2012/10/21
第89回箱根駅伝予選会詳細結果~予選通過校編
色々データが出そろった所で詳細結果をみていきたい。
1位日本体育大学10時間4分47秒
5位本田匠(3年)59分43秒
6位矢野圭吾(3年)59分55秒
14位福士優太朗(4年)60分11秒
19位勝亦祐太(1年)60分27秒
30位高柳祐成(4年)60分36秒
32位甲斐翔太(3年)60分37秒
33位山中秀仁(1年)60分37秒
35位服部翔大(3年)60分39秒
53位谷永雄一(4年)60分57秒
60位鈴木悠介(3年)61分05秒
87位小泉雄輝(1年)61分35秒
202位大田侑典(4年)63分33秒
改めてほぼ完璧でしたね。多分、出場を途切れさせるわけにはいかないと念には念を入れた感じがしましたが本田・矢野選手は今後の駅伝での活躍が楽しみになる60分切。福士選手も20㎞でここまで安定するとは思わなかった。それから集団走がほとんど崩れずラスト5㎞は多くの選手が14分台で駆け抜けました。1年生の勝亦・山中選手も安心して走れたでしょう。春にハーフ63分台で走っていた大田選手だけ悪かったのと、服部選手が集団走引っ張ったとはいえ、上がり切らなかったのがちょっと気になったけど、力は出し切れたでしょう。勿論、駅伝は単独走となるのでこのままうまくいくとは限らない。ただ、手前に全日本駅伝があるのはラッキー。今の実力をしっかりぶつけたいところだ。
2位帝京大学10時間08秒05秒
4位蛯名聡勝(3年)59分40秒
7位山川雄大(4年)59分59秒
15位熊崎健人(2年)60分20秒
16位早川昇平(2年)60分22秒
36位小山司(3年)60分40秒
37位千葉一慶(3年)60分40秒
49位高橋裕太(1年)60分54秒
81位三田和矢(2年)61分30秒
114位嶺井雄宇(2年)61分59秒
117位柳原貴大(2年)62分01秒
131位難波幸貴(3年)62分12秒
184位三輪龍之介(4年)63分09秒
戦力充実の帝京大、順当に突破してきましたね。蛯名・山川・小山の3本柱がどれだけ前にいけるかと思われましたが、2年生の熊崎・早川選手が割って入ってきました。全日本予選でも頑張っりましたが、20㎞もしっかり走り楽しみな存在に。勿論、蛯名選手は貫録の59分台。スタート直後に出なかった中ではトップ、山川選手もなんだかんだまとめてきました。また新戦力として千葉・高橋選手が台頭。さすがまた新たな選手を発掘してきました。箱根経験者の難波・三輪選手が失速したのが残念ですが、彼らが戻れば、箱根で悲願のシード権奪回も充分ありえそうです。
3位中央学院大学10時間09分54秒
3位藤井啓介(4年)59分09秒
8位室田祐司(4年)60分00秒
21位田中瑞穂(3年)60分30秒
24位岡本雄大(3年)60分31秒
54位及川佑太(2年)60分57秒
69位塩谷桂大(1年)61分15秒
70位沼田大貴(3年)61分17秒
96位山田侑紀(2年)61分42秒
122位木部誠人(2年)62分03秒
153位潰滝誠人(2年)62分30秒
161位岩田将央(4年)62分39秒
218位鈴木宏弥(3年)63分57秒
箱根駅伝オーダー予想
※全日本を経由しないチームのみ
※なお主力の欠場者や不調者は8割程と過程
室田-藤井-岡本-塩谷-田中
潰滝-及川-山田-沼田-芝山
目を見張るのはエース藤井選手の走り。ただ1人留学生についていき、5㎞手前から終盤にダンカン選手に追いつくまで、ほとんど一人旅ながら、ずっとペースを保ちました。夏は前半戦の疲れで練習が積めなかったと聴きましたが、調整はうまくいっていたかな。でもそれ以上に力もついていたのでしょう。それと上級生の室田・田中選手がしっかりタイムを稼ぎ、岡本・及川・沼田選手が大きな成長をみせていました。また、1年生では塩谷選手が距離に対応できていました。一気にV字回復といきたいところでですが、箱根は現時点で既に2区と5区が固まっているのは非常に大きい。今回の欠場の芝山選手らで全員で踏ん張っていきたい。
4位大東文化大学10時間10分13秒
23位市田孝(2年)60分31秒
28位片川準二(3年)60分35秒
38位稲田康希(4年)60分40秒
50位大崎翔也(3年)60分54秒
55位池田紀保(2年)60分58秒
56位市田宏(2年)60分59秒
66位植木章文(2年)61分11秒
71位成田匠平(4年)61分20秒
