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第90回箱根駅伝からの来季戦力分析【東海大学】

 
往路8位復路18位
総合13位:東海大学
 当たると思ったのですが…終盤区間の落ち込みが響きました。
 
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区白吉凌②62分41秒区間7位(7)1分16秒差
2区元村大地④71分53秒区間17位(7→12)4分31秒差
3区土屋貴幸①64分35秒区間6位(12→11)6分27秒差
4区荒井七海①57分45秒区間20位(11→13)8分57秒差
5区宮上翔太②80分06秒区間5位(13→8)9分47秒差[11位に46秒貯金]
6区福村拳太①60分26秒区間8位(8→8)11分09秒差[11位に44秒貯金]
7区上原将平④65分11秒区間12位(8→7)12分53秒差[11位に1分55秒貯金]
8区今井拓実②67分59秒区間19位(7→8)16分17秒差[11位に15秒貯金]
9区山下英俊③73分20秒区間19位(8→12)20分13秒差[10位まで1分45秒差]
10区吉川修司③73分56秒区間21位(12→13)25分01秒差[10位まで3分09秒差]
白吉・宮上選手ら2年生の活躍が随所に光るも、終盤に故障者の影響が露呈
 往路の大健闘は1区3区5区の選手の健闘が大きかった。まず1区白吉選手は当ブログでも多くの称賛の声が上がっていた。多くの1万28分台のランナーが脱落する中、1万29分07秒の白吉選手が遅れそうで遅れず懸命に粘り、62分台は予想つかなかったという意見多かったようだ。その後は一進一退。2区に入ったエース元村選手が後半踏ん張れず12位へ。3区土屋選手は高校時代からハーフで強かったがそれに違わず区間6位。だが、同じ1年の荒井選手は波に乗れず区間20位。4区終了時で総合13位に留まっていた。
 
 ここでもう一つ見せ場が訪れる。5区に入った2年生の宮上選手が素晴らしい走りを見せる。予選には出場していなかったが、上尾ハーフで62分台をマーク。また、山登りに関してはだいぶ前から密かに期待されていた。一気に5人を抜いて総合8位。切り札不在と思われたチームが往路はシード権内へ。2年生の活躍が大きかった。復路でも6区福村選手が60分半ばで粘ると、最初で最後の大学駅伝となった上原選手が他大の選手に食らいついて貯金を2分近く広げた。
 
 しかし、そこから総合13位にまで転落したのは故障者による駒不足が大きかった。3年生のツートップの中川・石川選手、1年生のツートップの廣田・石橋選手が故障などで欠場していたのだ。8区今井選手が貯金をほぼ使うと、前日に9区に入る事になった山下選手が一気にダウンし繰り上げに。これには厳しい両角監督も庇っていた。アンカー吉川選手は終盤にスタミナ切れし総合13位へ。2年ぶりの箱根路は往路8位復路18位、くしくも2年前と全く同順位だった。

スカウト好調続きで各学年有力選手が揃う 新4年新2年の故障者が戻るかどうか
 それでも2年前は村沢・早川という両エース頼みの状況だったのに対して、今回は若いメンバーでの好走が多くあった点、次年度に繋がる要素が多いのは良かったでしょうかね。実際1万の持ちタイム平均を見ても来季、一気に上がるチャンスなのは確かだ。
 
●主な在校生
廣田雄希②28分44秒34≪1年:予選21位≫
石橋安孝②28分52秒59≪1年:予選23位≫
吉川修司④28分55秒26≪3年:箱根10区21位、予選43位、1年:箱根8区20位、全日本2区8位≫
中川瞭④28分57秒66≪2年:全日本1区8位、予選84位、1年:全日本3区4位≫
白吉凌③29分07秒88≪2年:箱根1区7位、予選18位、1年:全日本3区12位、予選120位≫
石川裕之④29分11秒12≪3年:予選62位、2年:全日本4区12位、予選78位、1年:出雲2区8位≫
土屋貴幸②29分16秒88≪1年:箱根3区6位、予選73位≫
荒井七海②29分34秒85≪1年:箱根4区20位、予選64位≫
福村拳太②29分39秒00≪1年:箱根6区8位、予選94位≫
宮上翔太③29分39秒61≪2年:箱根5区5位、1年:全日本5区12位、予選154位≫
上位10人平均:4位29分07秒9


桐原翔太②29分44秒04≪1年:予選74位≫
富田三貴③29分47秒13≪1年:予選283位≫
油井智也③29分49秒16
山下英俊④29分57秒96≪3年:箱根9区19位≫
今井拓実③30分02秒22≪2年:箱根8区19位、予選61位≫
小林巧③30分12秒88
松本佳久④30分39秒03

●主な新入生
川端千都14分11秒08≪全国1区3位、国体5千3位、IH5千8位≫
春日千速14分12秒98≪全国5区6位、高校3区5位≫
廣瀬泰輔14分22秒71≪全国4区9位、高校2区2位、IH1500m10位≫
脇本卓14分33秒93≪全国4区15位、高校6区39位≫
國行麗生14分42秒07≪高校4区45位≫
垂水隆14分42秒13≪高校6区11位≫
小野稔彦14分51秒49≪全国1区9位≫

●オーダー組んでみる
白吉-土屋-川端-石橋-宮上 福村-石川-春日-廣田-中川
 新4年は中川・吉川選手が、新2年は廣田・石橋選手が28分台を持っている。新3年がい長い今回箱根好走した白吉・宮上選手あたりは本気で走る機会があれば十分に出せる領域だろう。他にも新2年はロードに強い土屋選手はエースと呼べる存在になる要素はあり、荒井・福村選手らもまだまだ伸び盛りで主力を脅かす事も可能だろう。
 
 新入生も愛からずいい選手をゲットできており、全国舞台での活躍が目立つ川端選手に、ロードで堅実な走りが印象的だった春日選手は即戦力。他にもスピードのある廣瀬選手など多くの有力選手が加入。主力となりうる素質がある選手は軽く10人は超えそうだ。
 
 懸念は毎回誰かが故障で欠く事になってくる。今回も主力がなんと4人も出場することができなかった。石川選手は試合復帰したものの、中川選手など1万上位の選手複数がいまだに戦線復帰できないでいる。そうなるとエースや中堅の選手問わず、どこかで急造選手が出てくることになる。集団走ができる予選はともかく、駅伝だと影響が出てしまう。このあたりのフォロー態勢がうまくいけば、強豪校に再び上がる事も可能と思う。
 

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