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[ラスト]第91回箱根駅伝区間オーダー予想~駒澤大学

優勝候補より~エースがいて山に自身があり総合力が高いチーム

 駒 澤 大 学

エントリー選手独断ランク付け

7点:エース区間、山で貯金が望める選手
村山謙太④27分49秒94≪4年:全日1区1位、出雲3区、3年:箱根2区2位、全日4区1位、出雲3区1位、2年:箱根5区8位、1年:箱根2区9位≫

6点:エース区間、山をしっかり任せられる選手
馬場翔大③29分02秒78≪3年:全日8区5位、出雲6区、2年:箱根5区3位、全日本6区1位≫
 
5点:エース区間で区間上中位でいける選手
中谷圭佑②28分30秒52≪2年:全日2区2位、出雲1区、1年:箱根4区1位、全日5区1位、出雲2区2位≫

4点:主要区間で区間上位でいける選手
中村匠吾④28分05秒79≪4年:全日4区1位、3年:箱根1区2位、全日1区1位、出雲1区1位、2年:箱根3区3位、1年:全日6区3位≫
西澤佳洋④28分51秒65≪4年:全日3区2位、出雲5区、3年:箱根6区5位≫
西山雄介②28分58秒01≪2年:全日6区1位、出雲2区、1年:箱根7区3位、全日2区9位、出雲5区2位≫
大塚祥平②29分26秒84≪1年:箱根8区6位≫
工藤有生①≪1年:全日5区2位≫

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
黒川翔矢④28分54秒35≪4年:全日7区1位、3年:全日7区2位、2年:全日本7区2位≫
猪浦舜④29分17秒44
小根山泰正④29分07秒85
大谷卓也④28分52秒26
二岡康平③28分55秒62
其田健也③29分04秒79≪3年:出雲4区、2年:箱根10区2位≫

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
高本真樹①31分17秒22≪全国5区2位、高校1区5位≫

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
小山裕太③29分54秒84
 
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
 
 
上位10人合計:44点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)

5千上位10人平均-1万同-ハーフ同
*1位13分52秒5-*1位28分42秒6-*1位62分28秒7
 平均タイム3部門で1位、それだけではなく全日本で圧勝、学生長距離No.1の速さを持つ村山選手が在籍しており、前回山を79分台・59分台で走破した馬場・西澤選手がパワーアップして控え、不調の中全日本4区区間賞の中村選手、将来楽しみな下級生中谷・西山・工藤選手、他其田・大塚選手ら高い能力を持つ選手が10人のレギュラー争いをしているという状況だ。他校のエントリーメンバーの状況もあり、箱根ファンの大勢は駒大が優勝候補としてみている。それでも確実に優勝できるわけではない、じっくりオーダーを考えたい。

区間オーダー予想
中谷-村山-中村-工藤-馬場
西澤-西山-大塚-其田-猪浦
 さて、まず決まりだろうというというのは2区村山5区馬場6区西澤。この3区間で区間賞候補の選手が並ぶのが優勝候補と言われる一つの理由だ。馬場選手は昨年79分台。視界に入るトップの選手を追いかけたからこのタイムが出たという指摘はあるが、それでも80分前後ではと考える。西澤選手は今年走力が上がったのは確か。58分台がターゲットだろうか。
 
 村山選手に関しては、全日本同様1区という意見もあると思います。ただ、全日本は距離とコースの難易度(アップダウンとか)が1区>2区ですが、箱根では2区>1区なので、2区を村山選手以外を置くのは冒険と感じています。他の選手はさすがに差があるだろうと。やはりエース対決となる2区でしっかりトップに立つ事が大事と考えます。
 
 という事で大事になるのは脇を固める1区3区。特に1区。中村・中谷・工藤選手の3人で迷いに迷った。前回1区2位の中村選手はウイルス性の不調に陥った。全日本で区間賞獲得したものの、4区でトップ単独走。前半に無理をせず自分のペースを保てた事が大きい。中谷選手は大学駅伝では単独走の場面が多い、貧血が治った工藤選手が実は良いのかと思ったりしながら…。
 
