2008/12/17
◆◇箱根駅伝区間予想-東海大学その2-◇◆
区間予想オーダー
1区藤原-2区吉田-3区佐藤-4区田中-5区河野
6区栗原-7区金子-8区新行内-9区刀禰-10区平山
オーダーを決めるのに非常に時間がかかった。藤原や吉田を復路に回すなどあらゆるオーダーを考えた結果、
結局こうなった。駅伝×の2人を最初に使い、直後に佐藤で流れを戻すということ。
1区藤原昌隆(4年) 目標タイム:区間一桁
刀祢、吉田、佐藤、平山とあらゆる選手を当てはめてオーダーを考えたのだが、最終的には昨年の経験者藤原。駅伝成績に関しては昨年より今年の方が何とかいい成績を保っている。前回は区間14位だったから、少しよくなって区間10位あたりで乗り切れないかなと思った。はっきりいって佐藤以外は誰が走っても区間10位前後しか走れそうにない。それに他のメンバーは単独走もある程度いけるので他に回せるのだ。20kmの単独走は向かない藤原はここしか(他にあるとすれば4区か?)使いどころないと思う。ここで何とか耐えてほしい
2区吉田憲正(4年) 目標タイム:1時間10分20秒
もう1人の不安要素、吉田。出雲、箱根予選で好走し、ようやく使えるようになったかと思ったら、全日本で微妙。更に記録会で1万m30分台と撃沈。まあ、ただ長い距離では結果を出しつつあるので、起用の目処は立つだろう。何とか70分代前半で乗り切れば、まあ15位以下にはなってないだろう。ただ、この2区間で撃沈していると佐藤に非常に負担がかかり苦しくなる。しかし、ここでうまく乗り切ったら、チームも盛り上がるだろう。佐藤の負担を減らすためにも、チームの為にも大事な2区間をあえて任せたい。
3区佐藤悠基(4年) 目標タイム:1時間3分00秒
さて、ここで一気に反撃に転じたい3区。前の2人が頑張ったとしても混戦の真っ只中。ここで抜け出したい。といっても、タイム的にはそんなに高望みはできないか。ただ、それでも3区出走者の中では一番の持ちタイム。出場できるならそこそこ状態に仕上げてくるだろうから、区間賞は取れるはず。他にライバルがあるとすれば、同じ故障明けの竹澤が来るかどうかだろう。ここではやはりごぼう抜きをしてもらって、シードラインより上にはいっておきたい。ここ以外で大きく攻められる区間はない。やっぱりある程度の負担はかけなければ仕方ないか。ちなみに佐藤欠場の場合は刀祢-吉田-藤原と思っている。
4区田中飛鳥(1年) 目標タイム:56分40秒
ここは3区から一転耐える区間。刀祢や平山あたりを復路に残すためにここで田中を起用。といっても箱根予選でそこそこ走ったし、1万mも29分30秒台。そんなに弱いわけではない。とりあえず総合10位より落とさないようにしたい。
5区河野晴友(2年) 目標タイム:1時間22分00秒
山登りは2年連続の河野。ムラがある選手だが、高校駅伝で1区を走ったりしており、上りはそこそこ。前回は区間12位だったが、今は調子が上がってきており、区間一桁で乗り切れるはず。設定は前回より約1分ほど早いタイム。総合では前回と同じ8位より上で往路を終えることがノルマか。佐藤を投入した往路で10位以内でゴールでき出来なければもう無理だろう。
6区栗原俊(1年) 目標タイム:1時間00分30秒
6区は予想がつかないが栗原。11月に2回あった記録会で出てこない。故障という噂もあるが、エントリーに入ってきたということで山篭りと信じたい。てか栗原もダメだとマジヤバイ。
全日本3区6位のスピードを活かせば、いい記録は出るはず。とりあえず60分台で走ってくれれば助かる。復路はあまり攻めれず耐える区間が多いので、ここでこけないようにしたい。
7区金子太郎(2年) 目標タイム:1時間6分30秒
金子は前回の箱根では7区の補欠だった。ということで今回はレギュラーで7区。箱根予選では62分オーバー。全日本も7区12位と苦しい走りだが、1万mは30分を切ってきて、調子はやや上向いてきている。ただ、耐える区間になるには代わりはない。順調に進んでいれば追われる区間になるが、とにかくここで10位以下に落ちないように。それだけ気をつけたい。
8区新行内友祐(4年) 目標タイム:1時間7分30秒
ここが一番苦しい区間。誰が走っても苦戦は免れないと思う。その中で箱根予選61分台で走った新行内で。ただ、全日本は8区19位と大撃沈。自信が心配だが、ハーフタイムは悪くないので何とか踏ん張ってほしい。その他には過去出走者の木下、芳村。ハーフ65分台を出した永田、与那覇あたりの誰か調子をあげてきていれば、ここに起用したい。ここで10位圏外に弾かれないようにしたい。
9区刀禰謙太郎(1年) 目標タイム:1時間11分00秒
復路の重鎮9区には1年生の刀祢。スタミナが要求される区間に1年生が来ることはめったにない。記憶を辿ると79回蔭山(中央学院)、80回長門(順大)くらいしか思いつかない。ただ、刀禰は非常に安定感があるので充分通用すると思う。全日本4区で留学生などが入り乱れる真っ只中で走り区間8位。日本人5位と大健闘。記録会でも1万を29分前半で走り、成長を続けている。全日本でみせた冷静な走りをここで魅せてほしい。蔭山のように10位のラインにしっかり付いていってほしい。遅れても30秒以内で何とか踏みとどまっておきたい。
10区平山竜成(2年) 目標タイム:1時間11分30秒
アンカーは全日本6区3位と好走した平山。記録会でも1万m29分30秒を切り非常に好印象。この勢いをアンカーで発揮してほしい。今の状態を保っていれば、充分勝負可能。追い上げることもできるはず。安定した走りで何とかシード権を確保したい…刀禰と平山を過大評価しすぎだろうか??
まとめ
やはり前半に使われるであろう4年生が奮起できるかどうかが勝負。流れに乗って、高望みをしなければ好走できるのが東海大の各ランナーの特徴。徒に前を追いすぎて焦ると、練習方法からして最後まで持たずに落ちてしまうことが多い。4年生がきちんと結果を残してくれれば後輩達も力を出しやすい。後は佐藤の状態次第というのもあるが、エースのピンチにチームが如何に結束するかだろう。全日本も佐藤なしのレースを経験しているし、本人達も分かっているはず。前回の早稲田は竹澤のピンチにチームがまとまった。東海大も同じことかできるか。何とか乗り切りたい。
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