2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中央大学~第89回箱根駅伝徹底解剖!



往路棄権復路17位相当
記録無し:中央大学
(予想:往路14位復路5位総合8位 区間:4区間(1区2区6区10区)的中※omo*hir**pさん・ぱぴるすさんが5区間的中)

6区で流れに乗って何とか逆転と思っていましたが…棄権にいたるまでも厳しかった

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区大須田優二(4年)64分15秒区間9位(9)43秒差
2区新庄翔太(2年)75分19秒区間20位(9→19)5分34秒差
3区須河宏紀(3年)67分46秒区間12位(19→18)8分43秒差
4区多田要(2年)70分05秒区間14位(18→18)9分34秒差
5区野脇勇志(4年)途中棄権

6区代田修平(3年)59分01秒区間3位相当
7区徳永照(1年)66分30秒区間14位相当
8区永井秀篤(2年)66分10秒区間1位相当
9区相場祐人(3年)74分01秒区間19位相当
10区塩谷潤一(4年)75分37秒区間19位相当
【敢闘賞】代田修平…往路終了直後は頭真っ白も、切り替え力走
【殊勲賞】永井秀篤…ほとんど総崩れの中、チームの光に


点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
75 65 80 75 --
80 75 100 60 65
年間通して悪かった流れ 厳しい区間の2区と5区にでた
出雲駅伝で3位に入り、力のあるところはみせていたものの、故障者や不調者がちらほらおり、何だか嫌な感じは漂っていた。それでも直前の記録会でまずまず走った選手はおり、伝統の力でシード権は、とも思った。しかし、その今まで連続シードを獲っていたから、というのは私達の予想からすると甘さだったということは、この暴風の牙を剥いた箱根路でまざまざと見せ付けられた。(若干文章修正28日22時10分)

1区大須田選手に関しては無難に走りきり区間9位。悪夢はここから。2区スピードがありエース候補の新庄翔選手が権太坂付近から非常に厳しい走りになり、中継所直前には蛇行・転倒。何とか、何とか襷リレーは果たしたが、総合19位に。また順位以前に16位以内のチームが見えないところまで離されてしまった。

そしてこの向かい風である。須河・多田選手といった駅伝で活躍したことのある選手が控えていたが、区間12位~14位。大崩せず走ったが、シードラインを追うには至らなかった。

タイム差的にかなり厳しくなってきた迎えた5区。起用されたのは野脇選手。どちらかというとスピード型のイメージで上級生になってからは故障が多かった。雑誌では須河選手や新庄浩選手が意欲を見せているという記事があったが、須河選手は野脇選手より故障からの復帰が遅れ、新庄浩選手は調子落ちで欠場となっていた。

そんな中、山頂付近までは区間15位前後のペースを刻んでいたが、そこからガタッとペースダウン。2区の新庄選手もそうだったらしいが、脱水症状と低体温症だった。新庄選手は走りきれたが、箱根の山はそれよりも長く寒かった。激しい蛇行から転倒した残り1.5km付近で棄権。年間通して足並みが揃わなかった悪い流れは、一番厳しい所で最悪な形となって現れた。勿論、連続シード権も「28」でストップ。いつかは途切れるものだったが、まさかの幕切れであった。


16番目の選手、永井秀篤が幻の区間賞
87回目の箱根路で初めて迎える記録の残らない2日目。少しでも存在感を示し、来年に繋げる走りをしたいところ。実際大学駅伝でいい成績を獲得したランナーが多かった。ただ、結果的には復路16位相当だった。

出足の6区に入った代田選手はいつもと変わらずしっかり仕事をして区間3位相当を残したが、後が続かず。7区徳永選手は前半健闘したものの、9区10区に入った相場・塩谷選手は低空飛行に終始。特に前回区間2位だった塩谷選手が全日本からの極度の不調から脱せられず無念だった。