 迷いに迷って中谷選手。現時点では村山選手に次いで力はあるはず、という事でスターターの区間に配置。中村選手は全日本同様、自分のペースで走り、最終的に好タイムという形にするのが良いのかなと感じる。工藤選手はやや勿体ないですが最短区間4区。ただ、上尾の62分15秒が本物に近いのであれば、以前の東洋田口選手みたいに他校にアドバンテージをとり、トップで襷を渡す事が可能なはずだ。こういう展開を想定するかと。
 
 山でしっかりキープし、トドメに西山選手を再び7区に投入。山の流れを加速し独走に持ち込みたい。残りは調子上がっている選手という事になるが、まずは上尾62分台で力のあるところを魅せた大塚選手。昨年は失敗だったが今年の成長をみたい。9区は実績で選んで前回10区2位の其田選手、アンカーには迷いに迷ったが上尾62分台の猪浦選手。乗ったらどんどんいけるはずですね。
 
 これだと全日本7区区間賞の黒川選手や秋になって調子を上げた大谷選手が入らないのですか…。すごいですね。なお、他のオーダーを考えると4区にその黒川・大谷選手を入れれば、1区3区に工藤・中谷選手で9区に中村選手を残せますが…。最も、トップに立つのは最優先でしょうか。点数が高くなっているのはトップ効果も少し含んでいるでしょうから。如何なる区間配置で先手を取りに来るのか、非常に注目だ。

[駒澤大]2014年4月-9月の結果

 
 
 

7/23 世界ジュニア


1万
1位CHEPTEGEI28分32秒86
7位中谷圭佑②29分11秒40
8位服部弾馬②29分12秒74
 
7/21 士別ハーフ
10位黒川翔矢④65分41秒
 
7/6 網走
1万
中村匠吾④30分18秒91
5千
村山謙太④13分39秒27
其田健也③13分50秒14★ 西山雄介②13分57秒18★ 馬場翔大③13分57秒25★

6/25 深川
1万
中谷圭佑②28分30秒52★
其田健也③29分04秒79★ 馬場翔大③29分13秒44 黒川翔矢④29分17秒53
二岡康平③30分53秒09
 
 
 
 
26.6.14-15 日本体育大長距離記録会
5千
 大谷卓也④14分32秒96
浅石祐史②14分44秒27
内田義信②14分47秒36
 
6/6-8 日本選手権
1万4位村山謙太(駒大4)28分39秒03
5千15位中谷圭佑(駒大2)13分54秒10   
 
 
 
5/31 世田谷記録会
3千
浅石祐史②8分28秒08
5千
其田健也③14分03秒39
小山裕太③14分28秒68、藤木悠太①14分29秒33
昆 充①14分41秒99、内田義信②14分43秒05
 
 
 
 

5/16-17.24-25 関東インカレ 2部

1500
1組6位西山雄介②4分07秒81
2組9位三浦拓也③4分01秒38
3組4位大谷卓也④3分56秒93

1万
1位村山謙太(駒大4)29分03秒22 +8
2位中谷圭佑(駒大2)29分11秒89 +7
5位其田健也(駒大3)29分26秒93 +4

3障
4位井上拳太朗(駒大3)9分01秒14  +5

2組3位井上拳太朗③9分14秒30

ハーフ
3位馬場翔大(駒大3)64分52秒 +6
5位黒川翔矢(駒大4)65分33秒 +4
25位二岡康平③68分39秒

5千
8位西澤佳洋(駒大4)14分15秒08 +1
9位西山雄介(駒大2)14分16秒36
25位高本真樹①14分33秒72
 
 
5/18 ぎふ清流ハーフマラソン
1位ビタン カロキ(DeNA)60分02秒
10位中尾勇生(スズキ浜松AC)63分46秒
19位三野貴史(青学4)64分34秒
--------------------------------
小根山泰正④67分22秒
 
 
5/11 仙台国際ハーフ
1位JOHANA MAINA61分43秒
2位佐野広明62分40秒
22位小山裕太③66分30秒
 
 
 
5/10 GGN
1万
中村匠吾④29分34秒99
5千
村山謙太④13分34秒53★
中谷圭佑②13分38秒08★
高本真樹①14分13秒25
 
 
 
4/29 織田記念
ジェームス ムワンギ(NTN)13分18秒15
上野裕一郎(DeNA)13分34秒97
中村匠吾④13分51秒93
 
 
 