72位大西亮(3年)61分22秒
98位田口哲(4年)61分43秒
128位有木俊平(3年)62分09秒
146位平塚祐三(2年)62分26秒
区間オーダー予想
片川-市田孝-市田宏-成田-稲田
池田-大西-田口-大崎-植木
3年ぶり復帰は昨年の14位から4位へ。昨年の反省を踏まえ、好調の孝選手以外は、全員集団走。しっかり上がって12人全員ゴールは一番早かった。中堅どころではスピード型の片川・池田、スタミナ型の稲田・大崎選手らがそれぞれいい走り。植木・成田・大西選手らもまとめてくれ、課題だった選手層がぐっと厚くなっていることが確認できました。そして順位的には良くなかった宏選手ですが、故障明けの中の激走だったようで、気合もありました。とにかくようやく奈良監督、結果がでるようになりましたね。ただ、本戦で戦うにはエース区間がもうちょっとかな。調子が良かったという孝選手の23位はちょっと不満。戦えるように頑張りたい。
5位上武大学10時間10分42秒
13位渡辺力将(4年)60分07秒
22位佐藤舜(2年)60分30秒
26位氏原健介(4年)60分34秒
34位倉田翔平(2年)60分38秒
44位山岸宏貴(3年)60分49秒
47位佐々木天太(2年)60分52秒
90位松元航(2年)61分36秒
101位大西淳貴(2年)61分44秒
106位石川拓馬(4年)61分50秒
119位平迫幸紀(4年)62分02秒
170位石黒大介(1年)62分51秒
186位高津戸翔太(3年)63分11秒
さすがに予選は外しませんね。佐藤・氏原選手がよくありませんでしたが、渡辺選手が目覚ましい成長でチームトップの13位。ロードでは本当に外さない。主力の倉田・山岸選手もしっかり順位をあげ、若手では昨年の全日本経験者の佐々木選手が躍進、松元・大西選手も何とかまとめました。ただ、選手層が薄いというのはやはりぬぐえない。4年生の石川・平迫選手が繋ぎを固められるようになれるか。勿論単独走の不安はあるので、全日本でもう一度シード権獲得できるかどうかトライしていきたい。
6位神奈川大学10時間11分27秒
39位柿原聖哉(2年)60分40秒
45位西山凌平(1年)60分50秒
46位鈴木駿(4年)60分50秒
48位赤松宏樹(2年)60分53秒
52位小泉和也(2年)60分56秒
62位我那覇和真(1年)61分07秒
63位福田健太(4年)61分07秒
85位柏部孝太郎(2年)61分34秒
86位吉川了(4年)61分34秒
110位渡邉慎也(1年)61分56秒
168位南俊輔(1年)62分50秒
171位上倉拓也(3年)62分53秒
力はあるけど下級生が多くていつも通りいくかとちょっと心配したのですが、さすがの中位力です。エース候補の柿原選手が60分40秒で入ると秒差でズラリ。鈴木・福田・吉川選手ら経験のある4年生の間に、期待の1年生西山・我那覇に、全日本外してかけてきたか赤松選手、新戦力に小泉・柏部選手が踏ん張りました。全体的にこのあたりの順位が壁になっている感じなのが気になるが、下級生に楽しみな選手が多い中でまとめられたのは良かった。次は久しぶりの全日本だが、若手を積極的に前半区間に起用してほしい。現状打破をしたいからだ。
7位日本大学10時間08分55秒(IPなし8位12分50秒)
1位ガンドゥ ベンジャミン(4年)57分47秒
25位佐藤佑輔(4年)60分33秒
77位林慎吾(2年)61分25秒
88位寺田裕成(4年)61分35秒
89位田村優宝(3年)61分35秒
91位荻野眞乃介(1年)61分37秒
107位高松峻平(2年)61分51秒
115位竹ノ内佳樹(2年)62分00秒
132位村越直希(2年)62分12秒
138位日向野聖隆(3年)62分15秒
208位小島秀斗(2年)63分38秒
279位津田光介(3年)65分25秒
ついにベンジャミン選手が本領発揮。山梨学院のモグス選手以来の57分台を叩きだしました。試合で他留学生に負けたりしたのがいい経験になったか。不安視された選手層ですが、日カレ出場の林、直前に29分台出した寺田・荻野選手が二桁、他は何とか150位以内に入ってくれました。が、これだけ走ったのに6位以内に入れなかったのは日本人主力の不調。昨年日本人トップの佐藤選手は悪いなりにまとめたが、田村選手がズルズルと後退。まあ、昨年はこの2人が頑張ったわけなのでおあいこかな。ただ、この状態なだけにすぐ迫っている全日本駅伝の区間配置に困りそうだ?