しかし、ビックサプライズがあった。8区に起用された永井選手が区間賞のタイムを36秒も上回る記録で走破したのだ。1年時から箱根5区候補に上がっていた選手だったが、今季は故障に苦しんだ。今シーズンは半ば諦めていたところ、直前の記録会1万で自己ベストを出し、"16番目"で拾われてエントリーされた。それがこういう走りになるのだから分からないものだ。整わなかった中で、一つ次に向けての光となった。



来期への展望


○主な在校生
新庄翔太(3年)28分44秒00≪2年:箱根2区20位、全日本2区6位、1年:箱根4区7位≫
須河宏紀(4年)28分56秒40≪3年:箱根3区12位、2年:箱根7区9位≫
徳永照(2年)29分20秒07≪1年:箱根7区出走、全日本5区8位、出雲4区4位≫
相場祐人(4年)29分22秒08≪3年:箱根9区出走、全日本6区5位、2年:出雲5区5位≫
西嶋悠(4年)29分26秒63≪3年:出雲6区7位、2年:箱根1区8位≫
多田要(3年)29分31秒12≪2年:箱根4区14位≫
代田修平(4年)29分34秒69≪3年:箱根6区出走≫
藤井寛之(2年)29分38秒47≪1年:出雲2区4位≫
出口遼(3年)29分46秒01
大家良介(3年)29分49秒46
永井秀篤(3年)30分07秒32≪2年:箱根8区出走≫
松原啓介(2年)30分15秒44
小篠和幸(2年)30分27秒75
渡邊俊平(3年)30分44秒44
清水清輝(3年)


○主な新入生
町澤大雅14分17秒29≪都道府県5区6位≫
小池竣也14分20秒99
渥美良明14分22秒38
新城佑加14分22秒48
市田拓海14分24秒92≪都道府県4区11位≫
新垣魁都14分30秒80≪都道府県4区27位≫
相馬一生14分39秒30≪都道府県5区17位≫

○今から考えるオーダー
出雲:新庄-代田-永井-徳永-多田-須河
途切れさせるな連続出場 戦力がある中でゼロからやり直したい
戦力自体は間違いなくあるはずなのだ。1万28分台の新庄・須河選手に、代田・多田・徳永選手らも有力選手、伸びてきた永井・藤井・出口・相場選手に復活待ち遠しい西嶋選手。新入生も例年通りのスカウトはできている。出場権のある出雲を全力で挑んだとしたら(箱根予選があるので全力は可能性低い)、ある程度成績残せそうな印象だ。

勿論、まずは選手もスタッフも一切知らない箱根予選に全力を注ぐだろう。落ちる戦力ではないと思うが、スケジュールや調整面に不安があるのは仕方ないところ。その中で連続出場を85回に伸ばせるかがまず注目。箱根後のローカルの駅伝で頑張っていますが、そのままチーム一丸となって復活を遂げて欲しいところだ。

H24年度中央大記録

1代田修平(3年)14分04秒02,14分21秒65
2須河宏紀(3年)14分04秒89★,14分13秒86★,14分16秒66,14分18秒76,14分48秒22
3大須田優二(4年)14分05秒22★,14分24秒84,14分27秒24
4新庄翔太(2年)14分06秒73,14分26秒40
5出口遼(2年)14分08秒41,14分47秒68
6多田要(2年)14分08秒49★,14分14秒96,14分19秒05,14分26秒55,14分46秒29
7新庄浩太(4年)14分13秒14★,14分33秒22,14分33秒23,14分43秒92
8藤井寛之(1年)14分19秒68★,14分28秒97,14分40秒08
9相場祐人(3年)14分21秒29,14分39秒08,14分42秒67,14分55秒18
10吉田匡佑(1年)14分21秒43,14分40秒90
徳永照(1年)14分22秒31,14分27秒97,14分29秒40,14分30秒85,14分55秒25
西嶋悠(3年)14分22秒32,14分23秒22
塩谷潤一(4年)14分24秒16,14分27秒14
松原啓介(1年)14分25秒73★,14分34秒96,14分46秒54,14分47秒59
大家良介(2年)14分26秒49,14分44秒41,14分48秒24
野脇勇志(4年)14分29秒56,14分54秒06
小谷政宏(1年)14分34秒55,14分50秒53
吉田匡佑(1年)14分36秒07,14分57秒50
八田康裕(3年)14分36秒65★
早川文人(1年)14分40秒06,14分58秒12
小篠和幸(1年)14分41秒21★
渡邉俊平(2年)14分41秒57,14分41秒97,14分42秒01,14分52秒31
鈴木大和(4年)14分47秒69,14分48秒75,14分52秒82,14分54秒12
清水清輝(2年)14分48秒24,14分48秒55
矢崎遼(3年)14分48秒25★
永井秀篤(2年)14分48秒76
戸塚陽介(1年)14分49秒09★
北元侑(1年)14分52秒45★
嶋崎啓太(2年)14分52秒47★,14分54秒56★,14分55秒56
松本龍晴(1年)14分54秒00★,14分55秒12★,14分58秒24
榎坂侑哉(2年)14分54秒88,14分57秒64
平松俊作(2年)14分55秒68★
服部峰祥(4年)14分56秒21