4/29 平成国際大記録会
5千
大谷卓也④14分24秒65
1万
西山雄介②28分58秒01★
馬場翔大③29分02秒78★
 
 
 
 
4/26-27 日体大記録会
1500
其田健也③29分12秒48★、二岡康平③29分12秒97★
5千
西澤佳洋④13分55秒17★、黒川翔矢④14分04秒79★、井上拳太朗③14分14秒80★
小黒誠那①14分30秒30、昆 充①14分42秒52、板橋賢吾①14分48秒31
川戸拓海①14分59秒99

4/20 かすみがうら10マイル
1位林昌史(ヤクルト)48分47秒
7位高橋功気④49分20秒
9位小山裕太③49分40秒
 
 
 
4/19-20 兵庫リレーカーニバル
男子1万GP
1位ウィリアム マレル(Honda)27分25秒56
4位村山謙太④27分49秒94★(=日本人学生歴代5位)
アシックス1万
チャールズ ディランゴ(JFEスチール)28分18秒54
菊池賢人(コニカ)28分32秒05
大六野秀畝(明大4)28分50秒98
中谷圭佑②28分51秒10★
 
4/20 長野マラソン
小根山泰正④2時間21分44秒
 
 
4/19 チャレンジミートゥinくまがや
3障
井上拳太朗③8分58秒11
 
 
 
4/13 焼津ハーフ速報
3位二岡康平③63分48秒
4位黒川翔矢④63分48秒
10位大塚祥平②64分49秒
 
 
 
4/12-13 第236回日体大長距離記録会
1500
大谷卓也④3分51秒29、西山雄介②3分53秒62
1万
西澤佳洋④28分51秒65★、小根山泰正④29分26秒98★
5千
高本真樹①14分23秒84、紺野凌矢①14分28秒73★
工藤有生①14分35秒50、藤木悠太①14分37秒52
 
 
4/5 世田谷記録会
昆 充①14分38秒58、川戸拓海①14分38秒65、中西亮貴①14分39秒13
板橋賢吾①14分58秒67
 
4/5 金栗記念
5千
1位James Mwangi(NTN)13分25秒56
2位Edward Waweru(NTN)13分35秒63
3位Macharia Ndirangu(愛知製鋼)13分36秒79
八木勇樹(旭化成)13分48秒12
--------------------------
中谷圭佑(駒大2)13分48秒99
西山雄介(駒大2)14分21秒38
 
 
3/29世界ハーフ
1位Geoffrey Kipsang KAMWOROR(ケニア)59分07秒
18位菊地賢人61分22秒
28位中村匠吾(駒大4)61分56秒
36位井上大仁(山学4)62分34秒
53位星創太63分28秒
56位村山謙太(駒大4)63分51秒
 
3/25 世界大学クロカン
1位Joshua K Cheptegei(ウガンダ)31分06秒
6位馬場翔大(駒大3)32分55秒
12位柿原聖哉(神大4)33分22秒
13位浅岡満憲(農大4)33分47秒
16位市田宏(大東4)33分47秒
団体3位
 
3/16 NYシティーハーフ
※前年の上尾ハーフの上位選手が呼ばれます
1位Geoffrey Mutai(ケニア)60分50秒
---------------------------------
9位油布郁人(駒大卒)62分50秒
12位市田孝(大東4)63分11秒

第90回箱根駅伝からの来季戦力分析【駒澤大学】


往路2位復路2位
総合2位:駒 澤 大 学
20㎞だとちょっと思い通りにいかなかったか。ただ、育成と位置づけた年で記録更新していますね
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区中村匠吾③61分36秒区間2位(2)12秒差
2区村山謙太③68分27秒区間2位(2→1)-26秒差
3区油布郁人④63分34秒区間3位(1→2)55秒差
4区中谷圭佑①54分41秒区間賞☆(2→2)21秒差
5区馬場翔大②79分54秒区間3位(2→2)59秒差
6区西澤佳洋③59分22秒区間5位(2→2)1分17秒差
7区西山雄介①64分04秒区間3位(2→2)1分54秒差
8区大塚祥平①66分21秒区間6位(2→2)3分40秒差
9区窪田忍④68分56秒区間2位(2→2)3分12秒差
10区其田健也②70分30秒区間2位(2→2)4分34秒差
中村・村山・窪田選手は区間2位、3本柱前哨戦ほどいけず
 出雲・全日本のVに直結する走りをしたのは間違いなく3年生の中村・村山選手だろう。中村選手は共に1区で対東洋に対して出雲で40秒、全日本で32秒の貯金。村山選手は中盤区間で出雲で38秒、全日本で1分43秒の貯金を作り共に区間新の走りをした。これにより他の選手も持っている力を存分に出せたと言えそうだ。今回も中村・村山選手で一気に抜け出す予定だった。
 
