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関東学連選抜-箱根駅伝フリーダムに評論-

往路19位復路17位
総合18位:関東学連選抜
(順位予想:往路19位☆復路9位総合18位☆ 区間予想:1区6区)
 
 元々全体的に小粒かなと感じ、で区間オーダーを見て伊藤選手が万全じゃなさそうだなと思いかなり下げて予想したのが当たりました(9区終了地点で復路10位だったので、復路も当たるかハラハラしてましたw) ただ、オーダーはその伊藤が走れないなどでほとんど外れました
 
1区濱崎達紀(亜大4年)64分22秒区間7位(7)2分00秒
2区梶原有高(松蔭3年)68分50秒区間12位(7→11)3分00秒
3区近藤洋平(法大3年)64分39秒区間14位(11→13)3分54秒
4区樋口正明(創価3年)57分11秒区間15位(13→16)5分59秒
5区前田康太(流通1年)86分22秒区間20位(16→19)11分34秒(5分05秒)
6区高関伸(大東4年)60分18秒区間8位(19→18)12分30秒(4分34秒)
7区岡部寛之(順大4年)66分08秒区間12位(18→18)14分37秒(5分18秒)
8区船井慎太郎(麗澤2年)67分01秒区間6位(18→17)14分58秒(4分58秒)
9区福島法明(創価4年)72分06秒区間15位(17→18)17分01秒(5分39秒)
10区清谷匠(法大4年)74分20秒区間18位(18→18)21分26秒(7分54秒)
【優秀選手】梶原有高…華の2区をしっかり乗り切った
【敢闘賞】船井慎太郎…今回の選抜最高位
【技能賞』高関伸…2年連続山下り区間一桁
 
序盤まずまずの位置に付けるも…
 序盤の位置取りは悪くなかった。1区は選考会トップで1区を希望していた亜大・濱崎選手が区間一桁で繋ぐと、2区は国士・伊藤選手の代役だった松蔭・梶原選手が粘って総合11位に踏みとどまる。
 
 ただ、力不足か、それとも高速化レースに単独チームの気迫に劣ったか、3区法大・近藤選手と4区創価・樋口選手がじわじわ順位を落としてしまう。そして、これまで大きな実績が無かった5区流通・前田選手が区間19位より2分遅れるタイムで沈んでしまった。
 
 ちょっとオーダー編成に苦しんだかな。5区は元々近藤選手の名前などが上がっていたが、伊藤選手が走れなくなってオーダーが少し変わったようで。日大・田村選手も苦しんだのを見ると1年生のぶっつけ(に近い)5区は少し無謀だったかもしれません。
 

復路は6区高関・8区船井が好走
 復路は少し好走する選手が出てきた。6区は前回も単独チームで出場していた大東・高関が前回より早いタイムで駆け下り、山の大東を引き継ぐ。7区順大・岡部が繋ぐと、8区麗澤・船井選手が後半の遊行寺の坂からぐっとペースアップして、今回選抜最高位となる区間6位で走り切った
 
 ただ、それでもシードラインは遥か先で浮上は出来なかった。9区創価・福島は力的に上の東農大の選手についていき、10区法大・清谷選手は突っ込んで入って前を追ったが、活路は見いだせず。今回は上位に加わることが出来ず終わってしまった。
 

常連校、しっかり!
 今回は、亜大・法大・大東・順大といった常連校のチームがこの選抜に回り、調整面では経験があるかなと思われましたが、あまり発揮されなかったでしょうか。やや不完全燃焼だった印象です。
 
 少しだけ言うと、チームとしては箱根路が厳しく、何とか選抜で目指している選手もいる中で走っているわけで(そういう選手が多く入った時の方が何となく成績がいいような、国士・伊藤が走っていればおそらく走らなかった麗澤・船井が一番いい成績でした)。選抜でも走るからには、そういう選手たちの分も走ってほしいと思いました。
 