1新庄翔太(2年)28分49秒37
2大須田優二(4年)28分54秒01★,29分08秒34★,30分29秒76,30分43秒05
3須河宏紀(3年)28分56秒40★,29分19秒95★,29分29秒65,30分12秒68
4徳永照(1年)29分20秒07★
5相場祐人(3年)29分22秒08★,29分56秒99★
6塩谷潤一(4年)29分22秒90★,29分58秒04
7多田要(2年)29分31秒12★
8鈴木大和(4年)29分35秒71★
9藤井寛之(1年)29分38秒47★
10出口遼(2年)29分46秒01★
大家良介(2年)29分49秒46★
永井秀篤(2年)30分07秒32★
松原啓介(1年)30分15秒44★
鈴木大和(4年)30分26秒58★
小篠和幸(1年)30分27秒75★
渥美昂大(4年)30分28秒28
渡邊俊平(2年)30分44秒44★
鈴木大地(4年)31分01秒71★
新庄浩太(4年)31分07秒47
西嶋悠(3年)31分13秒58

中央大学区間オーダー予想~第89回箱根駅伝

主力が戻れば強豪校と遜色のないチーム
中央大学

エントリー選手独断ランク付

7点:エース区間、山で大きく稼げる選手


6点:エース区間、山でしっかり走れる選手


5点:エース区間や山も走れる選手

代田修平(3年)29分34秒69≪3年:全日本4区5位、出雲1区1位、2年:箱根6区3位、全日本3区6位、出雲2区5位≫…前回の箱根6区でチームを逆転シードに導く走りをして以降、日カレ3障優勝など快進撃が続き、出雲では1区区間賞を獲得 全日本も好走した


4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
新庄翔太(2年)28分44秒00≪2年:全日本2区6位、1年:箱根4区7位、全日本2区6位、出雲1区10位≫…中大期待のエース候補 全日本では冷静に追い上げた スピード型の選手だが上尾ハーフで63分前半をマークした
大須田優二(4年)28分54秒01★≪4年:全日本3区2位、3年:箱根9区14位、全日本6区3位≫…昨年の秋から頭角を現し、全日本で好走。5千も1万も大幅ベストで調子があがってきている


3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手

須河宏紀(3年)28分56秒40★≪2年:箱根7区9位、全日本4区6位、出雲3区8位≫…中大のエース ホクレンで1万28分台だすなど記録を伸ばしてきていた 今は故障明け
相場祐人(3年)29分22秒08★≪3年:全日本6区5位、2年:出雲5区5位≫…昨年から名前があがっていたが、今年の秋になって一気に伸びてきた
塩谷潤一(4年)29分22秒90★≪4年:全日本8区15位、出雲5区4位、3年:箱根10区2位、出雲6区10位≫…独特の走法で2年連続アンカーで沸かせている。出雲は良い走りだったが、全日本は沈没した
西嶋悠(3年)29分26秒63≪3年:出雲6区7位、2年:箱根1区8位、全日本1区8位、出雲4区10位≫…スターターが得意 出雲駅伝はアンカーで無難に走ったが、その後不調でレース回避が続いている
多田要(2年)29分31秒12★≪2年:全日本1区13位、出雲3区4位、1年:全日本5区6位≫…飛躍を期待されている2年生。出雲はいい走りだが、全日本では初の1区で失速した
新庄浩太(4年)30分11秒56≪3年:全日本7区5位、箱根8区8位、2年:箱根8区4位≫…毎年箱根8区でいぶし銀の走りを見せている 10月の記録会で高校の5千のベストを更新した 登りは得意