 だが、実際に作れた貯金は中村選手が10秒、村山選手が16秒。相手が前哨戦以上で走ったものもあるが、中村選手は12月下旬に軽い脚の怪我があり15㎞あたりから一杯一杯という状況、村山選手は一時1分以上の差に広げたものの、中盤から両足が痙攣するアクシデントに見舞われて後半詰められてしまった。
 
20㎞の距離では選手層、分が悪かった
 この少差で設楽兄弟を残した東洋大には分が悪かった。3区スピードのある油布選手だったが、設楽悠選手とはこの距離では力の差があり2位に後退。その後、練習の内容が良かったので自信があったという中谷選手が区間賞、秘密兵器と言われていた5区馬場選手が79分台と踏ん張る見せ場があり往路2位には入り、望みは繋いだ。
 
 しかし、6区西澤選手がじわり広げられると一気に引き離されていった。7区8区に起用されたのは1年生。西山選手は高校駅伝1区区間賞、大塚選手はロードが得意な選手だった。実績ある選手で楽しみにしていましたが、背中の見えなくなった状況では苦しくならざるを得なかったか。
 
 よくよく考えれば、高校のエースの選手は駅伝で1区を走る。ただでさえ難しい単独走を経験する事が少ないのだ。本当は郡司・湯地・黒川選手ら上級生が入らなければならないのだが、状態が上がっていなかったのだろう。復路でしっかり走れる上級生がいなければ、劣勢になると弱いのだろう。
 
 9区に入った窪田選手に対して、3区までに投入しておけば良かったのでは?という意見をよく聞く。東洋大は、往路に主力全部投入していた。それで逃げ切った。駒大が3区窪田選手にしたら展開は変わっていたかもしれない。でも9区を任せられる選手がいないのも事実だ。選手層や20㎞に対する不安、この差が最終的に4分半の大差で3冠を逃す結果となったと言えよう。
 
元々今年度は育成の年、中谷・馬場・西山選手らを合わせ3冠再チャレンジ
 とはいえ、今年は卒業生の穴が大きく、どちらかというと育成の年の位置づけだったはずなのだ。それは出雲と全日本で圧勝。箱根も復路途中まで望みは繋ぎ、駒大記録を大きく更新する総合タイムを残したのだ。中村・村山選手が最終学年になり、中谷&西山選手の今後の期待値を考えると充分にもう一度3冠にチャレンジできるチームなのだ。
 
●主な在校生
中村匠吾④28分05秒79≪3年:箱根1区2位、全日1区1位、出雲1区1位、2年:箱根3区3位、1年:全日6区3位≫
村山謙太④28分14秒27≪3年:箱根2区2位、全日4区1位、出雲3区1位、2年:箱根5区8位、1年:箱根2区9位≫
黒川翔矢④28分54秒35≪3年:全日7区2位、2年:全日本7区2位≫…
中谷圭佑②28分58秒80≪1年:箱根4区1位、全日5区1位、出雲2区2位≫…
猪浦舜④29分17秒44
西澤佳洋④29分27秒81≪3年:箱根6区5位≫
大塚祥平②29分27秒97≪1年:箱根8区6位≫
高橋功気④29分28秒43
神谷信次④29分51秒09
小根山泰正④29分57秒81
上位10人平均:5位29分10秒4
 

宮下紘一③29分59秒55
二岡康平③30分03秒95
其田健也③30分15秒31≪2年:箱根10区2位≫
馬場翔大③30分45秒72≪2年:箱根5区3位、全日本6区1位≫
小山裕太③31分21秒09
西山雄介②≪1年:箱根7区3位、全日2区9位、出雲5区2位≫