在校生1万29分代列挙+有力新人・箱根出場者
○法政大学…末山、近藤、皆川、品田、篠原+西池など
○大東文化大学…田口、平井、梅野、吉川、成田、片川+市田兄弟、吉田・鎌田など
○亜細亜大学…宮川+古館、橋本、折田
○順天堂大学…田中、的場、山崎、大池、小澤、岩崎、堀、唐川+的野、小高
○国士舘大学…藤本、伊藤、久井原、福田、西尾、鈴木、栗原、池上、中山、竹永
○松蔭大学…梶原、橋爪
○創価大学…樋口、今高、太田清
○麗澤大学…柳瀬+船井
○流通経済大学…+前田
○関東学院大学…竹内
○東京経済大学…槻澤
 今回の選抜での経験を持ち帰り、復帰を果たせるかどうかですが…国士舘・順大は大変多くの選手が29分台の選手がおり、それぞれ1万の上位10人平均が9位10位となっています。それと大きなニュースとして法大に西池選手、大東大に市田兄弟と高校トップクラスの選手が入学します。これにより1万の上位10人の平均が法大・
大東大も19位以内(16位、15位)、これで予選落ちのうち4チームが持ちタイム上ではボーダー以上となります。伝統校の逆襲となるか注目です。
 
 
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箱根駅伝区間オーダー予想【関東学連選抜】

続いて、
 
箱根経験ランナー8人揃う
関 東 学 連 選 抜
最近の成績:10箱根16位、09箱根9位、08箱根4位

 

エントリー選手独断ランク付け

基準は①駅伝実績、②長い距離の実績、③最近の調子…のつもり
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
 
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
 
5点:エース区間や山も走れる選手
伊藤正樹(国士3年)28分38秒69★≪10全日本2区9位、10予選95位、10箱根2区16位、09予選14位≫1万・ハーフの持ちタイムはチームの中で抜けている。予選からどこまで復調できるか
高関伸(大東4年)29分33秒44≪10予選70位、10箱根6区5位、09出雲5区6位≫山下り6区で区間上位経験者
 
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
 
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
濱崎達紀(亜大4年)29分03秒11★≪10予選31位、10箱根3区14位、09予選56位≫夏前から好調を維持。選考会ではトップでゴールした
梶原有高(松蔭3年)29分15秒13≪10予選21位、10箱根7区20位、09予選35位、09箱根7区5位≫前回出走中の故障で長らくレースから遠ざ
かっていたが今はほぼ復調した
福島法明(創価4年)29分22秒14★≪10予選19位、10箱根10区18位、10予選88位≫前回出走経験を持つ。スピードがある
清谷匠(法大4年)29分37秒53≪10予選29位、10箱根1区10位、09予選79位≫前回箱根1区で好走した。予選は法大チームトップでゴール
 
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
樋口正明(創価3年)29分26秒54★≪10予選23位、09予選283位≫5千は14分一桁でスピード型。予選では距離にも適応した
近藤洋平(法大3年)29分34秒34★≪10予選30位、10箱根2区18位、09予選48位≫箱根2区経験者。5区候補にあがっているらしい?
岡部寛之(順大4年)29分22秒07≪10予選57位、09予選100位、09箱根6区19位≫高校時代の実力者。長い不調からゆるやかに回復してきたか
依田祟弘(東大院3年)29分48秒73★≪10予選61位、10予選105位≫大学院3回目の挑戦の27歳。今年は過去最高の成績を残した
船井慎太郎(麗澤2年)30分04秒77★≪10予選49位、09予選123位≫麗澤大の若手だが、箱根予選は見事なビルドアップを見せた
 
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
奥山達也(松蔭4年)29分56秒37★≪10予選81位≫彼も上記の船井以上のビルドアップでの結果。
斉藤隼人(東学3年)30分03秒40★≪10予選97位、09予選115位≫昨年から安定した成績を残している
前田康太(流通1年)30分09秒93★≪10予選82位≫1年生ながらここ最近の流通経済大最高の成績
 
