2年前と違う姿をみせられるのか
日 本 大 学エントリー選手独断ランク付と戦力分析
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手ガンドゥ ベンジャミン(4年)28分03秒43≪4年:予選1位、3年:全日本8区2位、予選4位、2年:箱根2区2位≫…日大のエース。長い距離やロードで粘り強い インカレでも1万やハーフで何度も表彰台へ 箱根予選で57分台と大爆発、全日本も3年連続アンカーでチームをシードに導いている
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手ダニエル ムイバ キトニー(1年)28分28秒42★…日大の新留学生。爆発力はありそう。8月に地方の駅伝でベンジャミン選手に勝ったことも
5点:エース区間や山も走れる選手 4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手佐藤佑輔(4年)28分58秒75≪4年:全日本2区9位、予選25位、3年:箱根2区14位、全日本4区4位、予選2位≫…後半ビルドアップするとかなり強い 今季前半は疲労骨折により苦しむ 夏に復調したが、ここまでは昨年ほどではない
田村優宝(3年)28分48秒54≪3年:全日本1区9位、予選89位、2年:箱根1区9位、全日本1区1位、予選7位≫…1年時から主力として活躍。ラストスパートの切れ味があり、前回の全日本1区区間賞 。今年は本調子といえるレースがない
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手吉田貴大(4年)29分32秒98≪3年:全日本6区5位、予選132位、2年:箱根8区17位≫…前回の全日本で好走後、日本学生ハーフで63分強と急成長 今季は脚の痛みで苦しんでいたが、10月に復帰し5区候補になっている
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手荻野眞乃介(1年)29分22秒18★≪1年:全日本3区9位、予選91位、高3:都道府県4区8位、高校1区13位≫…期待のルーキー 長い距離と下りに強いらしい
林慎吾(2年)29分28秒06★≪2年:全日本4区10位、予選77位≫…昨年かなり期待されていたが、箱根予選直前に故障して出走ならず 最近は日カレ1万に出走、箱根予選チーム3番手
竹ノ内佳樹(2年)29分51秒41≪2年:全日本7区7位、予選115位、1年:全日本7区6位、予選165位≫…2年連続全日本7区で無難にまとめる走りをみせている
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手寺田裕成(4年)29分39秒45★≪4年:全日本6区10位、予選88位、2年:箱根10区20位、全日本6区10位、予選59位≫…2年前の予選で好走 その後は苦戦していたが、先日の記録会で1万ベスト更新 2年ぶりの箱根予選でもまとめた
高松峻平(2年)29分49秒23★≪2年:全日本5区9位、予選107位、1年:予選140位、全日本3区13位≫…十和田駅伝で厳しい区間を任されている 長い距離のほうが比較的いい
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数小島秀斗(2年)29分35秒40≪2年:予選208位、1年:全日本5区9位、予選200位≫…スピード型のランナー 長い距離は苦戦することが多い
日向野聖隆(3年)29分42秒99★≪3年:予選138位≫…先日の記録会で1万のベスト更新 少しずつ伸びてきた
村越直希(2年)29分58秒38≪2年:132位、1年:予選201位≫…箱根予選チーム9番手
柴田真樹(2年)30分03秒84★…秋になって自己ベストを何度も更新している
原祐太郎(2年)30分14秒39★…最近の記録会で1万30分強
森谷修平(3年)30分32秒05≪1年:箱根3区20位、全日本5区5位、予選204位≫…今年は9月末に5千走ったのみ
上位10人合計(留学生1人):26点
(参考:シード争い付近→30点、優勝争い以上→40点)
5千順位-1万順位(今季1万)-ハーフ順位
10位-11位(14位)-12位一部主力の苦戦を強いられながら、2年ぶりに箱根予選突破。全体的にやや重い状態で挑んだ全日本は、大きなブレーキがなくベンジャミン選手につなげたことでシード権獲得することができた。逆にいえば田村・佐藤選手ら2番手以降が今一つということも言える。期待されている林・荻野選手らも他校の主力~中堅に比べるともう少しというのがここまでの印象だ。ただ、2年前と違ってもう少し慎重に調整させるだろうし、長らく戦列を離脱していた吉田選手も戻ってきた。大エースのベンジャミン選手も絶好調、シード権を獲得したい。
箱根駅伝区間オーダー予想
田村-ベンジャミン-佐藤-竹ノ内-吉田
森谷-荻野-高松-林-寺田
その大エース・ベンジャミン選手は勿論2区。全日本では飛ばしすぎてバテた中で56分代。66分台は十分射程圏内だ。ただ、全行程の10分の1。ベンジャミン選手一人が頑張っても成績がついてこない。となると脇の1区と3区が大事だ。ここは出し惜しみせずに田村・佐藤選手。両者でも怪我の影響で本調子のレースが今季は無いが、やはり主力はこの2人。田村選手は得意の1区で何とか踏ん張ってもらい、佐藤選手は得意の後半の粘りで2区終了時の順位を保つということ。ここがまず大事。
次の4区。立て続けに荻野・林選手を使うことも考えましたが、最初の3区間の総合順位に期待して、そしてシード権を獲得するために残す。全日本駅伝で2年連続そつなく繋いだ竹ノ内選手に踏ん張ってもらう。そしてここにきて監督が押し出している5区吉田選手。脚力があり、万全なら確かに面白いのだが、練習復帰は10月。どのくらい走れるかわからないが何とか区間10位あたりでいければいいが。高松選手あたりも可能性あるかもしれない
2年前全くいいところなかった復路。このオーダーなら荻野・林選手を残してあるので、往路の位置次第では十分戦える。基本的にロードの方がいい選手のイメージなので、7区と9区にそれぞれ配置し、この2区間で勝負をかける。間の8区には個人的に5区候補と思っていた高松選手、10区は2年前のアンカー寺田選手を置く。寺田選手は2年前のイメージがあるので、できれば村越直・日向野選手らが出てきてほしいところだが、どうだろうか。
全然わからないのが6区。先に名前をあげた日向野選手や小島選手ら可能性も勿論あるのですが、ほぼ試合に出場していていないのにメンバーに入った森谷選手に任せてみる。一応2年前下り基調の3区に登場。区間最下位だったが下りの部分はまだギリギリ走っていたので入れてみました。いずれにせよ、適性のある選手を見つけたい。
万全のオーダーを組めればメンツ的には悪くないし、2区に計算がたつので、流れに乗れれば往路終盤まではかなり上位、復路に全日本のようにブレーキのない走りができれば、シード権内のゴールは十分に可能。課題と言われ続けている調整、田村・佐藤選手の出来が大きくかかわってくるだろう。
おまけ:監督の理想の往路→田村-ベン-荻野-佐藤-吉田
みたいですね。荻野選手は下りが得意なようなので3区。4区に好走経験のある佐藤選手を置くというものみたいです。個人的に荻野選手はもう少しスピードがついたらと思っているので、自分は変えての予想でしたが、各々万全なら見てみたいですね。
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