●主な新入生
高本真樹14分01秒63≪全国5区2位、高校1区5位≫
藤木悠太14分14秒14≪全国4区22位、高校4区9位≫
川戸拓海14分17秒85≪高校4区1位≫
昆充14分21秒86≪全国1区32位、高校2区16位≫
小黒誠那14分22秒12≪全国4区7位≫
工藤有生14分27秒68
紺野凌矢14分31秒46≪全国1区26位、高校1区23位≫

●オーダーを組んでみる
西山-村山-中谷-川戸-馬場 西澤-黒川-高本-中村-其田
 西山選手や馬場選手など一部1万を走っていない主力がいるために平均値が5番目だが、戦力は充実しているのは駅伝の実績等で分かる。新3年生には馬場選手以外にアンカー区間2位の其田選手に二岡・小山選手がハーフで頑張っている選手が多い。それに山を走る選手が残っているのは頼もしい。また新入生も高本・川戸選手が即戦力となりそうな印象だ。充分に3冠を狙えるのだ。
 
 そうなると4年生か。村山・中村・西澤選手以外にも力になる選手が欲しい。黒川&猪浦選手あたりは長い距離で記録を残したことがある。安定してくるとぐっと戦力に厚みが増すはずだ。それと9区で区間賞を狙える選手が2本柱以外で出てくればと思いますがどうでしょうか?トラックやスピードをしっかり鍛えながら、箱根も制覇、それを見たい所だ。

第90回箱根駅伝展望~駒澤大学

さて、いよいよ3強の登場となります

強力な3本柱や新入生らで2冠 6年ぶり制覇はあるのか
駒 澤 大 学

エントリー選手独断ランク付け

8点:ジョーカー的存在
村山謙太③28分14秒27≪3年:全日4区1位、出雲3区1位、日カレ1万2位、関カレ5千8位、2年:箱根5区8位、全日2区4位、出雲2区9位≫…前哨戦で連続区間新記録と大爆発 当たり外れが大きかったが、メンタルや体調面を調整できるようになった

7点:エース区間、山で貯金が望める選手
中村匠吾③28分05秒79≪3年:全日1区1位、出雲1区1位、関カレ1万1位、2年:箱根3区3位、1年:全日6区3位≫…ロードに非常に強く2冠の立役者 出雲・全日本共に1区を務め、激しい駆け引きで他ライバルを蹴落としてし断トツの区間賞を獲得している
窪田忍④28分07秒49≪4年:全日8区3位、出雲6区1位、日カレ5千3位、関カレ1万2位、3年:箱根2区7位、全日8区2位、出雲6区2位≫…主将 2年時からずっと最長距離の区間(山除く)を走り続けている 前哨戦は微妙だったが、その後1万でベストに近い走りを見せた

6点:エース区間、山をしっかり任せられる選手

5点:エース区間で区間上中位でいける選手

4点:主要区間で区間上位でいける選手
油布郁人④28分02秒46≪4年:全日3区1位、出雲4区2位、日カレ1500m1位、関カレ1500m2位・5千4位、3年:箱根1区3位、全日3区1位≫…1500で1年時から活躍するなどトップレベルのスピードをキープ 全日本では4年連続3区区間賞をとった また上尾で62分台で走っている
馬場翔大②30分45秒72≪全日本6区1位≫…ロードや大きな試合で特に力を発揮する 初出場となった全日本で6区区間賞を獲得している
西山雄介①≪1年:全日2区9位、出雲5区2位、都道府県1区3位、高校1区1位≫…期待のルーキー 全日本2区では他校主力のエースの壁に阻まれたが、その後上尾ハーフで62分台をマークした

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
黒川翔矢③28分54秒35≪3年:全日7区2位、関カレハーフ7位、2年:全日本7区2位≫…昨年の全日本から台頭してきて主要大会に顔を出すようになってきた
中谷圭佑①28分58秒80≪1年:全日5区1位、出雲2区2位、日カレ1万5位、関カレ5千16位、都道府県1区1位、高校1区7位≫…出雲と全日本共にトップで襷を貰い、繋ぎ区間ながら安定した走りをみせていた
郡司貴大④29分07秒37≪4年:関カレハーフ9位、3年:箱根8区11位≫…1年生の頃から距離に対応 前回の箱根8区では積極的な走りをみせた
其田健也②30分15秒31…元々スピードランナーだったが、距離に対応してハーフ63分台で2回走っている