2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手

徳永照(1年)29分20秒07★≪1年:全日本5区8位、出雲4区4位、都道府県1区6位、高校1区3位≫…ロードが得意で高校時代の駅伝のエース区間で上位に入っている 両駅伝とも出走している


1点:繋ぎの区間で耐えられる選手

野脇勇志(4年)29分16秒10≪2年:箱根4区7位、全日本2区10位≫…下級生の頃期待されていたスピードランナー。長い故障から復帰しつつある
藤井寛之(1年)29分38秒47★≪1年:出雲2区4位、都道府県5区20位、高校4区5位≫…出雲で好走をみせた 上尾ハーフでは失速したが直後の1万では29分30秒台
出口遼(2年)29分46秒01★…秋になってから軌道に乗り始めた


0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
鈴木大和(4年)29分35秒71★…一般入試で地道にあがってきた選手
大家良介(1年)29分49秒46★…ハーフ66分台
永井秀篤(2年)30分07秒32★…2年連続でエントリー


上位10人合計:33点
(参考:シード争い→30点、優勝争い→40点)

5千順位-1万順位(今季1万)-ハーフ順位
6位-9位(10位)-11位

出雲と全日本では両極端の成績となった。出雲は代田選手の快走と強豪校のブレーキで3位。それ以上に各選手の安定感・総合力が際立った。逆に全日本は一部の主力選手の不調をカバーし切れなかった。西嶋・須河選手に出走者では塩谷選手と上級生の足並みが揃っていないのが11月時点のチーム状況である。1月時点でどうなるかは正直予想しようがないが、強引に折半(?)してオーダー予想してみる。


区間オーダー予想

大須田-新庄翔-多田-徳永-新庄浩
代田-須河-相場-西嶋-塩谷
スターターが得意の西嶋選手が戻っていれば西嶋→新庄翔→大須田選手と思っているのですが、ひとまず調子が上がっていてスピードのある選手を並べました。大須田選手は秋になってぐんぐん調子があがってきて主力格に。全日本でみせたスピードをみたい。

そして2区にはエースになりつつある新庄翔選手。全日本では2年連続で2区担当だが、今年は追撃の走りに成長を感じた。スタミナはもう少しな気もするが、思い切りいきたい。続く3区には多田選手を抜擢。全日本は失敗したが調子自体は悪くない。好走した出雲と同じ3区でどうだろうか。

4区は野脇選手がいいのだけど、甲佐10マイルでは微妙。ということで出雲・全日本ともに出走した徳永選手。無難に繋いでくれると思っている。また、前回大ブレーキになった5区は、2年連続8区を無難に走り、全日本でも好走し調子の上がってきた新庄浩選手で。本来エース級の須河選手も登り強いようだが、故障明けということで安定感のある彼で我慢区間としたい。

変わって復路。6区はやっぱり代田選手。往路の流れのために1区、もしくは少し下りのある3区と考えていたが、大須田選手の成長と稼げる区間がほしいということで2年連続6区で。今季の充実度から58分半ばはターゲットにしたいところ。正直、往路ちょっと微妙な感じがするのでここから追い上げ開始。

流れに乗れば本来の力なら強い選手たちを7区以降においてある。その7区には須河選手。復調途上だが、昨年よりはいけるとみる。また8区は成長株の相場選手。秋以降成績が安定しているのでこの区間に起用。

