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◆◇箱根駅伝区間予想-東海大学その1-◇◆

4年生よ、意地を見せてくれ!

37年連続37回目
東海大学
08出雲6位、08箱根予選7位、08全日本12位


 東海大学がピンチに立たされている。前回の箱根駅伝ではアンカーの選手のアクシデントで途中棄権。が、そこにいたるまでも流れは悪かった。その悪い流れは断ち切れないまま、4連覇がかかった出雲では6位と敗退。さらに箱根予選では大エース佐藤のアクシデントが発生。その佐藤が欠場した全日本は12位と惨敗を喫した。このままでは箱根のシード権も危うい状況。その危機を脱するには、これまで実力はありながら力を出し切れていない4年生の奮起が不可欠。果たして、東海大を浮上させることができるか。


一次エントリーメンバー

選手名長所や特徴短所や悪い情報どちらともいえない、その他

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手

 佐藤悠基(4年):スピード型、単独走○故障明け、痙攣癖

A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手
B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手

 吉田憲正(4年):駅伝×
 刀禰謙太郎(1年):安定感

C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手

 藤原昌隆(4年):スピード型駅伝×、20km×
 河野晴友(2年) ムラッ気
 平山竜成(2年)
 栗原俊(1年)




D(1点):繋ぎ区間で区間中位で繋ぐ選手

 木下聡士(4年):長期ブランク
 赤染健(2年) 初出場
 金子太郎(2年)
 永田慎介(2年)スピード型長期ブランク初出場
 田中飛鳥(1年)



E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手

 新行内友祐(4年)
 芳村隆一(4年):駅伝×
 齋藤弘明(3年) 初出場
 与那覇恭兵(3年)初出場


※チーム(ほぼ)全員 チャンス×


上位10人平均:2.2点  16人平均:1.5点
(参考)前回10位校:1.9点


◆ワード説明

スピード型
…スピードに魅力がある選手。特に前半に期待
単独走○
…一人で淡々とペースを刻める選手
安定感
…好不調の波が少ない選手

故障明け
…現在、佐藤選手は故障中。出場できたとしても故障明けで充分な走りはできないと思われる
痙攣癖
…20kmを超えるレースでは脚を痙攣しやすい
駅伝×
…駅伝になると自分の実力を発揮できない
20km×
…20kmの長い距離には不向き
長期ブランク
…故障か何かで長いブランクがある
チャンス×
…流れが出来てもそれを持続させられない

ムラッ気
…好不調の波が激しい


戦力分析
 戦力的にはシード権よりは上とみていいと思う。ただ、不安要素があまりにも多すぎる。まずはエース佐藤のケガ。年間通してずっと調子が上がらなかったが、12月に入って故障が判明。出場できるかどうかは非常に微妙な状況。出来たとしてもエース区間2区は回避するだろう。そして、箱根駅伝では毎年痙攣している模様。その痙攣は走るごとにひどくなっており、今回の箱根予選ではついに完走がやっとという有様だった。箱根は気合で乗り切るかもしれないが、今後が心配である。

 後もう一つ不安要素は、ストッパー『駅伝×』の存在。佐藤の不調を担うべく存在である4年の吉田と藤原が駅伝で非常に不安定。トラックの持ちタイムはまずまずなのだが、駅伝ではたいてい流れを摘んでしまう。特に藤原は20kmにも弱いのか見事に出雲>全日本>箱根と区間順位が悪くなっている。頼りの4年生がこの状態なので、頭を悩ますところだ。

 いい材料としては、1年生2年生と下級生が好調なことだ。1年生は栗原、刀祢、田中と予選会で活躍。特に刀祢はその後の全日本でエース区間4区で安定した走りをみせ、主力級の扱い。2年生は平山が全日本から好調。主力区間抜擢もある。また成績が不安定だが、河野も個々に来て1万m自己ベストを更新し、調子は上向いている。情けない4年生とは対照的に下級生は元気だ。下からの突き上げを何とか発奮材料として奮起してもらいたい。


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