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
猪浦舜③29分17秒44…やや波があるが上尾ハーフで63分台で走っている
大塚祥平①29分27秒94≪都道府県5区4位、高校3区4位≫…ロードで非常に安定している 高島平20㎞で60分台で走っている

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
岸本朋紘④29分02秒89…
今年の秋に何回か試合出場がある
西澤佳洋③29分27秒81…トラック1万で29分台を何度かマーク
二岡康平②30分03秒95…上尾ハーフで64分半ばをマーク
染谷滉二④32分51秒29≪4年:関カレ3障7位≫…関カレで活躍 秋はほとんど試合出場がない

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数

上位10人合計:46点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)

5千上位10人平均-1万同-ハーフ同
*2位13分55秒4-*2位28分43秒9-*3位62分58秒5
 育成の年かと思いきや、よもやよもやの2冠達成。中村・村山選手が急成長し、窪田選手を合わせて3本柱を確立。彼らが縦横無尽に主要区間を走り、他の大学のエースを蹴散らしているのだ。更にスピードのある油布選手に、スーパールーキーの西山・中谷選手が出雲と全日本で活躍。更にロードに強い馬場・黒川選手など人材豊富。これも3本柱の作る流れによって力が引き出されているのだろうと思う。距離が延び、更に山がある箱根は別物だが、王手をかけた3冠への可能性を探っていきたい。

区間オーダー予想
中村-村山-油布-中谷-大塚
岸本-西山-馬場-窪田-其田

 まず焦点になるのは三度1区に中村選手を持ってくるか否か。先が長いので2度走った事のある油布選手や、高校駅伝1区1位で更に上尾62分台の西山選手を持ってくる可能性はある。それに3本柱をどう並べるにしろ2区3区9区だとなんとなくバランスが良く感じはあるのだ。また箱根の1区は条件が良いのでそこまで差がつかないこともあるかなぁと思った。
 
 しかし、結局中村選手を1区に予想した。出雲も全日本も1区で独走した。それ以外のレース展開にするのはチームに動揺走るのではないかと考えたのだ。トップに立つ事、それが重要だと思う。また、中村選手の場合駆け引きがしっかりできるので、ある程度引き離しつつ、61分前中盤いけるのではないでしょうか。このくらいなら30秒から1分引き離すことができるのでは思う。
 
 その状態で今季絶好調の村山選手2区。出雲と全日本ではどちらも区間記録をマーク。特に全日本は留学生のモグス選手の記録を破った。不調の状態だったとはいえたまげた。元々爆発力はあったが、今年になって試合への調整方法が確立されてきたのが、力を最大限発揮できる要因らしい。今なら権太坂も最後の3㎞も力強いキックでいけそうでは?さすがに箱根2区のモグス選手の記録はいかないだろうが、67分切なら…。東洋大が主力2選手を投入してきてもリードは奪えると思う。
 
 その後の3区4区はスピードのある2人でリードをキープ。3区には2年ぶりに油布選手を投入。若干スタミナに不安はあるが、上尾で62分台で例年以上に仕上がりは良さそう。自分のペースで思う存分スピードを活かしてほしい。4区は出雲2区全日本5区でトップで無難に走った中谷選手。上尾が少し悪かったので最短区間でということと、前哨戦共にトップで走ったので出来るだけ同じ展開でと思ったので。ここまではしっかりトップで走れるだろう。
 
 問題はやはりここだろう。差が最もつく5区と区間記録保持者が卒業した6区。5区は主力選手投入もあるいのかなと考えたものの、監督が「昨年の村山選手よりは上」くらいに留まっているため主力はないのかなと。馬場選手と迷った末、1年生の大塚選手を持ってきた。長い距離では他1年生より先にデビュー。違う調整で準備しているのかなと見た。
 
 また6区はどうだろう、1500を走る岸本選手や3障の染谷選手か、2人ともここ最近は試合出場がない。多分どちらかかなと思っています。何とか60分前後くらいで下れればと考えるがどうでしょうか。ここの時点で総合順位がどうなっているか。前に行く可能性があるとしたら東洋・日体大・山学大・明大か。このオーダーだと3区から6区まで攻めるとなると微妙なので、流れは失っている可能性はある。
 