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
竹内秀之(関学3年)29分56秒15★≪10予選110位、10予選188位≫出走できれば関東学院の連続出場(78回から)を伸ばせる
槻澤翔(東経3年)29分58秒58★≪10予選108位、09予選303位≫東京経済大初の箱根ランナーを目指す
 
上位10人:合計30点
昨年の10位:27点くらい
 
5千(今季5千)-1万(今季1万)-ハーフ
12位(15位)-9位(7位)-11位
 
選考会の様子をみかこ様に提供して頂きましたので掲載します。
 
なお、みかこ様はブログ【orangedays_note-法政大陸上部応援観戦記&オレンジ(http://blogs.yahoo.co.jp/orengedays_note/)】を運営されています
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法大・清谷≪5≫、近藤≪6≫など
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
亜大・濱崎≪7≫、国士舘・伊藤≪16≫、松陰・梶原≪3≫、創価・福島≪1≫ この4人がトップ4
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東学大・斉藤≪17≫、東経大・槻澤≪18≫、松陰・奥山≪槻澤の後ろ≫、流通・前田≪15≫
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法大・清谷、大東大・高関≪11≫など
 
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 
 ここの所、上位に入る時も出てきた選抜チーム。初めてシード権を獲得した時は1万28分台が3人いたりと充実。それに比べると今年は全体的に小粒な印象は否めない。ただ、予選30位前後のランナーはそろっており、また幸か不幸が伝統校が予選落ちしたことにより箱根経験者が実は8人もいる(それにより点数が浮上)。更に監督1人だけでなくコーチも2人付くという徹底ぶりで、経験不足や調整に泣かされる事が多い選抜に取っては好材料だ。本気で上位を狙っている感じだがどこまでいけるだろうか。
 
元々考えていたもの
濱崎-伊藤-梶原-福島-近藤

復路に駒を残せないか?
濱崎-伊藤-福島-清谷-船井
高関-近藤-依田-樋口-梶原
63分10秒(6)-69分50秒(11)-64分50秒(11)-57分20秒(5)-84分40秒(14) 往路11位
60分20秒(4)-65分40秒(3)-68分20秒(12)-72分40秒(13)-72分40秒(5) 復路5位
11時間19分30秒(前回10位11時間21分57秒)
※設定タイムは昨年の気象条件・展開で、自分的な青写真

おまけ:1校1人限定
濱崎-伊藤-福島-岡部-近藤
高関-竹内-斉藤-梶原-依田
 ただ、正直オーダーが固まらない感じ。最初は先日の選考会での上位4人をそのまま1区から4区並べ、5区候補に挙がっている近藤で往路突進型でと思っていました。ただ選抜は今まで序盤から上手く行くことは少なく、それ以外の区間で浮上ということが多い。最初に駒を使い切ってしまって微妙な感じだと何となく嫌だなと思ったので、オーダーいじって、復路に攻めれる区間を増やす感じでまとめてみました。メンバー的には堅実な成績を残している創価と監督がいて調整しやすいだろう法大から2人、後は各校1人である。
 
 
 まあ、最初の2区間は濱崎と伊藤。夏前からずっと好調、選考会でもラスト争いを制してトップでゴールしてラストもありそうなので1区。で、本来は予選でトップ10入ってもおかしくない伊藤。予選から徐々に調子をあげてきているので基本的には2区でいいだろうと。
 
 3区福島は昨年の成績上不安ですが、まあ先輩の尾関が昨年走っているのでアドバイスもらえるかなと。一応今回の箱根予選最高位の選手。何かあったらスピードのある清谷を4区で挽回という形。で、5区ですが、近藤や梶原ら力のあるランナーを復路に回せないかなと色々考えて、箱根予選で後半ぐぐっと上がってきた船井が走れないかなと。上武・福山は出来過ぎですが、昨年並みで凌げるなら一つありかなと思ってみたり。(無理なら5区近藤、7区岡部)
 