11月時点で計算できる駒はひとまずここまで。9区10区は不調組の中から西嶋・塩谷選手を起用。西嶋選手は出雲の時のように淡々と走れれば、塩谷選手は過去2年の走りを思い出してくれれば、ということで。


色々考えたけど主力の調子は29日のオーダーをみて頑張って推察してみるしかないかな。さすがに全日本の時点では連続シードちょっと怖い。ただ、この点数では33点でシードより少し上という感じだが、本来なら40点の近い位置にいけるはず。状態が戻っていれば、シードだけでなく上位をうかがっていきたいところだ。

全日本大学駅伝を振り返る~中央大学

総合9位中央大学5時間21分54秒

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区多田要(2年)44分17秒区間13位(13)1分00秒差
2区新庄翔太(2年)38分33秒区間6位(13→7)2分11秒差[19秒差]
3区大須田優二(4年)27分19秒区間2位(7→6)1分53秒差[-7秒差]
4区代田修平(3年)41分24秒区間5位(6→6)2分27秒差[-15秒差]
5区徳永照(1年)35分13秒区間8位(6→6)3分12秒[-25秒差]
6区相場祐人(3年)36分22秒区間5位(6→6)4分01秒差[-38秒差]
7区新庄浩太(4年)35分47秒区間5位(6→6)4分51秒差[-52秒差]
8区塩谷潤一(4年)62分59秒区間15位(6→9)9分11秒差[3分05秒差]
1区ブレーキも2区新庄翔・大須田選手と出雲不出場組みがカバー
新庄翔選手が復帰も今度は西嶋選手が欠場。出雲はうまく流れを作り、主力不在をカバーしたものの、今回はうまくいかなかった。まず1区抜擢された多田選手がトップと1分差で区間13位の出遅れ。出雲では3区4位と好走していたが、スターターは難しかったか。この地点で出雲のような成績は厳しくなった。

それでも浮上するのはチームとして力があるのだろう。2区新庄翔選手が区間6位ながら6人抜きで次点まで浮上すると、3区大須田選手が日体大の選手と競り合いながら区間2位の快走でシード権内へ。出雲出走していない2人の活躍で順位を推し戻してきたのはさすがといった印象だった。


そこからは堅実なレースも…8区塩谷選手が大ブレーキ
流れを取り戻した中大はその後堅実にリレーする。出雲1区区間賞だった代田選手は区間5位だったが、負けた面子をみるとこれ以上は厳しかっただろう。5区で競っていた明大が思い切り前にいってしまい、単独走となってしまったのが展開的に痛かったが、上級生の相場・新庄浩選手がまとめて、じりじりと7位のチームを引き離していく。敵は3分後ろの日大のベンジャミン選手、アンカーの塩谷選手の走力を考えると面白い勝負になるかもと思われた。

ところが、塩谷選手が全くの不調。中間点までにひっくり返されて、後続の選手にも続々と交わされていく。最後はいわゆる普通の蛇行しながらのゴールとなってしまった。



1区西嶋、6区代田と昨年のオーダーに戻すのがいいのでは
まあ、2区3区の追い上げは良かったし、区間一桁で堅実に繋ぐリレーはできたので、チーム力はあるのは確かといったところ。ただ、どうも1区間以上ポカが出るのはどうにも変わらない。箱根で連続シード確保する可能性は高いだろうが、駒数が揃ってきた中、上位につけないと勿体無いところだ。


現時点での箱根駅伝オーダー予想
西嶋-新庄翔-大須田-野脇-新庄浩 代田-須河-相場-多田-塩谷
そのポカが出ないように出来る限り考えたのがこのオーダー。西嶋選手と代田選手を得意区間の1区と6区に戻して、冒険せずに流れを作りやすくした。これならしっかり一桁順位で流れていけるかと。5区はロードでは最低限走るイメージの新庄浩選手で凌ぎ、6区代田7区間に合うとみて入れた須河選手で再び順位を上げていく。こう組めればいいんじゃないでしょうか。

