤にあっけなく首位を明け渡すと、ずるずると6位まで後退。入りの5kmを少し早く入りすぎた感はあるが、持ちタイムランク的にはほぼ妥当。これは松本ら実力者に責任がある

 思い切って安田を…ともちょっと思ったが、安田も故障がちな選手で起用できなかったのだろう。とにもかくにも、柱をほとんど投入し、見せ場を作ったものの、消化不良という感じで往路を終えることになった。


またも終盤に失速
 元々層が薄かった明大だが、主力を往路に投入したため、復路は1年生3人という布陣。将来の明大を引っ張る存在の3人がどこまで粘れるかというのを見ていたが、まああんなものではないかという感じ。

 6区に起用された大江は初駅伝。登りでちょっと飛ばしてしまったが、まあ物怖じせずに走れた感じ。前が失速したのもあるが2人抜けたのは良かったのでは。7区菊池は同じ1年の駒大撹上に交わされてしまったので、もうちょっとというところか。10区渡辺は全日本でいい走りを見せていたが、1年にアンカーは長かったか。序盤早大を積極的に追ったのは良かったが、終盤ガクンとペースダウン。終わってみれば、シードぎりぎりの10位に終わってしまった。

 明大は層が薄い故、終盤に崩れてしまうことが多かったが、今回も崩れた。81回大会に復帰してから、9区10区での区間一桁がない。今回は、全日本で区間賞を獲得した遠藤が9区を務めたが、後半脱水症状?っぽい感じになってしまった。今回、前々回とエースの貯金でどうにか連続シード権となったが、ここを区間一桁を取れるようにしないと、今後シード権、更にその上を目指すことは難しい。ここが来年課題となるところと感じる。




来期への展望

○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
北條尚1区1位、石川卓哉2区6位、安田昌倫4区1位、久國公也5区18位、遠藤寿寛9区16位

○在校生出走メンバー
鎧坂哲哉3区3位、大江啓貴6区11位、菊池賢人7区10位、岡本考平8区12位、渡辺真矢10区17位

○補欠メンバー(+α)
細川勇介(前回8区7位)、小林優太(前回5区18位)、田原淳平、近藤俊一、田中勝大(松本翔、北、石間など)

 分かっていたことだけど、やっぱり1区2区4区の穴は非常に大きいな。鎧坂が箱根前後から急成長しているが、現状2番手以降とは差がある感じ。現在の状況で往路を戦うのはちょっと苦しいかなという状況。まだ復路の方がいけるかも?ちょっと新人の北らに負担がかかってしまうかもしれないが、若いメンバーが多いので、個人の成長に期待したい。

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