 そして、復路は6区7区10区3区間攻めれるように6区高関は実績からして稼ぎどころ。今年は自己記録を更新していないので昨年並みの設定にしたが59分台出したい所。そして2区経験もある近藤を7区に配置、ここで一気にシードラインに浮上できればと思っています。
 
 8区9区は暑い予選会の中、しっかりと走った依田と樋口。依田はこういう区間で力発揮できると勝手なイメージ。樋口はスピード型ですが、予選で対応見せたので面白かなと。そしてアンカーに復調した梶原で。1年時の7区で接戦を経験しているので最後の争いになってもいけるかなとね。(ちょっと考え過ぎかな?まあ、普通に選考会及び予選会上位者並べてくるのが正攻法でしょうから)
 
 後はおまけで1校1人限定のオーダーで。まあ、上位進出の可能性は低くなると思いますが、選抜の意義からすると個人的にはこうやっていってもらいたいですが…。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 

 うん、まあ調整と5区次第だな結局。これがクリアしていれば10位以内に入ってきてもおかしくない戦力です。それと(依田など個性的なランナーにも注目ですが…)個人的には落選した伝統・常連校(亜大、法大、国士舘、大東大、順大)のエースがどれくらいの成績を残して存在感をアピールするかということに注目ですかね。来年の巻き返しにも繋がるでしょうから、ここでプライドを見せてほしいなと思っています。
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学連選抜継続決定

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100330-00000211-jij-spo
学連選抜、来年も参加へ=箱根駅伝
3月30日22時3分配信 時事通信

 関東学生陸上競技連盟は30日、東京都内で代表委員総会を開き、箱根駅伝への関東学連選抜の参加を来年の第87回大会も認めることを決めた。選手選抜方法などについては検討を進める。
 今年限りでの参加打ち切りについて採決したところ、多数の学校から「もっと時間をかけて議論したい」との意見が出された。2012年の第88回大会以降については継続審議される。
 学連選抜は、箱根駅伝前年の予選会で本戦出場を逃した大学から各校2人を上限に構成する混成チーム。03年にチーム成績が参考扱いになるオープン参加が認められ、07年からは成績が公認される正式参加となった。08年は総合4位と健闘。このころから「優勝した場合、大会の趣旨にそぐわない」「当初の目的は果たした」といった声が上がっていた。 


 僕は選抜賛成派だったので、今回の決定にはほっとしています。参考にならないだろうけど、投票でも3人に2人は選抜を継続してほしいと思っている人がいるようです。ただ、それでも来年が最後になる可能性もあるような感じですね。

 ちょっと気になるのは「優勝した場合、大会の趣旨にそぐわない」という意見。大会の趣旨ってどういうことなのでしょうか??やるからには優勝目指して当然かと思いますが。弱い方がいいのでしょうか。

 とりあえず、来年も予想できるのが楽しみです。


箱根駅伝論評~関東学連選抜

往路11位復路19位
総合16位関東学連選抜
(順位予想:往路13位復路3位総合7位 区間予想:1区2区)

 往路があまり来ないのは予想通りだったけど、復路が…梶原故障、佐野が走れないとは思わなかった。


区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差
1区森本卓司(神大4年)1時間3分00秒区間4位(4)33秒
2区伊藤正樹(国士2年)1時間10分56秒区間16位(4→14)2分33秒
3区尾関誠(創価4年)1時間4分54秒区間11位(14→12)4分19秒
4区飯沼健太(平国4年)58分08秒区間10位(12→12)6分30秒
5区北浦貴大(関学4年)1時間24分39秒区間13位(12→11)9分35秒(2分12秒)

