2008/12/18
◇◆箱根駅伝区間予想-神奈川大学その1-◆◇
小さな石でも磨きあげれば勝負ができる!
18年連続41回目 |
神奈川大学 |
08箱根15位、08箱根予選6位 |
73回74回連覇の神奈川大学が弱くなって久しい。シード権は81回大会が最後。それ以降は16位、17位、15位と暗黒時代に突入している。しかし、今年はその暗いトンネルに僅かだが光明が見えてきた。6月の全日本予選。2組目までは全体のトップ。エース不在が祟って最終的には落選したが、かつての金太郎飴と呼ばれたチームが復活への一歩を踏み出した。激戦の箱根予選も6位と危なげなく通過。その後トラックで3年の森本が神大として久しぶりの1万m28分台を記録。エース不在も解消されつつある。粘り強い走りでシード権に近づきたい。
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選手名 | 長所や特徴 | 短所や悪い情報 | どちらともいえない、その他 |
S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手 |
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手 |
前回:的場 |
森本卓司(3年): | スピード型 | 飛ばし癖 | |
染谷和則(3年): |
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藤井和也(4年): | 初出場 | |
小杉新太郎(2年): | 初出場 | |
天野峻(2年): | スタミナ型 | 故障明け、長期ブランク |
前回:天野、石原 |
三谷泰之(4年): | 主将、安定感 | |
黒田孝之(3年): | |
小出健一郎(3年): | 初出場 | |
川上晃弘(3年): | 初出場 | |
濱野友弘(2年): | 初出場 |
前回:染谷、森本、黒田、森津 |
小村章吾(4年): | 持病持ち | |
高橋和成(4年): | 初出場 | |
沼田大樹(4年): | スピード型 | 20km× | 初出場 | |
萩野裕介(4年): | 初出場 | |
曽根涼介(3年): | 初出場 |
前回:小村、石田、三谷上位10人平均:2.0点 16人平均:1.3点
(参考)前回10位校:1.9点 前回の戦力:1.2点
◆ワード説明
…下りが得意
…スピードが魅力の選手
…長い距離で真価を発揮する選手
…好不調の波が小さい
…ロードだと持ちタイム以上の力を発揮できる
…故障が癒えてまもなく、力が発揮できない可能性がある
…前半飛ばしすぎて後半垂れてしまうことがある
…故障などで長期間試合に出ていない。勝負勘が問題
…小村選手は体調を崩しやすい(確か)
…自分のスピードを20kmに活かしきれていない
戦力分析
点数的には前回の10位校を上回った。まあ本番ではブレーキなどが出たりするので、もう少し下がってしまう可能性はあるが、それはどの大学も同じ。戦力的には充分勝負可能という値が出た。期待は前回1区2区を担当した染谷、森本。前回は区間17位、19位と出遅れの原因になった。その2人が今期はタイムを伸ばし、安定感を増した。この2人を今回も並べればまあ大きく上位陣に遅れを取ることはないと思われる。
新戦力として期待されるのは2年生の小杉。今期前半から飛び出してきた存在。調子はそのままキープされている。また、4年生ながら初出場なりそうな藤井、3年の川上、小出は昨年から名前が上がっていた選手。ようやく戦力に加われそうで、力を発揮してくれれば繋ぎで粘り強い走りができる。
不安点は前回好走した的場と天野。的場は前回6区で区間4位と一番区間順位が良かった選手。監督の話ではギリギリ間に合いそうとのこと。後、天野は前回3区11位ながら後半あげてくるという1年生らしからぬクレバーな走りをみせた。ただ、秋からは全く姿を見せていない。この選手を失うとちょっと痛い。層はまだそんなに厚くないだけに主力の欠場者は出したくない。ただ、ロードで力を発揮するところは戻りつつある。常に区間10位前後で進んでチャンスを手繰りよせていきたい。
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