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第90回箱根駅伝からの来季戦力分析【大東文化大学】

 
往路7位復路16位
総合10位:大東文化大学
往路序盤が思ったより来なくてあせりましたが復路粘りましたね
 
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区市田宏③62分50秒区間8位(8)1分25秒差
2区市田孝③70分57秒区間10位(8→8)3分44秒差
3区植木章文③65分38秒区間14位(8→12)6分43秒差
4区池田紀保③56分09秒区間9位(12→9)7分37秒差
5区片川準二④80分57秒区間7位(9→8)9分18秒差[11位に1分15秒貯金]
6区大崎翔也④61分08秒区間14位(8→9)11分22秒差[11位に31秒貯金]
7区上田祐貴③66分53秒区間21位(9→11)14分48秒差[10位まで12秒差]
8区吉川修平④65分50秒区間4位(11→7)16分03秒差[11位に29秒貯金]
9区大隅裕介②72分39秒区間17位(7→11)19分18秒差[10位まで50秒差]
10区大西亮④71分42秒区間12位(11→10)21分52秒差[11位に50秒貯金]
前半に市田兄弟・植木選手ら全日本活躍選手起用もやや不発気味
 久々の出場となった全日本駅伝でシードラインに迫ったのは、市田兄弟のスタートダッシュとアンカー植木選手の粘りが大きな要因だった。その市田兄弟と植木選手を最初の3区間に固めたが、成功したとは言えなかった。
 
 超ハイペースとなった1区市田宏選手の区間8位はともかくとして、2区市田孝選手が区間10位と加速ならず。タイムも71分近い。例年より他区間に主力選手が分散したことを考えると不発だった。スピード型ではない3区植木選手の苦戦はある程度予想したが、この時点で総合12位。2年連続4区池田選手が頑張ったが秒差のシード争いに早くも巻き込まれた形となった。
 
シードラインをまたぐこと6度 4年生の奮闘で最後のイスに滑り込む
 ここから壮絶なシード争いを展開することになったが、決して層が厚いとはいえない大東大がシード権をもぎ取ったのは全ての4年生がポイントとなったからだ。5区片川選手は4年生の中で一番力はあるが、全日本では流れを止めたと監督から叱責を受けていた。実は調子がまったく上がらず、監督も起用するかどうか迷ったということだ。だが、根性ある選手だった。中盤からじわじわ抜け出すと往路8位のゴールテープを切った。
 
 6区は予定していた選手が走れず、前回5区の大崎選手を急きょコンバート(山の大東大と言われるが、意外にも大東大で5区6区どちらも走るのは初)。故障明けで万全ではなかったもののなんとか持ちこたえた。
 
 ここからが本当に10位の前後をいったりきたりとなった。それは下級生起用となった7区9区が苦しかったからだ。7区上田選手は力不足否めず区間21位。大隅選手は秋の成長株だったが、復路主要区間は荷が重かったというところだった。この2区間で10位のラインを割ったのだ。
 
 それをカバーしたのが4年生だ。2年連続8区の吉川選手が遊行寺の坂から我武者羅に押して行って区間4位。ほとんどの大会で中々目立てなかったが、ここはなぜか相性があうのか。とにもかくにも4人抜きだった。アンカーに残していた大西選手は単独走での11位の走りとなったが、粘りに粘って法大を捉えて最後逆転でのシード権獲得なった。前回は4年生がうまくいかず最終的にシード権取れなかったが、今年は4年生の奮闘でシード権に手がかかった。

底上げ急務 1万30分前後の選手ら何人が長距離での粘りを身につけるか
 5大会ぶりにシード権を獲得したわけで、市田兄弟が最終学年のとなる今年は勝負の年…と言いたいところだが、戦力的には現時点では今年度のチームの方が強いと言わざるを得ない状況だ。3番手以降がガタッと落ちるのが否めないのだ。
 
●主な在校生
市田孝④28分43秒93≪3年:箱根2区10位、全日1区5位、予選8位、2年:箱根3区11位、予選23位≫
市田宏④28分53秒98≪3年:箱根1区8位、全日2区7位、予選9位、2年:箱根1区5位、予選56位≫
大隅裕介③29分25秒04≪2年:箱根9区17位、全日7区7位、予選137位≫
植木章文④29分38秒57≪2年:箱根3区14位、全日8区8位、予選39位、2年;箱根10区12位、予選66位≫
池田紀保④29分42秒39≪3年:箱根4区9位、全日6区8位、予選51位、2年:箱根4区11位、予選55位、1年:予選187位≫
北村一摩②29分53秒62≪1年:全日5区13位、予選160位≫
下尾一真②29分55秒18
稲田浩己③29分55秒49
石橋優哉②29分56秒48
中野光②29分58秒61
上位10人平均:21位29分36秒3


徳原宗一郎④30分07秒89≪3年:予選166位≫
平塚祐三④30分12秒84≪3年:予選53位、2年:予選146位≫
本間有純④30分14秒20
鈴木太基②30分16秒44
上田祐貴④30分19秒85≪3年:箱根7区21位≫
森橋完介③30分24秒68≪2年:予選155位≫
清水健伍③30分30秒99

●主な新入生
須田博己14分23秒87≪全国4区17位≫
原法利14分24秒00
山本翔馬14分30秒46≪高校4区26位≫
渡辺拓巳14分36秒25≪全国1区40位≫
牧田侑大14分39秒91
郷右近辰也14分47秒30
黒沼大樹14分51秒73

●オーダー組んでみる
市田宏-市田孝-池田-北村-植木 平塚-上田-徳原-大隅-森橋
 ほかのメンバー的には植木選手は中盤以降の区間ならいけそう。池田・大隅選手は伸び次第でなんとか勝負できそうというところ。長い距離で徳原・森橋選手がもう少し力をつけられるかどうか。箱根を走れてないが、予選好順位の平塚選手も力はありそうだ。
 
 そのほかの選手のスタミナ面はどうか。冬の記録会で新2年の下尾・石橋・中野・鈴木選手や、1500がメインの本間選手が1万30分前後を出したが大事なのはここからとなる。秋から状態が悪くなった北村選手も気になるがどうだろうか。
 
 市田兄弟も強豪校のエースと張り合うまではまだいけているわけではないので、もうひとつ壁を超えたいところか。新入生は今年もじっくり育成という感じがする。2年生以上各自が少しずつレベルアップして、かなり久々となる連続シード権を狙っていきたい。
 

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