6区仁科徳将(國學3年)1時間1分07秒区間10位(11→11)9分47秒(2分06秒)
7区梶原有高(松蔭2年)1時間10分54秒区間20位(11→16)15分45秒
8区萩野皓平(國學2年)1時間9分01秒区間17位(16→15)17分50秒
9区染谷和則(神大4年)1時間12分10秒区間7位(15→15)17分42秒
10区福島法明(創価3年)1時間14分48秒区間18位(15→16)19分24秒
【敢闘賞】森本卓司…かき乱してくれた
【技能賞】染谷和則…難しい位置で好走
【(激励の)喝】伊藤正樹…森本に続けなかった

好走は神大勢のみ
 過去最強と謳われ、隠れた優勝候補とも言われていた関東学連選抜だが、終わってみれば過去2年とは違い『定位置』に収まってしまった。

 結局のところ、ほぼ力を出し切ったのが大後監督率いる神大勢のみだったのが大きな敗因だろう。1区に起用された森本は宣言通り序盤から積極的に先頭を引っ張り区間4位。過去3年とも不完全燃焼だった箱根だが、最後に存在感を示した。また、9区染谷は襷を貰ったのは19番目。この位置で力を出すのは難しいのだが、区間7位と力走。関東インカレで入賞していた2人がそのまま力を出したといえる。

 ただ、これ以外に区間一桁が出なかったのではシードラインには手が届かない。2区伊藤が10人抜かれて流れを止めてしまったのが痛かったか。実力的に上手く抜かれながら粘れるかなと思っていたが、箱根予選でも失速したラスト5kmで今回もペースダウンしてしまった。その後の尾関、飯沼、北浦は良くも悪くも流れに乗ったという感じ。どうも選抜は序盤の位置をそのままキープという傾向がある(誰かの爆発&失速以外の順位変動が少ない)ので、2区を乗り切れなかったのは少なからず響いたようだ。


やはり難しい調整
 後は選抜特有の調整の難しさもあったのだろう。復路では梶原が脚に故障を抱えたまま(それともレース中?)の出走となったし、前回のシード立役者の佐野が当日変更で出走できず。代わりの福島が飛ばしすぎてフラフラになった。長年監督をされている大後監督でも、いつも見ていない選手を見るというのは想像以上に難しかったのだろう。しかもあまり長い時間が見れないので、選手の調子の見極めがしづらい。学校の方も走らせたいから、少し悪くてもギリギリまで調整させてしまうというのもあるのかなと想像している。

 それと暮れの記録挑戦会で記録がインフレしてしまったのも一因か。ここ2年選抜が調子好成績で、選抜といえどもモチベーションが高かった選手は多かったように思う。ただ、11月末あたりがピークになった選手が比較的多かったか。昨年などは、全体的に30秒近く低かったような気がする。ここ2年好成績だったのはそのあたりも考慮する必要があったのかもしれない。


選抜の是非
 と、このタイミングで、関東学連は選抜についての是非を考えてる。選抜を日本学連選抜として門戸を広げるか、それとも選抜自体を廃止し出場チームを1チーム増やすか、というものだそうで。後者はどうしてそういう話が出てきたのか、この話を聞いた当初はよく分からなかったが、予選会に回っている大学と上層部のOBを考えると何とな~く読めましたかな。

 まあ、腹黒話はここらへんにしておいて・・・個人的には、選抜は続けてほしいと思っている一人です。出雲や全日本でも選抜がありますが、チームが弱い選手には希望です。それにレベルの低いチームを一つ増やすよりは、個人として評価できる選手を大舞台に立たせてやるべきだと思います。個人で頑張った選手が世界の舞台へ立つわけですからね。その方が、日本の上位に育つ選手や実業団で頑張る選手が少しは増加するのではと思います。

 実際、学習院大学OBの川内選手が先日の東京マラソンで奮闘していましたし、ニューイヤー駅伝のメンバーを見ると、80回大会の日本学連選抜を走った選手が結構出場しているんですよね。まあ、選抜が定着化してきて、個人の経験をチームに還元…という意味合いは多少薄れているのかもしれませんが、自分は続けるべきだと思いますね。毎年、日本学連選抜となると、じゃあもうチームも全国にすりゃとか別の議論が出てくるので、日本学連選抜は5年に1回くらいにして、ほとんど現行ルールでそのまま存続してほしいと思っています。



