2013/11/14
2013全日本大学駅伝~順大の今後を考察
総合10位順天堂大学5時間25分23秒
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差 [シードとの差]
1区松村優樹③43分52秒区間7位1分14秒差
2区松枝博輝②39分22秒区間8位(7→7)1分41秒差
3区森湧暉①28分22秒区間10位(7→9)2分32秒差
4区狩野良太④43分41秒区間16位(9→11)6分39秒差[2分39秒差]
5区稲田翔威②35分16秒区間7位(11→10)7分37秒差[2分43秒差]
6区聞谷賢人①38分01秒区間13位(10→11)9分30秒差[3分40秒差]
7区松村和樹③36分17秒区間6位(11→10)9分59秒差[3分18秒差]
8区田中孝貴②60分32秒区間9位(10→10)12分14秒差[3分14秒差]
1区エース松村優選手で正解 松枝・森選手に良い経験を
主力が何人も欠場しているなか、エースの松村優選手は1区に投入して上位に食らいつこうとしましたが、結果的に彼を1区に置いて良かった。あの展開では1区にエース置かなければ対応できなかった感じだ。7番目の順位で襷リレー。2区3区には将来の主力候補の松枝・森選手が入っていてが、いい位置で繋いだと思う。
スピードのある2区松枝選手は3回目の大学駅伝でようやく区間一桁で8位に。区間7位との差がややあるのが気にはなるが、単独走の中、イーブンペースで走れたのではと思う。一つ収穫だ。森選手は残念ながら順位ダウン。最後同じ1年生の早大の選手に交わされたのは悔しいところだろう。ただ、出雲は下位で争いだったが、今回は少しは良い経験を積ますことはできたのかなと思う。
4区以降は大学駅伝初出場者 稲田・松村和・田中選手が区間一桁
そして経験という意味では、実は4区以降は全くの初出場。本当に今回は箱根に向けての伏線を張る感じだったのだが、その中で区間一桁が3つ出たのは収穫だった。
入学当初からロードでの走りを期待されていた稲田選手がデビューで5区区間7位。これはいい走りだったのではないだろうか。全日本予選でもきっちり走っていたし、調整力も高いのか。また、1区松村優選手の弟の和樹選手は区間6位。兄と差は開けられていたものの、今回は好成績だったのではないか。もっと長い距離の方が良い選手だろうから、箱根いけそうだ。
驚いたのがアンカー2年生の田中選手。今年になってちょっとずつ名前を聞くようになった選手。秋になってぐっと成長してきていたのは分かっていたが、60分32秒で区間9位というのは予想以上の好成績。ここにきて新戦力が台頭してきたのは良かった。
勿論良かった選手ばかりではない。区間一桁が結構出たのにシード争いには加われなかったのはブレーキとなった区間がある。6区1年生の聞谷選手は残念ながら良いデビューとはならず区間13位。最も彼は今後に繋がるし、長い距離で良さそうな雰囲気もある。ただ、準エース区間の4区走った主将の狩野選手はかなり厳しい区間16位。役目を果たすことはできなかった。
欠場した主力に何も問題が無ければ面白い
それでも、出雲と全日本と中々テレビに映る位置にこれなかったとはいえ、割と収穫多いんですよね。箱根連続シード権を守る力はついていそうな感じはする。
今考える箱根オーダー
小澤-松村優-松枝-森-西郷 岩崎-聞谷-稲田-田中-松村和
ひとまず今回欠場した小澤・西郷・岩崎選手が何も問題なかった場合のオーダーを考えてみました。1区は安定している小澤選手にして、全日本1区~3区をそのまま2区から4区。山は勿論西郷選手で。6区はまだよくわからないが、7区以降は今回の5区から8区の順番を少し入れ替えただけ…。
うん、ミスがなければ、結構面白い順位でゴールするかもしれません。"調整力の順大"の見せ所になりそうだ。
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