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第90回箱根駅伝からの来季戦力分析【日本大学】


往路10位復路10位
総合7位:日本大学
箱根予選・全日本で沈没気味後の記録会の好走を重視すべきでした
 
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区荻野眞之介②63分22秒区間12位(12)1分57秒差
2区森谷修平④70分47秒区間9位(12→10)4分06秒差
3区竹ノ内佳樹③64分45秒区間7位(10→8)6分12秒差
4区石川颯真①56分27秒区間12位(8→8)7分24秒差
5区ダニエル ムイバ キトニー②81分51秒区間10位(8→10)9分59秒差[11位に34秒貯金]
6区日向野聖隆④60分58秒区間10位(10→11)11分53秒差[10位まで6秒差]
7区大門友也③65分41秒区間14位(11→9)14分07秒差[11位に41秒貯金]
8区村越直希③67分00秒区間14位(9→11)16分32秒差[10位まで7秒差]
9区林慎吾③70分56秒区間11位(11→8)18分04秒差[11位に1分14秒貯金]
10区高松峻平③71分03秒区間4位(8→7)20分01秒差[11位に2分41秒貯金]
苦労人・森谷選手の激走で5区までにシード圏内の健闘
 4区終了時点で予想よりも良かったチームといえば、少なくともここだ。昨年も粘った荻野選手はともかくとして、次の2区が色んな意味で注目されていた森谷選手。キトニー選手が希望していたという5区に入れたのはずっと故障に苦しんだ彼の急成長があったということだ。確かにトラックの記録はぐぐっと上がっていたとはいえ、長いロードではまだ結果が出ていなかった。
 
 その森谷選手が区間9位で2つ順位をあげるのは全く予想していなかった。1年間試合に出れなかったり体にメスを入れたり等様々な事があった中、全てぶつけた結果だった。これに波に乗ったか、3区タイプと思っていなかった竹ノ内選手が区間7位の力走で2人抜き。スタミナ不足が懸念された4区石川選手も何とか終盤も落ち込まず順位キープ。総合8位で山に入った。
 
 もう一つ注目されたキトニー選手自身は舞い上がってペースが乱れたり等、結果を残せなかった。それでも何とか総合10位以内には入って往路はゴール。留学生の選手の貯金を往路中で使い切るのがここ数年の日大の悪しき伝統になったが逆に日本人ランナーが踏ん張ったのは特筆すべきことだ。
 

これまで好走経験がなかった選手も粘走 最後は高松選手が決める
 往路の選手だけでなく復路も粘りある走りをした。2年連続の6区となった日向野選手が60分台で走ったものの、総合順位を落とした時にはちょっとまずいと思った。7区大門選手8区村越選手が予選で200位前後と落ち込んでいたからだ。
 
 しかし、その大門選手が区間14位ながら総合9位に浮上。エースの田村選手と前日まで悩んだそうだが起用に応えた。村越選手は順位は落としたものの、これまでの箱根予選での走りからすると精一杯粘っているようだ。

 9区配置された林選手は一斉スタート組の選手と一緒に流れに乗り、3人抜きで総合8位アンカーは。これまで駅伝で撃沈続きで部員に結構ひどいあだ名をつけられていたアンカーの高松選手。蒲田定点で肝を冷やしたファンや関係者は数知れず、そこから快進撃。今回の日大最上位となる区間4位の走りで総合7位までポジションをあげてゴールした。
 
新4年多し! キトニー選手は2区にして、上位を狙える様相?石川選手は鍵
 最新の月陸に1年間の日大の軌跡が書かれていましたが、最終的に調整だけでなく各選手が終盤に粘っているのは、箱根のみを見据えてじっくりとしかし大胆に1年かけて準備した甲斐があったようだ。キトニー選手は2区であればしっかり走ると予想しているので、他の区間次第では結構な好順位を臨める可能性はありそうだ。

 
●主な在校生
ダニエル ムイバ キトニー③28分02秒79≪2年:箱根5区10位、全日8区1位、予選2位≫
荻野真之介③28分50秒97≪2年:全日2区10位、予選30位、1年:箱根1区13位、全日3区9位≫
大門友也④29分14秒51≪3年:箱根7区14位≫
竹ノ内佳樹④29分22秒26≪3年:箱根3区7位、全日4区11位、予選35位、2年:箱根10区10位、全日7区7位≫
石川颯真②29分23秒41≪1年:箱根4区12位、全日3区11位、予選157位≫
林慎吾④29分28秒06≪3年:箱根9区11位、全日1区14位、予選45位、2年:箱根8区5位、全日本4区10位≫
小島秀斗④29分35秒40≪2年:予選208位、1年:全日5区9位、予選200位≫
村越直希④29分35秒76≪3年:箱根8区14位、予選261位、2年:予選132位、1年:予選201位≫
高松峻平④29分49秒07≪3年:箱根10区4位、予選126位、2年:箱根7区18位、全日本5区9位、予選107位≫
原祐太郎④29分52秒83
上位10人平均:9位29分19秒5


渡部良太④29分58秒78
柴田真樹④30分03秒47
清水目大貴②30分12秒62
稲住拓③30分17秒15
荒川諒丞③30分21秒50
河根翔平④30分40秒53

●主な新入生
高野千尋14分29秒39≪高校7区12位≫
町井宏行14分32秒35≪高校3区21位≫
藤原篤史14分34秒24≪高校5区8位≫
荒木優麻14分39秒40≪高校3区26位≫
田中健14分39秒59≪IH3障11位≫
新関涼介14分47秒37≪全国4区42位、高校1区36位≫
町井孝行14分51秒88≪高校4区23位≫

●オーダー組んでみる
石川-キトニー-荻野-大門-竹ノ内 渡部-村越-稲住-林-高松
 鍵となるのは石川選手だろう。今年は思う存分走れるレースがなかったものの、元々この世代の高校トップの選手の一人だ。次年度こそ爆発的なスピードを活かしてほしい。1区などで力になれるかどうか。
 
 全日本のシード権も取り返したいと思ってますが。荻野・竹ノ内選手らもいるが、スピードという点では強豪校の選手に及ばない。石川選手が全日予選、そして通過した場合での本戦で食らいつけるかどうかというのは重要な要素になりそうな気がする。
 
 ここ数年の苦戦でスカウトがあまりうまくいったとは言えない。なので上級生がしっかり引っ張ってじっくり育成できるようにしたい。林・竹ノ内・高松・大門・村越選手ら駅伝経験者に、少しずつ力をつけてきている原・柴田選手に、復活待っている小島・渡部選手と人材豊富だ。上位はしっかり確保できる体制にしていきたいところだ。

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