8位法政大学10時間10分37秒(IPなし9位13分37秒)
18位西池和人(2年)60分25秒
41位関口頌悟(2年)60分44秒
42位田井慎一郎(3年)60分47秒
57位佐野拓馬(2年)60分59秒
73位篠原義裕(4年)61分23秒
93位品田潤之(4年)61分39秒
94位森永貴幸(2年)61分41秒
104位松田憲彦(3年)61分45秒
116位藤井孝之(1年)62分01秒
134位黒山和嵩(2年)62分13秒
191位中村涼(1年)63分18秒
250位大久保圭(4年)64分39秒
区間オーダー予想
西池-篠原-田井-藤井-関口
田子-品田-森永-佐野-松田
前半超スローペースから逆転しての3年ぶり復帰。エースの篠原が不調、前回チームトップの田子選手欠場の中、まず原動力となったのはなんと西池選手。長く故障で苦しみもがいていた。夏に練習はできていたが、どうなるか分からなかったが、安定して後半浮上。パフォーマンスする余裕もできたようだ。力的に2区だが、1区区間賞でパフォーマンスみたい気も…。またそれだけでなく昨年出走の関口・田井・佐野・品田選手が大幅に順位アップ。特に佐野選手はほとんど試合に出ていなかっただけにびっくり。全日本予選で良かった松田・黒山選手がもう少しきてほしかったが、最低限といったところか。走行順位9番目で決して楽な戦力ではないが、篠原と田子選手が戻れば面白い布陣になるかもしれない。
9位東京農業大学10時間10分41秒(IPなし7位12分46秒)
9位竹内竜真(2年)60分02秒
11位木村翔太(4年)60分04秒
17位内藤寛人(4年)60分24秒
58位青木優(4年)60分59秒
61位岩渕慎矢(2年)61分06秒
92位山本和樹(3年)61分37秒
112位三輪晋太朗(3年)61分59秒
123位遠藤凌平(1年)62分03秒
136位戸田雅稀(1年)62分14秒
139位花田昌之(4年)62分18秒
200位片山優俊(4年)63分32秒
251位矢澤舜(3年)64分40秒
区間オーダー予想
青木-竹内-浅岡-内藤-三輪
佐藤-山本-岩渕-木村-花田
前半は好調で3位付近につけていたが、10㎞過ぎてから失速。三輪・戸田・花田・遠藤がガタッと順位を落とし、一気に危うくなった。が、先頭集団につけていた竹内・木村・内藤選手が頑張った。竹内選手が個人トップ10に入るとは思わなかったし。木村・内藤選手は関カレ2部ハーフの表彰台の実績はあったものの、直前の調子は決して良くなかった中だった。真ん中も青木選手がやや不満だが、岩渕選手が粘って、悪い流れが続いている中、何とか耐えました。ただ、順位的にはギリギリですが、ミスが多く出た中、走行順位は7位。今回走っていないメンバーの中に、浅岡・佐藤選手といった主力がいる。上がる要素はあるので、前を見据えていきたい。
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