来期への展望

○国士舘大学
伊藤正樹2区16位・久井原歩前回8区6位・福田穣

○順天堂大学
岡部寛之前回6区・小高悠馬前回10区22位・田中秀幸・的場亮太

○拓殖大学
西山容平前回3区・谷川智浩前回5区・梅野悠平6区・館石盛行7区・兼実省伍・留学生2人、

○國學院大學
仁科徳将6区10位・荻野皓平8区17位・當山篤志

○神奈川大学
小杉新太郎前回4区・天野峻前々回3区・木村祐一郎

○その他
栗原巧(麗澤)・福島法明10区18位(創価)・梶原、須永(松蔭)

 ここは各チーム軽くまとめよう。

 現在、元気があるのは國學院大学と神奈川大学の2チーム。國學院は選抜に出場した仁科と荻野を中心に全体的にレベルがあがってきている。神大も中堅以下と見られているメンバーがハーフで63分台~65分台をマーク。森本と染谷の穴はデカいが、小杉や天野が奮起すれば、1年で復活も夢ではない。

 逆に元気がないのが国士舘と順天堂。先日の日本学生ハーフでは國學院・神大と明暗がくっきり分かれる形になった。それでも国士舘は伊藤、福田らエースを中心に、順大は頭数は揃っている。何よりIPポイントが強力なので、ここから這い上がれば、まだまだ逆転可能な位置。

 それと要注目は、現在勢いがないが拓殖大。新監督として、予選落ちをしていた亜大を5年で総合優勝に導いた岡田氏が就任。すぐに結果が出るかどうか分からないとはいえ、名将がどこまで上昇させるか。さらに2名留学生が加入。予選及び本戦で使えるのは1人だが、今回の結果だと59分40秒で走る留学生が居れば通過している計算。強さが分からないので、まだ大きいことはいえないが、強ければIPも今まで以上に稼げることになる。また4年生の穴が少ないということもあり、浮上のチャンスである。

 その他、麗澤など新鋭も期待したい。


箱根区間予想~関東学連選抜

隠れた優勝候補
関東学連選抜

09箱根9位、08箱根4位、07箱根20位


エントリー選手

詳細

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手


A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手
森本卓司(神大4年)/≪09予選19位、09箱根3区、08箱根2区19位≫スピード型。今季は絶好調。

B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手
染谷和則(神大4年)/≪09予選81位、09箱根1区2位、08予選22位≫比較的安定している
佐野広明(麗澤大4年)/≪09予選43位、09箱根10区2位≫昨年のヒーロー。安定している
尾関誠(創価大4年)/≪09予選30位≫秋になり大きく調子をあげている
谷川智浩(拓大3年)/≪09予選87位、09箱根5区17位≫山経験者。だが故障上がりである
伊藤正樹(国士大2年)/≪09予選14位、09箱根4区5位≫走るごとに成長していっている
梶原有高(松蔭大2年)/≪09予選35位、09箱根7区5位≫

C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手
飯沼健太(平国大4年)/≪09予選39位≫スピードがある選手
仁科徳将(國學大3年)/≪09予選69位、09箱根1区16位≫

D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手
佐久間樹(平国大4年)/≪09予選57位≫秋になって調子をあげてきた
北浦貴大(関学大4年)/≪09予選74位≫
福島法明(創価大3年)/≪09予選88位≫
荻野皓平(國學大2年)/≪09予選47位≫
福田穣(国士大1年)/≪09予選73位≫

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手
行本尚史(流経大4年)/≪09予選132位≫
斉藤隼人(東学大2年)/≪09予選115位≫

上位10人平均(16人平均):2.7点(1.9点) 昨年:2.3点(1.6点)
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応

