2009/08/17
【前半戦を振り返る】山梨学院大学
続いてはコスマスを中心に箱根制覇へ再挑戦をしている山梨学院大学
※間違ってたら指摘してほしいです。
○箱根出場メンバー
後藤敬(4年)/…4区4位。関東IC5000m出場14分12秒
高瀬無量(3年)↑…5区22位。札幌ハーフ学生2位。
岩田真澄(4年)→…7区4位。関東ICハーフ出場
岸本匡(4年)↓…8区22位。5000m15分前後
中川剛(4年)\…9区1位。関東ICあたりからタイムが伸びない
赤峰直樹(3年)↓…10区8位。ほとんど試合に出ない
今非常に乗っているのは高瀬だろう。7月の札幌ハーフでは積極的なレースをみせ、日本人学生2位の好結果だ。不調時に挑んだ箱根5区のイメージが強いのでどうも信頼する心が出てこないのだが、故障せずに継続した練習ができれば非常に強い選手なのだ。今年はそのまま駅伝シーズンに挑んでほしい。どんな活躍をするかみてみたい。その他は後藤が苦手と思われていた5000mでまずまずのタイム。岩田もまあまあで山学らしく2人ともじわじわ伸びてきてくれている。
心配なのは復路の最後の3区間を担当した3人である。中川は関東ICでハーフ入賞できなかったあたりからタイムが悪くなり、札幌ハーフは撃沈気味であった。岸本は箱根を引きずっているのかほとんど撃沈気味で赤峰にいたっては試合に出場していない。きっちり走れば、箱根頂点を目指せるチームだけに足並みをそろそろそろえ始めたいところである。
○箱根補欠メンバー
O・コスマス(2年)→関東ICハーフ優勝
小山大介(4年)↓…ほとんど試合に出ない
大谷康太(4年)\…1万30分台。
田口恭輔(2年)↓…ハーフ1時間5分01秒
箱根補欠組にはレギュラーメンバーともいえるコスマス、小山、大谷というメンバーが揃っている。もうこれだけで4年生の穴はほとんど埋まりそうな気配である。といっても小山、大谷は何だかイマイチな感じである。コスマスはトラックのタイムが伸び切れていない感じだが、ロードではなかなかなので駅伝シーズンはそれほど問題ないといえる。後は例の小山、大谷がどこまで復調できるか。エース区間となると疑問符がつくが、繋ぎの区間を上位で走れる選手なので、駅伝シーズンに間に合ってほしい。
○新戦力
大野修(4年)1時間5分23秒
松枝翔(2年)↑…先月ハーフ自己新
松本葵(4年)↑…3000mSC&5000m自己新
新戦力となりそうなのは、現状ではいないといっていいような気がする。大野、松枝が冬までにハーフ64分台に突入してほしい。そうすれば故障者が出てきた時に対応できそうなのだが。松本は正直、20kmはやらない方がいいと思う。3000m障害で頑張ってほしいと感じている。といっても、まあ全日本までは大きな戦力になるだろう。短い区間に配置してコスマスへのお膳立てみたいなのが面白い気がする。
○新人
藤井翼↓…関東IC5000m出場
伏島祐介…試合でみない?
北園大祐…試合でみない?
高校駅伝優勝校、佐久長聖のメンバーから藤井が入学。最近の山学としてはかなりレベルが高い新人だ。ここまでは力がもう一つ発揮できていない感じだが、秋以降の成長を期待したい。また上田監督によれば、現時点で藤井より強い選手がいるとか。誰が伸びてくるか楽しみである。
まとめに限りなく近い何か
どうだろう。総合力的には昨年よりやや劣っているか。モグス>コスマスというのは勿論なのだが、やっぱり松村が抜けたのが大きいのだろう。1区松村が安定して上位にきて、モグスが爆発して上位をあげ、その後キープというのがデフォルトだった。やはり1区が問題となるか。とりあえず、今回は小山が復調したという前提でオーダーを立ててみる。
出雲:小山-松本-高瀬-中川-後藤-コスマス
全日本:小山-高瀬-松本-コスマス-藤井-後藤-岩田-中川
箱根:後藤-コスマス-小山-藤井-高瀬 田口-大谷-松枝-中川-岩田
どうだろう。安定しているがスピードタイプが少ないし、高瀬を1区に使うのは勿体無いということでこんな感じか。短い距離は小山、長い距離は後藤で何とか凌いでもらうか。後は調子の良い選手を順に並べていくことになるのではないか。総合優勝というと、ちょっと+αが必要となるが、充分なメンバーは揃っているので上位は賑わすだろう。
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