 そこで、7区8区9区は硬くならずに前を追い上げる事ができるのではないかというメンバーを選んだつもりだ。まず62分台を出したばかりの1年生の西山選手をここに投入する。全日本の主要区間2区に比べればプレッシャーは少ない。裏の4区に同じ1年生の中谷選手を入れてあるのも味噌である。
 
 8区には非常に安定感のある馬場選手。5区も考えたが、大八木監督の発言で平地に。平地ならここが適任ではないかと思ってます。終盤に登りがある厳しい区間に主要大会でも臆さない馬場選手入れる。ここは完全に64分台で区間賞を狙いにいくことで一気に追い上げる。
 
 そして9区に2年ぶりの窪田選手。全日本で終盤少し足の痙攣があったので、2区は外してこの区間にした。また、追う展開でほぼ失速はない選手だ。何となく東洋大がここに設楽兄弟や服部勇選手を残す事はないような感じがするので差を付けられるし、要注意馬の日体大は矢野選手を残すだろうから対応はしないとならないと思う。向かい風さえなければ区間新を出す力さえもあるだろう。劣勢でも一気にぶち抜いていきたい。トップに立っていれば逆にトドメの一撃になる。
 
 アンカーは2年生以上で何人か人材はいる。1万28分台で2年連続7区2位の黒川選手を考えたのだが、全日本の終盤の走りに一抹の不安を覚えて、駅伝出場はないものの、最近長い距離で安定している其田選手を選んだ。元々スピードがあるので、万が一ラスト勝負になっても対応できるかなと思っている。ひとまずこういうオーダーを考えてみました。往路で勝負しつつ、かつての復路勝負もできるようにしてみた。
 
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 しかしどうくるのだろうなぁ。正直1区2区3区に3本柱ぶちこむというのもちょっと考えても見てるのですよね。大八木監督も序盤に抜け出るという戦法を使い始められていますし、これもありかなと。結局9区誰走るよ(馬場選手?)ということになったのと、5区が繋ぎになりそうなので結局一人は復路に残しましたが…

 ぱっと見た感じ2冠に浮かれている様子はあまり感じていない。胴上げを拒否した大八木監督がそれは一番よく分かっているだろう。やはり10㎞前後が一番強そうというランナーが多いのは事実。5区も我慢区間だ。中堅以下も走力面では東洋大に部がある。ただ、3本柱がしっかり機能すれば、トップに立つ場面は確実にあるはず。流れを手繰り寄せて、今年引退した藤田選手が4年時に成し遂げられなかった3冠を、悲願を達成したいところだ。

2013全日本大学駅伝~駒澤大の今後の考察

まさかの・・・15時から横になったらいつのまにか21時になるとは…
まあ、目が覚めたし、駒スポが更新されていたので、記事作成しました
 

 

総合1位駒澤大学5時間13分09秒

区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区中村匠吾③42分38秒区間賞☆-32秒差
2区西山雄介①39分29秒区間9位(1→2)34秒差
3区油布郁人④27分07秒区間賞☆(2→2)10秒差
4区村山謙太③39分24秒★区間新★(2→1)-1分33秒差
5区中谷圭佑①34分18秒区間賞☆(1→1)-1分56秒差
6区馬場翔大②36分08秒区間賞☆(1→1)-2分14秒差
7区黒川翔矢③35分48秒区間2位(1→1)-2分21秒差
8区窪田忍④58分17秒区間3位(1→1)-3分10秒差
3年生覚醒!中村&村山選手の破壊力
 もともと楽しみだった世代なんですよね。村山選手は高校時代に1万28分前半をマークし、都道府県駅伝で5区区間賞。中村選手はIH5千3位でまたロードでは高校2年から10㎞を安定して29分台で走っていたランナーであった。この2人が順調な駒大の未来を思い浮かべていた人は多かっただろう。
 
 出雲と全日本ではそういうレースを見せてくれたのではないだろうか。出雲に引き続き先手を取るために1区を任された中村選手は、それを阻もうと投入された1万27分台を持つ東洋・設楽悠選手相手に一歩も引かない走り。何度仕掛けられても冷静に、涼しい顔で走ると、相手がやや疲れてきたラスト3㎞で満を持してスパート。2区起用となった1年生に対して32秒の貯金を作った。下級生の頃故障に泣いていた男は1年練習を継続しただけでここまでやってきた。
 
