2009/08/12
【前半戦を振り返る】早稲田大学
次は箱根優勝本命(?)早稲田大学
カテゴリー別に
○箱根出場組
矢澤曜(2年)↑…1区1位。関東IC1部5千4位
尾崎貴宏(4年)/…2区7位。関東ICハーフ2位
三田裕介(2年)\…4区1位。関東IC1万出場。故障明け。
加藤創大(4年)→…6区7位。関東ICハーフ6位。波あり
八木勇樹(2年)/…7区2位。5千13分43秒49の自己新。大舞台で微妙
中島賢士(3年)→…8区8位。関東ICハーフ8位
一番注目されている2年生の代で一番順調なのは矢澤だろう。故障でちょっと出遅れたが、関カレまでにはほぼ復調。5千では終盤柏原と競り合う場面もあり、エース格に成り上がったといっていいだろう。また潜在能力的には一番高い八木も安定感は徐々に増してきた。精神面をもっと鍛えれば(ってそれが大変なのだが)箱根2区もありえるだろう。そして主将の尾崎も忘れてはならない。関東インカレで駒大のエース宇賀地を破る殊勝。確実に成長してきている。突出した選手がいないのが気がかりだが、まずまず強いのでは。
また中堅層が強いのが早大の特徴。箱根4区区間記録保持者の三田とハーフで入賞した加藤、中島と中堅層の選手の力は早大が一番だろう。
○箱根補欠組
高原聖典(4年)↓…まともに走れた試合なし
高野寛基(3年)↑…ハーフ1時間3分25秒。たまに撃沈するが…
猪俣英希(3年)\…3千8分30秒58
神澤陽一(4年)\…5千14分後半
特筆すべきなのは高野だろう。まあ、高校時代の実績からすると当然なのだが、昨年の状況と比べるとかなり好調だといえるだろう。たまに不可解な撃沈をするためか関東ICには出場していないが、いい時に当たればまずまず走れそうである。ただ、高野は箱根5区という噂が流れているので、5区と考えるとまだ危ない感じがするが。
問題なのは2年前箱根で華の2区を出走した高原が完全にダウンしていること。ちょくちょく試合には出ているのだが、信じられないような成績が続いている。一応、選抜合宿のメンバーには入っているが、部員日記を見ると本当に元気が無い。駅伝にはカレの爆発力が必要不可欠。何とか間に合えばいいのだが。
○新戦力
中山卓也(2年)\…故障明け
湯浅義人(3年)↓…故障?
北爪貴志(3年)→…3千8分22秒81
大串顕史(2年)/…3千8分16秒80
箱根のエントリーメンバーに名前を連ねなかった中で最も実力があるのが中山である。いや、1万の持ちタイムは今もチーム2番目なのだが、高校の時というのが悲しい。彼の場合は小さな故障が連続して続いているため、継続して練習ができないのが伸び悩みの原因のようだ。素質はあるので、故障を減らせば、もう間違いなく駅伝メンバーに入るはずである。故障といえば、湯浅もだ。早大は3年の層が手薄だが、彼(高野もだが)が出て来れないのが一因である。故障していない時は結構走れるので、何とか継続した練習ができるようにしたい。また、北爪、大串が直前の記録会でいい感じ。底上げになりそうな気がする。
○新人
平賀翔太/…関東IC1万出場
前田悠貴/…関東IC5千出場
佐々木寛文\…故障明け
新人で一番順調なのは平賀か。線が細いのが心配だが、1万までは対応できている。夏にスタミナが付けば楽しみである。また前田も5千で自己ベストを出し、無難に推移してきている。素質は一番ある佐々木だが、高校時代は故障が多かった。んで、大学でもやっぱ故障。夏に体を造り直してくれれば、一番使いたい選手である。
まとめに限りなく近い何か
総合力的には今のところ一番手と見ているがどうだろう。飛びぬけたエースがいないのがやや不安点ではあるが、以前の駒大のように繋ぎの区間はかなり強そうな感じがする。
出雲:矢澤-八木-三田-中山-平賀-尾崎
全日本:矢澤-八木-前田-三田-平賀-中山-加藤-尾崎
箱根:矢澤-尾崎-八木-前田-高野 加藤-高原-平賀-三田-中山
ただ箱根で問題になるのは5区。ここのところ、五十嵐、駒野と登れる選手がいたが、元来苦手。再びこの問題が頭を悩ませそうな感じがする。高野がもうちょいしっかりすればいいのだが、果たしてどうか。
後、早大は何人か故障が長引いているが故に出場できない選手がちらほらいる。ここらへんがしっかりしてくれれば、もっと楽に三大駅伝が戦えるはずである。今回の予想では中山を入れてみた。だいぶ楽になる。まあ、これだけそろえたのだから、一つくらいは獲るとみている。
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