5千10人平均(16人平均):7位14分09秒79(⑧14分20秒72)
1万10人平均(16人平均):5位29分15秒55(⑤29分30秒57)
ハーフ10人平均(16人平均):5位63分53秒7(②64分07秒3)


戦力分析

 以前はお祭り雰囲気があり、区間最下位レベルの大ブレーキが出ていた選抜チームだが、08年に4位に入ってから戦う集団に変貌。1万m記録会でも好記録連発したことに、各選手の意識の高さが窺える。ピークのずれが若干心配だが、チームで出られなかった悔しさをぶつけるつもりだろう。

 主力は今季28分台を2回だしている森本。そして同じく28分台を出した伊藤。本人の希望もあるが、この2人は間違いなく序盤に登場するものと思われる。また、チームを含む前回の経験者の染谷、谷川、梶原、佐野、仁科ら実力者もしっかりエントリー。染谷、梶原、佐野は前回の箱根で区間5位以内に入っている選手達である。また、新戦力として、尾関、佐久間、飯沼なども予選会で彼らと同等の成績を残している。各チームのエースが集まっているだけあって層が厚い。調子次第で様々なエントリーが組めそうだ。

 不安なのは、どうしても対応が遅れてしまう。登りは一応谷川が経験者だが、故障明け。ちょっと5区で登らせるのは怖い。下りも川内が抜けてしまい、経験者が皆無。果たして誰か適任者がいるのか。ここを乗り切る事ができれば84回大会のような旋風も可能となるだろう。

区間予想

最強:森本-伊藤-飯沼-染谷-尾関  荻野-仁科-佐久間-梶原-佐野
チーム1人:仁科-伊藤-森本-北浦-尾関 飯沼-谷川-斉藤-梶原-佐野

 えっと・・・正直3区以降めちゃくちゃかもしれない。はっきりいって予想つきません。持ちタイムがあり希望がある森本と伊藤が1区2区。森本は張り切りすぎが心配(といいつつ、1区を引っ掻き回す事を期待)だが、スピードタイプ。ラストのキレに期待。で、2区伊藤は堅実に。予選でラスト垂れたのはちょっと不安だが、森本以外なら彼しかない。志半ばで逝ってしまった平川のためにも奮起したい。

 その後は調子のいい選手が来るか。3区は14分一桁のスピードがある飯沼。下り基調なので活かせるだろう。で、次は神大2人目の染谷。安定して区間上位できっちり走ってもらいたい。で山は迷って尾関。予選30位で持ちタイムがまずまずという根拠だけ。谷川が回復していれば一番いいのだが、頑張ってもらう。6区は本当にわからないがスピードのある萩野。根拠は無い。分からない。

 続いて7区は國學院リレーになるが仁科。今季はもう少しというレースが続いているので、このあたりの方がいいだろう。8区はこれまた2人目となってしまうが佐久間。秋になって調子をあげており、エースの飯沼にもほぼ同等。結構いけるはず。で9区に成長している梶原。今度はここで前回のような走りを。そしてアンカーはやっぱり佐野。前回の箱根は出来すぎかもしれないが安定してゴールに襷を運んでもらいたい。

 ん~、やはり山次第かな。復路で大きく流れを変えられる選手が少ないかな。山で順位が下降するとあまりあがれないかもしれない気はする。地味に拓大の西山や順大の山田を怪我で欠いたのが痛いような。

 ちなみにチーム1人にこだわったオーダーも考えてみた。そういう場合は、仁科を連続の1区。伊藤、森本で加速させる展開。山は6区にスピードのある飯沼で乗り切っていくという感じになるのではないか。個人的にはこっちの方が選抜の意義らしい気がするのだがどうだろう。

 天下の瞼、箱根の山でだいたい勝負が決しそうな雰囲気がする。ここで跳ね返されるか、乗り越えて希望を見出すかで大きく結果が変わりそうだ。

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