とはいっても西嶋・須河・野脇・塩谷選手と状態がわからない選手が結構入っているので、そのままは行かないかも?主力の調子次第では代田選手を平地に置くこともありそうか。他チームと同じ事を何度も書いてしまうが、上尾ハーフで更に組み替え、といったところだろう。

全日本駅伝オーダー予想~中央大学

出雲サプライズ3位 全日本は更に強力布陣か
中央大学
総合3位2時間11分35秒
1区代田修平(3年)23分29秒区間賞☆(1→3)-3秒差
2区藤井寛之(1年)17分09秒区間4位(3→3)15秒差
3区多田要(2年)23分50秒区間4位(3→3)39秒差
4区徳永照(1年)17分56秒区間4位(3→3)45秒差
5区塩谷潤一(4年)18分23秒区間4位(3→3)36秒差
6区西嶋悠(3年)30分48秒区間7位(3→3)1分54秒差
 ある意味一番サプライズはここだったのではないか。1万28分台の新庄・須河選手が外れる事態。残っている駒自体は悪くなかったが、エース力が物を言う出雲駅伝は少々厳しいだろうと思われたのだが、まさかのトップ3入りだった。
 
 何と言っても代田選手の区間賞に驚いた。向かい風の中、うまく集団の中に隠れていたのはあるのでしょうが、ラスト1km手前で思い切ってスパート。前に出ると第一工大の留学生の選手にも競り勝っての快挙。本人の強い希望があったということですが、最高の成績となった。
 
 そうなれば総合力チームは強い。2区藤井選手はびっくりの襷リレーとなったが、以後落ち着き、区間賞・2位の選手以外にはほとんど差をつめさせず区間4位。多田選手は初の主要区間で抜きつ抜かれつで区間4位。徳永選手は東洋の設楽悠選手を目標に区間4位。塩谷選手は短い距離ながらいつものガッツある走りで区間4位。綺麗に区間4位を刻んだ。これは面白かった。
 
 アンカー西嶋選手は、今までが1区専任だったのでちょっと驚いたのだが、無難にまとめた。もう少し総合2位を狙っても良かった気もしたが、1区以外では初めてしっかり走れた気がする。一部万全でない主要選手もいるので、全日本もこれは1区以外の主要区間での出走もありそうだ。何はともあれ、展開がハマりすぎた面はあるとはいえ、乗った時の安定感の強さは示しただろう。
エントリーメンバー詳細
4年
大須田優二29分08秒34★≪3年:箱根9区14位、全日本6区3位≫…
昨年の秋から頭角を現し、全日本で好走。5千も1万も大幅ベストで調子があがってきている
野脇勇志29分16秒10≪2年:箱根4区7位、全日本2区10位≫…下級生の頃期待されていたスピードランナー。長い故障から復帰しつつある
塩谷潤一29分22秒90★≪4年:出雲5区4位、3年:箱根10区2位、出雲6区10位≫…例の独特の走法で長い距離で粘りある走りをみせる 出雲の短い距離でもきっちり走り切った
新庄浩太30分11秒56≪3年:箱根8区8位、2年:箱根8区4位≫…毎年箱根8区でいぶし銀の走りを見せている 10月の記録会で高校の5千のベストを更新した
 
3年
須河宏紀28分56秒40★≪2年:箱根7区9位、全日本4区6位、出雲3区8位≫…
中大のエース ホクレンで1万28分台だすなど記録を伸ばしてきていた 今は故障明け
西嶋悠29分26秒63≪3年:出雲6区7位、2年:箱根1区8位、全日本1区8位、出雲4区10位≫…主にスターターを任されていたが、出雲はアンカーを担当 無難に走った
代田修平29分34秒69≪3年:出雲1区1位、2年:箱根6区3位、全日本3区6位、出雲2区5位≫…前回の箱根6区でチームを逆転シードに導く走りをして以降、日カレ3障優勝など快進撃が続き、出雲では1区区間賞を獲得した
相場祐人29分56秒99★≪2年:出雲5区5位≫…関カレハーフに出走している
 
