各大学の詳細タイムのまとめの前にまずタイム推移をみてみます
まず、5㎞ごとに区切った各チームのペース変化です(選手1人の平均)
(画像をクリックしたら大きくなると思います)
スタート-5㎞
中学大がこの地点では断トツでトップ。あとは基本団子。ただ、よくみると5㎞通過で走行順位9位以内で、拓大以外はそのまま予選通過、逆転したの法大だけでした。 それと東海大がなんと5㎞地点は17番目。めちゃくちゃスローの入り。逆に麗澤と流通が結構飛ばして入っています。
5km-10km
この間の5㎞は帝京大がトップ。中学と農大、それに上武と日体も引き続き好調。拓大はダンカン選手がまだトップ争いしているのに8番目にガクンと下がっています。ただ、まだ日大と同じペースではあった。他、専大が懸命に9位に食らいつき、東海はペースアップしきれていない。ただ、それよりこの間、通過した法大がゆったり走っています。
10㎞-15km
ここで日体大が一気にペースアップ。集団走が崩れない。神大もしっかりあげてきて、大東大もまずまず。逆に農大がガクンとペースダウン。拓大もずるずる後退しているのが分かる。また、法大が初めて9番以内(8番)に入ってきた
15㎞-ゴール
なんとラスト5㎞で10人の平均が15分切だと!?ここからはアップダウンがあって例外なく全チーム平均では落ちているのですが、そりゃダントツになるわけだ。2位通過の帝京大とはここだけで4分以上ついています。それから大東大がぐいぐいあげて、法大が爆上。
序盤飛ばした中学は落ちかけたけど、何とか7番目。農大も9番目の平均タイムでは推移。日大はずっと8番あたりで安定。東海・専大は平均タイムで9番に入る事はありませんでした。下位では力尽きた亜大と国士舘を創価が捉えていて、総合で22位だった武蔵野学院が地味に頑張っていました。
今度は5㎞ごとの総合順位推移(5㎞はさっきと同じなのでカット)。インカレポイントが入っていないので純粋な順位変化です 1人平均なので、実際の他チームとの差を測る場合には10倍してください
なお、計算が間違っていたら申し訳ありません。大幅にはないと思いますが…
10㎞地点
中学がガンガン行き、帝京大農大が続き、ここまでは4位~9位がだんご、10位少し離されて専大、国士、法大、東海大は浮上したがこの地点で大きく水を空けられていた。ちなみに、下位では東京国際大が一瞬ここで20位に顔を出していた。
15㎞地点
ここ速報がTVで出なかったんですよね。IPなしですが、これで。
トップは帝京大がここで一旦取っていたんですね。ただ、日体が追い上げる。また、神大がここで安全圏へ、農大が下がり気味で大東大じわり浮上。また、拓大はここでギリギリの9位。IP入れてもまだ法大追いついてないんじゃないかな?
20㎞地点
そして日体大である。中学は落ちかけたが前半の貯金でセーフ。大東大も一気にかわして4位。ギリギリになった農大は走行順位では7番。また、法大が大きく差をつめてタイム上でも逆転。そういう流れでした。
では、この順位変化で、各大学はどういう状況でこういうペースになっていたのか流れを詳しくみたい
各大学の戦い
日本体育大
本田と矢野がトップ集団、福士と大田もすぐに通過
残りの服部選手が5㎞15分12秒、10㎞30分28秒での集団走。10㎞過ぎに大田が急失速した以外が順調。本田・矢野が4位集団争い、福士も10位あたり。4番手~10番手は15㎞地点で70位前後。最後まで崩れないどころかラスト5㎞でほとんどが30人抜き。勝亦選手にいたっては50人以上交わしていた。
帝京大
山川・蛯名・難波・熊崎・小山・早川が先頭集団に、三輪・千葉・高橋・三田・嶺井・柳原選手が後ろで5㎞15分12秒、10㎞15分28秒ほどの集団。10㎞までに前のグループから難波選手が、後ろは三輪選手が急失速した。
10㎞-15㎞では後ろの集団の柳原と嶺井が脱落。ただ、残った選手は30人抜き。あとはほぼ順位キープ、柳原が順位を落としたが、嶺井はあげていた
中央学院大
藤井が留学生に食らいつき、
室田・田中・岡本・塩谷が5位集団の中
及川・沼田・山田・木部・潰滝選手が5㎞15分05秒、10㎞15分22秒(50位ほど)
岩田・鈴木が15分12秒、10㎞15分35秒(120位前後)
10㎞まで綺麗に推移。15㎞あたりから5位集団から塩谷、真ん中の集団から、木部・潰滝選手が急落していくが、全体的にはまとめた。
大東文化大
市田孝に、片川・田口・大西も多分フリー
他8人は15分15秒(130位ほど)、15分24秒(60位ほど)の集団走だが、有木・平塚・大崎が脱落
15㎞では田口が急落するが、大崎が復活。また、稲田がペースアップして35位。ラストは一部順位が落ちるのもあったが、大崎・田口が踏ん張って20人ほど抜いてフィニッシュした。
上武大
渡辺・氏原・佐藤・倉田が5位集団
山岸・佐々木・石川が15分08で集団
残りが15分12、15分33(120位前後)の集団
このうち山岸らの集団は10㎞までに崩壊、山岸があげていき、佐々木らは粘っていく。トップは渡辺が食らいつき、氏原・佐藤・倉田は20番前後で踏ん張る。下位集団は松元がじわじわあげていった。
神奈川大
鈴木・福田・柿原・西山が先頭付近(西山は10㎞までに意図的に離れた?