 一時逆転され、10秒のビハインドで襷を受けた村山選手は、広いストライドで1㎞過ぎに追いつくと、相手のペースを見て自らスパート、いや、1㎞2分50秒のペースに戻したといった方が正確だろうか。力で相手をじりじり引き離していくと最後の最後までそのペースを保持。凄まじいラストスパートを見せつけ中継。走破タイムは39分24秒、なんあの山学大の最強留学生と謳われたモグス選手の区間記録を破るものだった。
 
 モグス選手が不調で4区に回った時のものではあるものの、1㎞2分49秒平均で14㎞を走破してしまったのだから、驚嘆に値する。2年生までは駅伝でトラックの記録が比例しなかったものの、ここに来てロードや駅伝での力の出し方が分かってきたのかもしれない。昨年まで力になりきれなかった2人が本領発揮するだけでとんでもない破壊力を生む。これが今の駒大の怖さだ。
 

馬場選手を初め後半区間も圧倒 7区間で東洋に勝利
 勿論、これだけではなかった。2人による相乗効果はあるだろうが、他区間でも強さをみせた。4年連続3区に入った油布選手は4年連続区間賞を獲得。これは日本人ランナーで初。力が抜けていたが本人は調整が遅れていると不安があった模様。それでも一時東洋に傾いた流れを止め、村山選手に向けて良いお膳立てとなった。また記録自体も1年生の時から取らなければならなかったわけで、良く走ったと言える。
 
 また5区以降はトップ効果もあり、前半抑えて終盤上げるというまさに王者というレースを披露。5区ルーキーの中谷選手だけではなく、初駅伝となった6区馬場選手も区間賞を獲得。入学した時からロードで期待されながらも故障に泣いていたが、ようやく本領発揮してきた。ガッチリした体型も頼もしい。これで4区間連続区間賞となった。7区に入った黒川選手と、3年連続アンカーとなった窪田選手が終盤にやや苦しい走りとなったものの、東洋大の選手には勝利してのレース。なんと7区間でライバルに勝利して3分以上の差をつけてしまった。
 
 唯一負けてしまった2区西山選手は、他のメンバーを考えると区間9位はだいたい予想通り、ただタイムを見ると緊張で動けていなかった事がうかがえる。最も、窪田選手らが抜ける来年にはある程度チームの顔となっていなければならない選手であり、早い段階で経験できた事は良かったと考える。今回の先輩の姿を見て、箱根以降の活躍を夢見てもらえたらと思います。
 
3冠へ向け、1区と5区の人選をどうするか
 さて、出雲で2位に1分以上、全日本で3分以上(3位に至っては5分以上)差をつけるとなると3冠の可能性が跳ね上がってきたわけだが、オーダーを考えるとまだ穴と言える区間はありそうだ。
現時点で考えるオーダー予想
中谷-中村-村山-西山-馬場 其田-油布-大塚-窪田-黒川
 1区と5区の人選には今の所悩む。出雲と全日本1区中村選手を起用したわけだが、さすがに箱根はそんなわけにはいかない。あの走りを見るとやはり2区に置きたくなる(1区中村2区村山or窪田3区中谷は取れなくはないが??)。有力は中谷選手となるが、前哨戦はいずれも独走で襷を貰っているため、大学駅伝の1区に馴染めるかどうか。油布・西山選手は安定感でやや不安だ。
 
 また5区どうするか。中村選手は走れるだろうが、あまり走法が向いている感じではない。また大きく戦い方が変わる懸念もある。ひとまず全日本区間賞デビューの馬場選手を置いてみましたがどうでしょうか。かなり安定していた記憶がありますが。最も、柱がこなければ攻める区間にはならないかもしれない。あと4年連続出走選手が抜けた6区も分からないところですね(その為に7区油布選手置いてありますが)。
 
 ただ、柱がいる安心感は大きい。中村・窪田選手は距離が長い方が基本良いだろうし、村山選手もハーフ61分台出した経験はある。ほぼ全員が長いロードに強い東洋や、5区で間違いなく稼げるだろう日体大なども巻き返してくるだろうが、第90回記念大会を3冠という最高の形で締めくくれるように残り2か月間大事にしたい。

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