2年
新庄翔太28分44秒00≪1年:箱根4区7位、全日本2区6位、出雲1区10位≫…
中大期待のエース候補 前半戦不調だったが、先日の記録会で14分一桁をだした
多田要29分31秒12★≪2年:出雲3区4位、1年:全日本5区6位≫…飛躍を期待されている2年生。先日の出雲はいい流れということもあり、まとめた
 
1年
徳永照30分44秒67≪1年:出雲4区4位、都道府県1区6位、高校1区3位≫…
ロードが得意で高校時代の駅伝のエース区間で上位に入っている 出雲でもまずまず走った
藤井寛之31分07秒01≪1年:出雲2区4位、都道府県5区20位、高校4区5位≫…先日の記録会で5千自己ベスト、そのまま出雲の好走に繋げた
松原啓介14分25秒73※≪高校7区2位≫…徐々に調子を上げてきている
 まずは出雲メンバーはしっかりエントリー。代田選手ら出雲通りの走りができるか。それに4年生の大須田・新庄浩選手が非常に状態がよく、総合3位のメンバーと同等以上の状態だった。また、出雲で外れていた新庄・須河選手が復帰。須河選手は分からないが、新庄選手は既に9月末の記録会で出雲メンバーを超える成績でエンジン全開で加わるだろう。また野脇選手はレースに出れるところまで回復。総合力は間違いなくアップ。2年連続シード権は充分手の届く位置にある。
 
区間オーダー予想
代田-新庄-多田-大須田-徳永-塩谷-新庄浩-西嶋

出雲は大須田や新庄浩選手といった4年生を敢えて使わずに1年生を使っていたが、今回はガチオーダー。総合力チームなので出雲3位から更に浮上してもおかしくはないわけだが、他がずっこけて1区代田選手の区間賞という条件が重なったのはある。青学は出ないが、駒大・早大・明大が立て直せば、それで5番手。他に日体大・山学・日大らが激しくしのぎを削るのでシード獲得に余裕があるわけではない。というわけで、順位を狙うには、と考えてこうなった。
 
 1区は連続で代田選手。なんだかんだで平地の10㎞以上って初めてみるのですが、多分大丈夫だと思う。先頭集団に最後までしっかりいって、出来る限りトップに近い位置につけたい。そして満を持して登場させる新庄翔選手。リフレッシュの為の出雲回避ということで力は溜まっている。勿論、昨年以上の成績を収めて、完全に流れにのせたい。
 
 3区は、出雲を見る限り4区に使ってみたいと思った多田選手をあえてここ。完全に流れを重視しました。4区にトラックの記録を今年大きく伸ばした大須田選手を投入。箱根では主要区間に抜擢されるも、終盤に大きく失速し期待に応えられなかった。ここでチャンスを与えてみるのはどうだろうか。ここまでにしっかり6位以内に入って、少し貯金を作りたい。
 
 この3区間ですが、まず塩谷選手は決定。出雲のような走りができれば貯金を稼げるはず。後2区間ですが、出雲の走りから徳永選手は選びたい。出雲は実力者の設楽悠選手が数秒前にいる難しい位置ながら安定していたの事が加点。あと1区間は藤井選手、須河選手、野脇選手ら候補はいるが、状態が分からない選手がいるので、駅伝で安定していて最近ベスト更新した新庄浩選手で。4年生らしくいぶし銀の走りを期待。
 
 アンカーは出雲とそのまま西嶋選手。何となく箱根5区の気がしているのは自分だけでしょうか?まだ少し単独走がよく分からない部分がありますが、もしそうならそのまま使ってくるのかなと。昨年の棟方選手、3年前の大石選手にどこまで近づけるかみてみたい。おそらく出雲失速の他校が巻き返してくるだろうが、その中でシード権確保できれば、箱根が大いに楽しみになってくるだろう。

プロフィール

hakonankit

Author:hakonankit
FC2ブログへようこそ!

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR