2008/12/18
◇◆箱根駅伝区間予想-神奈川大学その2-◆◇
区間予想オーダー
1区染谷-2区森本-3区小杉-4区天野-5区三谷
6区的場-7区小出-8区川上-9区黒田-10区藤井
監督の往路勝負という話から1区から3区に現在一番強い3人を並べるオーダー。
天野も間に合ったという設定。
1区染谷和則(3年) 目標タイム:区間一桁
前回1区走者。前は一つもいいところなく集団から後退してしまったが、今期は箱根予選でエース森本の不調をさりげなくカバーする走りをした。今年はその安定した走りでぜひ区間一桁で走りたいところ。下位で襷を渡したら、森本がまた飛ばしすぎて後半失速になりかねない。爆発すれば勿論いいのだが、粘り強く集団についていって、ブレーキにならないようにしたい。
2区森本卓司(3年) 目標タイム:1時間10分00秒
神大のエース格になりつつある森本。まだ発展途上という感じだが、その勢いに期待したい。前回は張り切りすぎて区間19位。同じ失敗をしないようにしたい。走り的には予選会のように後半ペースアップの方がいいのではないか。あれは発熱していたため、そうなったのだが、いい感じだったと思う。あそこまで後半型にしなくてもいいが、一定のペースで押していければ70分前半では走れるのではないかと思う。失速したら、昨年から何の成長もしていないということになるので、しっかり結果を残し成長した姿を見せてほしい。
3区小杉新太郎(2年) 目標タイム:1時間5分20秒
3区は今シーズン急成長をみせた小杉。箱根予選は個人59位だったが、トラックのタイムからもう少し走れてもおかしくない。順調に来ていれば、10位が見えるか見えないかというところだろう。必要以上に前を追う必要はないだろうが、集団の中でじっくり脚を溜めて後半勝負といきたい。はっきりいって、2区終了地点で何位にいるか予想がつかない大学がざっと10チーム以上いる。おそらくほとんど集団になっていると思う。調子が良ければ、1人1人目標にして抜いていってもいいが、悪ければちょうどいいペースで走っている選手に懸命に喰らいつくという走りが大事だろう。難しい状況判断になるだろうが、自分に合った走りをしてほしい。
4区天野峻(2年) 目標タイム:56分40秒
間に合うかどうか微妙なところだろうが、潜在能力に期待して天野。昨年は1年生ながら玄人好みのする走りをみせてくれた。故障からの回復が遅れているようだが、走ればいい走りはできるはず。ここも前についていって、余力があれば後半勝負といきたい。総合10位を常に意識していきたい。ちなみに間に合わなければ、小出あたりか。
5区三谷泰之(4年) 目標タイム:1時間22分30秒
誰にするか悩んだが、コツコツと真面目に競技を取り組む三谷に任せたい。昨年の石田のイメージがあるだけに不安があるが、1度箱根を経験している三谷なら何とか耐えてくれるか。スピードがそんなにないタイプだけにあまり高い区間順位は望めないか。まあ区間12位から15位くらいのペースでじっくり上ってきてほしい。往路は総合12位くらいで終え、明日に望みを繋げたい。
6区的場義真(4年) 目標タイム:1時間00分00秒
不調でリザーブも用意しているだろうが、やはり的場しかいない。上りであれば間違いなく回避させるが、下りだったらセンスである程度下れることも結構ある。好調はなら勿論59分台を叩き出してほしいが、何とか前年並みのタイムを目指してほしい。できれば、ここで10位争いに絡みたい。
7区小出健一郎(3年) 目標タイム:1時間6分00秒
ここから9区までは耐える区間になる。おそらく今年も10位前後で集団が出来る展開となるはずだ。調子が良ければ前に出てもいいかもしれないが、とにかく集団に喰らいついて傷口を最小限にする走りをしたい。何とか最後にシード権を獲得した81回大会のようにひたすら10位にピタッとしがみついてほしい。
8区川上晃弘(3年) 目標タイム:1時間7分20秒
7区小出に続き初出場の川上。トラックの持ちタイムにちょっと記録が伴っていない部分もあるが、能力はあるはずだ。ここもひたすら粘るしかない。ちょっとここで弾かれるかもしれない。ただ、やはり前にいる選手を目標に引き離されないようにしたい。勝機はまだ途絶えない。
9区黒田孝之(3年) 目標タイム:1時間12分00秒
9区黒田。予選会不調だったが、2年連続して箱根を走った経験を買って復路のエース区間に抜擢。実績から考えると力不足かもしれないが、ずっと復路で使われており、単独走も集団走も経験している。暑さもそこそこ大丈夫のはず。何とか72分台で走ってほしい。今回のためだけじゃない、5人エントリーされた3年生が4年生になった年が勝負。来年を見据えて、きっちり走ってほしい
10区藤井和也(4年) 目標タイム:1時間11分30秒
アンカーに期待の4年生藤井。実力を考えると起用が遅すぎるかもしれないが、初出場の4年生をアンカーに置くのは神大の良くも悪くも伝統だし、もしもシード権に可能性のある位置だったらということもある。彼なら10位ラインより上のタイムで走れるはず。たとえシード権には手が届かなくても最後に意地を見せて、来年に繋げてほしい。
まとめ
ん~、やはり決定打がちょっと不足しているか。終盤に後もう1枚2枚足りないというところ。ただ、過去2年は全く絡めなかったシード権争いにちょっとは参戦することはできるのではないかね?1区2区が昨年のような失敗をしなければ、いつもよりワンランク上でレースが進められるはず。シード権確保できれば一番いいが、とにかく再来年に向けての足がかりは築いておきたいところだ。
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