それ以外は15分11、15分29(80位付近)の集団だが、上倉・南は早々脱落
10㎞過ぎて集団から赤松と我那覇がペースアップし西山の前へ。逆に渡邊が遅れたが100位付近に留める。ラストは我那覇・吉川・柏部がやや抜かれたが、順位的には中位でまとめた。
日本大
ベンジャミンが飛び出し、佐藤・田村が先頭集団
他は15分15(150位付近)の大集団走だが、10㎞までに荻野と林が少し抜け出す。逆に津田と小島が後退。
また10㎞手前から田村がかなり失速最後は林・荻野が上回った。佐藤もやや不本意。ただ、ベンジャミンが最後まで1㎞3分を切るペースで押していき57分台をマーク。6番から10番は少しずつ順位をあげて終えた。
法政大
10㎞西池・関口・篠原・佐野・田井・黒山が50位から100位付近
その他は15分17、30分52秒(170位付近)の超スロー
ただ、15㎞から前は篠原と黒山を除き、一気に40位付近へ。後ろの集団も中村・大久保をのぞき35人ほど交わす。西池が最後まで浮上し続けて18位。大集団は品田森永・松田・藤井がしっかりと100位前後まで浮上。凄まじい追い上げだった
東京農業大
特別集団走していたような感じにはタイムからは感じられなかった。
木村内藤竹内青木が前の方、岩渕戸田遠藤が50位付近、花田三輪矢澤が80位付近だった。このうち、矢澤花田が10㎞手前から、戸田遠藤三輪が15㎞手前から失速した。その中、木村・内藤・竹内の上位3人はしっかりと順位をあげてフィニッシュ
拓殖大
ダンカンが飛び出す。他は特別集団走しているように感じられず。5位集団に10㎞まで兼実・栩山、北澤野本佐護が10㎞30分25~31の間、尾上・櫻井・日下が31分以内にポツポツといった感じ。
15㎞から兼実・栩山がガクンと失速。ダンカンは2位だが、2番手は50位あたり、あとは120位前後に固まる。ラストは野本が少し浮上も、2番手グループは微減となった
専修大
大橋・斉藤が先頭集団
他の選手はほとんど10㎞で30分30秒~40秒の間(110位前後)に固まる。その後、15㎞までに星野・松尾・澤野が中位付近にあがる以外はあまり大きな変化なくゴールした
東海大
早川が先頭
中川元村が10㎞まで50位付近
岡・宮上・上原・山本・石川が15分21、30分50(180位付近)
白吉・松谷らが15分37(250位付近)、31分10秒(200位付近)での集団走だが、冨田と片原は10㎞までに急落
石川と白吉が80番ほど、松谷が50番程後半の10㎞で順位をあげるが、中川・元村がじりじり順位を下げて行ってしまった。また、山本上原は200番前後から浮上できず
国士舘大
菊池が先頭
池上・岡崎が終始80番前後
他は15分14、15分39(130位前後)で通過
全体的に最初の位置で耐えるか、じりじり後退といった感じ
創価大
太田、小嶋、山口は前の方で勝負、山口が最後まで、小嶋が15㎞まで踏ん張った
あとは200位あたりの集団走だったが、沼口と倉澤が大きく順位浮上した
亜細亜大
大沼が先頭で勝負
河田鈴木が30分31(100位少し)
あとは30分55秒(170位前後)で集団走
河田と大槻がじわじわ浮上した
流通経済大
吉村と梅木と前田は最初の位置をキープ
あとは15分19秒(160位台)で勝負をかけた落ちて行った選手が多かった
平成国際大
塚田は30位あたりからじわじわ後退に80位
大澤木野飯坂阿部太田が170位あたりで滑り出し、大澤が大きく浮上
麗澤大
船井・桂・河合が前の方で勝負をかけたが10㎞までに100人近く抜かれ、
以後も後退 全体的にかなり飛ばしていた
関東学院大
松本・山本・望月・田籠が前の方で勝負
山本だけ最後まで踏ん張った。田籠も15㎞まで持った
望月は大きく後退し、200位台の集団に呑まれた
松蔭大
橋爪が15㎞まで60位だったが、最後で100位に後退。
先に後退した菅野とほぼ同じ。
250位の集団走は小濱と鎌田がまあまあ浮上した
一応、上位20チームをざっと。参考にしながらまた詳細をまとめたいと思います。
なお、トップの記事に多くのコメントありがとうございます。
今はまとめで忙しいので、あとで時間が出来た時に返信致します
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