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第90回箱根駅伝からの来季戦力分析【駒澤大学】


往路2位復路2位
総合2位:駒 澤 大 学
20㎞だとちょっと思い通りにいかなかったか。ただ、育成と位置づけた年で記録更新していますね
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区中村匠吾③61分36秒区間2位(2)12秒差
2区村山謙太③68分27秒区間2位(2→1)-26秒差
3区油布郁人④63分34秒区間3位(1→2)55秒差
4区中谷圭佑①54分41秒区間賞☆(2→2)21秒差
5区馬場翔大②79分54秒区間3位(2→2)59秒差
6区西澤佳洋③59分22秒区間5位(2→2)1分17秒差
7区西山雄介①64分04秒区間3位(2→2)1分54秒差
8区大塚祥平①66分21秒区間6位(2→2)3分40秒差
9区窪田忍④68分56秒区間2位(2→2)3分12秒差
10区其田健也②70分30秒区間2位(2→2)4分34秒差
中村・村山・窪田選手は区間2位、3本柱前哨戦ほどいけず
 出雲・全日本のVに直結する走りをしたのは間違いなく3年生の中村・村山選手だろう。中村選手は共に1区で対東洋に対して出雲で40秒、全日本で32秒の貯金。村山選手は中盤区間で出雲で38秒、全日本で1分43秒の貯金を作り共に区間新の走りをした。これにより他の選手も持っている力を存分に出せたと言えそうだ。今回も中村・村山選手で一気に抜け出す予定だった。
 
 だが、実際に作れた貯金は中村選手が10秒、村山選手が16秒。相手が前哨戦以上で走ったものもあるが、中村選手は12月下旬に軽い脚の怪我があり15㎞あたりから一杯一杯という状況、村山選手は一時1分以上の差に広げたものの、中盤から両足が痙攣するアクシデントに見舞われて後半詰められてしまった。
 
20㎞の距離では選手層、分が悪かった
 この少差で設楽兄弟を残した東洋大には分が悪かった。3区スピードのある油布選手だったが、設楽悠選手とはこの距離では力の差があり2位に後退。その後、練習の内容が良かったので自信があったという中谷選手が区間賞、秘密兵器と言われていた5区馬場選手が79分台と踏ん張る見せ場があり往路2位には入り、望みは繋いだ。
 
 しかし、6区西澤選手がじわり広げられると一気に引き離されていった。7区8区に起用されたのは1年生。西山選手は高校駅伝1区区間賞、大塚選手はロードが得意な選手だった。実績ある選手で楽しみにしていましたが、背中の見えなくなった状況では苦しくならざるを得なかったか。
 
 よくよく考えれば、高校のエースの選手は駅伝で1区を走る。ただでさえ難しい単独走を経験する事が少ないのだ。本当は郡司・湯地・黒川選手ら上級生が入らなければならないのだが、状態が上がっていなかったのだろう。復路でしっかり走れる上級生がいなければ、劣勢になると弱いのだろう。
 
 9区に入った窪田選手に対して、3区までに投入しておけば良かったのでは?という意見をよく聞く。東洋大は、往路に主力全部投入していた。それで逃げ切った。駒大が3区窪田選手にしたら展開は変わっていたかもしれない。でも9区を任せられる選手がいないのも事実だ。選手層や20㎞に対する不安、この差が最終的に4分半の大差で3冠を逃す結果となったと言えよう。
 
元々今年度は育成の年、中谷・馬場・西山選手らを合わせ3冠再チャレンジ
 とはいえ、今年は卒業生の穴が大きく、どちらかというと育成の年の位置づけだったはずなのだ。それは出雲と全日本で圧勝。箱根も復路途中まで望みは繋ぎ、駒大記録を大きく更新する総合タイムを残したのだ。中村・村山選手が最終学年になり、中谷&西山選手の今後の期待値を考えると充分にもう一度3冠にチャレンジできるチームなのだ。
 
●主な在校生
中村匠吾④28分05秒79≪3年:箱根1区2位、全日1区1位、出雲1区1位、2年:箱根3区3位、1年:全日6区3位≫
村山謙太④28分14秒27≪3年:箱根2区2位、全日4区1位、出雲3区1位、2年:箱根5区8位、1年:箱根2区9位≫
黒川翔矢④28分54秒35≪3年:全日7区2位、2年:全日本7区2位≫…
中谷圭佑②28分58秒80≪1年:箱根4区1位、全日5区1位、出雲2区2位≫…
猪浦舜④29分17秒44
西澤佳洋④29分27秒81≪3年:箱根6区5位≫
大塚祥平②29分27秒97≪1年:箱根8区6位≫
高橋功気④29分28秒43
神谷信次④29分51秒09
小根山泰正④29分57秒81
上位10人平均:5位29分10秒4
 

宮下紘一③29分59秒55
二岡康平③30分03秒95
其田健也③30分15秒31≪2年:箱根10区2位≫
馬場翔大③30分45秒72≪2年:箱根5区3位、全日本6区1位≫
小山裕太③31分21秒09
西山雄介②≪1年:箱根7区3位、全日2区9位、出雲5区2位≫

●主な新入生
高本真樹14分01秒63≪全国5区2位、高校1区5位≫
藤木悠太14分14秒14≪全国4区22位、高校4区9位≫
川戸拓海14分17秒85≪高校4区1位≫
昆充14分21秒86≪全国1区32位、高校2区16位≫
小黒誠那14分22秒12≪全国4区7位≫
工藤有生14分27秒68
紺野凌矢14分31秒46≪全国1区26位、高校1区23位≫

●オーダーを組んでみる
西山-村山-中谷-川戸-馬場 西澤-黒川-高本-中村-其田
 西山選手や馬場選手など一部1万を走っていない主力がいるために平均値が5番目だが、戦力は充実しているのは駅伝の実績等で分かる。新3年生には馬場選手以外にアンカー区間2位の其田選手に二岡・小山選手がハーフで頑張っている選手が多い。それに山を走る選手が残っているのは頼もしい。また新入生も高本・川戸選手が即戦力となりそうな印象だ。充分に3冠を狙えるのだ。
 
 そうなると4年生か。村山・中村・西澤選手以外にも力になる選手が欲しい。黒川&猪浦選手あたりは長い距離で記録を残したことがある。安定してくるとぐっと戦力に厚みが増すはずだ。それと9区で区間賞を狙える選手が2本柱以外で出てくればと思いますがどうでしょうか?トラックやスピードをしっかり鍛えながら、箱根も制覇、それを見たい所だ。

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